JP2005017316A - 画像形成装置および複写装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレード状部材の両端部を捲り上がらせる力を低減し、ブレード状部材の捲れによるクリーニング性能の低下を防止する。
【解決手段】無端体形状を有するベルト状部材11を間にして、このベルト状部材11が巻回されてローラ形状を有する少なくとも一つの支持部材9に対して、該支持部材9の軸心方向に平行に延出する接触部を押し当てるブレード状部材13を備える画像形成装置で、ローラ形状を有する一の支持部材9の軸心方向の両端部に、軸心方向の両端部側程外径が小さくなるように傾斜するテーパ部9aを設けることにより、ローラ形状を有する一の支持部材9に対するブレード状部材13における接触部の接触圧を、この支持部材9の軸心方向中央部よりも両端部の方が小さくなるようにした
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置および複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、複写機・ファクシミリ・プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置では、帯電手段、露光手段、現像手段等に加えて、無端帯形状を有して回転可能な転写搬送ベルト、および、この転写搬送ベルトをクリーニングするクリーニング装置を備えたものがある。
【0003】
この画像形成装置における画像形成動作に際しては、まず潜像担持体を帯電手段により均一に帯電した後、露光手段による画像露光により該潜像担持体に静電潜像を形成する。そして、この静電潜像を現像装置により現像して顕像を形成し、上記転写搬送ベルトを用いた転写搬送手段によって、潜像担持体と転写搬送ベルトとの対向する転写領域において、転写搬送ベルトが搬送する記録媒体へ潜像担持体上の顕像を転写する。この顕像が転写された記録媒体は定着手段へ搬送され、該記録媒体上の顕像が定着される。
【0004】
上記画像形成装置において、転写搬送ベルト上に余分なトナーが付着することはまれである。しかしながら、上記記録媒体のサイズと上記潜像担持体上のトナー画像領域とが一致しない場合や該記録媒体の搬送ジャムが発生した場合などに該転写搬送ベルトに該潜像担持体上の残留したトナーが転写されてしまうことがある。また、微量なトナーが該潜像担持体上に付着してしまい、該トナーが該転写搬送ベルトへ転写されてしまう場合もある。このように転写搬送ベルトにトナーが付着した場合、該転写搬送ベルトの表面をクリーニングして該転写搬送ベルト上のトナーを除去する必要がある。
【0005】
上記転写搬送ベルトをクリーニングするクリーニング装置としては、転写搬送ベルトにブレード状部材を接触させて転写搬送ベルト上のトナーを除去するものが一般的である。この転写搬送ベルトに対するブレード状部材の接触圧が大きくなることによって、転写搬送ベルトに対するクリーニング性能も高くなる。
【0006】
例えば、ブレード状部材を転写搬送ベルトに対してカウンタ方向から接触させて、該転写搬送ベルト上のトナーを除去するクリーニング装置が記載されている(例えば、特許文献1参照)。このクリーニング装置では、ブレード状部材を転写搬送ベルトに対してカウンタ方向から接触させているので、該ブレード状部材と該転写搬送ベルトとの接触圧が大きくなる。よって、該ブレード状部材をトレーリング方向から接触させるクリーニング装置よりも転写搬送ベルトに対するクリーニング性能の点で優れているといった利点がある。
【0007】
【特許文献1】
特開平2−34882号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記無端移動する転写搬送ベルトに対してブレード状部材をカウンタ方向から連続的に接触させていると、ブレード状部材の転写搬送ベルトに接触している接触部が熱で軟化し捲れてしまうおそれがある。
【0009】
特に、ブレード状部材における接触部では、延在方向両端部が高い変形自由度を有しており、該接触部の中央部よりも捲れやすくなっている。接触部における両端部が捲れると、それが引金となって該ブレード状部材の中央部も捲れてしまう。このようにブレード状部材が捲れると、クリーニング性能の低下が発生して上記記録媒体の裏汚れが生じたり、転写搬送ベルトを駆動する駆動負荷が増大して駆動系が破損したりするなどさまざまな不具合を引き起こしてしまう。
【0010】
上述したようなブレード状部材の捲れによる各種不具合は、上記転写搬送ベルトをクリーニングする場合に限らず、該転写搬送ベルト以外のベルト状部材をクリーニングする場合にも同様に発生し得るものである。
【0011】
例えば、画像形成装置で用いられる感光体ベルトや中間転写搬送ベルトなどのベルト状部材に対してカウンタ方向からブレード状部材を接触させてクリーニングする場合にも同様に発生し得るものである。
【0012】
本発明の目的は、ブレード状部材の両端部を捲り上がらせる力を低減し、ブレード状部材の捲れによるクリーニング性能の低下を防止することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の画像形成装置は、感光体と、少なくとも一つがローラ形状を有する複数の支持部材に巻回されて外周面を前記感光体に接触させる無端体形状を有するベルト状部材と、前記支持部材の軸心方向に平行に延出する接触部を有し、この接触部をローラ形状を有する一の前記支持部材に対して前記ベルト状部材を間にして押し当てるブレード状部材と、ローラ形状を有する一の前記支持部材の軸心方向の両端部に設けられて、軸心方向の両端部側程外径が小さくなるように傾斜するテーパ部と、を具備する。
【0014】
したがって、ローラ形状を有する一の支持部材に対するブレード状部材における接触部の接触圧は、この支持部材の軸心方向中央部よりも両端部の方が小さくなる。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記テーパ部は、前記感光体におけるローラ形状を有する一の前記支持部材の軸心方向での最大現像範囲よりも、この軸心方向両端部側に設けられている。
【0016】
したがって、ブレード状部材における接触部とベルト状部材とが、感光体における現像範囲全域に亘って接触する。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記テーパ部は、ローラ形状を有する一の前記支持部材の軸心方向に対して、ローラ形状を有する一の前記支持部材と前記ベルト状部材とが接触する程度に傾斜している。
【0018】
したがって、テーパ部においてもローラ形状を有する一の支持部材とベルト状部材との接触が維持される。
【0019】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記テーパ部は、ローラ形状を有する一の前記支持部材と前記ベルト状部材との接触範囲の方が、前記ブレード状部材における前記接触部と前記ベルト状部材との接触範囲よりもローラ形状を有する一の前記支持部材の軸心方向において長くなる程度に傾斜している。
【0020】
したがって、ブレード状部材における接触部とベルト状部材とが、ブレード状部材の接触部全域に亘って安定して当接する。
【0021】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記感光体表面に対してトナーを供給する現像装置を具備し、前記現像装置は、平均円形度が0.90〜0.99に設定されたトナーを供給する。
【0022】
したがって、トナーの平均円形度を規定することにより、クリーニング不良の発生をより効果的に防止することができる。
【0023】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記感光体表面に対してトナーを供給する現像装置を具備し、前記現像装置は、形状係数SF−1が120〜180に設定され、形状係数SF−2が120〜190に設定されたトナーを供給する。
【0024】
したがって、トナー形状係数SF−1および形状係数SF−2を規定することにより、クリーニング不良の発生をより効果的に防止することができる。
【0025】
請求項7記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記感光体表面に対してトナーを供給する現像装置を具備し、前記現像装置は、体積平均粒径(μm)Dvと個数平均粒径(μm)Dnとの比Dv/Dnが、1.05〜1.30に設定されたトナーを供給する。
【0026】
したがって、トナーの体積平均粒径(μm)Dvと個数平均粒径(μm)Dnとの比Dv/Dnを規定することにより、クリーニング不良の発生をより効果的に防止することができる。
【0027】
請求項8記載の発明の複写装置は、画像データを入力する画像入力装置と、前記画像入力装置が入力した画像データに基づく画像形成動作を行う請求項1ないし7のいずれか一に記載の画像形成装置と、を具備する。
【0028】
したがって、請求項1ないし7のいずれか一に記載の発明の作用を得ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について図1ないし図4を参照して説明する。本実施の形態は、画像形成装置としてレーザプリンタへの適用例を示す。公知の技術であるため図示および説明を省略するが、本実施の形態のレーザプリンタは、画像形成前の記録媒体を保持する図示しない媒体保持部から画像形成後の記録媒体が排出される図示しない媒体排出部までの経路上に設けられたプリンタエンジンを備えている。
【0030】
図1は、本発明の一実施の形態のレーザプリンタが備えるプリンタエンジンを示す概略構成図である。プリンタエンジン100は、感光体としての感光体ドラム1、帯電器2、露光器3、現像装置としての現像装置4、転写搬送装置5、および、感光体クリーニング装置6などから構成されている。
【0031】
本実施の形態の帯電器2は、感光体ドラム1表面に接触配置された帯電ローラを備えている。
【0032】
公知の技術であるため説明を省略するが、現像装置4は、帯電器2によって一様に帯電された感光体ドラム1の表面に供給するトナーを保持している。現像装置4が保持するトナーは、現像ローラ4aによって供給される。現像本実施の形態の現像装置4は、平均円形度が0.90〜0.99の範囲内に設定されたトナーを保持しており、このトナーを感光体ドラム1の表面に供給する。なお、本実施の形態のレーザプリンタで用いるトナーとしては、平均円形度が0.93〜0.97の範囲内に設定されており、円形度が0.94未満の粒子が10%以下に設定されたトナーがより好ましい。
【0033】
ここで、トナー粒子の円形度の測定方法について説明する。本実施の形態では、まず、予め不純固形物を除去した容器中の水100〜150ml中に分散剤として界面活性剤を加え、さらに測定試料を加える。ここで、界面活性剤としては、好ましくは、アルキルベンゼンスフォン酸塩が挙げられる。なお、本実施の形態では、アルキルベンゼンスフォン酸塩を界面活性剤とし、0.1〜0.5ml加えた。測定試料は、0.1〜0.5g程度加えた。
【0034】
次に、試料を分散した懸濁液を超音波分散器にかけ、該超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行なう。
【0035】
そして、分散液濃度を3000〜1万個/μlとし、フロー式粒子像分析装置FPIA−2100(東亜医用電子株式会社製)によりトナー粒子の形状および分布を測定した。このようにして取得されたトナー粒子の形状および分布を用いてトナー粒子の平均円形度を取得した。
【0036】
すなわち、本実施の形態では、トナー粒子を含む懸濁液を平板上の撮像部検知帯に通過させ、CCDカメラ等によってトナー粒子の画像を光学的に検知して解析する光学的検知帯の手法を用いてトナー形状を計測し、投影面積の等しい相当円の周囲長を実在粒子の周囲長で除した値をトナー粒子の平均円形度として取得している。
【0037】
また、本実施の形態の現像装置4は、形状係数SF−1が120〜180に設定され、形状係数SF−2が120〜190に設定されたトナーを保持しており、このトナーを感光体ドラム1の表面に供給する。
【0038】
ここで、トナー粒子の形状係数SF−1、SF−2について説明する。形状係数SF−1とは、図2に示すように、球形物質の形状の丸さの割合を示す値である。形状係数SF−1は、球形物質を2次元平面上に投影して出来る楕円状図形の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで割って、100π/4を乗じたときの値で表される。すなわち、形状係数SF−1は、以下に示す(1)式によって定義される。
Figure 2005017316
【0039】
このSF−1の値が100の場合には、物質の形状が真球状となる。また、SF−1の値が大きくなるほど、物質の形状は不定形となる。
【0040】
形状係数SF−2とは、図3に示すように、物質の形状の凹凸の割合を示す数値である。形状係数SF−2は、物質を2次元平面上に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで割って、100/4πを乗じたときの値で表される。すなわち、形状係数SF−2は、以下に示す(2)式によって定義される。
Figure 2005017316
【0041】
このSF−2の値が100の場合には、物質の表面に凹凸が存在しないことになる。また、SF−2の値が大きくなるほど、物質の表面の凹凸は顕著となる。
【0042】
なお、本発明の実施の形態では、日立製作所製FE−SEM(S−800)を用いて無作為に100回サンプリングしたトナー像の画像情報をニレコ社製画像解析装置(LUSEX3)に導入して解析を行うことで、上式を用いて算出されるSF−1,SF−2を取得した。
【0043】
上述の形状係数SF−1,SF−2の解析により、トナーの形状が球形に限りなく近づく(SF−1、SF−2ともに100に近づく)と、転写効率が高くなることが明らかになった。これは、形状効果によりトナー粒子と該トナー粒子と接触するモノ(トナー粒子同士、感光体ドラム1等)との間では点接触しかしないために、トナーの流動性が高まったり、感光体ドラム1等に対する吸着力(鏡映力)が弱まって転写電界の影響を受けやすくなったりするためと考えられる。
【0044】
また、トナーの形状が球形に近づくと、メカ的なクリーニング(ブレードクリーニング等)に対して不利に働く。これは、上述と同様に、トナーの流動性が高まったり、感光体ドラム1等に対する吸着力(鏡映力)が弱まってクリーニング部材と像担持体との間の僅かな間隙をトナーが容易に通過してしまったりするためである。
【0045】
このようなことから、クリーニング性能の面からは、トナーの形状としては、ある程度異形化(SF−1の値が100より大きくなる方向)していたり、ある程度凸凹(SF−2の値が100より大きくなる方向)していたりする方が好ましい。
【0046】
さらに、本実施の形態の現像装置4は、体積平均粒径(μm)Dvと個数平均粒径(μm)Dnとの比Dv/Dnが、1.05〜1.30に設定されたトナーを保持しており、このトナーを感光体ドラム1の表面に供給する。
【0047】
ここで、トナー粒子の体積平均粒径(Dv)が4〜8μmであり、個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.05〜1.30、好ましくは1.10〜1.25である乾式トナーによると、トナーの粒度分布が狭くなるため、以下のメリットが発生する。
【0048】
メリットの一つとしては、トナー粒径面での選択現像(画像パターンに応じた(適した)トナー粒径を持つトナー粒子が選択的に現像される)といった現象が発生しにくいため、常時、安定した画像を形成することができる。
【0049】
また別のメリットとしては、トナーリサイクルシステムを搭載している場合、転写されにくい小サイズのトナー粒子が量的に多くリサイクルされることになるが、もともとトナーの粒度分布が狭いため、上述した作用を受けにくく、常時、安定した画像を形成することができる。
【0050】
また、二成分現像剤においては、長期に亘るトナーの収支が行われても、現像剤中のトナー粒子径の変動が少なくなり、現像装置4における長期の攪拌においても、良好で安定した現像性が得られるというメリットがある。
【0051】
一方、一成分現像剤として用いた場合においても、トナーの収支が行われても、トナーの粒子径の変動が少なくなるとともに、現像装置4が備える現像ローラ4aへのトナーのフィルミングや、トナーを薄層化する為のブレード等の部材へのトナーの融着がなく、現像装置の長期の使用(攪拌)においても、良好で安定した現像性及び画像が得られるというメリットがある。
【0052】
一般的に、高解像で高画質の画像を得るためには、トナーの粒子径は小さければ小さい程有利であると言われているが、逆に、転写性やクリーニング性に対してはトナーの粒子径が小さくなる程不利となる。例えば、上述した範囲よりも体積平均粒子径が小さいトナーである場合、二成分現像剤では現像装置4における長期の攪拌においてキャリアの表面にトナーが融着してキャリアの帯電能力を低下させたり、一成分現像剤として用いた場合には現像ローラ4aへのトナーのフィルミングや、トナーを薄層化するための図示しないブレード等の各部材へのトナーの融着を発生させやすくなったりする。なお、これらの現象は、微粉の含有率が本発明の範囲より多いトナーにおいても同様である。
【0053】
逆に、トナーの粒子径が上述した範囲よりも大きい場合には、高解像で高画質の画像を得ることが難しくなるとともに、現像剤中のトナーの収支が行われた場合にトナーの粒子径の変動が大きくなる場合が多い。また、体積平均粒子径/個数平均粒子径(Dv/Dn)が1.30よりも大きい場合も同様であることが明らかとなった。
【0054】
また、体積平均粒子径/個数平均粒子径(Dv/Dn)が1.05より小さい場合には、トナーの挙動の安定化、帯電量の均一化の面から好ましい面もあるが、例えば、細線部分を小サイズ粒子で現像しベタ画像を大サイズ粒子を中心に現像するといったトナー粒径による機能分離ができにくくなるため、かえって好ましくない。
【0055】
ここで、トナー粒径に関わる測定方法について説明する。本実施の形態では、コールターカウンター法によるトナー粒子の粒度分布の測定装置を用いた。なお、コールターカウンター法によるトナー粒子の粒度分布の測定装置としては、コールターカウンターTA−IIやコールターマルチサイザーII(いずれもコールター社製)があげられる。以下に、本実施の形態における測定方法について述べる。
【0056】
まず、電解水溶液100〜150ml中に、分散剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩)を0.1〜5ml加える。ここで、電解液とは1級塩化ナトリウムを用いて約1%NaCl水溶液を調製したもので、例えばISOTON−II(コールター社製)が使用できる。この調整液に対して、さらに、測定試料を2〜20mg加える。
【0057】
続いて、測定試料を懸濁した電解液を、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行なう。
【0058】
そして、上述した測定装置を用いて、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、トナー粒子またはトナーの体積および個数を測定して、体積分布と個数分布を算出する。このようにして得られた分布から、トナーの体積平均粒径(Dv)、個数平均粒径(Dn)を求めることができる。公知の技術であるため、トナーの体積平均粒径(Dv)および個数平均粒径(Dn)の取得については説明を省略する。なお、チャンネルとしては、2.00〜2.52μm未満;2.52〜3.17μm未満;3.17〜4.00μm未満;4.00〜5.04μm未満;5.04〜6.35μm未満;6.35〜8.00μm未満;8.00〜10.08μm未満;10.08〜12.70μm未満;12.70〜16.00μm未満;16.00〜20.20μm未満;20.20〜25.40μm未満;25.40〜32.00μm未満;32.00〜40.30μm未満の13チャンネルを使用し、粒径2.00μm以上ないし40.30μm未満の粒子を対象とする。
【0059】
次に、転写搬送装置5について説明する。転写搬送装置5は、ベルト状部材としての転写搬送ベルト11を備えている。転写搬送ベルト11は、複数の支持部材としての転写バイアスローラ8、駆動ローラ9および従動ローラ10に張架状態で巻回されている。本実施の形態では、駆動ローラ9によって、ローラ形状を有する一の支持部材が実現されている。
【0060】
転写搬送ベルト11において、転写バイアスローラ8と従動ローラ10との間の張架部分は、感光体ドラム1に圧接されている。これにより、感光体ドラム1と転写搬送ベルト11との当接部分には、転写ニップが形成されている。転写バイアスローラ8は、転写ニップよりもベルト移動方向下流に位置しており、転写搬送ベルト11の裏面からトナーとは逆極性の電荷を付与する。
【0061】
駆動ローラ9近傍で転写搬送ベルト11の下側には、転写搬送ベルト11上のトナーや紙粉を除去するベルトクリーニング装置12が設けられている。このベルトクリーニング装置12は、ブレード状部材としてのクリーニングブレード13、および、このクリーニングブレード13を支持するホルダ14を備えている。ブレード状部材13は、駆動ローラ9の軸心方向に平行に延出(延在)する接触部13aを有し、この接触部13aを駆動ローラ9の外周面に対して転写搬送ベルト11を間にして押し当てるようにして配設されている。クリーニングブレード13は、転写搬送ベルト11に対してカウンタ方向から当接するように配設されている。
【0062】
ここで、図4は、クリーニングブレード13が転写搬送ベルト11の表面に接触している様子を示す部分断面図である。なお、図4には、クリーニングブレード13の接触部13aの延在方向における一端からの距離を横軸とし、単位幅当たりの転写搬送ベルト11とクリーニングブレード13との接触圧〔N/mm〕を縦軸としたグラフが併せて示されている。本実施の形態のクリーニングブレード13は、図2に示すように、接触部13aの延在方向両端部における接触圧が、接触部13aの延在方向中央部における接触圧より小さくなるように構成されている。
【0063】
より具体的には、駆動ローラ9の軸心方向両端部には、駆動ローラ9の軸心方向の両端部側程外径が小さくなるように傾斜するテーパ部9aが設けられている。このテーパ部9aによって、転写搬送ベルト11を介して駆動ローラ9に押し当てられるクリーニングブレード13の駆動ローラ9に対する単位幅あたりの接触圧は、クリーニングブレード13の軸心方向中央部における接触圧よりも小さくなっている。
【0064】
テーパ部9aは、感光体ドラム1における駆動ローラ9の軸心方向での最大現像範囲よりも、この軸心方向両端部側に設けられている。ここで、感光体ドラム1における駆動ローラ9の軸心方向での最大現像範囲とは、本実施の形態のレーザプリンタにおいて形成可能な最大サイズの画像の主走査方向における寸法範囲を意味する。
【0065】
また、テーパ部9aは、駆動ローラ9の軸心方向に対して、この駆動ローラ9と転写搬送ベルト11とが接触する程度に傾斜している。
【0066】
さらに、テーパ部9aは、駆動ローラ9と転写搬送ベルト11との接触範囲の方が、クリーニングブレード13における接触部13aと転写搬送ベルト11との接触範囲より、駆動ローラ9の軸心方向において長くなる程度に傾斜している。これにより、クリーニングブレード13における接触部13aは、駆動ローラ9に対して、転写搬送ベルト11を介して接触部13aの全域に亘って接触している。
【0067】
このようなレーザプリンタにおける画像形成動作に際しては、まず、感光体ドラム1を図中矢印Aで示す方向に回転駆動させながら、帯電器2により感光体ドラム1表面を一様に帯電する。その後、画像情報に基づき露光器3によって感光体ドラム1表面を走査露光して、感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成する。続いて、現像装置4に対向する位置で、静電潜像をトナーによって現像して、トナー像を形成する。
【0068】
一方、プリンタエンジン100における上述した動作にタイミングを合わせて、図示しない給紙装置からレジストローラ7に向けて記録媒体を給紙する。この記録媒体は、レジストローラ7から感光体ドラム1上のトナー画像に合わせて送出され、転写搬送ベルト11により搬送される。
【0069】
感光体ドラム1上のトナー像は、転写搬送装置5と対向する位置で、レジストローラ7から所定のタイミングで送り出された記録媒体に転写される。トナー像が転写された記録媒体は、その後、図示しない定着装置へ搬送され、この定着装置によってトナー画像が定着されて、排出部に排出される。
【0070】
感光体ドラム1は、トナー像を記録媒体へ転写させた後、感光体クリーニング装置6によってクリーニングされて残留トナーが除去され、次の画像形成動作に備える。
【0071】
ところで、このようなレーザプリンタにおいて、例えば、記録媒体が不定形サイズであるために感光体ドラム1上のトナー画像と記録媒体とのサイズが一致しない場合や、記録媒体のジャムの発生等によって記録媒体が転写ニップへ到達できないために感光体ドラム1上のトナー像が転写搬送ベルト11へ転写されてしまう場合がある。また、レーザプリンタにおいては、感光体ドラム1上の非画像部に微量なトナーが付着することがあり、このようなトナーが転写搬送ベルト11へ転写される場合もある。
【0072】
このように、記録媒体が転写搬送ベルト11から分離された後にも転写搬送ベルト11上にトナー等の異物が残存していると、画質低下等の各種不具合を発生させるため、画像形成動作毎に転写搬送ベルト11上の異物を除去する必要がある。
【0073】
本実施形態のレーザプリンタでは、このような残留トナー等の異物を、ベルトクリーニング装置12によって除去する。具体的に、ベルトクリーニング装置12は、転写搬送ベルト11の回転方向に対してカウンタ方向から当接するクリーニングブレード13を備えているため、転写搬送ベルト11を回転させることによって、転写搬送ベルト11がクリーニングブレード13における接触部13aによってこすられ、これによって転写搬送ベルト11上に残存するトナー等の異物を除去する。
【0074】
しかしながら、このような方式によって転写搬送ベルト11上に残存するトナー等の異物を除去するクリーニング装置12では、転写搬送ベルト11に対してクリーニングブレード13がカウンタ方向から当接しているために、転写搬送ベルト11が連続的に移動している場合には、クリーニングブレード13が熱で軟化して、クリーニングブレード13が捲れてしまうことがある。特に、クリーニングブレード13における接触部13aの延在方向の両端部は、自由端であり、変形自由度が大きいという構造的な要因から中央部よりも捲れやすい。
【0075】
クリーニングブレード13の接触部13aの延在方向の両端部で発生した捲れは、クリーニングブレード13の中央部にも伝搬する。
【0076】
これにより、従来では、転写搬送ベルト11に当接するクリーニングブレードを有する画像形成装置において、画像形成動作を連続して行うと、クリーニングブレードによるクリーニング性能の低下が発生して、記録媒体の裏汚れが生じてしまうことがある。また、転写搬送ベルト11を駆動する駆動負荷が増大して、駆動系が破損してしまうという不具合を引き起こしてしまう可能性もある。
【0077】
これに対し、本実施の形態のレーザプリンタによれば、感光体としての感光体ドラム1と、複数の支持部材としての転写バイアスローラ8、駆動ローラ9および従動ローラ10に巻回されて外周面を感光体ドラム1に接触させる無端体形状を有するベルト状部材としての転写搬送ベルト11と、少なくとも一つがローラ形状を有する支持部材としての駆動ローラ9の軸心方向に平行に延出する接触部13aを有し、この接触部13aを駆動ローラ9に対して転写搬送ベルト11を間にして押し当てるブレード状部材としてのクリーニングブレード13と、駆動ローラ9の軸心方向の両端部に設けられて、軸心方向の両端部側程外径が小さくなるように傾斜するテーパ部9aと、を具備するため、駆動ローラ9に対するクリーニングブレード13における接触部13aの接触圧が、この駆動ローラ9の軸心方向中央部よりも両端部の方が小さくなって、駆動ローラ9の軸心方向におけるクリーニングブレード13の両端部においてクリーニングブレード13を捲り上がらせる力を低減することができ、クリーニングブレード13の捲れによるクリーニング性能の低下を防止することができる。
【0078】
また、本実施の形態のレーザプリンタによれば、テーパ部9aは、感光体ドラム1における駆動ローラ9の軸心方向での最大現像範囲よりも、この軸心方向両端部側に設けられているため、クリーニングブレード13における接触部13aと転写搬送ベルト11とが、感光体ドラム1における現像範囲全域に亘って接触するので、クリーニングブレード13によるクリーニング性能を、感光体ドラム1における現像範囲全域、すなわち、転写搬送ベルト11において感光体ドラム1で形成された画像を担持する領域(画像担持領域)全域に亘って確保し、画像担持領域全域に亘ってクリーニング不良の発生を防止することができる。
【0079】
さらに、本実施の形態のレーザプリンタによれば、テーパ部9aは、駆動ローラ9の軸心方向に対して、この駆動ローラ9と転写搬送ベルト11とが接触する程度に傾斜しているため、テーパ部9aにおいても駆動ローラ9と転写搬送ベルト11との接触が維持されるので、クリーニングブレード13によるクリーニング性能がテーパ部9aにおいても確保され、テーパ部9aを設けることによるクリーニング不良の発生を防止することができる。
【0080】
加えて、本実施の形態のレーザプリンタによれば、テーパ部9aは、駆動ローラ9と転写搬送ベルトとの接触範囲の方が、クリーニングブレード13における接触部13aと転写搬送ベルト11との接触範囲よりも駆動ローラ9の軸心方向において長くなる程度に傾斜しているため、クリーニングブレード13における接触部13aと転写搬送ベルト11とが、クリーニングブレード13の接触部13a全域に亘って安定して当接するので、例えば、テーパ部9aを設けることにより、駆動ローラ9の軸心方向の両端部側における該駆動ローラ9と転写搬送ベルト11との接触が維持されず、転写搬送ベルト11の端部がフリー状態となった場合にも、フリー状態となった転写搬送ベルト11の挙動に左右されることなくブレード状部材によるクリーニング対象位置におけるクリーニング性能を確保することができ、テーパ部9aを設けることによるクリーニング不良の発生を防止することができる。
【0081】
ここで、本実施の形態のレーザプリンタのように、転写搬送ベルト11上に残存するトナーをクリーニングブレード13によって除去するクリーニング装置を採用している画像形成装置では、トナー粒子の平均円形度が0.99より大きい場合に、感光体上および転写ベルトなどのクリーニング不良が発生し、画像上の汚れを引き起こすことが判った。
【0082】
このようなクリーニング不良は、例えば、カラー写真画像など画像面積率の高い画像を出力する場合、さらには、給紙不良等で未転写の状態の画像が感光体上に残ってしまった場合に発生しやすい。
【0083】
本実施の形態のように、感光体ドラム1を接触帯電させる帯電ローラを備える帯電器2を備えるレーザプリンタにおいて、このようなクリーニング不良を頻発するようになると、感光体ドラム1に接触している帯電ローラ等の汚染も進行し、帯電ローラが本来有する帯電能力を発揮することができなくなってしまう。なお、このようなクリーニング不良は、例えば、画像面積率の低い画像を出力する場合等、転写残トナーが少ない場合には問題となることは少ない。
【0084】
これに対し、本実施の形態のレーザプリンタのように、現像装置が保持するトナーの平均円形度を、0.90〜0.99の範囲内に設定することにより、トナー濃度を適正化し、再現性が良好で高精細な画像を有効に形成することができる。
【0085】
特に、平均円形度が0.93〜0.97で、円形度が0.94未満の粒子が10%以下に設定されているトナーが、トナー濃度を適正化し、再現性が良好で高精細な画像を有効に形成することができる点でより好ましい。
【0086】
ところで、球形からあまりに離れた不定形の形状のトナーでは満足した転写性やチリのない高画質画像が得られない。
【0087】
これに対し、本実施の形態のようにトナー粒子の形状(平均円形度)を規定することで、転写性を向上させ、チリのない高画質画像を得ることができる。
【0088】
また、所定の形状を満たすトナー粒子を含んでいても、この形状のトナー粒子の分布状態によっては満足した転写性やチリのない高画質画像が得られないことがある。
【0089】
これに対し、本実施の形態のように、円形度が0.94未満の粒子が10%以下となるように設定することにより、転写性を向上させ、チリのない高画質画像を得ることができる。
【0090】
また、平均円形度が0.99を越えた場合、ブレードクリーニングなどを採用しているシステムでは、感光体上および転写ベルトなどのクリーニング不良が発生し、画像上の汚れを引き起こすことが判った。
【0091】
このように、本実施の形態のレーザプリンタによれば、感光体ドラム1の表面に対してトナーを供給する現像装置4を具備し、現像装置4は、平均円形度が0.90〜0.99に設定されたトナーを供給するため、トナーの平均円形度を規定することにより、クリーニング不良の発生をより効果的に防止することができる。
【0092】
また、本実施の形態のレーザプリンタによれば、感光体ドラム1の表面に対してトナーを供給する現像装置を具備し、現像装置は、形状係数SF−1が120〜180に設定され、形状係数SF−2が120〜190に設定されたトナーを供給するため、トナー形状係数SF−1および形状係数SF−2を規定することにより、クリーニング不良の発生をより効果的に防止することができる。
【0093】
さらに、本実施の形態のレーザプリンタによれば、感光体ドラム1の表面に対してトナーを供給する現像装置を具備し、現像装置は、体積平均粒径(μm)Dvと個数平均粒径(μm)Dnとの比Dv/Dnが、1.05〜1.30に設定されたトナーを供給ため、トナーの体積平均粒径(μm)Dvと個数平均粒径(μm)Dnとの比Dv/Dnを規定することにより、クリーニング不良の発生をより効果的に防止することができる。
【0094】
次に、本発明の別の実施の形態について説明する。本実施の形態は、複写装置としてデジタル方式の複写装置への適用例を示す。なお、上述した実施の形態と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。
【0095】
図5は、本発明の別の実施の形態の複写装置を示す概略図である。図5に示すように、複写装置20は、原稿画像を光学的に読み取る画像入力装置としてのスキャナ装置21と、このスキャナ装置で読み取った画像データに基づく画像形成動作を行う画像形成装置としてのレーザプリンタ22とを備えている。
【0096】
公知の技術であるため図示および説明を省略するが、スキャナ装置21は、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像を光学的に読み取り可能な読み取り光学系を備えている。読み取り光学系は、コンタクトガラス上に載置された原稿を露光走査する走査光学系や、この走査光学系による露光走査光に基づきデジタル画像データを生成する光電変換素子等を備えている。
【0097】
そして、本実施の形態のレーザプリンタ22は、上述した実施の形態のプリンタエンジン100を備えている。このプリンタエンジン100は、スキャナ装置が生成した画像データに基づく画像形成動作を行う。
【0098】
このように、本実施の形態の複写装置によれば、クリーニングブレード13の捲れによるクリーニング性能の低下を防止することができ、画質の良好な画像を形成することができる。
【0099】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の画像形成装置によれば、ローラ形状を有する一の支持部材に対するブレード状部材における接触部の接触圧は、この支持部材の軸心方向中央部よりも両端部の方が小さくなるので、支持部材の軸心方向におけるブレード状部材の両端部においてブレード状部材を捲り上がらせる力を低減することができ、ブレード状部材の捲れによるクリーニング性能の低下を防止することができる。
【0100】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の画像形成装置において、ブレード状部材における接触部とベルト状部材とが、感光体における現像範囲全域に亘って接触するので、ブレード状部材によるクリーニング性能を、感光体における現像範囲全域、すなわち、ベルト状部材において感光体で形成された画像を担持する領域(画像担持領域)全域に亘って確保し、画像担持領域全域に亘ってクリーニング不良の発生を防止することができる。
【0101】
請求項3記載の発明によれば、テーパ部においてもローラ形状を有する一の支持部材とベルト状部材との接触が維持されるので、ブレード状部材によるクリーニング性能がテーパ部においても確保され、テーパ部を設けることによるクリーニング不良の発生を防止することができる。
【0102】
請求項4記載の発明によれば、ブレード状部材における接触部とベルト状部材とが、ブレード状部材の接触部全域に亘って安定して当接するので、例えば、テーパ部を設けることにより、ローラ形状を有する一の支持部材の軸心方向の両端部側における該支持部材とベルト状部材との接触が維持されず、ベルト状部材の端部がフリー状態となった場合にも、フリー状態となったベルト状部材の挙動に左右されることなくブレード状部材によるクリーニング対象位置におけるクリーニング性能を確保することができ、テーパ部を設けることによるクリーニング不良の発生を防止することができる。
【0103】
請求項5記載の発明によれば、トナーの平均円形度を規定することにより、クリーニング不良の発生をより効果的に防止することができる。
【0104】
請求項6記載の発明によれば、トナー形状係数SF−1および形状係数SF−2を規定することにより、クリーニング不良の発生をより効果的に防止することができる。
【0105】
請求項7記載の発明によれば、トナーの体積平均粒径(μm)Dvと個数平均粒径(μm)Dnとの比Dv/Dnを規定することにより、クリーニング不良の発生をより効果的に防止することができる。
【0106】
請求項8記載の発明の複写装置によれば、請求項1ないし7のいずれか一に記載の発明の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のレーザプリンタが備えるプリンタエンジンを示す概略構成図である。
【図2】形状係数SF−1について説明する説明図である。
【図3】形状係数SF−2について説明する説明図である。
【図4】クリーニングブレード13が転写搬送ベルト11の表面に接触している様子を示す部分断面図である。
【図5】本発明の別の実施の形態の複写装置を示す概略図である。
【符号の説明】
1 感光体
4 現像装置
8,9,10 支持部材
9a テーパ部
11 ベルト状部材
13 ブレード状部材
13a 接触部
20 複写装置
21 画像入力装置
22 画像形成装置

Claims (8)

  1. 感光体と、
    少なくとも一つがローラ形状を有する複数の支持部材に巻回されて外周面を前記感光体に接触させる無端体形状を有するベルト状部材と、
    前記支持部材の軸心方向に平行に延出する接触部を有し、この接触部をローラ形状を有する一の前記支持部材に対して前記ベルト状部材を間にして押し当てるブレード状部材と、
    ローラ形状を有する一の前記支持部材の軸心方向の両端部に設けられて、軸心方向の両端部側程外径が小さくなるように傾斜するテーパ部と、
    を具備する画像形成装置。
  2. 前記テーパ部は、前記感光体におけるローラ形状を有する一の前記支持部材の軸心方向での最大現像範囲よりも、この軸心方向両端部側に設けられている請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記テーパ部は、ローラ形状を有する一の前記支持部材の軸心方向に対して、ローラ形状を有する一の前記支持部材と前記ベルト状部材とが接触する程度に傾斜している請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記テーパ部は、ローラ形状を有する一の前記支持部材と前記ベルト状部材との接触範囲の方が、前記ブレード状部材における前記接触部と前記ベルト状部材との接触範囲よりもローラ形状を有する一の前記支持部材の軸心方向において長くなる程度に傾斜している請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記感光体表面に対してトナーを供給する現像装置を具備し、
    前記現像装置は、平均円形度が0.90〜0.99に設定されたトナーを供給する請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記感光体表面に対してトナーを供給する現像装置を具備し、
    前記現像装置は、形状係数SF−1が120〜180に設定され、形状係数SF−2が120〜190に設定されたトナーを供給する請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記感光体表面に対してトナーを供給する現像装置を具備し、
    前記現像装置は、体積平均粒径(μm)Dvと個数平均粒径(μm)Dnとの比Dv/Dnが、1.05〜1.30に設定されたトナーを供給する請求項1記載の画像形成装置。
  8. 画像データを入力する画像入力装置と、
    前記画像入力装置が入力した画像データに基づく画像形成動作を行う請求項1ないし7のいずれか一に記載の画像形成装置と、
    を具備する複写装置。
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