JP2005013034A - グラタン類及びその製造方法 - Google Patents

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heated
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Masayuki Yoneya
雅之 米屋
Naomi Sumiya
直美 角谷
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YAYOI SHOKUHIN KK
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YAYOI SHOKUHIN KK
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Abstract

【課題】電子レンジの短時間の加熱調理により、オーブンもしくはオーブントースターで焼いたときと同じ様な、風味・食感・アピアランスを有する冷凍もしくはチルドのグラタンを提供する。
【解決手段】耐熱性容器に収容した調理済みグラタンの上部に乳製品と糖類・アミノ酸の混合物をトッピングさせ、前記トッピング具材を加熱し焦げ目を付けた後冷凍処理したことを特徴とする、電子レンジ加熱可能なグラタン。

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、冷凍もしくはチルド状態で提供され、消費者が電子レンジで手軽に調理することが出来るグラタン類及びグラタン類の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日では、冷凍もしくはチルド状態で提供される調理済みグラタンを、家庭内でオーブンやオーブントースターを用いて加熱して調理することが一般に定着しており、そのための調理済みのグラタンが提供されている。しかし、オーブンやオーブントースターを用いての調理は、即時に食卓に供することを目的とするこの種の食品としては、調理時間が長くかかる問題がある。
【0003】
このような食品では、電子レンジで調理が出来れば、調理時間の短縮が図られるが、グラタン類の表面に焦げ目が付きにくいため、グラタンとしての外観が悪く、食感、風味もすぐれないと言う欠点がある。また、電子レンジで調理する場合は容器として金属製の容器を用いることができないため、耐熱性の高い樹脂あるいは紙製の電子レンジ加熱可能な容器を用いるが、グラタンのように焦げ目を付けるまでの高い温度まで加熱するためには、この種の容器の耐熱性は十分ではないため、温度は低く設定されるが焦げ目を付けるまでに長時間かかり、グラタンが沸騰を起こし外観や風味を損なってしまうという問題がある。
【0004】
従来の技術として、特開平9−206038号、特開平5−304920号などが知られているが、前者のものは電子レンジにおいて加熱する際に、遮蔽板を設けて加熱して焦げ目を付けるという特殊な方法によるもので、工業的生産においては作業性に問題があり、後者のものは主に電子レンジ調理の際に焦げ目を付けることを目的とするが、電子レンジ調理に10分と時間がかかる上グラタン本来の焼いた風味並びにアピアランスに乏しく、家庭内で即時に完成したグラタンが得られるというわけではない。
【0005】
【発明により解決すべき課題】
本発明により解決すべき課題は、電子レンジの短時間の加熱調理により、オーブンもしくはオーブントースターで焼いたときと同じ様な、風味・食感・アピアランスを有する冷凍もしくはチルドのグラタンを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段は、特許請求の範囲に記載のとおり、耐熱性容器に収容した調理済みグラタンの上部に乳製品と糖類・アミノ酸の混合物をトッピングさせ、前記トッピング具材を加熱し焦げ目を付けた後冷凍処理したことを特徴とする、電子レンジ加熱可能なグラタン、及び耐熱性容器が非木材紙パルプ表面にPET樹脂をラミネート加工したもの、及び耐熱性容器に調理済みグラタンを収容し、その上部に乳製品と糖類・アミノ酸の混合物をトッピングさせ、前記トッピング具材を加熱し焦げ目を付け、冷凍処理したことを特徴とする、電子レンジ加熱可能なグラタンの製造方法などである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態は、耐熱性の容器にグラタンを充填しその表面に乳製品とアミノ酸・糖類の混合物をトッピングした後、オーブン庫内でトッピング部分が溶融及び焦げ目を付け、後に冷凍またはチルドグラタンとするものである。
【0008】
本発明に用いる容器は耐熱性があり、電子レンジ調理が可能な材質で有ればよく、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン、紙製などが挙げられるが、アシ(葦、ハマオギ(学)Phragmites communis Trin.イネ科ヨシ属の単子葉多年生草本植物)を材質とする容器の表面にPET樹脂をラミネート加工したものを使用するのが耐熱性の上で好適である。
【0009】
トッピングされる混合物の量は、1食あたり(全重量は通常200g〜250g)5%以上が好ましく、通常10%使用される。
【0010】
使用される乳製品としては、チーズ、全粉乳、脱脂粉乳、カゼイン、カゼインナトリウムなどが挙げられ、特にチーズが好ましい。チーズの形状としては、溶融しやすい点でシュレッド、粉砕が望ましい。アミノ酸、糖類の添加量によって焦げ目の程度が異なるが、1食あたり9.7〜9.9%が好ましい。
【0011】
使用されるアミノ酸は特に限定がないが、アラニン、グリシンが望ましく、乳製品、糖類の添加量によって焦げ目の程度が異なるが、1食あたり0.05〜0.15%が好ましい。
【0012】
使用される糖類はグルコース、フラクトース、ガラクトース、キシロース、アラビノース、ショ糖、マルトース、ラクトース、ソルビトール、砂糖、蜂蜜などが挙げられるが、焦げ目を付ける点でキシロースが望ましい。乳製品、アミノ酸の添加量によって焦げ目の程度が異なるが、1食あたり0.05〜0.15%が好ましい。
【0013】
【実施例1】
前記アシ製容器内に、茹でマカロニ100gを充填した後、ホワイトソース80gをかけ、ボイルむきえび20gを乗せた後、上面に下記表1に示した混合物を20gトッピングした。トッピングを終えたグラタンを、200℃に予熱したオーブンで表面のチーズが溶融し、焦げ目が付くまで約4分加熱した。直ちに−30℃のスパイラル凍結装置で急速凍結した。−18℃の冷凍庫で1週間保存した後、出力600Wの家庭用電子レンジで6分加熱した。
【0014】
官能評価を行い、グラタンの香り、焦げ色、味、総合評価をパネラー12人により調べた。結果を表1に示す。
【表1】
Figure 2005013034
【0015】
【実施例2】
前記アシ製容器内に、茹でマカロニ100gを充填した後、ホワイトソース80gをかけ、ボイルむきえび20gを乗せた後、上面に実施例1で総合評価の良かったNo.3をトッピングした。トッピングを終えたグラタンを、200℃に予熱したオーブンで表面のチーズが溶融し、焦げ目が付くまで約4分加熱した。直ちに−30℃のスパイラル凍結装置で急速凍結した。−18℃の冷凍庫で1週間保存した後、出力600Wの家庭用電子レンジで6分加熱した。
【0016】
比較例1
アルミ容器内に、茹でマカロニ100gを充填した後、ホワイトソース80gをかけ、ボイルむきえび20gをトッピングした後、シュレッドしたナチュラルチーズ20gを上面にトッピングした。トッピングを終えたグラタンを直ちに−30℃のスパイラル凍結装置で急速凍結した。−18℃の冷凍庫で1週間保存した後、家庭用オーブントースターにて15分加熱した。
【0017】
実施例2と比較例1に関して、実施例1と同様に官能評価を実施した。その結果を表2に示す。
【表2】
Figure 2005013034
【0018】
【発明の効果】
本発明において、極めて短時間の電子レンジ調理により、オーブンもしくはオーブントースターで調理したグラタンと同等の外観及び風味を得られるグラタンが、家庭用の電子レンジで即時に得られるという利点がある。

Claims (3)

  1. 耐熱性容器に収容した調理済みグラタンの上部に乳製品と糖類・アミノ酸の混合物をトッピングさせ、前記トッピング具材を加熱し焦げ目を付けた後冷凍処理したことを特徴とする、電子レンジ加熱可能なグラタン。
  2. 耐熱性容器が非木材紙パルプ表面にPET樹脂をラミネート加工したものである請求項1記載のグラタン。
  3. 耐熱性容器に調理済みグラタンを収容し、その上部に乳製品と糖類・アミノ酸の混合物をトッピングさせ、前記トッピング具材を加熱し焦げ目を付け、冷凍処理したことを特徴とする、電子レンジ加熱可能なグラタンの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012029659A (ja) * 2010-08-03 2012-02-16 Nippon Flour Mills Co Ltd グラタン様食品の製造方法及びこれに使用する粉末ソース
JP2013059315A (ja) * 2011-08-19 2013-04-04 Q P Corp グラタン類の製造方法及びグラタン類

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JP2012029659A (ja) * 2010-08-03 2012-02-16 Nippon Flour Mills Co Ltd グラタン様食品の製造方法及びこれに使用する粉末ソース
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