JP4758778B2 - 警報装置 - Google Patents

警報装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4758778B2
JP4758778B2 JP2006018705A JP2006018705A JP4758778B2 JP 4758778 B2 JP4758778 B2 JP 4758778B2 JP 2006018705 A JP2006018705 A JP 2006018705A JP 2006018705 A JP2006018705 A JP 2006018705A JP 4758778 B2 JP4758778 B2 JP 4758778B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alarm
fire
instruction information
alarm device
interlocking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006018705A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007200084A (ja
Inventor
巧 松井
英城 大江
良春 名川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2006018705A priority Critical patent/JP4758778B2/ja
Publication of JP2007200084A publication Critical patent/JP2007200084A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4758778B2 publication Critical patent/JP4758778B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、火災警報器やガス漏れ警報器、火災ガス漏れ警報器など、各種警報装置に関する。
従来から家宅には、ガスメータやガス漏れ警報器等が設置されており、それらによって把握されるガスの使用量やガス漏れ発生の有無は、従来はスタンドアローンでそれぞれの機器において把握されているのみであったが、その後、遠隔地での集中監視の普及により、遠隔地の集中監視地点に電話回線等を介して接続された集中監視盤に、個別に有線接続されるケースが増え始めた。
さらに近年では、特開平6−85938号公報に開示されているように、設置箇所の自由度を向上させるために、無線装置を介してガス漏れ警報器やガスメータ等を集中監視盤に無線接続する構成が提案されるに至った。
近年、法令の改正により新築住戸に火災警報器の設置が義務付けられ、この火災警報器で検出した警報は、音声や表示等により外部に報知されるのが一般的である。この場合、警報状態が発生した場所でしかその旨を認知することができないため、複数の火災警報器を設置して、各火災警報器の連動コネクタを有線で接続し、これらを連動させるものがある。さらに、このことは、単に一つの家宅内での問題に収まらず、近隣の家宅の居住者に対する警報状態や故障状態への迅速な対応を期待する上でも重要な問題であり、警報状態や故障状態がどこで発生したのかをその発生場所以外の場所でも迅速に報知するための対策が望まれている。
特開平6−85938号公報
しかし、複数の火災警報器を連動させる場合に、2箇所以上の火災警報器で火災を検出した場合、警報を連動させるための処理が複数の警報器で競合する恐れがあり、処理が上手く進行しないことが考えられる。
本発明は、複数の警報装置で警報を連動させる場合に処理の競合を防止して、確実な動作を行うようにすることを課題とする。
請求項1の警報装置は、設置領域の異常を監視して異常が検出されたときに警報を報知し、外部からの連動指示情報を受けて連動警報を報知する警報装置であって、外部に連動指示情報を送信する送信手段と、外部からの連動指示情報を受信する受信手段と、送信手段からの連動指示情報の出力を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記異常が検出されたとき前記受信手段で外部からの連動指示情報を既に受信していないときにのみ前記送信手段から連動指示情報を出力するとともに、該連動指示情報を出力した後に異常が解除されたときに送信手段から解除指示情報を出力し、前記異常が検出されたとき前記受信手段で外部からの連動指示情報を既に受信している場合には、解除指示情報を待って前記送信部手段から連動指示情報を出力する。
請求項1の警報装置を複数台連動させる。異常を検出した警報装置は警報を報知し、他の警報装置から連動指示情報(警報電文等)を受信していなければ、他の警報装置に連動指示情報を出力する。他の警報装置はこの連動指示情報を受けてそれぞれ警報を報知する。異常を検出して警報を報知した際に、既に他の警報装置から連動指示情報を受信している場合にはそのまま待機し、連動指示情報を出力した警報装置で異常が解除されて解除指示情報(解除電文等)が出力されると、その解除指示情報を受けた場合に、待機していた連動指示情報を出力する。
請求項2の警報装置は、請求項1に記載の警報装置であって、前記異常が検出されたときに警報を報知するとともに警報信号を出力し、前記外部からの警報信号を受けて警報を報知する警報器と、前記送信手段、前記受信手段及び前記制御手段とからなり前記警報器に接続された無線ユニットと、から構成され、前記無線ユニットの制御手段は、前記警報器からの警報信号に基づく前記連動指示情報を外部へ出力するかしないかを制御することを特徴とする。
請求項2の警報装置によれば、警報器は異常を検出したときに警報を報知するとともに例えば連動コネクタから警報信号を出力するものとすることができる。これは連動型の警報器の基本的な構成であり、この警報器の連動コネクタに無線ユニットを接続するだけで請求項1の警報装置を実現できる。
請求項3の警報装置は、請求項1または2に記載の警報装置であって、前記送信手段からの連動指示情報の外部への出力を断続的に行うことを特徴とする。
請求項3の警報装置によれば、連動指示情報を断続的に出力するので、他の警報装置で連動による警報の通報を強制的に停止した場合でも、再度警報を通報するように構成できる。
請求項1の警報装置によれば、複数の警報装置で警報を連動させる場合に処理の競合を防止することができ、確実な動作を行うことができる。また、警報中は例えば新たな火元からの連動指示情報による無線通信を抑えることができるので、混信による未受信も防ぐことができ、かつ、消費電流の低減にもなる。
請求項2の警報装置によれば、請求項1の効果に加えて、無線ユニットを接続するという簡単な構成により、基本的な連動型の警報器に広く適用可能である。
請求項3の警報装置によれば、請求項1または2の効果に加えて、連動による警報の通報を強制的に停止した場合でも、再度警報を通報するように構成できる。
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は実施の形態の火災警報装置を構成する火災警報器10の要部ブロック図、図2は同火災警報装置を構成する無線ユニット30の要部ブロック図、図3は実施の形態の火災警報装置の表面を示す斜視図である。この実施の形態の火災警報装置は火災警報器10と無線ユニット30とで構成されており、、図3に示すように、本体ケース1の表パネル1aには火災警報器10の交換時期を記したブランドシール2が設けられている。また、本体ケース1の下部パネル1bには、点検スイッチ21(図1参照)をオン/オフする押しボタン3、赤警報ランプ4、緑警報ランプ5が配設され、この下パネル1bの内側には警報スピーカ6が配設されている。また、本体ケース1の下部には点検スイッチ21をオン/オフする引き紐7が配設されている。また、本体ケース1の背面には、ケーブル等により外部機器と接続可能な連動コネクタ20が配設されており、この実施形態では連動コネクタ20に無線ユニット30が接続されている。
図1に示すように、火災警報器10はCPU11を備えており、CPU11には、2種相当の煙を検出する火災センサ12、火災センサ12の故障を検知してCPU11に故障検出信号を出力する火災センサ故障監視回路13、昇圧回路24の故障を監視する昇圧回路故障監視回路14、昇圧回路24の電圧低下を検知してCPU11に低下検出信号を出力する電源電圧低下監視回路15、赤警報ランプ4と緑警報ランプ5を点灯及び消灯する表示回路16、警報スピーカ6でブザー音及び音声の出力を行う音声出力回路17、警報スピーカ6の断線を検知してCPU11に断線検出信号を出力するスピーカ断線監視回路18、CPU11が実行するプログラムや各種設定データを記憶しているメモリ回路19、前記押しボタン3及び引き紐7の操作によりオン/オフする点検スイッチ21、連動コネクタ20を介して、連動警報の指示信号及び警報停止の指示信号の入力、警報信号の出力を行うインターフェース回路22を備えている。なお、電池Baはコネクタ23を介して昇圧回路24に接続されて本体ケース1内に配設されている。また、図示は省略するが工場出荷時の設定などを行うためにパーソナルコンピュータとの間でシリアル通信を行うためのシリアルインターフェース回路も備えている。
火災警報器10のCPU11の制御による概略動作について説明する。CPU11は火災センサ12を監視しており、火災発生時に火災センサ12が煙を検知すると、CPU11は表示回路16を制御して赤警報ランプ4をフラッシュ点滅し、音声出力回路17を駆動して警報スピーカ6によりブザー音及び音声で火災警報を発する。また、本体ケース1の背面の連動コネクタ20を介して無線ユニット30から連動警報が指示されると、赤警報ランプ4の点滅を行うとともに、ブザー音と音声による警報を発する。さらに、無線ユニット30から警報停止の指示を受けると赤警報ランプ4の消灯、及びブザー音と音声の鳴動を停止する。また、CPU11は、火災センサ故障監視回路13、昇圧回路故障監視回路14、電源電圧低下監視回路15、スピーカ断線監視回路18の出力を監視しており、それぞれの監視回路で異常が検出されると、各機能の異常内容を緑警報ランプ5の点滅とブザー音と音声警報により通知する。また、点検スイッチ21が操作されると、機器の点検、機能の異常内容の確認、警報音の停止等が行われる。
図2に示すように、無線ユニット30は、CPU31、ROM32、RAM33、通信インターフェース34、コネクタインターフェース35を備えている。CPU31はROM32に格納されている制御プログラムによりRAM33のワークエリアを利用して無線ユニット30の制御をお行う。制御時にはCPU31は、RAM33のカウンタレジスタ等を用いて3分タイマ、一定時間タイマ、4分タイマの機能を得る。また、RAM33には各種状態を記憶するためのフラグ記憶エリア、連動指示情報や解除指示情報として外部に出力する警報電文及び解除電文を構成するための電文構成エリア、受信した電文を一時蓄積する受信バッファなどが設定されている。
図4は火災警報器10におけるCPU11の制御プログラムの要部フローチャート、図5〜図9は無線ユニット30におけるCPU31の制御プログラムの要部フローチャートである。なお、図5は第1タイマ割込み処理のフローチャート、図6は3分タイマで起動される割込み処理のフローチャート、図7は一定時間タイマで起動される割込み処理のフローチャート、図8は第2タイマ割込処理ののフローチャート、図9は4分タイマで起動される割込み処理のフローチャートである。なお、図6、図7及び図9の割込み処理は、それぞれ3分タイマ、一定時間タイマ、4分タイマの対応するタイマがタイムアップする毎に起動される。
これらの処理は現在の動作モードによって流れが変化するが、動作モード(現在の状態)は「通常」、「警報中」、「連動警報中」、「警報待ち中」のいずれかである。「通常」は火災を検知していない状態(火災検知直後のときもある)、「警報中」は自己の火災センサが火災を検知した後に鳴動(音声による報知)している状態、「連動警報中」は他の火災警報装置の火災検知に連動して鳴動している状態、「警報待ち中」は他の火災警報装置の火災検知の鳴動中に、自己の火災センサが火災を検知して鳴動切り替え後に、警報電文の送信待ちとなっている状態である。「解除フラグ」は解除電文の受信でセットされ、初期値はクリア状態である。連動指示情報としての警報電文の内容は警報コード+ハウスコード+地区コード+機器情報であり、解除指示情報としての解除電文の内容は解除コード+ハウスコード+地区コード+機器情報である。なお、「ハウスコード」は自宅と隣家のように家屋を区別するコード、「地区コード」はその家屋がある地域を区別するコード、「機器情報」は火災警報装置、防犯警報器等の機器の種類を区別するコードであり、これらのコードは当該電文を発信する警報器に対応する内容となっている。
一定時間タイマは他の火災警報装置が火災を検出した後、当該火災警報装置が火災を検出した場合に、この検出から一定時間毎に可能な場合、警報電文を送信するタイミングをとるものであり、この一定時間は設定可能である。また、4分タイマは、他の火災警報装置が火災を検出した後、当該火災警報装置が火災を検出した場合に、警報電文を受信してから4分間なにも受信しなければ、「通常」の動作モードに戻すか解除フラグをセットするためのものである。
火災警報器10側では、図4のステップS1で火災センサ12の状態を判定し、火災が検出されなければステップS2で警報を停止状態とし、火災が検出されればステップS3で火災警報を開始し、ステップS4で警報信号を連動コネクタ20から無線ユニット30に出力する。次にステップS5で、連動コネクタ20から連動指示信号の入力が有るかを判定し、入力がなければステップS7に進み、連動指示信号が入力されればステップS6で連動警報を開始し、ステップS7に進む。ステップS7では、連動コネクタ20から連動停止信号の入力が有るかを判定し、入力がなければステップS9に進み、連動停止信号が入力されればステップS8で鳴動を停止し、ステップS9に進む。ステップS9ではその他の各種処理を行い、ステップS1に戻る。以上の処理により、火災警報器10自体は通常の動作を行い、火災検出による警報の報知と、警報信号の出力を行う。また、連動指示信号が入力された場合には連動警報の動作を行う。
一方、無線ユニット30側では、図5と図8のタイマ割込み処理を所定のタイミング(例えば数m秒間隔)で繰り返している。図5のステップS11では、連動コネクタ20を介して火災警報器10からの警報信号が入力されているか否かにより、火災センサ12の状態を判定し、鎮火状態であればステップS19に進み、火災状態であればステップS12で動作モードは「通常」であるかを判定し、「通常」でなければステップS16に進み、「通常」であれば火災検出直後であるのでステップS13で動作モードを「警報中」に設定し、ステップS14で警報電文を送信し、ステップS15で3分タイマを起動して元のルーチンに復帰する。また、ステップS12で現在の動作モードが「通常」でない場合は、ステップS16で動作モードを「警報待ち中」に設定し、ステップS17で解除フラグをクリアし、ステップS18で一定時間タイマを起動して元のルーチンに復帰する。
ステップS11で鎮火状態であれば、ステップS19で現在の動作モードが「警報中」であるかを判定し、「警報中」でなければステップS24に進み、「警報中」であればステップS20で連動停止信号を出力して鳴動を停止する。次に、ステップS21で動作モードを「通常」に設定し、ステップS22で解除電文を送信し、ステップS23で3分タイマを停止して元のルーチンに復帰する。また、ステップS19で現在の動作モードが「警報中」でなければ、ステップS24で動作モードが「警報待ち中」であるかを判定する。「警報待ち中」でなければ元のルーチンに復帰し、「警報待ち中」であれば、ステップS25で鳴動を停止し、ステップS26で動作モードを「通常」に設定し、ステップS27で一定時間タイマを停止し、ステップS28で4分タイマを停止し、元のルーチンに復帰する。
図6の3分タイマ割込み処理では、ステップS31で警報電文を送信し、ステップS32で3分タイマを再起動して元のルーチンに復帰する。
図7の一定時間タイマ割込み処理では、ステップS41で解除フラグが「セット」であるかを判定し、「セット」でなければステップS46で一定時間タイマを再起動して元のルーチンに復帰する。解除フラグが「セット」であればステップS42で一定時間タイマを停止し、ステップS43で動作モードを「警報中」に設定し、ステップS44で警報電文を送信し、ステップS45で3分タイマを起動して元のルーチンに復帰する。
図8のステップS51では無線受信を監視し、受信があるとステップS52でハウスコードが一致するかを判定する。一致しなければそのまま元のルーチンに復帰し、一致すれば、ステップS53で機器情報が「火災警報器」を示すものか判定し、判定が「No」であれば元のルーチンに復帰し、「Yes」であればステップS54で警報電文の受信が有るかを判定する。警報電文の受信がなければステップS62に進み、警報電文の受信が有ればステップS55で動作モードが「通常」または「連動警報中」であるかを判定する。どちらでもなければステップS59に進み、「通常」または「連動警報中」であればステップS56で動作モードを「連動警報中」に設定し、ステップS57で連動コネクタ20から(火災警報器10に)連動指令信号を出力して連動火災警報を開始する。そしてステップS58で4分タイマを起動(リスタート)し、元のルーチンに復帰する。ステップS55で動作モードが「通常」または「連動警報中」のどちらでもなければ、ステップS59で動作モードが「警報待ち中」であるかを判定し、「警報待ち中」でなければ元のルーチンに復帰し、「警報待ち中」であればステップS60で解除フラグをクリアし、ステップS61で4分タイマを起動(リスタート)し、元のルーチンに復帰する。
ステップS54で警報電文の受信がなければ、ステップS62で解除電文の受信が有るかを判定し、解除電文の受信がなければ元のルーチンに復帰し、解除電文の受信が有ればステップS63で動作モードが「連動警報中」であるかを判定し、「連動警報中」でなければステップS67に進む。「連動警報中」であればステップS64で動作モードを「通常」に設定し、ステップS65で連動コネクタ20から(火災警報器10に)連動停止信号を出力して鳴動を停止し、ステップS66で4分タイマを停止して元のルーチンに復帰する。ステップS67では動作モードが「警報待ち中」でるかを判定し、「警報待ち中」でなければ元のルーチンに復帰し、「警報待ち中」であればステップS68で解除フラグをセットし、ステップS69で4分タイマを停止して元のルーチンに復帰する。
図9の4分タイマ割込み処理では、ステップS71で動作モードが「連動警報中」であるかを判定し、「連動警報中」でなければステップS75に進む。「連動警報中」であればステップS72で動作モードを「通常」に設定し、ステップS73で連動停止信号を出力して鳴動を停止し、ステップS74で4分タイマを停止して元のルーチンに復帰する。ステップS75では動作モードが「警報待ち中」でるかを判定し、「警報待ち中」でなければ元のルーチンに復帰し、「警報待ち中」であればステップS76で解除フラグをセットし、ステップS77で4分タイマを停止して元のルーチンに復帰する。
以上の処理において、図4のステップS1→S3→S4、図5のステップS12→S13→S14→S15のフローにより自己の火災検知により警報を報知するとともに他の火災警報装置に対して警報電文を送信する。このとき3分タイマが起動され、この警報電文の送信から3分毎に図6の処理で警報電文が送信される。すなわち請求項3に対応して「連動指示情報の外部への出力を断続的に行う処理」となる。
図5のステップS14以外で、警報電文を送信するのは図6のステップS31及び図7のステップS44だけである。ステップS31は3分タイマが起動されたときだけ、すなわちステップS15またはステップS45を通過したときだけである。また、ステップS45は解除フラグがセットされているときである。ステップS15は動作モードが「通常」のときだけであるが、動作モードが「通常」となるのは、図8のステップS62で解除電文を受信した後(ステップS64と)図9のステップS72だけである。図9のステップS72は動作モードが「連動警報中」でかつ4分タイマがタイムアップした場合だけである。他の火災警報装置から警報電文を受信している場合、3分毎に受信されるので「警報中」すなわち自己の火災センサが火災を検出している場合以外は、常に4分タイマは3分毎にリスタートされてしまう。
したがって、警報電文を送信するのは、他の火災警報装置から警報電文を受信しておらず、かつ、自己の火災センサが最初に火災を検出した直後のステップS14、及び図6のステップS31だけである。すなわち、請求項1に対応して、異常が検出されたとき受信手段で外部からの連動指示情報(警報電文)を既に受信していないときにのみ送信手段から連動指示情報(警報電文)を出力するように、構成されている。また、連動指示情報を出力した後に異常が解除されたときに送信手段から解除指示情報(解除電文)を出力し、異常が検出されたとき受信手段で外部からの連動指示情報(警報電文)を既に受信している場合には、解除指示情報(解除電文)を待って送信手段から連動指示情報(警報電文)を出力するように構成されている。
図10及ぶ図11は実施形態の火災警報装置を4台設置した一個の家屋等での動作の例を概念的に示す図であり、各火災警報装置(火災警報器10と無線ユニット30:なお、図では符号を省略する。)が前記のフローチャートで説明した制御動作を実行することにより実現される。図10の第1動作例では、Aの火災警報装置において、火災警報器が火災(火元)を検出すると警報を発するとともに、警報信号(連動コネクタ20を介して出力する警報信号)を無線ユニットに送信し、この無線ユニットは警報電文をB,C,Dの他の火災警報装置に送信する。各火災警報装置では無線ユニットから火災警報器に連動指示信号を出力して連動警報を発する。次に、D,Cの火災警報装置において、火災警報器が火災(火元)を検出すると警報を発するが、警報電文は送信しない。
そして、Aの火災警報装置において鎮火が検出されると鳴動を停止し、無線ユニットから解除電文が送信される。この解除電文がB,C,Dの火災警報装置で受信されると、Bの火災警報装置では鳴動が停止されるが、C,Dの火災警報装置では火災(火元)を検出しているので鳴動を停止しない。そして、Dの火災警報装置では上記の解除電文を受信すると、火災検出時点からの一定時間のタイミング(一定時間タイマのタイムアップのタイミング)において警報電文を送信する。これにより、同一タイミングの解除電文に対する複数の警報電文の競合がなくなる。この一定時間のタイミングは実施形態では無線ユニット30の処理のタイミングであるが、例えば火災警報器10側で処理を行う場合には、破線の矢印で示したように火災報知器側からの信号を受けて無線ユニットから警報電文が出力される。なお、Cの火災警報器のように警報電文を出力しないて鎮火(破線で図示)が検出された場合には、解除電文を送信しない。
図11の第2動作例では、Aの火災警報装置において火災警報器が火災(火元)を検出すると警報を発し、無線ユニットから警報電文が送信される。これによりB,C,Dの他の火災警報装置は連動警報を発する。このAの火災警報装置からの警報電文は3分毎に送信される。次に、Dの火災警報装置において火災(火元)を検出すると警報を発するが、警報電文は送信しない。そして、Aの火災警報装置において鎮火が検出されて鳴動が停止され、解除電文が送信されると、火災を検出していない(連動警報していた)B,Cの火災警報装置では鳴動を停止するだけであり、火災を検出していたDの火災警報装置は鳴動を停止しないで前記同様に一定時間のタイミングで警報電文を送信する。そして、この警報電文を受信したA,B,Cの火災警報装置は連動警報により鳴動する。このように、各火災警報装置は、火災を検出している警報装置を記憶しておかなくても、連動警報が成立するとともに、一つの火災警報装置で解除電文を送信しても、一つでも火災を検出している火災警報装置があれば、他の火災警報装置も直ぐに連動して鳴動する。
なお、この実施形態では、電文としてハウスコード、地区コード、機器情報を送信しており、ハウスコードが一致する火災警報装置のみを対象として処理を行うようにしているが、上記のコードにより区別して、隣家からの警報電文及び解錠電文を利用して連動警報を行うようにしてもよいし、防犯警報器と連動させてもよい。
以上の実施形態では、火災警報器10の連動コネクタ20に無線ユニット30を接続して火災警報装置を構成しているが、火災警報器10の処理と無線ユニット30の処理を一つのCPUで制御するような一体型の警報器であってもよい。
また、実施の形態では火災警報装置を例に説明したが、本発明は、ガス漏れ警報器、火災ガス漏れ警報器など、各種警報器にも適用できる。
本発明の実施の形態における火災警報器の要部ブロック図である。 実施の形態における無線ユニットの要部ブロック図である。 実施の形態における火災警報装置の表面を示す斜視図である。 実施の形態の火災警報器におけるCPUの制御プログラムの要部フローチャートである。 実施の形態の第3タイマ割込み処理のフローチャートである。 実施の形態の3分タイマ割込み処理のフローチャートである。 実施の形態の一定時間タイマ割込み処理のフローチャートである。 実施の形態の第2タイマ割込処理のフローチャートである。 実施の形態の4分タイマ割込み処理のフローチャートである。 実施の形態の第1動作例を概念的に示す図である。 実施の形態の第2動作例を概念的に示す図である。
符号の説明
4 赤警報ランプ
5 緑警報ランプ
6 警報スピーカ
10 火災警報器
11 CPU
12 火災センサ
20 連動コネクタ
23 インターフェース回路
30 無線ユニット
31 CPU
32 ROM
33 RAM
34 通信インターフェース
35 コネクタインターフェース

Claims (3)

  1. 設置領域の異常を監視して異常が検出されたときに警報を報知し、外部からの連動指示情報を受けて連動警報を報知する警報装置であって、
    外部に連動指示情報を送信する送信手段と、
    外部からの連動指示情報を受信する受信手段と、
    送信手段からの連動指示情報の出力を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記異常が検出されたとき前記受信手段で外部からの連動指示情報を既に受信していないときにのみ前記送信手段から連動指示情報を出力するとともに、該連動指示情報を出力した後に異常が解除されたときに送信手段から解除指示情報を出力し、前記異常が検出されたとき前記受信手段で外部からの連動指示情報を既に受信している場合には、解除指示情報を待って前記送信部手段から連動指示情報を出力する
    ことを特徴とする警報装置。
  2. 前記異常が検出されたときに警報を報知するとともに警報信号を出力し、前記外部からの警報信号を受けて警報を報知する警報器と、
    前記送信手段、前記受信手段及び前記制御手段とからなり前記警報器に接続された無線ユニットと、
    から構成され、
    前記無線ユニットの制御手段は、前記警報器からの警報信号に基づく前記連動指示情報を外部へ出力するかしないかを制御することを特徴とする請求項1に記載の警報装置。
  3. 前記送信手段からの連動指示情報の外部への出力を断続的に行うことを特徴とする請求項1または2に記載の警報装置。
JP2006018705A 2006-01-27 2006-01-27 警報装置 Active JP4758778B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006018705A JP4758778B2 (ja) 2006-01-27 2006-01-27 警報装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006018705A JP4758778B2 (ja) 2006-01-27 2006-01-27 警報装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007200084A JP2007200084A (ja) 2007-08-09
JP4758778B2 true JP4758778B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=38454635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006018705A Active JP4758778B2 (ja) 2006-01-27 2006-01-27 警報装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4758778B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5491381B2 (ja) 2008-03-17 2014-05-14 ホーチキ株式会社 警報器
JP5292167B2 (ja) * 2009-04-23 2013-09-18 ホーチキ株式会社 警報器
JP5384995B2 (ja) * 2009-04-23 2014-01-08 ホーチキ株式会社 警報器
JP5410824B2 (ja) * 2009-04-23 2014-02-05 ホーチキ株式会社 警報器
JP4525853B2 (ja) * 2009-11-02 2010-08-18 パナソニック電工株式会社 火災警報システム
JP5844841B2 (ja) * 2014-04-24 2016-01-20 ホーチキ株式会社 警報器
JP6695660B2 (ja) * 2015-05-21 2020-05-20 新コスモス電機株式会社 警報器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005222319A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Tokyo Gas Co Ltd 警報器、当該警報器の制御方法および制御プログラム
JP2005253038A (ja) * 2004-02-06 2005-09-15 Sony Corp 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2006018597A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Tokyo Gas Co Ltd 警報器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005222319A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Tokyo Gas Co Ltd 警報器、当該警報器の制御方法および制御プログラム
JP2005253038A (ja) * 2004-02-06 2005-09-15 Sony Corp 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2006018597A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Tokyo Gas Co Ltd 警報器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007200084A (ja) 2007-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008040566A (ja) 警報装置システム
JP4758778B2 (ja) 警報装置
JP4758784B2 (ja) 警報装置
KR101466427B1 (ko) 경보기
JP5074282B2 (ja) 警報器
JP2008035423A (ja) 警報通報装置
JP2008004033A (ja) ワイヤレス住宅用火災警報器、ワイヤレス住宅用火災警報システム
WO2009133726A1 (ja) 警報器
JP5399837B2 (ja) 警報器
JP2006270505A (ja) 伝送システムの信号伝送方式
JP5415818B2 (ja) 警報器
JP5292167B2 (ja) 警報器
JP5280898B2 (ja) 警報器
JP5781792B2 (ja) 警報器及び監視システム
JP5016945B2 (ja) 火災警報システム
JP2008165513A (ja) 火災警報器及び火災警報システム
JP5744577B2 (ja) 警報器及び監視システム
JP5324300B2 (ja) 警報器及び警報システム
JP6890494B2 (ja) 警報システム
JP2008033833A (ja) 警報装置
JP5410824B2 (ja) 警報器
JP5478316B2 (ja) 警報器及び警報システム
JP5831968B2 (ja) 警報システム
JPH10232990A (ja) 遠隔監視システム、及び、異常通報装置の監視装置
JP5893835B2 (ja) 警報器及び監視システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110502

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4758778

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250