JP2006072563A - 監視通報装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、地域停電の場合のように停電情報の通報が集中するのをできるだけ抑止するとともに通報が必要な場合のみ通報するようにした監視通報装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】監視通報装置1の主制御部10は、停電検知手段17から停電検知信号を受信すると、警備状態判定手段18が警備解除状態であると判定しているかチェックする。そして、警備解除状態であると判定された場合には、停電情報を監視センタ5に通報することなく記憶部16に記憶する。警備解除状態ではないと判定された場合には停電情報を直ちに監視センタ5に通報する。
【選択図】図1
【解決手段】監視通報装置1の主制御部10は、停電検知手段17から停電検知信号を受信すると、警備状態判定手段18が警備解除状態であると判定しているかチェックする。そして、警備解除状態であると判定された場合には、停電情報を監視センタ5に通報することなく記憶部16に記憶する。警備解除状態ではないと判定された場合には停電情報を直ちに監視センタ5に通報する。
【選択図】図1
Description
本発明は、空き巣等の犯罪者の侵入、火災の発生又は急病人の発生といった緊急事態の通報のために住宅や事務所に設置される監視通報装置に関する。
従来より、上述したような監視通報装置を設置しておき、監視センタにおいて監視通報装置からの監視情報を常時チェックして緊急事態が通報された場合に即座に警備員が対応するといった警備システムが普及してきている。こうした監視通報装置では、一般に商用電源を用いて作動するようになっているため、侵入者が監視通報装置の電源を切断してしまうことを想定して電源が切断されても一定時間動作するように補助電源を内蔵している。そして、補助電源により作動している間に監視センタに停電があったことを通報するようにしている。
ところが、監視通報装置の電源を利用者が誤って切断してしまうことがある。例えば、住宅の電源ブレーカが切断されてしまったり、監視通報装置の電源コンセントを抜いてしまったりした場合にも監視センタに停電情報として誤って通報されることになる。こうした問題に対処するため、例えば、特許文献1では、電源確認手段により電源断と判断された場合、または接続確認手段により監視センタへの通信不能が判断された場合、メッセージ出力部により通信回線の外れ、通信環境の変更、接続回線の外れ等の確認要請メッセージを表示または音声により出力し、所定時間以内に電力供給が回復した場合、停電検知信号の送信をしない制御を行う点が記載されている。
特開2003−242572号公報
しかしながら、地域全体が停電するような場合には、先行文献のようにメッセージを表示したとしても利用者が対応することができず、多くの停電情報が監視センタに集中してセンタのシステムが混乱し、また回線に一度に大量の情報が送信されるため、回線のトラフィックが一時的に増大してしまう。そのため、停電中に発生した緊急事態の通報が監視センタに届かなかったり、遅延してしまうおそれがある。届いたとしても大量の停電情報の中で見落とされてしまうおそれもある。
また、先行文献のようにメッセージを表示したとしても、例えば、子供が電源コードを抜いてしまった場合等適切に対処されないことが想定され、結局停電情報が誤って通報されてしまうことは避けられない。
そこで、本発明は、このように問題となる停電情報の通報をできるだけ抑止するとともに通報が必要な場合のみ通報するようにした監視通報装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る監視通報装置は、異常検知センサからの検知信号に基づいて監視情報を通報する監視通報装置において、外部電源からの供給が停止又は復旧したことを検知する停電検知手段と、設定された警備状態を判定する警備状態判定手段と、前記警備状態判定手段が警備解除状態であると判定している間に前記停電検知手段から停電検知信号が送信された場合に停電情報を通報しないように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。さらに、前記制御手段は、停電情報を記憶手段に記憶させるとともに監視情報を通報する際に記憶された停電情報も通報するように制御することを特徴とする。さらに、前記制御手段は、停電情報を記憶手段に記憶させるとともに前記警備状態判定手段が警備開始状態であると判定した場合に記憶された停電情報を通報するように制御することを特徴とする。さらに、前記制御手段は、停電情報を記憶手段に記憶させるとともに前記停電検知手段から停電復旧検知信号があった場合に記憶された停電情報を消去する記憶制御手段を備えていることを特徴とする。
本発明に係る別の監視情報装置は、異常検知センサからの検知信号に基づいて監視情報を通報する監視通報装置において、外部電源からの供給が停止又は復旧したことを検知する停電検知手段と、設定された警備状態を判定する警備状態判定手段と、前記警備状態判定手段が警備開始状態であると判定している間に前記停電検知手段から停電検知信号が送信された場合に停電情報を記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、記憶された停電情報を監視情報とともに通報する通報制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る別の監視情報装置は、異常検知センサからの検知信号に基づいて監視情報を通報する監視通報装置において、外部電源からの供給が停止又は復旧したことを検知する停電検知手段と、設定された警備状態を判定する警備状態判定手段と、前記警備状態判定手段が警備開始状態であると判定している間に前記停電検知手段から停電検知信号が送信された場合に停電情報を記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、記憶された停電情報を監視情報とともに通報する通報制御手段とを備えたことを特徴とする。
上記のような構成を有することで、緊急事態の発生が想定されない警備解除中に停電が検知されたとしても通報が行われないため、地域停電があった場合でも監視センタに送信される停電情報を低減することができ、監視センタへの停電情報の集中又は回線トラフィックの一時的な増大による監視センタの混乱等のトラブルを防止することができる。
そして、停電情報を記憶手段に記憶させるとともに前記停電検知手段から停電復旧検知信号があった場合停電情報を消去するようにすれば、必要に応じて記憶された停電情報を通報するようにすることができ、監視センタに不必要に停電情報が通報されず、また必要な場合に通報されるので、監視センタに通報される停電情報を分散することができる。
また、緊急事態が発生したことを報知する監視情報を通報する際に記憶された停電情報も併せて通報すれば、監視センタにおいて監視情報の見落としがなく監視情報とともに停電情報についても対応することができ、警備業務を効率化することが可能となる。また、警備開始状態と判定された場合に記憶された停電情報を通報するようにすれば、緊急事態が想定される警備開始状態において確実に停電情報に基づいて対応することができる。
本発明に係る別の監視通報装置は、上記のような構成を有することで、警備開始状態において停電が発生した場合に停電情報を監視情報とともに通報するようにしたので、地域停電があった場合監視センタに停電情報が集中することはなくなり、監視センタの混乱を回避できる。また、監視情報とともに停電情報が通知されるので、監視センタで情報の見落としを防止することができる。
本発明に係る別の監視通報装置は、上記のような構成を有することで、警備開始状態において停電が発生した場合に停電情報を監視情報とともに通報するようにしたので、地域停電があった場合監視センタに停電情報が集中することはなくなり、監視センタの混乱を回避できる。また、監視情報とともに停電情報が通知されるので、監視センタで情報の見落としを防止することができる。
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る実施形態である監視通報装置1に関する概略ブロック図である。監視通報装置1は、装置全体を制御する主制御部10、外部電源2に接続して装置内に電源を供給する電源部11、停電時に電源部11に電源を供給する補助電源12、防犯センサ3及び警備状態設定手段4からの信号が入力される入力部13、監視センタ5とネットワーク6を介して情報を送受信する送受信部14、利用者にメッセージを表示するメッセージ出力部15、制御に必要なプログラムやデータを記憶する記憶部16を備えている。また、電源部11の電源供給状態を監視して停電があった場合に停電検知信号を主制御部10に出力するとともに停電が復旧した場合に停電復旧信号を出力する停電検知手段17及び入力部13に入力される警備状態設定手段4の設定信号に基づいて警備解除状態か警備開始状態かを判定する警備状態判定手段18が設けられている。
外部電源2としては、商用電源(AC100V)が用いられ、補助電源12としては、一般に電池が用いられる。主制御部10には、CPUを用いればよく、記憶部16には、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリといった記憶回路が用いられる。防犯センサ3は、玄関や窓等に設置されて侵入者が破壊等を行ったことを検知する。防犯センサのほかに、火災の検知、急病人の検知といったセンサを設置するようにしてもよい。
利用者が警備状態設定手段4を用いて警備開始状態に設定すると、設定信号が入力部13に入力されて警備状態判定手段18が警備開始状態であると判定して、主制御部10に判定結果を送信する。そして、警備開始状態と判定されている間に防犯センサ3が異常を検知すると検知信号が入力部13を介して主制御部10に送信され、主制御部10は、異常検知信号に基づいて監視情報を送受信部14を介して監視センタ5に送信する。また、利用者が警備状態設定手段4を用いて警備解除状態に設定している場合には、警備状態判定手段18が警備解除状態であると判定して、主制御部10に判定結果を送信する。この場合には、防犯センサ3から何らかの検知信号があったとしても主制御部10は、監視情報を送信することはない。
次に、外部電源2からの電源供給が停止して停電検知手段17が停電検知信号を出力した場合の処理について説明する。まず、図2は、停電が発生した場合の処理フローを示している。停電検知手段17から停電検知信号が出力されると、停電が発生したことをメッセージ出力部15に表示する(S100)。そして、警備状態判定手段18が警備解除状態と判定しているかチェックし(S101)、警備解除状態である場合には、停電処理設定されているかチェックする(S102)。停電処理設定は、停電が発生した時に即座に通報処理を行うか否かを設定するもので、予め記憶部16に停電処理設定のための設定データが記憶されている。設定データが記憶されている場合には、停電情報を記憶部16に記憶して通報処理を行わずそのまま終了する。ステップS101で警備開始状態である場合には、停電情報通報処理を行い、監視センタ5に停電情報を送信する(S104)。ステップS102で設定データが記憶されていない場合にもステップS104の停電情報通報処理を行うようにする。
図2の処理を行うことで、停電情報が直ちに監視センタに通報されないため、地域停電が発生した場合等に監視センタに停電情報が集中することを避けることができる。また、停電情報を記憶しておくことで、必要な時に監視センタに停電情報を通報することが可能となる。そして、停電処理設定で停電時に停電情報を通報するか設定できるため、利用者の要望に応じて停電時の処理を行うようにすることが可能となる。
図3は、停電中に防犯センサ3が作動した場合に、監視情報を通報する際の処理フローを示している。防犯センサ3からの検知信号があるかチェックし(S200)、検知信号が出力されると、停電情報が記憶されているかチェックする(S201)。停電情報が記憶されている場合には、停電情報を監視センタ5に通報して(S202)、停電情報を記憶部16から消去する(S203)。そして、防犯センサ3の検知信号に基づいて監視情報を監視センタ5に通報する(S204)。ステップS201で停電情報が記憶されていないと判断された場合にはステップS204に進み、監視情報の通報処理を行う。
図3の処理を行うことで、監視情報を通報する際に停電情報を併せて通報することができ、地域停電の場合でも停電情報が集中せず分散して監視センタ5に送信され、監視センタ5での情報処理が効率よく行うことができる。
図4は、停電中に警備解除状態から警備開始状態に設定された場合の処理フローを示している。警備状態判定手段18が警備開始状態であると判定すると、警備開始状態であることをメッセージ出力部15に表示する(S300)。そして、停電情報が記憶されているかチェックし(S301)、停電情報を監視センタ5に通報して(S302)、停電情報が記憶されている場合には、停電情報を記憶部16から消去する(S303)。ステップS301で停電情報が記憶されていないと判断された場合にはそのまま終了する。
図4の処理を行うことで、警備開始状態に設定変更になると停電情報が直ちに監視センタ5に通報されて、停電に伴うトラブルを防止して緊急事態の発生に備えることができる。
図5は、外部電源2からの電源供給が再開して停電検知手段17が停電復旧検知信号を出力した場合の停電復旧処理のフローを示している。停電検知手段17から停電復旧検知信号が出力されると、停電が復旧したことをメッセージ出力部15に表示する(S400)。そして、停電情報が記憶されているかチェックし(S401)、停電情報が記憶されている場合には、停電情報を記憶部16から消去して(S402)終了する。ステップS401で停電情報が記憶されていないと判断された場合には、停電復旧情報を監視センタ5に通報して(S403)終了する。
図5の処理を行うことで、停電情報が記憶されている場合には停電情報が送信されていないものとして停電復旧情報を監視センタ5に通報しないようにし、停電情報が記憶されていない場合には、停電情報が通報されたものとして停電復旧情報が通報され、不用意に停電復旧情報を通報しないようにしている。
1・・・監視通報装置、2・・・外部電源、3・・・防犯センサ、4・・・警備状態設定手段、5・・・監視センタ、6・・・ネットワーク、10・・・主制御部、11・・・電源部、12・・・補助電源、13・・・入力部、14・・・送受信部、15・・・メッセージ出力部、16・・・記憶部、17・・・停電検知手段、18・・・警備状態判定手段。
Claims (5)
- 異常検知センサからの検知信号に基づいて監視情報を通報する監視通報装置において、外部電源からの供給が停止又は復旧したことを検知する停電検知手段と、設定された警備状態を判定する警備状態判定手段と、前記警備状態判定手段が警備解除状態であると判定している間に前記停電検知手段から停電検知信号が送信された場合に停電情報を通報しないように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする監視通報装置。
- 前記制御手段は、停電情報を記憶手段に記憶させるとともに監視情報を通報する際に記憶された停電情報も通報するように制御することを特徴とする請求項1に記載の監視通報装置。
- 前記制御手段は、停電情報を記憶手段に記憶させるとともに前記警備状態判定手段が警備開始状態であると判定した場合に記憶された停電情報を通報するように制御することを特徴とする請求項1に記載の監視通報装置。
- 前記制御手段は、停電情報を記憶手段に記憶させるとともに前記停電検知手段から停電復旧検知信号があった場合に記憶された停電情報を消去することを特徴とする請求項1に記載の監視通報装置。
- 異常検知センサからの検知信号に基づいて監視情報を通報する監視通報装置において、外部電源からの供給が停止又は復旧したことを検知する停電検知手段と、設定された警備状態を判定する警備状態判定手段と、前記警備状態判定手段が警備開始状態であると判定している間に前記停電検知手段から停電検知信号が送信された場合に停電情報を記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、記憶された停電情報を監視情報とともに通報する通報制御手段とを備えたことを特徴とする監視通報装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004253394A JP2006072563A (ja) | 2004-08-31 | 2004-08-31 | 監視通報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004253394A JP2006072563A (ja) | 2004-08-31 | 2004-08-31 | 監視通報装置 |
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JP2006072563A true JP2006072563A (ja) | 2006-03-16 |
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Family Applications (1)
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JP2004253394A Pending JP2006072563A (ja) | 2004-08-31 | 2004-08-31 | 監視通報装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006072563A (ja) |
-
2004
- 2004-08-31 JP JP2004253394A patent/JP2006072563A/ja active Pending
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