JP2005007688A - 刷版キャリア装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】版胴に装着した刷版を差し替え交換するに際し刷版を搬送する補助装置として、簡便な構造にして従来の印刷機周辺に容易に設けることができ、刷版を載せた状態でシート移送方向に沿って移動でき、安全性と作業性を向上できる刷版キャリア装置を提供する。
【解決手段】刷版キャリア装置を、複数並び配置された印刷装置の側部において同複数の印刷装置の並びに沿って横方向に設けられた案内軌道部と、同案内軌道部に移動自在に支持され、同案内軌道部の前記複数の印刷装置側に複数に区分された刷版受台を備えたストッカーとを有してなるように構成したので、複数枚の新旧の刷版を共に同じストッカー内に分別して収納でき、各印刷装置に対して版交換が容易となり、刷版をストッカー内に収納しておくため、安全性が向上し、刷版への傷入りが防止できる。
【選択図】 図1
【解決手段】刷版キャリア装置を、複数並び配置された印刷装置の側部において同複数の印刷装置の並びに沿って横方向に設けられた案内軌道部と、同案内軌道部に移動自在に支持され、同案内軌道部の前記複数の印刷装置側に複数に区分された刷版受台を備えたストッカーとを有してなるように構成したので、複数枚の新旧の刷版を共に同じストッカー内に分別して収納でき、各印刷装置に対して版交換が容易となり、刷版をストッカー内に収納しておくため、安全性が向上し、刷版への傷入りが防止できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、枚葉印刷機等において版胴に装着した刷版を着脱(差し替え交換)するに際して刷版を搬送する補助装置としての刷版キャリア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7から図9に基づき、従来の刷版キャリア装置を説明する。図7は、一般的な枚葉印刷機の全体立面概略構成図、図8は、図7中J−J矢視による作業用足場の説明図であり、図9(a)、(b)は、枚葉印刷機の印刷装置における刷版交換方法の説明図である。
【0003】
一般的な枚葉印刷機は、図7に示すように、給紙装置31、フィーダボード32、並設されたインキ色の異なる複数台の印刷装置5(5a〜5n)、排紙装置33等々から構成されている。排紙装置33は、シート搬送装置34とシート積重装置35から構成されている。
【0004】
また、これら枚葉印刷機には、シート移送方向(図7および図1、2中矢印S方向)に順次並べられた複数台の印刷装置5a〜5nに対応する側部において、図8に示すように作業用足場6が設けられ、作業用足場6の印刷装置5a〜5nに面する側の反対側には、作業者の落下等種々の危険を防止するための手摺7が設けられており、手摺7の上部には作業の効率化を図るために、工具や清掃用具等を載せる物置台8が設けられている。図8中、9は作業用足場6に至る階段で、10は階段に沿って配設した手摺である。
【0005】
各印刷装置5a〜5nには、図9に示すように印刷する絵柄を焼き付けた刷版2を装着する版胴1が設けられており、この版胴1に図示しないインキ装置からインキを転移供給し、インキ着けローラを介して刷版2の絵柄部分にインキを付着させる。
【0006】
次に、付着させたインキ絵柄を、ブランケット胴37、さらに圧胴36との中間を走行するシート3に転写して印刷が行われる。なお、図7において38は、各印刷装置5a〜5nの各圧胴36a〜36nの間に設けられる中間胴である。
【0007】
所定部数の印刷が終了すると版胴1に装着していた刷版2は取り外され、次の印刷に使用する新しい刷版2が版胴1に装着される。以下、同操作を順次繰り返すことにより、種々の印刷ができる様になっている。
【0008】
この刷版2の取り外し作業や装着作業に対処すべく、近年では機械により自動的に着脱するようにした刷版交換装置が開発され、印刷機に装備されるようになった。これら刷版交換装置については、今日種々多様な形式のものが提案されているが、本発明の内容に対し直接関係するものではなく構成、機能の説明を省略する。
【0009】
一般的に、版胴1から印刷を終えて使用済みとなった刷版2を取り外す場合に際しては次のように行う。図9(a)に示すように、先ず使用済みの刷版2を取り外す所定の位相位置において版胴1を停止させ、くわえ尻側版締め装置40aを緩める。これによって、刷版2のくわえ尻側後端2aがフリーとなり、版胴1に巻き付けられている湾曲状態から直線に復帰しようとする弾力により自動的に外に飛び出してくる。次に、この状態で版胴1を略1回転させると、刷版2は、くわえ尻側後端2bから順次外部へ送り出されることになる。
【0010】
続いて、図9(b)に示すように、刷版2を取り外す位相位置において、版胴1を停止し、刷版2のくわえ側先端2bを版胴1のくわえ側版締め装置40bの版締め部から抜き取ると、一連の使用済みの刷版2の取り外し作業が終了する。
【0011】
次に、版胴1へ新しい刷版2を装着するに際しては次のように操作が行なわれる。先ず、版胴1を回転させ、版胴1のギャップ部1aが図9(b)に示す位置になるよう停止させる。次に、新しい刷版2のくわえ側先端2bを版胴1のくわえ側版締め装置40bへ挿入した後、くわえ側版締め装置40bを固定し、版押えローラ41を版押えローラ移動機構42により押し出して、刷版2を押えながら版胴1を回転し、版胴1の外周面へ刷版2を巻着させて行く。
【0012】
続いて、図9(a)に示すように、版胴1を略1回転させた所定の位相位置において版胴1を停止し、刷版2のくわえ尻側後端2aを挿入した後、くわえ尻側版締め装置40aを作動し版締めを行う。これによって、一連の新しい刷版2の装着作業が終了する。
【0013】
上述の刷版着脱に関しては、刷版交換装置によって自動的に可能だが、刷版交換装置を設置せず、オペレータの人手作業で行うことも少なくない。いずれの場合も、従来の枚葉印刷機では取り外した使用済みの刷版2を一時的に置いておく場所が設けられておらず、やむなく印刷機の作業用足場6上に仮置きするといった方法が一般的であった。また、印刷装置5の版胴1には新しい刷版2を1枚ずつ装着していくが、装着待ちの新しい刷版2を置いておく場所がなく、作業用足場6の物置台8に引っ掛けて一時的に仮置きしていた。
【0014】
しかしながら、上記のような従来の印刷機における刷版交換作業は、取り外した刷版2を作業用足場6上に仮置きすることなどにより、作業者の通行が阻害され、また刷版2を踏み付けたりしてけがをするおそれがあり安全上問題があった。
また、物置台8に引っ掛けて仮置きした新しい刷版2により作業者の通行や版交換作業が阻害される他、新しい刷版2に接触して傷付けたり、あるいは、刷版2は非常に薄く軽い金属板で形成されているため、人の通行で発生する風や接触に起因する落下により刷版を変形させる等の事故を起こす恐れもあった。
【0015】
上記の問題に対処し、刷版の差し替え交換を迅速に行なうには、使用済みの刷版2を外し搬出する作業者とは別に、新しい刷版2を搬入し装着する作業者が必要で、生産効率(作業性)を著しく低下させることになる等の問題があった。
【0016】
一方、新旧の刷版2の搬入搬出を行なう装置も提案されており、例えば、特許番号第2724668号特許公報(特許文献1)および特許番号第2762029号特許公報(特許文献2)には、複数の印刷装置を上下の各階層に積み重ねて配置した印刷機において、新旧の刷版を目的の階層まで昇降移動させる装置が示され、また特許番号第3045584号特許公報(特許文献3)には、水平に配置された複数の印刷装置のそれぞれに、各印刷装置にアクセスし使用済みの刷版を取り出し収納場所に収め、新しい刷版を収納場所から取り出し印刷装置まで移送する装置が示されている。
【0017】
しかしながら、いずれも、上下昇降移送機構等の大規模、複雑な装置であったり、刷版のキャリアというより刷版の印刷装置自体の内側への出し入れのための昇降進退機構を複数、各印刷装置ごとに設ける必要のあるものであったりして、装置コスト、スペース等が大き過ぎ、上記の従来例のように並設された複数の印刷装置の側部に設けられた作業用足場6のような場所での刷版のキャリヤとして用いるには適当とはいえなかった。
【0018】
【特許文献1】
特許番号第2724668号特許公報(第1頁、図1)
【特許文献2】
特許番号第2762029号特許公報(第1頁、図1、図2)
【特許文献3】
特許番号第3045584号特許公報(第1頁、図1、図2)
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の枚葉印刷機等における刷版着脱時の問題を解消し、版胴に装着した刷版を差し替え交換するに際し刷版を搬送する補助装置として、簡便な構造にして従来の印刷機周辺に容易に設けることができ、刷版を載せた状態でシート移送方向に沿って移動でき、安全性と作業性を向上できる刷版キャリア装置を提供することを課題とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その第1の手段として、複数並び配置された印刷装置の側部において同複数の印刷装置の並びに沿って横方向に設けられた案内軌道部と、同案内軌道部に移動自在に支持され、同案内軌道部の前記複数の印刷装置側に複数に区分された刷版受台を備えたストッカーとを有してなることを特徴とする刷版キャリア装置を提供する。
【0021】
上記の構成により、第1の手段によれば、複数の印刷装置の並びに沿って設けられた案内軌道部にストッカーが移動自在に支持され、ストッカーは複数に区分された刷版受台を備えているので、複数枚の新旧の刷版を、共に同じストッカー内に分別して収納できるため、各印刷装置に対して、取り外した使用済みの刷版の仮置きと搬出、新しい刷版の待機、取り出し、版胴への装着、すなわち印刷装置の版交換が容易となる。また、刷版を、ストッカー内に収納しておくため、刷版への傷入りが防止できる。
【0022】
(2)第2の手段としては、第1の手段の刷版キャリア装置において、前記案内軌道部は、上下一定間隔に設けられた上側レールと下側レールを有してなることを特徴とする刷版キャリア装置を提供する。
【0023】
第2の手段によれば、第1の手段の作用に加え、ストッカーは案内軌道部に対して印刷装置側に位置するが、案内軌道部が上側側レールと下側レールより構成されるので、ストッカーの重力による水平方向分力を両レールで支える構造となり、ストッカーが安定して案内軌道部上を移動することができる。
【0024】
(3)また、第3の手段として、第1の手段または第2の手段の刷版キャリア装置において、前記案内軌道部は、前記複数の印刷装置の並びの側部に設けられた作業用足場の同複数の印刷装置と反対側に設けられてなることを特徴とする刷版キャリア装置を提供する。
【0025】
第3の手段によれば、第1の手段または第2の手段の作用に加え、ストッカーの移動する案内軌道部が作業用足場の印刷装置と反対側に設けられているので、印刷装置に近くに作業用足場を挟んで新旧の刷版を置けて刷版の交換作業が容易であり且つ作業の支障とならないとともに、作業用足場上を有効に使用でき、オペレータの通行が容易となる。さらに、作業用足場において、版交換を行う各印刷装置へストッカーを容易に移動させることが可能で、刷版の差し替え交換作業が一人で行えるようになる。
【0026】
(4)第4の手段として、第3の手段の刷版キャリア装置において、前記案内軌道部は、前記作業用足場の手摺の支柱に取り付けられてなることを特徴とする刷版キャリア装置を提供する。
【0027】
第4の手段によれば、第3の手段の作用に加え、案内軌道部を、作業用足場の手摺の支柱に取り付けているので、新たな構造物の必要がない。
【0028】
(5)第5の手段として、第1の手段ないし第4の手段のいずれかの刷版キャリア装置において、前記ストッカーは、前記案内軌道部に移動自在に支持されたプレートと同プレートに間隔をあけて取り付けられ同プレートとの間に刷版受台を形成する分離プレートを備えてなることを特徴とする刷版キャリア装置を提供する。
【0029】
第5の手段によれば、第1の手段ないし第4の手段のいずれかの作用に加え、ストッカーは案内軌道部に移動自在に支持されたプレートと分離プレートとにより複数の刷版受台を形成する簡便、軽量な構造となる。
【0030】
(6)第6の手段として、第5の手段の刷版キャリア装置において、前記分離プレートが、刷版の端部の折れ曲がり部を引っ掛け刷版を懸架することのできる横方向の櫛状の複数の溝を備え刷版受台を形成してなることを特徴とする刷版キャリア装置を提供する。
【0031】
第6の手段によれば、第5手段の作用に加え、構造がより簡便、軽量化し、刷版を溝に引っ掛けて懸架して置けるので刷版の扱いが容易である。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1から図6に基づき、本発明の実施の一形態に係る刷版キャリア装置について説明する。図1は、本実施の形態の刷版キャリア装置を設けた枚葉印刷機の要部立面概略構成図であり、図2は、図1中A−A矢視による要部平面概略構成図、図3は、図2中B−B矢視による本実施の形態の刷版キャリア装置の縦断面図、図4は、図3中C−C矢視による刷版キャリア装置の背面図、図5(a)は、図4中D−D矢視拡大断面図、図5(b)は、図4中E−E矢視拡大断面図、図6は、本実施の形態の刷版キャリア装置の新刷版受台の説明図であり、(a)は図3中F−F矢視による新刷版受台の正面図、(b)は(a)中G−Gによる新しい刷版を納めた状態の新刷版受台の縦断面図、(c)は(b)中H部の拡大図である。本実施の形態の説明において、前述の従来例の図7から図9に示す部分と共通する部分については図示を省略し、あるいは図中に同じ符号を付して説明を省略し、異なる点を主に以下説明する。
【0033】
本実施の形態の刷版キャリア装置は、図1、図2に示すように複数並び配置された印刷装置5a〜5nの側部に設けられた作業用足場6の、印刷装置5a〜5n側と反対の側に設けられた手摺7の支柱13に取り付けられ、水平方向(横方向)に沿い上下一定間隔で平行に設けられた2本の上側レール11および下側レール12と、両レール11、12に案内され刷版2を載せて移動できるストッカー4で構成したものである。両レール11、12はストッカー4を移動自在に支持する案内軌道部となる。
【0034】
具体的に説明すると、手摺7を支持する複数本の支柱13には、図1、図3に示すように、各々ブラケット14が取り付けられており、各ブラケット14の上端部、および下端部にはスペーサ15を介して水平方向にそれぞれストッカー4の案内軌道部となる上側レール11、下側レール12が架け渡してある。
【0035】
一方、図4に示すように、ストッカー4の主構造体となるプレート25の背面には、ブラケット16および上部サポート20、下部サポート21が両レール11、12の方向に間隔を置いて各一対組付け固定されている。
【0036】
図5(a)に示すように、上側レール11の上下両端面には、ブラケット16に取り付けた軸(ピンボルト)17にベアリング18を介して軸着させた溝付ローラ19を係合させてあり、上側レール11を挟むことによりストッカー4を脱落せずに上側レール11に沿って移動可能に支持する構造となっている。
【0037】
また、図5(b)に示すように、上部サポート20先端の軸17へ軸着させたベアリング22は、上側レール11のストッカー4の反対側に係合させてあり、下部サポート21先端の軸17へ軸着させたベアリング22は、下側レール12のストッカー4側に係合させてある。
【0038】
したがって、ストッカー4は両レール11、12に対して印刷装置5側にオーバーハングして位置するが、案内軌道部として2本のレール11、12を備え、ストッカー4の上部サポート20および下部サポート21の先端のベアリング22が、ストッカー4の重力による水平方向分力を各レール11、12で支える構造となるので、ストッカー4が安定して両レール11、12上を移動するよう機能する。
【0039】
また、溝付ローラ19の支持部(ブラケット16等)およびベアリング22の支持部(両サポート20、21等)は、両レール11、12の長さ方向(ストッカー4の横幅方向)にそれぞれ2個が組になって配設されており、ストッカー4の両幅端を安定的に支持させている。
【0040】
ストッカー4は、図3に示されるように、使用済みの刷版(旧版)2を収納する刷版受台である旧刷版受台23と、新しい刷版(新版)2を収納する刷版受台である新刷版受台24を備えるように構成されている。プレート25には、新旧の刷版2を分離する分離プレート26とを、底部および側部に設けたスペーサ27を介して連結し、箱状に形成して旧刷版受台23としており、同時に複数枚の使用済みの刷版2を収納できるようになっている。
【0041】
したがって、ストッカー4は両レール11、12に移動自在に支持されたプレート25と分離プレート26とにより複数の刷版受台23、24を形成する簡便、軽量な構造となる。
【0042】
また、分離プレート26には、一定の間隔を形成する支持用ブラケット28が分離プレート26の下端部中央において取り付けられ、さらに図6に示すように、分離プレート26の上端部の中央部に凹状に切欠き部26aを形成し、その両側に、水平方向(両レール11、12の方向)に切欠き部26aに向けた櫛状の複数条の溝50が加工形成されている。この溝50は、新しい刷版2のくわえ側先端2bの折り曲げ部を引っ掛け、刷版2を懸吊すべく機能させるもので、同時に複数枚の新しい刷版2が収納できるようになっており、新刷版受台24を形成している。
【0043】
51は、各溝50をなす櫛状部の端部にスペーサ52を介して取り付けられ溝50を維持し、櫛状部の位置関係を保持する補強部材である。分離プレート26の上部両側端には、ストッカー4移動用の取手53が固定されている。
【0044】
以下、上記のように構成された本実施の形態の刷版キャリア装置の操作を説明する。枚葉印刷機としての刷版交換自体に係る一連の操作は、従来の方法と同様である。
【0045】
図2に示すように、先ず所定の待機位置X(図2中破線図示)にあるストッカー4に、差し替え交換する新しい刷版2を載せる。新しい刷版2は図3等に示す新刷版受台24に複数枚を同時に収納させておくことができる。
【0046】
次に、ストッカー4を移動し、版交換を行う位置Y、例えば印刷装置5a部近傍(図2中ニ点鎖線図示)に配置(停止)させ、印刷装置5aから取り外した使用済みの刷版2を、ストッカー4のスペーサ27をかわして旧刷版受台23に収納する。
【0047】
続いて、ストッカー4を、新しい刷版2の取り出し易い位置Z(図2中実線図示)まで移動させ、新しい刷版2を取り出して、印刷装置5aの版胴1に装着する。以下、同様操作を繰り返し他の印刷装置5の刷版を交換し、総ての版交換を終えた後は、ストッカー4を待機位置Xに移動して固定する。最後に、回収した使用済みの刷版2をストッカー4から取り出し、所定の場所へ運搬、収納する。
【0048】
したがって、本実施の形態の刷版キャリア装置によれば、複数の印刷装置5a〜5の並びに沿って水平方向(横方向)に設けられた両レール11、12にストッカー4が移動自在に支持され、ストッカー4は複数に区分された刷版受台を備えているので、複数枚の新旧の刷版2を、共に同じストッカー4内に分別して収納できるため、各印刷装置に対して、取り外した使用済みの刷版2の仮置きと搬出、新しい刷版2の待機、取り出し、版胴1への装着、すなわち印刷装置5の版交換が容易となる。また、刷版2を、ストッカー4内に収納しておくため、刷版2への傷入りが防止できる。
【0049】
また、ストッカー4の移動する両レール11,12が作業用足場6の印刷装置5と反対側に設けられているので、印刷装置5に近くに作業用足場6を挟んで新旧の刷版2を置けて刷版2の交換作業が容易であり且つ作業の支障とならないとともに、作業用足場6上を有効に使用でき、オペレータの通行が容易となり、安全性が向上する。
【0050】
さらに、作業用足場6において、版交換を行う各印刷装置5へストッカー4を容易に移動させることが可能で、刷版の差し替え交換作業が一人で行えるようになり、作業性が向上すると共に版交換時間が大幅に短縮できる等々,種々の効果を得ることができるようになる。
【0051】
さらに構造的にも、両レール11、12を、作業用足場6の手摺の支柱13に取り付けているので、新たな構造物の必要がなく、簡便に刷版キャリア装置を設備することができるものとなる。
【0052】
以上、本発明を図示の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
【0053】
例えば、刷版キャリア装置におけるストッカー4部の構成は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内において種々形態に変更を加え得るものである。
【0054】
すなわち、ストッカー4は、少なくとも新旧の刷版を分別して収納できるように複数の刷版受台を備えるもので、図示の2つに限らず、分離プレート26の枚数を増して3つ以上の刷版受台を備えてもよい。図示の両刷版受台23、24に新旧の刷版を逆に収納してもよい。
【0055】
また、分離プレート26は必ずしも溝50を備えず、単に箱状の刷版受台を形成するものであって、刷版受台を複数形成する数が備えられてもよいが、図示のような溝50を備えれば、構造が簡便、軽量化し、溝50に引っ掛けられて懸架された刷版2の扱いが容易である。
【0056】
そして、上記実施の形態は、ストッカー4は取手53によって手動で移動されるものを示したが、適宜のラックピニオン、チェンスプロケット等の移動補助機構を加え、また、クランプ等の位置固定機構を加えてもよい。
【0057】
【発明の効果】
(1)請求項1の発明によれば、刷版キャリア装置を、複数並び配置された印刷装置の側部において同複数の印刷装置の並びに沿って横方向に設けられた案内軌道部と、同案内軌道部に移動自在に支持され、同案内軌道部の前記複数の印刷装置側に複数に区分された刷版受台を備えたストッカーとを有してなるように構成したので、複数の印刷装置の並びに沿って設けられた案内軌道部にストッカーが移動自在に支持され、ストッカーは複数に区分された刷版受台を備えているため、複数枚の新旧の刷版を、共に同じストッカー内に分別して収納でき、各印刷装置に対して、取り外した使用済みの刷版の仮置きと搬出、新しい刷版の待機、取り出し、版胴への装着、すなわち印刷装置の版交換が容易となる。また、刷版を、ストッカー内に収納しておくため、刷版への傷入りが防止できる。
【0058】
(2)請求項2の発明によれば、請求項1に記載の刷版キャリア装置において、前記案内軌道部は、上下一定間隔に設けられた上側レールと下側レールを有してなるように構成したので、請求項1の発明の効果に加え、ストッカーは案内軌道部に対して印刷装置側に位置するが、案内軌道部が上側側レールと下側レールより構成されるため、ストッカーの重力による水平方向分力を両レールで支える構造となり、ストッカーが安定して案内軌道部上を移動することができる。
【0059】
(3)請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の刷版キャリア装置において、前記案内軌道部は、前記複数の印刷装置の並びの側部に設けられた作業用足場の同複数の印刷装置と反対側に設けられてなるように構成したので、請求項1または請求項2の発明の効果に加え、ストッカーの移動する案内軌道部が作業用足場の印刷装置と反対側に設けられているため、印刷装置に近くに作業用足場を挟んで新旧の刷版を置けて刷版の交換作業が容易であり且つ作業の支障とならないとともに、作業用足場上を有効に使用でき、オペレータの通行が容易となり、安全性が向上する。さらに、作業用足場において、版交換を行う各印刷装置へストッカーを容易に移動させることが可能で、刷版の差し替え交換作業が一人で行えるようになり、作業性が向上すると共に版交換時間が大幅に短縮できる等の効果を得ることができる。
【0060】
(4)請求項4の発明によれば、請求項3に記載の刷版キャリア装置において、前記案内軌道部は、前記作業用足場の手摺の支柱に取り付けられてなるように構成したので、請求項3の発明の効果に加え、案内軌道部を、作業用足場の手摺の支柱に取り付けているため、新たな構造物の必要がなく、簡便に刷版キャリア装置を設備することができるものとなる。
【0061】
(5)請求項5の発明によれば、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の刷版キャリア装置において、前記ストッカーは、前記案内軌道部に移動自在に支持されたプレートと同プレートに間隔をあけて取り付けられ同プレートとの間に刷版受台を形成する分離プレートを備えてなるように構成したので、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明の効果に加え、ストッカーは案内軌道部に移動自在に支持されたプレートと分離プレートとにより複数の刷版受台を形成する簡便、軽量な構造となり、刷版キャリア装置を設備することと取り扱いが容易となり、コストも低減する。
【0062】
(6)請求項6の発明によれば、請求項5に記載の刷版キャリア装置において、前記分離プレートが、刷版の端部の折れ曲がり部を引っ掛け刷版を懸架することのできる横方向の櫛状の複数の溝を備え刷版受台を形成してなるように構成したので、請求項5の発明の効果に加え、構造がより簡便、軽量化し、刷版を溝に引っ掛けて懸架して置けるので刷版の扱いが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る刷版キャリア装置を設けた枚葉印刷機の要部立面概略構成図である。
【図2】図1中A−A矢視による要部平面概略構成図である。
【図3】図2中B−B矢視による本実施の形態の刷版キャリア装置の縦断面図である。
【図4】図3中C−C矢視による刷版キャリア装置の背面図である。
【図5】(a)は、図4中D−D矢視拡大断面図、(b)は、図4中E−E矢視拡大断面図である。
【図6】本実施の形態の刷版キャリア装置の新刷版受台の説明図であり、(a)は図3中F−F矢視による新刷版受台の正面図、(b)は(a)中G−G矢視による新しい刷版を納めた状態の新刷版受台の縦断面図、(c)は(b)中H部の拡大図である。
【図7】従来の一般的な枚葉印刷機の全体立面概略構成図である。
【図8】図7中J−J矢視による作業用足場の説明図である。
【図9】(a)、(b)は、枚葉印刷機の印刷装置における刷版交換方法の説明図である。
【符号の説明】
1 版胴
2 刷版
3 シート
5(5a〜5n) 印刷装置
6 作業用足場
7 手摺
8 物置台
11 上側レール
12 下側レール
13 支柱
14 ブラケット
16 ブラケット
17 軸
18 ベアリング
19 溝付ローラ
20 上側サポート
21 下側サポート
22 ベアリング
23 旧刷版受台
24 新刷版受台
25 プレート
26 分離プレート
26a 切欠き部
27 スペーサ
28 支持用ブラケット
50 溝
51 補強部材
52 スペーサ
53 取手
【発明の属する技術分野】
本発明は、枚葉印刷機等において版胴に装着した刷版を着脱(差し替え交換)するに際して刷版を搬送する補助装置としての刷版キャリア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7から図9に基づき、従来の刷版キャリア装置を説明する。図7は、一般的な枚葉印刷機の全体立面概略構成図、図8は、図7中J−J矢視による作業用足場の説明図であり、図9(a)、(b)は、枚葉印刷機の印刷装置における刷版交換方法の説明図である。
【0003】
一般的な枚葉印刷機は、図7に示すように、給紙装置31、フィーダボード32、並設されたインキ色の異なる複数台の印刷装置5(5a〜5n)、排紙装置33等々から構成されている。排紙装置33は、シート搬送装置34とシート積重装置35から構成されている。
【0004】
また、これら枚葉印刷機には、シート移送方向(図7および図1、2中矢印S方向)に順次並べられた複数台の印刷装置5a〜5nに対応する側部において、図8に示すように作業用足場6が設けられ、作業用足場6の印刷装置5a〜5nに面する側の反対側には、作業者の落下等種々の危険を防止するための手摺7が設けられており、手摺7の上部には作業の効率化を図るために、工具や清掃用具等を載せる物置台8が設けられている。図8中、9は作業用足場6に至る階段で、10は階段に沿って配設した手摺である。
【0005】
各印刷装置5a〜5nには、図9に示すように印刷する絵柄を焼き付けた刷版2を装着する版胴1が設けられており、この版胴1に図示しないインキ装置からインキを転移供給し、インキ着けローラを介して刷版2の絵柄部分にインキを付着させる。
【0006】
次に、付着させたインキ絵柄を、ブランケット胴37、さらに圧胴36との中間を走行するシート3に転写して印刷が行われる。なお、図7において38は、各印刷装置5a〜5nの各圧胴36a〜36nの間に設けられる中間胴である。
【0007】
所定部数の印刷が終了すると版胴1に装着していた刷版2は取り外され、次の印刷に使用する新しい刷版2が版胴1に装着される。以下、同操作を順次繰り返すことにより、種々の印刷ができる様になっている。
【0008】
この刷版2の取り外し作業や装着作業に対処すべく、近年では機械により自動的に着脱するようにした刷版交換装置が開発され、印刷機に装備されるようになった。これら刷版交換装置については、今日種々多様な形式のものが提案されているが、本発明の内容に対し直接関係するものではなく構成、機能の説明を省略する。
【0009】
一般的に、版胴1から印刷を終えて使用済みとなった刷版2を取り外す場合に際しては次のように行う。図9(a)に示すように、先ず使用済みの刷版2を取り外す所定の位相位置において版胴1を停止させ、くわえ尻側版締め装置40aを緩める。これによって、刷版2のくわえ尻側後端2aがフリーとなり、版胴1に巻き付けられている湾曲状態から直線に復帰しようとする弾力により自動的に外に飛び出してくる。次に、この状態で版胴1を略1回転させると、刷版2は、くわえ尻側後端2bから順次外部へ送り出されることになる。
【0010】
続いて、図9(b)に示すように、刷版2を取り外す位相位置において、版胴1を停止し、刷版2のくわえ側先端2bを版胴1のくわえ側版締め装置40bの版締め部から抜き取ると、一連の使用済みの刷版2の取り外し作業が終了する。
【0011】
次に、版胴1へ新しい刷版2を装着するに際しては次のように操作が行なわれる。先ず、版胴1を回転させ、版胴1のギャップ部1aが図9(b)に示す位置になるよう停止させる。次に、新しい刷版2のくわえ側先端2bを版胴1のくわえ側版締め装置40bへ挿入した後、くわえ側版締め装置40bを固定し、版押えローラ41を版押えローラ移動機構42により押し出して、刷版2を押えながら版胴1を回転し、版胴1の外周面へ刷版2を巻着させて行く。
【0012】
続いて、図9(a)に示すように、版胴1を略1回転させた所定の位相位置において版胴1を停止し、刷版2のくわえ尻側後端2aを挿入した後、くわえ尻側版締め装置40aを作動し版締めを行う。これによって、一連の新しい刷版2の装着作業が終了する。
【0013】
上述の刷版着脱に関しては、刷版交換装置によって自動的に可能だが、刷版交換装置を設置せず、オペレータの人手作業で行うことも少なくない。いずれの場合も、従来の枚葉印刷機では取り外した使用済みの刷版2を一時的に置いておく場所が設けられておらず、やむなく印刷機の作業用足場6上に仮置きするといった方法が一般的であった。また、印刷装置5の版胴1には新しい刷版2を1枚ずつ装着していくが、装着待ちの新しい刷版2を置いておく場所がなく、作業用足場6の物置台8に引っ掛けて一時的に仮置きしていた。
【0014】
しかしながら、上記のような従来の印刷機における刷版交換作業は、取り外した刷版2を作業用足場6上に仮置きすることなどにより、作業者の通行が阻害され、また刷版2を踏み付けたりしてけがをするおそれがあり安全上問題があった。
また、物置台8に引っ掛けて仮置きした新しい刷版2により作業者の通行や版交換作業が阻害される他、新しい刷版2に接触して傷付けたり、あるいは、刷版2は非常に薄く軽い金属板で形成されているため、人の通行で発生する風や接触に起因する落下により刷版を変形させる等の事故を起こす恐れもあった。
【0015】
上記の問題に対処し、刷版の差し替え交換を迅速に行なうには、使用済みの刷版2を外し搬出する作業者とは別に、新しい刷版2を搬入し装着する作業者が必要で、生産効率(作業性)を著しく低下させることになる等の問題があった。
【0016】
一方、新旧の刷版2の搬入搬出を行なう装置も提案されており、例えば、特許番号第2724668号特許公報(特許文献1)および特許番号第2762029号特許公報(特許文献2)には、複数の印刷装置を上下の各階層に積み重ねて配置した印刷機において、新旧の刷版を目的の階層まで昇降移動させる装置が示され、また特許番号第3045584号特許公報(特許文献3)には、水平に配置された複数の印刷装置のそれぞれに、各印刷装置にアクセスし使用済みの刷版を取り出し収納場所に収め、新しい刷版を収納場所から取り出し印刷装置まで移送する装置が示されている。
【0017】
しかしながら、いずれも、上下昇降移送機構等の大規模、複雑な装置であったり、刷版のキャリアというより刷版の印刷装置自体の内側への出し入れのための昇降進退機構を複数、各印刷装置ごとに設ける必要のあるものであったりして、装置コスト、スペース等が大き過ぎ、上記の従来例のように並設された複数の印刷装置の側部に設けられた作業用足場6のような場所での刷版のキャリヤとして用いるには適当とはいえなかった。
【0018】
【特許文献1】
特許番号第2724668号特許公報(第1頁、図1)
【特許文献2】
特許番号第2762029号特許公報(第1頁、図1、図2)
【特許文献3】
特許番号第3045584号特許公報(第1頁、図1、図2)
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の枚葉印刷機等における刷版着脱時の問題を解消し、版胴に装着した刷版を差し替え交換するに際し刷版を搬送する補助装置として、簡便な構造にして従来の印刷機周辺に容易に設けることができ、刷版を載せた状態でシート移送方向に沿って移動でき、安全性と作業性を向上できる刷版キャリア装置を提供することを課題とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その第1の手段として、複数並び配置された印刷装置の側部において同複数の印刷装置の並びに沿って横方向に設けられた案内軌道部と、同案内軌道部に移動自在に支持され、同案内軌道部の前記複数の印刷装置側に複数に区分された刷版受台を備えたストッカーとを有してなることを特徴とする刷版キャリア装置を提供する。
【0021】
上記の構成により、第1の手段によれば、複数の印刷装置の並びに沿って設けられた案内軌道部にストッカーが移動自在に支持され、ストッカーは複数に区分された刷版受台を備えているので、複数枚の新旧の刷版を、共に同じストッカー内に分別して収納できるため、各印刷装置に対して、取り外した使用済みの刷版の仮置きと搬出、新しい刷版の待機、取り出し、版胴への装着、すなわち印刷装置の版交換が容易となる。また、刷版を、ストッカー内に収納しておくため、刷版への傷入りが防止できる。
【0022】
(2)第2の手段としては、第1の手段の刷版キャリア装置において、前記案内軌道部は、上下一定間隔に設けられた上側レールと下側レールを有してなることを特徴とする刷版キャリア装置を提供する。
【0023】
第2の手段によれば、第1の手段の作用に加え、ストッカーは案内軌道部に対して印刷装置側に位置するが、案内軌道部が上側側レールと下側レールより構成されるので、ストッカーの重力による水平方向分力を両レールで支える構造となり、ストッカーが安定して案内軌道部上を移動することができる。
【0024】
(3)また、第3の手段として、第1の手段または第2の手段の刷版キャリア装置において、前記案内軌道部は、前記複数の印刷装置の並びの側部に設けられた作業用足場の同複数の印刷装置と反対側に設けられてなることを特徴とする刷版キャリア装置を提供する。
【0025】
第3の手段によれば、第1の手段または第2の手段の作用に加え、ストッカーの移動する案内軌道部が作業用足場の印刷装置と反対側に設けられているので、印刷装置に近くに作業用足場を挟んで新旧の刷版を置けて刷版の交換作業が容易であり且つ作業の支障とならないとともに、作業用足場上を有効に使用でき、オペレータの通行が容易となる。さらに、作業用足場において、版交換を行う各印刷装置へストッカーを容易に移動させることが可能で、刷版の差し替え交換作業が一人で行えるようになる。
【0026】
(4)第4の手段として、第3の手段の刷版キャリア装置において、前記案内軌道部は、前記作業用足場の手摺の支柱に取り付けられてなることを特徴とする刷版キャリア装置を提供する。
【0027】
第4の手段によれば、第3の手段の作用に加え、案内軌道部を、作業用足場の手摺の支柱に取り付けているので、新たな構造物の必要がない。
【0028】
(5)第5の手段として、第1の手段ないし第4の手段のいずれかの刷版キャリア装置において、前記ストッカーは、前記案内軌道部に移動自在に支持されたプレートと同プレートに間隔をあけて取り付けられ同プレートとの間に刷版受台を形成する分離プレートを備えてなることを特徴とする刷版キャリア装置を提供する。
【0029】
第5の手段によれば、第1の手段ないし第4の手段のいずれかの作用に加え、ストッカーは案内軌道部に移動自在に支持されたプレートと分離プレートとにより複数の刷版受台を形成する簡便、軽量な構造となる。
【0030】
(6)第6の手段として、第5の手段の刷版キャリア装置において、前記分離プレートが、刷版の端部の折れ曲がり部を引っ掛け刷版を懸架することのできる横方向の櫛状の複数の溝を備え刷版受台を形成してなることを特徴とする刷版キャリア装置を提供する。
【0031】
第6の手段によれば、第5手段の作用に加え、構造がより簡便、軽量化し、刷版を溝に引っ掛けて懸架して置けるので刷版の扱いが容易である。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1から図6に基づき、本発明の実施の一形態に係る刷版キャリア装置について説明する。図1は、本実施の形態の刷版キャリア装置を設けた枚葉印刷機の要部立面概略構成図であり、図2は、図1中A−A矢視による要部平面概略構成図、図3は、図2中B−B矢視による本実施の形態の刷版キャリア装置の縦断面図、図4は、図3中C−C矢視による刷版キャリア装置の背面図、図5(a)は、図4中D−D矢視拡大断面図、図5(b)は、図4中E−E矢視拡大断面図、図6は、本実施の形態の刷版キャリア装置の新刷版受台の説明図であり、(a)は図3中F−F矢視による新刷版受台の正面図、(b)は(a)中G−Gによる新しい刷版を納めた状態の新刷版受台の縦断面図、(c)は(b)中H部の拡大図である。本実施の形態の説明において、前述の従来例の図7から図9に示す部分と共通する部分については図示を省略し、あるいは図中に同じ符号を付して説明を省略し、異なる点を主に以下説明する。
【0033】
本実施の形態の刷版キャリア装置は、図1、図2に示すように複数並び配置された印刷装置5a〜5nの側部に設けられた作業用足場6の、印刷装置5a〜5n側と反対の側に設けられた手摺7の支柱13に取り付けられ、水平方向(横方向)に沿い上下一定間隔で平行に設けられた2本の上側レール11および下側レール12と、両レール11、12に案内され刷版2を載せて移動できるストッカー4で構成したものである。両レール11、12はストッカー4を移動自在に支持する案内軌道部となる。
【0034】
具体的に説明すると、手摺7を支持する複数本の支柱13には、図1、図3に示すように、各々ブラケット14が取り付けられており、各ブラケット14の上端部、および下端部にはスペーサ15を介して水平方向にそれぞれストッカー4の案内軌道部となる上側レール11、下側レール12が架け渡してある。
【0035】
一方、図4に示すように、ストッカー4の主構造体となるプレート25の背面には、ブラケット16および上部サポート20、下部サポート21が両レール11、12の方向に間隔を置いて各一対組付け固定されている。
【0036】
図5(a)に示すように、上側レール11の上下両端面には、ブラケット16に取り付けた軸(ピンボルト)17にベアリング18を介して軸着させた溝付ローラ19を係合させてあり、上側レール11を挟むことによりストッカー4を脱落せずに上側レール11に沿って移動可能に支持する構造となっている。
【0037】
また、図5(b)に示すように、上部サポート20先端の軸17へ軸着させたベアリング22は、上側レール11のストッカー4の反対側に係合させてあり、下部サポート21先端の軸17へ軸着させたベアリング22は、下側レール12のストッカー4側に係合させてある。
【0038】
したがって、ストッカー4は両レール11、12に対して印刷装置5側にオーバーハングして位置するが、案内軌道部として2本のレール11、12を備え、ストッカー4の上部サポート20および下部サポート21の先端のベアリング22が、ストッカー4の重力による水平方向分力を各レール11、12で支える構造となるので、ストッカー4が安定して両レール11、12上を移動するよう機能する。
【0039】
また、溝付ローラ19の支持部(ブラケット16等)およびベアリング22の支持部(両サポート20、21等)は、両レール11、12の長さ方向(ストッカー4の横幅方向)にそれぞれ2個が組になって配設されており、ストッカー4の両幅端を安定的に支持させている。
【0040】
ストッカー4は、図3に示されるように、使用済みの刷版(旧版)2を収納する刷版受台である旧刷版受台23と、新しい刷版(新版)2を収納する刷版受台である新刷版受台24を備えるように構成されている。プレート25には、新旧の刷版2を分離する分離プレート26とを、底部および側部に設けたスペーサ27を介して連結し、箱状に形成して旧刷版受台23としており、同時に複数枚の使用済みの刷版2を収納できるようになっている。
【0041】
したがって、ストッカー4は両レール11、12に移動自在に支持されたプレート25と分離プレート26とにより複数の刷版受台23、24を形成する簡便、軽量な構造となる。
【0042】
また、分離プレート26には、一定の間隔を形成する支持用ブラケット28が分離プレート26の下端部中央において取り付けられ、さらに図6に示すように、分離プレート26の上端部の中央部に凹状に切欠き部26aを形成し、その両側に、水平方向(両レール11、12の方向)に切欠き部26aに向けた櫛状の複数条の溝50が加工形成されている。この溝50は、新しい刷版2のくわえ側先端2bの折り曲げ部を引っ掛け、刷版2を懸吊すべく機能させるもので、同時に複数枚の新しい刷版2が収納できるようになっており、新刷版受台24を形成している。
【0043】
51は、各溝50をなす櫛状部の端部にスペーサ52を介して取り付けられ溝50を維持し、櫛状部の位置関係を保持する補強部材である。分離プレート26の上部両側端には、ストッカー4移動用の取手53が固定されている。
【0044】
以下、上記のように構成された本実施の形態の刷版キャリア装置の操作を説明する。枚葉印刷機としての刷版交換自体に係る一連の操作は、従来の方法と同様である。
【0045】
図2に示すように、先ず所定の待機位置X(図2中破線図示)にあるストッカー4に、差し替え交換する新しい刷版2を載せる。新しい刷版2は図3等に示す新刷版受台24に複数枚を同時に収納させておくことができる。
【0046】
次に、ストッカー4を移動し、版交換を行う位置Y、例えば印刷装置5a部近傍(図2中ニ点鎖線図示)に配置(停止)させ、印刷装置5aから取り外した使用済みの刷版2を、ストッカー4のスペーサ27をかわして旧刷版受台23に収納する。
【0047】
続いて、ストッカー4を、新しい刷版2の取り出し易い位置Z(図2中実線図示)まで移動させ、新しい刷版2を取り出して、印刷装置5aの版胴1に装着する。以下、同様操作を繰り返し他の印刷装置5の刷版を交換し、総ての版交換を終えた後は、ストッカー4を待機位置Xに移動して固定する。最後に、回収した使用済みの刷版2をストッカー4から取り出し、所定の場所へ運搬、収納する。
【0048】
したがって、本実施の形態の刷版キャリア装置によれば、複数の印刷装置5a〜5の並びに沿って水平方向(横方向)に設けられた両レール11、12にストッカー4が移動自在に支持され、ストッカー4は複数に区分された刷版受台を備えているので、複数枚の新旧の刷版2を、共に同じストッカー4内に分別して収納できるため、各印刷装置に対して、取り外した使用済みの刷版2の仮置きと搬出、新しい刷版2の待機、取り出し、版胴1への装着、すなわち印刷装置5の版交換が容易となる。また、刷版2を、ストッカー4内に収納しておくため、刷版2への傷入りが防止できる。
【0049】
また、ストッカー4の移動する両レール11,12が作業用足場6の印刷装置5と反対側に設けられているので、印刷装置5に近くに作業用足場6を挟んで新旧の刷版2を置けて刷版2の交換作業が容易であり且つ作業の支障とならないとともに、作業用足場6上を有効に使用でき、オペレータの通行が容易となり、安全性が向上する。
【0050】
さらに、作業用足場6において、版交換を行う各印刷装置5へストッカー4を容易に移動させることが可能で、刷版の差し替え交換作業が一人で行えるようになり、作業性が向上すると共に版交換時間が大幅に短縮できる等々,種々の効果を得ることができるようになる。
【0051】
さらに構造的にも、両レール11、12を、作業用足場6の手摺の支柱13に取り付けているので、新たな構造物の必要がなく、簡便に刷版キャリア装置を設備することができるものとなる。
【0052】
以上、本発明を図示の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
【0053】
例えば、刷版キャリア装置におけるストッカー4部の構成は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内において種々形態に変更を加え得るものである。
【0054】
すなわち、ストッカー4は、少なくとも新旧の刷版を分別して収納できるように複数の刷版受台を備えるもので、図示の2つに限らず、分離プレート26の枚数を増して3つ以上の刷版受台を備えてもよい。図示の両刷版受台23、24に新旧の刷版を逆に収納してもよい。
【0055】
また、分離プレート26は必ずしも溝50を備えず、単に箱状の刷版受台を形成するものであって、刷版受台を複数形成する数が備えられてもよいが、図示のような溝50を備えれば、構造が簡便、軽量化し、溝50に引っ掛けられて懸架された刷版2の扱いが容易である。
【0056】
そして、上記実施の形態は、ストッカー4は取手53によって手動で移動されるものを示したが、適宜のラックピニオン、チェンスプロケット等の移動補助機構を加え、また、クランプ等の位置固定機構を加えてもよい。
【0057】
【発明の効果】
(1)請求項1の発明によれば、刷版キャリア装置を、複数並び配置された印刷装置の側部において同複数の印刷装置の並びに沿って横方向に設けられた案内軌道部と、同案内軌道部に移動自在に支持され、同案内軌道部の前記複数の印刷装置側に複数に区分された刷版受台を備えたストッカーとを有してなるように構成したので、複数の印刷装置の並びに沿って設けられた案内軌道部にストッカーが移動自在に支持され、ストッカーは複数に区分された刷版受台を備えているため、複数枚の新旧の刷版を、共に同じストッカー内に分別して収納でき、各印刷装置に対して、取り外した使用済みの刷版の仮置きと搬出、新しい刷版の待機、取り出し、版胴への装着、すなわち印刷装置の版交換が容易となる。また、刷版を、ストッカー内に収納しておくため、刷版への傷入りが防止できる。
【0058】
(2)請求項2の発明によれば、請求項1に記載の刷版キャリア装置において、前記案内軌道部は、上下一定間隔に設けられた上側レールと下側レールを有してなるように構成したので、請求項1の発明の効果に加え、ストッカーは案内軌道部に対して印刷装置側に位置するが、案内軌道部が上側側レールと下側レールより構成されるため、ストッカーの重力による水平方向分力を両レールで支える構造となり、ストッカーが安定して案内軌道部上を移動することができる。
【0059】
(3)請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の刷版キャリア装置において、前記案内軌道部は、前記複数の印刷装置の並びの側部に設けられた作業用足場の同複数の印刷装置と反対側に設けられてなるように構成したので、請求項1または請求項2の発明の効果に加え、ストッカーの移動する案内軌道部が作業用足場の印刷装置と反対側に設けられているため、印刷装置に近くに作業用足場を挟んで新旧の刷版を置けて刷版の交換作業が容易であり且つ作業の支障とならないとともに、作業用足場上を有効に使用でき、オペレータの通行が容易となり、安全性が向上する。さらに、作業用足場において、版交換を行う各印刷装置へストッカーを容易に移動させることが可能で、刷版の差し替え交換作業が一人で行えるようになり、作業性が向上すると共に版交換時間が大幅に短縮できる等の効果を得ることができる。
【0060】
(4)請求項4の発明によれば、請求項3に記載の刷版キャリア装置において、前記案内軌道部は、前記作業用足場の手摺の支柱に取り付けられてなるように構成したので、請求項3の発明の効果に加え、案内軌道部を、作業用足場の手摺の支柱に取り付けているため、新たな構造物の必要がなく、簡便に刷版キャリア装置を設備することができるものとなる。
【0061】
(5)請求項5の発明によれば、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の刷版キャリア装置において、前記ストッカーは、前記案内軌道部に移動自在に支持されたプレートと同プレートに間隔をあけて取り付けられ同プレートとの間に刷版受台を形成する分離プレートを備えてなるように構成したので、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明の効果に加え、ストッカーは案内軌道部に移動自在に支持されたプレートと分離プレートとにより複数の刷版受台を形成する簡便、軽量な構造となり、刷版キャリア装置を設備することと取り扱いが容易となり、コストも低減する。
【0062】
(6)請求項6の発明によれば、請求項5に記載の刷版キャリア装置において、前記分離プレートが、刷版の端部の折れ曲がり部を引っ掛け刷版を懸架することのできる横方向の櫛状の複数の溝を備え刷版受台を形成してなるように構成したので、請求項5の発明の効果に加え、構造がより簡便、軽量化し、刷版を溝に引っ掛けて懸架して置けるので刷版の扱いが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る刷版キャリア装置を設けた枚葉印刷機の要部立面概略構成図である。
【図2】図1中A−A矢視による要部平面概略構成図である。
【図3】図2中B−B矢視による本実施の形態の刷版キャリア装置の縦断面図である。
【図4】図3中C−C矢視による刷版キャリア装置の背面図である。
【図5】(a)は、図4中D−D矢視拡大断面図、(b)は、図4中E−E矢視拡大断面図である。
【図6】本実施の形態の刷版キャリア装置の新刷版受台の説明図であり、(a)は図3中F−F矢視による新刷版受台の正面図、(b)は(a)中G−G矢視による新しい刷版を納めた状態の新刷版受台の縦断面図、(c)は(b)中H部の拡大図である。
【図7】従来の一般的な枚葉印刷機の全体立面概略構成図である。
【図8】図7中J−J矢視による作業用足場の説明図である。
【図9】(a)、(b)は、枚葉印刷機の印刷装置における刷版交換方法の説明図である。
【符号の説明】
1 版胴
2 刷版
3 シート
5(5a〜5n) 印刷装置
6 作業用足場
7 手摺
8 物置台
11 上側レール
12 下側レール
13 支柱
14 ブラケット
16 ブラケット
17 軸
18 ベアリング
19 溝付ローラ
20 上側サポート
21 下側サポート
22 ベアリング
23 旧刷版受台
24 新刷版受台
25 プレート
26 分離プレート
26a 切欠き部
27 スペーサ
28 支持用ブラケット
50 溝
51 補強部材
52 スペーサ
53 取手
Claims (6)
- 複数並び配置された印刷装置の側部において同複数の印刷装置の並びに沿って横方向に設けられた案内軌道部と、同案内軌道部に移動自在に支持され、同案内軌道部の前記複数の印刷装置側に複数に区分された刷版受台を備えたストッカーとを有してなることを特徴とする刷版キャリア装置。
- 請求項1に記載の刷版キャリア装置において、前記案内軌道部は、上下一定間隔に設けられた上側レールと下側レールを有してなることを特徴とする刷版キャリア装置。
- 請求項1または請求項2に記載の刷版キャリア装置において、前記案内軌道部は、前記複数の印刷装置の並びの側部に設けられた作業用足場の同複数の印刷装置と反対側に設けられてなることを特徴とする刷版キャリア装置。
- 請求項3に記載の刷版キャリア装置において、前記案内軌道部は、前記作業用足場の手摺の支柱に取り付けられてなることを特徴とする刷版キャリア装置。
- 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の刷版キャリア装置において、前記ストッカーは、前記案内軌道部に移動自在に支持されたプレートと同プレートに間隔をあけて取り付けられ同プレートとの間に刷版受台を形成する分離プレートを備えてなることを特徴とする刷版キャリア装置。
- 請求項5に記載の刷版キャリア装置において、前記分離プレートが、刷版の端部の折れ曲がり部を引っ掛け刷版を懸架することのできる横方向の櫛状の複数の溝を備え刷版受台を形成してなることを特徴とする刷版キャリア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003172975A JP2005007688A (ja) | 2003-06-18 | 2003-06-18 | 刷版キャリア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003172975A JP2005007688A (ja) | 2003-06-18 | 2003-06-18 | 刷版キャリア装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005007688A true JP2005007688A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34096928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003172975A Withdrawn JP2005007688A (ja) | 2003-06-18 | 2003-06-18 | 刷版キャリア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005007688A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009037867A1 (ja) * | 2007-09-20 | 2009-03-26 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | 刷版ストッカ |
JP2019001112A (ja) * | 2017-06-19 | 2019-01-10 | 清水製作株式会社 | 刷版処理装置 |
-
2003
- 2003-06-18 JP JP2003172975A patent/JP2005007688A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009037867A1 (ja) * | 2007-09-20 | 2009-03-26 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | 刷版ストッカ |
JP2019001112A (ja) * | 2017-06-19 | 2019-01-10 | 清水製作株式会社 | 刷版処理装置 |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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