JP4464234B2 - 端末網制御装置 - Google Patents

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本発明は、ガスメータ、水道メータ等の計量装置やセンサ等の警報機およびセキュリティ監視を目的とするカメラ等の監視装置を接続して、例えばガス供給会社や警備会社等のセンタ装置(センタサーバ)と公衆通信回線やインターネット網等の通信回線を介して通信可能に接続され、センタ装置と計量装置、監視装置等の端末機器間の通信を中継する端末網制御装置に関する。
ガスメータや水道メータの検針業務の簡易化を目的として、計量データを端末網制御装置により公衆通信回線網を利用してセンタサーバへ送信する自動検針システムが提供されている。
さらに、計量データに加えて、センサや非常スイッチ等からのガス漏れ警報といったセキュリティデータを監視センタに送信するようにしたデータ通信システムが特許文献1に開示されている。従来の端末網制御装置は、公衆電話回線や携帯電話回線を介してセンタサーバとデータ通信を行っていた。このような通信回線では、データ通信の帯域幅を大きくとることができない。そのため、例えば監視映像のような大容量の映像データの送信には不向きであり、データ通信システムとして映像データを含むセキュリティデータを扱うことが困難であった。
そこで、端末網制御装置とセンタサーバとの通信回線としてインターネット網を利用することにより、両者を広帯域幅で接続することができ、大容量のデータ通信が可能となる。インターネット網に対応したデータ通信システムが特許文献2に開示されており、設置場所周辺の監視映像などのセキュリティデータをセンタサーバへ送信することを可能とする端末網制御装置が開発されている。
特開平10−215326号公報 特開2003−198597号公報
通常、端末網制御装置は商用電源により動作している。そのため、停電などによって電源の供給が途絶えてしまう場合がある。端末網制御装置がセキュリティデータをセンタサーバへ送信中に電源断が発生すると、セキュリティを確保することが困難となるので、停電時でも動作可能とするために、端末網制御装置はバックアップ用電源として電池を搭載している。
しかし、停電時における端末網制御装置の消費電流が多いと、消費する電池容量も大きくなり、電池寿命が短くなってしまう。特に、大容量のデータを通信する場合には、消費電流が多くなって、電池の消耗が早くなる。したがって、必要なデータを送信できなくなってしまい、データ通信の信頼性を損なうおそれがある。
本発明は、上記に鑑み、停電時の消費電流を抑えて、バックアップ用電源の消耗を防ぐようにした端末網制御装置の提供を目的とする。
本発明は、通信回線を介してセンタ装置とデータ通信を行う端末網制御装置であって、端末機器が収集したセキュリティデータをセンタ装置に伝送するためのメイン制御部と、他の端末機器が収集した計測データをセンタ装置に伝送するためのサブ制御部とを備えている。サブ制御部は、電源電圧が低下したとき、前記メイン制御部の機能が停止するようにメイン制御部を制御する。
端末機器としては、監視装置、計量装置、センサ等の警報機がある。メイン制御部は、監視装置が収集した映像信号を処理してセキュリティデータとし、このデータをセンタ装置に伝送する。サブ制御部は、計量装置が収集した計量データあるいは通報データを前記メイン制御部による通信方式とは異なる通信方式あるいは同一の通信方式によってセンタ装置に伝送する。そして、サブ制御部は、商用電源からの電源電圧が低下したとき、バックアップ用電源によって動作し、前記メイン制御部の映像処理機能および通信機能が停止するようにメイン制御部を制御する。
サブ制御部は、停電等によって電源電圧が低下したとき、メイン制御部をパワーダウンさせ、電源電圧が復帰したとき、メイン制御部を再起動するようにしてもよい。このようにすれば、パワーダウンによって、メイン制御部の映像処理機能および通信機能が停止し、消費電流の多いメイン制御部は動作しない。したがって、消費電流の小さいサブ制御部だけが動作するので、電池等のバックアップ用電源の消費電流を減らせる。また、停電の復旧によって電源電圧が復帰しても、サブ制御部からの指示がなければ、メイン制御部は再起動しない。メイン制御部の誤動作を防ぐことができ、しかも確実に再起動も行える。
サブ制御部は、メイン制御部をパワーダウンさせる前に、通知を行うようにしてもよい。さらに、メイン制御部を再起動したとき、通知を行うようにしてもよい。このように、事前に通知をすることにより、メイン制御部は、処理中のタスクを強制終了することがなく、安全に終了させることができ、データの破損を防止できる。また、再起動後の通知により、処理途中であったタスクを確実に継続できる。
サブ制御部は、メイン制御部に動作用クロック信号を供給し、電源電圧の変化に応じて前記クロック信号およびパワーダウンさせるためのリセット信号の出力を制御するようにしてもよい。メイン制御部は、大容量のデータを処理するので、サブ制御部よりも高いクロック周波数で動作する。そのため、サブ制御部から供給されたクロック信号を逓倍して使用することが好ましい。
サブ制御部は、電源電圧の低下を検知したとき、メイン制御部をパワーダウンさせるためにリセット信号をオンし、電源電圧の復帰を検知したとき、リセット信号をオフするようにしてもよい。また、サブ制御部は、電源電圧の低下を検知したとき、クロック信号の出力を停止し、電源電圧の復帰を検知したとき、クロック信号の出力を再開するようにしてもよい。このようにすれば、電源電圧が低下しているときには、メイン制御部を動作させるのに必要なクロック信号の供給を完全に停止するので、メイン制御部は不安定な動作をすることがなくなり、バックアップ用電源も消費しない。
ここで、サブ制御部は、電源電圧の低下を検知したとき、先にリセット信号をオンしてからクロック信号の出力を停止し、電源電圧の復帰を検知したとき、先にクロック信号の出力を再開してからリセット信号をオフするようにしてもよい。このようにすれば、メイン制御部では、リセット信号を受けることにより、処理中のタスクの終了処理を行うことができ、完全に動作が停止するまでにデータ等の保存を行える。また、クロック信号が供給されてからリセット解除されるので、メイン制御部は確実に動作可能な状態において再起動でき、誤動作しない。
メイン制御部は、パワーダウンするとき、処理中のデータを不揮発性メモリに保存し、再起動したとき、前記データを呼び出して処理を続行するようにしてもよい。あるいは、パワーダウンするとき、処理中のデータをサブ制御部に送信し、サブ制御部は、前記データをメモリに保存するようにしてもよい。このようにすれば、再起動後、サブ制御部は、再起動の通知とともに保存しているデータを送信すればよい。したがって、センタ装置とデータ通信中に停電等が発生して、データ通信が中断しても、停電の復旧後に、速やかにデータ通信を続行できる。
また、メイン制御部は、処理すべきタスクが発生したとき、タスクに関連するデータをバックアップし、電源電圧が低下した後、電源電圧が復帰したとき、前記タスクを継続して行うようにしてもよい。これによって、中断したタスクを速やかに続行できる。
本発明によると、停電時等の電源電圧が低下したとき、低消費電流のサブ制御部だけを動作させ、高消費電流のメイン制御部を停止させることにより、この間における装置全体の消費電流を抑えることができる。したがって、電源電圧低下時に供用されるバックアップ用電源の消費電流を少なくでき、バックアップ用電源の長寿命化を図れる。
本実施形態の端末網制御装置を備えたデータ通信システムを図1に示す。端末網制御装置1は、通信回線2を介してセンタ装置(センタサーバ)3とデータ通信可能に接続される。通信回線2として、公衆回線、光ファイバ、専用線等を利用することにより、インターネット網に接続して、端末網制御装置1とセンタサーバ3との間でネットワークが形成される。さらに公衆回線によっても、端末網制御装置1とセンタサーバ3とが直接通信可能に接続される。なお、通信回線2は、有線に限らず無線であってもよい。
端末網制御装置1には、各種の情報やデータを収集するために複数の端末機器が接続される。すなわち、監視カメラ等の監視対象物を撮像する監視装置4が接続される。また、電気メータ、ガスメータ、水道メータ等の計量装置、監視対象物の異常を検知して通報信号を発するセンサやスイッチ等といった端末装置等の端末機器5が接続される。
端末網制御装置1は、監視装置4によって撮像した映像信号を処理し、セキュリティデータに変換する映像処理回路6と、センタサーバ3とインターネット網を介してデータ通信を行うネットワーク通信回路7と、映像処理回路6およびネットワーク通信回路7を制御する映像/通信制御回路8と、計量装置の計量データやセンサからの通報信号やセンタサーバ3からの制御信号を処理する網制御回路9と、公衆回線を介してセンタサーバ3とデータ通信を行う公衆回線通信回路10と、商用電源を直流電圧に変換するAC/DC電源回路11と、変換された直流電圧を各回路に応じた直流電圧に変換するDC/DC電源回路12と、停電や電源回路11、12の故障時に電力を供給するバックアップ電池13とを備える。なお、電池13に代わるバックアップ用電源として、バッテリや小型の発電機を用いてもよい。
図2に示すように、端末網制御装置1は、映像/通信制御ブロックと網制御ブロックとの2つの主なブロックによって構成される。映像/通信制御ブロックは、映像処理回路6と、ネットワーク通信回路7と、映像/通信制御回路8とから構成され、映像信号に基づくセキュリティデータを伝送するために、大容量のデータ通信が可能なブロードバンド通信を制御する。網制御ブロックは、公衆回線通信回路10と、網制御回路9とから構成され、計量データや通報データのような小容量のデータを異なる通信方式で伝送するために、ノーリンギング通信を制御する。そして、バックアップ電池13は、停電等によって電源電圧が低下したときに網制御ブロックの機能を担保するために、網制御ブロックに電力を供給するように接続されている。
映像/通信回路ブロックの映像/通信制御回路8は、映像信号をセキュリティデータへ変換する際に使用する映像処理用メモリ20と、映像/通信回路ブロックを制御するメインCPU(メイン制御部)21と、メインCPU21において動作するプログラムコードを格納するプログラムメモリ22と、メインCPU21においてプログラムが動作時に使用するワークメモリ23と、電源遮断時に備えてメインCPU21のタスクデータを格納する不揮発性メモリ24と、網制御ブロックのサブCPU(サブ制御部)25から供給されるクロック信号をメインCPU21において必要となる周波数に逓倍するクロック逓倍回路26とから構成されている。ネットワーク通信回路7は、インターネット網での通信を行うためにルータ、ハブ等に接続されるLAN通信処理回路27を有する。
映像処理回路6は、監視装置4から送出されてくるNTSCなどのアナログ映像信号をデータ通信時の帯域幅にあわせて、JPEG、JPEG2000、MPEG4等の圧縮技術を用いてデジタルのセキュリティデータに変換する。この際、映像処理用に高速なバッファメモリが必要となるので、映像処理用メモリ20としてはSDRAMなどが用いられる。
LAN通信処理回路27は、インターネット網を介してセンタサーバ3とデータ通信を行うために、物理層として100BASE−Tや10BASE−Tを使用し、MAC層としてCSMA/CDによるイーサネット(Ethernet)信号の送受信を処理する。
メインCPU21は、LAN通信処理回路27の上位通信プロトコルとしてHTTP、SIP、DHCP、TCP、UDP、IP、ICMPなどのインターネットの標準通信プロトコルにしたがってデータ処理することが可能であり、映像処理回路6によって生成したセキュリティデータを通信プロトコルにしたがってセンタサーバ3に送信するときの通信制御を行う。また、センタサーバ3からインターネット網を介して送信されてくる制御信号を処理する。メインCPU21の動作クロック信号およびリセット信号はサブCPU25から送出されてくる信号を利用する。リセット信号のオンオフにより、メインCPU21は再起動処理を行う。
プログラムメモリ22は、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリを用い、メインCPU21が実行するプログラムコードを格納している。ワークメモリ23を併用することにより、インターネット網を介してセンタサーバ3からのプログラムコードの変更を行うことが可能である。ワークメモリ3は、メインCPU21がプログラムを動作する際に必要とするメモリ領域であり、高速なアクセスが可能で消費電力の低いSRAMで構成される。不揮発性メモリ24は、メインCPU21が処理すべきタスクやセンタサーバ3とのデータ通信時に必要となる情報を保存するメモリである。タスクや通信データを保存しておくことにより、商用電源の電圧変動に伴い再起動が発生した際に、メインCPU21が実行していたタスクを復帰後に継続して実施できる。
クロック逓倍回路26には、PLL回路が用いられ、メインCPU21が必要とするクロック信号は、サブCPU25から送出されてくるクロック信号を逓倍して生成する。メインCPU21が高速なクロック信号を必要としている場合であっても、クロック逓倍回路26によって高速なクロック信号を生成できるので、サブCPU25が送出するクロック信号は低速なクロック信号でよい。そのため、基板パターン上のクロック信号線を低速にすることにより、システム放射ノイズを抑制することができ、ノイズに起因する誤動作を防げる。
これにより、メインCPU21の動作制御をサブCPU25において管理することが可能となり、停電発生時において、高いクロック周波数で動作するメインCPU21を停止させ、低いクロック周波数のサブCPU25だけを動作させることによって、システム消費電流を抑えると共に、メインCPU21の確実な起動を行える。
網制御ブロックの網制御回路9は、網制御ブロックを制御するサブCPU25と、サブCPU25を動作させる水晶発振回路30と、計量装置などの端末機器5とデータ通信を行うメータI/F回路31と、センタサーバ3とのデータ通信時に必要となる設定情報や端末網制御装置1自身の設定情報を保持する設定メモリ32と、商用電源から供給される電源電圧の低下を検出する停電検出回路33と、サブCPU25の起動を制御するリセット回路34と、サブCPU25において動作するプログラムコードを格納するプログラムメモリ35と、サブCPU25におけるプログラムが動作時に使用するワークメモリ36とから構成されている。
公衆回線通信回路10は、公衆回線を利用してデータの送受信を行うモデム回路37を有する。モデム回路37は、サブCPU25が公衆回線を介してセンタサーバ3とデータ通信を行う際に、データの変復調や公衆回線制御などを行う。公衆回線には、アナログ公衆電話回線、ISDN、携帯電話回線などの各種通信網が利用され、各々の通信網に対応したモデム回路37が使用される。
水晶発振回路30は、サブCPU25の動作クロックを生成するとともに、このクロック信号を元にしてメインCPU21へ送出するクロック信号も生成する。
メータI/F回路31は、ガスや水道などの使用量を測定する計量装置からの計量データや警報機等の端末装置からの通報信号を送受信するためのインターフェースであり、サブCPU25に対して各種割り込み信号を生成する。
設定メモリ32は、端末網制御装置1がセンタサーバ3とデータ通信を行う際に必要となる宛先電話番号や端末網制御装置1に接続されている端末機器5に関する設定情報などの各種設定データを保存する。
停電検出回路33は、AC/DC電源回路11の出力電圧レベルを監視し、規定電圧以下になると、サブCPU25に対して停電検出を知らせる割り込み信号を送出する。また、AC/DC電源回路11の出力電圧レベルが規定電圧以上になると、サブCPU25に対して復電検出を知らせる割り込み信号を送出する。さらに、バックアップ電池13の電圧レベルについても監視しており、規定電圧以下になると、サブCPU25に対して割り込み信号を送出する。
サブCPU25は、メインCPU21に対する管理を行うために、メインCPU21のリセット信号およびクロック信号の送出を制御する。すなわち、停電検出回路33からの割り込み信号を受けると、メインCPU21に対するリセット信号およびクロック信号の出力制御を行う。サブCPU25は、リセット期間中は最低限の動作しかしないので、メインCPU21へのクロック信号の送出を停止することにより、サブCPU25の消費電流を抑えることが可能となる。そして、メインCPU21のリセットを解除して起動処理を行うためには、安定したクロック信号が必要であるので、メインCPU21のリセット信号およびクロック信号の送出するとき、サブCPU25は、安定したクロック信号が送出された後にリセットを解除する。なお、電源投入時におけるサブCPU25の正常起動は、リセット回路34により制御される。
プログラムメモリ35は、サブCPU25が実行するプログラムコードを格納しており、サブCPU25は、プログラムにしたがってワークメモリ36を併用しながらシステム制御を行う。
次に、停電等による商用電源の供給電圧低下が発生したときの端末網制御装置1における内部動作を説明する。正常動作時は、商用電源からの供給電圧は安定している。DC/DC電源回路10からの映像/通信制御ブロックに対する電源電圧は安定して供給される。サブCPU25からメインCPU21に対するクロック信号は常時送出され続け、リセット信号は常時Hiレベル(Active Low時)となっている。
図3に示すように、停電発生により商用電源の供給電圧が低下すると、AC/DC電源回路11の出力電圧が低下する。AC/DC電源回路11の出力電圧が規定電圧以下になると、停電検出回路33は、サブCPU25に対して停電検出を知らせる割り込み信号を送出する。AC/DC電源回路11の出力電圧の低下に伴い、映像/通信制御ブロックの電源電圧も低下する。割り込み信号を受信したサブCPU25は、リセット信号をLowレベルに制御する。これにより、メインCPU21に送出されるリセット信号がオンされ、メインCPU21はリセット状態となる。その後、サブCPU25は、クロック信号の送出を停止する。なお、水晶発振回路30は、バックアップ電池13によって動作し、サブCPU25の動作に必要なクロック信号は生成している。
サブCPU25は、バックアップ電池13からの供給電圧によって、センタサーバ3への計量データの伝送や異常発生の通報といった最低限の動作だけを行う。したがって、停電時等において、装置全体における消費電流を抑えることができ、バックアップ電池13の寿命を延ばすことができる。
上記の停電発生からクロック信号停止までの一連の処理が、映像/通信制御ブロックの電源電圧が回路動作最小電圧以下となるまでの期間に実施される。これにより、映像/通信制御ブロックは、必要な電源電圧がある間に、誤動作なく、正常にパワーダウンできる。パワーダウンした状態において、メインCPU21は、映像処理機能や通信機能を停止している。なお、上記のように、本実施形態におけるパワーダウンとは、メインCPU21が、その機能である映像処理機能や通信機能を停止している状態を指す。
停電が復旧して商用電源の供給電圧が正常になると、AC/DC電源回路11の出力電圧が上昇する。AC/DC電源回路11の出力電圧の上昇に伴い、映像/通信制御ブロックの電源電圧も上昇する。AC/DC電源回路11の出力電圧が規定電圧以上となると、停電検出回路33は、サブCPU25に対して復電を知らせる割り込み信号を送出する。この割り込み信号を受信したサブCPU25は、メインCPU21に対してクロック信号の送出を開始する。割り込み信号が発生した時点では、映像/通信制御ブロックの電源電圧が安定するのに必要な電源安定時間が経過しており、映像/通信制御ブロックに安定した電源電圧が供給されている。メインCPU21は正常にクロック信号を受信でき、クロック逓倍回路26を使用して必要な動作クロックを生成する。動作クロックの生成および安定発振に必要なクロック安定時間が経過すると、サブCPU25がメインCPU21に対するリセットを解除する。リセット信号がHiレベルになり、メインCPU25へのリセット信号がオフする。メインCPU25が正常に再起動される。
ここで、停電発生から復旧するまでにおけるサブCPU25の動作を図4に基づいて説明する。サブCPU25に対して、停電検出回路33による割り込みが発生すると、サブCPU25は、停電状態を管理する停電フラグをトグル動作により0から1に変更する。停電フラグを確認し、1(停電状態)であれば、停電によるパワーダウンを実行する旨の通知信号をメインCPU21に送信する。
パワーダウンの通知を行うことにより、クロック信号が急に途絶えて、メインCPU21が突然リセット状態となることを回避できる。例えば、メインCPU21がメモリアクセス中、急にリセット状態になると、データが破壊されたりするおそれがあるが、事前に通知を行えば、メモリアクセスを停止してからリセット状態になり、メインCPU21の不安定な動作を防ぐことができる。
その後、サブ制御部25は、メインCPU21へのリセット信号をオンして、メインCPU21をリセット状態になるようにしてから、メインCPU21へのクロック信号の送出を停止する。
サブCPU25は、待機状態となり、停電検出回路33からの割り込み信号を待つことになる。停電が復旧して、電源電圧の復帰が検出されると、停電検出回路33からの割り込みがある。サブCPU25は、停電フラグをトグル動作により1から0に変更する。
そして、停電フラグを確認したとき、0(正常)であった場合、メインCPU21へのクロック信号の送出を再開し、メインCPU21へのリセット信号をオフする。これにより、メインCPU21を再起動させる。映像/通信制御ブロックの再起動後、商用電源の供給電圧の復帰による再起動であることを知らせるパワー復帰通知信号をメインCPU21へ送信する。
これに対するメインCPU21の動作を図5に基づいて説明する。メインCPU21は、サブCPU25からのパワーダウンの通知信号を受信すると、現在のタスクを停止し、最低限保持しておく必要のあるデータを不揮発性メモリ24へバックアップする。その後、メインCPU21は、サブCPU25からのリセット信号によりリセット状態となり、更にクロック信号が停止してから電源供給が停止して、パワーダウン状態となる。
商用電源の供給電圧が回復すると、サブCPU25からのクロック信号を受信する。クロック逓倍回路26によって生成されるクロック信号が安定した後、サブCPU25からのリセット信号のオフにより、リセットが解除されると、メインCPU21は、起動処理を行う。再起動後、メインCPU21は、サブCPU25からのパワー復帰通知信号を受信すると、不揮発性メモリ24にバックアップしたデータをリロードし、停電発生前のタスク処理を開始する。
ここで、メインCPU21におけるタスク処理中のワークメモリ23のデータのバックアップについて、不揮発性メモリ24に保存する代わりに、サブCPU25が保存するようにしてもよい。すなわち、メインCPU21は、サブCPU25からパワーダウン通知信号を受信した後に、サブCPU25に対してバックアップデータを送信する。サブCPU25は、ワークメモリ36にバックアップデータを保存しておく。サブCPU25がパワー復帰通知するときに、保存していたバックアップデータをメインCPU21へ送信する。
このように、タスク処理中のデータを保存しておくことにより、再起動されたとき、バックアップしたデータを読み込んで、タスク処理を継続できる。例えば、セキュリティデータを送信中に、電源電圧が低下して、データ通信が中断しても、電源電圧の復帰後、データ通信を継続して行える。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。商用電源の供給電圧低下時にメインCPUが保持しているデータのバックアップを行うのではなく、メインCPUが処理すべきタスクが発生したときに、データを処理しながら随時データのバックアップを行う。これにより、商用電源の供給電圧が低下してからメインCPUのリセットが発生するまでの短い時間で不揮発性メモリにデータ書込を行う必要がなくなる。そのため、アクセス速度の低速なメモリを利用することが可能となり、低コスト化を図れる。
また、本実施形態の端末網制御装置は、2種類の通信回線を利用してセンタ装置とデータ通信しているが、1種類の通信回線を利用して、異なる通信方式によってデータ通信を行ってもよい。例えば、公衆電話回線を利用したADSLがある。サブCPUによるダイヤルアップ接続での低速のデータ通信とメインCPUによるADSL通信での高速のデータ通信を行う。
また、正常動作時にサブCPUがセンタ装置とデータ通信を行う場合、メインCPUとは異なる通信回線を利用するのではなく、メインCPUと同一の通信回線を使用し、同一の通信方式によりデータ通信を行ってもよい。
本発明のデータ通信システムの全体構成図 端末網制御装置の概略構成を示すブロック図 停電発生から復旧するまでの電源電圧変化および各種信号波形を示す図 停電時のサブCPUの制御動作のフローチャート 停電時のメインCPUの制御動作のフローチャート
符号の説明
1 端末網制御装置
2 通信回線
3 センタサーバ
4 監視装置
5 端末機器
6 映像処理回路
7 ネットワーク通信回路
8 映像/通信制御回路
9 網制御回路
10 公衆回線通信回路
13 バックアップ電池
21 メインCPU
25 サブCPU
26 クロック逓倍回路
33 停電検出回路
34 リセット回路

Claims (3)

  1. 通信回線を介してセンタ装置とデータ通信を行う端末網制御装置であって、端末機器が収集したセキュリティデータをセンタ装置に伝送するためのメイン制御部と、他の端末機器が収集した計測データをセンタ装置に伝送するためのサブ制御部とを備え、前記サブ制御部は、電源電圧が低下したとき、前記メイン制御部の機能が停止するようにメイン制御部を制御することを特徴とする端末網制御装置。
  2. 通信回線を介してセンタ装置とデータ通信を行う端末網制御装置であって、監視装置が収集した映像信号を処理してセキュリティデータとし、このデータをセンタ装置に伝送するためのメイン制御部と、計量装置が収集した計量データあるいは通報データを前記メイン制御部による通信方式とは異なる通信方式によってセンタ装置に伝送するためのサブ制御部と、バックアップ用電源とを備え、前記サブ制御部は、商用電源からの電源電圧が低下したとき、前記バックアップ用電源によって動作し、前記メイン制御部の映像処理機能および通信機能が停止するようにメイン制御部を制御することを特徴とする端末網制御装置。
  3. サブ制御部は、電源電圧が低下したとき、メイン制御部をパワーダウンさせ、電源電圧が復帰したとき、メイン制御部を再起動することを特徴とする請求項1または2記載の端末網制御装置。
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