JP2005013004A - 顆粒状食品 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造工程で加熱、急速冷却が不要であり、50℃程度の温度の低い熱水などに対する溶解性のよい顆粒状食品を提供すること。
【解決手段】上昇融点20℃〜40℃未満の常温固体油脂を用いて押出造粒したことを特徴とする溶解性良好な顆粒状食品。
【選択図】なし
【解決手段】上昇融点20℃〜40℃未満の常温固体油脂を用いて押出造粒したことを特徴とする溶解性良好な顆粒状食品。
【選択図】なし
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶解性が良好なスープ、ソース、カレー、シチュー、グラタン、ココア、コーヒー、紅茶、乳飲料などの顆粒状食品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油脂、粉体などを加熱、混合した後、押出し造粒することにより顆粒状食品を製造する方法が知られている。例えば、特開平6−125717号公報には、被造粒物を水を添加することなく上昇融点40〜55℃の油脂と共に加熱・混合した後、押出し造粒し、その後急速冷却することを特徴とする顆粒状食品の製造方法が開示されている。また、特開平8−242832号公報には、上昇融点が40〜55℃の油脂、液状物及び/又はペースト状物及び粉体原料を用いて顆粒状食品を製造する方法であって、油脂を溶融させた後、乳化剤の存在下で、液状物及び/又はペースト状物を加えて混合し、次いで該混合物に粉体原料を加えて加熱混合した後、押出し造粒し、急速冷却することを特徴とする顆粒状食品の製造方法が開示されている。
【0003】
上記方法によれば、熱水への溶解性の優れた顆粒状食品を製造することができる。しかしながら、上記方法においては、いずれも上昇融点40〜55℃の油脂を使用し、加熱・混合および急速冷却することを必須としていることから、加熱および急速冷却を行うための特別な装置が必要となり、設備が大規模になり、生産コストが上昇するという問題がある。また、加熱しなければ、上昇融点40〜55℃の油脂とその他の原料を均一に混合することできないという問題がある。さらに、急速冷却を行わない場合には、押出し造粒後に造粒物同士が結着するという問題が生じる。また、さらに、上昇融点40〜55℃の油脂を使用した顆粒状食品は、50℃程度の温度の低い熱水などに対する溶解性が悪いという問題がある。この問題は、牛乳など、高温で変質する液体に対して溶解する場合に顕著となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点の解決を意図するものであり、製造工程で加熱、急速冷却が不要であり、50℃程度の温度の低い熱水などに対する溶解性のよい顆粒状食品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を解決するために常温固形油脂に着目し、種々検討した結果、本発明に到達した。すなわち、上昇融点24℃〜40℃の常温固体油脂を用いて押出造粒することにより、加熱工程、急速冷却工程が不要であり、50℃程度の温度の低い熱水などに対する溶解性のよい顆粒状食品を提供することが可能となった。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0007】
本発明が対象とする食品としては、スープ、ソース、カレー、シチュー、グラタンなどの食品、ココア、コーヒー、紅茶、乳飲料などの飲料が挙げられる。
【0008】
本発明において常温固体油脂とは、常温で固体である油脂をいい、具体的には、20℃で24時間静置した際に固体である油脂をいう。
【0009】
本発明において上昇融点とは、試料を規定の方法に基づき加熱した場合、軟化して流動し始める温度をいう。上昇融点の測定方法は、社団法人日本油化学協会編「基準油脂分析試験法」に詳しいが、以下▲1▼〜▲4▼に概略を述べる。▲1▼内径1mm、外径2mm以下、長さ50〜80mmの両端が開いた毛細管に、溶かした試料を10mmの高さまで見たし、これを10℃以下に24時間、あるいは氷上に1時間放置する。▲2▼試料を調整した毛細管を、長さ385〜390mm、水銀球の長さ15〜25mm、1/5℃目盛りの温度計の下部に輪ゴムまたは適当な方法で密着させ、毛細管の下端と温度計の下端をそろえる。▲3▼この温度計を適当な大きさのビーカー(内容600ml)に水を満たした中に浸し、温度計の下端を水面下約30mmの深さに置く。▲4▼ビーカーの水を攪拌しながら、最初は1分に2℃ずつ、融点の10℃下に達した後は1分に0.5℃ずつ上昇する様加熱し、試料が毛細管中で上昇し始める温度を上昇融点とする。
【0010】
上昇融点20℃〜40℃未満の常温固体油脂は、融点が室温に近いため溶解が容易である。このため、常温固体油脂とその他の原料を混合する際に、原料全体を加熱せずとも、常温固体油脂のみを加熱、溶解した後、その他の原料と混合するだけで均一に混合することができ、加熱のための特別な装置は必要ない。また、混合後の原料の温度が低いため、押出造粒後に急速冷却せずとも、顆粒の表面を冷風などで常温固体油脂の融点から5℃〜10℃低い温度に冷却するだけで造粒物同士が結着することがない。
【0011】
上昇融点が20℃未満の常温固体油脂を使用した顆粒状食品は流動性が悪く、ブロッキングを起こすなど取扱いが困難である。また、上昇融点が40℃以上の常温固体油脂を使用した顆粒状食品は、溶解性が悪く、風味が重い。
【0012】
常温固体油脂は、常温固体油脂以外の原料100重量部に対して5重量部〜50重量部使用することが好ましい。使用する常温固体油脂の割合が、常温固体油脂以外の原料100重量部に対して5重量部未満の場合、常温固体油脂以外の原料の結着が弱くなり、脆い顆粒となる。使用する常温固体油脂の割合が、常温固体油脂以外の原料100重量部に対して50重量部を超える場合、押出造粒後の造粒物同士が結着するため、適度な粒度を有する顆粒を得ることが困難である。
【0013】
本発明において造粒とは、顆粒を造る操作をいい、より詳しくは、粉状、粒状、塊状、溶液状あるいは溶融液状などの原料から、ほぼ均一な形状と大きさをもつ顆粒を造る操作をいう。粉と顆粒の境界は100μm程度であり、100μmより細かいものを粉、100μmより大きいものを顆粒とよぶ。粉を造粒することにより、流動性が向上する、微粉の飛散が防止できる、偏析が防止できる、通気抵抗が減少する、凝集性が減少する、液体に対する溶解性が向上する、密度の調整ができる、外観が美しくなる、タブレットやペレットに造粒した場合は秤量が簡便になる、などの利点がある。
【0014】
本発明において押出造粒とは、押出造粒機を用いて顆粒を造る操作をいい、より詳しくは、粉状、粒状、塊状、溶液状あるいは溶融液状などの原料を均一に混合した後、目開き0.5mm〜3.0mmのスクリーンから押し出すことによって顆粒を造る操作をいう。得られた顆粒を篩に通すことにより、更に均質なものとすることができる。押出造粒によって得られた顆粒状食品は、低温で造粒しているため、熱による香り、風味の損失が少ない。
【0015】
本発明において溶解性良好とは、顆粒状食品を90℃の熱水に溶解する際に、攪拌棒、ティースプーンなどを用い、手で15秒間攪拌することで均一に分散、溶解し、溶け残り、沈殿がないことをいう。
【0016】
本発明において50℃の液体に溶解性良好とは、顆粒状食品を50℃の熱水に溶解する際に、攪拌棒、ティースプーンなどを用い、手で15秒間攪拌することで均一に分散、溶解し、溶け残り、沈殿がないことをいう。
【0017】
本発明において増粘物質とは、増粘多糖類、澱粉など、水に溶解した際に単独で粘度を発現する物質をいう。野菜の粉末など、単独では粘度を発現しないが、単独で粘度を発現する物質と共存した場合に、共存しない場合よりも粘度を増す物質は増粘物質に含まない。
【0018】
本発明においてアルファ化澱粉とは、アルファ化された澱粉をいう。アルファ化澱粉には、水に溶解した後加熱しなくても粘度を発現する利点がある。
【0019】
増粘物質は、増粘物質以外の原料の1%〜90%含有することが好ましい。使用する増粘物質の割合が、増粘物質以外の原料の1%未満の場合、十分な粘度を得ることができない。使用する増粘物質の割合が、増粘物質以外の原料の90%を超える場合、粘度が過剰となる。顆粒状食品を熱水に溶解した後の粘度は、50cps〜10000cpsが好ましい。
【0020】
【実施例】
以下、実施例および比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
【0021】
表1に示す配合のコーンスープを、株式会社菊水製作所製押出造粒機RG‐5Mを用い、以下▲1▼〜▲4▼に述べる手順で作製した。▲1▼表1の記号アの原料を混合した。▲2▼40℃、液体状態の記号イの原料と混合し、35℃に調温した。▲3▼目開き1.0mmのスクリーンを用いて押出造粒後、20℃の冷風で造粒品の表面を25℃に冷却した。▲4▼目開き1.5mmの篩を通し、均質なコーンスープ顆粒を得た。
【0022】
【表1】
【0023】
上記方法で作製したコーンスープ顆粒は、見栄えが良く、適度な顆粒強度を有し、流動性に優れていた。この顆粒20gを、内径65mm、高さ85mmのビーカー(容量200ml)を用い、50℃の湯150mlに溶解したところ、速やかに溶けて風味の優れたものであった。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、製造工程で加熱、急速冷却を行うことなく、50℃程度の温度の低い熱水などに対する溶解性のよい顆粒状食品を提供することができる。
【産業上の利用分野】本発明は、溶解性が良好なスープ、ソース、カレー、シチュー、グラタン、ココア、コーヒー、紅茶、乳飲料などの顆粒状食品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油脂、粉体などを加熱、混合した後、押出し造粒することにより顆粒状食品を製造する方法が知られている。例えば、特開平6−125717号公報には、被造粒物を水を添加することなく上昇融点40〜55℃の油脂と共に加熱・混合した後、押出し造粒し、その後急速冷却することを特徴とする顆粒状食品の製造方法が開示されている。また、特開平8−242832号公報には、上昇融点が40〜55℃の油脂、液状物及び/又はペースト状物及び粉体原料を用いて顆粒状食品を製造する方法であって、油脂を溶融させた後、乳化剤の存在下で、液状物及び/又はペースト状物を加えて混合し、次いで該混合物に粉体原料を加えて加熱混合した後、押出し造粒し、急速冷却することを特徴とする顆粒状食品の製造方法が開示されている。
【0003】
上記方法によれば、熱水への溶解性の優れた顆粒状食品を製造することができる。しかしながら、上記方法においては、いずれも上昇融点40〜55℃の油脂を使用し、加熱・混合および急速冷却することを必須としていることから、加熱および急速冷却を行うための特別な装置が必要となり、設備が大規模になり、生産コストが上昇するという問題がある。また、加熱しなければ、上昇融点40〜55℃の油脂とその他の原料を均一に混合することできないという問題がある。さらに、急速冷却を行わない場合には、押出し造粒後に造粒物同士が結着するという問題が生じる。また、さらに、上昇融点40〜55℃の油脂を使用した顆粒状食品は、50℃程度の温度の低い熱水などに対する溶解性が悪いという問題がある。この問題は、牛乳など、高温で変質する液体に対して溶解する場合に顕著となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点の解決を意図するものであり、製造工程で加熱、急速冷却が不要であり、50℃程度の温度の低い熱水などに対する溶解性のよい顆粒状食品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を解決するために常温固形油脂に着目し、種々検討した結果、本発明に到達した。すなわち、上昇融点24℃〜40℃の常温固体油脂を用いて押出造粒することにより、加熱工程、急速冷却工程が不要であり、50℃程度の温度の低い熱水などに対する溶解性のよい顆粒状食品を提供することが可能となった。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0007】
本発明が対象とする食品としては、スープ、ソース、カレー、シチュー、グラタンなどの食品、ココア、コーヒー、紅茶、乳飲料などの飲料が挙げられる。
【0008】
本発明において常温固体油脂とは、常温で固体である油脂をいい、具体的には、20℃で24時間静置した際に固体である油脂をいう。
【0009】
本発明において上昇融点とは、試料を規定の方法に基づき加熱した場合、軟化して流動し始める温度をいう。上昇融点の測定方法は、社団法人日本油化学協会編「基準油脂分析試験法」に詳しいが、以下▲1▼〜▲4▼に概略を述べる。▲1▼内径1mm、外径2mm以下、長さ50〜80mmの両端が開いた毛細管に、溶かした試料を10mmの高さまで見たし、これを10℃以下に24時間、あるいは氷上に1時間放置する。▲2▼試料を調整した毛細管を、長さ385〜390mm、水銀球の長さ15〜25mm、1/5℃目盛りの温度計の下部に輪ゴムまたは適当な方法で密着させ、毛細管の下端と温度計の下端をそろえる。▲3▼この温度計を適当な大きさのビーカー(内容600ml)に水を満たした中に浸し、温度計の下端を水面下約30mmの深さに置く。▲4▼ビーカーの水を攪拌しながら、最初は1分に2℃ずつ、融点の10℃下に達した後は1分に0.5℃ずつ上昇する様加熱し、試料が毛細管中で上昇し始める温度を上昇融点とする。
【0010】
上昇融点20℃〜40℃未満の常温固体油脂は、融点が室温に近いため溶解が容易である。このため、常温固体油脂とその他の原料を混合する際に、原料全体を加熱せずとも、常温固体油脂のみを加熱、溶解した後、その他の原料と混合するだけで均一に混合することができ、加熱のための特別な装置は必要ない。また、混合後の原料の温度が低いため、押出造粒後に急速冷却せずとも、顆粒の表面を冷風などで常温固体油脂の融点から5℃〜10℃低い温度に冷却するだけで造粒物同士が結着することがない。
【0011】
上昇融点が20℃未満の常温固体油脂を使用した顆粒状食品は流動性が悪く、ブロッキングを起こすなど取扱いが困難である。また、上昇融点が40℃以上の常温固体油脂を使用した顆粒状食品は、溶解性が悪く、風味が重い。
【0012】
常温固体油脂は、常温固体油脂以外の原料100重量部に対して5重量部〜50重量部使用することが好ましい。使用する常温固体油脂の割合が、常温固体油脂以外の原料100重量部に対して5重量部未満の場合、常温固体油脂以外の原料の結着が弱くなり、脆い顆粒となる。使用する常温固体油脂の割合が、常温固体油脂以外の原料100重量部に対して50重量部を超える場合、押出造粒後の造粒物同士が結着するため、適度な粒度を有する顆粒を得ることが困難である。
【0013】
本発明において造粒とは、顆粒を造る操作をいい、より詳しくは、粉状、粒状、塊状、溶液状あるいは溶融液状などの原料から、ほぼ均一な形状と大きさをもつ顆粒を造る操作をいう。粉と顆粒の境界は100μm程度であり、100μmより細かいものを粉、100μmより大きいものを顆粒とよぶ。粉を造粒することにより、流動性が向上する、微粉の飛散が防止できる、偏析が防止できる、通気抵抗が減少する、凝集性が減少する、液体に対する溶解性が向上する、密度の調整ができる、外観が美しくなる、タブレットやペレットに造粒した場合は秤量が簡便になる、などの利点がある。
【0014】
本発明において押出造粒とは、押出造粒機を用いて顆粒を造る操作をいい、より詳しくは、粉状、粒状、塊状、溶液状あるいは溶融液状などの原料を均一に混合した後、目開き0.5mm〜3.0mmのスクリーンから押し出すことによって顆粒を造る操作をいう。得られた顆粒を篩に通すことにより、更に均質なものとすることができる。押出造粒によって得られた顆粒状食品は、低温で造粒しているため、熱による香り、風味の損失が少ない。
【0015】
本発明において溶解性良好とは、顆粒状食品を90℃の熱水に溶解する際に、攪拌棒、ティースプーンなどを用い、手で15秒間攪拌することで均一に分散、溶解し、溶け残り、沈殿がないことをいう。
【0016】
本発明において50℃の液体に溶解性良好とは、顆粒状食品を50℃の熱水に溶解する際に、攪拌棒、ティースプーンなどを用い、手で15秒間攪拌することで均一に分散、溶解し、溶け残り、沈殿がないことをいう。
【0017】
本発明において増粘物質とは、増粘多糖類、澱粉など、水に溶解した際に単独で粘度を発現する物質をいう。野菜の粉末など、単独では粘度を発現しないが、単独で粘度を発現する物質と共存した場合に、共存しない場合よりも粘度を増す物質は増粘物質に含まない。
【0018】
本発明においてアルファ化澱粉とは、アルファ化された澱粉をいう。アルファ化澱粉には、水に溶解した後加熱しなくても粘度を発現する利点がある。
【0019】
増粘物質は、増粘物質以外の原料の1%〜90%含有することが好ましい。使用する増粘物質の割合が、増粘物質以外の原料の1%未満の場合、十分な粘度を得ることができない。使用する増粘物質の割合が、増粘物質以外の原料の90%を超える場合、粘度が過剰となる。顆粒状食品を熱水に溶解した後の粘度は、50cps〜10000cpsが好ましい。
【0020】
【実施例】
以下、実施例および比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
【0021】
表1に示す配合のコーンスープを、株式会社菊水製作所製押出造粒機RG‐5Mを用い、以下▲1▼〜▲4▼に述べる手順で作製した。▲1▼表1の記号アの原料を混合した。▲2▼40℃、液体状態の記号イの原料と混合し、35℃に調温した。▲3▼目開き1.0mmのスクリーンを用いて押出造粒後、20℃の冷風で造粒品の表面を25℃に冷却した。▲4▼目開き1.5mmの篩を通し、均質なコーンスープ顆粒を得た。
【0022】
【表1】
【0023】
上記方法で作製したコーンスープ顆粒は、見栄えが良く、適度な顆粒強度を有し、流動性に優れていた。この顆粒20gを、内径65mm、高さ85mmのビーカー(容量200ml)を用い、50℃の湯150mlに溶解したところ、速やかに溶けて風味の優れたものであった。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、製造工程で加熱、急速冷却を行うことなく、50℃程度の温度の低い熱水などに対する溶解性のよい顆粒状食品を提供することができる。
Claims (6)
- 上昇融点20℃〜40℃未満の常温固体油脂を用いて押出造粒したことを特徴とする溶解性良好な顆粒状食品。
- 常温固体油脂以外の原料100重量部に対して5重量部〜50重量部の常温固体油脂を用いて押出造粒したことを特徴とする請求項1の顆粒状食品。
- 増粘物質を含有することを特徴とする請求項1〜請求項2の顆粒状食品。
- 増粘物質を常温固体油脂以外の原料の1%〜90%含有することを特徴とする請求項3の顆粒状食品。
- 増粘物質がアルファ化澱粉であることを特徴とする請求項3〜請求項4の顆粒状食品。
- 50℃の液体に容易に溶解することを特徴とする請求項1〜請求項5の顆粒状食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003177767A JP2005013004A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 顆粒状食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003177767A JP2005013004A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 顆粒状食品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005013004A true JP2005013004A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34179592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003177767A Pending JP2005013004A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 顆粒状食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005013004A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006174775A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Ezaki Glico Co Ltd | 顆粒状食品の製造方法 |
WO2006117958A1 (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | 即溶性顆粒及びその製造方法 |
JP2019000051A (ja) * | 2017-06-16 | 2019-01-10 | ハウス食品株式会社 | 熱湯を注いで粘性を付与するための顆粒状組成物 |
JP2022028015A (ja) * | 2017-06-16 | 2022-02-14 | ハウス食品株式会社 | 熱湯を注いで粘性を付与するための顆粒状組成物 |
-
2003
- 2003-06-23 JP JP2003177767A patent/JP2005013004A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006174775A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Ezaki Glico Co Ltd | 顆粒状食品の製造方法 |
JP4599154B2 (ja) * | 2004-12-22 | 2010-12-15 | 江崎グリコ株式会社 | 顆粒状食品の製造方法 |
WO2006117958A1 (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | 即溶性顆粒及びその製造方法 |
JP4954870B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2012-06-20 | 株式会社明治 | 即溶性顆粒及びその製造方法 |
JP2019000051A (ja) * | 2017-06-16 | 2019-01-10 | ハウス食品株式会社 | 熱湯を注いで粘性を付与するための顆粒状組成物 |
JP2022028015A (ja) * | 2017-06-16 | 2022-02-14 | ハウス食品株式会社 | 熱湯を注いで粘性を付与するための顆粒状組成物 |
JP7116839B2 (ja) | 2017-06-16 | 2022-08-10 | ハウス食品株式会社 | 熱湯を注いで粘性を付与するための顆粒状組成物 |
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