WO2012121385A1 - 容器 - Google Patents

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Abstract

閉蓋作業における工程を増やすことなくキャップの紛失等を防ぐ。 容器(1)は、容器の抽出口に取り付けられる蓋部(21)と、容器に取り付けられた固定部(22)と、蓋部と固定部とを接続し、蓋部が抽出口から取り外される際に破断される脆弱ブリッジ(24)と、蓋部と固定部とを接続し、蓋部が抽出口から取り外された後も、蓋部と固定部とを連結する連結部材(23)とを有し、連結部材は、蓋部が抽出口に取り付けられた状態において、蓋部と接続された第1端部(23a-1)から固定部と接続された第2端部(23a-2)までの少なくとも一部が抽出口の周方向に延びる第1連結部を有する。

Description

容器
 本発明は、例えばペットボトル等の容器の技術分野に関する。
 近年、清涼飲料水などの容器として、ペットボトルと称されるキャップ付きの容器が普及している。このような容器は、抽出口の外周に雄ねじが形成された容器本体に対して、雄ねじと着脱可能な雄ねじを備えたキャップと、抽出口から抜け落ちない状態で容器本体への取り付けが可能な封緘リングとが、脆弱ブリッジを介して互いに連結された状態で取り付けられている。開封時には、キャップをネジまわすことで脆弱ブリッジが破断され、その結果、封緘リングが容器本体に残ると共にキャップを取り外す(つまり、開放する)ことができる。また、内容物を取り出した後は、再びキャップを取り付ける(つまり、閉める)ことができる。
 ところが、このようなキャップ付き容器においては、キャップを取り外して内容物を取り出す場合、取り外したキャップを片手に持った状態で内容物の抽出作業を行わなければならない。このため、キャップが作業の邪魔になったり抽出作業に気をとられたりして取り落とすことが多く、キャップが汚れたり紛失したりし易いという技術的な問題があった。
 そこで従来では、特許文献1に開示されているように、一端にリングが結合されたアームをキャップに取り付けると共に当該リングを抽出口下部に差し込むことにより、取り外したキャップの落下を防止する技術が提案されている。
登録実用新案第3091630号公報
 しかしながら、上述した技術によれば、封緘リングとは別のリングを、アームが結合されたリングとして用意する必要がある。このため、容器に内容物を充填した後に上述のキャップ及び封緘リングで容器を密封する閉蓋作業が工場等で行われる場合には、アームが結合されたリングを抽出口に差し込んだ後に、キャップ及び封緘リングを容器に取り付ける必要がある。つまり、閉蓋作業において行わなければならない工程が増えてしまうという技術的な問題が生ずる。
 本発明が解決しようとする課題には上記のようなものが一例として挙げられる。本発明は、閉蓋作業における工程を増やすことなく紛失等を防ぐことが可能な容器を提供することを課題とする。
 上記課題を解決するための容器は、容器の抽出口に取り付けられる蓋部と、前記容器に取り付けられた固定部と、前記蓋部と前記固定部とを接続し、前記蓋部が前記抽出口から取り外される際に破断される脆弱ブリッジと、前記蓋部と前記固定部とを接続し、前記蓋部が前記抽出口から取り外された後も、前記蓋部と前記固定部とを連結する連結部材とを有し、前記連結部材は、前記蓋部が前記抽出口に取り付けられた状態において、前記蓋部と接続された第1端部から前記固定部と接続された第2端部までの少なくとも一部が前記抽出口の周方向に延びる第1連結部を有する。
第1実施例のボトルキャップが取り付けられたペットボトルの側面図及び上面図である。 第1実施例のボトルキャップが備えるキャップ本体がペットボトルから取り外された場合のペットボトルの側面図である。 第2実施例のボトルキャップが取り付けられたペットボトルの側面図である。 第3実施例のボトルキャップが取り付けられたペットボトルの側面図である。 第4実施例のボトルキャップが取り付けられたペットボトルの側面図である。 第5実施例のボトルキャップが取り付けられたペットボトルの側面図及び上面図である。 第6実施例のボトルキャップが取り付けられたペットボトルの側面図及び上面図である。 第7実施例のボトルキャップが取り付けられたペットボトルの側面図である。 第8実施例のボトルキャップが取り付けられたペットボトルの側面図である。 第9実施例のボトルキャップが取り付けられたペットボトルの側面図である。 第10実施例のボトルキャップが取り付けられたペットボトルの上面図である。
 以下、容器の実施形態について順に説明する。
 (容器の第1実施形態)
 <1>
 第1実施形態の容器は、容器の抽出口に取り付けられる蓋部と、前記容器に取り付けられた固定部と、前記蓋部と前記固定部とを接続し、前記蓋部が前記抽出口から取り外される際に破断される脆弱ブリッジと、前記蓋部と前記固定部とを接続し、前記蓋部が前記抽出口から取り外された後も、前記蓋部と前記固定部とを連結する連結部材とを有し、前記連結部材は、前記蓋部が前記抽出口に取り付けられた状態において、前記蓋部と接続された第1端部から前記固定部と接続された第2端部までの少なくとも一部に前記抽出口の周方向に延びる第1連結部を有する。
 第1実施形態の容器によれば、蓋部(例えば、後述のキャップ本体21)と、固定部(例えば、後述の封緘リング22)と、脆弱ブリッジ(例えば、後述の脆弱ブリッジ24)と、連結部(例えば、後述の連結部材23)とを備える。
 蓋部は、容器の抽出口(言い換えれば、飲口ないしは開口)に取り付けられる。蓋部が容器に取り付けられることで、容器の内容物が容器の外部に流出することを防ぐことができる。
 固定部は、蓋部を容器の抽出口に固定させるための部材である。固定部は、蓋部の下端部に沿って蓋部と連接された状態で、容器の抽出口下部に取り付けられてもよい。
 固定部は、蓋部を取り外す力によって破断可能な一又は複数の脆弱ブリッジを介して蓋部と接続された状態で、容器(例えば、容器の抽出口下部)に取り付けられる。蓋部が容器の抽出口から取り外される場合には、蓋部を容器の抽出口から取り外す力(例えば、容器の抽出口を中心に蓋部を回転させる力)によって脆弱ブリッジが破断される。その結果、蓋部と固定部とは、分離される。つまり、蓋部が容器の抽出口から取り外される一方で、固定部は、容器(例えば、容器の抽出口下部)に残される。
 第1実施形態では特に、連結部材は、蓋部が容器の抽出口から取り外された後にも、蓋部と固定部とを連結する。つまり、連結部材は、蓋部と固定部とを連接するための脆弱ブリッジが破断することで蓋部と固定部とが分離した場合であっても、蓋部と固定部とを連結する。従って、蓋部が容器の抽出口から取り外された後であっても、蓋部は、連結部材を介して固定部と連結されている。このため、蓋部が容器の抽出口から取り外された後であっても、蓋部の落下や紛失等を防ぐことができる。
 尚、後述する第3実施形態の容器が採用し得る各種態様に対応して、第1実施形態の容器も各種態様を採用してもよい。
 加えて、第1実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部材」は、後述する第3実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部」と同一の特性(言い換えれば、特徴ないしは仕様)を有していてもよい。つまり、第3実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部」に採用されている各種態様は、第1実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部材」に対しても適宜採用されてもよい。
 <2>
 第1実施形態の容器の他の態様では、前記連結部材は、前記第1連結部と接続され、前記第1連結部とは異なる方向に延びる第2連結部を有する。
 この態様によれば、連結部材は、蓋部が抽出口に取り付けられた状態において、蓋部と接続された第1端部から固定部と接続された第2端部までの少なくとも一部が抽出口の周方向とは異なる方向に延びる第2連結部を有する。つまり、連結部材は、当該連結部材の第1端部と当該連結部材の第2端部までの間の少なくとも一部に対応する第2連結部であって、抽出口の周方向とは異なる方向に沿って延びる第2連結部であって、且つ第1連結部と接続される第2連結部を有している。従って、第1連結部及び第2連結部を有する連結部材によって、蓋部と固定部とが好適に接続される。
 <3>
 上述の如く第2連結部を有する容器の態様では、前記第2連結部は、前記固定部から前記蓋部へ向かう方向に延びる。
 この態様によれば、連結部材は、固定部から蓋部へ向かう方向に延びる第2連結部を有する。従って、第1連結部及び第2連結部を有する連結部材によって、蓋部と固定部とが好適に接続される。
 加えて、この態様では、蓋部と固定部との間の領域を横切る第2連結部のサイズを極力小さくする又は最小にすることができる。蓋部と固定部との間の領域には、蓋部と固定部とを分離するための構造物(例えば、スリットや脆弱ブリッジ等)が形成されることが多い。従って、蓋部と固定部とを分離するための構造物を形成する際に連結部材が大きな妨げとなってしまうことが殆ど又は全くなくなる。
 <4>
 上述の如く第2連結部を有する容器の態様では、前記第2連結部は、前記抽出口の周方向に対して直交する方向に延びる。
 この態様によれば、連結部材は、抽出口の周方向に直交する方向に延びる第2連結部を有する。従って、第1連結部及び第2連結部を有する連結部材によって、蓋部と固定部とが好適に接続される。
 加えて、この態様では、蓋部と固定部との間の領域を横切る第2連結部のサイズを極力小さくする又は最小にすることができる。蓋部と固定部との間の領域には、蓋部と固定部とを分離するための構造物(例えば、スリットや脆弱ブリッジ等)が形成されることが多い。従って、蓋部と固定部とを分離するための構造物を形成する際に連結部材が大きな妨げとなってしまうことが殆ど又は全くなくなる。
 <5>
 上述の如く第2連結部を有する容器の態様では、前記連結部材は、複数の前記第1連結部を前記第2連結部で接続することで折れ曲がっている形状を有している。
 この態様によれば、折れ曲がりながら延びる連結部材を実現することができる。このため、連結部材を蓋部の半径方向に沿って外側に大きく広げる(例えば、連結部材の径を大きく広げる)ことなく、連結部材の長さを確保することができる。
 <6>
 第1実施形態の容器の他の態様では、前記連結部材は、互い違いに形成されたスリットを有する。
 この態様によれば、スリットによって、蓋部が抽出口から取り外される前における連結部材の長さ(例えば、周方向の長さ)に対して蓋部が抽出口から取り外された後における連結部材の長さを実質的に長くすることができる。従って、連結部材を蓋部の半径方向に沿って外側に大きく広げる(例えば、連結部材の径を大きく広げる)ことなく、連結部材の長さを確保することができる。
 <7>
 上述の如く連結部材がスリットを有する容器の他の態様では、前記蓋部が前記抽出口から取り外される際に、前記スリットが広がる。
 この態様によれば、スリットによって、蓋部が抽出口から取り外される前における連結部材の長さ(例えば、周方向の長さ)に対して蓋部が抽出口から取り外された後における連結部材の長さを実質的に長くすることができる。従って、連結部材を蓋部の半径方向に沿って外側に大きく広げる(例えば、連結部材の径を大きく広げる)ことなく、連結部材の長さを確保することができる。
 <8>
 上述の如く第2連結部を有する容器の態様では、前記第2連結部材は、前記蓋部側よりも前記固定部側に設けられている、又は前記固定部側よりも前記蓋部側に設けられている。
 この態様によれば、第2連結部材は、蓋部側よりも固定部側に設けられてもよい。言い換えれば、第2連結部材は、蓋部に近接するよりも固定部に近接するように設けられてもよい。つまり、第2連結部は、当該第2連結部の一方の端部が固定部と接続されると共に、当該第2連結部の他方の端部が第1連結部と接続されてもよい。
 或いは、第2連結部材は、固定部側よりも蓋部側に設けられてもよい。言い換えれば、第2連結部材は、固定部に近接するよりも蓋部に近接するように設けられてもよい。つまり、第2連結部は、当該第2連結部の一方の端部が蓋部と接続されると共に、当該第2連結部の他方の端部が第1連結部と接続されてもよい。
 この態様では、蓋部と固定部との間の領域を横切る第2連結部のサイズを極力小さくする又は最小にすることができる。蓋部と固定部との間の領域には、蓋部と固定部とを分離するための構造物(例えば、スリットや脆弱ブリッジ等)が形成されることが多い。従って、蓋部と固定部とを分離するための構造物を形成する際に第2連結部が大きな妨げとなってしまうことが殆ど又は全くなくなる。
 <9>
 第1実施形態の容器の他の態様では、前記連結部材は線状部材である。
 この態様によれば、線状部材を含む又は線状部材そのものである連結部材を用いて、蓋部と固定部とを接続することができる。
 <10>
 第1実施形態の容器の他の態様では、前記連結部材は、前記蓋部と前記固定部との間を横切って接続している。
 この態様によれば、蓋部と固定部との間を横切る連結部材によって、蓋部と固定部とが好適に接続される。
 <11>
 第1実施形態の容器の他の態様では、前記固定部は、一部に切れ込みを有するリング形状からなる。
 この態様によれば、切れ込みに沿って固定部を破断することで、当該固定部を容器から取り外すことができる。従って、固定部を容器と分別することができる。
 <12>
 第1実施形態の容器の他の態様では、前記固定部は前記抽出口の下部に取り付けられており、前記固定部が前記抽出口側へ移動することを抑制する抜止防止部材が形成されている。
 この態様によれば、抜止防止部材によって、固定部が容器の抽出口から抜けおちてしまうことが防止される。従って、蓋部が容器の抽出口から取り外された後であっても、蓋部の落下や紛失等を好適に防ぐことができる。
 <13>
 上述の如く固定部が抽出口の下部に取り付けられる容器の態様では、前記固定部は、前記抽出口を中心に回転可能に取り付けられている。
 この態様によれば、蓋部が容器の抽出口から取り外された後に蓋部と固定部とが連結部材を介して連結されている場合であっても、固定部が回転するため、蓋部の取り扱いが煩雑に又は不便になることは殆どない。
 (容器の第2実施形態)
 <14>
 第2実施形態の容器は、容器の抽出口に設けられたネジ部に契合してねじ込まれた蓋部と、前記抽出口を中心に回転可能に取り付けられた固定部と、前記蓋部と固定部とを接続し、前記蓋部が前記抽出口から取り外される際に破断される脆弱ブリッジと、前記蓋部と固定部とを接続し、前記蓋部が前記抽出口から取り外された後も、前記蓋部と前記固定部とを連結する連結部材とを有する。
 第2実施形態の容器によれば、第1実施形態の容器と比較して、連結部材が第1連結部を備えていなくともよいという点で異なっている。このため、第2実施形態の容器もまた、第1実施形態の容器が享受することができる各種態様を好適に享受することができる。
 尚、上述した第1実施形態の容器が採用し得る各種態様に対応して、第2実施形態の容器も各種態様を採用してもよい。
 加えて、第2実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部材」は、上述した第1実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部材」と同一の特性(言い換えれば、特徴ないしは仕様)を有していてもよい。つまり、第1実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部材」に採用されている各種態様は、第2実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部材」に対しても適宜採用されてもよい。
 加えて、第2実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部材」は、後述する第3実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部」と同一の特性(言い換えれば、特徴ないしは仕様)を有していてもよい。つまり、第3実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部」に採用されている各種態様は、第2実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部材」に対しても適宜採用されてもよい。
 (容器の第3実施形態)
 <15>
 第3実施形態の容器は、容器の抽出口に取り付けられる蓋部と、前記蓋部を前記抽出口に固定するように前記蓋部の下端部に沿って脆弱ブリッジを介して連接された状態で前記抽出口下部に取り付けられると共に、前記蓋部が前記抽出口から取り外されるときに前記脆弱ブリッジが破断されることで前記蓋部から分離する固定部と、前記蓋部が前記抽出口から取り外された後も前記蓋部と前記固定部とを連結する連結部とを備える。
 第3実施形態の容器によれば、蓋部(例えば、後述のキャップ本体21)と、固定部(例えば、後述の封緘リング22)と、連結部(例えば、後述の連結部材23)とを備える。
 蓋部は、容器の抽出口(言い換えれば、飲口ないしは開口)に取り付けられる。蓋部が容器の抽出口に取り付けられることで、容器の内容物が容器の外部に流出することを防ぐことができる。
 固定部は、蓋部を容器の抽出口に固定させるための部材である。固定部は、蓋部の下端部に沿って蓋部と連接された状態で、容器の抽出口下部に取り付けられる。固定部は、その上端部と蓋部の下端部とが、蓋部を取り外す力によって破断可能な一又は複数の脆弱ブリッジを介して接続された状態で、容器の抽出口下部に取り付けられる。蓋部が容器の抽出口から取り外される場合には、蓋部を容器の抽出口から取り外す力(例えば、容器の抽出口を中心に蓋部を回転させる力)によって脆弱ブリッジが破断される。その結果、蓋部と固定部とは、分離される。つまり、蓋部が容器の抽出口から取り外される一方で、固定部は、容器の抽出口下部に残される。
 第3実施形態では特に、連結部は、蓋部が容器の抽出口から取り外された後にも、蓋部と固定部とを連結する。つまり、連結部は、蓋部と固定部とを連接するための脆弱ブリッジが破断することで蓋部と固定部とが分離した場合であっても、蓋部と固定部とを連結する。従って、蓋部が容器の抽出口から取り外された後であっても、蓋部は、連結部を介して固定部と接続されている。このため、蓋部が容器の抽出口から取り外された後であっても、蓋部の落下や紛失等を防ぐことができる。
 第3実施形態の容器では特に、連結部は、蓋部と固定部とを直接的に連結している。言い換えれば、容器の抽出口又は抽出口下部に連結部を固定するための専用の部材(例えば、リング部材等)を用いることに代えて、容器の抽出口下部に蓋部と連接して取り付けられる固定部を用いている。従って、工場等でキャップを容器に取り付ける閉蓋作業時には、蓋部及び固定部の取り付けと同時に、連結部を取り付けることができる。従って、第3実施形態の容器は、容器の抽出口又は抽出口下部に連結部を固定するための専用の部材(例えば、リング部材等)を用いる場合と比較して、閉蓋作業において行わなければならない工程を増やさないという利点を有している。
 尚、上述した第1実施形態の容器が採用し得る各種態様に対応して、第3実施形態の容器も各種態様を採用してもよい。
 加えて、第3実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部」は、第1実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部材」と同一の特性(言い換えれば、特徴ないしは仕様)を有していてもよい。つまり、第1実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部材」に採用されている各種態様は、第3実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部」に対しても適宜採用されてもよい。
 加えて、第3実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部」は、第2実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部材」と同一の特性(言い換えれば、特徴ないしは仕様)を有していてもよい。つまり、第2実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部材」に採用されている各種態様は、第3実施形態の容器における「蓋部」、「固定部」、「脆弱ブリッジ」及び「連結部」に対しても適宜採用されてもよい。
 <16>
 第3実施形態の容器の一の態様では、前記連結部は、一方の端部が前記蓋部に固定され且つ他方の端部が前記固定部に固定された線状の部材を含む。
 この態様によれば、線状の部材を含む又は線状の部材そのものである連結部を用いて、蓋部と固定部とを連結することができる。
 <17>
 連結部が線状の部材を含む容器の態様では、前記連結部は、前記固定部に固定された前記他方側の端部から前記蓋部の方向に向かって伸長すると共に、前記蓋部と前記固定部との間の領域を横切る第1線状部分と、前記第1線状部分に続いて前記蓋部の外面に沿って前記一方側の端部まで伸長する第2線状部分とを備えるように構成してもよい。
 このように構成すれば、蓋部と固定部との間の領域を横切る連結部のサイズを相対的に小さくする、極力小さくする又は最小にすることができる。蓋部と固定部との間の領域には、蓋部と固定部とを分離するための構造物(例えば、スリットや脆弱ブリッジ等)が形成されることが多い。従って、蓋部と固定部とを分離するための構造物を形成する際に連結部が大きな妨げとなってしまうことが殆ど又は全くなくなる。
 <18>
 連結部が線状の部材を含む容器の態様では、前記連結部は、前記蓋部に固定された前記一方側の端部から前記固定部の方向に向かって伸長すると共に、前記蓋部と前記固定部との間の領域を横切る第1線状部分と、前記第1線状部分に続いて前記固定部の外面に沿って前記他方側の端部まで伸長する第2線状部分とを備えるように構成してもよい。
 このように構成すれば、蓋部と固定部との間の領域を横切る連結部のサイズを相対的に小さくする、極力小さくする又は最小にすることができる。蓋部と固定部との間の領域には、蓋部と固定部とを分離するための構造物(例えば、スリットや脆弱ブリッジ等)が形成されることが多い。従って、蓋部と固定部とを分離するための構造物を形成する際に連結部が大きな妨げとなってしまうことが殆ど又は全くなくなる。
 <19>
 第3実施形態の容器の他の態様では、前記連結部は、前記蓋部が前記抽出口から取り外される場合に撓みながら伸びる弾性を有しており、前記連結部は、前記蓋部が前記抽出口から取り外された後に前記蓋部が前記抽出口に再度取り付けられる際に前記連結部の撓みがない状態から前記連結部が撓みながら縮んだ場合であっても、前記蓋部が前記抽出口に再度取り付けられる程度の長さを有している。
 この態様によれば、仮に固定部が完全に固定されている(例えば、固定部が容器の抽出口に対して、動かすことができないように固定されている)場合であっても、一度取り外した(つまり、開封した)蓋部を、容器の抽出口に再度取り付けることができる。
 尚、固定部が完全に固定されている場合には、連結部の撓みがない状態から連結部を縮めながら蓋部を容器の抽出口に取り付ける必要がある。仮に、連結部がこの態様で特定する長さを有していなければ、蓋部が容器の抽出口に取り付けられる(言い換えれば、容器の抽出口から内容物が流出しない程度に取り付けられる)前に、連結部の撓みの余裕がなくなってしまいかねない。この場合、蓋部を容器の抽出口に取り付けることができなくなる。しかるに、この態様によれば、このような不都合は殆ど又は全く生じない。
 <20>
 第3実施形態の容器の他の態様では、前記蓋部及び前記固定部の外形は、円柱状であり、前記連結部は、前記蓋部若しくは前記固定部の外面に沿って円周方向とは異なる第1の方向に伸長する第3線状部分、並びに前記蓋部若しくは前記固定部の外面に沿って円周方向及び前記第1の方向とは異なる第2の方向に伸長する第4線状部分を備える。
 この態様によれば、連結部を蓋部の半径方向に沿って外側に大きく広げる(例えば、連結部の径を大きく広げる)ことなく、連結部の長さを確保することができる。
 <21>
 第3及び第4線状部分を備える容器の態様では、前記連結部は、複数の前記第3線状部分と複数の前記第4線状部分とを備え、前記第3線状部分と前記第4線状部分とが交互に連結されているように構成してもよい。
 このように構成すれば、蛇行しながら伸長する連結部を実現することができるため、連結部を蓋部の半径方向に沿って外側に大きく広げる(例えば、連結部の径を大きく広げる)ことなく、連結部の長さを確保することができる。
 <22>
 第3実施形態の容器の他の態様では、前記蓋部及び前記固定部の外形は、円柱状であり、前記連結部は、前記蓋部若しくは前記固定部の外面に沿って円周方向に伸長する第5線状部分、及び前記蓋部若しくは前記固定部の外面に沿って円周方向とは異なる方向に伸長する第6線状部分を備える。
 この態様によれば、連結部を蓋部の半径方向に沿って外側に大きく広げる(例えば、連結部の径を大きく広げる)ことなく、連結部の長さを確保することができる。
 <23>
 第5及び第6線状部分を備える容器の態様では、前記連結部は、複数の前記第5線状部分と複数の前記第6線状部分とを備え、前記第5線状部分と前記第6線状部分とが交互に連結されているように構成してもよい。
 このように構成すれば、折れ曲がりながら伸長する連結部を実現することができるため、連結部を蓋部の半径方向に沿って外側に大きく広げる(例えば、連結部の径を大きく広げる)ことなく、連結部の長さを確保することができる。
 <24>
 第3実施形態の容器の他の態様では、前記連結部は、前記蓋部若しくは前記固定部の外面に対して蛇行しながら若しくは折れ曲がりながら伸長する形状、又は、表面上の片側若しくは両側にスリットが入りながら伸長する板状の形状を有している。
 この態様によれば、連結部を蓋部の半径方向に沿って外側に大きく広げる(例えば、連結部の径を大きく広げる)ことなく、連結部の長さを確保することができる。
 <25>
 第3実施形態の容器の他の態様では、前記蓋部及び前記固定部は、略円柱状の形状を有しており、前記連結部は、前記固定部に固定された前記他方側の端部から前記蓋部の方向に向かって伸長すると共に、前記蓋部と前記固定部との間の領域を横切る第1線状部分と、前記第1線状部分に続いて前記蓋部の外面に沿って前記一方側の端部まで伸長する第2線状部分とを備え、前記第2線状部分は、前記蓋部の外面から外側に向かって放射状に広がる円錐台形の形状を有しており、前記第2線状部分の前記円錐台形の形状は、前記蓋部、前記固定部及び前記連結部が前記容器に取り付けられる前には、前記固定部から前記蓋部の側に向かって広がる形状であり、前記蓋部、前記固定部及び前記連結部が前記容器に取り付けられる後に、前記蓋部から前記固定部の側に向かって広がる形状に切り替えられる。
 この態様によれば、蓋部、固定部及び連結部が容器に取り付けられる前(例えば、キャップの製造時)には、蓋部の外面に沿って伸長する第2線状部分の円錐台形の形状は、蓋部の側によっている。このため、蓋部と固定部との間の領域が連結部の第2線状部分によって覆われてしまうことが殆ど又は全くなくなる。従って、蓋部と固定部との間の領域に蓋部と固定部とを分離するための構造物を形成する際に、連結部(具体的には、第2線状部分)が大きな妨げとなってしまうことが殆ど又は全くなくなる。
 一方で、蓋部、固定部及び連結部が容器に取り付けられた後(例えば、キャップを取り付けた容器の出荷後)には、蓋部の外面に沿って伸長する第2線状部分の円錐台形の形状は、固定部の側によっている。つまり、第2線状部分の円錐台形の形状は、蓋部を露出させながら固定部及び容器を覆うように配置される。従って、消費者が蓋部を握りやすくなるという利点がある。
 <26>
 第3実施形態の容器の他の態様では、前記固定部は、当該固定部の一部を破断可能な破断部を備え、前記連結部は、前記固定部のうち前記破断部が備えられている部分に対応する箇所に連結されている。
 この態様によれば、連結部を引っ張ることで当該連結部が連結されている破断部を破断させることができる。その結果、固定部の一部が破断するため、固定部を容器から取り外すことができる。従って、容器のリサイクル時に固定部と容器本体の分別を適切に行うことができる。
 <27>
 破断部を備える容器の態様では、前記蓋部及び前記固定部は、略円柱状の形状を有しており、前記固定部の半径方向に沿った力によって前記破断部を破断させる場合と比較して、前記固定部の円周方向に沿った力によって前記破断部を破断させやすいように構成してもよい。
 蓋部及び固定部を容器に最初に取り付ける際には、蓋部及び固定部を抽出口に対して押圧することで取り付けられることが多い。この場合には、固定部に対して、抽出口から半径方向に沿った力が作用する。一方で、消費者が連結部を引っ張る場合には、固定部に対して円周方向に沿った力が作用することが多い。このため、固定部の半径方向に沿った力によって破断部を破断させる場合と比較して、固定部の円周方向に沿った力によって前記破断部を破断させやすくなるように構成すれば、蓋部及び固定部を抽出口に取り付けるキャップの製造時等における固定部の破断を防ぎつつ、固定部を実際に容器から分別したい場合に固定部を破断させることができる。
 <28>
 第3実施形態の容器の他の態様では、前記蓋部、前記固定部及び前記連結部は、一体成形されている。
 この態様によれば、工場等でキャップを容器に取り付ける閉蓋作業時には、一体成形した蓋部、固定部及び連結部を一度の工程で取り付けることができる。従って、本実施形態のキャップは、容器の抽出口又は抽出下部に連結部を固定するための専用の部材(例えば、リング部材等)を用いる場合と比較して、閉蓋作業において行わなければならない工程を増やさないという利点を有している。
 (キャップの第1実施形態)
 <29>
 第1実施形態のキャップは、上述した第1実施形態の容器(但し、その各種態様を含む)の抽出口に取り付けられているキャップである。つまり、第1実施形態のキャップは、容器の抽出口に取り付けられる蓋部と、前記容器に取り付けられた固定部と、前記蓋部と前記固定部とを接続し、前記蓋部が前記抽出口から取り外される際に破断される脆弱ブリッジと、前記蓋部と前記固定部とを接続し、前記蓋部が前記抽出口から取り外された後も、前記蓋部と前記固定部とを連結する連結部材とを有し、前記連結部材は、前記蓋部が前記抽出口に取り付けられた状態において、前記蓋部と接続された第1端部から前記固定部と接続された第2端部までの少なくとも一部が前記抽出口の周方向に延びる第1連結部を有する。
 第1実施形態のキャップによれば、上述した第1実施形態の容器が享受することができる効果と同様の効果を享受することができる。
 尚、上述した第1実施形態の容器が取り得る各種態様に対応して、第1実施形態のキャップも各種態様を取ることができる。
 (キャップの第2実施形態)
 <30>
 第2実施形態のキャップは、上述した第2実施形態の容器(但し、その各種態様を含む)の抽出口に取り付けられているキャップである。つまり、第2実施形態のキャップは、容器の抽出口に設けられたネジ部に契合してねじ込まれた蓋部と、前記抽出口を中心に回転可能に取り付けられた固定部と、前記蓋部と固定部とを接続し、前記蓋部が前記抽出口から取り外される際に破断される脆弱ブリッジと、前記蓋部と固定部とを接続し、前記蓋部が前記抽出口から取り外された後も、前記蓋部と前記固定部とを連結する連結部材とを有する。
 第2実施形態のキャップによれば、上述した第2実施形態の容器が享受することができる効果と同様の効果を享受することができる。
 尚、上述した第2実施形態の容器が取り得る各種態様に対応して、第2実施形態のキャップも各種態様を取ることができる。
 (キャップの第3実施形態)
 <31>
 第3実施形態のキャップは、上述した第3実施形態の容器(但し、その各種態様を含む)の抽出口に取り付けられているキャップである。つまり、第3実施形態のキャップは、容器の抽出口に取り付けられる蓋部と、前記蓋部を前記抽出口に固定するように前記蓋部の下端部に沿って脆弱ブリッジを介して連接された状態で前記抽出口下部に取り付けられると共に、前記蓋部が前記抽出口から取り外されるときに前記脆弱ブリッジが破断されることで前記蓋部から分離する固定部と、前記蓋部が前記抽出口から取り外された後も前記蓋部と前記固定部とを連結する連結部とを備える。
 第3実施形態のキャップによれば、上述した第3実施形態の容器が享受することができる効果と同様の効果を享受することができる。
 尚、上述した第3実施形態の容器が取り得る各種態様に対応して、第3実施形態のキャップも各種態様を取ることができる。
 本実施形態のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から更に明らかにされる。
 以上説明したように、第1実施形態のキャップによれば、蓋部と、固定部と、脆弱ブリッジと、連結部材とを備える。第2実施形態のキャップによれば、蓋部と、固定部と、脆弱ブリッジと、連結部材とを備える。第3実施形態のキャップによれば、蓋部と、固定部と、連結部とを備える。従って、閉蓋作業における工程を増やすことなくキャップの紛失等を防ぐことができる。
 以下、図面を参照しながら、キャップ及び容器の実施例について説明する。尚、以下では、キャップ及び容器の一例として、ペットボトル用のボトルキャップ及びペットボトルを用いる例について説明する。もちろん、その他の任意のキャップ及び任意の容器に対して、後述する構成を適用してもよい。
 (1)第1実施例
 図1及び図2を参照して、第1実施例のボトルキャップ2aについて説明する。図1は、第1実施例のボトルキャップ2aが取り付けられたペットボトル1の側面図及び上面図である。図2は、第1実施例のボトルキャップ2aが備えるキャップ本体21がペットボトル1から取り外された場合のペットボトル1の側面図である。
 図1(a)及び図1(b)に示すように、ペットボトル1上部の抽出口には、第1実施例のボトルキャップ2aが取り付けられている。
 ペットボトル1は、ポリエチレンテレフタレートを材料として形成されるプラスチック製のボトルである。尚、本実施例ではペットボトル1を例に挙げて説明を進めるが、ポリエチレンテレフタレート以外の任意の材料(例えば、任意の樹脂や、任意の金属等)を用いて形成される任意の形状のボトルを用いてもよい。
 ボトルキャップ2aは、キャップ本体21と、封緘リング22と、連結部材23aと、脆弱ブリッジ24とを備えている。
 キャップ本体21は、ペットボトル1の抽出口に着脱可能にかぶせられる部材である。キャップ本体21は、円形の頭頂部21_1と、当該頭頂部21_1から下方側に向かって延びる管状のスカート部21_2とを備える。キャップ本体21の内面(より具体的には、スカート部21_2の内面)には、ペットボトル1の抽出口の外面に形成された雄ネジとかみ合う雄ネジが形成されている。従って、キャップ本体21を回転させることで、図2に示すように、ネジのかみ合いが外れてキャップ本体21がペットボトル1から取り外される。
 封緘リング22は、ペットボトル1の抽出口下部(より具体的には、ペットボトル1の抽出口の外面に形成された雄ネジ下部)に、ペットボトル1の抽出口側へ移動しないように固定されている。従って、ペットボトル1の抽出口下部には、封緘リング22が抽出口側へ移動することを抑制する抜止防止部材が形成されていることが好ましい。加えて、封緘リング22の内面には、ペットボトル1の抽出口下部に形成される抜止防止部材と嵌合する嵌合部材が形成されていることが好ましい。
 封緘リング22とキャップ本体21とは、キャップ本体21の下端部及び封緘リング22の上端部に沿って規則的に又は不規則に形成される一又は複数の脆弱ブリッジ24を介して接続されている。一又は複数の脆弱ブリッジ24は、キャップ本体21を最初に取り外す際のキャップ21本体を回転させる力によって破断される。その結果、キャップ本体21は、封緘リング22から分離される。尚、キャップ本体21が封緘リング22から分離された後には、封緘リング22は、ペットボトル1の抽出口を中心軸として回転してもよいし、回転しなくともよい(つまり、固定されていてもよい)。
 連結部材23aは、キャップ本体21と封緘リング22とを連結する線状の弾性部材である。連結部材23aの一方側の端部23a_1は、キャップ本体21の外面の任意の箇所に連結又は固定される。連結部材23aの他方側の端部23a_2は、封緘リング22の外面の任意の箇所に連結又は固定される。連結部材23aは、図1(b)に示すように、キャップ本体21との連結箇所から封緘リング22との連結箇所に向かって、キャップ本体21及び封緘リング22の外面に沿って伸長する。図1(a)及び図1(b)は、連結部材23aが、キャップ本体21及び封緘リング22の外面に沿ってらせん状に伸長する例を示している。尚、連結部材23aがらせん状に伸長する構成はあくまで一例であって、キャップ本体21と封緘リング22と連結することができるのであれば、連結部材23aの形状は任意の形状であってもよい。
 キャップ本体21、封緘リング22、連結部材23a及び脆弱ブリッジ24は、樹脂を材料として用いて、射出形成等によって一体的に成形されることが好ましい。或いは、キャップ本体21、封緘リング22、連結部材23a及び脆弱ブリッジ24は、金属を材料として用いて、プレス成型等によって一体的に成形されてもよい。
 キャップ本体21、封緘リング22、連結部材23a及び脆弱ブリッジ24が一体的に成形されることで製造されるボトルキャップ2aは、例えば、以下の方法でペットボトル1に対して取り付けられる(つまり、閉蓋される)。具体的には、ボトルキャップ2aは、ペットボトル1の抽出口に対して、ペットボトル1の上方からボトルキャップ2aを押し付けることで嵌め込まれる。封緘リング22の内面に形成される嵌合部材がペットボトル1の抽出口下部に形成される抜止防止部材と嵌合するまでボトルキャップ2aが押しつけられた時点で、閉蓋作業は終了する。尚、以上の閉蓋作業は、ペットボトル1若しくはボトルキャップ2を製造する工場又はペットボトル1の内部に内容物(例えば、飲料物等)を充填する工場等で行われる。
 一方で、ボトルキャップ2aが取り付けられたペットボトル1は、例えば、以下の方法でキャップ本体21が取り外される。具体的には、ペットボトル1を購入した消費者は、キャップ本体21を円周方向に沿って回転させる。その結果、キャップ本体21と封緘リング22とを接続する脆弱ブリッジ24が破断される。この時点で、連結部材23aを介した連結を除いて、キャップ本体21と封緘リング22とが分離される。その後、消費者がキャップ本体21を円周方向に沿って更に回転させると、キャップ本体21は、キャップ本体21の内面に形成された雄ネジとペットボトル1の抽出口の外面に形成された雄ネジとのかみ合いが外れることで、ペットボトル1の上方側へ移動する。その結果、図2に示すように、キャップ本体21がペットボトル1から取り外される。
 キャップ本体21がペットボトル1から取り外された場合であっても、図2に示すように、連結部材23aは、キャップ本体21と封緘リング22とを連結している。つまり、キャップ本体21がペットボトル1から取り外された場合であっても、キャップ本体21は、ペットボトル1に残されたままの封緘リング22と、連結部材23aを介して連結されている。従って、キャップ本体21がペットボトル1から取り外された場合であっても、消費者は、キャップ本体21を落としてしまったり或いは紛失してしまったりすることが殆ど又は全くなくなる。従って、消費者は、キャップ本体21を落とすことで汚してしまうことが殆ど又は全くなくなる。このため、消費者は、衛生的にキャップ本体21を使用することができる。例えば、消費者は、一度取り外したキャップ本体21を、衛生的に再度ペットボトル1に取り付けることができる(つまり、ペットボトル1を再密封することができる)。
 加えて、第1実施例のボトルキャップ2aによれば、連結部材23aが、キャップ本体21と封緘リング22とを直接的に連結している。言い換えれば、ペットボトル1の抽出口又は抽出口下部に連結部材23aを固定するための専用の部材(例えば、リング部材等)を用いることに代えて、ペットボトル1の抽出口下部にキャップ本体21と連接して取り付けられる封緘リング22を用いている。従って、工場等でボトルキャップ2aをペットボトル1に取り付ける閉蓋作業時には、キャップ本体21及び封緘リング22の取り付けと同時に、連結部材23aを取り付けることができる。特に、キャップ本体21、封緘リング22及び連結部材23aが一体成形されていれば、キャップ本体21及び封緘リング22の取り付けと連結部材23aの取り付けとを特段区別することなく、キャップ本体21、封緘リング22及び連結部材23aを同時にペットボトル1に取り付けることができる。このため、ペットボトル1の抽出口又は抽出口下部に連結部材を固定するための専用の部材を用いて連結部材23aをペットボトル1に取り付ける場合と比較して、ボトルキャップ2aの取り付け作業において行わなければならない工程を減らすことができる。言い換えれば、ボトルキャップ2aの取り付け作業において行わなければならない工程を増やさなくともよくなる。
 (2)第2実施例
 図3を参照して、第2実施例のボトルキャップ2bについて説明する。図3は、第2実施例のボトルキャップ2bが取り付けられたペットボトル1の側面図である。尚、上述した第1実施例のボトルキャップ2aと同一の構成については、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
 図3に示すように、第2実施例では、第1実施例のボトルキャップ2aと比較して、連結部材23bが異なっている。具体的には、第2実施例では、連結部材23bは、封緘リング22との連結箇所から、キャップ本体21と封緘リング22との間の領域(具体的には、脆弱ブリッジ24が形成される領域)を横切って、キャップ本体21側に向かって伸長する第1連結部分23b_3と、当該第1連結部分23b_3に続くと共にキャップ本体21との連結箇所に向かって、キャップ本体21の外面に沿って円周方向に伸長する第2連結部分23b_4とを含んでいる。
 第2実施例のボトルキャップ2bによれば、上述した第1実施例のボトルキャップ2aが享受することができる効果と同様の効果を好適に享受することができる。
 加えて、第2実施例のボトルキャップ2bによれば、キャップ本体21と封緘リング22との間の領域(具体的には、脆弱ブリッジ24が形成される領域)を横切る連結部材23bのサイズを極力小さくする又は最小にすることができる。言い換えれば、キャップ本体21と封緘リング22との間の領域(具体的には、脆弱ブリッジ24が形成される領域)のうち連結部材23bによって遮られてしまう領域部分のサイズを極力小さくする又は最小にすることができる。従って、脆弱ブリッジ24を形成する際に連結部材23bが大きな妨げとなってしまう不都合を殆ど又は全くなくすことができる。言い換えれば、ボトルキャップ2bの製造時には、連結部材23bを殆ど意識することなく、キャップ本体21と封緘リング22との間の領域に脆弱ブリッジ24を形成することができる。
 (3)第3実施例
 図4を参照して、第3実施例のボトルキャップ2cについて説明する。図4は、第3実施例のボトルキャップ2cが取り付けられたペットボトル1の側面図である。尚、上述した第1実施例のボトルキャップ2aから第2実施例のボトルキャップ2bと同一の構成については、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
 図4に示すように、第3実施例では、第2実施例のボトルキャップ2bと比較して、連結部材23cが異なっている。具体的には、第2実施例では、連結部材23cは、キャップ本体21との連結箇所から、キャップ本体21と封緘リング22との間の領域(具体的には、脆弱ブリッジ24が形成される領域)を横切って、封緘リング22側に向かって伸長する第1連結部分23c_3と、当該第1連結部分23c_3に続くと共に封緘リング22との連結箇所に向かって、封緘リング22の外面に沿って円周方向に伸長する第2連結部分23c_4とを含んでいる。つまり、第3実施例のボトルキャップ2cは、円周方向に伸長する第2連結部分23c_4が、キャップ本体21側ではなく封緘リング22側に偏って形成されるという点で、円周方向に伸長する第2連結部分23b_4がキャップ本体21側に偏って形成される第2実施例のボトルキャップ2bとは異なる。
 第3実施例のボトルキャップ2cによれば、上述した第2実施例のボトルキャップ2bが享受することができる効果と同様の効果を好適に享受することができる。
 (4)第4実施例
 図5を参照して、第4実施例のボトルキャップ2dについて説明する。図5は、第4実施例のボトルキャップ2dが取り付けられたペットボトル1の側面図である。尚、上述した第1実施例のボトルキャップ2aから第3実施例のボトルキャップ2cと同一の構成については、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
 図5に示すように、第4実施例では、第2実施例のボトルキャップ2bと比較して、連結部材23dの長さが異なっている。具体的には、第4実施例では、連結部材23dは、キャップ本体21をペットボトル1から一度取り外した後であっても、再度キャップ本体21をペットボトル1に取り付ける(具体的には、抽出口の雄ネジとかみ合わせることで、抽出口をキャップ本体21に覆わせる)ことができる程度の余裕(マージン)を加味した長さを有している。
 例えば、封緘リング22がペットボトル1の抽出口の外面に沿って回転可能に固定されている場合を想定する。この場合、キャップ本体21をペットボトル1から初めて取り外す場合には、キャップ本体21の回転に合わせて、連結部材23dを介してキャップ本体21に接続されている封緘リング22もまた回転する。従って、連結部材23dが大きく撓むことなく、キャップ本体21の取り外しが完了する。また、キャップ本体21をペットボトル1に再度取り付ける場合には、キャップ本体21の回転に合わせて、連結部材23dを介してキャップ本体21に接続されている封緘リング22もまた回転する。従って、連結部材23dが大きく撓むことなく、キャップ本体21の再度の取り付けが完了する。従って、封緘リング22がペットボトル1の抽出口の外面に沿って回転可能に固定されている場合には、連結部材23dは、その長さの制約を受けることは殆どなく、キャップ本体21と封緘リング22とを連結していれば足りる。
 一方で、例えば、封緘リング22がペットボトル1の抽出口の外面に沿って回転不可能に固定されている場合を想定する。この場合、キャップ本体21をペットボトル1から初めて取り外す場合には、キャップ本体21の回転に合わせて、連結部材23dを介してキャップ本体21に接続されている封緘リング22が回転しない。従って、連結部材23dが延びるように撓みながら変形することで、キャップ本体21の取り外しが完了する。キャップ本体21の取り外しが完了した時点で、連結部材23dの撓みが解消され、連結部材23dの形状は、ボトルキャップ2dの成形時の形状に戻ると想定される。このような状態でキャップ本体21をペットボトル1に再度取り付ける場合には、キャップ本体21の回転に合わせて、連結部材23dを介してキャップ本体21に接続されている封緘リング22が回転することはない。従って、連結部材23dが縮むように撓みながら変形することで、キャップ本体21の再度の取り付けが行われる。従って、キャップ本体21の再度の取り付けを確実に行うためには、再度の取り付け時に連結部材23dが縮むことを考慮した上で、連結部材23dの長さが余裕(言い換えれば、マージン)を持って設定されることが好ましい。つまり、連結部材23dが縮んだ状態でペットボトル1の抽出口へのキャップ本体21の取り付けが完了するように、連結部材23dの長さが余裕(言い換えれば、マージン)を持って設定されることが好ましい。
 具体的には、例えば、キャップ本体21がn(但し、nは、正の実数)回転することでキャップ本体21の取り外し及び取り付けが行われる場合を想定する。また、キャップ本体21の径がr1mmであり、連結部材23dは、キャップ本体21の外面に沿って円周方向に伸長するものとする。この場合、連結部材23dが縮んだ状態でペットボトル1の抽出口へのキャップ本体21の取り付けが完了するためには、連結部材23dの径r2は、r1×(1+n)mmとなることが好ましい。
 第4実施例のボトルキャップ2dによれば、上述した第2実施例のボトルキャップ2bが享受することができる効果と同様の効果を好適に享受することができる。
 加えて、第4実施例のボトルキャップ2dによれば、封緘リング22がペットボトル1の抽出口の外面に沿って回転不可能に固定されている場合であっても、一度取り外したキャップ本体21を、ペットボトル1の抽出口に対して再度の取り付けることができる。
 (5)第5実施例
 図6を参照して、第5実施例のボトルキャップ2eについて説明する。図6は、第5実施例のボトルキャップ2eが取り付けられたペットボトル1の側面図及び上面図である。尚、上述した第1実施例のボトルキャップ2aから第4実施例のボトルキャップ2dと同一の構成については、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
 図6(a)及び図6(b)に示すように、第5実施例では、連結部材23dの径を広げることで連結部材23dの長さを確保する第4実施例のボトルキャップ2dと比較して、連結部材23eの径をあまり又は殆ど広げることなく連結部材23eの長さを確保するという点で異なっている。具体的には、第5実施例では、連結部材23eは、キャップ本体21の円周方向とは異なる方向である第1の方向(例えば、図6(a)中、右下から左上に向かう方向)に沿って伸長する第3連結部分23e_5と、キャップ本体21の円周方向とは異なる方向であって且つ第1の方向とも異なる第2の方向(例えば、図6(a)中、右上から左下に向かう方向)に沿って伸長する第4連結部分23e_6とを含んでいる。連結部材23eは、交互に且つ繰り返し現れる複数の第3連結部分23e_5と複数の第4連結部分23e_5とを含んでいる。つまり、第5実施例では、連結部材23eは、蛇行しながらキャップ本体21の外面に沿って伸長している。
 第5実施例のボトルキャップ2eによれば、上述した第4実施例のボトルキャップ2dが享受することができる効果と同様の効果を好適に享受することができる。
 加えて、第5実施例のボトルキャップ2eによれば、連結部材23eの径をあまり又は殆ど広げることなく連結部材23eの長さを確保することができる。従って、連結部材23eがペットボトル1の外面よりも更に外側に突き出てしまい、結果として連結部材23eがペットボトル1の取り扱いやすさに対して悪影響を及ぼすことは殆ど或いは全くなくなる。
 (6)第6実施例
 図7を参照して、第6実施例のボトルキャップ2fについて説明する。図7は、第6実施例のボトルキャップ2fが取り付けられたペットボトル1の側面図である。尚、上述した第1実施例のボトルキャップ2aから第5実施例のボトルキャップ2eと同一の構成については、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
 図7(a)及び図7(b)に示すように、第6実施例では、蛇行しながらキャップ本体21の外面に沿って伸長する連結部材23eを備える第5実施例のボトルキャップ2eと比較して、蛇行しながらキャップ本体21の外面に沿って伸長する連結部材23fをキャップ本体21の外側に向かって且つキャップ本体21から上方側に向かって放射状に広げているという点で異なっている。具体的には、第6実施例では、図7(a)の点線で示すように、連結部材23fは、その外形がキャップ本体21の外側に向かって且つキャップ本体21から上方側に向かって放射状に広がっているような形状を有している。つまり、連結部材23fは、その外形が円錐台形となるような形状を有している。尚、図7(a)に示すボトルキャップ2aの状態は、ボトルキャップ2fの製造時(つまり、ボトルキャップ2fをペットボトル1に取り付ける前)に利用される状態である。
 一方で、ボトルキャップ2fをペットボトル1に取り付ける場合及びボトルキャップ2fをペットボトル1に取り付けた後は、図7(c)に示すように、連結部材23fの円錐台形の外形が、封緘リング22側に折り返される。つまり、ボトルキャップ2fをペットボトル1に取り付ける場合及びボトルキャップ2fをペットボトル1に取り付けた後は、連結部材23fは、その外形がキャップ本体21の外側に向かって且つキャップ本体21から下方側に向かって放射状に広がっているような形状を有している。
 第6実施例のボトルキャップ2fによれば、上述した第5実施例のボトルキャップ2eが享受することができる効果と同様の効果を好適に享受することができる。
 加えて、第6実施例のボトルキャップ2fによれば、ボトルキャップ2fの製造時には、図7(a)に示すように、キャップ本体21と封緘リング22との間の領域(具体的には、脆弱ブリッジ24が形成される領域)を横切る連結部材23fのサイズを極力小さくする又は最小にすることができる。従って、脆弱ブリッジ24を形成する際に連結部材23fが大きな妨げとなってしまう不都合を殆ど又は全くなくすことができる。
 更に、第6実施例のボトルキャップ2fによれば、ボトルキャップ2fの製造後には、図7(c)に示すように、キャップ本体21が連結部材23fから露出することになる。従って、ボトルキャップ2fをペットボトル1に取り付けやすくなる。更には、消費者は、キャップ本体21を握りやすくなる。
 (7)第7実施例
 図8を参照して、第7実施例のボトルキャップ2gについて説明する。図8は、第7実施例のボトルキャップ2gが取り付けられたペットボトル1の側面図である。尚、上述した第1実施例のボトルキャップ2aから第6実施例のボトルキャップ2fと同一の構成については、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
 図8に示すように、第7実施例では、蛇行しながらキャップ本体21の外面に沿って伸長する連結部材23eを備える第5実施例のボトルキャップ2eと比較して、折れ曲がりながらキャップ本体21の外面に沿って伸長する連結部材23gを備えるという点で異なっている。具体的には、第7実施例では、連結部材23gは、キャップ本体21の円周方向に沿って伸長する第5連結部分23g_7と、キャップ本体21の円周方向とは異なる方向(例えば、円周方向に直交する方向)に沿って伸長する第6連結部分23g_8とを含んでいる。連結部材23gは、交互に且つ繰り返し現れる複数の第5連結部分23g_7と複数の第6連結部分23e_8とを含んでいる。つまり、第7実施例では、連結部材23gは、折れ曲がりながらキャップ本体21の外面に沿って伸長している。
 第7実施例のボトルキャップ2gによれば、上述した第5実施例のボトルキャップ2eが享受することができる効果と同様の効果を好適に享受することができる。
 (8)第8実施例
 図9を参照して、第8実施例のボトルキャップ2hについて説明する。図9は、第8実施例のボトルキャップ2hが取り付けられたペットボトル1の側面図である。尚、上述した第1実施例のボトルキャップ2aから第7実施例のボトルキャップ2gと同一の構成については、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
 図9に示すように、第8実施例では、蛇行しながらキャップ本体21の外面に沿って伸長する連結部材23eを備える第5実施例のボトルキャップ2eと比較して、片側又は両側の表面にスリットが形成された板状の連結部材23hを備えるという点で異なっている。具体的には、第8実施例では、連結部材23hは、板状の部材であって、当該板状の部材の上側及び下側に互い違いに形成されたスリットを備える。キャップ本体21がペットボトル1から取り外された場合には、スリットが広がることで、実質的に連結部材23hの長さが拡大する。一方で、キャップ本体21がペットボトル1から取り外される前には、スリットが広がっていないため、連結部材23hの径が外側に向かって広がることは殆ど又は全くなくなる。
 このように、第8実施例のボトルキャップ2hによれば、上述した第5実施例のボトルキャップ2eが享受することができる効果と同様の効果を好適に享受することができる。
 (9)第9実施例
 図10を参照して、第9実施例のボトルキャップ2iについて説明する。図10は、第9実施例のボトルキャップ2iが取り付けられたペットボトル1の側面図である。尚、上述した第1実施例のボトルキャップ2aから第8実施例のボトルキャップ2hと同一の構成については、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
 図10に示すように、第9実施例では、キャップ本体21の外面に沿ってキャップ本体21を1周するように円周方向に伸長する連結部材23bを備える第2実施例のボトルキャップ2bと比較して、キャップ本体21の外面に沿ってキャップ本体21を2周するように円周方向に伸長する連結部材23iを備えるという点で異なっている。尚、連結部材23iは、キャップ本体21の外面に沿ってキャップ本体21を3周以上するように円周方向に伸長してもよい。
 第9実施例のボトルキャップ2iによれば、上述した第2実施例のボトルキャップ2bが享受することができる効果と同様の効果を好適に享受することができる。加えて、第9実施例のボトルキャップ2iによれば、連結部材23iの径をあまり又は殆ど広げることなく連結部材23iの長さを確保することができるため、上述した第5実施例のボトルキャップ2eが享受することができる効果と同様の効果を好適に享受することができる。
 (10)第10実施例
 図11を参照して、第10実施例のボトルキャップ2jについて説明する。図11は、第10実施例のボトルキャップ2jが取り付けられたペットボトル1の上面図である。尚、上述した第1実施例のボトルキャップ2aから第9実施例のボトルキャップ2iと同一の構成については、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
 図11(a)及び図11(b)に示すように、第10実施例では、封緘リング22jと連結部材23jとの連結部分の構造に特徴を有している。
 具体的には、封緘リング22jと連結部材23jとの連結部分の拡大図である図11(b)に示すように、封緘リング22jの一部には、封緘リング22jを貫く(つまり、分断する)円周方向に沿った切り込み部22_1jが形成されている。切り込み部22_1jには、切り込み部22_1jの両端の壁面(つまり、切り込み部22_1jによって分断された封緘リング22の壁面)を接続する脆弱バンド22_2jが形成されている。つまり、切り込み部22_1jによって分断された封緘リング22jの壁面は、脆弱バンド22_2jによって一体化されている。そして、第10実施例の連結部材23jは、切り込み部22_1jが形成されている部分の封緘リング22jの外面に連結されている。
 このため、消費者が連結部材23jを図11(b)の矢印方向(具体的には、円周方向)に沿って引っ張ることで、脆弱バンド22_2jが破断し、結果として、封緘リング22jが分断される。このため、リング状の形状を有していた封緘リング22jは、一部に切れ欠きを有する略C形状を有することになる。従って、封緘リング22jをペットボトル1から容易に取り外すことができる。従って、封緘リング22jをペットボトル1と分別することができる。
 尚、ボトルキャップ2jがペットボトル1に取り付けられる場合には、ボトルキャップ2jがペットボトル1の抽出口に対して上方から押し付けられることで嵌め込まれるがゆえに、封緘リング22jには、ペットボトル1の抽出口から、半径方向に沿って広がる方向に作用する応力がかかる。しかるに、封緘リング22jが備える脆弱バンド22_2jは、ボトルキャップ2jがペットボトル1に取り付けられる際にペットボトル1の抽出口から半径方向に沿って広がる方向に作用する応力によって破断しないことが好ましい。このため、封緘リング22jをペットボトル1から取り外す際には消費者が連結部材23jを円周方向に沿って引っ張ることを考慮して、脆弱バンド22_2jは、半径方向に沿って広がる方向に作用する力によって破断されにくく、円周方向に沿って作用する力によって破断されやすいことが好ましい。このような状態を実現するために、脆弱バンド22_2jの数や配置位置や大きさや性質等が適宜設定されることが好ましい。
 尚、上述した第1実施例のボトルキャップ2aから第10実施例のボトルキャップ2jを用いて説明した各種構成要素は、互いに適宜組み合わせられてもよい。例えば、第10実施例のボトルキャップ2jを用いて説明した封緘リング22jを、第1実施例のボトルキャップ2aに対して適用してもよい。
 また、本発明は、請求の範囲及び明細書全体から読み取るこのできる発明の要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うキャップ及び容器もまた本発明の技術思想に含まれる。
 1 ペットボトル
 2 ボトルキャップ
 21 キャップ本体
 22 封緘リング
 23 連結部材
 24 脆弱ブリッジ

Claims (14)

  1.  容器の抽出口に取り付けられる蓋部と、
     前記容器に取り付けられた固定部と、
     前記蓋部と前記固定部とを接続し、前記蓋部が前記抽出口から取り外される際に破断される脆弱ブリッジと、
     前記蓋部と前記固定部とを接続し、前記蓋部が前記抽出口から取り外された後も、前記蓋部と前記固定部とを連結する連結部材と
     を有し、
     前記連結部材は、前記蓋部が前記抽出口に取り付けられた状態において、前記蓋部と接続された第1端部から前記固定部と接続された第2端部までの少なくとも一部に前記抽出口の周方向に延びる第1連結部を有することを特徴とする容器。
  2.  前記連結部材は、前記第1連結部と接続され、前記第1連結部とは異なる方向に延びる第2連結部を有することを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3.  前記第2連結部は、前記固定部から前記蓋部へ向かう方向に延びることを特徴とする請求項2に記載の容器。
  4.  前記第2連結部は、前記抽出口の周方向に対して直交する方向に延びることを特徴とする請求項2に記載の容器。
  5.  前記連結部材は、複数の前記第1連結部を前記第2連結部で接続することで折れ曲がっている形状を有していることを特徴とする請求項3に記載の容器。
  6.  前記連結部材は、互い違いに形成されたスリットを有することを特徴とする請求項1に記載の容器。
  7.  前記蓋部が前記抽出口から取り外される際に、前記スリットが広がることを特徴とする請求項6に記載の容器。
  8.  前記第2連結部は、前記蓋部側よりも前記固定部側に設けられている、又は前記固定部側よりも前記蓋部側に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の容器。
  9.  前記連結部材は線状部材であることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  10.  前記連結部材は、前記蓋部と前記固定部との間を横切って接続していることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  11.  前記固定部は、一部に切れ込みを有するリング形状からなることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  12.  前記固定部は前記抽出口の下部に取り付けられており、
     前記固定部が前記抽出口側へ移動することを抑制する抜止防止部材が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  13.  前記固定部は、前記抽出口を中心に回転可能に取り付けられていることを特徴とする請求項12に記載の容器。
  14.  容器の抽出口に設けられたネジ部に契合してねじ込まれた蓋部と、
     前記抽出口を中心に回転可能に取り付けられた固定部と、
     前記蓋部と固定部とを接続し、前記蓋部が前記抽出口から取り外される際に破断される脆弱ブリッジと、
     前記蓋部と固定部とを接続し、前記蓋部が前記抽出口から取り外された後も、前記蓋部と前記固定部とを連結する連結部材と
     を有することを特徴とする容器。
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