JP2005010773A - 光反射フィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】次の(1)〜(3)の3つの要件を満たすことを特徴とする光反射フィルム。(1)フィルムの片面に光隠蔽層を有すること。(2)光隠蔽層を有しない面の平均反射率が90%以上であること。(3)光学濃度が2.0以上であること。
【選択図】なし
Description
そこで、以上のような問題に対して、従来、次のような対策が講じられてきた。
しかし、これら対策をもってしても、光隠蔽性の飛躍的な向上は達成されておらず、輝度ムラもほとんど改善されていない。
(I)バインダー樹脂に金属、金属酸化物、カーボンブラック等の光隠蔽成分を添加し光反射層の片面にコーティングする方法
(II)光反射層の片面に蒸着法もしくはスパッタ法などの真空成膜法により金属膜、金属酸化物膜を形成する手法
(III)光反射層の片面に光隠蔽層が積層されるように共押出しする手法
(IV)光反射層の片面にゾル−ゲル法を用いて金属酸化物膜を形成する手法
(V)溶液から金属等を析出させるメッキ法
中でも(I)、(II)の手法を用いることが光隠蔽性や生産性の点から好ましい。以下、本発明の好ましい例として(I)〜(II)の手法について詳述する。
n^(ハット)=n−ik
ここで、n^(ハット)は複素屈折率、nは屈折率、iは虚数単位である。消衰係数kは可視光領域において、1以上であることが好ましく、より好ましくは2以上、さらに好ましくは3以上である。かかる消衰係数kを有する光隠蔽成分の例としては、各種金属が挙げられ、中でも銀(消衰係数2.9)、アルミニウム(6.0)、金(1.8)、銅(2.4)、鉄(3.9)、インジウム(2.1)、鉛(3.8)、白金(3.5)、亜鉛(3.9)などが好適に用いられる。なお、非金属物質などでは消衰係数を容易に求めることができない場合も多いが、このような場合は次に述べる隠蔽力を用いて光隠蔽性・光吸収性の度合いを知ることができる。
A種:葉状金属(アルミニウム、銀、白金など)。
B種:光吸収性に優れた顔料(球状もしくは不定形の酸化金属(アナターゼ型酸化チタン、ルチル型酸化チタン酸化鉄、酸化アルミニウム)、球状もしくは不定形の黒色顔料(カーボンブラック、アセチレンブラック))。
1.金属、金属酸化物、ブラックカーボンから選択される一以上の光隠蔽成分およびバインダー樹脂が添加された溶媒中に分散させ、塗液を作成する。この塗液を先ほど巻き取ったフィルム(光反射層)上に公知の塗布手段により塗布することにより、光隠蔽層を作成することができる。次いで、塗液を乾燥させることにより、光反射層の片面に光隠蔽層が形成された本発明の光反射フィルムを得ることができる。
2.蒸着法もしくはスパッタ法により金属および/または金属酸化物の膜を先ほど巻き取ったフィルム(光反射層)上に形成することにより、光隠蔽層を作成することができ、光反射層の片面に光隠蔽層が形成された本発明の光反射フィルムを得ることができる。
(1)光反射層の平均反射率
分光光度計U−3410((株)日立製作所)にφ60積分球130−0632((株)日立製作所)および10℃傾斜スペーサーを取りつけた状態で400〜700nmの反射率を10nm毎に測定し、その単純平均を算出した。平均反射率は、光反射層の両面について求め、高い方の値を該光反射層の平均反射率として採用した。
(1)と同様の手法で、光隠蔽層が設けられていない面(光反射面)について平均反射率を測定した。
マクベス透過・反射兼用濃度計TR−927(サカタインクス(株))を用いて光反射層の透過濃度を測定した。なお、用いた分光感度特性はオルソマチックである。フィルター位置の色表示は“白”である。サンプル測定前は当該機器に附属の説明書の記載に則り、ゼロ点合わせおよび標準板の数値確認を行った。
(3)と同様の手法で、光反射フィルムの透過濃度を測定した。
バックライトにフィルムを組み込み、輝度測定を行った。用いたバックライトは、評価用に用意したノートパソコンに使用される直管一灯型サイドライト式バックライト(14.1インチ)である。ここで光反射フィルムの光反射面を導光板側とした。また、バックライト上には拡散シート、プリズムシート等のシートは全く載せていない。測定は、バックライト面を2×2の4区画に分け、点灯1時間後の輝度を求めることによって行った。輝度はトプコン社製のBM−7を用いて測定した。測定は暗室で行い、測定地点とBM−7の距離が75cmとなるように、かつ、バックライト上面の法線方向(正面方向)の輝度が測定できるようにBM−7を設置した。尚、測定角は1°、測定レンジはオートで行った。
バックライトに光反射フィルムを組み込む前に、光反射フィルムの導光板とは対峙しない面(光隠蔽層を有する面)に、厚さ2mmの無着色ステンレスからなる図1に示す骨組を敷設した以外は(5)と同様の方法を用いてバックライトへ組み込み、バックライトを点灯させ、輝度ムラを目視にて観察した。図1は、画面輝度均一性(輝度ムラ性)試験を行うのに用いた同試験用ステンレス骨組を示した概略モデル図であり、1はステンレス部、12は空隙部を示している。
(5)で使用したバックライトに附属のランプリフレクターを測定対象の光反射フィルムに置換した系において、ランプリフレクター部からの光漏れについて観察した。ここで、ランプリフレクターによって覆われる蛍光管の直径は2mmである。観察の結果、光漏れがほとんど観察されないものを◎、若干観察されるものを○、明らかに観察されるものを△、光漏れの程度が著しいものを×とした。実用的には◎および○が合格である。
実施例1
押出し機に樹脂成分(a)としてPETを89重量%、非相溶成分(b)としてポリメチルペンテンを10重量%添加し、分散剤としてポリエチレングリコールを1重量%加え混合したペレットを供給した。次いで所定の方法により、押出し機より押出しを行い、静電印加法により鏡面のキャストドラム上で冷却してシートを作成した。この単層シートを温度85℃で長手方向に3.1倍に延伸し、続いてテンターにて95℃の予熱ゾーンを通して100℃で巾方向に3.3倍に延伸した。さらに210℃にて30秒間熱処理し、膜厚40μmの光反射層を得た。得られた光反射層の光反射率は86%、光学濃度は0.80であった。
得られた光反射層の片面に下記の塗材を乾燥後の平均厚みが10μmになるように塗布し、120℃で2分間乾燥させることにより光隠蔽層を形成し、総膜厚50μmの光反射フィルムを得た。
塗材にはトルエン2部(重量部、以下同じ)からなる溶媒中に、バインダー樹脂としてアクリルポリオールであるアクリディックA−807を1部(固形分50%(大日本インキ化学工業(株)))、光隠蔽成分として葉状アルミニウム粒子であるアルペーストF.Z−U75c(固形分50%(東洋アルミニウム(株)))を1部、それぞれ撹拌添加したものを用いた。
かかる手法で得られた光反射フィルムの光反射率は92.5%、光学濃度は2.1であった。また、バックライト輝度は3180cd/m2 であり、画面輝度均一性は○、ランプハウスからの光漏れは○であった。このように、本発明の光反射フィルムは高光反射性・高光隠蔽性を示し、それを用いた面光源も良好な画面輝度均一性および高輝度特性を示した。
押出し機に樹脂成分(a)としてPETを89重量%、非相溶成分(b)としてポリメチルペンテンを10重量%添加し、分散剤としてポリエチレングリコールを1重量%加え混合したペレットを供給した。次いで所定の方法により、押出し機より押出しを行い、静電印加法により鏡面のキャストドラム上で冷却してシートを作成した。この単層シートを温度86℃で長手方向に3.1倍に延伸し、続いてテンターにて97℃の予熱ゾーンを通して103℃で巾方向に3.3倍に延伸した。さらに210℃にて30秒間熱処理し、膜厚75μmの光反射層を得た。得られた光反射層の光反射率は92%、光学濃度は1.0であった。
得られた光反射層の片面に下記の塗材を乾燥後の平均厚みが10μmになるように塗布し、120℃で2分間乾燥させることにより光隠蔽層を形成し、総膜厚85μmの光反射フィルムを得た。
塗材にはトルエン1部(重量部、以下同じ)からなる溶媒中に、バインダー樹脂としてアクリルポリオールであるアクリディックA−807を1部(固形分50%(大日本インキ化学工業(株)))、光隠蔽成分として粒状カーボンブラック#960(固形分100%(三菱化学(株)))を1部、それぞれ撹拌添加したものを用いた。
かかる手法で得られた光反射フィルムの光反射率は91.0%、光学濃度は2.8であった。また、バックライト輝度は3220cd/m2 であり、画面輝度均一性は◎、ランプハウスからの光漏れは◎であった。このように、本発明の光反射フィルムは高光反射性・高光隠蔽性を示し、それを用いた面光源も非常に良好な画面輝度均一性および高輝度特性を示した。
押出し機に樹脂成分(a)としてPETを89重量%、非相溶成分(b)としてポリメチルペンテンを10重量%添加し、分散剤としてポリエチレングリコールを1重量%加え混合したペレットを供給した。次いで所定の方法により、押出し機より押出しを行い、静電印加法により鏡面のキャストドラム上で冷却してシートを作成した。この単層シートを温度87℃で長手方向に3.1倍に延伸し、続いてテンターにて99℃の予熱ゾーンを通して104℃で巾方向に3.3倍に延伸した。さらに210℃にて30秒間熱処理し、膜厚100μmの光反射層を得た。得られた光反射層の光反射率は95%、光学濃度は1.1であった。
得られた光反射層の片面に真空蒸着機(真空度:0.1mTorr以下)を用いて銀(純度99.9%以上)を1000nm蒸着することによって光隠蔽層を形成し、膜厚101μmの光反射フィルムを得た。
かかる手法で得られた光反射フィルムの光反射率は98.0%、光学濃度は3.2であった。また、バックライト輝度は3400cd/m2 であり、画面輝度均一性は◎、ランプハウスからの光漏れは◎であった。このように、本発明の光反射フィルムは高光反射性・高光隠蔽性を示し、それを用いた面光源も非常に良好な画面輝度均一性および高輝度特性を示した。
押出し機に樹脂成分(a)としてPETを89重量%、非相溶成分(b)としてポリメチルペンテンを10重量%添加し、分散剤としてポリエチレングリコールを1重量%加え混合したペレットを供給した。次いで所定の方法により、押出し機より押出しを行い、静電印加法により鏡面のキャストドラム上で冷却してシートを作成した。この単層シートを温度90℃で長手方向に3.1倍に延伸し、続いてテンターにて105℃の予熱ゾーンを通して110℃で巾方向に3.3倍に延伸した。さらに215℃にて30秒間熱処理し、膜厚250μmの光反射層を得た。得られた光反射層の光反射率は98.2%、光学濃度は2.1であった。
得られた光反射層の片面に下記の塗材を乾燥後の平均厚みが10μmになるように塗布し、120℃で2分間乾燥させることにより光隠蔽層を形成し、総膜厚260μmの光反射フィルムを得た。
塗材にはトルエン4部(重量部、以下同じ)からなる溶媒中に、バインダー樹脂としてアクリルポリオールであるアクリディックA−807を2部(固形分50%(大日本インキ化学工業(株)))、光隠蔽成分として葉状アルミニウム粒子であるアルペーストF.Z−U75c(固形分50%(東洋アルミニウム(株)))を1部と球状の酸化チタン粒子であるKA−15(固形分100%(チタン工業(株)))を1部、それぞれ撹拌添加したものを用いた。
かかる手法で得られた光反射フィルムの光反射率は98.3%、光学濃度は2.6であった。また、バックライト輝度は3450cd/m2 であり、画面輝度均一性は◎であった。このように、本発明の光反射フィルムは高光反射性・高光隠蔽性を示し、それを用いた面光源も非常に良好な画面輝度均一性および高輝度特性を示した。
押出し機に樹脂成分(a)としてPETを89重量%、非相溶成分(b)としてポリメチルペンテンを10重量%添加し、分散剤としてポリエチレングリコールを1重量%加え混合したペレットを供給した。次いで所定の方法により、押出し機より押出しを行い、静電印加法により鏡面のキャストドラム上で冷却してシートを作成した。この単層シートを温度87℃で長手方向に3.1倍に延伸し、続いてテンターにて99℃の予熱ゾーンを通して104℃で巾方向に3.3倍に延伸した。さらに210℃にて30秒間熱処理し、膜厚100μmの光反射層を得た。得られた光反射層の光反射率は95%、光学濃度は1.1であった。
得られた光反射層の片面に真空スパッタ装置を用いて、五酸化二ニオブを40nm、二酸化ケイ素を60nm、銀を70nmの順にスパッタすることによって光隠蔽層を形成し、膜厚100μmの光反射フィルムを得た。
かかる手法で得られた光反射フィルムの光反射率は98.8%、光学濃度は3.5であった。また、バックライト輝度は3430cd/m2 であり、画面輝度均一性は◎、ランプハウスからの光漏れは◎であった。このように、本発明の光反射フィルムは高光反射性・高光隠蔽性を示し、それを用いた面光源も非常に良好な画面輝度均一性および高輝度特性を示した。
押出し機に樹脂成分(a)としてPETを89重量%、非相溶成分(b)としてポリメチルペンテンを10重量%添加し、分散剤としてポリエチレングリコールを1重量%加え混合したペレットを供給した。次いで所定の方法により、押出し機より押出しを行い、静電印加法により鏡面のキャストドラム上で冷却してシートを作成した。この単層シートを温度85℃で長手方向に3.1倍に延伸し、続いてテンターにて95℃の予熱ゾーンを通して100℃で巾方向に3.3倍に延伸した。さらに210℃にて30秒間熱処理し、膜厚40μmの光反射フィルムを得た。得られた光反射フィルムの光反射率は86%、光学濃度は0.80、バックライト輝度は2530cd/m2 であり、画面輝度均一性は×、ランプハウスからの光漏れは×であった。
押出し機に樹脂成分(a)としてPETを89重量%、非相溶成分(b)としてポリメチルペンテンを10重量%添加し、分散剤としてポリエチレングリコールを1重量%加え混合したペレットを供給した。次いで所定の方法により、押出し機より押出しを行い、静電印加法により鏡面のキャストドラム上で冷却してシートを作成した。この単層シートを温度86℃で長手方向に3.1倍に延伸し、続いてテンターにて97℃の予熱ゾーンを通して103℃で巾方向に3.3倍に延伸した。さらに210℃にて30秒間熱処理し、膜厚75μmの光反射層を得た。得られた光反射層の光反射率は92%、光学濃度は1.0であった。
得られた光反射層の片面に下記の塗材を乾燥後の平均厚みが10μmになるように塗布し、120℃で2分間乾燥させることにより光隠蔽層を形成し、総膜厚85μmの光反射フィルムを得た。
塗材にはトルエン1部(重量部、以下同じ)からなる溶媒中に、バインダー樹脂としてアクリルポリオールであるアクリディックA−807を1部(固形分50%(大日本インキ化学工業(株)))、撹拌添加したものを用いた。
かかる光反射シートの光反射率は90.9%、光学濃度は1.3、バックライト輝度は2630cd/m2 であり、画面輝度均一性は×、ランプハウスからの光漏れは△であった。
押出し機に樹脂成分(a)としてPETを89重量%、非相溶成分(b)としてポリメチルペンテンを10重量%添加し、分散剤としてポリエチレングリコールを1重量%加え混合したペレットを供給した。次いで所定の方法により、押出し機より押出しを行い、静電印加法により鏡面のキャストドラム上で冷却してシートを作成した。この単層シートを温度87℃で長手方向に3.1倍に延伸し、続いてテンターにて99℃の予熱ゾーンを通して103℃で巾方向に3.3倍に延伸した。さらに210℃にて30秒間熱処理し、膜厚100μmの光反射層を得た。得られた光反射層の光反射率は95%、光学濃度は1.1であった。
得られた光反射層の片面に下記の塗材を乾燥後の平均厚みが10μmになるように塗布し、120℃で2分間乾燥させることにより光隠蔽層を形成し、総膜厚110μmの光反射フィルムを得た。
塗材にはトルエン2部(重量部、以下同じ)からなる溶媒中に、バインダー樹脂としてアクリルポリオールであるアクリディックA−807を1部(固形分50%(大日本インキ化学工業(株)))、シリコーン粒子であるトスパール120(固形分100%(GE東芝シリコーン(株))を1部、それぞれ撹拌添加したものを用いた。
かかる光反射シートの光反射率は93.5%、光学濃度は1.0、バックライト輝度は2750cd/m2 であり、画面輝度均一性は×、ランプハウスからの光漏れは△であった。
押出し機に樹脂成分(a)としてPETを89重量%、非相溶成分(b)としてポリメチルペンテンを10重量%添加し、分散剤としてポリエチレングリコールを1重量%加え混合したペレットを供給した。次いで所定の方法により、押出し機より押出しを行い、静電印加法により鏡面のキャストドラム上で冷却してシートを作成した。この単層シートを温度90℃で長手方向に3.1倍に延伸し、続いてテンターにて105℃の予熱ゾーンを通して110℃で巾方向に3.3倍に延伸した。さらに215℃にて30秒間熱処理し、膜厚250μmの光反射フィルムを得た。得られた光反射層の光反射率は98.2%、光学濃度は2.1、バックライト輝度は3300cd/m2 であったが、画面輝度均一性は△であった。また、光反射フィルムの膜厚が厚すぎるため、ランプリフレクターとして用いることはできなかった。
押出し機に樹脂成分(a)としてPETを89重量%、非相溶成分(b)としてポリメチルペンテンを10重量%添加し、分散剤としてポリエチレングリコールを1重量%加え混合したペレットを供給した。次いで所定の方法により、押出し機より押出しを行い、静電印加法により鏡面のキャストドラム上で冷却してシートを作成した。この単層シートを温度84℃で長手方向に3.1倍に延伸し、続いてテンターにて93℃の予熱ゾーンを通して100℃で巾方向に3.3倍に延伸した。さらに210℃にて30秒間熱処理し、膜厚15μmの光反射層を得た。得られた光反射層の光反射率は65%、光学濃度は0.42であった。
得られた光反射層の片面に下記の塗材を乾燥後の平均厚みが10μmになるように塗布し、120℃で2分間乾燥させることにより光隠蔽層を形成し、総膜厚25μmの光反射フィルムを得た。
塗材にはトルエン16部(重量部、以下同じ)からなる溶媒中に、バインダー樹脂としてアクリルポリオールであるアクリディックA−807を8部(固形分50%(大日本インキ化学工業(株)))、光隠蔽成分として葉状アルミニウム粒子であるアルペーストF.Z−U75c(固形分50%(東洋アルミニウム(株)))を4部と、粒状カーボンブラック#960(固形分100%(三菱化学(株)))を1部、それぞれ撹拌添加したものを用いた。
かかる光反射シートの光反射率は69.4%、光学濃度は1.0、バックライト輝度は2220cd/m2 であり、画面輝度均一性は×、ランプハウスからの光漏れは×であった。
2・・・空隙部
3・・・ランプリフレクター
4・・・蛍光管(冷陰極管)
5・・・反射板
6・・・導光板
7・・・リフレクター
8・・・他の光学フィルムおよび液晶セル等
Claims (5)
- 次の(1)〜(3)の3つの要件を満たすことを特徴とする光反射フィルム。(1)フィルムの片面に光隠蔽層を有すること。(2)光隠蔽層を有しない面の平均反射率が90%以上であること。(3)光学濃度が2.0以上であること。
- 内部に微細な気泡を含む平均反射率90%以上かつ光学濃度1.0以上の光反射層の片面に、該光隠蔽層が設けられて構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の光反射フィルム。
- 光隠蔽層が金属、金属酸化物、カーボンブラックから選ばれる一以上の光隠蔽成分とバインダー樹脂を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の光反射フィルム。
- 光隠蔽層が蒸着法もしくはスパッタ法により形成された金属膜および/または金属酸化物膜よりなることを特徴とする請求項1または2に記載の光反射フィルム。
- 光反射フィルムの厚みが110μm以下であることを特徴とする請求項1〜4に記載の光反射フィルム。
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