JP2005013845A - スカム破砕装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】含油廃水処理システムにおいて凝集反応により生成させたフロック集合塊を含有するスカム含有スラリーから、スカム浮上分離装置を用いて掻き集め回収したスカムを次の脱水・乾燥工程に移送するのに好適で新規なスカム破砕装置を提供すること。
【解決手段】含油廃水処理システムにおいて、スカム浮上分離装置によりスカムを掻き集め回収するスカム浮上分離工程とスカム脱水・乾燥工程との間に配するスカム破砕装置であって破砕槽58内に攪拌羽根68と破砕羽根70を付設した攪拌機60および液面検出器62とを備えている。液面検出器62を、前記攪拌機60、及び、破砕槽58の底部側壁に接続されるスカム移送配管64のスカム移送ポンプ66と信号配線で接続する。
【選択図】図2
【解決手段】含油廃水処理システムにおいて、スカム浮上分離装置によりスカムを掻き集め回収するスカム浮上分離工程とスカム脱水・乾燥工程との間に配するスカム破砕装置であって破砕槽58内に攪拌羽根68と破砕羽根70を付設した攪拌機60および液面検出器62とを備えている。液面検出器62を、前記攪拌機60、及び、破砕槽58の底部側壁に接続されるスカム移送配管64のスカム移送ポンプ66と信号配線で接続する。
【選択図】図2
Description
【0001】
【技術分野】
本発明は、含油廃水システムにおいて、スカム浮上分離装置を使用しスカムを掻き集め回収するスカム浮上分離工程とスカム脱水・乾燥工程との間に配されるスカム破砕搬送装置に関する。
【0002】
【背景技術】
本発明は、含油廃水処理システムにおいて凝集反応により生成させたフロック集合塊を含有するスカム含有スラリーから、スカム浮上分離装置を用いて掻き集め回収したスカムを次の脱水・乾燥工程に移送するのに好適で新規なスカム破砕装置である。本発明者らが、知る限りにおいては、そのようなスカム破砕装置は公知ではない。
【0003】
なお、凝集反応(装置)を利用した含油廃水の処理システムの先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1(第1柱21行〜第2柱13行及び第2図)がある。当該システムは、含油廃水を、急速攪拌槽(2)で無機凝集剤によりエマルジョンブレーク後、緩速攪拌槽(24)で有機凝集剤によりフロックの粗大化を行ない、該粗大化(成長)フロックを浮上分離槽(25)で空気泡を付着させることにより浮上させて固液分離(スカム分離)を行ない、スカムの水分を濃縮機(29)で落として焼却するものである。
【0004】
また、装置は明示されていないが凝集反応を利用した含油廃水の処理方法としては、特許文献2等が存在する。
【0005】
【特許文献1】特公平4−10397号公報
【特許文献2】特開昭60−202787号公報
【0006】
【発明の開示】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、含油廃水処理システムにおいて凝集反応により生成させたフロック集合塊を含有するスカム含有スラリーから、スカム浮上分離装置を用いて掻き集め回収したスカムを次の脱水・乾燥工程に移送するのに好適で新規なスカム破砕装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のスカム破砕装置は、下記のような構成を備えたものである。
【0009】
含油廃水処理システムにおいて、スカム浮上分離装置を使用し浮上スカムを掻き集め回収するスカム浮上分離工程とスカム脱水・乾燥工程との間に配されるスカム破砕装置であって、
破砕槽と該破砕槽に組み付けられる攪拌機および液面検出器とを備え、
該液面検出器は、前記破砕槽の底部側壁に接続されるスカム移送配管におけるスカム移送ポンプ及び攪拌機と信号配線で接続可能とされている、ことを特徴とする。
【0010】
当該構成により、通常の搬送ポンプでは搬送困難な掻き集め回収により成長したスカムを容易に次の脱水・乾燥工程に液送ポンプにより移送可能となる。なお、スカムはゴム状弾性を有するゼリー状で移送管の内径より大きく成長した場合、搬送がほとんど不可能であることを本発明者らは確認している。そして、破砕槽における液面(スカム投入量)を多段または連続的に検知してスカム移送ポンプ及び攪拌機を間欠運転することにより、含油廃水処理システムの連続運転が可能となる。
【0011】
上記攪拌機は、回転軸に少なくとも1個の攪拌羽根と破砕羽根とを備えていることが望ましい。破砕羽根のみに比して破砕効率が向上する。攪拌羽根(混合羽根)でスカムを攪拌羽根方向に流動(移動)させ破砕羽根の破砕するためである。
【0012】
上記構成において、通常、少なくとも1個の攪拌羽根(混合羽根)を上側に、少なくとも1個の破砕羽根を前記攪拌羽根の下側に取付け、前記攪拌羽根を下方軸流を発生させるものとする。このとき、攪拌羽根及び/又は破砕羽根を複数個とすることも可能である。少なくとも最下段は破砕羽根とする。
【0013】
上記各構成において、破砕羽根は、その周囲に上下に交互に突出する破砕歯を備えたものであることが望ましい。破砕効率が良効である。
【0014】
上記各構成のスカム破砕装置は、スカム搬送ポンプを、ルーツ型等の容積式として使用することが、スカム移送効率が向上する。
【0015】
また、上記各構成のスカム破砕装置は、イオン性高分子凝集剤を用いて含油廃水を凝集反応させて生成したフロック集合塊(スカム)を、浮上分離工程で浮上分離させて掻き集め回収して成長したスカムを、更に、搬出コンベアで移送し、その排出口から自重落下により前記破砕槽に投入して破砕を行う場合に使用することが、本発明の効果が顕著となる。イオン性高分子凝集剤を用いて凝集反応により生成したフロックから成長したフロック集合塊(スカム)は、無機凝集剤を用いた場合に比して強度が低いゴム状弾性を有するゼリー体である。このため、移送管内径以上に成長すると通常のポンプではほとんど移送不可となることを本発明者らは確認している。
【0016】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明を実施する望ましい形態について図1の含油廃水の処理システム(プラント)のフロー図(流図)に適用する場合について説明をする。ここでは、連続運転を前提としているが、バッチ運転も勿論可能である。
【0017】
ここで含油廃水としては、本実施形態では、印刷機や機械油を拭き取った工業用ウェスや軍手、作業着の洗濯廃水を例に採り説明するが、他の含油廃水でも同様である。
【0018】
含油廃水の処理システムは、基本的には、原水前処理工程(原水前処理装置)I、凝集反応工程(凝集反応装置)II、浮上分離工程(浮上分離装置)III、およびスカム破砕化工程(スカム破砕装置)IVとからなる。
【0019】
本発明の実施形態に係るスカム破砕装置については、後述するので、他の各装置について、概略を説明する。
【0020】
原水前処理装置Iは、洗濯廃水が投入される流入槽12と、該流入槽12に投入された廃水がスクリーン(ゴミ・異物除去金網)14を備えた廃水移送配管16を介して投入される原水槽(被処理水貯槽)18とからなる。なお、流入槽12及び原水槽18は、それぞれ、原水槽18及び凝集反応装置IIへ廃水又は原水を移送する各移送ポンプを備えている。
【0021】
凝集反応装置IIは、原水に凝集剤を添加して凝集反応によりフロックを成長させフロック集合塊(スカム)を生成させるものである。基本的には、予備凝集反応槽20、本凝集反応槽22及び後凝集反応槽(最終段凝集反応槽)24とを備え、更に、各槽20、22、24へイオン性高分子凝集剤を供給する凝集剤槽26を備えている。また、各凝集反応槽20、22、24は、凝集反応を促進させるために、プロペラ型の羽根を多段に備えた攪拌機27を備えている。各凝集反応槽20、22、24間は、接続口が順次低く形成され、ヘッド差により各槽20、22、24間を液移送可能とされている。後凝集反応槽24には、浮上分離装置IIIへ、溢流室28からスラリー移送配管29を介してヘッド差(自重落下)によりスカム含有スラリーを移送可能となっている。
【0022】
浮上分離(固液分離)装置IIIは、凝集反応装置で発生したスカム含有スラリーを浮上分離により、実質的にスカム(scum:浮き滓)(フロック集合塊)と清澄水(清澄液)とに分離するものである。基本的には、分離槽30は、中央部に配された筒状のスラリー受け室32と、該スラリー受け室32の上方に配されて浮上させたスカムを回収するスカム回収手段34と、スラリー受け室32の下方側に配された清澄水(清澄液)排出口36に連通管38を介して接続され水面(液面)W.Lをスカム回収に好適な高さに調節する水位(液位)調節手段40とを備えたものである。
【0023】
スラリー受け室32は、スラリー移送配管29を介して凝集反応装置IIの溢流室28と接続され、スカム含有スラリーを導入可能となっている。
【0024】
スカム回収手段34は、スカムをかき寄せる集スカムレーキ(rake)(かき寄せスクレーパ)42とスカム排出コンベア(スクリューコンベア)44とからなり、集スカムレーキ42でかき寄せられた(集められた)スカムを、スカム回収ホッパ48を介してスカム排出コンベア44の投入側に落下させる構成を有するものである。排出コンベア44の排出側は、本発明に係る次工程のスカム破砕装置IVに自重落下により移送可能な第1スカム移送配管46を介して接続されている。
【0025】
清澄水排出手段40は、連通管38の上端に摺動管48を嵌合させ、該摺動管48を上下させることにより溢流口を上下移動させて、分離槽30内の水位を調節可能とされたものである。
【0026】
なお、図例では、沈降生成するスラッジ(sludge)も回収可能に、分離槽30は底部側にスラッジ回収手段50を備えている。該スラッジ回収手段50は、中心側へスラッジをかき寄せる集スラッジレーキ(かき寄せスクレーパ)52と、スラッジを回収するスラッジ回収54とからなる。本実施形態では、スラッジ回収室54は、スラッジを移送可能な移送ポンプを備えたスラッジ移送配管56を介してスカム破砕装置IVと接続されている。なお、上記各レーキは、一個の原動機の出力軸に接続されたレーキ駆動軸(回転軸)51により同軸的に間欠回転(駆動)可能とされている。
【0027】
次にスカム破砕装置IVの詳細について説明する。
【0028】
スカム破砕装置IVは、破砕槽(攪拌槽)58と該破砕槽58に組み付けられる攪拌機60および液面検出器62とを備えている。なお、破砕槽58は、通常、平面形状矩形(四角形:正方形を含む。)ないし多角形とする。平面形状円形であると、攪拌機60を中心部にセットした場合、スカムが後述の攪拌羽根・破砕羽根と共回りしてスカムの流動・破砕が困難となる。なお、破砕槽の内面には適宜、邪魔板を配することも可能であるが、邪魔板の取付け位置によっては、スカムが滞留するおそれがあるので注意する必要がある。
【0029】
そして、液面検出器62は、破砕槽58の底部側壁に接続される第2スカム移送配管64におけるスカム移送ポンプ66と及び攪拌機(原動機M)60とそれぞれ信号配線で接続可能とされている。
【0030】
ここで、液面検出器62は、図例では短・中・長のプローブ(検出部)62a、62b、62cを備えたものであるが、フロートタイプ、非接触タイプ等を用いてもよい。
【0031】
そして、攪拌機60は、回転軸(攪拌軸)61に攪拌羽根68と破砕羽根70とをそれぞれ上下にそれぞれ1個ずつ備えている。
【0032】
攪拌羽根68は、図例ではプロペラ型であるが、スカム(ゴム弾性を有するゼリー状固体)を下方への軸流又は内側下方対流を発生させるものなら、特に限定されず、スクリュー形、櫂形等であってもよい。
【0033】
破砕羽根70は、その周囲に上下に交互に突出する破砕歯70a、70bを備えたものである。図例では、破砕歯70a、70bの歯先形状は台形であるが、矩形、三角形、半円状であってもよい。
【0034】
より具体的には、最大処理量75m3/hで、破砕槽58の大きさを約140cm□×高さ約150cmとしたとき、攪拌羽根68(プロペラ形)を設定液面下30〜40cmに、破砕羽根70を攪拌羽根68の下20〜35cmの各位置になるように回転軸に取付ける。
【0035】
このときの攪拌羽根68及び破砕羽根70の各平面大きさは、それぞれ、25cmφ前後、35cmφ前後とする。破砕羽根70の刃先幅は4〜5cmとする。
【0036】
次に、上記破砕装置の使用態様を説明する。ここで、第2スカム移送配管64は、スカム移送ポンプ(ルーツ式ポンプ等の容積型ポンプ)66を備えている。
【0037】
凝集反応工程(凝集反応装置)IIでイオン性高分子凝集剤を用いて含油廃水を凝集反応させて生成したフロック集合塊(スカム)を、スカム浮上分離工程(浮上分離装置)IIIで浮上分離させて掻き集め回収したスカムを、排出スクリューコンベアの排出口から第1スカム移送配管を介して自重落下させて破砕槽58へスカム(被処理物)を投入する。
【0038】
なお、このときの攪拌機60の回転数は、400〜600min−1、攪拌時間は1〜3minとする。
【0039】
このとき、攪拌機60の原動機Mを始動して回転軸61を回転させ、攪拌羽根68でスカムに下方向の軸流を発生させることにより、スカムが破砕羽根70方向へ流動して破砕羽根70で破砕される。破砕槽58の液面は液面検出器62により検出され、液面検出器62の信号によりスカム移送ポンプ66の起動・停止をさせて常に一定の水位を保持調整されている。
【0040】
すなわち、中プローブ32bの液面になったときスカム移送ポンプ66及び攪拌機60が起動して、長プローブの液面以下になったときポンプ66及び攪拌機60が停止するようになっており、更に、短プローブ62aの液面になったとき異常満水を検知して警報を発するようになっている。
【0041】
なお、上記実施形態の破砕装置において、スカム浮上分離装置IIIから掻き集め回収したスカム(スカム/液比=80/20〜90/10、平面大きさ:10〜20cm)が破砕装置IVを通過すると、スカムの大きさは2〜3cmとなり、十分に破砕され、ルーツポンプ等の容積型ポンプで良好に移送可能となることを確認している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の凝集反応装置を適用する廃水処理システムの一例を示すフローシートである。
【図2】本発明の破砕装置の一実施形態を示すモデル直立断面図である。
【図3】図2における3部位の拡大図である。
【図4】図3の4−4線矢視図である。
【符号の説明】
58 破砕槽
60 攪拌機
61 攪拌機の回転軸
62 液面検出器
64 第2スカム移送配管
66 スカム移送ポンプ
68 攪拌羽根(混合羽根)
70 破砕羽根
I 原水前処理装置
II 凝集反応装置
III 浮上分離装置(固液分離装置)
IV スカム流動化装置
【技術分野】
本発明は、含油廃水システムにおいて、スカム浮上分離装置を使用しスカムを掻き集め回収するスカム浮上分離工程とスカム脱水・乾燥工程との間に配されるスカム破砕搬送装置に関する。
【0002】
【背景技術】
本発明は、含油廃水処理システムにおいて凝集反応により生成させたフロック集合塊を含有するスカム含有スラリーから、スカム浮上分離装置を用いて掻き集め回収したスカムを次の脱水・乾燥工程に移送するのに好適で新規なスカム破砕装置である。本発明者らが、知る限りにおいては、そのようなスカム破砕装置は公知ではない。
【0003】
なお、凝集反応(装置)を利用した含油廃水の処理システムの先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1(第1柱21行〜第2柱13行及び第2図)がある。当該システムは、含油廃水を、急速攪拌槽(2)で無機凝集剤によりエマルジョンブレーク後、緩速攪拌槽(24)で有機凝集剤によりフロックの粗大化を行ない、該粗大化(成長)フロックを浮上分離槽(25)で空気泡を付着させることにより浮上させて固液分離(スカム分離)を行ない、スカムの水分を濃縮機(29)で落として焼却するものである。
【0004】
また、装置は明示されていないが凝集反応を利用した含油廃水の処理方法としては、特許文献2等が存在する。
【0005】
【特許文献1】特公平4−10397号公報
【特許文献2】特開昭60−202787号公報
【0006】
【発明の開示】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、含油廃水処理システムにおいて凝集反応により生成させたフロック集合塊を含有するスカム含有スラリーから、スカム浮上分離装置を用いて掻き集め回収したスカムを次の脱水・乾燥工程に移送するのに好適で新規なスカム破砕装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のスカム破砕装置は、下記のような構成を備えたものである。
【0009】
含油廃水処理システムにおいて、スカム浮上分離装置を使用し浮上スカムを掻き集め回収するスカム浮上分離工程とスカム脱水・乾燥工程との間に配されるスカム破砕装置であって、
破砕槽と該破砕槽に組み付けられる攪拌機および液面検出器とを備え、
該液面検出器は、前記破砕槽の底部側壁に接続されるスカム移送配管におけるスカム移送ポンプ及び攪拌機と信号配線で接続可能とされている、ことを特徴とする。
【0010】
当該構成により、通常の搬送ポンプでは搬送困難な掻き集め回収により成長したスカムを容易に次の脱水・乾燥工程に液送ポンプにより移送可能となる。なお、スカムはゴム状弾性を有するゼリー状で移送管の内径より大きく成長した場合、搬送がほとんど不可能であることを本発明者らは確認している。そして、破砕槽における液面(スカム投入量)を多段または連続的に検知してスカム移送ポンプ及び攪拌機を間欠運転することにより、含油廃水処理システムの連続運転が可能となる。
【0011】
上記攪拌機は、回転軸に少なくとも1個の攪拌羽根と破砕羽根とを備えていることが望ましい。破砕羽根のみに比して破砕効率が向上する。攪拌羽根(混合羽根)でスカムを攪拌羽根方向に流動(移動)させ破砕羽根の破砕するためである。
【0012】
上記構成において、通常、少なくとも1個の攪拌羽根(混合羽根)を上側に、少なくとも1個の破砕羽根を前記攪拌羽根の下側に取付け、前記攪拌羽根を下方軸流を発生させるものとする。このとき、攪拌羽根及び/又は破砕羽根を複数個とすることも可能である。少なくとも最下段は破砕羽根とする。
【0013】
上記各構成において、破砕羽根は、その周囲に上下に交互に突出する破砕歯を備えたものであることが望ましい。破砕効率が良効である。
【0014】
上記各構成のスカム破砕装置は、スカム搬送ポンプを、ルーツ型等の容積式として使用することが、スカム移送効率が向上する。
【0015】
また、上記各構成のスカム破砕装置は、イオン性高分子凝集剤を用いて含油廃水を凝集反応させて生成したフロック集合塊(スカム)を、浮上分離工程で浮上分離させて掻き集め回収して成長したスカムを、更に、搬出コンベアで移送し、その排出口から自重落下により前記破砕槽に投入して破砕を行う場合に使用することが、本発明の効果が顕著となる。イオン性高分子凝集剤を用いて凝集反応により生成したフロックから成長したフロック集合塊(スカム)は、無機凝集剤を用いた場合に比して強度が低いゴム状弾性を有するゼリー体である。このため、移送管内径以上に成長すると通常のポンプではほとんど移送不可となることを本発明者らは確認している。
【0016】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明を実施する望ましい形態について図1の含油廃水の処理システム(プラント)のフロー図(流図)に適用する場合について説明をする。ここでは、連続運転を前提としているが、バッチ運転も勿論可能である。
【0017】
ここで含油廃水としては、本実施形態では、印刷機や機械油を拭き取った工業用ウェスや軍手、作業着の洗濯廃水を例に採り説明するが、他の含油廃水でも同様である。
【0018】
含油廃水の処理システムは、基本的には、原水前処理工程(原水前処理装置)I、凝集反応工程(凝集反応装置)II、浮上分離工程(浮上分離装置)III、およびスカム破砕化工程(スカム破砕装置)IVとからなる。
【0019】
本発明の実施形態に係るスカム破砕装置については、後述するので、他の各装置について、概略を説明する。
【0020】
原水前処理装置Iは、洗濯廃水が投入される流入槽12と、該流入槽12に投入された廃水がスクリーン(ゴミ・異物除去金網)14を備えた廃水移送配管16を介して投入される原水槽(被処理水貯槽)18とからなる。なお、流入槽12及び原水槽18は、それぞれ、原水槽18及び凝集反応装置IIへ廃水又は原水を移送する各移送ポンプを備えている。
【0021】
凝集反応装置IIは、原水に凝集剤を添加して凝集反応によりフロックを成長させフロック集合塊(スカム)を生成させるものである。基本的には、予備凝集反応槽20、本凝集反応槽22及び後凝集反応槽(最終段凝集反応槽)24とを備え、更に、各槽20、22、24へイオン性高分子凝集剤を供給する凝集剤槽26を備えている。また、各凝集反応槽20、22、24は、凝集反応を促進させるために、プロペラ型の羽根を多段に備えた攪拌機27を備えている。各凝集反応槽20、22、24間は、接続口が順次低く形成され、ヘッド差により各槽20、22、24間を液移送可能とされている。後凝集反応槽24には、浮上分離装置IIIへ、溢流室28からスラリー移送配管29を介してヘッド差(自重落下)によりスカム含有スラリーを移送可能となっている。
【0022】
浮上分離(固液分離)装置IIIは、凝集反応装置で発生したスカム含有スラリーを浮上分離により、実質的にスカム(scum:浮き滓)(フロック集合塊)と清澄水(清澄液)とに分離するものである。基本的には、分離槽30は、中央部に配された筒状のスラリー受け室32と、該スラリー受け室32の上方に配されて浮上させたスカムを回収するスカム回収手段34と、スラリー受け室32の下方側に配された清澄水(清澄液)排出口36に連通管38を介して接続され水面(液面)W.Lをスカム回収に好適な高さに調節する水位(液位)調節手段40とを備えたものである。
【0023】
スラリー受け室32は、スラリー移送配管29を介して凝集反応装置IIの溢流室28と接続され、スカム含有スラリーを導入可能となっている。
【0024】
スカム回収手段34は、スカムをかき寄せる集スカムレーキ(rake)(かき寄せスクレーパ)42とスカム排出コンベア(スクリューコンベア)44とからなり、集スカムレーキ42でかき寄せられた(集められた)スカムを、スカム回収ホッパ48を介してスカム排出コンベア44の投入側に落下させる構成を有するものである。排出コンベア44の排出側は、本発明に係る次工程のスカム破砕装置IVに自重落下により移送可能な第1スカム移送配管46を介して接続されている。
【0025】
清澄水排出手段40は、連通管38の上端に摺動管48を嵌合させ、該摺動管48を上下させることにより溢流口を上下移動させて、分離槽30内の水位を調節可能とされたものである。
【0026】
なお、図例では、沈降生成するスラッジ(sludge)も回収可能に、分離槽30は底部側にスラッジ回収手段50を備えている。該スラッジ回収手段50は、中心側へスラッジをかき寄せる集スラッジレーキ(かき寄せスクレーパ)52と、スラッジを回収するスラッジ回収54とからなる。本実施形態では、スラッジ回収室54は、スラッジを移送可能な移送ポンプを備えたスラッジ移送配管56を介してスカム破砕装置IVと接続されている。なお、上記各レーキは、一個の原動機の出力軸に接続されたレーキ駆動軸(回転軸)51により同軸的に間欠回転(駆動)可能とされている。
【0027】
次にスカム破砕装置IVの詳細について説明する。
【0028】
スカム破砕装置IVは、破砕槽(攪拌槽)58と該破砕槽58に組み付けられる攪拌機60および液面検出器62とを備えている。なお、破砕槽58は、通常、平面形状矩形(四角形:正方形を含む。)ないし多角形とする。平面形状円形であると、攪拌機60を中心部にセットした場合、スカムが後述の攪拌羽根・破砕羽根と共回りしてスカムの流動・破砕が困難となる。なお、破砕槽の内面には適宜、邪魔板を配することも可能であるが、邪魔板の取付け位置によっては、スカムが滞留するおそれがあるので注意する必要がある。
【0029】
そして、液面検出器62は、破砕槽58の底部側壁に接続される第2スカム移送配管64におけるスカム移送ポンプ66と及び攪拌機(原動機M)60とそれぞれ信号配線で接続可能とされている。
【0030】
ここで、液面検出器62は、図例では短・中・長のプローブ(検出部)62a、62b、62cを備えたものであるが、フロートタイプ、非接触タイプ等を用いてもよい。
【0031】
そして、攪拌機60は、回転軸(攪拌軸)61に攪拌羽根68と破砕羽根70とをそれぞれ上下にそれぞれ1個ずつ備えている。
【0032】
攪拌羽根68は、図例ではプロペラ型であるが、スカム(ゴム弾性を有するゼリー状固体)を下方への軸流又は内側下方対流を発生させるものなら、特に限定されず、スクリュー形、櫂形等であってもよい。
【0033】
破砕羽根70は、その周囲に上下に交互に突出する破砕歯70a、70bを備えたものである。図例では、破砕歯70a、70bの歯先形状は台形であるが、矩形、三角形、半円状であってもよい。
【0034】
より具体的には、最大処理量75m3/hで、破砕槽58の大きさを約140cm□×高さ約150cmとしたとき、攪拌羽根68(プロペラ形)を設定液面下30〜40cmに、破砕羽根70を攪拌羽根68の下20〜35cmの各位置になるように回転軸に取付ける。
【0035】
このときの攪拌羽根68及び破砕羽根70の各平面大きさは、それぞれ、25cmφ前後、35cmφ前後とする。破砕羽根70の刃先幅は4〜5cmとする。
【0036】
次に、上記破砕装置の使用態様を説明する。ここで、第2スカム移送配管64は、スカム移送ポンプ(ルーツ式ポンプ等の容積型ポンプ)66を備えている。
【0037】
凝集反応工程(凝集反応装置)IIでイオン性高分子凝集剤を用いて含油廃水を凝集反応させて生成したフロック集合塊(スカム)を、スカム浮上分離工程(浮上分離装置)IIIで浮上分離させて掻き集め回収したスカムを、排出スクリューコンベアの排出口から第1スカム移送配管を介して自重落下させて破砕槽58へスカム(被処理物)を投入する。
【0038】
なお、このときの攪拌機60の回転数は、400〜600min−1、攪拌時間は1〜3minとする。
【0039】
このとき、攪拌機60の原動機Mを始動して回転軸61を回転させ、攪拌羽根68でスカムに下方向の軸流を発生させることにより、スカムが破砕羽根70方向へ流動して破砕羽根70で破砕される。破砕槽58の液面は液面検出器62により検出され、液面検出器62の信号によりスカム移送ポンプ66の起動・停止をさせて常に一定の水位を保持調整されている。
【0040】
すなわち、中プローブ32bの液面になったときスカム移送ポンプ66及び攪拌機60が起動して、長プローブの液面以下になったときポンプ66及び攪拌機60が停止するようになっており、更に、短プローブ62aの液面になったとき異常満水を検知して警報を発するようになっている。
【0041】
なお、上記実施形態の破砕装置において、スカム浮上分離装置IIIから掻き集め回収したスカム(スカム/液比=80/20〜90/10、平面大きさ:10〜20cm)が破砕装置IVを通過すると、スカムの大きさは2〜3cmとなり、十分に破砕され、ルーツポンプ等の容積型ポンプで良好に移送可能となることを確認している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の凝集反応装置を適用する廃水処理システムの一例を示すフローシートである。
【図2】本発明の破砕装置の一実施形態を示すモデル直立断面図である。
【図3】図2における3部位の拡大図である。
【図4】図3の4−4線矢視図である。
【符号の説明】
58 破砕槽
60 攪拌機
61 攪拌機の回転軸
62 液面検出器
64 第2スカム移送配管
66 スカム移送ポンプ
68 攪拌羽根(混合羽根)
70 破砕羽根
I 原水前処理装置
II 凝集反応装置
III 浮上分離装置(固液分離装置)
IV スカム流動化装置
Claims (6)
- 含油廃水処理システムにおいて、スカム浮上分離装置を使用しスカムを掻き集め回収するスカム浮上分離工程とスカム脱水・乾燥工程との間に配されるスカム破砕装置であって、
破砕槽と該破砕槽に組み付けられる攪拌機および液面検出器とを備え、
該液面検出器は、前記破砕槽の底部側壁に接続されるスカム移送配管におけるスカム移送ポンプ及び前記攪拌機と信号配線で接続可能とされている、
ことを特徴とするスカム破砕装置。 - 前記攪拌機は、回転軸に少なくとも1個の攪拌羽根と破砕羽根とを備えていることを特徴とする請求項1記載のスカム破砕装置。
- 前記回転軸において、少なくとも1個の攪拌羽根(混合羽根)を上側に、少なくとも1個の破砕羽根を前記攪拌羽根の下側に取付け、前記攪拌羽根を下方軸流を発生させるものとすることを特徴とする請求項2記載のスカム破砕装置。
- 破砕羽根は、その周囲に上下に交互に突出する破砕歯を備えたものであることを特徴とする請求項2記載のスカム流動化移送装置。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のスカム破砕装置を使用する方法であって、前記スカム搬送ポンプをルーツ型等の容積式とすることを特徴とするスカム破砕装置の使用方法。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のスカム破砕装置を使用する方法であって、イオン性高分子凝集剤を用いて含油廃水を凝集反応させて生成したフロック集合塊(スカム)を、浮上分離工程で浮上分離させて掻き集め回収して成長したスカムを、更に、搬出コンベアで移送し、その排出口から自重落下により前記破砕槽に投入して破砕を行うことを特徴とするスカム破砕装置の使用方法。
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