JP2005015861A - 銅箔及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
銅箔上にポリイミド系樹脂層を形成するフレキシブルプリント基板用銅箔に関し、特に銅箔とポリイミド系樹脂層との間の接着強度に優れ、耐酸性及び耐錫めっき液性を有し、良好なエッチング性と高い光沢度を備え、さらに配線のファインパターン化が可能であるフレキシブルプリント基板に好適な銅箔を提供する。
【解決手段】
表面粗さが2.5μm以下であり、かつ粗化処理されていない電解銅箔又は圧延銅箔上に、ニッケル金属層又はリンを含有するニッケル合金層を備えていることを特徴とする銅箔及びその製造方法。
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、銅箔上にポリイミド系樹脂層を形成するフレキシブルプリント基板用銅箔に関し、特に銅箔とポリイミド系樹脂層との間の接着強度に優れ、耐酸性及び耐錫めっき液性を有し、またピール強度が高く、良好なエッチング性と光沢度を備え、さらに配線のファインパターン化が可能であるフレキシブルプリント基板に好適な銅箔に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置や各種電子チップ部品等の、搭載部品の小型集積化技術の発達に伴い、これらを搭載するためのフレキシブルプリント基板から加工されるプリント配線板に対して、配線のいっそうのファインパターン化が求められている。
従来、粗化処理し樹脂との接着性を向上させた電解銅箔が使用されていたが、この粗化処理のために銅箔のエッチング性が著しく損なわれ、高アスペクト比でのエッチングが困難となり、エッチング時にアンダーカットが発生し、十分なファインパターン化ができないという問題が生じた。
【0003】
このため、エッチング時のアンダーカットの発生を抑制し、ファインパターン化の要求に対応するために、電解銅箔の粗化処理をより軽度にする、すなわちロープロファイル化(粗さの低減化)する提案がなされている。
しかしながら、電解銅箔のロープロファイル化は電解銅箔と絶縁性のポリイミド層との間の密着強度を低下させるという問題がある。このため、ハイレベルなファインパターン化の要求はあるが、一方では所期の接着強度を維持することができず、配線がポリイミド層から加工段階で剥離してしまうなどの問題が発生した。
【0004】
このような問題の解決法として、表面が粗化処理されていない電解銅箔を使用し、その上に薄い亜鉛系金属層を形成、さらにその上にポリイミド系樹脂を形成する提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
また、アンダーカットを防止する目的で、電解銅箔上にリン含有ニッケルめっき層を形成する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかし、この場合の電解銅箔の面は、粗面であることを要件としており、少なくともそれを許容している技術である。また、特許文献2の実施例は全て、電解銅箔の粗面にリン含有ニッケルめっき層を形成するものである。
しかし、銅箔の高度なファインパターン化のために要求される特性としては、このようなエッチングによるアンダーカットや樹脂との接着性だけの問題ではない。例えば、耐酸性、耐錫めっき液性、光沢度などにも優れていることが要求される。
しかし、従来は銅箔上にポリイミド系樹脂層を形成するフレキシブルプリント基板用銅箔に対して、このような総合的な問題が検討されているとは言えず、上記の問題を解決できる好適な銅箔が見出されていないのが現状である。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−217507号公報
【特許文献2】
特開昭56−155592号公報
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、銅箔とポリイミド系樹脂層との間の接着強度に優れ、耐酸性及び耐錫めっき液性を有し、またピール強度が高く、良好なエッチング性と光沢度を備え、さらに配線のファインパターン化が可能であるフレキシブルプリント基板に好適な銅箔を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上から、本発明は
1.表面粗さが2.5μm以下であり、かつ粗化処理されていない電解銅箔又は圧延銅箔上に、ニッケル金属層又はリンを含有するニッケル合金層を備えていることを特徴とする銅箔
2.30〜2500μg/dm2のニッケル金属層又はリンを含有するニッケル合金層であることを特徴とする上記1記載の銅箔
3.50〜1000μg/dm2のニッケル金属層又はリンを含有するニッケル合金層であることを特徴とする上記2記載の銅箔
4.ファインパターン性に優れたフレキシブルプリント基板用銅箔であることを特徴とする上記1〜3のいずれかに記載の銅箔
5.表面粗さが2.5μm以下であり、かつ粗化処理されていない電解銅箔又は圧延銅箔上に、ニッケル金属又はリンを含有するニッケル合金めっきを施すことを特徴とする銅箔の製造方法
6.30〜2500μg/dm2のニッケル金属層又はリンを含有するニッケル合金層を形成することを特徴とする上記5記載の銅箔の製造方法
7.50〜1000μg/dm2のニッケル金属層又はリンを含有するニッケル合金層を形成することを特徴とする上記6記載の銅箔の製造方法を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
一般に、電解銅箔は、回転する金属製陰極ドラムと、その陰極ドラムのほぼ下方半分の位置に配置した該陰極ドラムの周囲を囲む不溶性金属アノード(陽極)を使用し、前記陰極ドラムとアノードとの間に銅電解液を流動させかつこれらの間に電位を与えて陰極ドラム上に銅を電着させ、所定厚みになったところで、該陰極ドラムから電着した銅を剥がして連続的に銅箔が製造されている。
また、圧延銅箔は、溶解鋳造したインゴットを、多数回の圧延と焼鈍を繰返して製造するものである。
【0009】
電解銅箔は表面粗さが2.5μm以下であることの条件を満たせば、微小な凹凸のある粗面(マット面)又は光沢面のいずれも本発明の銅箔に適用できる。
なお、本明細書で使用する表面粗さは十点平均粗さ(Rz)である。また、圧延銅箔は製造工程の特徴から平滑性に優れた表面を有するので、本発明に同様に適用できる。
上記の銅箔の表面粗さを1.5μm以下に、さらには1.0μm以下とすることにより、高いエッチング精度を得ることができる。すなわちエッチング精度を上げるためには、原銅箔の表面粗さをより小さくすることが重要である。粗化処理は一切不要であり、粗化処理を実施した銅箔は本発明の対象とならない。
【0010】
このような観点から、銅箔自体の表面粗さ1.5μm以下にすることが必要であり、さらには1.0μm以下の電解銅箔又は圧延銅箔を使用することができる。
このような条件から鑑みて、圧延銅箔又は電解銅箔の光沢面が好適である。しかし、上記の通り電解銅箔の粗面を上記条件、すなわち表面粗さを1.5μm以下にすることも可能であり、したがって、粗面を使用することもできる。
電解銅箔及び圧延銅箔は連続的に製造されコイルに巻かれるが、上記のようにして得た銅箔は、その後さらに本発明の電気化学的若しくは化学的又は樹脂等の表面処理又は被覆処理(コーティング)を施してプリント配線板等に使用することができる。
【0011】
本発明の銅箔は、表面粗さが2.5μm以下であり、かつ粗化処理されていない電解銅箔又は圧延銅箔を使用し、さらにこの電解銅箔又は圧延銅箔上にニッケル金属層又はリンを含有するニッケル合金層を備えていることが重要である。
これによって、銅箔とポリイミド系樹脂層との間の接着強度が優れており、耐酸性及び耐錫めっき液性を備え、またピール強度が高く、良好なエッチング性と光沢度を備え、さらに配線のファインパターン化が可能であるという総合的な優れた効果を保有させることができる。
ニッケル金属層又はリンを含有するニッケル合金層の量は、30〜2500μg/dm2であることが、望ましくはさらに50〜1000μg/dm2が好適である。これらは後述する例に示すように、ニッケル金属又はリンを含有するニッケル合金めっきによって得ることができる。
【0012】
銅箔の厚みは高密度配線として使用するために、18μm以下、さらには3〜12μmの厚さのものが要求されているが、本発明の銅箔処理は、このような厚さに制限なく適用でき、さらに極薄箔又は厚い銅箔においても同様に適用できる。
また、その他の表面処理として、必要に応じてクロム系金属、亜鉛系金属、有機系の防錆処理を施すことができる。また、シラン等のカップリング処理を施すこともできる。
これらは、プリント配線基板の銅箔の用途に応じて適宜選択されるものであり、本発明はこれらを全て包含する。
【0013】
ポリイミド樹脂層を形成する手段としては、特に制限されるものではないが、例えば原料としてポリアミック酸ワニス(芳香族ジアミン類と芳香族酸二無水物とを溶液状態で付加重合させて得られるポリアミック酸を含有する混合物)を使用することができる。
このポリアミック酸ワニスを、本発明の電解銅箔又は圧延銅箔上に塗布し、さらに乾燥してポリイミド前駆体層としてのポリアミック酸層を形成する。得られたポリアミック酸層を、窒素等の不活性雰囲気下で300°C〜400°Cに加熱してイミド化し、ポリイミド系樹脂層を形成する。
ポリイミド系樹脂層の厚みは特に限定されないが、通常10〜50μmとする。また、ポリアミック酸ワニスには、必要に応じて従来公知の添加剤を配合してもよい。このようにして得られるフレキシブルプリント基板においては、本発明の電解銅箔又は圧延銅箔とポリイミド系樹脂層との接着強度が良好なものとなる。
【0014】
電解銅箔及び圧延銅箔としては、表面粗さが2.5μm以下であり、かつ粗化処理されていない電解銅箔又は圧延銅箔を使用する。
これらの電解銅箔又は圧延銅箔に形成する本発明のニッケル金属又はリンを含有するニッケル合金及び比較例として挙げる電気化学的処理液の例を示すと、次の通りである。
(ニッケルめっき処理)
Niイオン濃度:1〜30g/L
電解液温度:25〜60°C、 pH:1.0〜4.0
電流密度:0.5〜10A/dm2、 電気量:0.1〜7.5As/dm2
電着換算厚み0.3〜25nm
(ニッケル−リン合金めっき処理)
Niイオン濃度:1〜30g/L
Pイオン濃度:0.5〜10g/L
電解液温度:25〜60°C、 pH:2.0〜4.0
電流密度:0.5〜10A/dm2、 電気量:0.1〜7.5As/dm2
電着換算厚み0.3〜25nm
【0015】
(各種めっき上への陽極酸化膜形成:比較例)
水酸化ナトリウム:5〜30g/L
浴温:常温(約20°C)〜60°C
電流密度:5〜50A/dm2
電気量:5〜300As/dm2
(コバルトめっき処理:比較例)
Coイオン濃度:1〜30g/L
電解液温度:25〜60°C、 pH:1.0〜4.0
電流密度:0.5〜10A/dm2、 電気量:0.1〜13As/dm2
電着換算厚み0.3〜45nm
(銅−ニッケルめっき処理:比較例)
Cuイオン濃度:1〜10g/L、 Niイオン濃度:10〜30g/L
電解液温度:25〜50°C、 pH:1.0〜4.0
電流密度:5〜45A/dm2、 電気量:0.1〜20As/dm2
電着換算厚み0.3〜100nm
(亜鉛−ニッケルめっき処理:比較例)
亜鉛イオン濃度:5〜40g/L、 Niイオン濃度:5〜30g/L
電解液温度:40〜60°C、 pH :3.0〜6.0
電流密度:0.5〜10A/dm2、 電気量:0.1〜13As/dm2
電着換算厚み0.3〜45nm
(コバルト−ニッケルめっき処理:比較例)
Coイオン濃度:5〜20g/L、 Niイオン濃度:5〜20g/L
電解液温度:25〜60°C、 pH:1.0〜4.0
電流密度:0.5〜10A/dm2、 電気量:0.1〜13As/dm2
電着換算厚み0.3〜45nm
【0016】
【実施例】
次に、実施例に基づいて説明する。なお、本実施例は好適な一例を示すもので、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。したがって、本発明の技術思想に含まれる変形、他の実施例又は態様は、全て本発明に含まれる。
なお、本発明との対比のために、比較例を掲載した。
【0017】
(実施例1)
銅箔として表面粗さRz0.7μmである18μmの圧延銅箔を使用した。この圧延銅箔を、脱脂及び水洗処理、続いて酸洗・水洗処理した後、上記ニッケルめっきの条件で、100μg/dm2のニッケルめっきを行った。
このニッケルめっきした銅箔について、次の条件で各種の評価試験を実施した。
【0018】
(耐酸性試験)
硫酸: 165g/L
過酸化水素水: 19g/L
液温: 35°C
浸漬時間: 5min
【0019】
(耐錫めっき液性試験)
有機酸系無電解錫めっき液(石原薬品(株)製580M): 原液
液温: 70°C
浸漬時間: 5min
【0020】
(ピール強度試験)
ポリイミドワニス塗布(宇部興産(株)製UワニスS)後ピーリング
膜厚: 20μm
【0021】
(エッチング性試験)
日本アクア(株)製エッチングマシンAFC−610HET使用
塩酸: 3mol/L
過酸化水素水 20%
比重: 1.25
液温: 35°C
【0022】
(光沢度試験)
日本電色工業(株)製ハンディ光沢計PG−1
光源: タングステンランプ
検出器: フォトダイオード
反射角度: 60度
【0023】
この結果を表1に示す。表1において、耐酸性試験におけるアンダーカット量が0−1μmである場合に○、1−5μmである場合に△、>5μmである場合に×で表示した。アンダーカット量が5μmを超えると、工程中に薬液に大きく侵食される。
耐錫めっき液性試験におけるアンダーカット量が0−1μmである場合に○、1−5μmである場合に△、>5μmである場合に×で表示した。アンダーカット量が5μmを超えると、工程中に薬液に大きく侵食される。
ピール強度試験における常態ピール強度が>0.8kN/mである場合に○、0.4−0.8kN/mである場合に△、<0.4kN/mである場合に×と表示した。常態ピール強度が0.4kN/m未満の場合は回路剥離を起こす可能性が高くなる。
エッチング性試験にすそ引き量が4<μmである場合に○、4〜5μmである場合に△、>5μmである場合に×として表示した。すそ引き量が5μmを超えるとファインライン形成の妨げとなる。
光沢度試験において、>100%である場合に○、10〜100%である場合に△、<10%である場合に×と表示した。光沢度が10%未満、すなわち粗さが増加するとエッチング特性に悪影響を与えるだけでなく、銅箔エッチング後のポリイミド樹脂表面の平滑性を損ない、TABアライメント性に悪影響を与える。
【0024】
本実施例1における上記の試験結果では、ポリイミド系樹脂層との接着性、耐酸性、耐錫めっき液性、ピール強度、エッチング性及び光沢度がいずれも優れていた。ニッケルの付着量をめっき金属元素の比重で割りかえすことにより厚みで表すことができるが、この厚さが30μg/dm2(0.3nm)未満では耐薬品性が発揮できず、また2500μg/dm2(28nm)を超えるとエッチング性に影響を与えるので、ニッケル厚さは0.3nm〜28nmの範囲とするのが望ましいと言える。
【0025】
(実施例2)
銅箔として表面粗さRz0.7μmである18μmの圧延銅箔を使用した。この圧延銅箔を、脱脂及び水洗処理、続いて酸洗・水洗処理した後、上記ニッケルめっきの条件で、700μg/dm2のニッケルめっきを行った。
この700μg/dm2のニッケルめっきした銅箔について、実施例1と同様の各種テストを行い、その結果を、同様に表1に示す。
実施例1と同様に、ポリイミド系樹脂層との接着性、耐酸性、耐錫めっき液性、ピール強度、エッチング性及び光沢度がいずれも優れていた。
【0026】
(実施例3)
銅箔として表面粗さRz0.7μmである18μmの圧延銅箔を使用した。この圧延銅箔を、脱脂及び水洗処理、続いて酸洗・水洗処理した後、上記ニッケル−リンのめっきの条件で、200μg/dm2のニッケル−リン合金めっきを行った。
このニッケルめっきした銅箔について、実施例1と同様の各種テストを行い、その結果を、同様に表1に示す。
実施例1と同様に、ポリイミド系樹脂層との接着性、耐酸性、耐錫めっき液性、ピール強度、エッチング性及び光沢度がいずれも優れていた。
また、実施例1と同様に、ニッケル−リン合金の付着量を厚みで表すことができるが、耐薬品性とエッチング性からみて、ニッケル−リン合金の厚さは0.3nm〜45nmの範囲とするのが望ましいことが分かった。
【0027】
【表1】
【0028】
(比較例1)
銅箔として表面粗さRz0.7μmである18μmの圧延銅箔を使用した。この圧延銅箔を、脱脂及び水洗処理、続いて酸洗・水洗処理した後、上記ニッケル−リンのめっきの条件で、3000μg/dm2のニッケル−リン合金めっきを行った。
このニッケル−リン合金めっきした銅箔について、実施例1と同様の各種テストを行い、その結果を、同様に表1に示す。この比較例1ではめっき量が多すぎて、耐酸化性、耐錫めっき性、エッチング性がいずれも劣る結果となった。したがって、過剰なめっきはむしろ好ましくないことが分かった。
【0029】
(比較例2)
実施例1のニッケルめっきした銅箔に、上記条件の陽極酸化により45Åの酸化膜を形成した。なお、この陽極酸化の時間は10秒であった。この陽極酸化ニッケルめっき銅箔について、実施例1と同様の各種テストを行い、その結果を同様に表1に示す。
表1から明らかなように、ピール強度が著しく低下した。本比較例2はニッケルめっきしたものに陽極酸化を行ったものであるが、Co−Ni合金めっき、Ni−P合金めっき、Coめっき、Ni−Znめっき、Cu−Ni等への陽極酸化膜を形成したものについては、比較例として詳細には表示はしなかったが、全て常態ピールに悪影響を及ぼすことが分かった。
【0030】
(比較例3)
銅箔として表面粗さRz0.7μmである18μmの圧延銅箔を使用した。この圧延銅箔を、脱脂及び水洗処理、続いて酸洗・水洗処理した後、上記コバルトのめっきの条件で、200μg/dm2のコバルトめっきを行った。
このコバルトめっきした銅箔について、実施例1と同様の各種テストを行い、その結果を、同様に表1に示す。
表1に示すように、比較例3では、耐酸化性、耐錫めっき性、ピール強度がいずれも悪い結果となった。
【0031】
(比較例4)
銅箔として表面粗さRz1.5μmである18μmの電解銅箔を使用した。この電解銅箔を、脱脂及び水洗処理、続いて酸洗・水洗処理した後、上記亜鉛−ニッケルのめっきの条件で、300μg/dm2の亜鉛−ニッケルめっきを行った。
この亜鉛−ニッケルめっきした銅箔について、実施例1と同様の各種テストを行い、その結果を、同様に表1に示す。
表1に示すように、比較例4では、耐錫めっき液性が悪い結果となった。
【0032】
(比較例5)
銅箔として表面粗さRz0.7μmである18μmの圧延銅箔を使用した。この圧延銅箔を、脱脂及び水洗処理、続いて酸洗・水洗処理した後、上記コバルト−ニッケルのめっきの条件で、200μg/dm2のコバルト−ニッケルめっきを行った。
このコバルト−ニッケルめっきした銅箔について、実施例1と同様の各種テストを行い、その結果を、同様に表1に示す。
表1に示すように、比較例5では、耐酸化性、耐錫めっき性、ピール強度がいずれも悪い結果となった。
【0033】
(比較例6)
銅箔として表面粗さRz0.7μmである18μmの圧延銅箔を使用した。この圧延銅箔を、脱脂及び水洗処理、続いて酸洗・水洗処理した後、上記銅−ニッケルのめっきの条件で、200μg/dm2の銅−ニッケルめっきを行った。
この銅−ニッケルめっきした銅箔について、実施例1と同様の各種テストを行い、その結果を、同様に表1に示す。
表1に示すように、比較例6では、耐酸化性が悪い結果となった。
【0034】
以上に示すように、実施例1及び実施例2は2500μg/dm2以下のニッケルをめっきしたものであるが、ポリイミド系樹脂層との接着性、耐酸性、耐錫めっき液性、ピール強度、エッチング性及び光沢度がいずれも優れていた。
また、実施例3のリン−ニッケル合金めっきも同様の効果を得ることができた。
これに対して比較例1で示すように、3000μg/dm2のニッケルめっきしたものは、耐酸化性、耐錫めっき液性、エッチング性が劣る結果となった。したがって、過剰なニッケルめっきは避ける必要がある。
【0035】
上記の実施例1−3については圧延銅箔を使用したが、表面粗さが2.5μm以下である電解銅箔においても、同様の良好な効果が得られ(実施例には示さないが)、また防錆処理等の処理を施しても、特にこの防錆処理に影響を受けることなく、同様の効果が得られた。
銅−ニッケル合金200μg/dm2については、本発明のめっきにやや近い評価が得られたが、耐酸化性が悪かった。その他の比較例については、表1に示すように、いずれも実施例よりも劣る結果となった。
また、特に比較例として示さなかったが、粗化処理したものは、特に電解銅箔において、銅箔のエッチング性が著しく損なわれ、高アスペクト比でのエッチングが困難となり、エッチング時にアンダーカットが発生し、十分なファインパターン化ができないという問題が生じた。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、銅箔とポリイミド系樹脂層との間の接着強度に優れ、耐酸性及び耐錫めっき液性を有し、また平坦性及びピール強度が高く、良好なエッチング性と光沢度を備え、さらに配線のファインパターン化が可能であるフレキシブルプリント基板に好適な銅箔をという優れた効果を有する。
Claims (7)
- 表面粗さが2.5μm以下であり、かつ粗化処理されていない電解銅箔又は圧延銅箔上に、ニッケル金属層又はリンを含有するニッケル合金層を備えていることを特徴とする銅箔。
- 30〜2500μg/dm2のニッケル金属層又はリンを含有するニッケル合金層であることを特徴とする請求項1記載の銅箔。
- 50〜1000μg/dm2のニッケル金属層又はリンを含有するニッケル合金層であることを特徴とする請求項2記載の銅箔。
- ファインパターン性に優れたフレキシブルプリント基板用銅箔であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の銅箔。
- 表面粗さが2.5μm以下であり、かつ粗化処理されていない電解銅箔又は圧延銅箔上に、ニッケル金属又はリンを含有するニッケル合金めっきを施すことを特徴とする銅箔の製造方法。
- 30〜2500μg/dm2のニッケル金属層又はリンを含有するニッケル合金層を形成することを特徴とする請求項5記載の銅箔の製造方法。
- 50〜1000μg/dm2のニッケル金属層又はリンを含有するニッケル合金層を形成することを特徴とする請求項6記載の銅箔の製造方法。
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