JP2005010071A - 移動体の傾斜角度・加速度検出装置 - Google Patents

移動体の傾斜角度・加速度検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005010071A
JP2005010071A JP2003176217A JP2003176217A JP2005010071A JP 2005010071 A JP2005010071 A JP 2005010071A JP 2003176217 A JP2003176217 A JP 2003176217A JP 2003176217 A JP2003176217 A JP 2003176217A JP 2005010071 A JP2005010071 A JP 2005010071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pendulum
acceleration
angle
moving
inclination angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003176217A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4192045B2 (ja
Inventor
Toshio Omori
敏生 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP2003176217A priority Critical patent/JP4192045B2/ja
Publication of JP2005010071A publication Critical patent/JP2005010071A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4192045B2 publication Critical patent/JP4192045B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】加速度を検出する加速度センサを備えなくても、振り子の振動周期から実加速度を推論することにより、移動面の傾斜角度及び加速度を推論する。
【解決手段】振り子4の振動周期と角度を検出する磁気センサ51を有する振り子型センサ1と、振動周期と角度にもとづいて、移動体が移動している移動面の傾斜角度及び移動体の加速度を推論する演算処理手段71を有する制御部7とを具備し、制御部7が、振り子4の実加速度推論式を用いて実加速度を推論し、振り子4の角度推論式を用いて振り子4の角度を推論し、傾斜角度推論式を用いて、移動体が移動している移動面の傾斜角度を推論し、移動加速度推論式を用いて移動体の移動加速度を推論する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体の傾斜角度・加速度検出装置に関し、特に、車両,船舶,航空機等の移動体に取り付けられ、振り子の振動周期及び振り子の角度から、移動体が移動する移動面の傾斜角度及び移動加速度を推論することを可能とした移動体の傾斜角度・加速度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、走行中の車両から道路の傾斜角度を検出し、さらに、移動加速度をも検出することの可能な傾斜角度及び加速度検出装置が開発されてきた。
この装置は、一般的に、移動加速度あるいは実加速度(実際に移動体に作用している加速度をいい、地上では、移動加速度と重力加速度を合成した加速度となる。)を検出するストレーンゲージ等からなる加速度センサと、振り子型の傾斜角度検出センサとで構成されていた。
また、上記加速度センサと振り子型の勾配角度検出センサを一体的に組合せた傾斜角度及び加速度検出装置も開発されてきた。
【0003】
たとえば、走行中の車両に取り付けられた状態で、道路の勾配角度と走行加速度の両方を検出することを可能とした、振り子型の勾配角度/加速度センサがある(例えば、特許文献1参照)。
この勾配角度/加速度センサは、重力によりおもりが回転する角度を検出する第1センサ(傾斜角度検出センサ)と、重力及び車両の加速度によりおもりが受ける加速度を検出する第2センサ(加速度センサ)により、走行中の道路の勾配角度と車両の走行加速度の両方を同時に検出することができる。
このような技術を利用すると、走行中の道路の傾斜角度と道路に沿った車両の走行加速度の両方を検出し、これらをアンチロックブレーキシステム、自動変速機及び電子制御ブレーキシステムに送信することが可能となり、より安全で快適な走行を実現することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平06−201380号公報(請求項(1),図2)
【0005】
しかしながら、上記勾配角度/加速度センサは、加速度を検出する第二のセンサを備える必要があり、部品費用のコストダウンを図ることができないといった問題があった。
また、走行中の道路勾配及び走行加速度を検出するには、走行加速度又は実加速度を検出する加速度センサと傾斜角度検出センサが不可欠であり、これら二つのセンサを設けることにより、小型化及び軽量化の要望に応えることができないといった問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点にかんがみてなされたもので、加速度を検出する加速度センサを備えなくても、振り子型センサの振り子の振動周期から振り子の実加速度を推論することにより、移動体が移動している移動面の傾斜角度及び移動加速度を推論することを可能とする移動体の傾斜角度・加速度検出装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の移動体の傾斜角度検出装置は、移動体に取り付けられ、かつ、筐体,回転軸を介して前記筐体に回転自在に取り付けられた振り子,及び,この振り子の振動周期と角度を検出する検出手段を有する振り子型センサと、この振り子型センサからの前記振り子の振動周期と角度にもとづいて、前記移動体が移動している移動面の傾斜角度及び前記移動体の加速度を推論する演算手段を有する制御部とを具備し、前記制御部が、前記振り子の振動周期から振り子の実加速度を推論し、前記振り子のピーク角度から振り子の角度を推論し、前記振り子の実加速度及び振り子の角度を用いて、前記移動体が移動している移動面の傾斜角度を推論する構成としてある。
このようにすると、振り子の振動周期から振り子の実加速度を推論でき、加速度センサを設けなくても、移動面の傾斜角度を推論することができる。
【0008】
また、本発明の移動体の傾斜角度・加速度検出装置は、移動体に取り付けられ、かつ、筐体,回転軸を介して前記筐体に回転自在に取り付けられた振り子,及び,この振り子の振動周期と角度を検出する検出手段を有する振り子型センサと、この振り子型センサからの前記振り子の振動周期と角度にもとづいて、前記移動体が移動している移動面の傾斜角度及び前記移動体の加速度を推論する演算手段を有する制御部とを具備し、前記制御部が、前記振り子の振動周期から振り子の実加速度を推論し、前記振り子のピーク角度から振り子の角度を推論し、前記振り子の実加速度及び振り子の角度を用いて、前記移動体が移動している移動面の傾斜角度を推論し、前記振り子の実加速度,振り子の角度及び移動面の傾斜角度を用いて、前記移動体の移動加速度を推論する構成としてある。
このようにすると、振り子型センサの振り子の振動周期と角度を検出するだけで、移動体が移動している移動面の傾斜角度及び移動体の移動加速度を推論することができる。すなわち、加速度センサを設けなくてもすむので、製造費用のコストダウンを図ることができるとともに、傾斜角度及び加速度検出装置の小型化及び軽量化を図ることができる。
【0009】
また、本発明の移動体の傾斜角度・加速度検出装置は、前記振り子の実加速度を、下記振り子の実加速度推論式(式(1))を用いて推論し、前記振り子の角度を、下記振り子の角度推論式(式(2))を用いて推論し、前記移動面の傾斜角度を、下記傾斜角度推論式(式(3))を用いて推論し、前記移動体の移動加速度を、下記移動加速度推論式(式(4))を用いて推論した構成としてある。
(振り子の実加速度推論式)
α=4π(L+R/2L)/T 式(1)
ただし、
α:振り子の実加速度[m/s
L:振り子の長さ[m]
R:円板状の振り子本体の半径[m]
T:振り子の振動周期[s]
(振り子の角度推論式)
β=(β+β )/2 式(2)
ただし、
β:振り子の角度[°]
β:振動中の振り子のi(自然数)番目のピーク角度[°]
(傾斜角度推論式)
θ=cos−1((α/g)cosβ) 式(3)
ただし、
θ:傾斜角度[°]
α:振り子の実加速度[m/s
g:重力加速度[m/s
β:振り子の角度[°]
(移動加速度推論式)
α=(−αsinβ+gsinθ) 式(4)
ただし、
α:移動加速度[m/s
α:振り子の実加速度[m/s
β:振り子の角度[°]
g:重力加速度[m/s
θ:傾斜角度[°]
このように、振り子の振動周期から実加速度を求めることにより、加速度センサを設けなくても、傾斜角度及び加速度を推論することができる。
【0010】
また、本発明の移動体の傾斜角度・加速度検出装置は、前記式(1)において使用される4π(L+R/2L)=k(定数)を、あらかじめ測定しておく構成としてある。
このようにすると、工場の製造ライン等において定数kを精度よく測定し、記憶手段に記録させることができるので、検出精度を向上させることができる。
【0011】
また、本発明の移動体の傾斜角度・加速度検出装置は、前記振り子を強制的に振動させる加振手段を備えた構成としてある。
このようにすると、振り子が振動していないときでも、強制的に振動させることができるので、振り子に作用する実加速度や重力加速度を常に検出することができる。
【0012】
また、本発明の移動体の傾斜角度・加速度検出装置は、前記制御部が、前記移動体の停止しているとき、下記の重力加速度推論式(式(5))を用いて、前記式(3),(4)において使用される重力加速度gを推論する構成としてある。
(重力加速度推論式)
g=4π(L+R/2L)/T´ 式(5)
ただし、
g:重力加速度[m/s
L:振り子の長さ[m]
R:円板状の振り子本体の半径[m]
T´:移動体が停止しているときの振り子の振動周期[s]
【0013】
また、本発明の振り子型センサによる傾斜角度及び加速度検出装置は、前記制御部が、前記移動体が移動している移動面の傾斜方向及び/又は前記移動体の移動速度にもとづいて、前記傾斜角度を推論する構成としてある。
このように、移動面の傾斜方向の情報を入力すると、移動面の傾斜方向、すなわち、上り斜面なのか、あるいは、下り斜面なのかが決まるので、傾斜角度及び移動加速度をそれぞれ一つに決めることができる。
また、移動体の移動速度にもとづいて、たとえば、推論された二つの移動加速度を用いて、任意時間前の移動速度の実測値から任意時間経過後の移動速度をシミュレーションし、任意時間経過後の移動速度の実測値に対応する移動加速度を真の値として選択することによっても、移動加速度及び傾斜角度をそれぞれ一つに決めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第一実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態にかかるにかかる移動体の傾斜角度・加速度検出装置の構成を説明する概略構成図を示している。
同図において、傾斜角度・加速度検出装置10(適宜、検出装置10と略称する。)は、振り子型センサ1(適宜、センサ1と略称する。)と制御部7とからなっている。
【0015】
センサ1は、ねじ21によって連結されるケース22及びケース23からなる、二分割された矩形箱状の筐体2と、このケース22及びケース23に回転自在に支持される回転軸3と、円板状の振り子本体41及びこの振り子本体41と回転軸3とを連結するアーム42からなる振り子4と、振り子4の振動周期と角度を検出する磁気センサ51とからなっている。
【0016】
振り子4は、イナーシャを算出しやすいように、円板状の振り子本体41を設けてあるが、振り子本体41は円板状の形状に限定されるものではない。
また、この実施形態において振り子本体41は、ネオジム磁石、フェライト磁石、SmCo磁石等の永久磁石で形成され、別体に形成されたアーム42と接着剤等によって一体的に固着されている。そして、センサ1を車両等に取り付ける際には、振り子本体41の磁界内に磁気検出素子を主体とした磁気センサ51を配置し、振り子本体41が回転軸3を軸として回転したときに、この回転角に応じた検出信号をコントローラ等の制御部7に出力するようにする。
なお、本実施形態では、重力加速度方向を原点(角度0[°])とし、時計廻り方向を+方向、反時計廻り方向を−方向としてある。
また、振り子4の回転角を検出する検出手段は、上記振り子本体41と磁気センサ51からなる構成に限定されるものではなく、たとえば、光源,光センサ及び回転式エンコーダからなる光学式検出手段や、ポテンシオンメータ及び電極からなる静電容量式検出手段を使用してもよい。
【0017】
制御部7は、演算処理手段71と記憶手段72とからなっている。
演算処理手段71は、磁気センサ51から、振り子本体41の磁気信号を検出した検出信号を入力すると、振り子4の振動周期と角度を算出する。そして、算出した振動周期と角度にもとづいて、後述するように、自動車100が移動している路面101の傾斜角度及び自動車100の移動加速度を推論し、推論した傾斜角度及び移動加速度を外部出力信号として出力する。
さらに、記憶手段72は、振り子4の形状によって定まる定数k(=4π(L+R/2L) ただし、Lは振り子の長さ[m]、Rは円板状の振り子本体の半径[m]。)を記憶する。
【0018】
次に、制御部7が路面101の傾斜角度θと自動車100の移動加速度αを推論する手順について、図面を参照して説明する。
図2は、第一実施形態の制御部における、傾斜角度と移動加速度を推論するための各推論部の構成を説明する演算ブロック図を示している。
同図において、制御部7の演算処理手段71は、検出信号入力部711,バンドパスフィルター712,振り子周期計測部713,実加速度推論部714,ローパスフィルター715,振り子の角度推論部716,傾斜角度推論部717,及び移動加速度推論部718とからなっている。
【0019】
検出信号入力部711は、振り子型センサ1の磁気センサ51から振り子本体41の回転角を検出した検出信号を入力し、バンドパスフィルター712に出力する。
バンドパスフィルター712は、検出信号に対して振り子4の固有振動数近傍の周波数となる約10Hzのバンドパスフィルターをかけ、振り子周期計測部713に交流の検出信号を出力し、また、ローパスフィルター715に直流の検出信号を出力する。
【0020】
振り子周期計測部713は、バンドパスフィルター712からの交流の検出信号を入力し、振り子4の振動周期を計測する。
実加速度推論部714は、振り子周期計測部713から振り子4の振動周期を入力し、さらに、あらかじめ測定され、式(1)において使用されるk(定数)=4π(L+R/2L)を入力し、振り子4の実加速度αを推論する。そして、推論した実加速度αを傾斜角度推論部717及び移動加速度推論部718に出力する。
【0021】
ローパスフィルター715は、バンドパスフィルター712からの直流の検出信号にローパスフィルターをかけ、振り子の角度推論部716に出力する。
振り子の角度推論部716は、ローパスフィルター715からの検出信号を入力し、振動している振り子4の角度からセンター値を推論し、推論した角度βを傾斜角度推論部717及び移動加速度推論部718に出力する。
【0022】
傾斜角度推論部717は、入力した実加速度αと角度β及び重力加速度gを用いて、自動車100が走行している路面101の傾斜角度θを推論する。また、推論した傾斜角度θを移動加速度推論部718に出力する。
移動加速度推論部718は、入力した実加速度α,角度β及び傾斜角度θと重力加速度gを用いて、自動車100の移動加速度αを推論する。
なお、バンドパスフィルター712及びローパスフィルター715を設けることにより、検出信号のノイズを低減することができ、傾斜角度θ及び移動加速度αを精度よく推論することができる。
【0023】
次に、本実施形態の検出装置10の使用状況について、図面を参照して説明する。
図3は、本発明にかかる移動体の傾斜角度・加速度検出装置の使用状況を説明する概略側面図を示している。
同図において、振り子型センサ1は、移動体である自動車100に取り付けてあり、この自動車100は、角度θだけ傾いた路面101(移動面)を移動加速度αで加速しながら走行している。
【0024】
自動車100が移動加速度αで加速すると、自動車100に搭載されたセンサ1の振り子4には、加速度−α(加速度−αは、移動加速度αに対して、ベクトル量の向きが反対であることを意味している。)が作用する。
また、振り子4には、路面101の傾斜角度θの方向に重力加速度gが作用する。したがって、振り子4には、重力加速度gに加速度(−α)を合成した実加速度αが作用する。また、実加速度αの作用する方向(角度)は、センサ1において角度βとなる。
なお、センサ1は、自動車100の移動方向の加速度を検出するように、移動方向及び重力加速度方向と直交する方向に沿って回転軸3が位置する向きに取り付けられている。
【0025】
このような構成からなる本実施形態の傾斜角度・加速度検出装置10は、次のようにして傾斜角度及び移動加速度を推論する。
図4は、本発明にかかる移動体の傾斜角度・加速度検出装置における傾斜角度及び移動加速度の推論を説明する概略グラフを示している。
同図において、自動車100を走行させる際の、走行速度v[m/s]と時刻に関するグラフと、振り子4の角度βと時刻に関するグラフとを対応させて示してある。
【0026】
同図において、自動車100は、水平な路面101に停車しており、時刻Jにエンジンが始動される。
次に、検出装置10は、制御部7が、自動車100が停止していることを確認すると、エンジンを始動させた際の振動により自由振動中の振り子本体41の振動周期T´を測定し、式(5)により重力加速度gを推論する。
【0027】
次に、式(5)について説明する。
図5は、本発明にかかる振り子型センサの振動状況を説明するための、概略モデル図を示している。
同図において、振り子4は、重力加速度gの作用により自由振動している。そして、アーム42の質量を無視し、回転軸3の摩擦抵抗や空気抵抗が仮に発生しないものとすると、振り子本体41の振動周期T´は、式(5´)で表される。
【0028】
T´=2π((ML+MR/2)/(MgL))1/2 式(5´)
ただし、
T´:移動体が停止しているときの振り子の振動周期[s]
M:振り子本体の質量[kg]
L:振り子の長さ[m]
R:円板状の振り子本体の半径[m]
g:重力加速度[m/s
上記式(5´)から重力加速度gを求めると、式(5)となる。
【0029】
g=4π(L+R/2L)/T´ 式(5)
ただし、
g:重力加速度[m/s
L:振り子の長さ[m]
R:円板状の振り子本体の半径[m]
T´:移動体が停止しているときの振り子の振動周期[s]
【0030】
このようにすると、制御部7は、測定したT´を式(5)に代入し演算することにより、重力加速度gを推論することができる。
すなわち、地域によって異なる重力加速度gに対して、自動車100の位置に応じて重力加速度gを求めることができ、傾斜角度及び移動加速度を推論する際に使用する重力加速後gの精度が向上し、傾斜角度及び移動加速度を精度よく推論することができる。
なお、一般的に、自動車100のエンジンが始動されてから走り始めるまでの間に、重力加速度gを推論するが、重力加速度gの推論のタイミングはこのタイミングに限定されるものではなく、たとえば、エンジン停止直後に推論し、求めた重力加速度gを記憶手段72に記憶しておく構成としてもよい。
また、自動車100の位置に応じて重力加速度gを推論するといったことを行なわずに、重力加速度gとして、通常使用される9.8[m/s]を用いることもできる。
【0031】
次に、自動車100は、水平かつ直線の路面101において、時刻Jに発進し等加速度で時刻Jまで加速する。この間、振り子本体41は、振動周期TJ2で振動する。そして、検出装置10は、制御部7が下記式(1)により振り子4の実加速度αTJ2(図示せず)を推論する。
【0032】
上記のように、自動車100が発進し等加速度で走行すると、振り子本体41には、重力加速度gとともに、移動加速度αによる加速度(−α)が作用する。
そして、振り子4には、重力加速度gに加速度(−α)が合成された実加速度αが作用する。この実加速度αは、上記式(5)において、重力加速度gの代わりに、実加速度αを代入すると、下記式(1)となる。
α=4π(L+R/2L)/T 式(1)
ただし、
α:振り子の実加速度[m/s
L:振り子の長さ[m]
R:円板状の振り子本体の半径[m]
T:振り子の振動周期[s]
【0033】
ところで、式(1)を用いて実加速度αを推論するには、振り子本体41が振動している必要がある。そして、自動車10をスムースに加速し等加速度で走らせると、振り子本体41がほとんど振動しない事態も想定されるが、振り子本体41の振動を抑制する特別なダンパ手段を設けない限り、振り子本体41を振動させずに走らすことはほぼ不可能である。
したがって、特別な加振手段を設けなくても、振り子本体41が振動するので、実加速度αを算出することができる。
【0034】
ここで、記憶手段72に、あらかじめ測定され、式(1)において使用される4π(L+R/2L)=k(定数)を記憶しておくとよい。
このようにすると、工場の製造ライン等において定数kを精度よく測定し、記憶手段72に記録した定数kを使用することができるので、検出精度を向上させることができる。
【0035】
また、制御部7は、振動している振り子4の角度を、下記式(2)により算出する。
β=(β+β )/2 式(2)
ただし、
β:振り子の角度[°]
β:振動中の振り子のi(自然数)番目のピーク角度[°]
なお、本実施形態では、振り子本体41が半サイクル振動するごとに振り子4の角度βJ2を算出しているが、この算出方法に限定されるものではなく、たとえば、1サイクル振動するごとに振り子4の角度βを算出してもよい。
また、本動作例では、自動車100が等加速度で加速しているので、振り子4は、式(2)により算出された角度βJ2をセンターとして振動する。なお、振り子4の角度βは、0[°]から角度βJ2まで増加してから振動しているが、加速の仕方によっては、振動しながら0[°]から角度βJ2まで増加する。
【0036】
次に、制御部7は、式(3)により傾斜角度θJ2(θJ2=0)を推論し、次に、式(4)により移動加速度αJ2(図示せず)を推論する。
なお、振り子本体41が1サイクル振動するごとに、傾斜角度θJ2及び移動加速度αJ2を推論する。
【0037】
次に、式(3),(4)について説明する。
自動車100が、傾斜角度θ(ここでは、θ=0[°]である。)の路面101を走行中に、移動加速度αで加速したとすると、傾斜角度θ,重力加速度g及び実加速度αの関係は、図3に示すようになる。
同図において、
αcosβ=gcos(θ) 式(3´)
であることから、道路の傾斜角度θは、下記式(3)で求めることができる。
θ=cos−1((α/g)cosβ) 式(3)
ただし、
θ:傾斜角度[°]
α:振り子の実加速度[m/s
g:重力加速度[m/s
β:振り子の角度[°]
【0038】
また、移動加速度αは、下記式(4)で求めることができる。
α=(−αsinβ+gsinθ) 式(4)
ただし、
α:移動加速度[m/s
α:振り子の実加速度[m/s
β:振り子の角度[°]
g:重力加速度[m/s
L:振り子の長さ[m]
θ:傾斜角度[°]
【0039】
次に、自動車100は、水平かつ直線の路面101において、等加速度で時刻Jまで加速し速度vとなったところで加速を止め、時刻Jまで等速度(すなわち、移動加速度αJ3=0)で走行する。この間、この間、振り子本体41は、式(2)により算出された角度βJ3(βJ3=0)をセンターとして、振動周期TJ3で振動する。そして、検出装置10は、制御部7が式(1)により実加速度αTJ3(αTJ3=g)を推論し、さらに、式(3)により傾斜角度θJ3(θJ3=0)を推論し、次に、式(4)により移動加速度αJ3(αJ3=0)を推論する。
【0040】
次に、自動車100は、上り方向に傾斜しかつ直線の路面101において、時刻Jから時刻Jまで、速度vのまま等速度で走行する。この間、振り子本体41は、式(2)により算出された角度βJ4をセンターとして、振動周期TJ4で振動する。そして、検出装置10は、制御部7が式(1)により実加速度αTJ4を推論し、さらに、式(3)により傾斜角度θJ4を推論し、次に、式(4)により移動加速度αJ4(αJ4=0)を推論する。
【0041】
次に、自動車100は、上り方向に傾斜しかつ直線の路面101において、時刻Jから時刻Jまで等加速度で加速し、時刻Jには速度vとなる。この間、振り子本体41は、式(2)により算出された角度βJ5をセンターとして、振動周期TJ5で振動する。そして、検出装置10は、制御部7が式(1)により実加速度αTJ5を推論し、さらに、式(3)により傾斜角度θJ5を推論し、次に、式(4)により移動加速度αJ5を推論する。
【0042】
ここで、振り子4の実加速度αTJ5,角度βJ5及び重力加速度gを推論し、これらを上記式(3)に代入すると、傾斜角度θJ5として二つの解(+θJ5,−θJ5)が推論され、また、移動加速度αJ5として二つの解(α+J5,α−J5)が推論される。なお、傾斜角度+θJ5を上り勾配とし、傾斜角度−θJ5を下り勾配としてある。また、移動加速度α+J5は、傾斜角度+θJ5を式(4)に代入して算出される移動加速度であり、移動加速度α−J5は、傾斜角度−θJ5を式(4)に代入して算出される移動加速度である。
このため、制御部7は、自動車100の移動速度にもとづいて、すなわち、まず、単位時間(Δt)前における速度v´に推論された二つの解(α+J5,α−J5)を加算し、単位時間経過後の速度(v´+α+J5×Δt,v´+α−J5×Δt)を算出し、次に、これら二つの速度(v´+α+J5×Δt,v´+α−J5×Δt)を単位時間経過後の実際の速度Vと比較し、速度Vに近い方の速度の移動加速度を選択することによって、二つの解(α+J5,α−J5)から一つの真の解(αJ5)を推論することができる。
このように、二つの移動加速度(α+J5,α−J5)が推論された場合であっても、任意時間前の移動速度の実測値から任意時間経過後の移動速度をシミュレーションし、任意時間経過後の移動速度の実測値に対応する移動加速度を選択することによって、真の移動加速度及び傾斜角度をそれぞれ一つに決めることができる。
【0043】
なお、制御部7が、自動車100が移動している路面101の傾斜方向(上り方向又は下り方向)を、カーナビゲーションシステム等により入力されるときは、入力された傾斜方向にもとづいて、推論された二つの解(+θJ5,−θJ5)からいずれか一つを選択する構成としてもよい。このように、外部情報を利用することによっても、路面101の傾斜方向が決まるので、傾斜角度(+θJ5,−θJ5)及び移動加速度(α+J5,α−J5)をそれぞれ一つに決めることができる。
【0044】
次に、自動車100は、水平かつ直線の路面101において、時刻Jから時刻Jまで、速度vのまま等速度で走行する。この間、振り子本体41は、式(2)により算出された角度βJ6(βJ6=0)をセンターとして、振動周期TJ6で振動する。そして、検出装置10は、制御部7が式(1)により実加速度αTJ6(αTJ6=g)を推論し、さらに、式(3)により傾斜角度θJ6(θJ6=0)を推論し、次に、式(4)により移動加速度αJ6(αJ6=0)を推論する。
【0045】
次に、自動車100は、水平かつ直線の路面101において、時刻Jから時刻Jまで、速度vの状態から等加速度で減速し停止する。この間、振り子本体41は、式(2)により算出された角度βJ7をセンターとして、振動周期TJ7で振動する。そして、検出装置10は、制御部7が式(1)により振り子4の実加速度αTJ7を推論し、さらに、式(3)により傾斜角度θJ7(θJ7=0)を推論し、次に、式(4)により移動加速度αJ7を推論する。
【0046】
次に、自動車100が、水平かつ直線の路面101において、時刻Jに停止すると、振り子本体41は、式(2)により算出された角度βJ8(βJ8=0)をセンターとして、振動周期TJ8(TJ8=T´)で振動しやがて停止する。
【0047】
このように、本実施形態の移動体の傾斜角度・加速度検出装置10によれば、振り子型センサ1の振り子4の振動周期と角度を検出するだけで、移動体が移動している移動面の傾斜角度及び移動体の移動加速度を推論することができる。すなわち、加速度センサを設けなくてもすむので、製造費用のコストダウンを図ることができるとともに、傾斜角度・加速度検出装置10を小型化及び軽量化することができる。
【0048】
[第二実施形態]
図6は、本発明の第二実施形態にかかるにかかる移動体の傾斜角度・加速度検出装置の構成を説明する概略構成図を示している。
同図において、傾斜角度・加速度検出装置10a(適宜、検出装置10aと略称する。)は、振り子型センサ1a(適宜、センサ1aと略称する。)と制御部7とからなっている。
【0049】
本実施形態は、第一実施形態と比較して、振り子4の回転角の検出手段5及び加振手段6の構造が相違する。
すなわち、第一実施形態では、永久磁石からなる振り子本体41と磁気センサ51からなる検出手段で振り子4の回転角を検出していたのに対し、本実施形態の検出手段5は、回転軸3に連結され周縁部に磁気信号が書き込まれたディスク52と、このディスク52の磁気信号を検出する磁気センサ53とからなっている。なお、ディスク52には、振り子4の角度に応じて識別可能な磁気信号が書き込まれており、磁気センサ53が上記磁気信号を検出することにより、振り子4の回転角を検出することができる。
【0050】
また、第一実施形態では、特別な加振手段を備えていないのに対し、磁性材料からなる振り子本体41aの外周部に配設された一又は二以上の電磁石からなる加振手段6が設けられており、この加振手段6は、制御部7から加振信号を入力すると、瞬間的に吸引力を発生させ、振り子4を強制的に振動させる。
なお、加振手段6は、静止状態にある振り子4を振動させる手段であればよく、上記構成に限定されるものではない。
また、制御部7は、振り子4が振動していないとき、必要に応じて加振手段6に加振信号を出力し、振り子4を振動させることができる。
その他の構成は、上記第一実施形態の検出装置10とほぼ同様としてある。
【0051】
このように、本実施形態の検出装置10によれば、走行しているにもかかわらず自動車100がほとんど振動せず、振り子本体41aが静止しているとき、加振手段6により振り子本体41aを強制的に振動させることができるので、振り子本体41aが振動しないために、実加速度αを推論することができないといった不具合を確実に回避することができる。
また、エンジンを始動したとき、自動車100がほとんど振動せず、振り子本体41aが静止したままの場合には、加振手段6により振り子本体41aを振動させることができ、重力加速度gを推論することができないといった不具合を回避することができる。
なお、磁気センサ53と加振手段6が離れているので、加振手段6を作動させても、磁気センサ53が、加振手段6の磁気を検出することはない。
【0052】
本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態により何ら限定されるものではない。
例えば、上記の実施形態では、移動体が移動している移動面の傾斜角度及び移動体の移動加速度の両方を推論する構成としてあるが、この構成に限定されるものではなく、たとえば、傾斜角度のみを推論する構成としてもよい。
【0053】
【発明の効果】
上述したように、本発明にかかる移動体の傾斜角度・加速度検出装置によれば、加速度を検出する加速度センサを備えなくても、振り子型センサの振り子の振動周期から振り子の実加速度を推論することにより、移動体が移動している移動面の傾斜角度及び加速度を推論することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかる振り子型センサによる傾斜角度及び加速度検出装置の構成を説明する概略構成図を示している。
【図2】図2は、第一実施形態の制御部における、傾斜角度と移動加速度を推論する各推論部の構成を説明する演算ブロック図を示している。
【図3】図3は、本発明にかかる振り子型センサによる傾斜角度及び加速度検出装置の使用状況を説明する概略側面図を示している。
【図4】図4は、本発明にかかる移動体の傾斜角度・加速度検出装置における傾斜角度及び移動加速度の推論を説明する概略グラフを示している。
【図5】図5は、本発明にかかる振り子型センサの振動状況を説明するための、概略モデル図を示している。
【図6】図6は、本発明の第二実施形態にかかるにかかる移動体の傾斜角度・加速度検出装置の構成を説明する概略構成図を示している。
【符号の説明】
1,1a 振り子型センサ
2 筐体
3 回転軸
4 振り子
5 検出手段
6 加振手段
7 制御部
10,10a 傾斜角度及び加速度検出装置
21 ねじ
22,23 ケース
41,41a 振り子本体
42 アーム
51 磁気センサ
52 ディスク
53 磁気センサ
71 演算処理手段
72 記憶手段
100 自動車
101 路面
711 検出信号入力部
712 バンドパスフィルター
713 振り子周期計測部
714 実加速度推論部
715 ローパスフィルター
716 振り子の角度推論部
717 傾斜角度推論部
718 移動加速度推論部

Claims (7)

  1. 移動体に取り付けられ、かつ、筐体,回転軸を介して前記筐体に回転自在に取り付けられた振り子,及び,この振り子の振動周期と角度を検出する検出手段を有する振り子型センサと、
    この振り子型センサからの前記振り子の振動周期と角度にもとづいて、前記移動体が移動している移動面の傾斜角度及び前記移動体の加速度を推論する演算手段を有する制御部と
    を具備し、
    前記制御部が、
    前記振り子の振動周期から振り子の実加速度を推論し、
    前記振り子のピーク角度から振り子の角度を推論し、
    前記振り子の実加速度及び振り子の角度を用いて、前記移動体が移動している移動面の傾斜角度を推論することを特徴とする移動体の傾斜角度検出装置。
  2. 移動体に取り付けられ、かつ、筐体,回転軸を介して前記筐体に回転自在に取り付けられた振り子,及び,この振り子の振動周期と角度を検出する検出手段を有する振り子型センサと、
    この振り子型センサからの前記振り子の振動周期と角度にもとづいて、前記移動体が移動している移動面の傾斜角度及び前記移動体の加速度を推論する演算手段を有する制御部と
    を具備し、
    前記制御部が、
    前記振り子の振動周期から振り子の実加速度を推論し、
    前記振り子のピーク角度から振り子の角度を推論し、
    前記振り子の実加速度及び振り子の角度を用いて、前記移動体が移動している移動面の傾斜角度を推論し、
    前記振り子の実加速度,振り子の角度及び移動面の傾斜角度を用いて、前記移動体の移動加速度を推論することを特徴とする移動体の傾斜角度・加速度検出装置。
  3. 前記振り子の実加速度を、下記振り子の実加速度推論式(式(1))を用いて推論し、前記振り子の角度を、下記振り子の角度推論式(式(2))を用いて推論し、前記移動面の傾斜角度を、下記傾斜角度推論式(式(3))を用いて推論し、前記移動体の移動加速度を、下記移動加速度推論式(式(4))を用いて推論したことを特徴とする請求項1又は2記載の移動体の傾斜角度・加速度検出装置。
    (振り子の実加速度推論式)
    α=4π(L+R/2L)/T 式(1)
    ただし、
    α:振り子の実加速度[m/s
    L:振り子の長さ[m]
    R:円板状の振り子本体の半径[m]
    T:振り子の振動周期[s]
    (振り子の角度推論式)
    β=(β+β )/2 式(2)
    ただし、
    β:振り子の角度[°]
    β:振動中の振り子のi(自然数)番目のピーク角度[°]
    (傾斜角度推論式)
    θ=cos−1((α/g)cosβ) 式(3)
    ただし、
    θ:傾斜角度[°]
    α:振り子の実加速度[m/s
    g:重力加速度[m/s
    β:振り子の角度[°]
    (移動加速度推論式)
    α=(−αsinβ+gsinθ) 式(4)
    ただし、
    α:移動加速度[m/s
    α:振り子の実加速度[m/s
    β:振り子の角度[°]
    g:重力加速度[m/s
    θ:傾斜角度[°]
  4. 前記式(1)において使用される4π(L+R/2L)=k(定数)を、あらかじめ測定しておくことを特徴とする請求項3記載の移動体の傾斜角度・加速度検出装置。
  5. 前記振り子を強制的に振動させる加振手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の移動体の傾斜角度・加速度検出装置。
  6. 前記制御部が、前記移動体の停止しているとき、下記の重力加速度推論式(式(5))を用いて、前記式(3),(4)において使用される重力加速度gを推論することを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の移動体の傾斜角度・加速度検出装置。
    (重力加速度推論式)
    g=4π(L+R/2L)/T´ 式(5)
    ただし、
    g:重力加速度[m/s
    L:振り子の長さ[m]
    R:円板状の振り子本体の半径[m]
    T´:移動体が停止しているときの振り子の振動周期[s]
  7. 前記制御部が、前記移動体が移動している移動面の傾斜方向及び/又は前記移動体の移動速度にもとづいて、前記傾斜角度を推論することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の移動体の傾斜角度・加速度検出装置。
JP2003176217A 2003-06-20 2003-06-20 移動体の傾斜角度及び傾斜角度・加速度検出装置 Expired - Fee Related JP4192045B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003176217A JP4192045B2 (ja) 2003-06-20 2003-06-20 移動体の傾斜角度及び傾斜角度・加速度検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003176217A JP4192045B2 (ja) 2003-06-20 2003-06-20 移動体の傾斜角度及び傾斜角度・加速度検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005010071A true JP2005010071A (ja) 2005-01-13
JP4192045B2 JP4192045B2 (ja) 2008-12-03

Family

ID=34099159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003176217A Expired - Fee Related JP4192045B2 (ja) 2003-06-20 2003-06-20 移動体の傾斜角度及び傾斜角度・加速度検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4192045B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014163245A1 (ko) * 2013-04-05 2014-10-09 (주) 유원컴텍 비어홀이 구비된 3 차원 모션 센서

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014163245A1 (ko) * 2013-04-05 2014-10-09 (주) 유원컴텍 비어홀이 구비된 3 차원 모션 센서

Also Published As

Publication number Publication date
JP4192045B2 (ja) 2008-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3367277B2 (ja) 摩擦状態検出装置及び、パワーステアリング装置
JP5124488B2 (ja) 締固め機械を用いて地盤パラメタを測定する方法および装置
KR100299466B1 (ko) 이동체를제어하는콘트롤러,제어방법및그콘트롤러에사용하기위한센서
JPH02201240A (ja) 自動車の質量検出装置
JP3591130B2 (ja) ナビゲーション装置
JP4192045B2 (ja) 移動体の傾斜角度及び傾斜角度・加速度検出装置
US8171789B2 (en) Dynamic balancing apparatus and method using simple harmonic angular motion
JPH04145323A (ja) 車両の路面勾配検出装置
KR100630356B1 (ko) 이동 시스템 및 이동 시스템의 주행 방법
CN104955704B (zh) 用于识别轨道车辆中的振动的方法
FR2957421A1 (fr) Dispositif capteur de vitesse de rotation et procede de determination d'une vitesse de rotation
JP3732829B2 (ja) 傾斜角計測装置および傾斜角計測方法
JPS63275913A (ja) 傾斜計
JP3208901B2 (ja) 角速度センサの感度測定装置
JP3334196B2 (ja) 角速度センサの感度測定装置
JP2979824B2 (ja) クレーンの振れ止め制御装置
JPH05209891A (ja) 慣性センサ
KR20180094033A (ko) 구동 유닛의 토크를 측정하기 위한 방법
CN105241385A (zh) 惯性空间中物体振动位移的实时测量方法
JP3482464B2 (ja) 質量測定装置
JPH06247681A (ja) 吊具の振れ角検出装置
JP2567354B2 (ja) 軌道面の変位測定装置
JP2002267523A (ja) 微小重力回転体の物体質量測定システム
JPH06347264A (ja) 傾斜角センサ
JP2514412Y2 (ja) 振り子式加速度センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080617

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080916

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080919

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130926

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees