JP2005007016A - 遊技媒体貸出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】プリペイドカードなどのカード媒体を使用することなく、ランニングコストの低減を図ることができるうえ、各遊技店による総売上金額を厳正に管理することができる遊技媒体貸出システムを提供する。
【解決手段】貸出処理機20に対する入金情報を売上情報として個別に取得する管理サーバ200と、この管理サーバ200から送信される各貸出処理機20の売上情報を集計する中央管理装置100とを備え、貸出処理機20は、売上情報を売上情報記憶テーブル28に記憶するとともに、この売上情報を管理サーバ200に対して送信し、管理サーバ200は、各貸出処理機20による個別の売上情報を管理サーバデータベース210内に格納し、この管理サーバデータベース210により更新/集計された各貸出処理機20の売上集計を中央管理装置100に対して送信する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有価価値となる現金(紙幣)を受け入れて遊技機に対して、遊技媒体を貸し出すための遊技媒体貸出システムに関し、特に、複数の玉貸処理機に投入される個別の売上情報に基づいて、遊技店による売上を厳正に管理することができる遊技媒体貸出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、パチンコ機やパチスロ機などの遊技機を設置した遊技店で遊技をおこなう場合には、カード発行機などから、一旦プリペイドカードなどの磁気カード(記録媒体)を購入し、このプリペイドカードに関連付けられた識別IDに基づく、有価価値に応じてパチンコ玉やメダルなどの遊技媒体を借り受ける遊技媒体貸出システムが一般的に採用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この従来の遊技媒体貸出システムでは、遊技機に隣接した位置にプリペイドカードを挿入するカード処理ユニットが並設され、このカード処理ユニットおよびカード発行機はターミナルコントローラ(TC)などの管理装置に接続されている。そして、カード発行機によるカードの売上情報とカード処理ユニットによるカードの利用情報を管理装置で、収集することにより売上情報を管理するシステムが構築されている。
【0004】
具体的に説明すると、例えば、カード発行機により、1000円分の有価価値があるプリペイドカードを購入し、このプリペイドカードをカード処理ユニットに挿入することで1000円分の遊技媒体(パチンコ玉など)を借り受け遊技をおこなうことができ、このプリペイドカードに予め記録(付与)された識別IDによる1000円が売上情報となる。
【0005】
このような従来のプリペイドカードなどを利用した遊技媒体貸出システム(カードシステム)によるとプリペイドカードの識別IDと売上情報を関連付けることにより、カード毎の売上情報、残高情報を正確に把握することができ、これによって、各遊技店毎の総売上金額を正確に算出することができるため、脱税などの不正行為を防止することができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2003−10525号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来の遊技媒体貸出システムの場合には、以下のような問題点がある。すなわち、従来の遊技媒体貸出システムにおけるカードシステムによると、プリペイドカードなどのカード媒体に関連付けた識別IDに基づいて、売上情報を正確に管理することができるが、その反面、プリペイドカードなどのカード媒体を使用することからカードの製造費用、カード発行機の設置などに伴うランニングコストが嵩んでしまうという問題がある。
【0008】
また、プリペイドカードの使用に伴い、カードの偽造、カードコピーなどの不正行為を監視(防止)するためのシステムが必要となるうえ、遊技客にとっては、カードを購入する手間があり、遊技店にとっては、カードの紛失時などの対応に手間がかかるという利便性の面で問題がある。さらに、カード処理ユニットと管理装置との通信経路が断線した場合には(オフライン状態)、システムによる運用が停止してしまい、営業形態に悪影響を及ぼすという大きな問題がある。
【0009】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解決するためになされたもので、プリペイドカードなどのカード媒体を使用することなく、ランニングコストの低減を図ることができるうえ、各遊技店による総売上金額を厳正に管理することができる遊技媒体貸出システムを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するためになされたものである、請求項1に記載の発明は、遊技店内の遊技機に並設されるとともに、有価価値となる紙幣を受け入れて遊技媒体を貸し出す処理をおこなう貸出処理機と、前記紙幣による入金情報を売上情報として取得する管理サーバと、当該管理サーバが取得した各貸出処理機による売上金額を管理する中央管理装置とを備えた遊技媒体貸出システムであって、前記貸出処理機は、前記入金情報を売上情報として記憶する売上情報記憶部と、当該売上情報を前記管理サーバに対して送信する第1の通信手段とを備え、前記管理サーバは、前記各貸出処理機のそれぞれに対応した個別の売上情報を集計する売上情報管理手段と、当該売上情報管理手段により集計された各貸出処理機による売上集計を中央管理装置に対して送信する第2の通信手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記売上情報記憶部は、遊技客が投入した紙幣による入金情報を各貸出処理機毎の売上情報として個別に記憶する売上情報記憶テーブルを備えることを特徴とする。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記売上情報管理手段は、前記各貸出処理機の売上情報を紙幣の受け入れに伴い、個別に更新した売上情報として集計する機能を備えることを特徴とする。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記貸出処理機は、当該貸出処理機と前記管理サーバとの通信経路の断線によるオフライン状態にあるかオンライン状態にあるかを判定する障害判定手段をさらに備え、当該障害判定手段によるオフライン状態の検知時に、前記売上情報は、売上情報記憶テーブルに蓄積されて格納されることを特徴とする。
【0014】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記障害判定手段によりオフライン状態が解除されたと判定された際には、前記売上情報記憶テーブルに格納された売上情報は、管理サーバに対して一括して送信されることを特徴とする。
【0015】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一つに記載の発明において、前記第1の通信手段による管理サーバに対する売上情報の通信は、リアルタイム通信によりおこなわれることを特徴とする。
【0016】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一つに記載の発明において、前記第1の通信手段による中央管理装置に対する売上情報の通信は、所定の定期通信によりおこなわれることを特徴とする。
【0017】
また、請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一つに記載の発明において、前記第2の通信手段による中央管理装置に対する売上情報の通信は、所定の定期通信によりおこなわれることを特徴とする。
【0018】
また、請求項9に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一つに記載の発明において、前記第2の通信手段による中央管理装置に対する売上情報の通信は、リアルタイム通信によりおこなわれることを特徴とする。
【0019】
また、請求項10に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一つに記載の発明において、前記管理サーバが、当該管理サーバ自体、若しくは、接続される貸出処理機、若しくは、両者を接続する前記第1、第2通信手段に異常が発生することを検知する異常発生検知手段を備え、当該異常発生手段が異常の発生を検知すると、その異常の発生に関する情報をリアルタイム通信によって、前記中央管理装置へ通知することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明に係る遊技媒体貸出システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態では、本発明に係る遊技媒体貸出システムをパチンコ遊技に適用した場合を示すこととする。
【0021】
(実施の形態1)
まず最初に、本実施の形態1に係る遊技媒体貸出システムの概要および特徴を説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る遊技媒体貸出システムの概要を示す説明図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る遊技媒体貸出システムの概略構成を示す機能ブロック図である。図3は、管理サーバ200の概略構成を示す機能ブロック図を、図4は、中央管理装置100の概略構成を示す機能ブロック図をそれぞれ示している。
【0022】
すなわち、図1、2に示すように、この遊技媒体貸出システムでは、それぞれ「島」と呼ばれるグループごとに複数の遊技機(以下、『パチンコ機』と称する)が並設されるとともに、これらパチンコ機10にはそれぞれ1台ずつペアとなるように遊技媒体貸出処理機(以下、『玉貸処理機』と称する)がパチンコ機10の相互間に挟まれるように据置されており、遊技客により各玉貸処理機20に投入された紙幣(現金)による入金情報は売上情報として、中継器300を介して接続された管理サーバ200に対して送信され、この管理サーバ200により各玉貸処理機20の売上情報(金額)が個別に管理されている。ここで、玉貸機20に対する入金情報は1000円単位の現金情報としている。
【0023】
さらに、この管理サーバ200は、第三者機関によって運営管理される中央管理装置100に接続され、管理サーバ200により集計された各玉貸処理機20の売上情報は、中央管理装置100に対して送信される。すなわち、中央管理装置100は、遊技媒体貸出システムの契約遊技店(遊技店A、B、C・・)に設置した管理サーバ200との間で適宜通信をおこなうことができる。以上のように、中央管理装置100により複数の遊技店(遊技店A、B、C・・)の総売上金額を統括的に管理する遊技媒体貸出システムが構築されている。
【0024】
以下、本実施の形態1における構成要素の詳細を説明する。すなわち、本実施の形態1における玉貸処理機20は、主として、遊技客により投入された紙幣(1000円札の現金)を受け入れて、遊技媒体である所定数の遊技玉(パチンコ玉)を投出するようにパチンコ機10に対して指示する機能および、この紙幣投入時の入金情報をメモリ27内(図8)に一時記憶し、この入金情報を売上情報としてリアルタイム通信により管理サーバ200に通知する機能を備えている。
【0025】
このため、各玉貸処理機20と管理サーバ200とは中継器300を介して通信自在に構成されている。前述したように、本例では玉貸処理機20に投入する紙幣としては、1000円紙幣を対象としている。また、後述するように、玉貸処理機20は、店内に取り付け固定された枠体30(図6、7参照)に対して着脱自在に構成されており、通常(オンライン時)では、玉貸処理機20による売上情報は、メモリ27内に格納され、この玉貸処理機20の交換時或いは、玉貸処理機20と管理サーバ200間での通信断線時(オフライン時)には、玉貸処理機20のメモリ27内に記憶された売上情報は枠体30のジョイント基板31(図8)のメモリ32内に蓄積されるものとなる。
【0026】
中継器300(HUB)は、各「島」内に1基づつ据置されており、各「島」内のネットワークケーブルを束ねる集線装置(コンセントレータ)としての機能を備えている。本システムでは、それぞれの中継器300は、シリアル接続(ディジーチェーン)により構成されている。
【0027】
図3に示すように、管理サーバ200は、管理サーバデータベース210、全体制御用の制御部215、メニュー画面や売上情報などを表示する表示部216(モニタ)、玉貸処理機20および中央管理装置100と通信をおこなうための通信I/F220とを備えている。
【0028】
この管理サーバ200は、遊技媒体貸出システムを構成する各機器の制御をおこなうものであり、各貸出処理機20に投入された紙幣による入金情報を個別の売上情報として取得する機能を備えている。具体的には、各玉貸処理機20の(後述する)識別IDに基づいて、個々の玉貸処理機20毎に投入された紙幣による入金情報を売上情報として集計し管理する機能を備えている。なお。この管理サーバ200は、遊技店内に配置されているが、中央管理装置100を管理する第三者機関により設置される。
【0029】
表示部216は、管理サーバ200の操作をおこなう管理責任者に対して、管理サーバデータベース210に格納された売上情報やメニュー画面(設定画面)を表示として出力する出力手段であり、モニタなどにより構成される。
【0030】
通信I/F220は、玉貸処理機20の通信I/F26(図8)および中継器300を介して各玉貸処理機20による売上情報を通信により受信する機能および中央管理装置100の通信I/F130(図4)を介して管理サーバ200により集計された各玉貸処理機20の売上情報を送信する機能を備えている。
【0031】
図4に示すように、中央管理装置100は、中央管理制御部110、モニタなどの表示部115、管理サーバ200の通信I/F220(図3)を介して通信をおこなう通信I/F130、遊技店管理データベース120とを備えており、各遊技店(遊技店A、B、C・・)に配置された管理サーバ200との間で相互に通信をおこなうことにより、主として、管理サーバ200が取得した玉貸処理機20の売上情報に基づいて、各遊技店毎の総売上集計、各玉貸処理機20の管理などをおこなう機能を備えている。
【0032】
具体的には、管理サーバ200から送信される各玉貸処理機20による売上情報が遊技店の総売上情報として、遊技店管理データベース120内に格納される。
【0033】
ここで、本発明の特徴は、プリペイドカードなどの媒体を使用することなく、玉貸処理機20に投入される紙幣(現金)による入金情報を売上情報として、管理サーバ200に通知をおこなうとともに、管理サーバ200により各玉貸処理機20の売上情報を集計管理し、これら各玉貸処理機20の集計データを中央管理装置100に通知することにある。
【0034】
このため、玉貸処理機20および枠体30のそれぞれには、予め個別の識別ID(玉貸処理機20の識別ID、枠体30の枠体識別ID)が付与されており、これら2つの識別IDは、遊技店の開店時(玉貸処理機の電源ON時)、この玉貸処理機20から管理サーバ200に対して通信により通知され、管理サーバ200内に設けられた管理サーバデータベース210内に自動的に登録され、以降、各玉貸処理機20は、遊技客により投入された紙幣による入金毎に管理サーバ200に対して入金額(売上金額)をリアルタイムに通知するものとなる。
【0035】
一方、管理サーバ200では、玉貸処理機20からの通信情報(売上金額)を受信し、玉貸処理機20の識別IDに関連付けて、更新および集計をおこなう。なお、遊技店内には遊技機10および玉貸処理機20に接続されたホールコンピュータ(図示せず)が備えられており、このホールコンピュータにより賞球、出球率など遊技情報に基づいて遊技店内の総売上を管理するものとしている。
【0036】
以下、図5〜7を参照して玉貸処理機20およびパチンコ機10における構成の詳細について説明する。図5は、図2に示した遊技媒体貸出システムで適用する玉貸処理機20およびパチンコ機10の外観正面図、図6は、玉貸処理機20を示す側面図(枠体30との連結状態)、図7は、枠体30と玉貸処理機20との分離状態を示す図をそれぞれ示している。図8は、玉貸処理機20の構成である機能ブロック図を示している。
【0037】
すなわち、図5に示すように、玉貸処理機20は、外見上縦長に構成したもので、貸出処理機本体部21と、この本体部21よりも前方(図6の右側)に向けて僅かに突出するように形成されたBVユニット部50とを備えている。
【0038】
後述するように、このBVユニット部50は、リモコンによる解錠操作により本体部21から自動的に取り出し可能に構成されている。また、玉貸処理機20の本体部21の前面パネルには、表示ランプ部22、表示部23、リモコン用受光部24とを備えている。
【0039】
ここで、図6、7に示すように、この玉貸処理機20は遊技店内に取り付け固定された枠体30に対して着脱自在となっており、具体的には、玉貸処理機20を枠体30に対して連結させ玉貸処理機20および枠体30の上下に位置するコネクタを相互に嵌め込むことにより、この玉貸処理機20をパチンコ機10に隣接した位置に据置することができる。
【0040】
BVユニット部50は、紙幣投入口15、紙幣収納部51、紙幣識別部52とを備えている。紙幣投入口15は、紙幣(本例では、1000円札)を受け入れて、この紙幣を紙幣収納部51に取り込むための開口である。紙幣収納部51は、遊技客により紙幣投入口15から投入された紙幣を収納する機能を備えている。本例では、店員により紙幣収納部51内に収納された紙幣を回収するようにしているため、紙幣回収用の紙幣搬送路および紙幣を回収する紙幣回収ボックスが不要となる。
【0041】
紙幣識別部52は、遊技客により紙幣投入口15から投入された紙幣に対する金額情報の判定(識別)および金額情報を記憶する紙幣処理機能を備えており、遊技客により投入された紙幣を受け入れて識別し、正常と判定される紙幣については、その識別結果および金額情報は制御部25に通知される。この制御部25では、玉貸処理機20の識別IDに関連付けて売上情報をメモリ27内に格納する。一方、投入された紙幣が識別不能な紙幣については、紙幣投入口15を通じて返却するものとなる。
【0042】
BVロック機構部53は、BVユニット部50の施錠をおこなう機構を備えており、このBVロック機構部53によるロック(施錠)の解錠は、遊技店の店員や管理者が所持するリモコンによる解錠操作によりおこなわれる。このBVロック機構部53の概略については、後述する。
【0043】
表示ランプ部22は、玉貸処理機20の稼働状態をランプの点灯により報知する機能を備えており、稼動状態に応じて3色(緑色、赤色、黄色)の表示ランプを選択して点灯させることができる。具体的に説明すると、緑色ランプの点灯は、正常動作を、赤色ランプの点灯は、玉貸処理機20に何らかの異常が発生したとき、黄色ランプの点灯は、通信経路の断線などのオフライン発生時の状態をそれぞれ示している。
【0044】
表示部23は、玉貸処理機20のエラー状態を具体的にエラーコードなどで表示する機能を備えている。リモコン用受光部24は、リモコンにより送信された送信信号に基づいて、玉貸処理機20のエラー状態をリセットするエラーリセット信号、解錠許可信号を受信する機能を備えている。後述するように、リモコンによる解錠許可信号を受信した際には、BVユニット部50におけるBVロック機構部53によるロック(施錠)が解錠されるものとなる。
【0045】
制御部25は、玉貸処理機20における各処理を一括してコントロールする制御機能を備えている。玉貸制御部70は、パチンコ機10に対して玉の投出を指示する機能を備えている。
【0046】
通信I/F26は、中継器300を介して管理サーバ200に対して各玉貸処理機20による売上情報をリアルタイム通信により送信する機能を備えている。80は、玉貸処理機20に電源を供給するための電源部である。
【0047】
一方、枠体30の上部位置(図7参照)には、ジョイント制御基板31が設けられており、このジョイント基板31は、玉貸処理機20を入れ替えた際および通信状態の断線時(オフライン時)の売上情報(データ)の保存用として機能するメモリ32を備えている。このメモリ32の内部には、パチンコ機10の遊技台番号に対応するとともに、玉貸処理機20の識別IDおよび枠体30の識別IDに関連付けた入金情報を格納する売上情報記憶テーブル33が設けられている。なお、ジョイント基板31のメモリ内32には、玉貸処理機20のメモリ27内に格納される記憶データと同一の売上情報が保存されるため、この保存データは、玉貸処理機20の故障時などに利用することができる。
【0048】
また、遊技機であるパチンコ機10は遊技領域11および下方に設けた上皿12とにより構成され、その内部には玉投出機構部13が設けてある。この玉投出機構部13は、玉貸処理機20制御部25から貸玉投出要求が与えられた場合、並びにパチンコ機10による賞玉投出要求が与えられた場合に、それぞれパチンコ機10の上皿12に所定数のパチンコ玉を投出する部分である。
【0049】
図9は、本発明の遊技媒体貸出システムの基本制御手順を説明するフローチャートである。すなわち、本発明の遊技媒体貸出システムは、大別して(1)開店時設定工程(ステップSA100)、(2)オンライン制御工程(ステップSA200)、(3)紙幣回収工程(ステップSA300)、(4)定期通信工程(ステップSA400)(5)閉店時設定工程(ステップSA500)の5つの処理工程により構成されている。先ず、これら(1)〜(5)の各制御工程について詳細に説明する。
【0050】
(1)開店時設定工程
開店時設定工程は、管理サーバ200により実行される開店通知による開店処理であり、この開店処理は、開店通知として、第三者機関である中央管理装置100および遊技店内の各玉貸処理機20に対して、その旨が通知されるものとなる。
【0051】
すなわち、玉貸処理機20および枠体30のそれぞれには、予め個別の識別ID(玉貸処理機本体の識別ID、枠体の枠体識別ID)が付与されており、これら2つの識別IDは、玉貸処理機20の電源ON時、この玉貸処理機20から管理サーバ200に対して通信により通知されるとともに、これら玉貸処理機20の識別ID、枠体の枠体識別IDは、管理サーバ200内に設けられた管理サーバデータベース210内に自動的に登録される。以降、管理サーバ200は、各玉貸処理機20からリアルタイムで通知される売上情報を管理サーバデータベース210内に格納するとともに、紙幣の投入にともなって売上情報の更新をおこなうものとなる。
【0052】
(2)オンライン制御工程(通常時)
オンライン制御工程は、遊技客によって玉貸処理機20に対して現金(紙幣)が投入された際、この玉貸処理機20からパチンコ機10に対して、玉を貸し出す玉貸し出し命令を通知するとともに、投入された紙幣による売上情報を玉貸処理機20の識別IDに関連付けて管理サーバ200に対して通知し、さらに管理サーバ200が売上情報を中央管理装置100に通知する処理工程である。ここで、管理サーバ200から中央管理装置100に対して送信される売上情報の通知は、通常はリアルタイム通信により、逐次おこなわれるが、一定時間毎におこなうようにしてもよい。
【0053】
また、後述するように、本システムの運用時において、玉貸処理機20と管理サーバ200との通信経路の断線時(オフライン時)には、自動的にオフライン制御工程に移行する。オフライン制御工程は、オフライン発生時にジョイント基板31のメモリ32(売上情報記憶テーブル33)に売上情報を保存して運用をおこなう処理工程である。
【0054】
(3)紙幣回収工程
紙幣回収工程は、遊技店の店員或は管理者が所持するリモコンの操作により玉貸処理機20に備えたBVユニット部50の解錠をおこない、このBVユニット部50の内部に収納されている紙幣を回収する処理工程であり、遊技店の営業時間内および閉店時に適宜おこなわれる。実際の紙幣回収手順としては、管理サーバ200から回収(解錠)するパチンコ機10の台番号が通知され、リモコンによる解錠の際には、暗証番号の入力操作をおこなう。また、リモコンにより解錠がおこなわれた際には、該当する玉貸処理機20から管理サーバ200に対して、解錠有信号が通知されるものとなる。
【0055】
(4)定期通信工程
定期通信工程は、遊技店の営業時間内において、管理サーバ200と中央管理装置100との間で実施される相互間の接続状態やエラーログなどを定期的に確認する処理工程である。
【0056】
(5)閉店時設定工程
閉店時設定工程は、各玉貸処理機20から1日の売上情報を管理サーバ200により全て取得するとともに、中央管理装置100に対して集計売上情報を送信する処理工程である。この際、管理サーバ200から閉店通知信号が中央管理装置100および玉貸処理機20に対して送信される。
【0057】
以下、図10のフローチャートを参照して、本実施の形態1における全体制御処理手順を説明する。図10は、遊技媒体貸出システムにおける通常動作時の処理手順の詳細を示すフローチャートである。
【0058】
すなわち、遊技客により玉貸処理機20の紙幣投入口15に紙幣(1000円札)が投入されると(ステップS100)、BVユニット部50は、投入された紙幣の真偽を紙幣識別部52により正常な紙幣か否かを判定する(ステップS110)。そして、ステップS110による判定により紙幣が不良紙幣と判定された場合には(ステップS110否定)、紙幣投入口15を通じて返却する(ステップS115)。
【0059】
一方、投入された紙幣が正常な紙幣と判定された場合には(ステップS110肯定)、この紙幣を紙幣収納部51内(図8)に収納するとともに、次の、ステップS120による玉貸出し処理に移行する(ステップS120)。具体的には、玉投出機構部13によりパチンコ機10に対して、1000円分の玉の貸出し処理をおこなう。
【0060】
これにより、パチンコ機10の上皿12には、1000円分の玉の投出がおこなわれ、遊技客による遊技が可能となる。以下、玉貸処理機20では、遊技客により投入された入金情報を売上情報として、この売上情報をメモリ27内の売上情報記憶テーブル28内に格納する(ステップS130)。
【0061】
図11(a)は、玉貸処理機20のメモリ27内に備えられた売上情報記憶テーブル28の一例を示している。同図に示すように、売上情報記憶テーブル28は、各遊技店を個別に識別する遊技店コード、玉貸処理機20を特定する本体識別ID、枠体を特定する枠体識別ID、遊技台の番号、売上金額、取引時に設定される取引識別IDという6項目のデータフィールドが設けられている。
【0062】
すなわち、図11(a)では、台番号100番のパチンコ機10で遊技をおこなう遊技客が玉貸処理機20(本体識別ID:XXXX1、枠体識別ID:YYYY1)に1000円投入したときの売上情報記憶テーブル28および台番号101番のパチンコ機10で遊技をおこなう遊技客が玉貸処理機20(本体識別ID:XXXX2、枠体識別ID:YYYY2)に1000円投入したときの売上情報記憶テーブル28を示している。そして、これら各フィールドには、遊技客が玉貸処理機20に紙幣を投入する都度、記憶データとして格納され、この売上情報記憶テーブル28内の売上情報は、リアルタイム通信により管理サーバ200に通知される。
【0063】
図10のフローチャートに戻り、玉貸処理機20では、通信I/F26を通じて管理サーバ200に対して識別IDに対応付けた売上情報の通知をおこなう(ステップS140)。一方、管理サーバ200では、玉貸処理機20から売上情報の通知を受信し(ステップS150)、この売上情報を管理サーバデータベース210内に格納する(ステップS160)。次いで、同一の識別IDがあるか否かの判定をおこない(ステップS170)、同一の識別IDがある場合には(ステップS170肯定)、同一の識別IDに関連付けて売上情報の更新をおこなう(ステップS180)。ステップS170の判定により、玉貸処理機20から通知された識別IDが同一の識別IDでない場合には、そのままステップS190の処理に移行する。
【0064】
以下、ステップS180により更新および集計された売上情報は、管理サーバ200から中継器300を通じて中央管理装置100に対して送信される(ステップS190)。中央管理装置100では、管理サーバ200から通知された各玉貸処理機20による売上情報に基づいて、遊技店の総売上情報の管理をおこなうものとなる。
【0065】
図11(b)は、管理サーバ200内に備えられた管理サーバデータベース210の一例を示している。具体的には、前記図11(a)に示した玉貸処理機20(本体識別ID:XXXX1、枠体識別ID:YYYY1)の売上情報が管理サーバデータベース210に格納された際の格納データを示している。同図に示すように、管理サーバデータベース210は、売上情報記憶テーブル28のフィールドとほぼ同様、各遊技店を個別に識別する遊技店コード、取引時(紙幣投入時)の日付を示す取引日付、玉貸処理機20を特定する本体識別ID、枠体を特定する枠体識別ID、遊技台の番号、売上金額、取引時に設定される取引識別IDという7項目のフィールドが設けられている。
【0066】
この管理サーバデータベース210の各フィールドのうち売上情報は、玉貸処理機20から通知される識別IDに関連付けられた売上情報に基づいて、照合がおこなわれるとともに、更新処理により更新された売上情報(金額)がリアルタイム通信により中央管理装置100に送信される。
【0067】
上述してきたように、本実施の形態1によれば、玉貸処理機20に投入された紙幣による入金情報を売上情報として管理するために各玉貸処理機20に識別IDを付与し、この識別IDにより各玉貸処理機20の売上情報を管理サーバ200により集計するとともに、中央管理装置100により各玉貸処理機20の売上情報を統括的に管理しているので、この中央管理装置100により各遊技店の売上情報を厳正に管理することができる。
【0068】
また、プリペイドカードなどのカード媒体を必要としないため、カード媒体の製造コストに伴うランニングコストの低減を図ることができるうえ、プリペイドカードの偽造、カードコピーなどの不正行為を監視(防止)するためのシステムが不要となることから、利便性の向上およびシステムの簡略化を実現することができる。
【0069】
(実施の形態2)
以下、実施の形態2に係る遊技媒体貸出システムの詳細について説明する。図12は、本実施の形態2に係る遊技媒体貸出システムの機能ブロック図を、図13は実施の形態2に係る全体処理手順を示すフローチャートを示している。なお、図12に示す機能ブロック構成は、前記実施の形態1で示した図8の機能ブロック図とほぼ同様であるため、同一符号による説明は省略する。
【0070】
ここで、本実施の形態2の特徴は、玉貸処理機20と管理サーバ200との通信断線時(オフライン時)、玉貸処理機20に投入された売上情報は、ジョイント基板31のメモリ32内に格納(保持)されたまま、この売上情報は通信ラインの復帰時に一括して管理サーバ200に送信することにある。
【0071】
このため、本実施の形態2では、図12に示すように、玉貸処理機20の制御部25には、管理サーバ200と中継器300との通信経路が断線したことの検知および判定をおこなう障害判定部240が備えられている。そして、この障害判定部240により、通信経路の断線(オフライン)と判定された際には、オフライン時の処理工程が開始されるものとなる。
【0072】
すなわち、図13のフローチャートに示すように、先ず、玉貸処理機20では、管理サーバ200と中継器300との通信経路に断線(オフライン状態)があるか否かの判定をおこなう(ステップS210)。この通信経路の断線によるオフライン状態の判定は、障害判定部240(図12)によりおこなう。
【0073】
そして、このステップS210の判定により通信経路の断線があると判定された場合には(ステップS210肯定)、以下、オフライン制御工程に移行する(ステップS220)。このオフライン制御工程は、各貸出処理機20による売上情報を枠体30側のジョイント基板31のメモリ32内に格納し続ける処理工程である。具体的には、メモリ32の売上情報記憶テーブル33内に売上情報の格納をおこなう(ステップS230)。一方、ステップS210の判定により通信経路の断線がないとと判定された場合には(ステップS210否定)、オンライン制御工程(図9)へと移行する。
【0074】
次いで、ステップS240により通信経路の断線が復帰したか否かの判定をおこない(ステップS240)、通信経路の断線が復帰した場合には(ステップS240肯定)、売上情報記憶テーブル33内に保存された各玉貸処理機20の売上情報を管理サーバ200に送信する(ステップS245)。一方、ステップS240の判定により通信経路の断線が復帰しないと判定された場合には(ステップS240否定)、オンライン制御工程(図9)へと移行する。
【0075】
この場合、玉貸処理機20から管理サーバ200に対して送信される売上情報は、複数の売上情報が一括されたデータとして送信される。以下、ステップS245による売上情報の通知後は、メモリ32内の売上情報記憶テーブル33に格納された記憶データ(売上情報)は消去(クリア)される(ステップS300)。
【0076】
ここで、管理サーバ200では、玉貸処理機20から通知される売上情報の監視を常時おこなっており、具体的には、玉貸処理機20による売上情報の未通知があるか否かの判定をおこなう(ステップS250)。そして、売上情報の未通知が発生したと判定された場合には(ステップS250肯定)、中央管理装置100に対して、玉貸処理機20からの通知(売上情報通知)がない旨の送信(通信断線通知)をおこなう(ステップS260)。
【0077】
一方、中央管理装置100は、管理サーバ200から通信断線通知を受信すると(ステップS270)、通信経路の修理をおこなう(ステップS280)。具体的には、中央管理装置100を管理する中央管理センター(第三者機関)からサービスマンが遊技店に派遣され、該当する通信断線個所の修理或は、故障のある玉貸処理機20の修理をおこなうものとなる。以下、中央管理装置100は、中央管理センターによる通信断線個所の修理完了時には(ステップS290肯定)、待機状態となる。
【0078】
上述してきたように、本実施の形態2によれば、玉貸処理機20と管理サーバ200との通信断線時(オフライン時)には、玉貸処理機内のメモリ内に売上情報が保存され、オフライン状態の復帰時に、未通知の売上情報は、管理サーバ200及び中央管理装置100に一括して通知することができるため、通信断線時にもシステムの運用を停止することなく継続できることから遊技店の営業を支障なくおこなえるうえ、中央管理装置100などの上位装置により売上情報を迅速に把握することができる。
【0079】
ここで、管理サーバ200は、この管理サーバ200自体、若しくは、接続される貸出処理機20、若しくは、両者を接続する通信I/F26、215に異常が発生することを検知する異常発生検知手段を備えるようにしてもよい。この場合、異常発生手段が異常の発生を検知すると、その異常の発生に関する情報をリアルタイム通信によって、中央管理装置100へ通知することができるので、中央管理装置での迅速な対応が可能となる
【0080】
図14は、本発明の遊技媒体貸出システムにおいて紙幣回収時におこなわれるロック(施錠)の解錠動作の概略を説明する図である。すなわち、図14に示すように、BVユニット部50に備えているBVロック機構部53によるロックは、店員などが所持するリモコンによる解錠許可信号の受信によりロック機構が解錠する機構となっている。
【0081】
具体的には、店員が玉貸処理機20のリモコン用受信部24に向けて、リモコンの解錠キーを押下(ON)するとBVユニット部50が玉貸処理機20の前方(図14では、右側)に突出し、紙幣収納部51が開口する機構となっている。これにより、店員により紙幣収納部51に収納された紙幣を回収するものとなる。一方、このBVユニット部50の施錠は、突出した状態のBVユニット部50を手で押し込むことにより、BVロック機構部53によるロックを作動させ施錠をおこなう。
【0082】
以上のように、本例のロック機構部53の場合には、リモコンによる操作で簡単に解錠をおこなうことができ、ロック(施錠)は手動により容易におこなうことができるため、従来のように店員が解錠用の鍵などを持ち歩く必要がなくなるうえ、紙幣収納部51内の紙幣を搬送する紙幣搬送機構や紙幣収納金庫などが不要となり、コスト削減およびセキュリティの面で有効である。
【0083】
なお、上述した実施の形態1、2では、本発明に係る遊技媒体貸出システムをパチンコ遊技に適用した場合を示しているが、本発明は、パチンコ遊技に限定することなくパチスロ機による遊技システムにも好適に適用することができる。
【0084】
さらに、上述した実施の形態1、2では、パチンコ機10の内部から玉が投出される(所謂、CR機方式)について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、玉貸処理機20からノズルを介してパチンコ機10に玉が投出される従来の玉貸出し方式にも、本発明は好適に適用することができる。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、遊技店内の遊技機に並設されるとともに、有価価値となる紙幣を受け入れて遊技媒体を貸し出す貸出処理機と、前記紙幣による入金情報を売上情報として取得する管理サーバと、当該管理サーバが取得した各貸出処理機による売上情報を管理する中央管理装置とを備えた遊技媒体貸出システムであって、前記貸出処理機は、前記入金情報を売上情報として記憶する売上情報記憶部と、当該売上情報を前記管理サーバに対して送信する通信手段とを備え、前記管理サーバは、前記各貸出処理機のそれぞれに対応した個別の売上情報を集計する売上情報管理手段と、当該売上情報管理手段により集計された各貸出処理機による売上集計を中央管理装置に対して送信する通信手段とを備えるので、個々の玉貸処理機に投入された入金情報による売上情報に基づいて、各遊技店の売上情報を厳正に管理することができるという効果を奏する。
【0086】
また、プリペイドカードなどのカード媒体を必要としないため、製造コストおよびランニングコストの低減を図ることができるうえ、プリペイドカードの偽造、カードコピーなどの不正行為を監視(防止)するためのシステムが不要となり、システムの簡略化を実現できるという効果を奏する。さらに、遊技客にとっては、カードを購入する手間が不要となるため、利便性の向上を図ることができるという効果を奏する。
【0087】
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、前記売上情報記憶部は、遊技客が投入した紙幣による入金情報を各貸出処理機毎の売上情報として個別に記憶する売上情報記憶テーブルを備えるので、売上情報記憶テーブルにより売上情報を正確に管理できるという効果を奏する。
【0088】
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明において、前記貸出処理機は、前記売上情報管理手段は、前記各貸出処理機の売上情報を紙幣の受け入れに伴い、個別に更新した売上情報として集計する機能を備えるので、売上情報の更新を正確におこなうことができるという効果を奏する。
【0089】
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1、2または3に記載の発明において、前記貸出処理機は、当該貸出処理機と前記管理サーバとの通信経路の断線によるオフライン状態を検知する障害判定手段をさらに備え、当該障害判定手段によるオフライン状態の検知時に、前記売上情報は、売上情報記憶テーブルに蓄積されて格納されるので、通信断線時(オフライン時)にもシステムの運用を停止することなく、継続しておこなえることから遊技店の営業を支障なくおこなうことができるという効果を奏する。
【0090】
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明において、前記障害判定手段によりオフライン状態が解除されたと判定された際には、前記売上情報記憶テーブルに格納された売上情報は、管理サーバに対して一括して送信されるので、通信断線時(オフライン時)にもシステムを運用を停止することなく継続できることから遊技店の営業を支障なくおこなえるうえ、売上情報を迅速に把握することができるという効果を奏する。
【0091】
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項1から5のいずれか一つに記載の発明において、前記通信手段による管理サーバに対する売上情報の通信は、リアルタイム通信によりおこなわれるので、管理サーバは、個々の貸出処理機による売上情報を迅速に把握することができるという効果を奏する。
【0092】
また、請求項7に記載の発明によれば、請求項1から5のいずれか一つに記載の発明において、前記通信手段による管理サーバに対する売上情報の通信は、所定の定期通信によりおこなわれるので、管理サーバは、個々の貸出処理機による売上情報を所定のタイミングで正確に集計できるとともに、開店時などに多数の貸出処理機が集中して利用された場合であっても、貸出処理機と管理サーバ間の通信負荷を分散させることができるという効果を奏する。
【0093】
また、請求項8に記載の発明によれば、請求項1から7のいずれか一つに記載の発明において、前記第2の通信手段による中央管理装置に対する売上情報の通信は、所定の定期通信によりおこなわれるので、前記第2の通信手段による中央管理装置に対する売上情報の通信は、リアルタイム通信によりおこなわれるので、中央管理装置は、個々の貸出処理機による売上情報を迅速に把握することができるという効果を奏する。
【0094】
また、請求項9に記載の発明によれば、請求項1から7のいずれか一つに記載の発明において、前記第2の通信手段による中央管理装置に対する売上情報の通信は、リアルタイム通信によりおこなわれるので、中央管理装置は、個々の貸出処理機による売上情報を所定のタイミングで正確に集計できるとともに、開店時などに多数の貸出処理機が集中して利用された場合であっても、貸出処理機と管理サーバ間の通信負荷を分散させることができるという効果を奏する。
【0095】
また、請求項10に記載の発明によれば、請求項1から7のいずれか一つに記載の発明において、前記管理サーバが、当該管理サーバ自体、若しくは、接続される貸出処理機、若しくは、両者を接続する前記第1、第2通信手段に異常が発生することを検知する異常発生検知手段を備え、当該異常発生手段が異常の発生を検知すると、その異常の発生に関する情報をリアルタイム通信によって、前記中央管理装置へ通知するので、管理サーバなどにおける異常発生時に、その異常発生を通知する旨がリアルタイム通信により通知されることから、中央管理装置での迅速な対応が可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る遊技媒体貸出システムの概要を示す説明図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る遊技媒体貸出システムの概略構成を示す機能ブロック図である。
【図3】図2に示した管理サーバの概略構成を示す機能ブロック図である。
【図4】図2に示した中央管理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図5】図2に示した遊技媒体貸出システムで適用する玉貸処理機およびパチンコ機の外観正面図である。
【図6】図5に示した玉貸処理機を示す側面図である。
【図7】図5に示した玉貸処理機本体と枠体との分離状態を示す側面図である。
【図8】実施の形態1に係る玉貸処理機の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図9】実施の形態1における遊技媒体貸出システムの基本処理手順を示すフローチャートである。
【図10】実施の形態1における遊技媒体貸出システムの全体処理手順を示すフローチャートである。
【図11】(a)は、売上情報記憶テーブルの構成を、(b)は、管理サーバデータベースの構成をそれぞれ示す図である。
【図12】実施の形態2に係る玉貸処理機の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図13】実施の形態2に係る遊技媒体貸出システムの処理手順を示すフローチャートである。
【図14】BVロック機構部の解錠時の概略を示す説明図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機
11 遊技領域
13 玉投出機構部
15 紙幣挿入口
20 玉貸処理機
22 表示ランプ
23 表示部
24 リモコン用受光部
25、215 制御部
26、130、220 通信I/F
27、32 メモリ
30 枠体
31 ジョイント基板
28、33 売上情報記憶テーブル
50 BVユニット部
51 紙幣収納部
52 紙幣識別部
53 BVロック機構部
70 玉貸制御部
80 電源部
100 中央管理装置
110 中央管理制御部
115、216 表示部
120 遊技店管理データベース
200 管理サーバ
210 管理サーバデータベース
215 制御部
240 障害判定部
300 中継器

Claims (10)

  1. 遊技店内の遊技機に並設されるとともに、有価価値となる紙幣を受け入れて遊技媒体を貸し出す処理をおこなう貸出処理機と、前記紙幣による入金情報を売上情報として取得する管理サーバと、当該管理サーバが取得した各貸出処理機による売上情報を管理する中央管理装置とを備えた遊技媒体貸出システムであって、
    前記貸出処理機は、
    前記入金情報を売上情報として記憶する売上情報記憶部と、当該売上情報記憶部に格納された売上情報を前記管理サーバに対して通知する第1の通信手段とを備え、
    前記管理サーバは、
    前記各貸出処理機のそれぞれに対応した個別の売上情報を集計する売上情報管理手段と、当該売上情報管理手段により集計された各貸出処理機による売上情報を中央管理装置に対して通知する第2の通信手段とを備えることを特徴とする遊技媒体貸出システム。
  2. 前記売上情報記憶部は、遊技客が投入した紙幣による入金情報を各貸出処理機毎の売上情報として個別に記憶する売上情報記憶テーブルを備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体貸出システム。
  3. 前記売上情報管理手段は、前記各貸出処理機の売上情報を紙幣の受け入れに伴い、個別に更新した売上情報として集計する機能を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技媒体貸出システム。
  4. 前記貸出処理機は、当該貸出処理機と前記管理サーバとの通信経路がオフライン状態にあるかオンライン状態にあるかを判定する障害判定手段をさらに備え、当該障害判定手段によるオフライン状態の検知時に、前記売上情報は、売上情報記憶テーブルに蓄積されて格納されることを特徴とする請求項2または3に記載の遊技媒体貸出システム。
  5. 前記障害判定手段によりオフライン状態が解除されたと判定された際には、前記売上情報記憶テーブルに格納された売上情報は、管理サーバに対して一括して送信されることを特徴とする請求項4に記載の遊技媒体貸出システム。
  6. 前記第1の通信手段による管理サーバに対する売上情報の通信は、リアルタイム通信によりおこなわれることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の遊技媒体貸出システム。
  7. 前記第1の通信手段による管理サーバに対する売上情報の通信は、所定の定期通信によりおこなわれることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の遊技媒体貸出システム。
  8. 前記第2の通信手段による中央管理装置に対する売上情報の通信は、所定の定期通信によりおこなわれることを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の遊技媒体貸出システム。
  9. 前記第2の通信手段による中央管理装置に対する売上情報の通信は、リアルタイム通信によりおこなわれることを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の遊技媒体貸出システム。
  10. 前記管理サーバが、当該管理サーバ自体、若しくは、接続される貸出処理機、若しくは、両者を接続する前記第1、第2通信手段に異常が発生することを検知する異常発生検知手段を備え、当該異常発生手段が異常の発生を検知すると、その異常の発生に関する情報をリアルタイム通信によって、前記中央管理装置へ通知することを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の遊技媒体貸出システム。
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