JP2006213360A

JP2006213360A - Ｔｅ機能付の口栓キャップ

Info

Publication number: JP2006213360A
Application number: JP2005028628A
Authority: JP
Inventors: Takashi Saito; 剛史齋藤
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 2005-02-04
Filing date: 2005-02-04
Publication date: 2006-08-17

Abstract

【課題】液体紙容器用やペットボトル用やガラス瓶用などのネジ式の口栓体２０に装着する、ネジ式のキャップ３０を左回転しての開栓動作とＴＥ機能バンド３１を千切っての閉栓動作とが容易な、ピックテール式と通称するＴＥ機能付の口栓キャップを提供する。
【解決手段】本発明は、通常のプラスチック製のネジ式のキャップ３０の下周端に、横ブリッジｅ付の縦の切欠きｆを有する環状２つ折りのＴＥ機能バンド３１を、縦の切欠きｆの近傍の１個のヒンジブリッジｇと全周の多数個の易切断ブリッジｈ ,ｈ ,ｈ ,…とを介して連設して、環状２つ折りのＴＥ機能バンド３１の外全面に、ネジ式のキャップ３０の微細な歯車模様ｄと同様の、滑り止め用の微細な歯車模様ａを設けたＴＥ機能付の口栓キャップである。
【選択図】図１

Description

本発明は、日本酒類や清涼飲料水やドリンク剤などを収容する、液体紙容器用やペットボトル用やガラス瓶用などのネジ式の口栓体２０に装着する、通常のプラスチック製のネジ式のキャップ３０の下周端に、易ブリッジを介してＴＥ機能バンド３１を連設した、開栓動作と閉栓動作とが容易なＴＥ( Tamper-Evident；不正開栓防止、以下同じ )機能付の口栓キャップに関する。

従来から、日本酒類や清涼飲料水やドリンク剤などを収容する、液体紙容器用やペットボトル用やガラス瓶用などのネジ式の口栓体２０に装着する、天板の内面に液止めリングｃ( 図２Ａ ,Ｂを参照 )と側板の外全面に微細な歯車模様（ロ−レットと通称する、以下同じ）ｄとを設けた、図４Ａに示す通常のプラスチック製のネジ式のキャップ３０が、一般に広く用いられている。

また従来から、同様に日本酒類や清涼飲料水やドリンク剤などを収容する、液体紙容器用やペットボトル用やガラス瓶用などの、下部外面にＴＥ機能バンド３１が嵌合する環状突起ｂを有する、例えば図２Ａ ,Ｂに示すネジ式の口栓体２０に装着する、天板の内面に液止めリングｃ( 図２Ａ ,Ｂを参照 )と側板の外全面に微細な歯車模様ｄとを設けた、通常のプラスチック製のネジ式のキャップ３０の下周端に、横ブリッジｅ付の縦の切欠きｆを有する環状２つ折りのＴＥ機能バンド３１を、縦の切欠きｆの近傍の１個のヒンジブリッジｇと全周の多数個の易切断ブリッジｈ ,ｈ ,ｈ ,…とを介して連設した、図４Ｂに示すピックテール式と通称するＴＥ機能付の口栓キャップが、広く用いられている。

この従来の、図４Ｂに示すＴＥ機能付の口栓キャップについては、ネジ式のキャップ３０を左回転して、下周端の多数個の易切断ブリッジｈ ,ｈ ,ｈ ,…を切断して開栓した時に、同時に縦の切欠きｆの横ブリッジｅが切断して、開栓したネジ式のキャップ３０の下端に、ネジ式の口栓体２０の環状突起ｂに嵌合していた環状２つ折りのＴＥ機能バンド３１が、１個のヒンジブリッジｇを介して、図１Ｂに示すピックテール( 豚の尻尾 )状に繋がることによって、顧客が初回の開栓であることを明確に認識することができる、悪戯や不正などで購入以前に開栓される恐れがないＴＥ機能付の口栓キャップであった。

特許文献は、以下のとおりである。
実開平０３−９０８３３号公報特開２００４−６７１７３号公報

ところが従来の、図４Ｂに示すＴＥ機能付の口栓キャップについては、ネジ式のキャップ３０をやゝ強く摘んで左回転して、下周端の多数個の易切断ブリッジｈ ,ｈ ,ｈ ,…を切断して開栓するために、通常のプラスチック製のネジ式のキャップ３０の側板の外全面に、滑り止め用の微細な歯車模様ｄを設けているものの、このネジ式のキャップ３０の下周端に、横ブリッジｅ付の縦の切欠きｆを有する環状２つ折りのＴＥ機能バンド３１を連設しているために、図４Ａに示すネジ式のキャップ３０と比較して、滑り止め用の微細な歯車模様ｄを設けるネジ式のキャップ３０の、側板の外全面の上下寸法に制約( 面積が狭くなる )があって、ネジ式のキャップ３０をやゝ強く摘んで左回転しても、指が滑って、下周端の多数個の易切断ブリッジｈ ,ｈ ,ｈ ,…を切断し難いことが多かった。

加えて従来の、図４Ｂに示すＴＥ機能付の口栓キャップについては、ネジ式のキャップ３０を左回転して、下周端の多数個の易切断ブリッジｈ ,ｈ ,ｈ ,…を切断して、下端に環状２つ折りのＴＥ機能バンド３１が、１個のヒンジブリッジｇを介して、図１Ｂに示すピックテール状に繋がって開栓するために、顧客が内容物を途中まで賞味して、再び閉栓する時には、このピックテール状に繋がった環状２つ折りのＴＥ機能バンド３１を、千切るように強く引張って、１個のヒンジブリッジｇを切断して除去する必要があった。

そこで、本発明の目的は、日本酒類や清涼飲料水やドリンク剤などを収容する、液体紙容器用やペットボトル用やガラス瓶用などのネジ式の口栓体２０に装着する、通常のプラスチック製のネジ式のキャップ３０の下周端に、横ブリッジｅ付の縦の切欠きｆを有する環状２つ折りのＴＥ機能バンド３１を連設した、ネジ式のキャップ３０を左回転しての開栓動作とＴＥ機能バンド３１を千切っての閉栓動作とが容易なＴＥ機能付の口栓キャップを提供することにある。

本発明のＴＥ機能付の口栓キャップは、図１ ,図２に示すように、液体紙容器用やペットボトル用やガラス瓶用などの、下部外面にＴＥ機能バンド３１が嵌合する環状突起ｂを有するネジ式の口栓体２０に装着する、天板の内面に液止めリングｃと側板の外全面に微細な歯車模様ｄとを設けた、通常のプラスチック製のネジ式のキャップ３０の下周端に、横ブリッジｅ付の縦の切欠きｆを有する、内面に複数の固定リブｋを有するＴＥ機能バンド３１を、縦の切欠きｆの近傍の１個のヒンジブリッジｇと全周の多数個( 図１Ａ ,Ｂでは１７個 )の易切断ブリッジｈ ,ｈ ,ｈ ,…とを介して連設した、図４Ｂに示すピックテール式と通称するＴＥ機能付の口栓キャップにおいて、
ＴＥ機能バンド３１の外全面に、ネジ式のキャップ３０の微細な歯車模様ｄと同様の、滑り止め用の微細な歯車模様ａを設けたことを特徴とするＴＥ機能付の口栓キャップである。

本発明のＴＥ機能付の口栓キャップにおいては、前述した従来の、図４Ｂに示すピックテール式と通称するＴＥ機能付の口栓キャップにおいて、ＴＥ機能バンド３１の外全面に、ネジ式のキャップ３０の微細な歯車模様ｄと同様の、滑り止め用の微細な歯車模様ａを設けたことによって、
顧客が液体紙容器やペットボトルやガラス瓶などに収容した日本酒類や清涼飲料水やドリンク剤などを購入して、初めてネジ式のキャップ３０を左回転して開栓する時に、従来のネジ式のキャップ３０の微細な歯車模様ｄとともに、環状２つ折りのＴＥ機能バンド３１の外全面に設けた、滑り止め用の微細な歯車模様ａに指を掛けて、ネジ式のキャップ３０をやゝ強く摘んで左回転して、前述した従来の、図４Ａに示すネジ式のキャップ３０と同様の感覚で、容易に下周端の多数個の易切断ブリッジｈ ,ｈ ,ｈ ,…を切断して開栓することができる、
加えて、顧客が内容物を途中まで賞味して、再び閉栓する時には、ピックテール状に繋がった環状２つ折りのＴＥ機能バンド３１を、外全面に設けた滑り止め用の微細な歯車模様ａに指を掛けて、千切るように強く引張って、容易に１個のヒンジブリッジｇを切断して除去することができる。

以上、本発明のＴＥ機能付の口栓キャップにおいては、日本酒類や清涼飲料水やドリンク剤などを収容する、液体紙容器用やペットボトル用やガラス瓶用などのネジ式の口栓体２０に装着する、通常のプラスチック製のネジ式のキャップ３０の下周端に、横ブリッジｅ付の縦の切欠きｆを有する環状２つ折りのＴＥ機能バンド３１を連設した、ネジ式のキャップ３０を左回転しての開栓動作とＴＥ機能バンド３１を千切っての閉栓動作とが容易な、ピックテール式と通称するＴＥ機能付の口栓キャップを提供することができる。

以下、実施例１に示すとおりである。

図１Ａは、本発明の実施例１における、ＴＥ機能付の口栓キャップの斜視図であって、図１Ｂは、ＴＥ機能付の口栓キャップを、ピックテール状に開栓した状態を示す斜視図である。

図２Ａ ,Ｂは、本発明の実施例１における、ＴＥ機能付の口栓キャップを装着した、液体紙容器用とペットボトル用とのネジ式の口栓本体の斜視図であって、図３Ａ ,Ｂは、ＴＥ機能付の口栓キャップを装着する、切妻屋根形の液体紙容器と口栓一体型のペットボトルとの斜視図である。

すなわち、天板の内面に通常の液止めリングｃを設けて、外径２４ｍｍで高さ１２ｍｍの側板の外全面に滑り止め用の微細な歯車模様ｄを設けた、通常のネジ式のキャップ３０の下周端に、外径２４ｍｍで高さ３ｍｍの外全面に、微細な歯車模様ｄと同一の滑り止め用の微細な歯車模様ａを設けた、横ブリッジｅ付の縦の切欠きｆを有する環状２つ折りのＴＥ機能バンド３１を、縦の切欠きｆの近傍の１個のヒンジブリッジｇと全周の１７個の易切断ブリッジｈ ,ｈ ,ｈ ,…とを介して連設した、図１Ａに示す実施例１のＴＥ機能付の口栓キャップを、通常のポリエチレン樹脂を用いた射出成形方法で作製した。

次に、図３Ａに示す５００ｍｌの日本酒を収容する切妻屋根形の液体紙容器４０の上部開口ｉに、熱融着するなどして装着した、内面に通常のプルリングｊ付の開封部２１を設けた、下部外面にＴＥ機能バンド３１が嵌合する環状突起ｂを有する、図２Ａに示す内径１８ｍｍで高さ２０ｍｍのポリエチレン製のネジ式の口栓体２０に、また図３Ｂに示す５００ｍｌの緑茶飲料を収容する口栓一体型のペットボトル４１の上部の、下部外面にＴＥ機能バンド３１が嵌合する環状突起ｂを有する、図２Ｂに示す内径１８ｍｍのポリエステル(PET)製のネジ式の口栓体２０に、図１Ａに示す実施例１のＴＥ機能付の口栓キャップを、それぞれ右回転してネジ込んで、ネジ式の口栓体２０の環状突起ｂに、内周に複数個の固定リブｋを有するＴＥ機能バンド３１が開いて嵌合した状態で装着したところ、
ネジ式のキャップ３０をそれぞれ左回転して、下周端の１７個の易切断ブリッジｈ ,ｈ
,ｈ ,…を切断して開栓した時に、同時に縦の切欠きｆの横ブリッジｅが切断して、開栓したネジ式のキャップ３０の下端に、ネジ式の口栓体２０の環状突起ｂに嵌合していた環状２つ折りのＴＥ機能バンド３１が、１個のヒンジブリッジｇを介して、図１Ｂに示すピッグテール状に繋がることによって、顧客が初回の開栓であることを明確に認識することができる、悪戯や不正などで購入以前に開栓される恐れがないＴＥ機能付の口栓キャップを得ることができた。

本実施例１のＴＥ機能付の口栓キャップにおいては、外径２４ｍｍで高さ１２ｍｍの側板の外全面に滑り止め用の微細な歯車模様ｄを設けた、通常のネジ式のキャップ３０の下周端に、外径２４ｍｍで高さ３ｍｍの外全面に、微細な歯車模様ｄと同一の滑り止め用の微細な歯車模様ａを設けた、横ブリッジｅ付の縦の切欠きｆを有する内周に複数個の固定リブｋを有するＴＥ機能バンド３１を連設したことによって、
顧客が初めてネジ式のキャップ３０を左回転して開栓する時に、このネジ式のキャップ３０の滑り止め用の微細な歯車模様ｄとともに、環状２つ折りのＴＥ機能バンド３１の外全面に設けた、外径２４ｍｍで高さ３ｍｍの滑り止め用の微細な歯車模様ａに指を掛けて、ネジ式のキャップ３０をやゝ強く摘んで左回転して、従来から一般に広く用いられている、図４Ａに示す外径２４ｍｍで高さ１６ｍｍの微細な歯車模様ｄを設けたネジ式のキャップ３０と同様の感覚で、容易に下周端の多数個の易切断ブリッジｈ ,ｈ ,ｈ ,…を切断
して開栓することができる、加えて、顧客が再び閉栓する時には、ピッグテール状に繋がった環状２つ折りのＴＥ機能バンド３１を、外全面に設けた外径２４ｍｍで高さ３ｍｍの滑り止め用の微細な歯車模様ａに指を掛けて、千切るように強く引張って、容易に１個のヒンジブリッジｇを切断して除去することができる、ネジ式のキャップ３０を左回転しての開栓動作とＴＥ機能バンド３１を千切っての閉栓動作とが容易な、ピッグテール式と通称するＴＥ機能付の口栓キャップを得ることができた。

本発明の実施例１における、図１Ａは、ＴＥ機能付の口栓キャップの斜視図であって、図１Ｂは、ＴＥ機能付の口栓キャップを、ピックテール状に開栓した状態を示す斜視図である。本発明の実施例１における、図２Ａ ,Ｂは、ＴＥ機能付の口栓キャップを装着した、液体紙容器用とペットボトル用とのネジ式の口栓本体の斜視図である。本発明の実施例１における、図３Ａ ,Ｂは、ＴＥ機能付の口栓キャップを装着する、切妻屋根形の液体紙容器と口栓一体型のペットボトルとの斜視図である。図４Ａ ,Ｂは、従来の口栓キャップと従来のＴＥ機能付の口栓キャップとの斜視図である。

符号の説明

２０ …ネジ式の口栓体
２１ …開封部
３０ …ネジ式のキャップ
３１ …ＴＥ機能バンド
４０ …切妻屋根形の液体紙容器
４１ …口栓一体型のペットボトル
ａ ,ｄ …微細な歯車模様
ｂ …環状突起
ｃ …液止めリング
ｅ …横ブリッジ
ｆ …縦の切欠き
ｇ …ヒンジブリッジ
ｈ …易切断ブリッジ
ｉ …上部開口
ｊ …プルリング
ｋ …固定リブ

Claims

キャップの下周端に易切断ブリッジで連結されたＴＥ( Tamper-Evident )機能バンドを有するＴＥ機能付の口栓キャップにおいて、
ＴＥ機能バンドの外全面に、滑り止め用の微細な歯車模様を設けたことを特徴とするＴＥ機能付の口栓キャップ。