JP2005010920A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】バケットが確実に商品を搬送する自動販売機を提供する。
【解決手段】第1駆動ベルト上に載置されている商品列を先頭商品側へ搬送する商品搬送ユニットと、商品が取り出される商品取出部と、商品搬送ユニットと対向して商品列の先頭商品を取得する商品取得口、商品取得口の反対側で商品取出部と対向して先頭商品を開閉扉を介して払い出す商品払出口、を有し、先頭商品を取得する際に商品搬送ユニットと商品取出部との間を移動するバケットと、を備えた自動販売機において、バケットは、商品取得口が商品搬送ユニットと対向して先頭商品を取得するとき、商品払出口側が商品取得口側と水平となり、商品搬送ユニットと対向する位置から商品取出部へ移動するとき及び商品払出口が商品取出部と対向して先頭商品を払い出すとき、商品払出口側が商品取得口側より下方へ傾斜する第2駆動ベルトを、有することを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品列からバケットによって商品を取得して商品取出部まで搬送することによって当該商品を販売する自動販売機、特にシースルー型の自動販売機に適用するときに有効となる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機には、商品を列をなして搬送する駆動ベルトを有する商品搬送ユニットを備えたものがある。また、このような自動販売機には、商品搬送ユニットから商品を取得し当該商品を商品取出部まで搬送するバケットを更に備えたものがある。このバケットは、商品取得口及び商品払出口を有し、待機位置と、当該商品取得口が商品搬送ユニットと対向する位置と、当該商品払出口が商品取出口と対向する位置との間を適宜な移動機構によって移動するものである。バケットは、商品取得口を商品搬送ユニットと対向させて、当該商品搬送ユニットの駆動ベルトによって移送される商品列の先頭商品を取得する。バケットがこの商品を商品取出部まで搬送して商品払出口を商品取出部と対向させて当該商品を払い出すことによって、自動販売機は当該商品を販売する。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−113306号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の自動販売機においては、バケットが取得した商品を保持して商品取出部まで移動するとき、当該商品は移動時の慣性力や振動等によって当該バケットの商品取得口から転落する恐れがあった。商品がバケットの商品取得口から転落した場合、利用者が金銭を投入しているにも関わらず商品を手にできなくなる不都合が生じ、更には、転落商品がバケットの移動経路を妨害して、その後の自動販売機の商品の販売に支障をきたす恐れがある。
【0005】
そこで、本発明は、バケットが確実に商品を搬送する自動販売機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための発明は、第1駆動ベルト上に載置されている商品列を先頭商品側へ搬送する商品搬送ユニットと、商品が取り出される商品取出部と、前記商品搬送ユニットと対向して前記商品列の先頭商品を取得する商品取得口、前記商品取得口の反対側で前記商品取出部と対向して前記先頭商品を開閉扉を介して払い出す商品払出口、を有し、前記先頭商品を取得する際に前記商品搬送ユニットと前記商品取出部との間を移動するバケットと、を備えた自動販売機において、前記バケットは、前記商品取得口が前記商品搬送ユニットと対向して前記先頭商品を取得するとき、前記商品払出口側が前記商品取得口側と水平となり、前記商品搬送ユニットと対向する位置から前記商品取出部へ移動するとき及び前記商品払出口が前記商品取出部と対向して前記先頭商品を払い出すとき、前記商品払出口側が前記商品取得口側より下方へ傾斜する第2駆動ベルトを、有することを特徴とする。
【0007】
この自動販売機によれば、バケットの商品取得口が商品搬送ユニットと対向して当該商品搬送ユニットの第1駆動ベルト上に載置された商品を取得するとき、当該バケットの第2駆動ベルトの商品払出口側が商品取得口側と水平になる。これにより、例えば第1駆動ベルトも商品を安定に搬送すべく水平であれば、当該第1駆動ベルトは第2駆動ベルトと平行となり、商品搬送ユニットからバケットへの商品の受け渡し時に、当該商品は当該第2駆動ベルトに対して大きな接触面積を有し得る。よって、商品搬送ユニットの商品はバケットへ安定して受け渡される。また、この自動販売機によれば、バケットが商品取出部へ移動するとき及び商品払出口を当該商品取出部と対向させて商品を払い出すとき、当該バケットの第2駆動ベルトの商品払出口側が商品取得口側より下方へ傾斜する。これにより、例えば第2駆動ベルト上に垂直方向に載置されていた商品は、当該垂直方向から商品払出口側に、当該商品の重心が商品払出口寄りとなるように傾き、例えば当該商品の上部が開閉扉に当接し得る。よって、商品を保持するバケットが商品取出部へ移動するときには、例えば当該バケットの振動等によって当該商品が商品取得口から転落することが防止される。また、商品を保持するバケットが商品取出部にあっては、第2駆動ベルトの前記の傾斜に案内されて当該商品が円滑に払い出される。従って、バケットは商品を確実に搬送できることとなる。
【0008】
また、かかる自動販売機において、前記商品取得口が前記商品搬送ユニットと対向して前記先頭商品を取得するとき、及び、前記商品払出口が前記商品取出部と対向して前記先頭商品を払い出すとき、前記先頭商品が載置される前記第2駆動ベルトの面は、前記商品取得口側から前記商品払出口側へ移動することを特徴とする。
【0009】
この自動販売機によれば、商品搬送ユニットからバケットへの商品の受け渡し時に、当該バケットの第2駆動ベルトの面と接した当該商品は、商品取得口側から商品払出口側へ移動するように付勢される。よって、商品搬送ユニットの商品はバケットへ円滑に受け渡される。また、この自動販売機によれば、バケットから商品取出部への商品の払い出し時に、当該バケットの第2駆動ベルト上に載置された当該商品は、商品取得口側から商品払出口側への向きに払い出されるように付勢される。よって、バケットの商品は円滑に商品取出部へ払い出される。
【0010】
また、かかる自動販売機において、前記第2駆動ベルトを傾斜させるためのカムと、前記カムの回転角度に応じて、前記第2駆動ベルトの面を、前記商品払出口側が前記商品取得口側と水平となる位置と前記商品取得口側より下方へ傾斜する位置との間で移動させる連結機構部と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
この自動販売機によれば、カムによって第2駆動ベルトが傾斜できるとともに、当該カムの回転角度に応じて当該第2駆動ベルトの面が前記の2つの位置の間で移動できる。よって、第2駆動ベルトの傾斜の動作と当該第2駆動ベルトの面の移動の動作とをカムの回転に同期させて行うことができる。この同期した動作により、商品搬送ユニットの商品をバケットに確実に受け渡しできる。また、この同期した動作を数少ない駆動源で行えるために、低消費電力の自動販売機を実現できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
===シースルー型自動販売機の構成===
図1乃至図6を参照しつつ、本実施の形態の自動販売機の構成例を説明する。本実施の形態の自動販売機は、販売商品の実物を扉パネル13越しに透視させて利用者に購買選択させるようにしたシースルー型自動販売機であるものとする。以下、このシースルー型自動販売機の概要を述べる。
【0013】
図1に示されるように、本実施の形態の自動販売機は、複数の商品収納搬出コラム(商品搬送ユニット)400にそれぞれ一列に整列収納された商品11を、水平方向(図1のX方向)及び垂直方向(図1のY方向)に移動駆動されるバケット90によって選択的に取得して、商品取出部16まで搬送するように構成されている。商品収納搬出コラム400は、自動販売機の前後方向(図1のZ方向であり、以後、奥行方向又は商品の搬送方向とする)に商品11を一列に並べて収納するとともに、バケット90側からの動力伝達により商品11をコラムのZ方向前方へ順次繰り出し搬出するように構成されている。バケット90は、商品収納搬出コラム400と扉パネル13間の空間部に沿ってXY方向に移動するように構成されている。バケット90は、その商品取得口が、利用者により購買選択された商品11が収納されている商品収納搬出コラム400の開口部と対向するように移動して商品11を取得し、商品取出部16へ搬送するものである。商品収納搬出コラム400からバケット90へ商品11が適切に搬送されたか否かは、バケット90に設けられた光学式の商品検知センサ91(図3)により検知される。以下、本実施の形態の自動販売機について図毎に更に具体的に説明する。
【0014】
図1は、本実施の形態のシースルー型自動販売機を正面から見た外観構成例を示す図である。図1において、自動販売機の筐体10には、前面解放型の商品収納部12が形成されている。商品収納部12の下部に隣接するように設けられた機械室10aには、冷却や加温等のためのシステムが収納されている。この筐体10の前面は、扉パネル13により開閉可能に塞がれている。ここで、扉パネル13は商品収納部12のほぼ全体を見通せるほどの広い透視窓を有する。この透視窓以外の部分には、購買商品選択用の操作パネル14、紙幣や硬貨の収受装置15、商品取出部16、釣銭や返金の払出部17、施錠装置(鍵穴のみ図示)18等が配設されている。図1に示されるように、商品収納部12には、複数の引き出し式の商品棚30が上下方向(Y方向)に一定間隔で装着されている。各商品棚30には、複数の商品収納搬出コラム400が、仕切板65で互いに仕切られて並設されている。
【0015】
各商品収納搬出コラム400には、商品11が搬送方向(Z方向)に一列に並んだ状態で収納されるようになっている。本実施の形態の自動販売機には、例えば、8段の商品棚30に合計48個の商品収納搬出コラム411乃至485が収納されている。商品収納搬出コラム400内の商品11は、当該商品収納搬出コラム400の開口部まで繰り出されるようになっているとともに、扉パネル13を透して視認されるようになっている。商品収納搬出コラム400の開口部に繰り出された商品11は、利用者の選択に基づき、キャッチャーと呼ばれる可動搬出装置により選択されて商品取出部16へ搬出される。キャッチャーは、商品収納搬出コラム400から商品11を取得するバケット90と、このバケット90をXY方向に移動させるXY駆動機構とにより構成される。XY駆動機構は、上下方向(Y方向)に移動駆動される可動架台81を有し、この可動架台81上でバケット90を水平方向(X方向)に移動させることにより、バケット90を所望の位置まで移動させるようになっている。商品収納搬出コラム400と扉パネル13との間には、バケット90をXY方向に移動させるための空間部(不図示)が確保されている。
【0016】
バケット90は、商品収納搬出コラム400の開口部と扉パネル13との間の空間部に沿ってXY方向に移動し、利用者の操作により選択された商品11が収納されている商品収納搬出コラム400の開口部に商品取得口を対向させて商品11を取得するものである。バケット90は、更に、商品収納搬出コラム400から取得して商品11を商品取出部16まで搬送し、当該商品取出部16に商品払出口を対向させて商品11を払い出すものである。ここで、本実施の形態のバケット90は、可動架台81に設けられた案内レール81a(図3)上をX方向に自走すべくバケット駆動モータ910(図6)を含む適宜な駆動手段を当該バケット90の下部に備えている。各商品収納搬出コラム400の開口部には、Z方向前方へ送り出す商品11を1個ずつ区切る可動ストッパ70が設けられている。この可動ストッパ70は、商品収納搬出コラム400の開口部の商品11に当接する位置に常時バネ(不図示)付勢されているが、当該商品収納搬出コラム400のZ方向前方にバケット90が位置したときに、バケット90側からの操作により非当接位置へ後退させられてストッパ機能が解除されるようになっている。これにより、商品収納搬出コラム400の開口部の商品11が1個ずつZ方向前方へ押し出されてバケット90へ移送されるようになっている。
【0017】
<<<商品搬送ユニット>>>
図2は、引き出し式の商品棚30及び商品収納搬出コラム400の要部構成例を示す分解斜視図である。図2に示されるように、本実施の形態の商品収納搬出コラム400は、一定方向(Z方向)に駆動される商品搬送ユニット用コンベア・ベルト(第1駆動ベルト)43を有する。この商品搬送ユニット用コンベア・ベルト43上に商品11を一列に並べて収納するとともに、その商品搬送ユニット用コンベア・ベルト43の駆動により商品11を商品収納搬出コラム400のZ方向前方へ順次繰り出すように構成されている。商品搬送ユニット用コンベア・ベルト43は合成繊維の帯状織布をループ状に繋げたエンドレスベルトであって、その両幅端に沿ってスプロケット穴44が一定ピッチで設けられている。この商品搬送ユニット用コンベア・ベルト43は、商品棚30に着脱可能なコンベア基台45に張架状態で装着及び保持されている。即ち、商品収納搬出コラム400の商品搬出機構は商品棚30から独立したコンベアユニット41として構成されている。このコンベアユニット41はY方向下部に張り出したL字状の係止カギ部42を有し、この係止カギ部42を商品棚30のスリット35に嵌入係止させることにより、その商品棚30上の任意位置に装着されるようになっている。
【0018】
商品棚30は、矩形底板31の3辺から背板32と側面板33を立ち上げた3方壁のトレー状であって、底板31と背板32にはそれぞれ係止カギ部42を嵌入係止させるスリット35が多数平行に並んで穿設されている。各スリット35、34は商品収納搬出コラム400の幅よりも十分に狭い間隔ピッチで設けられている。コンベアユニット41は、底板31に形成された多数のスリット35の何れかに係止カギ部42を嵌入係止させることにより、商品棚30上の任意位置に装着させることができるようになっている。商品棚30には、商品収納搬出コラム400を区画する仕切板65も着脱可能に装着されるようになっている。この仕切板65は商品棚30の奥行長とほぼ同じ長さを有する略長方形の扁平板状であって、底板31のスリット35に嵌入係合するL字状カギ部66と背板32のスリット34に嵌入係合する突板部67を一体に有する。この仕切板65は、底板31と背板32にそれぞれ形成された多数のスリット35,34の何れかにL字状カギ部66と突板部67とを嵌入係止させることにより、コンベアユニット41と同様、商品棚30上の任意位置に装着して立設させることができるようになっている。
【0019】
上記コンベアユニット41の先端には、バケット90側から商品搬送ユニット用コンベア・ベルト43を駆動させるための固定ギア53と、商品収納搬出コラム400の開口部まで搬送されて来た商品11をその商品収納搬出コラム400の開口部位置に留め置くための可動ストッパ70が設置されている。また、商品搬送ユニット用コンベア・ベルト43上には、当該商品搬送ユニット用コンベア・ベルト43上の商品11が搬送方向(Z方向)後方へ倒れるのを阻止するための背凭れ板60が立設・固定されている。
【0020】
<<<バケット>>>
図3は、バケット90及び商品収納搬出コラム400の開口部の要部構成例を示す側面図である。図3に示されるように、バケット90は、商品検知センサ91、バケット位置検知センサ902、可動アーム92、可動ギア93、コンベア85を備えている。尚、図3(b)は、図3(a)におけるバケット90の下部にて省略された部分の詳細を示す図である。
【0021】
商品検知センサ91は、後述する駆動手段(図4)によって、バケット90の商品取得口において両側壁部から商品搬送方向(Z方向)に進退移動可能に保持されている。商品検知センサ91は、バケット90において図3に示される一側壁部に設けられた受光部91aと、当該一側壁部と相対する他側壁部に設けられた投光部91b(図4)とから構成されている。この受光部91aと投光部91bとの間の光路が遮断されたか否かによって商品11の通過を検知するために、受光部91aと投光部91bとはそれぞれの光軸が互いに一致するように対向配設されている。商品検知センサ91(91a、91b)は、バケット90が商品収納搬出コラム400から商品11を取得するときに限って、バケット90の商品取得口よりも外側、即ち商品収納搬出コラム400側へ張り出した位置へ移動させられるようになっている(図3(b)の実線)。これ以外のときは、商品検知センサ91は、バケット90の商品取得口よりも内側、即ちバケット90側に後退移動させられるように可動保持されている(図3(b)の点線)。これにより、バケット90は、商品収納搬出コラム400から搬送された商品11を収容できるだけ奥行スペースのみを持てばよく、商品検知センサ91による検知動作(商品11の通過検知)を行わせるための奥行スペースを持つ必要がない。尚、本実施の形態においては、商品検知センサ91は可動であるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、バケット90が、商品11の通過検知を行うのに十分なZ方向の幅を有していれば、商品検知センサ91はバケット90の両側壁部に固定して設けられてもよい。
【0022】
バケット位置検知センサ902、903(図3及び図4)は、バケット90の商品取得口において両側壁部のそれぞれに設けられている。バケット位置検知センサ902は、図3に示されるバケット90の側壁部に設けられ、発光素子902aと、当該発光素子902aからの反射光を受光する受光素子902bとから構成されている。この発光素子902a及び受光素子902bは、バケット90の商品取得口が商品収納搬出コラム400の開口部に略対向する位置にあるとき、当該開口部における可動ストッパ70の外方側面を検知するように配設されている。具体的には、発光素子902a及び受光素子902bは、同一のX座標位置において互いに異なるY座標位置に並設されている。ここで、発光素子902aから投光された光(図3(b)中のIL)が可動ストッパ70の外方側面にて反射され、且つ当該反射された光(図3(b)中のRL)が受光素子902bに受光されたときに、バケット位置検知センサ902は例えば検知信号を出力するようになっている。ここで、バケット位置検知センサ902が可動ストッパ70のみを選択的に検知するために、発光素子902a及び受光素子902bの対は、当該可動ストッパ70側に傾斜して配設されている。これにより、バケット位置検知センサ902が、例えば商品11を可動ストッパ70と誤認することが防止され、商品収納搬出コラム400を確実に検知できる。
【0023】
可動アーム92は、バケット90側のカム駆動モータ960を含む適宜な駆動手段(不図示)によって回動駆動される可動部材であって、前述した可動ストッパ70を押し下げ操作するものである。ここで、可動ストッパ70は、図3(b)の点線で示された状態にて、商品収納搬出コラム400に収納された商品列の先頭商品11をバケット90に搬送することを停止するものであり、図3(b)の実線で示された状態にて、当該搬送停止を解除すべく、可動アーム92によって押し下げられるものである。
【0024】
可動ギア93は、図3(b)に示される可動ギアホルダ93dに対して軸支部93eにて軸支されている。この軸支部93eを中心として、可動ギア93は、バケット90側の可動ギア駆動モータ988(図6)を含む適宜な駆動手段によって回転駆動される。商品収納搬出コラム400上の商品11を取り出し搬出させる際に、回転駆動された可動ギア93が当該商品収納搬出コラム400側のベルト駆動用の固定ギア53に噛合して回転伝達を行うものである。更に、可動ギアホルダ93dは、バケット90側のカム駆動モータ960を含む適宜な駆動手段によって、図3(b)に示されるバケット90の側壁部に設けられた軸支部93cを中心に回動駆動される。これにより、可動ギア93も軸支部93cを中心に回動駆動されることとなる。このような回転駆動及び回動駆動により、商品収納搬出コラム400に収納された商品列の先頭商品11をバケット90に搬送するとき、可動ギア93は、可動ギアホルダ93dが時計方向に回動することによって、固定ギア53のY方向下部に対してY方向下方から噛合し(図3(b)の実線)、当該搬送停止時にはバケット90内に退避するものである(図3(b)の点線)。
【0025】
図4を参照しつつ、上記した商品検知センサ91(図3)及び上記したコンベア85(図3)を動作させるための駆動手段を説明する。図4は、これらの駆動手段の要部構成例の斜視図である。カム駆動モータ960は、バケット90の図3に示される側壁部に設けられており、当該カム駆動モータ960の回転軸と同軸に固着されたギア962の回転は、ギア964、ギア966、ギア968を介して、カム溝付ギア970に伝達される。カム溝付ギア970には、図4における紙面の裏側に螺旋形状をなすカム溝970a(カム、図5)が設けられている。
【0026】
図4に示されるように、商品検知センサ91の受光部91aは、支持部材101aの一端に連結保持され、当該支持部材101aに設けられたカム従動子107がカム溝970aに嵌合している。支持部材101aの軸支部103aと、当該支持部材101aと対称な形状を有する支持部材101bの軸支部103bとは、支持部材用軸105に軸支されている。一方、投光部91bも支持部材101bに連結保持されている。後述するように、このような構成を有する商品検知センサ91の受光部91a及び投光部91bは、カム従動子107がカム溝付ギア970の回転に伴って当該カム溝付ギア970の動径方向に移動することによって、バケット90の両側壁部から商品搬送方向(Z方向)に進退移動可能となっている。
【0027】
図3及び図4に示されるように、コンベア85は、商品収納搬出コラム400の開口部から繰り出された商品11をバケット90内に引き込むためのベルト式の商品搬送手段である。このコンベア85は、コンベア駆動モータ1006によって回転駆動される駆動プーリ851、従動プーリ853、及び当該2つのプーリ851、853で張架されて駆動されるバケット用コンベア・ベルト(第2駆動ベルト)857を備えたものである。ここで、本実施の形態のバケット用コンベア・ベルト857は、例えば合成繊維の帯状織布をループ状に繋げたエンドレスベルトである。これにより、バケット用コンベア・ベルト857は、バケット90のZ方向後方(商品取得口側)から受けた商品11を、Z方向前方(商品払出口側)へ搬送することができる。
【0028】
また、図3及び図4に示されるように、コンベア85は、駆動プーリ851にてバケット90の側壁部に軸支され、コンベア支持部材1004a、1004bに支持されている。このコンベア支持部材1004a、1004bの一端部は支持部材101a、101bの軸支部1002a、1002bに回動自在に連結され、他端部1010a、1010bはコンベア85内で当該コンベア85を支持するコンベア用軸1007の両端のコンベア支持部1010a、1010bに連結されている。
【0029】
図5に示されるように、本実施の形態のコンベア85は、(a)水平となったり(商品払出口側が商品取得口側と水平となる)、(b)バケット90のZ方向前方に傾斜したり(商品払出口側が商品取得口側より下方へ傾斜する)(b)する構成を有している。図5は、本実施の形態のコンベア85とともに商品検知センサ91の移動動作をさせるための駆動手段の要部構成例の側面図である。本実施の形態においては、カム溝付ギア970の内方側面には、カム溝970aが設けられている。このカム溝970aは、図5に示される“A”点から“B”点にかけて等しい半径rを有し、“B”点から“C”点にかけてrからRまで徐々に大きくなる半径を有し、“C”点から“D”点にかけて等しい半径Rを有する円周に沿った形状をなしている。
【0030】
図5(a)に示されるように、カム溝付ギア970が、カム溝970aの“A”点と“B”点との間(半径r)にカム従動子107が嵌合するような回転状態にあるとき、支持部材101aは、軸支部103aから当該カム従動子107までがY方向に対してZ方向前方に傾斜する配置をとるようになっている。これにより、支持部材101aに対して軸支部1002aにて軸支されるコンベア支持部材1004aにおけるコンベア支持部1010aはY方向下方に押し下げられる。バケット90の他側壁部に設けられたコンベア支持部1010b(図4)もコンベア支持部1010aの場合と対称な配置をとるようになっている。よって、コンベア85はZ方向前方に傾斜する位置をとれる。これと同期して、商品検知センサ91も、バケット90の側壁部に退避する方向(Z方向前方)に移動できる。
【0031】
図5(b)に示されるように、カム溝付ギア970が、カム溝970aの“C”点と“D”点との間(半径R)にカム従動子107が嵌合するような回転状態にあるとき、支持部材101aは、軸支部103aから当該カム従動子107までがY方向に沿う配置をとるようになっている。これにより、支持部材101aに対して軸支部1002aにて軸支されるコンベア支持部材1004aにおけるコンベア支持部1010aはY方向上方に押し上げられる。バケット90の他側壁部に設けられたコンベア支持部1010b(図4)もコンベア支持部1010aの場合と対称な配置をとるようになっている。よって、コンベア85は水平な位置をとれる。これと同期して、商品検知センサ91も、バケット90の側壁部から突出する方向(Z方向前方)に移動できる。
【0032】
後述するように、バケット90の状態が、図5(a)に示される商品検知センサ91が退避し且つコンベア85がZ方向前方に傾斜した状態と、図5(b)に示される商品検知センサ91が突出し且つコンベア85が水平な状態との間を遷移するために、カム溝付ギア570のカム溝570aは、“B”点から“C”点にかけてrからRまで徐々に大きくなる半径を有する円弧の形状をなしている。本実施の形態においては、この円弧の中心角はおよそ45°である。
【0033】
尚、本実施の形態においては、商品11は、バケット90の商品払出口に設けられた跳ね上げ式扉(開閉扉、図3及び図4)86を自重で押し開いて商品取出部16へ排出されるようになっている。跳ね上げ式扉86は常時閉じるようにバネ(不図示)付勢されており、コンベア85がバケット90のZ方向前方へ傾斜させられるときにコンベア85上の商品11の自重により押し開かれるようになっている。本実施の形態のバケット90は、跳ね上げ式扉86を当該バケット90の商品払出口に固定して跳ね上げ動作を禁止する係止部(不図示)を備えているものとする。この係止部は、カム溝付ギア970の回転により当該カム溝付ギア970の外方側に設けられた突起部970bが、下方にバネ(不図示)付勢された解除部材1008を持ち上げるときに解除されるようになっている。
【0034】
<<<バケットの動作の制御>>>
図6は、本実施の形態のバケット90における後述する動作を制御するための制御ブロック図である。図6に示される制御部200は、前述したバケット駆動モータ910を駆動してバケット90をXY方向に移動させる移動制御を行い、前述したカム駆動モータ960と、可動ギア93を回転させるための可動ギア駆動モータ988と、前述したコンベア駆動モータ1006とを駆動して商品11の取得及び払出制御を行うものである。
【0035】
RAM204は、例えば、バケット90が商品収納搬出コラム400の位置を識別し当該位置に移動すべく、バケット90のXY座標位置に関する情報を記憶するものである。具体的には、本実施の形態のバケット駆動モータ910は、回転量に相当する数のパルス信号を出力するステッピングモータ又はパルスモータであり、当該パルス信号数が例えば前記のX座標位置に対応する。バケット位置検知センサ902、903からの検知信号出力時にバケット駆動モータ910から出力されるパルス信号の数が、バケット90のX座標位置の初期設定値としてRAM204に記憶される。
【0036】
ROM206は、上記した制御部200を動作させる適宜なプログラムを記憶するものである。
【0037】
また、後述するように、本実施の形態において、商品収納搬出コラム400からバケット90への商品11の受け渡しは、可動アーム92及び可動ギア93の回動と、商品検知センサ91の移動と、コンベア85の姿勢の移動とが協働することにより実施される。これらの動作は、カム溝付ギア970に嵌合するように設けられた例えばロータリースイッチ971によって検知されるカム溝付ギア970の回転角度に応じて制御される。
【0038】
===シースルー型自動販売機の動作===
前述した構成を有するシースルー型自動販売機のバケット90が商品収納搬出コラム400から商品11を取得し、当該商品11を商品取出部16まで搬送し、当該商品11を当該商品取出部16にて払い出すまでの動作について、図7乃至図9を参照しつつ説明する。
【0039】
<<<商品の取得>>>
図7は、バケット90が商品収納搬出コラム400から商品11を取得する動作例を示す側面図である。商品取得口が商品収納搬出コラム400の開口部に対向するように位置したバケット90のカム駆動モータ960が駆動され、カム溝付ギア970が図7において時計回りに回転する。カム溝付ギア970は、カム溝970aに対してカム従動子107が“C”点と“D”点との間で嵌合するまで回転して停止する。図7に示されるカム溝付ギア970は、カム溝970aに対してカム従動子107が“C”点で嵌合している。このとき、図5に示された構成によって、コンベア85は水平となっている。本実施の形態においては、上記“C”点と“D”点との間で、カム溝付ギア570に適宜なギア(不図示)を介して連結された適宜なカム(不図示)が回転し、当該カム(不図示)と軸を同じくする可動アーム92が商品収納搬出コラム400の可動ストッパ70を押し下げ、当該カム(不図示)と軸を同じくする可動ギア93が商品収納搬出コラム400の固定ギア53と噛合する。また、商品検知センサ91は、バケット90の両側壁から突出する。
【0040】
可動ギア駆動モータ988によって駆動される可動ギア93の図7における反時計回りの回転が固定ギア53に伝達されると、商品搬送ユニット用コンベア・ベルト43は、図7の矢印に示されるように移動する。これとともに、コンベア駆動モータ1006によって駆動プーリ851が図7における時計回りに回転し、バケット用コンベア・ベルト857も、図7の矢印に示されるように移動する。これにより、商品11がZ方向前方に移動する。商品11が図7における“I”状態から“J”状態を経て“K”状態に至るとき、商品検知センサ91における投光部91b(図4)から受光部91a(図4)への光路が商品11によって一旦遮断された後にまた回復し、バケット90による当該商品11の取得が検知される。制御部200(図6)は、この商品検知センサ91からの検知信号に基づいて、可動ギア駆動モータ988及びコンベア駆動モータ1006の駆動を停止させる。
【0041】
図7に示されるように、本実施の形態においては、商品搬送ユニット用コンベア・ベルト43はバケット用コンベア・ベルト857とZ方向に平行であり、商品収納搬出コラム400からバケット90への商品11の受け渡し時に、当該商品11は当該バケット用ベルト857に対して大きな接触面積を有している。よって、商品収納搬出コラム400の商品11はバケット90へ安定して受け渡される。
【0042】
<<<商品の搬送>>>
図8は、バケット90が商品収納搬出コラム400から商品11を取得してから当該商品11を保持して商品取出部16まで搬送する動作例を示す側面図である。商品取得口が商品収納搬出コラム400の開口部に対向するように位置したバケット90のカム駆動モータ960が駆動され、カム溝付ギア970が図8において反時計回りに回転する。カム溝付ギア970は、カム溝970aに対してカム従動子107が“A”点と“B”点との間で嵌合するまで回転して停止する。図8に示されるカム溝付ギア970は、カム溝970aに対してカム従動子107が“A”点及び“B”点の間の“A1”点で嵌合している。上記の過程で、カム溝付ギア970が図8において反時計回りに45°回転することにより、カム従動子107は、カム溝970aにおける前述したRからrまで徐々に半径が小さくなる円弧の形状をなす部分(“BC”間)に沿って、カム溝付ギア970の動径方向に移動する。これにより、コンベア85はZ方向前方へ傾斜し、商品検知センサ91は、バケット90の両側壁内に退避する。また、カム溝付ギア570に適宜なギア(不図示)を介して連結された適宜なカム(不図示)が回転し、当該カム(不図示)と軸を同じくする可動アーム92が商品収納搬出コラム400の可動ストッパ70の押下を解除し、当該カム(不図示)と軸を同じくする可動ギア93の商品収納搬出コラム400の固定ギア53に対する噛合が解除される。
【0043】
図8に示されるように、商品11は、その上部がバケット90の商品払出口に設けられた跳ね上げ式扉86に当接し、その重心が扉寄りとなる(“L”状態)。よって、商品11を保持するバケット90が商品取出部16へ移動するときには、例えば当該バケット90の振動等によって当該商品11が商品取得口から転落することが防止される。
【0044】
<<<商品の払出>>>
図9は、バケット90が商品取出部16にて商品11を払い出す動作例を示す側面図である。商品払出口が商品取出部16に対向するように位置したバケット90のカム駆動モータ960が駆動され、カム溝付ギア970が図9において反時計回りに回転する。カム溝付ギア970は、カム溝970aに対してカム従動子107が“A2”点で嵌合するまで回転して停止する。ここで、“A2”点は“A”点及び“A1”点の間に位置するものである。このとき、図5に示された構成によって、コンベア85はZ方向前方へ傾斜したままである。前記の回転によって、カム溝付ギア970の外方側に設けられた突起部970bが反時計方向に回動し、下方にバネ(不図示)付勢された解除部材1008を持ち上げる。この解除部材1008の動作によって、跳ね上げ式扉86をバケット90の商品払出口に固定して跳ね上げ動作を禁止する係止部(不図示)が解除され、商品11は、跳ね上げ式扉86を自重で押し開く。また、コンベア駆動モータ1006によって、駆動プーリ851は図9における時計回りに回転し、バケット用コンベア・ベルト857は、図9の矢印に示されるように移動する。これにより、商品11は、例えば“L”状態、“M”状態、及び“N”状態を経て、Z方向前方に移動し払い出される(“O”状態)。
【0045】
本実施の形態においては、商品11を保持するバケット90が商品取出部16にあっては、バケット用コンベア・ベルト857の傾斜に案内されて当該商品11が円滑に払い出される。従って、バケット90は商品11を確実に搬送できる。
【0046】
また、本実施の形態においては、バケット用コンベア・ベルト857の傾斜の動作と、当該バケット用コンベア・ベルト857の面の移動の動作とをカム溝付ギア570の回転に同期させて行うことができる。この同期した動作により、商品収納搬出コラム400の商品11をバケット90に確実に受け渡しできる。また、この同期した動作をカム駆動モータ960及びコンベア駆動モータ988の2つの駆動源で行えるために、低消費電力の自動販売機を実現できる。
【0047】
===その他の実施の形態===
前述した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
【0048】
前述した実施の形態においては、商品搬送ユニット用コンベア・ベルト43において商品11が載置される面と、バケット用コンベア・ベルト857において商品11が載置される面とはともに水平であり、Y方向に同じ高さを有するとした(図3及び図7)。これにより、商品11とバケット用コンベア・ベルト857とが受け渡し時に比較的大きな面積をもって接触し、当該商品11は確実に搬送される。但し、2つのコンベア・ベルト43、857の相対位置は、これに限定されるものではない。例えば、商品搬送ユニット用コンベア・ベルト43において商品11が載置される面が、バケット用コンベア・ベルト857において商品11が載置される面に対してY方向により高くてもよい。2つのコンベア・ベルト43、857がこのような相対位置をとっても、商品11は高い位置から低い位置に円滑に受け渡され、当該商品11は確実に搬送される。
【0049】
<<<コンベア・ローラ>>>
前述した実施の形態においては、商品搬送ユニット用コンベア・ベルト43及びバケット用コンベア・ベルト857ともに、合成繊維の帯状織布をループ状に繋げたエンドレスベルトとしたが、これに限定されるものではない。商品搬送ユニット用コンベア・ベルト43及びバケット用コンベア・ベルト857は、商品11をZ方向に搬送する搬送体であればよい。
【0050】
図10に示されるように、例えば少なくとも1つが回転駆動可能な複数のローラ4300がZ方向に並設されたものを商品収納搬出コラム4000における商品11の搬送体(コンベア・ローラ)としてもよい。また、図10に示されるように、例えば少なくとも1つが回転駆動可能な複数のローラ8500がZ方向に並設されたものをバケット9000における商品11の搬送体(コンベア・ローラ)としてもよい。複数のローラ4300、8500の駆動手段としては、単一モータ(不図示)の駆動をギア等の駆動伝達機構(不図示)を用いて当該並設される全てのローラ4300、8500に伝達するのが、回転同期がとれて効果的である。
【0051】
ここで、バケット9000において並設された複数のローラ8500はユニット化されており、例えば当該ユニット自体が当該バケット9000と結合されているものとする。図10に示されるように、このユニットは、適宜な機構を用いてZ方向前方に傾斜するものである。このような商品収納搬出コラム4000及びバケット9000を有する自動販売機において、商品11は確実に搬送される。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、バケットが確実に商品を搬送する自動販売機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のシースルー型自動販売機の外観構成例を示す正面図である。
【図2】本実施の形態の商品棚及び商品収納搬出コラムの要部構成例を示す分解斜視図である。
【図3】本実施の形態のバケット及び商品収納搬出コラムの開口部の要部構成例を示す側面図である。
【図4】本実施の形態のバケットの商品検知センサ及びコンベアを移動させるための駆動手段の要部構成例の斜視図である。
【図5】本実施の形態のバケットの商品検知センサ及びコンベアを移動させるための駆動手段の要部構成例の側面図である。
【図6】本実施の形態のバケットの動作を制御するための制御ブロック図である。
【図7】本実施の形態のバケットの動作例を示す側面図である。
【図8】本実施の形態のバケットのもう一つの動作例を示す側面図である。
【図9】本実施の形態のバケットの更にもう一つの動作例を示す側面図である。
【図10】本実施の形態のバケット及び商品収納搬出コラムの要部構成例を示す側面図である。
【符号の説明】
85 コンベア
851 駆動プーリ
853 従動プーリ
857 バケット用コンベア・ベルト
90 バケット
91 商品検知センサ
91a 受光部
91b 投光部
101a、101b 支持部材
103a、103b、1002a、1002b 軸支部
105 支持部材用軸
107 カム従動子
960 カム駆動モータ
962、964、966、968 ギア
970 カム溝付ギア
970a カム溝
970b 突起部
1004a、1004b コンベア支持部材
1010a、1010b コンベア支持部

Claims (3)

  1. 第1駆動ベルト上に載置されている商品列を先頭商品側へ搬送する商品搬送ユニットと、商品が取り出される商品取出部と、前記商品搬送ユニットと対向して前記商品列の先頭商品を取得する商品取得口、前記商品取得口の反対側で前記商品取出部と対向して前記先頭商品を開閉扉を介して払い出す商品払出口、を有し、前記先頭商品を取得する際に前記商品搬送ユニットと前記商品取出部との間を移動するバケットと、を備えた自動販売機において、
    前記バケットは、
    前記商品取得口が前記商品搬送ユニットと対向して前記先頭商品を取得するとき、前記商品払出口側が前記商品取得口側と水平となり、前記商品搬送ユニットと対向する位置から前記商品取出部へ移動するとき及び前記商品払出口が前記商品取出部と対向して前記先頭商品を払い出すとき、前記商品払出口側が前記商品取得口側より下方へ傾斜する第2駆動ベルトを、有することを特徴とする自動販売機。
  2. 前記商品取得口が前記商品搬送ユニットと対向して前記先頭商品を取得するとき、及び、前記商品払出口が前記商品取出部と対向して前記先頭商品を払い出すとき、前記先頭商品が載置される前記第2駆動ベルトの面は、前記商品取得口側から前記商品払出口側へ移動することを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
  3. 前記第2駆動ベルトを傾斜させるためのカムと、前記カムの回転角度に応じて、前記第2駆動ベルトの面を、前記商品払出口側が前記商品取得口側と水平となる位置と前記商品取得口側より下方へ傾斜する位置との間で移動させる連結機構部と、を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の自動販売機。
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