JP2005014552A - ボールペンチップ及び、そのボールペンチップを取り付けた複合筆記具 - Google Patents

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Yoshiyuki Honda
善之 本田
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Abstract

【課題】複数本収容されている出没式の複合筆記具にあっては、出没操作の際、互いのシール部材が接触したり、或いは、軸筒の内壁面に接触してしまったりして脱落してしまう場合があった。
この問題を解決する為に、特許文献1に記載されているような手段も採られたが、シール部材が変形部に引っ掛かっている為、使用の際、容易に、しかも綺麗には外せず嫌な思いをしてしまうことがあった。
【解決手段】ボールを回転可能に抱持したチップの先端にシール部材が被覆されたボールペンチップであって、前記シール部材をボールの先端近傍からチップにかけてほぼ均一な状態で被覆したボールペンチップ。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボールを回転可能に抱持したチップの先端にシール部材が被覆されたボールペンチップに関する。
【0002】
【従来の技術】
インキを収容する収容管の先端に、ボールを回転可能に抱持したチップを取り付け、そのチップの先端にシール部材を被覆したボールペンチップがある。詳述すると、そのボールペンチップは、先端に向かい順次細くなる円錐形状をなしているが、先端近傍には段状の変形部が形成されている。又、その変形部をも覆うように、球状のシール部材がボールを被覆している。即ち、変形部にシール部材を被覆することによって、シール部材のチップからの脱落を防止しているのである(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−225584号公報(段落0019〜段落0024、並びに、図1など)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術にあっては、シール部材が球状をなしている為、不慮の接触によって容易に脱落してしまう場合があった。特に、複数本収容されている出没式の複合筆記具にあっては、出没操作の際、互いのシール部材が接触したり、或いは、軸筒の内壁面に接触してしまったりして脱落してしまう場合があった(図4参照)。これは、筆記時における使用に際しては問題ないが、店頭に陳列している際、ユーザが出没操作を行ってしまうと問題となってしまう。即ち、シール部材が脱落した状態で陳列される為、購入されるまでの間にインキが蒸発してしまうのである。
この問題を解決する為に、特許文献1に記載されているような手段も採られたが、シール部材が変形部に引っ掛かっている為、使用の際、容易に、しかも綺麗には外せず嫌な思いをしてしまうことがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ボールを回転可能に抱持したチップの先端にシール部材が被覆されたボールペンチップであって、前記シール部材をボールの先端近傍からチップにかけてほぼ均一な状態で被覆したことを要旨とする。
【0006】
【作用】
シール部材の外形が突出部のないほぼ均一な状態となっている為、互いのシール部材が接触することがなく、又、軸の内壁面にも接触することがない(図3参照)。仮に、シール部材同士が接触しても、或いは、軸の内壁面に接触しても、突出部による引っ掛かりが生じない為、シール部材がボールペンチップから脱落するようなことがない。
又、使用の際、剥離するときには、ボールペンチップの外形やシール部材の内面に段部が形成されていない為、即ち、平面部による被覆となっている為、容易に剥離する。
【0007】
【実施例】
図1〜図3に本発明の1例について説明する。黒と赤、黒と青など2種類の筆記体が収容された複合筆記具である。軸筒1は、後軸2と前軸3とから構成されており、互いが螺合によって着脱自在に固定されている。その軸筒1の内部には、2本の筆記体4が前後動可能に配置されている。その筆記体4は、インキを収容するインキタンク部5と、そのインキタンク部5の先端に圧入され、ステンレスや洋白などの金属材質からなるボールペンチップ6と、インキタンク部5の後端に圧入されたスライド部材7から構成されている。そして、その筆記体5は、コイルスプリングなどの弾撥部材8によって、常に上方に向けて付勢されている。前記軸筒1の上方部に形成されているスリット9から露出しているスライド部材7を下方に向けて押圧操作すると、前記筆記体4が弾撥部材8の弾撥力に抗して下方に移動し、軸筒1の先端から突出するというものである。
【0008】
前記インキタンク部5には、静的な状態においては粘度が低く、動的な状態においては粘度が高くなる、所謂、剪断減粘性を有するインキが収納されている。ちなみに、本実施例におけるインキ粘度は、静的な状態において140〜245mpa・sであるが、100〜2000mpa・sのインキであっても良い。又、インキタンク部5の内径は、1.70〜1.78mmであるが、1.5〜3.0mmのインキタンク部としても良い。尚、前記インキの後方には、インキの消費に追従する逆流防止体が配置されており、インキタンク部5の後端からのインキの流出が防止されている。その逆流防止体は、シリコーングリース、ポリブテン、α−オレフィンオリゴマー、エチレン−α−オレフィンオリゴマーなどの難揮発性有機液体をゲル化したものであるが、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂部材であっても良い。
【0009】
前記ボールペンチップ6の後部は、円筒形の大径部10となっているが、その大径部10に連接して突部が形成されていない平面状の表面を有する円筒形の小径部11が形成されており、その小径部11の前方には円錐形状部12が形成されている。そして、その円錐形状部12の先端には、吐出口13が形成されており、その吐出口13には超硬やステンレス、セラミックス、或いは、ジルコニアなどからなるボール14が回転自在に抱持されている。
又、そのボール14や円錐形状部12を覆うようにシール部材15が被覆されているが、そのシール部材15は、ほぼ均一な状態で前記小径部11の中間部まで被覆されている。即ち、シール部材15の外周の軸線方向には、突部が形成されていない直線状の筒状部16が形成されている。尚、その直線状の筒状部16の前方には、円弧状部17が形成されているが、この円弧状部17の最大外径は、筒状部16の最大外径よりも突出しない外径となっている。
【0010】
前記シール部材15は、従来より公知の、熱可塑性樹脂と、粘着性樹脂と、ワックスとの混合物よりなる。前記混合物を加熱溶融し、ボールペンチップ6の先端に付着、固化させることにより、シール部材16を被覆することができる。
前記熱可塑性樹脂としては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリアセタール、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリビニルエーテル等が挙げられる。前記粘着性樹脂としては、例えば、テルペン樹脂、クマロン樹脂、フェノール樹脂、エステルガム、ガムロジンが挙げられる。前記ワックスとしては、例えば、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、カルナバワックス、ポリエチレンワックス、天然ワックス、脂肪酸ワックスなどが挙げられるが、これに限定されるものではない。
【0011】
【発明の効果】
本発明は、ボールを回転可能に抱持したチップの先端にシール部材が被覆されたボールペンチップであって、前記シール部材をボールの先端近傍からチップにかけてほぼ均一な状態で被覆したので、シール部材の出没操作における脱落が防止されると共に、使用の際には、シール部材を容易に剥離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1例を示す縦断面図。
【図2】ボールペンチップを示す拡大縦断面図。
【図3】使用状態を示す要部縦断面図。
【図4】従来の例を示す要部縦断面図。
【符号の説明】
1 軸筒
2 後軸
3 前軸
4 筆記体
5 インキタンク部
6 ボールペンチップ
7 スライド部材
8 弾撥部材
9 スリット
10 大径部
11 小径部
12 円錐形状部
13 ボール
14 吐出口
15 シール部材
16 直線状の筒状部
17 円弧状部

Claims (3)

  1. ボールを回転可能に抱持したチップの先端にシール部材が被覆されたボールペンチップであって、前記シール部材をボールの先端近傍からチップにかけてほぼ均一な状態で被覆したことを特徴とするボールペンチップ。
  2. 前記チップの前方部に円筒部を形成したことを特徴とする請求項1記載のボールペンチップ。
  3. 筆記体を複数収容する筆記具の前記筆記体に、前記ボールペンチップを取り付けたことを特徴とする請求項1或いは、請求項2に記載の複合筆記具。
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