JP2005010433A - 光ファイバテープ心線の分岐方法および光ファイバテープ心線 - Google Patents

光ファイバテープ心線の分岐方法および光ファイバテープ心線 Download PDF

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Atsushi Suzuki
厚 鈴木
Kaoru Okuno
薫 奥野
Takashi Fujii
隆志 藤井
Tomoyuki Hattori
知之 服部
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Abstract

【課題】容易且つ安全に光ファイバを分岐することのできる光ファイバテープ心線の分岐方法および光ファイバテープ心線を提供する。
【解決手段】複数本の光ファイバ11、11Aを互いに接触させて並列に並べ20μm以下の厚さの外被12、12Aで一括被覆した光ファイバテープ心線10、10Aに、光ファイバ11、11Aの並列する側面に接着テープ20を貼り付け、その後接着テープ20を剥がすことにより、外被12、12Aを剥がして光ファイバテープ心線10、10Aから光ファイバ11、11Aを分岐する。この際、光ファイバテープ心線10、10Aの光ファイバ11、11Aが並列する側面に補助材21を置き、接着テープ20をその一端20aが補助材21の上に位置するように貼り付ける。その後、補助材21を、接着テープ20が貼られた側の端部21aを支点として起こして移動させて接着テープ20を剥がす。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ファイバテープ心線の分岐方法および光ファイバテープ心線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の光ファイバテープ心線の分岐方法としては、剪断力により光ファイバを一括被覆している外被を切断して光ファイバを分岐するものがある(例えば、特許文献1参照)。図6に示すような分岐工具100では、凸状の刃部101aを有する上刃101と、この凸状の刃部101aが嵌合する凹状の刃部102aを有する下刃102との協働により、上刃101と下刃102の間に位置決めされた光ファイバテープ心線103を所望の本数、例えば1本、2本、1本に分岐するものがある。
また、切削刃を外被に切り込ませて、切削刃と抑え部材で光ファイバテープ心線を挟んで光ファイバテープ心線を相対的に移動させて外被を除去するものもある(例えば、特許文献2参照。)。
また、光ファイバテープ心線に当て部材を接着剤で接着させて、光ファイバテープ心線から該当て部材を引き離すことにより、光ファイバテープ心線の外部被覆を剥離させるものがある(例えば、特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−75929号公報(第3頁、第1図)
【特許文献2】
特開平8−114713号公報(第3、4頁、第1図)
【特許文献3】
特許登録第2637411号公報(第2頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した特許文献1や図6に示されている技術においては、刃が光ファイバテープ心線103に含まれている光ファイバ104まで届く場合がある。このため、刃と光ファイバテープ心線103の相対的位置がずれたり、あるいは光ファイバテープ心線103に含まれる光ファイバ104のピッチがずれて製造されているような場合には、刃が光ファイバ104を傷つけて光ファイバの伝送損失が増加して信号が伝わらなくなるおそれがある。
また、特許文献2に示されている技術においては、光ファイバテープ心線103に含まれている光ファイバ104を一括してテープ状にまとめている外被の両外側面を剥ぐことができるが、隣接する光ファイバ104間を連結している部分には傷を付けることができないため、光ファイバ104の分岐には必ずしも効果的ではない。
さらに、光ファイバテープ心線103の光ファイバ104が1本でも信号を伝えている活線状態であれば、前述した分岐方法では光ファイバ104を分岐することができない。
【0005】
本発明の目的は、容易且つ安全に光ファイバを活線分岐することのできる光ファイバテープ心線の分岐方法および光ファイバテープ心線を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明にかかる光ファイバテープ心線の分岐方法は、複数本の光ファイバを並列に並べ20μm以下の厚さの外被で一括被覆した光ファイバテープ心線に、前記光ファイバの並列する側面に接着テープを貼り付け、その後前記接着テープを剥がすことにより、前記外被を剥がして前記光ファイバテープ心線から光ファイバを分岐することを特徴としている。
【0007】
また、本発明にかかる光ファイバテープ心線の分岐方法は、前記光ファイバテープ心線の前記光ファイバが並列する側面に補助材を置き、前記接着テープをその一端が前記補助材の上に位置するように前記光ファイバテープ心線および前記補助材に貼り付け、その後前記補助材を、前記接着テープが貼られた側の端部を支点として起こして移動させて前記接着テープを剥がすことが望ましい。
【0008】
また、本発明にかかる光ファイバテープ心線の分岐方法は、分岐時の光信号の伝送損失変動量が1.0dB以下であることが望ましい。
【0009】
このように構成された光ファイバテープ心線の分岐方法においては、分岐時の光信号の伝送損失変動量を1.0dB以下に抑えることができ、光信号を瞬断させることなく分岐できる。
【0010】
また、本発明にかかる光ファイバテープ心線は、複数本の光ファイバを厚さが20μm以下の外被で一括被覆した光ファイバテープ心線であって、前記光ファイバが並列する側面に接着テープを貼り付け、その後前記接着テープを剥がすことにより、前記外被が剥がされて前記光ファイバに分岐され、分岐時の光信号の伝送損失変動量が1.0dB以下となるものであることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る光ファイバテープ心線の分岐方法および光ファイバテープ心線の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る光ファイバテープ心線の分岐方法の実施形態を示す斜視図、図2(A)から(C)は補助材の断面図、図3(A)は光ファイバテープ心線の端部領域に貼り付けたテープを剥がす際の説明図、図3(B)は、中間領域に貼り付けた接着テープを剥がす際の動作を示す説明図、図4(A)は外被が平坦部を有する光ファイバテープ心線の断面図、(B)は斜視図、図5(A)は外被が凹部を有する光ファイバテープ心線の断面図、(B)は斜視図である。
【0012】
図4、図5に示すように、この光ファイバテープ心線10、10Aは、複数本(ここでは一例として4本用いている)の光ファイバ11、11Aを並列し、これら並列している光ファイバ11、11Aの外周の全体にわたり、かつ、光ファイバ11、11Aの全長にわたって外被12、12Aにより一体化したものである。図4、図5に示す光ファイバテープ心線では、光ファイバどうしが接触した光ファイバテープ心線を示したが、光ファイバ同士が接触せず離れているものであってもよい。
【0013】
ここで接触しているとは光ファイバテープ心線に含まれる少なくとも2本の光ファイバが接触していることを言い、接触していないとは光ファイバテープ心線に含まれる少なくとも2本の光ファイバが接触していないことを言う。光ファイバテープ心線に含まれる光ファイバどうしが接触している場合と接触していない場合とを比較すると、接触している方が前記光ファイバテープ心線を分岐することが容易である。光ファイバ心線どうしが接触しない場合、光ファイバ心線の間隔が10μm以下であることが好ましい。外被を形成する樹脂が光ファイバの間に入る量が多くないので、分岐が容易である。光ファイバ11、11Aは、コア13a、13aAとクラッド13b、13bAからなるガラスファイバ13、13Aと、このガラスファイバ13、13Aの外周を保護被覆14、14Aで覆い、更に、保護被覆14、14Aの外周を着色層15、15Aにより被覆した構成となっている。本発明に適用可能なガラスファイバ13としては、コアと複数層のクラッドからなるガラスファイバ等、いかなる屈折率分布を有するガラスファイバにも適用可能である。また、光ファイバ11としては、ガラスファイバ13の外周に保護被覆14により覆われた光ファイバ素線であってもよい。
【0014】
これらの光ファイバ11、11Aを覆っている外被12、12Aの厚さtは、20μm以下とするのが望ましい。外被12、12Aの厚さtが20μmより大きくなると、外被12、12Aを剥離するのに要する力が大きくなり、接着テープ20(図1参照)が外被12、12Aと離れてしまい、外被12、12Aが光ファイバテープ心線10、10Aから剥離できないことがある。また、外被12、12Aをテープ材20により大きな力で剥離するので、光ファイバテープ心線10、10Aが曲げられてしまい、伝送損失が増加し、例えば、光信号の伝送損失変動が1.0dBより大きくなって、通信が遮断することがあり、活線分岐ができない。外被の厚さtが20μm以下であれば、外被12、12Aが薄いため、接着テープ20により外被12、12Aを剥離することができる。
【0015】
従来技術として記載した特許文献3の発明では、光ファイバテープと当て部材とを瞬間接着剤により接着し、強い力でもって当て部材を引っ張って外部被覆を剥離している。そのため、外部被覆の剥離時に光ファイバテープに局所的に曲げ力が発生して伝送損失が増大してしまう。このような方法により外部被覆を剥離する場合、活線分岐ができないことが予想される。本発明では、光ファイバテープ心線の外被が薄いので、光ファイバテープ心線に無理な曲げを発生させることなく外被を剥離することができる。
【0016】
通信を遮断することなく活線分岐するためには、伝送損失変動を1.0dB以下とすることが望ましい。なお、光ファイバ11、11Aの分岐時における伝送損失変動の測定は、例えば光ファイバテープ心線10、10Aの一方の端面を光源に接続し、他方の端面を受光器に接続する。そして、光源から波長1.55μmの光を光ファイバ11、11Aに入射し、受光器により受光されたパワー(例えば、電圧に変換された波形)をモニターし、分岐により光ファイバが曲がる等の外乱が生じると損失が生じ、前記パワーが減衰することが測定される。
【0017】
図4に示す光ファイバテープ心線10では、4本の光ファイバ11を一体化している外被12には平坦部18、18が形成してある。この平坦部18は隣り合う光ファイバ11、11により形成される共通接線S2とほぼ平行であることが望ましい。光ファイバテープ心線10の最大厚さTは、光ファイバ11の直径をdとして、T≦d+40μmであることが望ましい。T≦d+40μmであれば、接着テープにより外被12を容易に剥離して、活線分岐することができる。
【0018】
図5に示す光ファイバテープ心線10Aでは、並列した4本の光ファイバ11Aの外周に外被12Aとして紫外線硬化樹脂を用いている。紫外線硬化型樹脂以外の外被12Aとしては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等も使用することができる。光ファイバ11Aを覆っている外被12Aにおいて、隣り合う光ファイバ11A、11Aの間に形成された窪みに応じて、外被の凹部16が形成されている。
【0019】
この外被12Aの凹部16は、光ファイバテープ心線10Aから外被12Aを剥がして光ファイバ11Aを分岐するときに有効となる。凹部16を有するということは、その部分の外被肉厚が薄くなっているということであり、光ファイバ11Aの分岐作業時に、接着テープ20(図1参照)により、外被12Aに亀裂や剥がれを発生させて外被12Aを容易に剥がし始めることができる。接着テープ20による外被12の剥離性を考慮した場合、光ファイバテープ心線10Aの厚さの最大値をT(μm)、光ファイバ11Aの外径をd(μm)、凹部16の深さをY(μm)としたとき、(T−d)/2Y≦4.0であることが好ましい。また、外被12Aの凹部16における光ファイバテープ心線10Aの厚さGは、光ファイバ11Aの外径をdとしたとき、G≦0.8d(μm)であることが望ましい。このような構成の光ファイバテープ心線であれば、外被を容易に剥離して活線分岐することができる。
【0020】
光ファイバ11Aの外形をd、外被12Aの厚さをtとし、凹部16における光ファイバテープ心線10Aの厚さをGとすると、GはD−50μm以下とするのが望ましい。ここで、光ファイバ11Aの外形dが250μmの場合には、凹部16の光ファイバテープ心線10Aの厚さGは200μm以下となる。これは、光ファイバテープ心線10Aの厚さGが大きくなると、剛性が増すため外被12Aが割れにくくなって分岐性が低下するためである。
【0021】
また、光ファイバテープ心線10、10Aの分岐性及び一体化は、外被12を形成する樹脂の物性に関係する。例えば、ヤング率が大きな樹脂を外被12Aに用いると、凹部16における光ファイバテープ心線10Aの厚さGが小さくても一体化させる拘束力は足りる。逆に、ヤング率が大きい場合には、光ファイバ11Aの分岐性の観点から光ファイバテープ心線10Aの厚さGを小さくする必要がある。なお、ヤング率の測定は、まず、外被12、12Aを形成する樹脂を用いてシートを作製し、JIS K7113に規定されるJIS2号ダンベル試験片を用いて標線間距離25mm、引張り速度1mm/分の条件で引っ張り、2.5%の伸びにおける応力と試験片断面積から算出することができる。
【0022】
次に、本発明にかかる光ファイバテープ心線の分岐方法について説明する。図1に示すように、複数本の光ファイバ11、11Aを互いに接触させて並列に並べ20μm以下の厚さの外被12、12Aで一括被覆した光ファイバテープ心線10、10Aに、光ファイバ11、11Aの並列する側面(ここでは上面12U、12UA)に接着テープ20を貼り付ける。その後、接着テープ20を引っ張ることにより外被12、12Aも接着テープ20と接着した状態で引っ張られ、その結果、外被12、12Aを剥がして光ファイバテープ心線10、10Aから光ファイバ11、11Aを分岐する。
【0023】
従って、接着テープ20として、その接着力が外被12、12Aと光ファイバ11、11Aとの間の接着力よりも強いものを使用し、光ファイバテープ心線10、10Aに貼り付けた接着テープ20を剥がすことにより、外被12、12Aが接着テープ20にくっついてくるようにする。これにより、外被12、12Aを剥がして、光ファイバ11、11Aを分岐する。この際、外被の側面12U、12UAの全体に接着して、接着面積を大きくすることが望ましい。これにより、外被12、12Aを剥がしやすくなる。なお、接着テープ20とは接着剤が塗布されたテープ状部材を意味し、テープの材質や接着剤の材料等は特に限定するものではない。例えば、ビニル粘着テープ、セロハンテープ、布粘着テープが使用可能である。
【0024】
また、光ファイバテープ心線10、10Aの光ファイバ11、11Aが並列する側面に補助材21を置き、接着テープ20をその一端20aが補助材21の上に位置するように光ファイバテープ心線10、10Aおよび補助材21に貼り付ける。例えば、図1に示すように、光ファイバテープ心線10、10Aの剥離対象位置PAから距離Lだけ離れた点PBまでの外被12、12Aを剥がせて光ファイバ11、11Aを分岐したい場合には、PBの位置に補助材21の一端21aを合わせるように補助材21を光ファイバテープ心線10、10Aの上に位置決めする。
【0025】
接着テープ20の端部20aが補助材21上に位置するように、接着テープ20を光ファイバテープ心線10、10Aの上に貼りつける。その後、補助材21の一端21aを支点として補助材21を起こし(図1中矢印A方向)、補助材21を斜め上方(図1中矢印B方向)へ移動させて接着テープ20を剥がす。外被12、12Aは接着テープ20の接着力により接着テープ20にしっかりとくっついているので、接着テープ20を剥がすと接着テープ20にくっついて引き剥がされる。これにより、光ファイバ11、11Aは分岐される。
【0026】
図2(A)〜(C)に示すように、補助材21の断面形状は特に特定するものではないが、底面21bが平らで光ファイバテープ心線10、10A上に載置しやすいものがよい。また、一端21aがくさびの先端のように薄くなっていて、補助材21から光ファイバテープ心線10、10Aに接着テープ20を貼り付ける際に、一端21aにおいて接着テープ20が光ファイバテープ心線10、10A上に一直線に貼られるようにするのが好ましい。また、傾斜面21cは、図2(A)に示すように平面でもよいし、図2(B)および(C)に示すように曲面でもよい。これにより、接着テープ20を、正確且つ容易にPB〜PA間に貼り付けることができる。なお、補助材21の材料は例えばプラスチックのように任意の形に加工し易いなものがよいが、木材でもよい。
【0027】
また、接着テープ20が接着されている補助材21を斜め上方へ移動させて接着テープ21を光ファイバテープ心線10、10Aから剥がす際には、光ファイバテープ心線10、10Aが接着テープ20にくっついて急激に曲げ上げられないようにする必要がある。これは、光ファイバテープ心線10、10Aが急激に曲がると、光信号の伝送損失変動量が1.0dBを超える場合が生じるためである。
【0028】
以上、前述した光ファイバテープ心線の分岐方法および光ファイバテープ心線によれば、容易且つ安全に光ファイバテープ心線10、10Aから光ファイバ11、11Aを分岐することができる。また、光ファイバ11、11Aを分岐させる範囲を明確に特定することができる。
【0029】
なお、本発明の光ファイバテープ心線の分岐方法および光ファイバテープ心線は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、前述した光ファイバテープ心線の分岐方法では、光ファイバテープ心線10、10Aの一定範囲Lの光ファイバ11、11Aを分岐させる場合について説明したが、光ファイバテープ心線10、10Aの端部の分岐に適用することができる。図3(A)に示したように、光ファイバテープ心線10、10Aの端部から距離Lの位置に補助材21の一端21aを位置決めし、補助材21の上から光ファイバテープ心線10、10Aの端部へ接着テープ20を貼り付けても良く、逆に、光ファイバテープ心線10、10Aの端部に補助材21をおいて、範囲Lに接着テープ20を貼り付けるようにしても良い。この場合には、端部からLの点PBで光ファイバテープ心線10、10Aの外被12、12Aを押えて、それ以上外被12、12Aが剥がれないようにするのがよい。
【0030】
また、図3(B)に示すように、光ファイバテープ心線10、10Aの中間領域の外被12、12Aを剥離することにも適用可能である。この場合、剥離したい長さLにわたり接着テープ20を貼り付けた後、接着テープ20を引っ張ることにより、光ファイバテープ心線10、10Aの中間領域を剥離することができる。
本発明の実施の形態では、光ファイバテープ心線10、10Aとして4本の光ファイバ11、11Aを一括したものについて説明したが、本数は不問である。
【0031】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明にかかる光ファイバテープ心線の分岐方法および光ファイバテープ心線によれば、複数本の光ファイバを互いに接触させて並列に並べ20μm以下の厚さの外被で一括被覆した光ファイバテープ心線から光ファイバを分岐させる際に、光ファイバが並列する側面に接着テープを貼り付け、外被に接着された接着テープを剥がすことにより、外被を剥がして容易に光ファイバを中間分岐あるいは活線分岐させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバテープ心線の分岐方法の実施形態を示す要部断面図である。
【図2】(A)〜(C)は、補助材の断面図である。
【図3】(A)は光ファイバテープ心線の端部領域に貼り付けた接着テープを剥がす際の動作を示しており、(B)は光ファイバテープ心線の中間領域に貼り付けた接着テープを剥がす際の動作を示す説明図である。
【図4】(A)は外被が平坦部を有する光ファイバテープ心線の断面図、(B)は斜視図である。
【図5】(A)は外被が凹部を有する光ファイバテープ心線の断面図、(B)は斜視図である。
【図6】従来の光ファイバテープ心線の分岐方法の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
10、10A 光ファイバテープ心線
11、11A 光ファイバ
12、12A 外被
20 接着テープ
20a 端部
21 補助材
21a 一端

Claims (4)

  1. 複数本の光ファイバを並列に並べ20μm以下の厚さの外被で一括被覆した光ファイバテープ心線に、前記光ファイバの並列する側面に接着テープを貼り付け、その後前記接着テープを剥がすことにより、前記外被を剥がして前記光ファイバテープ心線から光ファイバを分岐することを特徴とする光ファイバテープ心線の分岐方法。
  2. 前記光ファイバテープ心線の前記光ファイバが並列する側面に補助材を置き、前記接着テープをその一端が前記補助材の上に位置するように前記光ファイバテープ心線および前記補助材に貼り付け、その後前記補助材を、前記接着テープが貼られた側の端部を支点として起こして移動させて前記接着テープを剥がすことを特徴とする請求項1に記載した光ファイバテープ心線の分岐方法。
  3. 分岐時の光信号の伝送損失変動量が1.0dB以下であることを特徴とする請求項1または2に記載した光ファイバテープ心線の分岐方法。
  4. 複数本の光ファイバを厚さが20μm以下の外被で一括被覆した光ファイバテープ心線であって、
    前記光ファイバが並列する側面に接着テープを貼り付け、その後前記接着テープを剥がすことにより、前記外被が剥がされて前記光ファイバに分岐され、分岐時の光信号の伝送損失変動量が1.0dB以下となるものであることを特徴とする光ファイバテープ心線。
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