JPH05209891A - 慣性センサ - Google Patents
慣性センサInfo
- Publication number
- JPH05209891A JPH05209891A JP3299410A JP29941091A JPH05209891A JP H05209891 A JPH05209891 A JP H05209891A JP 3299410 A JP3299410 A JP 3299410A JP 29941091 A JP29941091 A JP 29941091A JP H05209891 A JPH05209891 A JP H05209891A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plane
- mass body
- pickup
- pendulum
- acceleration
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】慣性航法用装置における角速度検出と加速度検
出の機能を併せ持った慣性センサを提供することにあ
る。 【構成】振子を形成する質量体1,ワイヤ2と、この振
子の振動励振機構4と、ピックアップセンサおよびリバ
ランスを兼用するピックアップ/リバランス機構6と、
電子制御回路7とから構成され、振子1の振動運動の慣
性特性を利用して慣性センサに加わる角速度,加速度の
両方を検出する。
出の機能を併せ持った慣性センサを提供することにあ
る。 【構成】振子を形成する質量体1,ワイヤ2と、この振
子の振動励振機構4と、ピックアップセンサおよびリバ
ランスを兼用するピックアップ/リバランス機構6と、
電子制御回路7とから構成され、振子1の振動運動の慣
性特性を利用して慣性センサに加わる角速度,加速度の
両方を検出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は人工衛星・航空機などの
航行体に搭載され、航行体の姿勢および位置を求める慣
性航法に使用される慣性センサに関する。
航行体に搭載され、航行体の姿勢および位置を求める慣
性航法に使用される慣性センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の慣性航法に使用される慣
性センサとしては、ジャイロスコープと加速度計とが使
用される。前者の姿勢角速度を計測するタイプのジャイ
ロスコープでは、角速度データを計算機で積分すること
によって姿勢角が求められる。一方、加速度計は航行体
に加えられる外力に起因する加速度を計測し、これを計
算機で積分することによって速度変化を算出し、この速
度変化をさらに積分することによって位置の変化を求め
ている。このように従来の慣性センサは、航行体の姿勢
変化と位置の変化を知るために、ジャイロスコープと加
速度計とを組み合わせて使用されてきた。
性センサとしては、ジャイロスコープと加速度計とが使
用される。前者の姿勢角速度を計測するタイプのジャイ
ロスコープでは、角速度データを計算機で積分すること
によって姿勢角が求められる。一方、加速度計は航行体
に加えられる外力に起因する加速度を計測し、これを計
算機で積分することによって速度変化を算出し、この速
度変化をさらに積分することによって位置の変化を求め
ている。このように従来の慣性センサは、航行体の姿勢
変化と位置の変化を知るために、ジャイロスコープと加
速度計とを組み合わせて使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の慣性セ
ンサは、航行体の姿勢角、または姿勢角速度を計測する
ためにジャイロスコープと加速度計とを組み合わせて使
用しているので、これらを使用した従来の慣性航法装置
は大きく、重く、またコスト増となる欠点を有してい
た。
ンサは、航行体の姿勢角、または姿勢角速度を計測する
ためにジャイロスコープと加速度計とを組み合わせて使
用しているので、これらを使用した従来の慣性航法装置
は大きく、重く、またコスト増となる欠点を有してい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の慣性センサは、
振子を形成するワイヤで2方向から支持された質量体
と、この振子に振動運動を付与する振動励起機構と、こ
の質量体の振動面を検出するとともにこの振動面を正規
の位置に戻すピックアップ/リバランス機構と、このピ
ックアップ/リバランス機構からの検出電流とトルカ電
流とを入出力する電子制御回路とを有する。
振子を形成するワイヤで2方向から支持された質量体
と、この振子に振動運動を付与する振動励起機構と、こ
の質量体の振動面を検出するとともにこの振動面を正規
の位置に戻すピックアップ/リバランス機構と、このピ
ックアップ/リバランス機構からの検出電流とトルカ電
流とを入出力する電子制御回路とを有する。
【0005】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す慣性センサの破断面
図を有する斜視図、図2は本実施例の装置が回転してい
る状態における角速度検出の原理説明図、図3は本実施
例の装置が外部加速度を受けている状態における加速度
検出の原理説明図である。すなわち、本実施例では従来
例のジャイロスコープによる角速度検出の代りに、図2
で説明する方式により角度検出を行っている。
る。図1は本発明の一実施例を示す慣性センサの破断面
図を有する斜視図、図2は本実施例の装置が回転してい
る状態における角速度検出の原理説明図、図3は本実施
例の装置が外部加速度を受けている状態における加速度
検出の原理説明図である。すなわち、本実施例では従来
例のジャイロスコープによる角速度検出の代りに、図2
で説明する方式により角度検出を行っている。
【0006】図1において、質量体1は2本のワイヤ2
によって支持され、2本のワイヤ2の他端は、それぞれ
本装置のケース3に固定されている。質量体1とワイヤ
2とは振子を形成しており、振動励起機構4によって励
振される。装置が慣性空間に対して静止している場合
に、平面5の中で振子運動を行なう。ピックアップ/リ
バランス機構6は、装置が回転、あるいは加速度運動を
している時の質量体1の振動面の平面5からのずれを検
出し、平面5の中に戻す動作を行う。電子制御回路7は
振動励起機構4、ピックアップ/リバランス機械6を駆
動する電気信号を出力する。又、矢印8,9,10は装
置の基準軸である。
によって支持され、2本のワイヤ2の他端は、それぞれ
本装置のケース3に固定されている。質量体1とワイヤ
2とは振子を形成しており、振動励起機構4によって励
振される。装置が慣性空間に対して静止している場合
に、平面5の中で振子運動を行なう。ピックアップ/リ
バランス機構6は、装置が回転、あるいは加速度運動を
している時の質量体1の振動面の平面5からのずれを検
出し、平面5の中に戻す動作を行う。電子制御回路7は
振動励起機構4、ピックアップ/リバランス機械6を駆
動する電気信号を出力する。又、矢印8,9,10は装
置の基準軸である。
【0007】次に本実施例の角度検出の動作を図2によ
り説明する。なお、図2は本装置の回転基準軸8の方向
から見た図である。本装置のケース3が基準軸8のまわ
りに回転している時に、振子となる質量体1は、その慣
性運動によって平面5からずれ別の平面5A内で振動し
ようとする。このずれはピックアップセンサ11A〜D
によって検出される。ピックアップサ11A〜11Dの
信号レベルをそれぞれレベルA,B,C,Dとすると、
A−B+C−D/4によって振動面5Aの平面5からの
偏角θが計測される。逆にリバランス回路によって偏角
θが0、すなわち、A=B,C=Dとなる様にトルカ電
流を流すと、トルカ電流の値(IA,IB,IC,I
D)から基準軸8のまわりの角速度を知ることができ
る。また、本装置が基準軸9の方向に力を受けた場合に
は、図3に示す様に、質量体1は平面5に平行な平面5
B内で振動しようとする。この変位はピックアップセン
サ11A,11B,11C,11Dの信号レベルA,
B,C,Dとすると、A−B−C+D/4によって加速
度の大きさが計測される。リバランス回路によってこの
変位を0とする様にトルカ電流を流すとトルカ電流の値
(IA,IB,IC,ID)から基準軸9の方向の加速
度の大きさを知ることができる。実際的には、信号レベ
ルA,B,C,Dは角速度と加速度の合成値として検出
されるので、リバランスをとって0とすべき角速度I1
と加速度I2の値はトルカ電流の計測値IA,IB,I
C,IDから、次式で演算される。
り説明する。なお、図2は本装置の回転基準軸8の方向
から見た図である。本装置のケース3が基準軸8のまわ
りに回転している時に、振子となる質量体1は、その慣
性運動によって平面5からずれ別の平面5A内で振動し
ようとする。このずれはピックアップセンサ11A〜D
によって検出される。ピックアップサ11A〜11Dの
信号レベルをそれぞれレベルA,B,C,Dとすると、
A−B+C−D/4によって振動面5Aの平面5からの
偏角θが計測される。逆にリバランス回路によって偏角
θが0、すなわち、A=B,C=Dとなる様にトルカ電
流を流すと、トルカ電流の値(IA,IB,IC,I
D)から基準軸8のまわりの角速度を知ることができ
る。また、本装置が基準軸9の方向に力を受けた場合に
は、図3に示す様に、質量体1は平面5に平行な平面5
B内で振動しようとする。この変位はピックアップセン
サ11A,11B,11C,11Dの信号レベルA,
B,C,Dとすると、A−B−C+D/4によって加速
度の大きさが計測される。リバランス回路によってこの
変位を0とする様にトルカ電流を流すとトルカ電流の値
(IA,IB,IC,ID)から基準軸9の方向の加速
度の大きさを知ることができる。実際的には、信号レベ
ルA,B,C,Dは角速度と加速度の合成値として検出
されるので、リバランスをとって0とすべき角速度I1
と加速度I2の値はトルカ電流の計測値IA,IB,I
C,IDから、次式で演算される。
【0008】I1=(IA−IB+IC−ID)/4 I2=(IA−IB−IC+ID)/4 すなわち、I1は基準軸8のまわりの角速度を示し、I
2は基準軸9の方向の加速度を示している。
2は基準軸9の方向の加速度を示している。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、振子の質
量体、振動励振機構、ピックアップ/リバランス機構、
電子制御回路を備えることにより、慣性センサの角速
度、加速度の両方を一つの装置で計測できるので、軽
量、低電力、低コストで実現できるという効果がある。
量体、振動励振機構、ピックアップ/リバランス機構、
電子制御回路を備えることにより、慣性センサの角速
度、加速度の両方を一つの装置で計測できるので、軽
量、低電力、低コストで実現できるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例の一部破断面を含む斜視図で
ある。
ある。
【図2】本実施例の原理説明図である。
【図3】本実施例の原理説明図である。
1 質量体 2 ワイヤ 3 ケース 4 振動励振機構 5,5A,5B 振動平面 6 ピックアップ/リバランス機構 7 電子制御回路 8,9,10 装置の基準軸 11A〜11D ピックアップセンサ
Claims (2)
- 【請求項1】 振子を形成するワイヤで2方向から支持
された質量体と、この振子に振動運動を付与する振動励
起機構と、この質量体の振動面を検出するとともにこの
振動面を正規の位置に戻すピックアップ/リバランス機
構と、このピックアップ/リバランス機構からの検出電
流とトルカ電流とを入出力する電子制御回路とを有する
ことを特徴とする慣性センサ。 - 【請求項2】 前記ピックアップ/リバランス機構が前
記質量体の振子としての振動面をはさんで2対のピック
アップセンサから構成されていることを特徴とする請求
項1記載の慣性センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3299410A JPH05209891A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 慣性センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3299410A JPH05209891A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 慣性センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05209891A true JPH05209891A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=17872204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3299410A Withdrawn JPH05209891A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 慣性センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05209891A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103112475A (zh) * | 2013-01-21 | 2013-05-22 | 中国神华能源股份有限公司 | 用于推车机的震颤检测装置和推车机 |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP3299410A patent/JPH05209891A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103112475A (zh) * | 2013-01-21 | 2013-05-22 | 中国神华能源股份有限公司 | 用于推车机的震颤检测装置和推车机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |