JP2005007871A - 全芳香族ポリエステルアミド液晶樹脂成形品及び成形方法 - Google Patents

全芳香族ポリエステルアミド液晶樹脂成形品及び成形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 液晶ポリマーのガスバリア性、耐薬品性、機械物性など特性を活かしたブロー成形品や押出し成形品を得る。
【解決手段】 融点が270〜370℃、融点より10〜20℃高い温度でのせん断速度1000/秒での溶融粘度が10〜45Pa・sの範囲内にある特定の組成の全芳香族ポリエステルアミド系液晶樹脂を固相で熱処理して、溶融粘度60〜200Pa・sにした樹脂を用いて、融点〜融点+40℃の温度で、ブロー成形または押出し成形する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、特定組成の全芳香族ポリエステルアミド液晶樹脂を特定の熱処理して得られた樹脂を用いて、特定の条件下にブロー成形または押出し成形する成形方法、該方法により得られる成形品に関する。
全芳香族液晶ポリエステルおよびポリエステルアミドに代表される液晶樹脂は、優れた耐熱性、機械強度、寸法安定性、及び低気体透過性をもつことが知られており、溶融粘性が低いこともあって、射出成形分野では加工性に優れ、広い分野で利用されている。
ところが、液晶樹脂は、溶融粘度が極めて低く、溶融張力が小さいために、溶融張力が必要とされるブロー成形や、溶融延伸を必要とするフィルム等の押出成形には不向きであり、その加工は極めて限定された方法によらざるを得ず、一般的な手法では加工が極めて困難であった。そのため、例えば、ポリオレフィンの間に挟んで延伸フィルムを製造したり、金属と複合化させたラミネートフィルムを製造する方法をとらざるを得なかった。
特に、中空部品や容器類等を効率的に製造するブロー成形を例に挙げると、溶融粘度が低く、溶融張力が小さいために、パリソンがドローダウンしてしまい成形加工が出来なかった。ブロー成形を可能とするためには、パリソンのドローダウンや、ブロー時の成形品の破れや偏肉を防止するために、一般に樹脂の伸長粘度又は溶融張力を上げることが必要条件とされている。即ち、溶融張力を増大させるにはポリマー骨格に剛直性を阻害させるようなモノマーを導入しなくてはならず、加工性を持たせるほどの溶融張力を得るには液晶性が阻害されてしまい、液晶性の示す優れた特性を失ってしまうという問題があった。
特開平6−306261号公報では、パリソンのドローダウン防止を目的として、液晶樹脂の溶融張力を向上させるため、液晶樹脂にα,β−不飽和酸グリシジルエステルを含有するスチレン系共重合体を配合したブロー又は押出し成形用液晶ポリエステル樹脂組成物を提案しているが、この様な他樹脂成分を溶融張力改善のため導入すると、相対的に性能が劣る他、樹脂の耐熱性、機械強度、気体透過性が、液晶樹脂組成物に反映されるため、要求生能の厳しい成形品へは使用できない(例えば特許文献1参照)。
また、特開平11−277618号公報では、ポリマーの全構成ユニットの50モル%以上がヒドロキシ安息香酸であり、アミド結合を2乃至15モル%含んでもよい液晶樹脂を、融点(Tm)以下で、(Tm−80℃)以上の温度範囲で少なくとも1時間熱処理して、径が1〜10μmの微結晶を、0.05%以上存在せしめた液晶樹脂を、ブロー成形する方法が例示されている。しかし、この方法は、加熱時間が短く、ドローダウンの改善効果が不十分であることがあり、あるいは、液晶樹脂の分子量増大も伴わないため、ブロー成形品の靭性が十分に得られないので、加圧状態で使用されたり、衝撃力のかかるような靭性の要求される環境下で使用される成形品には使えないという問題点があった(例えば特許文献2参照)。
特開平6−206248号公報では固相で熱処理され、良好な耐ドローダウン性を持つ全芳香族ポリエステル液晶樹脂を用いて、ブロー成形する方法が例示されている。この方法では、ブロー成形性が改善され容易にブロー製品が得られるものの、製品の機械物性と異方性の解消が十分ではなく、製品強度や低異方性が要求される分野には応用できないという問題点があった(例えば特許文献3参照)。
特開平6−306261号公報(請求項1〜5) 特開平11−277618号公報(請求項1〜5、段落番号[0004]〜[0005]、製造例3、表1) 特開平6−206248号公報(請求項1〜4、段落番号[0014]〜[0016])
本発明の目的は、全芳香族ポリエステルアミド液晶樹脂の本来の物性を低下させずに、ブロー成形または押出し成形を行うことである。
本発明者等は、液晶樹脂の優れた特性を活かすため、液晶樹脂単独でも溶融張力が必要とされる加工性を得、かつ成形品の性能も液晶樹脂にふさわしい高いレベルを実現するという相矛盾する課題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、特定の全芳香族ポリエステルアミド液晶樹脂を特定の条件で熱処理した樹脂を、特定の条件でブロー成形又は押出成形することにより、簡便に液晶性樹脂単体からなる高度な機械物性を有する成形品が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の第1は、下記(I)〜(V)の繰り返し重合単位:
(I)6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸残基1〜15モル%
(II)4−ヒドロキシ安息香酸残基40〜70モル%
(III)芳香族ジオール残基5〜28.5モル%
(IV)4−アミノフェノール残基1〜20モル%
(V)芳香族ジカルボン酸残基6〜29.5モル%
(ここで芳香族ジオール残基及び芳香族ジカルボン酸残基は少なくとも一つの芳香族環を含む二価の基である。)
からなり、融点が270〜370℃であり、該融点より10〜20℃高い温度でのせん断速度1000/秒における溶融粘度が10〜45Pa・sの範囲内にある全芳香族ポリエステルアミド液晶樹脂の粒子を、固相で熱処理して、該融点より10〜20℃高い温度でのせん断速度1000/秒における溶融粘度が60〜200Pa・sに達した液晶樹脂を用いて、該融点〜該融点+40℃の温度範囲でブロー成形または押出し成形する成形方法を提供する。
本発明の第2は、260℃以上でかつ該融点より10℃以上低い温度範囲で、液晶樹脂が粒子状態を保ったまま5時間以上、固相で熱処理を行うことを特徴とする本発明の第1に記載の成形方法を提供する。
本発明の第3は、熱処理前の液晶樹脂の粒子の直径又はいずれか一辺が3mm以上の平均長さを有する大きさである液晶樹脂を用いる本発明の第1又は2に記載の成形方法を提供する。
本発明の第4は、熱処理の前に、260℃以下の温度で4時間以内の予備加熱を行うことを特徴とする本発明の第1〜3の何れかに記載の成形方法を提供する。
本発明の第5は、低温から高温に(連続的または断続的に)昇温しながら熱処理を行うことを特徴とする本発明の第1〜4の何れかに記載の成形方法を提供する。
本発明の第6は、本発明の第1〜5の何れかに記載の成形方法により得られる成形品を提供する。
本発明によれば、液晶樹脂を簡易にブロー成形及び押出し成形加工することが可能であり、これにより得られる成形部品は優れた耐熱性、機械強度、寸法安定性、及び低気体透過性をもち、各種の容器、パイプや中空部品に好適である。
全芳香族ポリエステルアミド液晶樹脂
本発明に係る全芳香族ポリエステルアミド液晶樹脂は、下記(I)〜(V)の繰り返し重合単位からなる全芳香族ポリエステルアミド樹脂である。
なお、(I)〜(V)の繰り返し重合単位の合計は100モル%であり、樹脂の末端基を除いて、ヒドロキシル残基とアミノ残基の合計とカルボキシル残基の合計は等モルの関係にあり、特に、(III)と(IV)の合計と(V)が等モルの関係にある。
(I)6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸残基は1〜15モル%、好ましくは2.0〜10モル%である。6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸残基は、下記化学式(I)で表される。
(II)4−ヒドロキシ安息香酸残基は40〜70モル%、好ましくは50〜65モル%である。4−ヒドロキシ安息香酸残基、下記化学式(II)で表される。
(III)芳香族ジオール残基は5〜28.5モル%、好ましくは5〜25モル%、さらに好ましくは10〜20モル%である。芳香族ジオール残基は、下記化学式(III)で表される。
-O-Ar-O- (III)
(ここで、Arは少なくとも一つの芳香族環を含む二価の基である。)
(IV)4−アミノフェノール残基は1〜20モル%、好ましくは2〜15モル%、さらに好ましくは2.5〜10モル%である。4−アミノフェノール残基は、下記化学式(IV)で表される。
(V)芳香族ジカルボン酸残基は6〜29.5モル%、好ましくは8〜25モル%、さらに好ましくは10〜20モル%である。芳香族ジカルボン酸残基は、下記化学式(V)で表される。
-CO-Ar'-CO- (V)
(ここで、Ar'は少なくとも一つの芳香族環を含む二価の基である。)
芳香族ジオール残基及び芳香族ジカルボン酸残基は少なくとも一つの芳香族環を含む二価の基であり、二つ以上の芳香族環がメチレン基、エチレン基、イソプロピリデン基、ヘキサフルオロイソプロピリデン基、カルボニル基、硫黄原子、スルフォン基、スルフォキシド基、酸素原子、炭素数2〜6のアルキレンジオキシ基等で結合されていてもよい。好ましくは1,4−フェニレン基、1,3−フェニレン基、2,6−ナフタレン基および4,4’−ビフェニレン基から選ばれた1種または2種以上である。
ヒドロキシ安息香酸残基が主成分のポリエステル骨格中に部分的にアミド結合を導入したポリエステルアミドは、破壊に至る機械強度の大きなブロー成形品を得るために好ましい。アミド結合は多すぎると色相の悪化や熱安定性の低下を招くため、全結合単位の内、アミド結合を20モル%以内の範囲に保つ必要がある。
上記特定の樹脂組成の全芳香族ポリエステルアミドを原料とすることにより、実用的に良好な物性を示すブロー成形品、押出成形品が得られる。
上記(I)〜(V)の繰り返し重合単位を、具体的に生成するには、原料化合物として通常のエステル若しくはアミド形成能を有する種々のものが使用される。本発明に係る液晶ポリエステルアミドを形成するために必要な原料化合物は、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、4−ヒドロキシ安息香酸、芳香族ジオール、4−アミノフェノール、芳香族ジカルボン酸をそのままの形で用いてもよいし、重縮合反応での必要性に応じて、各々の官能基を各種誘導体で修飾したもの、例えばそれらのエステルやアミドなどを用いてもよい。
本発明に係る全芳香族ポリエステルアミド液晶樹脂は、直接重合法やエステル交換法を用いた重合により得ることができる。重合に際しては、通常、溶媒重合法や溶融重合法、スラリー重合法等が用いられる。これらの重合法では種々の触媒を用いることができ、代表的なものは、ジアルキル錫酸化物、ジアリール錫酸化物、二酸化チタン、アルコキシチタン珪酸塩類、チタンアルコラート類、カルボン酸のアルカリ及びアルカリ土類金属塩類、三フッ化ホウ素の如きルイス酸塩等が挙げられる。触媒の使用量は、モノマー全重量に対して、0.001〜1重量%が好ましい。
本発明でいう液晶樹脂とは、溶融時に光学的異方性を示すものである。溶融時に異方性を示す性質は、直交偏光子を利用した通常の偏光検査方法により確認することが出来る。
液晶樹脂であることによって、極めて低い気体透過性や寸法安定性、耐薬品性等の優れた特性が発現する。
上記の全芳香族ポリエステルアミドは、後述する熱処理による結晶成分の増加と分子量の増大を同時に引き起こすためには、DSCによる融点が270〜370℃、好ましくは290〜350℃であり、該融点より10〜20℃高い温度でのせん断速度1000/秒における溶融粘度が10〜45Pa・s、好ましくは10〜35Pa・sの範囲内にある。
液晶樹脂の融点が270℃未満では、熱処理により微結晶成分は増加するものの、分子量の増加が実質的には起こらず、ブロー成形性の改善は不充分になる。融点が370℃超の液晶樹脂の場合は分子量を増加させるためには融点近傍の高温度で長時間の熱処理が必要となり、副反応の生成物を抑えることができないため、十分な品質の液晶樹脂を得ることができない。
また、熱処理前の液晶樹脂について、該融点より10〜20℃高い温度でのせん断速度1000/秒における溶融粘度が10Pa・s未満では熱処理時に液晶樹脂が粒子形状を保持するのが困難となり、45Pa・s超では液晶樹脂の重合時の攪拌トルクが大きくなるので撹拌能力の高い高価な生産設備が必要になるため、経済的に好ましくない。
全芳香族ポリエステルアミド液晶樹脂の熱処理
本発明では上記の全芳香族ポリエステルアミドを、粒子状態を維持して熱処理することにより、分子量を増加させると共に粒子内に微結晶を数多く発生させる。
熱処理を行う樹脂の粒子は、球状、円柱状、角柱状など特に形状は限定されないが、好ましくは粒子の直径またはいずれか一片が、全粒子の平均で、3mm以上、10mm以下、さらに好ましくは3〜5mmである。
本発明で粒子状の液晶樹脂を熱処理する温度は、260℃以上でかつ該液晶樹脂の融点より10℃以上低い温度、好ましくは20℃以上低い温度である。融点Tmは、液晶性であるとDSCで融解ピークによる判定が難しい場合もあるので、顕微鏡でのクロスニコル下での相変化と合わせて、決定するのがよい。
熱処理の温度が高すぎて融点近傍になると、熱処理中に液晶樹脂の粒子が融着し、ブロー成形などの工程での取り扱いが困難になり、実用性の観点から好ましくない。一方、熱処理温度が余りに低すぎると、ブロー成形でのドローダウン防止にはほどんど効果がなくなるため、熱処理温度はどのような液晶樹脂に対しても、260℃以上を保つことが必要である。
上記熱処理する前に、予備加熱処理として、上記熱処理未満の温度で、0.5〜4時間液晶樹脂の粒子を加熱したりする方法や、上記熱処理を低温から高温側に連続的、または段階的に熱処理温度を上げていく(例えば昇温速度5〜10℃/hr)方法などでは、工程を簡略にすることができるため、工業的には好ましいことが多い。
熱処理時間は、粒子状を保ったまま、5時間以上必要であり、好ましくは8時聞以上であり、通常30時間以下であり、好ましくは20時間以下である。熱処理時間が上記範囲より短い場合には、溶融粘度の増加が不十分であり、ブロー成形する際の成形温度を融点近傍まで下げる必要が生じるため、ブローアップした際の溶融樹脂の延伸不足など成形性の問題が発生しやすく、成形条件の制約が大きくなり好ましくない。熱処理時間が上記範囲より極端に長くなると、樹脂粒子の表面の色相が悪化したり、副反応により液晶樹脂の特性が劣化する可能性がある。
このような熱処理により、粒子状の液晶樹脂は、微結晶が数多く発生すると同時に、分子量が増加する。分子量に関しては、GPC測定法、溶液粘度法、溶融粘度法により、熱処理前後での変化を確認できる。
一般的に結晶の存在は、DSCなど熱的測定により確認することが可能で、熱処理前より熱処理後のほうが、結晶構造が成長したり、微結晶が多く発生する。本発明の液晶樹脂においては、熱処理後の融点の方が前記熱処理前の融点より2〜30℃、好ましくは2〜20℃高くなる。
また、熱処理を行った後の液晶性樹脂の溶融粘度(熱処理前の樹脂の融点より10〜20℃高い温度におけるせん断速度1000/秒における値)が60〜200Pa・sであり、好ましくは60〜150Pa・sである。
このように本発明においては、溶融粘度が前記熱処理前の値10〜45Pa・sに比較して、60〜200Pa・sと大きく増加することにより、十分な耐ドローダウン性が達成される。
熱処理後の液晶樹脂の溶融粘度が60Pa・s未満では、耐ドローダウン性が不十分となり、200Pa・s超では、溶融ブローアップ時の延伸性が不十分となる。
熱処理は、通常、窒素気流下、若しくは乾燥空気下、又は減圧状態で行われれば、機器の種類は問わない。
熱処理用の装置としては、具体的には、材料静置式、機械搬送式、機械撹拌式、気流乾燥撹拌式などが挙げられ、好ましくは、タンブルドライヤー型の真空乾燥機などが挙げられる。真空乾燥機では真空度は0.01〜50kPa、好ましくは0.01〜10kPaである。
次に本発明では、使用目的に応じて各種の繊維状、粉粒状、板状の無機及び有機の充填剤を、熱処理前または熱処理後の液晶樹脂に、配合することが出来る。
繊維状充填剤としては、ガラス繊維、炭素繊維、アスベスト繊維、シリカ繊維、シリカ・アルミナ繊維、ジルコニア繊維、窒化ホウ素繊維、窒化珪素繊維、ホウ素繊維、チタン酸カリ繊維、更にステンレス繊維、アルミニウム、チタン、銅、真鍮等、金属繊維状物質の無機質繊維状物質が挙げられる。
有機繊維充填剤としては、芳香族ポリエステル繊維、他の液晶ポリマー繊維、芳香族ポリアミド繊維、ポリイミド繊維、フッ素樹脂繊維等の高融点耐熱性高強度合成繊維である。
粉粒状充填剤としては、カーボンブラック、黒鉛、シリカ、石英粉末、ガラスビーズ、ミルドガラスファイバー、ガラスバルーン、ガラス粉、珪酸カルシウム、カオリン、タルク、クレー、珪藻土、ウォラストナイトの如き硅素酸塩、酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、三酸化アンチモン、アルミナの如き金属酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムの如き金属の炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウムの如き金属の硫酸塩、その他フェライト、炭化硅素、窒化硅素、窒化ホウ素、各種金属粉末等が挙げられる。
板状充填剤としては、マイカ、ガラスフレーク、各種の金属箔等が挙げられる。
これらの無機及び有機充填剤は1種又は2種以上併用出来る。これらの充填剤の使用に当たっては、必要ならば集束剤又は表面処理剤を使用することが望ましい。
充填剤の配合量は、組成物全量中の1〜80重量%、好ましくは2〜30重量%である。
更に本発明の液晶樹脂には本発明の目的を損なわない範囲で他の熱可塑性樹脂を補助的に添加してもよい。この場合に使用する熱可塑性樹脂の例を示すと、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、エポキシ化合物や酸無水物による変性ポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等の芳香族ポリエステル、ポリアセタール、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリカーボネート、ABS樹脂、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィド、フッ素樹脂、熱可塑性エラストマー等が挙げられる。これらの熱可塑性樹脂は2種以上混合して使用することが出来る。
また、熱可塑性樹脂に通常用いられる酸化防止剤(例えばトリデシルフォスファイト等のリン化合物や商品名イルガノックス1010等のヒンダードフェノール化合物等)、滑剤(例えばステアリルアルコール、ポリエチレンワックス等)、難燃剤(例えば臭素化ビスフェノールA等のハロゲン化合物、有機リン化合物からなるポリマー、三酸化アンチモン等のアンチモン化合物等)等、周知の添加物が目的に応じて選択される。
全芳香族ポリエステルアミド液晶樹脂の成形
次に、ブロー成形について説明する。ブロー成形の加工温度(シリンダー温度及びダイ温度の両者を示す。)は、加熱処理後の液晶樹脂の融点以上で融点+40℃以下の温度であることが必要であり、好ましい加工温度は融点〜融点+30℃である。ドローダウン性を向上させるためには、加工温度を低くするほうが良いが、ブローアップに必要な溶融時の延伸性を考慮すると、融点以上が必要である。融点以上と融点未満では明らかに成形加工性に差があり、融点未満でも加工は可能ではあるが、溶融延伸性、金型転写性、外観性状、機械特性が低下し、液晶樹脂の優れた特性を生かすことができなくなる。ドローダウン性は、加工温度が上がると悪化するため、加工温度範囲は、融点+40℃以下である。
本発明では、熱処理後の樹脂を使用した場合、ドローダウン指数(ブロー成形機からパリソンを押出し、パリソンの長さが120mmに達するまでの時間に対する、600mm達するまでの時間の比)が2.0〜4.5、好ましくは2.5〜4.0である。ドローダウン指数が上記範囲未満ではドローダウンのためブロー成形が困難となり、上記範囲超では溶融時の延伸性が不足してブローアップ時に破れが発生しやすくなる。
なお、熱処理前の樹脂を使用した場合には、融点270℃以上液晶樹脂の場合は、上記ドローダウン指数が1.1〜2.0である。
押出成形においても、以上述べたようなブロー成形の場合と同様の温度制御が必要となる。
本発明に係るブロー成形は、好ましくはホットパリソン法であり、ホットパリソン法には、ダイレクトブロー成形、シートブロー成形、インジェクションブロー成形が含まれるが、好ましくはダイレクトブロー成形である。
本発明に係る押出成形は、特に限定されず、T−ダイ法、インフレーション法、チューブ成形法、異形押出法等が挙げられる。
本発明により得られる成形品は、ブロー成形品では容器、照明用グローブ、燃料タンク、ガスタンクのインナーライナー等が挙げられ、押出成形品では、フィルム、シート、チューブ、丸棒等が挙げられる。
本発明によれば、加圧状態で使用されたり、衝撃力のかかるような靭性の要求される環境下で使用される成形品にも使用できる。
(実施例)
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
尚、実施例で行った特性評価の方法は以下の通りである。
(1)液晶ポリエステル樹脂の融点:JIS K7121に基づき、得られた液晶樹脂ペレットを、示差熱分析法(DSC)により昇温温度20℃/分で測定した。
(2)液晶性:オリンパス社製偏光顕微鏡を使用し、リンカム社製ホットステージに試料を載せて溶融し、窒素雰囲気下で150倍の倍率で観察する。直交偏光子間に挿入したとき光を透過させる。試料が光学的に異方性であると、例えば溶融静止状態であっても偏光は透過する。
(3)溶融粘度:キャピラリー式レオメーター(東洋精機社キャピログラフ1B)により、せん断速度1000/秒での見掛けの溶融粘度を、ISO11443に準拠して表2に記載の測定温度にて測定した。測定には直径1.0mm、長さ20mmのオリフィスを用いた。
(4)ドローダウン指数:ブロー成形機(プラコー社製S−45ND)を用いて、樹脂吐出速度40g/分(2400g/時間)で、パリソン(口径30mm、肉厚2mm)を押出し、パリソンの長さが120mmに達するまでの時間(t120)に対する、600mmに達するまでの時間(t600)の比(t600/t120)を、ドローダウン指数として測定した。例えば、まったくドローダウンしない樹脂では、ドローダウン指数は押出し長さの比と等しく、5.0である。ドローダウンがしやすい樹脂では、ドローダウン指数は1に近づき小さくなる傾向となる。
(5)成形品の外観性状(成形品の破れ):ブロー成形機(プラコー社製S−45ND)により、表1に示す成形温度で直径120mm、長さ280mmの円筒状の成形品を作製し、目視により、ブロー後に成形品の破れの有無について評価した。
(6)機械強度:ブロー成形部品から、ASTM D638,タイプ5に準じてダンベル片形状に樹脂を切出し、パリソン吐出方向(垂直方向)と、ブローアップ方向(水平方向)について、オリエンテック社製テンシロンRTC−1325Aを用いて、引張り強度、引張り弾性率、引張り破断伸びを測定した。
[製造例1](ポリマーAの合成)
6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸175重量部、4−ヒドロキシ安息香酸345重量部、酢酸カリウム0.02重量部、無水酢酸350重量部を、各々撹拌機及び留出管を備えた反応機に仕込み、十分に窒素置換した後、常圧下で150℃まで温度を上げ、撹拌を開始した。150℃で30分撹拌し、更に徐々に温度を上昇させ、副生する酢酸を留去した。温度が300℃に達したところで、徐々に反応器中を減圧させ5torrの圧力で、1時間撹拌を続け、目標の撹拌トルクに達した時点で、反応器下部の排出孔を開け、窒素圧を使って樹脂をストランド状に取りだした。排出されたストランドをペレタイザーにより粒子状にした。この全芳香族ポリエステル液晶樹脂の融点は280℃、300℃での溶融粘度は35Pa・sであった。
[製造例2](ポリマーBの合成)
6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸38重量部、4−ヒドロキシ安息香酸173重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル52重量部、テレフタル酸65重量部、4−アセトアミノフェノール17重量部、酢酸カリウム0.04重量部、無水酢酸221重量部を各々撹拌機及び留出管を備えた反応機に仕込み、十分に窒素置換した後、常圧下で150℃まで温度を上げ、撹拌を開始した。150℃で30分撹拌し、更に徐々に温度を上昇させ、副生する酢酸を留去した。温度が350℃に達したところで、徐々に反応器中を減圧させ5torrの圧力で1時間撹拌を続け、目標の撹拌トルクに達した時点で、反応器下部の排出孔を開け、窒素圧を使って樹脂をストランド状に取りだした。排出されたストランドをペレタイザーにより粒子状にした。この全芳香族ポリエステルアミド液晶樹脂の融点は300℃、320℃での溶融粘度は25Pa・sであった。
[製造例3](ポリマーCの合成)
6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸30重量部、4−ヒドロキシ安息香酸285重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル80重量部、4−アセトアミノフェノール25重量部、テレフタル酸100重量部、酢酸カリウム0.07重量部、無水酢酸350重量部を各々撹拌機及び留出管を備えた反応機に仕込み、十分に窒素置換した後、常圧下で150℃まで温度を上げ、撹拌を開始した、150℃で80分撹拌し、更に徐々に温度を上昇させ、副生する酢酸を留去した。温度が350℃に達したところで、1時間かけて反応器中を減圧させ圧力が5torrに達した時点で時点で、反応器下部の排出孔を開け、窒素圧を使って樹脂をストランド状に取りだした。排出されたストランドをペレタイザーにより粒子状にした。この全芳香族ポリエステルアミド液晶樹脂の融点は340℃、350℃での溶融粘度は10Pa・sであった。
[製造例4](ポリマーDの合成)
6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸79重量部、4−ヒドロキシ安息香酸93重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル39重量部、4−アセトアミノフェノール13重量部、テレフタル酸49重量部、酢酸カリウム0.02重量部、無水酢酸167重量部を各々撹拌機及び留出管を備えた反応機に仕込み、十分に窒素置換した後、常圧下で150℃まで温度を上げ、撹拌を開始した。150℃で30分撹拌し、更に徐々に温度を上昇させ、副生する酢酸を留去した。温度が350℃に達したところで、反応器中を減圧させ圧力が5torrに達した時点からさらに30分撹拌し、反応器下部の排出孔を開け、窒素圧を使って樹脂をストランド状に取りだした。排出されたストランドをペレタイザーにより粒子状にした。この全芳香族ポリエステルアミド液晶樹脂の融点は215℃、250℃での溶融粘度は75Pa・sであった。
上記ポリマーA〜Dは何れも、溶融状態で光学的に異方性を示した。
表1に、上記全芳香族液晶樹脂の組成を示す。
(実施例1および比較例1)
上記ポリマーBを、各々真空乾燥機にて表2に示す温度、時間熱処理を行い、次いで表2に示す温度でブロー成形を行い、特性を評価した。
(実施例2および比較例2)
上記ポリマーCを、各々真空乾燥機にて表2に示す温度、時間熱処理を行い、次いで表2に示す温度でブロー成形を行い、特性を評価した。
(比較例3)
上記ポリマーAを、タンブルドライヤー型の真空乾燥機にて表2に示す温度、時間熱処理を行い、次いで表2に示す温度でブロー成形を行い、特性を評価した。
(比較例4〜6)
上記ポリマーAを、タンブルドライヤー型の真空乾燥機にて表1に示す温度、時間熱処理を行い、次いで表2に示す温度でブロー成形を行い、特性を評価した。なお、比較例6では、熱処理時に樹脂粒子が融着したため、熱処理後の測定が不可能であった。
(比較例7〜8)
上記ポリマーDに対し、比較例7では真空乾燥機にて表1に示す温度、時間熱処理を行い、比較例8では熱処理を行わず、次いで表2に示す温度でブロー成形を行い、前記特性を評価した。
上記結果を表2に纏めて示す。
表3に上記ブロー成形品から切り出したサンプルの引張強度、引張弾性率、引張伸度、成形品の断面厚み分布のデータを示す。
本発明のブロー成形品では、伸度が垂直方向及び水平方向共に優れており、靭性に優れていることが判る。
図1に、テンシロンRTC−1325Aにより各サンプルについて測定した引張伸びと引張応力との関係を示す。なお、破断点での伸長歪を破断引張伸びとして%であらわしている。
実施例1は、ブロー成形品の靭性を示す引張強度、伸度がいずれの方向でも高く、また成形品の肉厚分布を均一で異方性が少なく、靭性と強度に優れたブロー成形品が得られた。
融点が270〜370℃、融点より10〜20℃高い温度でのせん断速度1000/秒での溶融粘度が5〜45Pa・sの範囲内にある特定の組成の全芳香族ポリエステルアミド液晶樹脂を、260℃以上でかつ融点より10℃以上低い温度で、粒子状を保った状態で5時間以上固相で熱処理した液晶樹脂を用いて、融点+40℃以下の温度でブロー成形することで、液晶樹脂単体からなる靭性の大きな肉厚の比較的均一なブロー成形品が得られる。
液晶樹脂成形品の引張伸びと引張応力の関係を示すグラフである。

Claims (6)

  1. 下記(I)〜(V)の繰り返し重合単位:
    (I)6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸残基1〜15モル%
    (II)4−ヒドロキシ安息香酸残基40〜70モル%
    (III)芳香族ジオール残基5〜28.5モル%
    (IV)4−アミノフェノール残基1〜20モル%
    (V)芳香族ジカルボン酸残基6〜29.5モル%
    (ここで芳香族ジオール残基及び芳香族ジカルボン酸残基は少なくとも一つの芳香族環を含む二価の基である。)
    からなり、融点が270〜370℃であり、該融点より10〜20℃高い温度でのせん断速度1000/秒における溶融粘度が10〜45Pa・sの範囲内にある全芳香族ポリエステルアミド液晶樹脂の粒子を、固相で熱処理して、該融点より10〜20℃高い温度でのせん断速度1000/秒における溶融粘度が60〜200Pa・sに達した液晶樹脂を用いて、該融点〜該融点+40℃の温度範囲でブロー成形または押出し成形する成形方法。
  2. 260℃以上でかつ該融点より10℃以上低い温度範囲で、液晶樹脂が粒子状態を保ったまま5時間以上、固相で熱処理を行うことを特徴とする請求項1記載の成形方法。
  3. 熱処理前の液晶樹脂の粒子の直径又はいずれか一辺が3mm以上の平均長さを有する大きさである液晶樹脂を用いる請求項1又は2に記載の成形方法。
  4. 熱処理の前に、260℃以下の温度で4時間以内の予備加熱を行うことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の成形方法。
  5. 低温から高温に(連続的または断続的に)昇温しながら熱処理を行うことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の成形方法。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の成形方法により得られる成形品。
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