JP2005011391A - 光ディスク記録装置および記録方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光ディスクに記録されている信号の変調度を測定する変調度測定手段と、予め設定された変調度を記憶する記憶手段と、前記変調度測定手段により測定された変調度と前記記憶手段に記憶された変調度とを比較する比較手段と、該比較手段による比較の結果、記録されている信号の変調度が予め設定された変調度よりも大きいときに、前記光ディスクへの記録波形あるいは記録方法を変更する制御手段とを備えることにより、簡易な構成で、オーバーライトする信号の記録特性の劣化を抑制する光ディスク記録装置および記録方法を提供する。
【選択図】 図7
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、相変化型光ディスクに情報を記録する光ディスク記録装置および記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、メディア媒体の小型化、省スペース化の要請に応えるべく、何度も情報の書き換えが可能である相変化型光ディスクが情報の記録や保存に多く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、相変化型光ディスクにオーバーライトする場合に、以前に情報が記録された時のレーザパワーが高すぎると、その後にオーバーライトした信号の記録特性が著しく劣化する傾向にある。図16は、相変化型光ディスクであるCD−RWに16倍速で信号を書き込んだ場合に、1回目と2回目とで記録のレーザパワーを変化させてオーバーライトした信号の特性を示したものである。図16において、横軸は、1回目の記録パワーと2回目の記録パワーの差(Delta Pw)であり、左側の縦軸は、1回目の記録パワーでの変調度(1m11)と2回目の記録パワーでの変調度(2m11)の差(1m11−2m11:Delta m11)を、右側の縦軸は、オーバーライト後のC1エラーの値を示している。
【0004】
この結果をみると、横軸のDelta Pwの値がマイナスになるほど、すなわち、1回目の記録パワーが高いほど変調度の差(Delta m11)が大きく、また、2回目記録後のC1エラーも増加する傾向にある。さらに、1回目の記録パワーが2回目の記録パワーに対して、5mW以上大きい場合には、オーバーライト後のC1エラーの値が数百となり、読取エラーが発生する危険性が高い。こうした問題は、特に、異なる機種の間でオーバーライトを行う場合に顕著である。
【0005】
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであって、相変化型光ディスクにオーバーライトする信号の記録特性の劣化を抑制する光ディスク記録装置および記録方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、変化型光ディスクに半導体レーザを用いて信号を記録する光ディスク記録装置であって、光ディスクに記録されている信号の変調度を測定する変調度測定手段と、予め設定された変調度を記憶する記憶手段と、前記変調度測定手段により測定された変調度と前記記憶手段に記憶された変調度とを比較する比較手段と、該比較手段による比較の結果、記録されている信号の変調度が予め設定された変調度よりも大きいときに、前記光ディスクへの記録波形あるいは記録方法を変更する制御手段とを有することを特徴とする光ディスク記録装置を提案している。
【0007】
請求項12に係る発明は、相変化型光ディスクに半導体レーザを用いて信号を記録する光ディスク記録方法であって、光ディスクに記録されている信号の変調度を測定するステップと、前記測定された変調度と予め設定された変調度とを比較するステップと、比較の結果、記録されている信号の変調度が予め設定された変調度よりも大きいときに、前記光ディスクへの記録波形あるいは記録手順を変更することを特徴とする光ディスク記録方法を提案している。
【0008】
これらの発明によれば、変調度測定手段の作動により、光ディスクにすでに記録されている信号の変調度を測定され、その測定値が記憶手段に格納される。測定された変調度は、比較手段の作動により、予め設定された変調度の値と比較され、比較の結果、すでに記録されている信号の変調度が予め設定された変調度よりも大きいときには、制御手段の作動により、光ディスクへの記録波形あるいは記録方法が変更される。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載された光ディスク記録装置について、前記変調度測定手段において測定された変調度に関する補正値を記憶する補正値記憶手段を有し、前記比較手段が前記変調度測定手段により測定された変調度を前記補正値記憶手段に記憶された補正値にに基づいて補正した後に、前記予め設定された変調度と比較することを特徴とする光ディスク記録装置を提案している。
【0010】
再生された信号の変調度は、光ディスク装置を構成する光学系の特性により個体差を生じるが、この発明によれば、記憶された補正値に基づいて、変調度測定手段により測定された変調度が補正された後に、比較手段によって、予め設定された変調度と比較されることから、このような装置の個体差による影響を除去することができる。
【0011】
請求項3に係る発明は、相変化型光ディスクに半導体レーザを用いて信号を記録する光ディスク記録装置であって、前記光ディスクの信号が記録されていないエリアに記録した信号の変調度を測定するとともに、既に記録されている信号の変調度を測定する変調度測定手段と、該変調度測定手段により測定された変調度を比較する比較手段と、該比較手段による比較の結果、前記既に記録されている信号の変調度が前記信号が記録されていないエリアに記録した信号の変調度よりも大きいときに、前記光ディスクへの記録波形あるいは記録方法を変更する制御手段とを有することを特徴とする光ディスク記録装置を提案している。
【0012】
請求項13に係る発明は、相変化型光ディスクに半導体レーザを用いて信号を記録する光ディスク記録方法であって、前記光ディスクの信号が記録されていないエリアに信号を記録するステップと、該信号の変調度を測定するステップと、既に記録されている信号の変調度を測定するステップと、前記測定されたそれぞれの変調度を比較するステップと、比較の結果、前記既に記録されている信号の変調度が前記信号が記録されていないエリアに記録した信号の変調度よりも大きいときに、前記光ディスクへの記録波形あるいは記録手順を変更することを特徴とする光ディスク記録方法を提案している。
【0013】
これらの発明によれば、変調度測定手段の作動により、光ディスクの信号が記録されていないエリアに記録した信号の変調度と、既に記録されている信号の変調度とが測定される。そして、比較手段の作動により変調度測定手段において測定されたそれぞれの変調度が比較され、比較の結果、既に記録されている信号の変調度が信号が記録されていないエリアに記録した信号の変調度よりも大きいときに、制御手段の作動により、光ディスクへの記録波形あるいは記録方法が変更される。
【0014】
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載された光ディスク記録装置について、前記制御手段が、前記光ディスクへの記録用レーザパワーを前記光ディスクの信号が記録されていないエリアに記録した信号により定まる最適な値または予め設定された値よりも高い値に変更することを特徴とする光ディスク記録装置を提案している。
【0015】
この発明によれば、制御手段の作動により、光ディスクの信号が記録されていないエリアに記録した信号により定まる最適な値または予め設定された値よりも高い記録用レーザパワーに変更するため、これにより、以前記録された信号の影響を緩和することができる。
【0016】
請求項5に係る発明は、前記制御手段が、請求項1から請求項3のいずれかに記載された光ディスク記録装置について、前記制御手段が、前記光ディスクへの消去用レーザパワーを前記光ディスクの信号が記録されていないエリアに記録した信号により定まる最適な記録用レーザパワーまたは予め設定された記録用レーザパワーよりも高い値に変更することを特徴とする光ディスク記録装置を提案している。
【0017】
この発明によれば、制御手段の作動により、光ディスクの信号が記録されていないエリアに記録した信号により定まる最適な値または予め設定された値よりも高いレーザパワーに消去用パワーを変更するため、これにより、以前記録された信号の影響を緩和することができる。
【0018】
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載された光ディスク記録装置について、前記制御手段が、予め定められた記録波形に対して、記録波形の先頭のパルス幅が広くなるよう変更することを特徴とする光ディスク記録装置を提案している。
【0019】
この発明によれば、制御手段の作動により、記録波形を予め定められた記録波形に対して、記録波形の先頭のパルス幅が広くなるよう変更されるため、記録パワーを上げる場合と同様の効果が期待できる。
【0020】
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載された光ディスク記録装置について、前記制御手段が、予め定められた記録波形に対して、記録波形の最後のパルス幅が広くなるよう変更することを特徴とする光ディスク記録装置を提案している。
【0021】
この発明によれば、制御手段の作動により、記録波形を予め定められた記録波形に対して、記録波形の最終のパルス幅が広くなるよう変更されるため、記録パワーを上げる場合と同様の効果が期待できる。
【0022】
請求項8に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載された光ディスク記録装置について、前記制御手段が、予め定められた記録波形に対して、記録波形の最後のオフパルス幅が狭くなるよう変更することを特徴とする光ディスク記録装置を提案している。
【0023】
この発明によれば、制御手段の作動により、記録波形を予め定められた記録波形に対して、記録波形の最後のオフパルス幅が狭くなるよう変更されるため、結果的に、記録波形の最終のパルス幅が広くした場合と同様の効果が期待できる。
【0024】
請求項9に係る発明は、前記制御手段が、前記記録方法を既に記録された信号の消去動作を行った後に、予め定められた記録波形で記録動作を行うこと方法に変更することを特徴とする光ディスク記録装置を提案している。
【0025】
この発明によれば、制御手段の作動により、記録された信号の消去動作を行った後に、予め定められた記録波形で記録動作を行うため、以前記録された信号の影響を緩和することができる。
【0026】
請求項10に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載された光ディスク記録装置について、前記制御手段が、前記記録方法を同一の信号を同一の領域に2回以上記録する方法に変更する光ディスク記録装置を提案している。
【0027】
この発明によれば、制御手段の作動により、同一の信号を同一の領域に2回以上記録することから、以前記録された信号の影響を緩和することができる。
【0028】
請求項11に係る発明は、請求項9に記載された光ディスク記録装置について、前記同一の信号を同一の領域に2回以上記録するときに、最初の記録用レーザパワーを最も高くし、次第に記録用レーザパワーを低くして記録する光ディスク記録装置を提案している。
【0029】
この発明によれば、同一の信号を同一の領域に2回以上記録するときに、最初の記録用レーザパワーを最も高くし、次第に記録用レーザパワーを低くして記録することから、以前記録された信号の影響を緩和して、今後、何度か書き換えが実行されても記録特性の劣化を最小限に抑えることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る光ディスク記録装置について図1から図15 を参照して詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る光ディスク記録装置は、図1に示すように、光ディスク1と、ピックアップ2と、APC(APC:Auto Power Control)3と、RFアンプ4と、サーボ回路5と、信号処理回路6と、CPU(CPU:Central Processing Unit)7とを備えている。
【0031】
光ディスク1は、半導体レーザにより情報の記録、再生、消去を行える記録媒体であり、例えば、CD−RW、DVD−RW等がある。ピックアップ2は、光ディスクに情報の記録や情報の再生、消去を行う光学ユニットであり、半導体レーザや対物レンズ、フォトディテクタ、フロントモニタダイオード等の光学系を構成する素子と対物レンズをフォーカス方向あるいはトラッキング方向に駆動する駆動系とから構成されている。APC3は、ピックアップ2内のフロントモニタダイオードからの電流をモニタして、半導体レーザの出射パワーを所望の値に制御するための制御ブロックである。
【0032】
RFアンプ4は、ピックアップ内のフォトディテクタから電流を演算し、RF信号を生成するとともに、対物レンズを制御するためのフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を生成する。また、本実施形態においては、RF信号の変調度を測定する回路ブロックも内蔵している。具体的には、図2に示すように、変調度測定回路は、ピークホールド回路11と、ボトムホールド回路12と、演算部13と、記憶部14と、比較部15とから構成されている。
【0033】
ピークホールド回路11は、生成されたRF信号を入力して、RF信号のボトムレベルをホールドし、ボトムホールド回路12は、RF信号を入力してRF信号のボトムレベルをホールドする。得られたピークホールド値、ボトムホールド値は、演算部13に出力され、演算部13において、図3に示すItop、Ibotが算出されたのち、以下の演算式(1)に基づいて、変調度が算出される。
M11=(Itop−Ibot)/Itop (1)
演算部13において、算出された変調度は、記憶部14に格納され、これらの値が比較部15において比較されたのち、比較結果がCPU7に出力される。
【0034】
なお、記録特性の点から、変調度は、0.6程度が望ましく、この値から0.1以上ずれた値になるとC1エラーが増加して再生エラーを生ずることがわかっている。また、変調度は、装置の個体差によりバラツキが大きいことから、例えば、各装置ごとに基準ディスクの少なくとも2点で信号を再生し、各点での変調度を測定するとともに、これを基準値(例えば、0.6)と比較して、予め各装置の補正値を測定し、これをCPU7内の記憶装置に格納しておき、ディスクにオーバーライトを行う場合には、測定した変調度に前述の補正を行った上で、記録特性を維持するための適切な手段を講ずる必要がある。
【0035】
サーボ回路5は、RFアンプ4から入力したフォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号に基づいて、適切な制御量を算出した後、これを図示しない駆動回路に出力する。また、サーボ回路5には、制御系を安定させるためのイコライザー回路が各ループごとに備えられている。信号処理回路6は、RF信号から生成したEFM信号を入力し、データの処理を行う一方、図示しないPLL回路を備え、スピンドルモータの回転を制御する。CPU7は、ROM(ROM:Read Only Memory)等に格納された制御プログラムに基づいて、装置全体の制御を行う。本実施形態においては、変調度の比較結果に基づいて、記録波形のパワーの変更、パルス幅の変更や記録方法の変更等の制御を行う。
【0036】
また、APC3は、図4に示すように、半導体レーザ(LD)21と、フロントモニタダイオード(FPD)22と、電流電圧変換抵抗23a、23bと、増幅器24a、24b、24c、24dと、サンプルホールド回路(S/H)25a、25bと、LDドライバ26と、LDドライバ26内に備えられたスイッチ27a、27b、27c、27d、27eと、エンコーダ28、A/Dコンバータ29a、29bと、CPU30と、D/Aコンバータ31a、31b、31c、31d、31eと、リード/ライト切換スイッチ32と、温度検出部33とを備えている。なお、本実施形態においては、レーザ出力制御部は2系統設けられている。
【0037】
半導体レーザ21は、所定の電流を供給することにより、レーザ発光する半導体素子であり、光ディスク装置においては、ディスク上への情報の記録あるいはディスクに記録された情報の再生、消去を行うために用いられ、光ディスク装置の光ピックアップ内に備えられている。フロントモニタダイオード(FPD)22は、光ピックアップ内において、半導体レーザ21に対向して設けられ、半導体レーザ21から発せられたレーザ光を受光し、これを電流値に変換する。この電流値をモニタすることによりレーザパワーを監視できる。
【0038】
電流電圧変換抵抗23a、23bは、フロントモニタダイオード(FPD)22から出力された電流を次段の増幅器24a、24bで電圧増幅するために、電流を電圧に変換する抵抗器である。増幅器24a、24bは、次段のサンプルホールド回路(S/H)25a、25bを有効に機能させるために、電圧に変換されたフロントモニタダイオード(FPD)22からの出力を増幅する。サンプルホールド回路(S/H)25a、25bは、電圧に変換されたレーザ出力を所定の間隔でサンプルホールドして、その結果を出力する。この出力値と設定値を比較制御することにより、半導体レーザ1のレーザ出力を制御する。増幅器24c、24dは、サンプルホールド回路(S/H)25a、25bの出力値とD/Aコンバータ31a、31bの出力値との差分を増幅する。
【0039】
LDドライバ26は、増幅器24c、24dの出力を入力して、半導体レーザ21に供給するための電流を生成する。なお、本実施形態においては、LDドライバが5系統備えられており、それぞれの出力が結合されている。したがって、後述するスイッチ27a、27b、27c、27d、27eをエンコーダ28でコントロールし、スイッチがONとなったLDドライバの出力が加算されて半導体レーザ21に出力される。LDドライバ内に備えられたスイッチ27a、27b、27c、27d、27eは、エンコーダ28からのON/OFF信号に従って動作し、本実施形態においては、5系統備えられたLDドライバの出力をそれぞれ制御する。
【0040】
A/Dコンバータ29a、29bは、LDドライバ26の入力電圧をデジタル値に変換してCPU30に入力する。CPU30は、制御プログラムを格納し、光ディスク装置の全体を制御するとともに、レーザ出力制御部においては、A/Dコンバータ29a、29bからの入力値を格納し、この値をもとに、他のレーザ出力を制御するための電流値を演算し、エンコーダ28の制御にあわせて所望の値をD/Aコンバータ31a、31b、31c、31d、31eに出力する。温度検出部33は、半導体レーザ21の近傍に設けられており、半導体レーザ21の温度を検出するために、例えば、サーミスタと抵抗等から構成された温度センサーが備えられている。
【0041】
本実施形態において用いられる記録波形は、図5に示すような波形になっている。この記録波形は、ディスクの組成等を考慮し、品質の高いピットを形成するために定められたものであり、4つの異なるレーザ出力Pr、Pe、Pp、Pbが設定されている。これらのレーザパワーおよび各パルスのパルス幅は、オレンジブックに規定されているが、用いる各光ディスクには微妙な組成の相違があるため、光ディスクの記録装置の開発段階で、どの光ディスクにターゲットを絞って、記録パワーの設定を行ったのかによって、あるディスクには適切であるが、別のディスクについては、記録パワーが大きすぎるという問題が起こる場合がありうる。そこで、本実施形態においては、以下のような処理を行うことにより、記録特性の維持を図ることとしている。
【0042】
次に、図7から図15を用いて、オーバーライト時の処理について説明する。第1の実施例は、図7に示すようなフローになっており、まず、CPU7が現在のアドレスと記録領域のアドレスを確認した上で、ピックアップ2内の対物レンズをトラッキング方向に移動させ、あるいはピックアップ2を搭載したキャリッジを移動させることによりシーク動作を実行する(ステップ101)。シーク動作を完了し、記録領域に到達すると、すでに記録されている信号を再生して、RFアンプ4内の変調度測定回路にて、変調度(m11)を測定する(ステップ102)。測定した変調度は、前述したように、CPU7内の記憶装置に格納されている装置固有の補正値をもちいて補正される。
【0043】
補正された変調度は、記憶部14に一旦格納された後、予め設定された変調度(例えば、0.65)と比較部15で比較される(ステップ103)。比較の結果、補正された測定値が設定値に対して所定の範囲内(例えば、変調度差0.05以内)のときは、記録パワーを最適パワーに設定し(ステップ106)、オーバーライトの動作を行う(ステップ105)。一方で、補正された測定値が設定値に対して所定の範囲外(例えば、変調度差0.05以上)のときは、記録パワーを最適パワーよりも大きく(Pwo+Pw1)にして(ステップ104)、オーバーライト動作を行う(ステップ105)。なお、最適な記録パワーは、CD−RWの基準ディスクに、標準的な記録装置を用いて16倍速で記録する場合に、約25mW程度であるが、記録パワーは記録速度により変化するものであるため、ディスクの種別と合わせて、記録速度ごとに、予め最適な値を定めることが必要である。また、記録パワーを大きくするには、図4で、CPU30からD/Aコンバータ31aから31eにセットする値を大きくする制御を行うことになる。
【0044】
また、オーバーライトを重ねたときの記録回数とそのときのC1エラーあるいはジッタ値の関係は、図6のようになる。すなわち、記録パワーが低いと一回目のC1エラーあるいはジッタ値が大きく悪化するものの、その後は、特性が改善する傾向にあり、記録パワーが大きいと一回目のC1エラーあるいはジッタ値は、記録パワーが低いときに比べてよいものの、回を重ねるごとに特性が急激に悪化する傾向にある。したがって、二回目以降の記録パワーとしては、様々な実験データから前回の記録パワーに対して、3mW以上大きくすることは適切でない。
【0045】
図8は、第2の実施例における処理フローを示している。第2の実施例では、まず、CPU7が現在のアドレスと試し書き領域のアドレスを確認した上で、ピックアップ2内の対物レンズをトラッキング方向に移動させ、あるいはピックアップ2を搭載したキャリッジを移動させることによりシーク動作を実行する(ステップ201)。シーク動作を完了し、試し書き領域に到達すると、最適な記録パワーで信号の記録を実行する(ステップ202)。信号の記録動作が完了すると、いま記録した信号を再生して、RFアンプ4内の変調度測定回路にて、変調度(m11t)を測定する(ステップ203)。測定した変調度は前述したようにCPU7内の記憶装置に格納されている装置固有の補正値をもちいて補正される。
【0046】
次に、CPU7が現在のアドレスと記録領域のアドレスを確認した上で、シーク動作を実行する(ステップ204)。シーク動作を完了し、記録領域に到達すると、すでに記録されている信号を再生して、RFアンプ4内の変調度測定回路にて、変調度(m11)を測定する(ステップ205)。測定した変調度は、前述したように、CPU7内の記憶装置に格納されている装置固有の補正値をもちいて補正される。
【0047】
補正された変調度は、記憶部14に一旦格納された後、ステップ203で測定された試し書き領域に記録された信号の変調度と比較部15で比較される(ステップ206)。比較の結果、補正された測定値が設定値に対して所定の範囲内(例えば、変調度差0.05以内)のときは、記録パワーを最適パワーに設定し(ステップ209)、オーバーライトの動作を行う(ステップ208)。一方で、補正された測定値が設定値に対して所定の範囲外(例えば、変調度差0.05以上)のときは、記録パワーを最適パワーよりも大きく(Pwo+Pw1)にして(ステップ207)、オーバーライト動作を行う(ステップ208)。
【0048】
図9は、第3の実施例における処理フローを示している。第3の実施例では、ステップ301からステップ303までの処理は、第1の実施形態と同様であるが、比較の結果、補正された測定値が設定値に対して所定の範囲内(例えば、変調度差0.05以内)のときは、消去パワーを最適パワーに設定し(ステップ306)、オーバーライトの動作を行い(ステップ305)、補正された測定値が設定値に対して所定の範囲外(例えば、変調度差0.05以上)のときは、消去パワーを記録パワーの最適値よりも大きく(Peo+Pe1)にして(ステップ304)、オーバーライト動作を行う(ステップ305)点において異なっている。しかし、この場合も、前回、高い記録パワーで記録された信号の影響を抑制するという点においては同様の作用を奏する。なお、すでに記録されている信号の変調度を設定された変調度と比較するのではなく、第2の実施例のように、試し書き領域に最適パワーで記録された信号の変調度と比較してもよい。
【0049】
図10は、第4の実施例における処理フローを示している。第4の実施例では、ステップ401からステップ403までの処理は、第1の実施形態と同様であるが、比較の結果、補正された測定値が設定値に対して所定の範囲内(例えば、変調度差0.05以内)のときは、記録パワーを最適パワーに設定して(ステップ403)、オーバーライトの動作を行い(ステップ405)、補正された測定値が設定値に対して所定の範囲外(例えば、変調度差0.05以上)のときは、記録波形のうち先頭のパルス幅を広く設定して(ステップ404)、オーバーライト動作を行う(ステップ405)点において異なっている。しかし、記録波形のパルス幅を広く設定することは、等価的に記録パワーを高くすることであるから、前回、高い記録パワーで記録された信号の影響を抑制するという点においては同様の作用を奏する。なお、すでに記録されている信号の変調度を設定された変調度と比較するのではなく、第2の実施例のように、試し書き領域に最適パワーで記録された信号の変調度と比較してもよい。また、パルス幅を変更するためには、図4に示すCPU30がエンコーダ28から出力される信号のパルス幅を制御すればよい。
【0050】
図11は、第5の実施例における処理フローを示している。第5の実施例では、ステップ501からステップ503までの処理は、第1の実施形態と同様であるが、比較の結果、補正された測定値が設定値に対して所定の範囲内(例えば、変調度差0.05以内)のときは、記録パワーを最適パワーに設定して(ステップ503)、オーバーライトの動作を行い(ステップ505)、補正された測定値に対して所定の範囲外(例えば、変調度差0.05以上)のときは、記録波形のうち最後のパルス幅を広く設定して(ステップ504)、オーバーライト動作を行う(ステップ505)点において異なっている。しかし、記録波形のパルス幅を広く設定することは、等価的に記録パワーを高くすることであるから、前回、高い記録パワーで記録された信号の影響を抑制するという点においては同様の作用を奏する。なお、すでに記録されている信号の変調度を設定された変調度と比較するのではなく、第2の実施例のように、試し書き領域に最適パワーで記録された信号の変調度と比較してもよい。
【0051】
図12は、第6の実施例における処理フローを示している。第6の実施例では、ステップ601からステップ603までの処理は、第1の実施形態と同様であるが、比較の結果、補正された測定値が設定値に対して所定の範囲内(例えば、変調度差0.05以内)のときは、記録パワーを最適パワーに設定して(ステップ603)、オーバーライトの動作を行い(ステップ605)、補正された測定値に対して所定の範囲外(例えば、変調度差0.05以上)のときは、記録波形のうち最後のオフパルス幅を狭く設定して(ステップ604)、オーバーライト動作を行う(ステップ605)点において異なっている。しかし、最後のオフパルスを狭く設定するということは、前回、高い記録パワーで記録された信号の影響を抑制するという点においては同様の作用を奏する。なお、すでに記録されている信号の変調度を設定された変調度と比較するのではなく、第2の実施例のように、試し書き領域に最適パワーで記録された信号の変調度と比較してもよい。
【0052】
なお、相変化型光ディスクであるCD−RWに16倍速で信号を記録する場合の記録波形は、図5のようになっており、先頭パルス、途中パルス、途中オフパルス、最終パルス、最終オフパルスは、図5の通りである。所定のディスクに対する実験データによると、これら各パルスのパルス幅は、例えば、1Tをビットクロック(16倍速では、14.4nsec)とすると、先頭パルス幅=(28/32)*T、途中パルス幅=(20/32)*T、途中オフパルス幅=(1−20/32)*T=(12/32)*T、最終パルス幅=(20/32)*T、最終オフパルス幅=(10/32)*Tである。また、実験データによれば、パルス幅を大きくする目安は、(4/32)*Tであるため、上記の例にこれを適用すると、先頭パルス幅=(32/32)*T、途中パルス幅=(20/32)*T、途中オフパルス幅=(1−20/32)*T=(12/32)*T、最終パルス幅=(24/32)*T、最終オフパルス幅=(10/32)*Tとなる。
【0053】
図13は、第7の実施例における処理フローを示している。第7の実施例では、ステップ701からステップ703までの処理は、第1の実施形態と同様であるが、比較の結果、補正された測定値が設定値に対して所定の範囲内(例えば、変調度差0.05以内)のときは、記録パワーを最適パワーに設定して(ステップ703)、オーバーライトの動作を行い(ステップ705)、補正された測定値が設定値に対して所定の範囲外(例えば、変調度差0.05以上)のときは、消去動作を行って(ステップ704)、オーバーライト動作を行う(ステップ705)点において異なっている。しかし、オーバーライトの動作の前に、消去動作を行うことにより、前回、高い記録パワーで記録された信号の影響を抑制するという点においては同様の作用を奏する。なお、すでに記録されている信号の変調度を設定された変調度と比較するのではなく、第2の実施例のように、試し書き領域に最適パワーで記録された信号の変調度と比較してもよい。
【0054】
図14は、第8の実施例における処理フローを示している。第8の実施例では、ステップ801からステップ803までの処理は、第1の実施形態と同様であるが、比較の結果、補正された測定値が設定値に対して所定の範囲内(例えば、変調度差0.05以内)のときは、記録パワーを最適パワーに設定して(ステップ803)、オーバーライトの動作を行い(ステップ805)、補正された測定値が設定値に対して所定の範囲外(例えば、変調度差0.05以上)のときは、記録パワーを最適パワーに設定して記録動作を行い(ステップ804)、再度、同様の記録動作を行う(ステップ805)点において異なっている。しかし、定められた記録波形で記録動作を2回行うことにより、前回、高い記録パワーで記録された信号の影響を抑制するという点においては同様の作用を奏する。なお、すでに記録されている信号の変調度を設定された変調度と比較するのではなく、第2の実施例のように、試し書き領域に最適パワーで記録された信号の変調度と比較してもよい。
【0055】
図15は、第9の実施例における処理フローを示している。第9の実施例では、ステップ901からステップ903までの処理は、第1の実施形態と同様であるが、比較の結果、補正された測定値が設定値に対して所定の範囲内(例えば、変調度差0.05以内)のときは、記録パワーを最適パワーに設定して(ステップ909)、オーバーライトの動作を行う(ステップ911)。一方で、補正された測定値が設定値に対して所定の範囲(例えば、変調度差0.05以内)よりも大きいときは、第2の閾値(例えば、変調度差0.1以内)と比較し、この範囲内にあるか否かを判断する(ステップ904)。このとき、補正された測定値が第2の閾値の範囲内であるときは、記録パワーを最適パワーよりも大きく(Pw=Pwo+Pw1)して(ステップ910)、記録動作を行う(ステップ911)。
【0056】
一方で、補正された測定値が第2の閾値の範囲内にないときは、記録パワーをステップ910と同様に、最適パワーよりも大きくして(ステップ905)、記録動作を行い(ステップ906)、再度、記録パワーを最適パワーに設定して(ステップ907)、記録動作を行う(ステップ908)。なお、記録動作を多段階で行うときの記録パワーの値は、例えば、すでに記録されている信号の記録パワーが最適パワーよりも5mW高いと想定される場合には、最適パワーよりも3mW高い記録パワーで一度記録動作を行い、ついで、最適パワーで、もう一度記録動作を行う方法でもよいし、一回目は、最適パワーより3mW高い記録パワーで記録し、二回目は、最適パワーよりも1.5mW高い記録パワーで記録した後に、最適パワーで記録する方法でもよい。いずれの場合も、何度かに分けて、記録パワーを下げながら記録動作を行うことで、高い記録パワーで記録された信号の影響を抑制するという点においては同様の作用を奏する。なお、すでに記録されている信号の変調度を設定された変調度と比較するのではなく、第2の実施例のように、試し書き領域に最適パワーで記録された信号の変調度と比較してもよい。
【0057】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、本実施形態においては、相変化型光ディスクとしてCD−RWを例にとって説明したが、相変化型光ディスクであれば、例えば、DVD−RWにも適用することができる。また、本実施形態においては、多くの実施例について個別に説明したが、これらの実施例を適宜組み合わせて用いることもできる。
【0058】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、相変化型光ディスクにオーバーライトした信号の記録特性の劣化を簡易な方法でかつ特別な回路や設備等を必要とせず、効果的に抑制できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る光ディスク記録装置の構成図である。
【図2】本実施形態に係る変調度測定回路の構成図である。
【図3】RF信号の変調度を示す図である。
【図4】本実施形態に係るAPCの構成図である。
【図5】記録波形の概念図である。
【図6】記録パワーの大きさによる記録回数とC1エラーあるいはジッタ値の相関を示す図である。
【図7】本実施形態に係る第1の実施例の処理フローである。
【図8】本実施形態に係る第2の実施例の処理フローである。
【図9】本実施形態に係る第3の実施例の処理フローである。
【図10】本実施形態に係る第4の実施例の処理フローである。
【図11】本実施形態に係る第5の実施例の処理フローである。
【図12】本実施形態に係る第6の実施例の処理フローである。
【図13】本実施形態に係る第7の実施例の処理フローである。
【図14】本実施形態に係る第8の実施例の処理フローである。
【図15】本実施形態に係る第9の実施例の処理フローである。
【図16】記録パワーの差に基づく変調度あるいはC1エラーの変化の様子を示す図である。
【符号の説明】
1・・・光ディスク、2・・・ピックアップ、3・・・APC、4・・・RFアンプ、5・・・サーボ回路、6・・・信号処理回路、7、30・・・CPU、11・・・ピークホールド回路、12・・・ボトムホールド回路、13・・・演算部、14・・・記憶部、15・・・比較部、21・・・半導体レーザ(LD)、22・・・フロントモニタダイオード、23a、23b・・・電流電圧変換抵抗、24a、24b、24c、24d・・・増幅器、25a、25b・・・サンプルホールド回路(S/H)、26・・・LDドライバ、27a、27b、27c、27d、27e・・・スイッチ、28・・・エンコーダ、29a、29b・・・A/Dコンバータ、31a、31b、31c、31d、31e・・・D/Aコンバータ、32・・・リード/ライト切換スイッチ、33・・・温度検出部、
Claims (13)
- 相変化型光ディスクに半導体レーザを用いて信号を記録する光ディスク記録装置であって、
光ディスクに記録されている信号の変調度を測定する変調度測定手段と、
予め設定された変調度を記憶する記憶手段と、
前記変調度測定手段により測定された変調度と前記記憶手段に記憶された変調度とを比較する比較手段と、
該比較手段による比較の結果、記録されている信号の変調度が予め設定された変調度よりも大きいときに、前記光ディスクへの記録波形あるいは記録方法を変更する制御手段と
を有することを特徴とする光ディスク記録装置。 - 前記変調度測定手段において測定された変調度に関する補正値を記憶する補正値記憶手段を有し、
前記比較手段が前記変調度測定手段により測定された変調度を前記補正値記憶手段に記憶された補正値にに基づいて補正した後に、前記予め設定された変調度と比較することを特徴とする請求項1に記載された光ディスク記録装置。 - 相変化型光ディスクに半導体レーザを用いて信号を記録する光ディスク記録装置であって、
前記光ディスクの信号が記録されていないエリアに記録した信号の変調度を測定するとともに、既に記録されている信号の変調度を測定する変調度測定手段と、
該変調度測定手段により測定された変調度を比較する比較手段と、
該比較手段による比較の結果、前記既に記録されている信号の変調度が前記信号が記録されていないエリアに記録した信号の変調度よりも大きいときに、前記光ディスクへの記録波形あるいは記録方法を変更する制御手段と
を有することを特徴とする光ディスク記録装置。 - 前記制御手段が、前記光ディスクへの記録用レーザパワーを前記光ディスクの信号が記録されていないエリアに記録した信号により定まる最適な値または予め設定された値よりも高い値に変更することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載された光ディスク記録装置。
- 前記制御手段が、前記光ディスクへの消去用レーザパワーを前記光ディスクの信号が記録されていないエリアに記録した信号により定まる最適な記録用レーザパワーまたは予め設定された記録用レーザパワーよりも高い値に変更することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載された光ディスク記録装置。
- 前記制御手段が、予め定められた記録波形に対して、記録波形の先頭のパルス幅が広くなるよう変更することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載された光ディスク記録装置。
- 前記制御手段が、予め定められた記録波形に対して、記録波形の最後のパルス幅が広くなるよう変更することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載された光ディスク記録装置。
- 前記制御手段が、予め定められた記録波形に対して、記録波形の最後のオフパルス幅が狭くなるよう変更することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載された光ディスク記録装置。
- 前記制御手段が、前記記録方法を既に記録された信号の消去動作を行った後に、予め定められた記録波形で記録動作を行うこと方法に変更することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載された光ディスク記録装置。
- 前記制御手段が、前記記録方法を同一の信号を同一の領域に2回以上記録する方法に変更する請求項1から請求項3のいずれかに記載された光ディスク記録装置。
- 前記同一の信号を同一の領域に2回以上記録するときに、最初の記録用レーザパワーを最も高くし、次第に記録用レーザパワーを低くして記録する請求項9に記載された光ディスク記録装置。
- 相変化型光ディスクに半導体レーザを用いて信号を記録する光ディスク記録方法であって、
光ディスクに記録されている信号の変調度を測定するステップと、
前記測定された変調度と予め設定された変調度とを比較するステップと、
比較の結果、記録されている信号の変調度が予め設定された変調度よりも大きいときに、前記光ディスクへの記録波形あるいは記録手順を変更することを特徴とする光ディスク記録方法。 - 相変化型光ディスクに半導体レーザを用いて信号を記録する光ディスク記録方法であって、
前記光ディスクの信号が記録されていないエリアに信号を記録するステップと、該信号の変調度を測定するステップと、
既に記録されている信号の変調度を測定するステップと、
前記測定されたそれぞれの変調度を比較するステップと、
比較の結果、前記既に記録されている信号の変調度が前記信号が記録されていないエリアに記録した信号の変調度よりも大きいときに、前記光ディスクへの記録波形あるいは記録手順を変更することを特徴とする光ディスク記録方法。
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