JP2005015052A - ワンタッチストッパーとキャップジョイント部を備え付けたボトルキャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】キャップとキャップ首輪部とのジョイント部を作る事で、キャップとボトルとの一体化を図り、キャップの紛失を防止すると共に、3段ネジ山線を使用することにより、開閉を容易にした。ワンタッチストッパー機能を設けることにより、片手で手軽に開閉できる。使用後は、キャップ首輪の一部に切り離し箇所を作ることでキャップを一体化して剥がすことが可能で、ボトルとの分別リサイクルが簡単に出来る。
【選択図】図8
Description
つ。
開発コストがあまりかからずに、ワンタッチで一体取り外しが出来るボトルキャップが普及するようになれば、消費者のリサイクル意識が高まるきっかけとなり、分別リサイクルを促進させる可能性がある。尚、分別廃棄性に優れた構造を持つキャップとして特許文献5、特許文献6のようなものがあるが、特許文献5のようにキャップ首輪部(不正開封防止リング、と記載されている)がキャップ開封時に一緒に切れて外れてしまうと、即ゴミとして廃棄することとなり、キャップ本体を捨てる時も含めて二度手間になってしまう。また、特許文献6も、キャップ首輪部(外筒、と記載されている)をワンタッチで外すことが出来るが、キャップ上部とキャップ首輪部が開封後二分割になるため、廃棄する際にやはり二度手間となる。
本発明の目的は、上記の問題点を解消する、ワンタッチストッパーとキャップジョイント部を備え付けた、利便性が高く尚かつリサイクル促進にも役に立つボトルキャップを提供することにある。
図1〜図4に示したように、前記帯状のジョイント部(a)は、ボトル開閉前は、前記不連続の切り離し線(b)とキャップ首部(d)内に沿って所定円周長さに形成された不連続の切り離し線(b‘)を介して前記キャップ本体(A)とキャップ首部と連接され、ボトル開閉後は、キャップ本体(A)の回転とともに、ジョイント部(a)が前記切り離し線(b)及び切り離し線(b‘)から切断され、キャップ本体(A)とキャップ首輪部(d)が別々にならないように工夫されている。
共廻りすることによって、ジョイント部(a)がねじれたり切れたりする可能性が軽減され、尚かつキャップを閉じる時にジョイント部(a)が長すぎることによるわずらわしさも解消される。
使用後分別リサイクルする際に、キャップを掴み強く引くと、ジョイント部(a)を通じて力がキャップ首輪部(d)に伝わり、スムーズに切り離し線(c)の所でキャップ首輪部(d)が千切れるため、キャップ部分をすべて一体化してボトル本体からはずすことが出来る。尚、本発明は、キャップ本体(A)とキャップ首輪部(d)がジョイント部(a)で連結されているため、ひとつの動作で手軽にキャップ部分を完全に分別出来ることを特徴とする。
図6に示したように、前記半球状のワンタッチストッパー機能山(h)は、複数個(半数はネジ山部の上部に、半数はネジ山とネジ山の間に)キャップ本体(A)の内周に等間隔で設けられており、その際ワンタッチストッパー機能山(h)の頂部間を結ぶ内径をワンタッチストッパー山(l)頂部の外径よりも少し小さくすることにより、(h)と(l)を係合させてワンタッチストッパー機能を確保する。尚、前記ワンタッチストッパー機能山(h)に関しては、上記の形状に限定されるものではない。
図9に示したように、ワンタッチストッパー山(l)頂部の外径とキャップ内壁上部(i)の内径は同寸法であり、キャップ内壁のネジ山(g)頂部の半径はワンタッチストッパー山(l)頂部の半径よりも少し大きく形成されているため、ネジ開封時にはネジ回転によりキャップをスムーズに外すことが出来る。
いったん開封したキャップをワンタッチ閉使用する時には、図10で示したように、キャップ頂部に垂直方向の力を下方に少し加えることにより、ワンタッチストッパー機能山(h)がウォンタッチストッパー山(l)を通過し、キャップをワンタッチで閉鎖することが出来る。尚、この状態の時にボトルが転倒しても、ワンタッチストッパー山(l)頂部の外径及び、ボトル首注出部分の液漏れ防止部(m)の外径が、キャップ内壁上部(i)の内径と同寸法であるため、二重の液漏れ防止効果が望める。また、ワンタッチ閉使用状態からキャップを外す時には、図11に示したようにキャップを上方にひきあげることにより、ワンタッチストッパー機能山(h)がワンタッチストッパー山(l)を通過し、ワンタッチストッパー機能を解除することが出来る。更に、ネジ締めすることによって、より強い密閉度を得ることも可能であり、用途や状況に応じて二通りの使い方が出来ることを特徴とする。
本発明は、ワンタッチストッパー機能を設けることにより、ポンと片手で開閉が出来る。ボトル中身を飲みかけの状態でポンとワンタッチ閉使用にしておけば、手軽にまたワンタッチで開閉出来る上、うっかりボトルを転倒させてしまっても、中身がもれない構造になっているため、机の上などに置いておいても安心である。更に、飲みかけのボトルをバックなどに入れて持ち運ぶ時には、従来品よりも少ない回転数で手軽にネジ締めして密閉することも可能であるため、用途や状況に合わせて、二通りの使い方が出来る。
従来品だと、キャップの首輪部がボトル首に残ってしまい、完全に分別するのは、至難の業であり、そのため、リサイクルコストが余計にかかってしまう。
本発明の構造を利用すれば、ワンタッチで一体とりはずしが出来るため、消費者のリサイクル意識を向上させる効果が望め、分別リサイクルを促進させ、リサイクルのコストダウンにもつながる。
ネジを回すことにより、切り離し線(b)の位置でキャップが開封され、更に切り離し線(b‘)
で切断された部分がジョイント部(a)となり、キャップ本体とキャップ首輪部(d)とを連結している状態を示している。また、図3と図4は、分別リサイクル時の切り離し線(c)の位置と、ジョイント部(a)の折れ目線の構造をしめしている。
図5から図8は、ボトル本体にキャップが取り付けられた状態から、キャップがネジ開封されて取り外されるまでを表したものである。
ならびに三本から成る多条ネジ山構造とワンタッチストッパー機能の構造を示している。
図9から図11は、未開封の状態からキャップを開けるまでの状態におけるワンタッチストッパー機能の構造がよく分かるように示している。
b・b‘・キャップ本体Aとキャップ首輪部との切り離し線。
b1・b2・キャップ本体とキャップ首輪部との切り離し線b・b‘が切り離された状態の両側部。
c・分別リサイクル時にボトル本体からキャップ首輪部を取り外す為の切り離し線。
d・未開封時のキャップ止め及び、開封時のキャップ首輪部。
e・ジョイント部の折り曲げ線箇所。
f・キャップ内壁の三本式多条ネジ山始まり箇所。
g・キャップ内壁の多条ネジ山部。
h・キャップ内壁のワンタッチストッパー機能山。
i・キャップ内壁上部。
j・ボトル首部のキャップ首輪部下ズレ防止部。
k・k‘・ボトル首部の三本式多条ネジ山部。
l・ボトル首部のワンタッチストッパー山。
m・ボトル首注出部分の液漏れ防止部。
n・キャップ首輪止めのV型爪。
o・ボトル首部のV型爪受け部。
Claims (7)
- 飲料等のボトル抽出部分を閉鎖するボトルキャップであって、内部にネジ山部が形成されたキャップ本体(A)と、核キャップ本体の下端部の円周に不連続の切り離し線(b)を介して連接されたキャップ首部(d)と、一端が前記キャップ本体(A)と連結され、他端がキャップ首部(d)と連結された帯状のジョイント部(a)からなり、前記帯状のジョイント部(a)の両側部(b1)、(b2)は、各々前記不連続の切り離し線(b‘)を介して、前記キャップ本体(A)とキャップ首部(d)とに連接されていることを特徴とするボトルキャップ。
- キャップ首部(d)内の円周に沿って形成された不連続の切り離し線(b‘)が、キャップ首部(d)の円周長さの五分の一以上、かつ五分の三以下である請求項1記載のボトルキャップ。
- 帯状のジョイント部(a)の表面上の片側、もしくは両側に相対するように、V字型、U字型、もしくは凹字型の切込みを、縦方向に等間隔に入れたことを特徴とする請求項1又は2記載のボトルキャップ。
- 帯状のジョイント部(a)に蛇腹折りの折れ目線(e)を入れたことを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のボトルキャップ。
- キャップ首部(d)と連結された帯状のジョイント部(a)の連結端部傍に切り離し線(c)を設けた請求項1〜4のいずれかに記載のボトルキャップ。
- キャップ本体(A)内部に形成されたネジ山部が、3本からなる多条ネジ山線である請求項1〜5のいずれかに記載のボトルキャップ。
- 飲料等のボトル抽出部分を閉鎖するボトルキャップの閉鎖構造であって、ボトルキャップが、内部にネジ山部が形成されたキャップ本体(A)と、該キャップ本体の下端部の円周に不連続の切り離し線(b)を介して連接されたキャップ首部(d)と、一端が前記本体(A)と連結され、他端が前記キャップ首部(d)と連結された帯状のジョイント部(a)からなり、前記帯状のジョイント部(a)の両側部(b1)、(b2)は、各々前記不連続の切り離し線(b)とキャップ首部(d)内の円周に沿って所定長さに形成された不連続の切り離し線(b‘)を介して、前記キャップ本体(A)とキャップ首部(d)とに連接されたボトルキャップであり、該ボトルキャップをボトル首に押し込み、キャップを閉鎖するにあたって、ボトル首の抽出部分近傍には環状の突起を形成したワンタッチストッパー山(l)を設けるとともに、前記キャップ本体(A)の内周に形成されたネジ山の上部には、前記ワンタッチストッパー山(l)と係合して前記キャップ本体とボトル首とを閉鎖するように、半球状のワンタッチストッパー機能山(h)を設けたことを特徴とするボトルキャップの閉鎖構造を有する請求項1〜6のいずれかに記載のボトルキャップ。
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