JP2005015167A - エレベーターの遠隔監視装置 - Google Patents
エレベーターの遠隔監視装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005015167A JP2005015167A JP2003182870A JP2003182870A JP2005015167A JP 2005015167 A JP2005015167 A JP 2005015167A JP 2003182870 A JP2003182870 A JP 2003182870A JP 2003182870 A JP2003182870 A JP 2003182870A JP 2005015167 A JP2005015167 A JP 2005015167A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- remote monitoring
- elevator
- monitoring center
- monitoring device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
【解決手段】遠隔監視装置9は各号機制御装置3を遠隔監視し、この制御装置3から異常が送信されると、これを通信回路10を介して監視センタ11へ発報する。
群管理装置1が複数台のエレベーターの内、例えば無方向待機で休止状態の号機に待機電力供給中止のための電源遮断を要求すると、遠隔監視装置9へ監視センタ11への発報を阻止する。また、上記発報阻止中に、群管理装置1が例えば乗場呼び発生により、電源復帰を要求すると、上記監視センタへの発報を再開する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベーターの制御装置を遠隔監視して、異常を監視センタへ発報する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近来、エレベーター装置では、エレベータ等を管理する管理人を置かないで、エレベーター装置にエレベーターに発生する異常信号を検出する装置を設け、この異常信号を発報する発報装置を備え、この異常信号を通信回路を介して監視センタへ発報する遠隔監視装置が採用されている。
【0003】
従来のエレベーターの遠隔監視装置においては、エレベーターがパーキング運転を行なったことを検出する検出手段と、この検出手段でパーキング運転が行なわれていることが検出されている状態にあって停電が発生したとき、この停電による異常信号の前記監視センタへの発報を自動的に阻止する手段とを備えるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第2871916号公報(段落0006、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のエレベーターの遠隔監視装置では、パーキング動作中に停電が発生しても発報を阻止するようにしているため、パーキング運転中に生じた停電に際して、保守員がむだに出動することをなくすことができる。しかし、群管理装置から待機号機に、待機電力(エレベーターの待機中に制御回路に流れる電流により消費される電力)の消費を低減するために電源遮断指令が出力されると、監視センタに発報され、保守員は出動しなければならないという問題点がある。
【0006】
この発明は、上記問題点を解消するためになされたもので、待機電力の供給を中止することによって生じる保守員のむだな出動をなくすことができるようにしたエレベーターの遠隔監視装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーターの遠隔監視装置は、群管理装置から複数台のエレベーターの内一定条件を満たす号機に、待機電力供給中止のための電源遮断を要求すると、遠隔監視装置へ監視センタへの発報を阻止することを送信するようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図3はこの発明の第1〜第3発明の一実施の形態を示す図で、図1はブロック線図、図2は電源遮断動作フローチャート、図3は電源復帰動作フローチャートである。
図1において、複数台のエレベーターを一群として管理する群管理装置1に、ネットワーク2を介して各号機を制御する各号機制御装置3が接続されている。
【0009】
各号機制御装置3には、ネットワーク2に接続された各号機通信手段4が設けられており、群管理装置1から電源が供給されて群管理装置1との通信を実行する。各号機通信手段4は各号機単体の運転を制御する運行制御手段5に接続されている。そして、群管理装置1からの電源遮断・復帰指令を受けて電源遮断・復帰の回路に信号を送信する電源遮断・復帰手段6が各号機通信手段4及び運行制御手段5に接続されている。
【0010】
また、運行制御手段5には、待機電力の消費を低減するために電源が遮断されたことを記憶する電源遮断記憶手段7が接続されている。更に、運行制御手段5には、遠隔監視装置9との通信を実行する発報通信手段8が接続されている。遠隔監視装置9は通信回路10を介して監視センタ11に接続されている。
【0011】
次に、この実施の形態の動作を図2及び図3を参照して説明する。
電源遮断動作(図2)
ステップS1で群管理装置1は、一定の条件、例えば特定の号機が無方向待機で休止状態というような条件が満たされるのを待ち、一定の条件が満たされると、ステップS2で上記特定の号機へ待機電力供給停止の目的で電源遮断要求を出力する。
【0012】
ステップS3で各号機制御装置3の各号機通信手段4は、群管理装置1からの電源遮断要求を受信すると、これを運行制御手段5へ送信する。ステップS4で運行制御手段5は発報通信手段8に対して遠隔監視装置9への発報阻止送信を指示する。また、ステップS5で電源遮断記憶手段7に群管理装置1から電源遮断要求があったことを指示し、ステップS6で電源遮断・復帰手段6に電源遮断を指示する。
【0013】
ステップS7で発報通信手段8は発報阻止要求を遠隔監視装置9へ送信し、遠隔監視装置9が監視センタ11へ異常を通報しないようにする。ステップS8で電源遮断記憶手段7は待機電力供給停止のために電源遮断されたことを記憶する。ここで、記憶する領域は、電源が復帰しても記憶可能なRAM領域又は不揮発性のROM領域とする。そして、ステップS9で電源遮断・復帰手段6は自号機の電源を遮断する。以後、エレベーターは待機電力供給停止状態で待機することになる。
【0014】
電源復帰動作(図3)
ステップS11で群管理装置1は、一定の条件、例えば乗場呼びが発生し、電源遮断中の号機の運転を再開させるというような条件が満たされるのを待ち、一定の条件が満たされると、ステップS12で上記電源遮断中の号機へ電源復帰要求を出力する。ステップS13で各号機制御装置3の各号機通信手段4は、群管理装置1からの電源復帰要求を受信すると、これを電源遮断・復帰手段6へ指示する。
【0015】
ステップS14で電源遮断・復帰手段6は電源を復帰する。電源が復帰すると、ステップS15で運行制御手段5は電源遮断時に電源を遮断した記憶があるかを判定する。記憶がなければ処理は終了し、記憶があればステップS16へ進む。ステップS16で発報通信手段8に発報再開要求を指示し、ステップS17で発報通信手段8は遠隔監視装置9へ発報再開を送信する。
以後は、遠隔監視装置9で各号機の異常を監視し、異常があれば通信回線10を介して監視センタ11へ発報する。
【0016】
ここで、ステップS1,S2は電源遮断要求手段を、ステップS7は発報阻止通信手段を、ステップS8,S15は電源遮断記憶手段を、ステップS11,S12は電源復帰要求手段を、ステップS16は発報再開通信手段を構成している。
【0017】
このようにして、群管理装置1から待機電力供給中止のための電源遮断が要求されると、監視センタ11への発報を阻止し、群管理装置1から電源復帰が要求されると、監視センタ11への発報を再開するようにしたため、保守員のむだな出動をなくすことが可能となる。
また、電源遮断を記憶し、電源復帰時に上記記憶を確認して発報再開するようにしたため、発報再開時の操作を確実にすることが可能となる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したとおりこの発明では、群管理装置から複数台のエレベーターの内一定条件を満たす号機に、待機電力供給中止のための電源遮断を要求すると、遠隔監視装置へ監視センタへの発報を阻止することを送信するようにしたので、保守員のむだな出動をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示すブロック線図。
【図2】この発明の実施の形態1を示す電源遮断動作フローチャート。
【図3】この発明の実施の形態1を示す電源復帰動作フローチャート。
【記号の説明】
1 群管理装置、3 各号機制御装置、4 各号機通信手段、5 運行制御手段、6 電源遮断・復帰手段、7 電源遮断記憶手段、8 発報通信手段、9 遠隔監視装置、10 通信回路、11 監視センタ。
S1,S2 電源遮断要求手段、S7 発報阻止通信手段、S8,S15 電源遮断記憶手段、S11,S12 電源復帰要求手段、S16 発報再開通信手段。
Claims (3)
- 遠隔監視装置が複数台のエレベーターの制御装置を監視し、これらの制御装置から異常が送信されると、これを監視センタへ発報する装置において、群管理装置から上記複数台のエレベーターの内一定条件を満たす号機に待機電力供給中止のための電力遮断を要求する電源遮断要求手段と、上記電源遮断が要求されると、上記遠隔監視装置へ上記監視センタへの発報を阻止する発報阻止通信手段とを備えたことを特徴とするエレベーターの遠隔監視装置。
- 群管理装置から電源遮断により待機中のエレベーターの内所定条件を満たす号機に電源復帰を要求する電源復帰要求手段と、上記電源復帰が要求されると、遠隔監視装置へ監視センタへの発報を再開することを発信する発報再開通信手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載のエレベーターの遠隔監視装置。
- 監視センタへの発報阻止の送信に従って待機電力供給中止のための電源遮断を記憶し、電源復帰後の監視センタへの発報再開に先立って上記電源遮断の記憶を確認する電源遮断記憶手段を設けたことを特徴とする請求項2記載のエレベーターの遠隔監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003182870A JP2005015167A (ja) | 2003-06-26 | 2003-06-26 | エレベーターの遠隔監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003182870A JP2005015167A (ja) | 2003-06-26 | 2003-06-26 | エレベーターの遠隔監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005015167A true JP2005015167A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34183139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003182870A Pending JP2005015167A (ja) | 2003-06-26 | 2003-06-26 | エレベーターの遠隔監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005015167A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1981794A1 (en) * | 2005-07-18 | 2008-10-22 | Otis Elevator Company | Remotely performed and/or assisted restoration of elevator service |
-
2003
- 2003-06-26 JP JP2003182870A patent/JP2005015167A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1981794A1 (en) * | 2005-07-18 | 2008-10-22 | Otis Elevator Company | Remotely performed and/or assisted restoration of elevator service |
EP1981794A4 (en) * | 2005-07-18 | 2011-09-28 | Otis Elevator Co | FOLLOW-UP AND / OR SUPPORTED RESTORATION OF THE OPERATION OF AN ELEVATOR |
US8069958B2 (en) | 2005-07-18 | 2011-12-06 | Otis Elevator Company | Elevator system and method including a controller and remote elevator monitor for remotely performed and/or assisted restoration of elevator service |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101751251B1 (ko) | 방범용 cctv 로컬 장비 통합 제어 감시 시스템 | |
WO2009046595A1 (fr) | Procédé pour réaliser une offre d'alarme d'arrêt d'alimentation d'un appareil de transmission et retrait de l'alarme | |
JP2005015167A (ja) | エレベーターの遠隔監視装置 | |
JP2007070053A (ja) | 遠隔監視端末装置 | |
KR100644404B1 (ko) | 무인관리형 간이상수도 시설의 정수장치 | |
JP2004010259A (ja) | 乗客コンベアの運転制御装置 | |
KR200393329Y1 (ko) | 무인관리형 간이상수도 시설의 정수장치 | |
JP2002295883A (ja) | 空調機構及び制御方法 | |
JPH11116154A (ja) | エレベータの遠隔監視システム | |
JPS60156198A (ja) | 自動通報装置 | |
JP3485074B2 (ja) | イーサネットスイッチングハブ | |
JP2003258684A (ja) | 機能不良状態監視制御方法及びシステム | |
CN213448681U (zh) | 一种具有故障自动切换到保护状态功能的供水设备 | |
JP2010259156A (ja) | 通信システム | |
JP4364695B2 (ja) | 無線監視システム | |
JP4464234B2 (ja) | 端末網制御装置 | |
KR100769334B1 (ko) | 자동 전원 재개가 가능한 실시간 원격감시 및 제어장치 | |
JP2861976B2 (ja) | 基地局のアラーム誤報防止方法及びシステム | |
JPH04328698A (ja) | 遠隔監視装置 | |
JP3697520B2 (ja) | 自律電文送信方法 | |
JP2004280497A (ja) | 火災報知設備のリモート監視用インタフェース装置 | |
JP2006072563A (ja) | 監視通報装置 | |
JP2003174737A (ja) | 無停電電源装置 | |
JP2009222321A (ja) | 遠隔監視システム | |
JPH10320674A (ja) | 自動通報装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060328 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20081209 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20090811 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091222 |