JP2005003195A - 転動体連結体、及び直線案内装置 - Google Patents

転動体連結体、及び直線案内装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005003195A
JP2005003195A JP2004113619A JP2004113619A JP2005003195A JP 2005003195 A JP2005003195 A JP 2005003195A JP 2004113619 A JP2004113619 A JP 2004113619A JP 2004113619 A JP2004113619 A JP 2004113619A JP 2005003195 A JP2005003195 A JP 2005003195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling element
rolling
reinforcing member
thread
coupling body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004113619A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Michioka
英一 道岡
Katsuya Iida
勝也 飯田
Tomozumi Murata
智純 村田
Takeshi Yamamoto
剛 山本
Yoshitaka Takahashi
良孝 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THK Co Ltd
Original Assignee
THK Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THK Co Ltd filed Critical THK Co Ltd
Priority to JP2004113619A priority Critical patent/JP2005003195A/ja
Publication of JP2005003195A publication Critical patent/JP2005003195A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • F16C29/06Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38Ball cages
    • F16C33/3825Ball cages formed as a flexible belt, e.g. spacers connected by a thin film
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38Ball cages
    • F16C33/41Ball cages comb-shaped
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2220/00Shaping
    • F16C2220/02Shaping by casting
    • F16C2220/04Shaping by casting by injection-moulding
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2300/00Application independent of particular apparatuses
    • F16C2300/02General use or purpose, i.e. no use, purpose, special adaptation or modification indicated or a wide variety of uses mentioned

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】引張り強さが従来のものよりも向上すると共に、耐久性も向上する転動体連結体を提供すること。
【解決手段】穴11a内に収納されたボール15を回転可能に連結する複数の転動体連結部11を所定の間隔を設けて一列に接続する帯体12を設け、該帯体12の内部に糸状の補強部材13を埋め込んだ構成の転動体連結体10であって、補強部材13をその外表面が多面からなる多面形状体に構成することで、該補強部材13と帯体12との接着部分の面積を従来のものよりも大きくし、これら部材間の接着力が強固になるよう転動体連結体10を構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、直線案内装置等の転動体無限軌道に組み込まれ、一列に配列されたボールやローラ等の転動体を互いに接触しないようにすると共に、回転可能に連結する転動体連結体、特に従来のものよりも引張り強さを大きくした転動体連結体、及び該転動体連結体を用いた直線案内装置に関する。
従来、搬送装置や工作機械等の直線案内部に使用される直線案内装置として、ベッド等の固定部に沿ってテーブル等の可動体を案内する直線案内装置がある。この直線案内装置は、例えば、固定部側に取り付けられた軌道レールと、可動体側に取り付けられ前記軌道レールに沿って移動するスライダとにより構成される。そして前記軌道レールにはボール又はローラ等の転動体を転走させる転動体転走面(溝又は面)が設けられ、スライダには前記転動体転走面(溝又は面)と対向する負荷転走面(溝又は面)及び該負荷転走面の一端から他端へと転動体を循環させる無負荷転走路が設けられている。この負荷転走面と無負荷転走路により前記スライダ内には転動体の無限軌道が構成されている。
そして、この直線案内装置はスライダの無限軌道内に配列されたボールやローラ等の転動体が該無限軌道内を循環することによって該スライダが軌道レール上を直線移動するようになっている。しかしながら、このようにボールやローラ等の転動体がスライダの無限軌道内を循環すると、互いに隣接する転動体同士が衝突したり擦れ合ったりすることで、転動体が早期に磨耗して装置の寿命が短くなってしまうという問題点があった。
そこで、このような問題点を解決するために従来、無限軌道内に配列した多数の転動体を互いに所定の間隔を保つことで衝突しないようにすると共に、負荷転走溝から脱落しないように連結する働きをする転動体連結体が提案されている。この転動体連結体は例えば転動体を回転可能に連結する転動体連結部と、該転動体連結部を直線状に所定の間隔を設けて配列した状態で接続する帯状体とを具備して構成されており、転動体を該転動体連結部に連結した状態でスライダの無限軌道内に収納され、転動体と共に該無限軌道内を循環することで、転動体が循環する際に互いに衝突したりするのを防ぐために用いられる。
しかしながら、前記転動体連結体は転動体と共にスライダの無限軌道内を循環するものであるから、この無限軌道内で転動体をスムーズに移動させるためには転動体連結部を接続している帯状体の断面積をなるべく薄く構成することで該無限軌道内で柔軟に屈曲するように構成する必要がある。しかし、そのように連結体の断面積を薄く構成すると、該連結体は機械的強度を確保することが困難になり、引張り強さが低下してしまう。また、この転動体連結体は回転する転動体を連結して無限軌道内を循環するため、転動体や軌道の内面と常に摺接することになるので、耐摩耗性、潤滑性等に優れた材質でなければならない。したがって、その材料の選択には制約があり、そのことからも所定の強度を持たせることが困難である。したがって、転動体連結体に十分な引っ張り強さを確保することができず、無限軌道内を転動体連結体が循環している間に該転動体連結体に引張り力が加わることで、転動体連結部を接続している帯体が破断してしまうという問題点があった。
そこで、従来上記問題を解決するため転動体連結体に補強部材を埋め込んだものが提案されている。これは例えば図12に示す転動体連結体100のように、ボール150を回転可能に連結している転動体連結部180同士を接続している帯体170の内部に補強部材160を埋め込んだ構成のものや、図13に示す転動体連結体110のようにボール連結部材120の端部に埋め込まれて該ボール連結部材120を直線状に所定の間隔を設けて配列する働きをする接続部材130を設けた構成のものがある。(特許文献1参照。)なお、図12(a)は転動体連結体100の平面図であり、同図(b)は同図(a)のX−X断面図である。また、図13(a)は転動体連結体110の平面図であり、同図(b)は同図(a)のY−Y断面図である。
転動体連結体100は、帯体170の内部に図12(b)に示すように断面が円形であって、例えば繊維状物を紡糸すること等によって糸状に構成された補強部材160が埋め込まれている。この転動体連結体100は、あらかじめ金型内に補強部材160を入れた状態で、樹脂材を射出成形して該補強部材160の周りに帯体170を接着成形することで製造される。図13に示す転動体連結体110も同様の方法で図13(b)に示すように断面が円形の接続部材130の周囲にボール連結部材120を射出成形して、該ボール連結部材120の両端部を接続部材130に接着して構成されている。
上記の転動体連結体100のように補強部材160を埋め込み、あるいは転動体連結体110のように接続部材130を埋め込めば、たとえ転動体連結体100、110自体を構成する樹脂等の引張り強さが小さい場合でも、補強部材160、接続部材130に引張り強さの大きな部材を使用することで、転動体連結体100、110の全体の引張り強さを大きくすることが可能になる。ところが、このような補強部材160、接続部材130を埋め込んだ転動体連結体100、110に引張り力が加わった場合、この引張り力が補強部材160、接続部材130自体の引張り強さに達する前に、帯体170、ボール連結部材120との接着部分が引き裂かれることで該補強部材160、接続部材130と帯体170、ボール連結部材120との間の固着が外れてしまうことがあった。このように補強部材160、接続部材130と帯体170、ボール連結部材120との接着部分が外れてしまうと、帯体170、ボール連結部材120に直接引張り力が加わることで該帯体170、ボール連結部材120が破断して、転動体連結体100、110に補強部材160、接続部材130を埋め込んだことによる十分な引っ張り強さを確保できない場合が生じていた。これは、補強部材160、接続部材130と該補強部材を埋め込んだ帯体170、ボール連結部材120との間の接着力が弱いことに起因して生じていた現象である。したがって、この問題点を解決するためには、補強部材160、接続部材130と該補強部材が埋め込まれた帯体170、ボール連結部材120との接触部分の面積を大きくすることで、これら部材間の接着力を強くし、この引き裂き現象が生じないようにする必要がある。
特開平9−46179号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、その目的は、転動体連結体に埋め込まれた補強部材と該補強部材を埋め込んだ部分との間の接着力を大きくすることで、転動体連結体の引張り強さを従来のものよりも向上させると共に、耐久性も向上させることができ、また、転動体連結体の膨潤・収縮を抑制して該転動体連結体を組み込んだ直線案内装置の精度を高くすることができる転動体連結体、及び転動体連結体を用いた直線案内装置を提供することにある。
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明は、転動体を回転可能な状態で連結すると共に該転動体を配列する帯体を具備し、該帯体に糸状の補強部材を埋め込んだ転動体連結体において、前記糸状の補強部材をその外表面が多面からなる多面形状体としたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、転動体を回転可能な状態で連結すると共に該転動体を配列する帯体を具備し、該帯体に糸状の補強部材を埋め込んだ転動体連結体において、糸状の補強部材を複数本の糸状材を編み込んだ構成としたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の転動体連結体において、糸状の補強部材の材料と帯体の材料を互いに密着性の良い同種又は異種の材料としたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、転動体を回転可能な状態で連結する連結部と、該連結部の端部に埋め込まれ該連結部を接続する糸状の接続部材とを具備する転動体連結体において、糸状の接続部材をその外表面が多面からなる多面形状体としたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、転動体を回転可能な状態で連結する連結部と、該連結部の端部に埋め込まれ該連結部を接続する糸状の接続部材とを具備する転動体連結体において、糸状の接続部材を複数本の糸状材を編み込んだ構成としたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の転動体連結体において、糸状の接続部材の材料と連結部の材料を互いに密着性の良い同種又は異種の材料としたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、軌道レールと、スライダを具備し、軌道レールには転動体が転走する複数本の転動体転走面が設けられ、スライダには転動体転走面に対向する負荷転走面及び該負荷転走面の一端から他端へ転動体を循環させる無負荷転走路が設けられ、該負荷転走面と無負荷転送路により該スライダ内に転動体無限軌道が構成され、該転動体無限軌道内に一列に配列された複数の前記転動体が互いに接触しないようにすると共に、回転可能に連結する転動体連結体を組み込んだ構成の直線案内装置において、転動体連結体として、請求項1乃至6のいずれか1項記載の転動体連結体を用いたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、糸状の補強部材をその外表面が多面からなる多面形状体としたことにより、帯体と補強部材との接触面積が大きくなり、それらの部材間の接着力が強くなる。これにより、従来の転動体連結体と比較してその長手方向の引張り強さが格段に大きくなると共に耐久性が向上する。また、転動体連結体の膨潤・収縮を抑制することができるので、精度の高い直線案内装置を製造することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、糸状の補強部材を複数本の糸状材を編み込んだ構成としたことにより、帯体と補強部材との接触面積が大きくなると共に、補強部材の断面形状が長手方向に連続的に変化するから、それらの部材間の接着力、特に引張り方向に対する接着力が強くなる。これにより、従来の転動体連結体と比較してその長手方向の引張り強さが格段に大きくなると共に耐久性が向上する。また、転動体連結体の膨潤・収縮を抑制することができるので、精度の高い直線案内装置を製造することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、糸状の補強部材の材料と帯体の材料を互いに密着性の良い同種又は異種の材料としたことにより、転動体連結体(帯体)と補強部材の接着力が強くなる。
請求項4に記載の発明によれば、糸状の接続部材をその外表面が多面からなる多面形状体としたことにより、連結部と接続部材との接触面積が大きくなり、それらの部材間の接着力が強くなる。これにより、従来の転動体連結体と比較してその長手方向の引張り強さが格段に大きくなると共に耐久性が向上する。また、転動体連結体の膨潤・収縮を抑制することができるので、精度の高い直線案内装置を製造することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、糸状の接続部材をその外表面が多面からなる多面形状体としたことにより、連結部と接続部材との接触面積が大きくなると共に、接続部材の断面形状が長手方向に連続的に変化するから、特に引張り方向に対する接着力が強くなる。これにより、従来の転動体連結体と比較してその長手方向の引張り強さが格段に大きくなると共に耐久性が向上する。また、転動体連結体の膨潤・収縮を抑制することができるので、精度の高い直線案内装置を製造することが可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、糸状の接続部材の材料と連結部の材料を互いに密着性の良い同種又は異種の材料としたことにより、連結部と接続部材の接着力が強くなる。
請求項7に記載の発明によれば、直線案内装置に、転動体連結体として、請求項1乃至6のいずれか1項記載の転動体連結体を用いるので、耐久性が向上し、精度の高い直線案内装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では転動体としてボールを例に説明するが、転動体はボールに限定されるものではなく、ローラであってもよいことは当然である。
図1は本発明に係る転動体連結体の第1実施形態例を示す図であり、同図(a)は転動体連結体10の概略平面図であり、同図(b)は同図(a)のA−A断面図である。転動体連結体10は、平板状であって、ボール15を収納するための穴11aが形成された転動体連結部11がその両端部を帯体12によって連結されることで所定の間隔を設けて一列に並んで配置されており、該転動体連結部11には穴11aにボール15を収納した状態で回転可能に連結するためのボール連結部材14が取り付けられている。このボール連結部材14は、ボール15の側面に沿う形状、即ち球面状に形成された側面部14aを具備しており、該側面部14aでボール15を回転可能に、且つ穴11aから抜け落ちないように連結することができる。この転動体連結体10の構成を言い換えると、転動体連結体10は帯状部材19の中心軸に沿って互いに所定の間隔を開けてボール15を収納する穴11aが開けられており、その穴11aの周縁部にボール連結部材14を取り付けることで転動体連結部11を形成すると共に、前記帯状部材19の両側部に沿って穴11aの両端を帯体12として構成している。
上記構成の転動体連結体10において、帯体12の内部には、その長手方向に沿って糸状の補強部材13が埋め込まれており、図1(b)のA−A断面図に示すように、補強部材13は、その断面形状の外周が山形の突部を多数設けた形状、即ち外表面が多面からなる多面形状体となっている。この補強部材13は例えば熱可塑性樹脂等の繊維状物を紡糸することにより形成してもよいし、ステンレス製のワイヤなどで構成してもよい。なお、この補強部材13の材料は上記のものに限らず、下記する帯体12を構成する射出成形された樹脂と充分な強度で接着状態を維持できるものであればよい。
転動体連結部11と帯体12からなる帯状部材19は、あらかじめ補強部材13を入れた金型内に該補強部材13と接着性の良い合成樹脂を射出成形することによって、該補強部材13に肉付けして形成される。この際、金型内には帯状部材19に穴11aを形成するためのボール型の突起が設けられている。そして、この射出成形に使用する樹脂としては、補強部材13との接着性が良く射出成形可能なものであれば限定されるものではないが、各種のエラストマー(例えば、ポリエステル系、ナイロン系、ポリオレフィン系、アクリル系、フッ素樹脂系)、あるいは各種の合成樹脂(例えばポリエステル系、ナイロン系、ポリオレフィン系、アクリル系、フッ素樹脂系等)等を用いることができる。
補強部材13に用いる繊維状物と帯状部材19に用いる射出成形樹脂の具体的な組み合わせとしては、同一の樹脂からなる場合のほか、例えば、PVDF/PMMA芯鞘複合糸とアクリル系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、PBT系エラストマー等、PVDFとPMMAの混合繊維と上記エラストマー、PMMA含浸UHMWPE繊維紐とPMMA等を挙げることができる。
補強部材13と帯状部材19とを構成する材料については、上記のように補強部材13を繊維状物を紡糸することで構成したりステンレス製のワイヤなどで構成し、帯体12を合成樹脂等の射出成形により該補強部材13に肉付けして構成すれば、補強部材13と帯体12を構成する材料を異種の材料とすることができる。一方で補強部材13を繊維状物を紡糸することにより構成して、さらに帯体12も繊維状物で構成したり、あるいは補強部材13と帯体12を共に合成樹脂で構成したりすることで、補強部材13と帯体12を構成する材料を同一のものとすることもできる。
そして、補強部材13を金型内(キャビティ内)に収納してその金型内に合成樹脂を射出成形するので、上記のように補強部材13の外表面が多面からなる多面形状体にしておけば、補強部材13と帯状部材19を形成する射出成形された合成樹脂との接触面積が大きくなり、該帯状部材19と補強部材13との間の接着が強固になる。
次に、上記のようにして製造された帯状部材19の転動体連結部11に形成された穴11a内に図示しない成形用ボールを嵌め込み、穴11aの周囲にボール連結部材14を射出成形により形成する。あるいは、このボール連結部材14は帯状部材19の成形時に該帯状部材19と一体成形してもよい。その後、成形用ボールを強制的にボール連結部材14の間から抜き出し、成形用ボールを収納していた箇所にボール15を嵌め込む。このボール連結部材14により、ボール15は穴11a内で回転可能であって、該穴11aから抜け落ちないように連結されている。
この転動体連結体10は、例えば図12に示すようなスライダ70内に形成された無限軌道71に組み込まれ、該無限軌道71内を循環することで動作する。即ち、スライダ70がレール72に沿って直線移動すると、ボール15が無限軌道71内を転動するため、転動体連結体10もボール15と共に無限軌道71内を循環する。このとき転動体連結体10の長手方向にボール15から引張り力がかかるが、この引張り力は帯体12を長手方向に引っ張る力として加わり、該帯体12内部の補強部材13と帯体12との接着部分を引き裂こうとする力として働くことになる。しかし、外表面が多面体からなる多面形状体で構成された補強部材13と帯体12との接着部分の面積は断面が円形の場合と比較して大きく、補強部材13と帯体12との間の接着は強固であるため、ある程度大きな引張り力が加わっても該接着部分は引き裂かれることがない。したがって、転動体連結体10自体に、補強部材13を埋め込んだことにより期待される所望の引張り強さを持たせることが可能となる。
図2に補強部材13の断面形状の他の構成例を示す。図2(a)に示すものは、補強部材13の断面の形状を、その周囲に沿って突状部を6個設けた形状、即ち星型形状にした外表面多面形状体である。このように断面を星型形状にすることで、断面が円形の場合と比較して補強部材13の側面と帯体12との接着部分の面積を大きくすることができる。また同図(b)に示すものは補強部材13の断面の形状を円形にし、さらにその円周上の複数箇所(図では4箇所)を円形にくりぬくことで外表面を多面体とし、外表面の面積を大きくすると共に、該くり抜いた部分に射出成形した樹脂が埋まることで接着力を強固にしたものである。このような形状とすることによっても、断面を単なる円形にする場合と比較して部材間の接着が強固になり、接着部分が引き裂かれにくくなる。なお、この補強部材13の断面の形状は上記のものに限定されるのではなく、円形の場合と比較して補強部材13の側面において帯体12との接触部分の面積が大きくなる多面形状体であれば、どのような形状にすることも可能である。
また、補強部材13の断面の形状を上記のようにすることで、帯体12と補強部材13との接着を強固にしたので、転動体連結体10に薬品や油などが付着した場合でも、その膨潤・収縮が抑制される。従って、図12及び図13に示す、従来の転動体連結体100,110においては、あらかじめその膨潤・収縮量を考慮して、製造時に転動体連結体100,110の循環する方向におけるボールと該ボールを収納する穴との間に所定量の隙間を設けておく必要があったが、本発明にかかる転動体連結体10は、膨潤・収縮が抑制されるので製造時にあらかじめ設けておくそのような隙間を可及的に小さくすることが可能となる。これにより、該転動体連結体10を用いた直線案内装置の精度を向上させることができる。
図3は本発明に係る転動体連結体の第3実施形態例を示す図であり、同図(a)は転動体連結体10−2の概略平面図であり、同図(b)は同図(a)のB−B断面図である。以下の説明において転動体連結体10と共通する部分には同一の符号を付す。この転動体連結体10−2は帯体12の一側面に互いに所定の間隔を設けて転動体連結部16を配列した状態で接続するよう構成されている。転動体連結部16は帯体12の側面から突出する一対の転動体連結部材16a,16aからなり、該一対の転動体連結部材16a,16aの対向する内側面16b、16bが球面状に形成され、該一対の転動体連結部材16a,16aの内側面16b、16bでボール15を両側面を回転可能に支持し、且つ脱落しないよう連結する。
そして、帯体12の内部にはその長手方向に沿って糸状の補強部材13が埋め込まれており、前記した転動体連結体10と同様、図3(b)に示すように該補強部材13の外表面が多面からなる多面形状体に形成されている。この補強部材13の断面形状及び転動体連結体10−2の製造方法は前記した転動体連結体10と同様であり、その詳細な説明は省略する。
図4は本発明に係る転動体連結体の第4実施形態例を示す図であり、同図(a)は転動体連結体10−3の概略平面図であり、同図(b)は同図(a)のC−C断面図である。転動体連結体10−3は帯体12の一側面に、所定の間隔を設けて櫛歯状に複数の転動体連結部11を接続した構成であ。各転動体連結部11にはその側面14aが球面状に形成されたボール連結部材14を取り付けることで、隣り合う転動体連結部11の間にボール15を挟んだ状態で、該ボール15を回転可能に且つ脱落しないよう連結する構造になっている。この転動体連結体10−3においても、帯体12の内部に補強部材13を埋め込んで構成されており、該補強部材13をその外表面が多面からなる多面形状体とした点、及びその形状の具体例は上記の転動体連結体10,10−2と同様である。
図5は本発明に係る転動体連結体の第5実施形態例を示す図であり、同図(a)は転動体連結体10−4の概略平面図であり、同図(b)は同図(a)のD−D断面図である。この転動体連結体10−4は、一列に配置した複数の転動体連結部11の両端部11bに糸状の接続部材17を埋め込んで、それら複数の転動体連結部11を互いに接続した構成になっている。各転動体連結部11はその側面部11aがボール15を連結するため球面状に形成されており、互いに隣り合う転動体連結部11の側面11a,11aの間にボール15を回転可能にかつ脱落しないように連結している。
接続部材17は例えば熱可塑性樹脂等の繊維状物を紡糸することで糸状に構成しても良いし、ステンレス製のワイヤなどで構成することも可能である。そして、転動体連結部11は該接続部材17に射出成形により肉付けして取り付けるか、あるいは転動体連結部11を先に射出成形により形成し、後から該転動体連結部11の端部11bに接続部材17を挿通して取り付けることもできる。
そして、この接続部材17は転動体連結体10−4の端部に位置する転動体連結部18で折り返され、転動体連結部11の両側の端部11b,11bに挿通されるようになっている。この際、転動体連結部11は接続部材17の側面に接着されることにより接続部材17に対してその位置が移動しないように固定される。この接続部材17は転動体連結体10の補強部材13と同じく、その外表面が多面からなる多面体形状に形成されており、その形状例は図5(b)に示すものの他、図2に示すものと同様、星型のものや円形の一部をくり抜いた形状のものがある。
図6は本発明に係る転動体連結体の第6実施形態例を示す図であり、同図(a)は転動体連結体10−5の概略平面図であり、同図(b)は同図(a)のE−E断面図である。本転動体連結体10−5の構成は、図1に示す転動体連結体10と略同一であるが、補強部材20の構成が、図1の転動体連結体10の補強部材とは異なる。本補強部材20は図7(a)に平面構成、同図(b)乃至(e)に断面構成を示すように、3本の紡糸20−1、20−2、20−3を編み込んだ構成である。
上記のように3本の紡糸20−1、20−2、20−3を編み込んた構成の補強部材20を帯体12の内部にその長手方向に沿って埋め込んでいる。これにより、補強部材20と帯体12の接触面積が増し、補強部材20と帯体12との接着力が強くなる。また、補強部材20は3本の紡糸20−1、20−2、20−3を編み込んた構成であるので、その断面形状(断面姿勢)が図6(b)乃至(e)に示すように、長さ方向に沿って連続的に変化するので、補強部材20と帯体12の引張り方向の接着力が強くなる。なお、この紡糸20−1、20−2、20−3は例えば熱可塑性樹脂等の繊維状物を紡糸することにより形成してもよい。また、ステンレス製のワイヤ等の糸状材を編み込んで構成してもよい。
図8は本発明に係る転動体連結体の第7実施形態例を示す図であり、同図(a)は転動体連結体10−6の概略平面図であり、同図(b)は同図(a)のF−F断面図である。この転動体連結体10−6は図3と同様、帯体12の一側面に互いに所定の間隔を設けて転動体連結部16を配列した状態で接続するよう構成されている。転動体連結部16は帯体12の側面から突出する一対の転動体連結部材16a,16aからなり、該一対の転動体連結部材16a,16aの対向する内側面16b、16bが球面状に形成され、該一対の転動体連結部材16a,16aの内側面16b、16bでボール15を両側面を回転可能に支持し、且つ脱落しないよう連結する。
そして、帯体12の内部にはその長手方向に沿って糸状の補強部材21が埋め込まれており、該補強部材21は図7に示す補強部材と同様、3本の紡糸20−1、20−2、20−3を編み込んた構成である。この補強部材21の断面形状は図7(b)乃至(e)と同様であり、長さ方向に沿って連続的に変化するので、補強部材21と帯体12の引張り方向の接着力が強くなる。転動体連結体10−6の製造方法は図3の転動体連結体10−2と同様であるから、その詳細な説明は省略する。また、補強部材21は、ステンレス製のワイヤ等の糸状材を編み込んで構成してもよい。
図9は本発明に係る転動体連結体の第8実施形態例を示す図であり、同図(a)は転動体連結体10−7の概略平面図であり、同図(b)は同図(a)のG−G断面図である。転動体連結体10−7は図4の転動体連結体10−3と同様、帯体12の一側面に、所定の間隔を設けて櫛歯状に複数の転動体連結部11を接続した構成である。各転動体連結部11にはその側面14aが球面状に形成されたボール連結部材14を取り付けることで、隣り合う転動体連結部11の間にボール15を挟んだ状態で、該ボール15を回転可能に且つ脱落しないよう連結する構造になっている。帯体12の内部に補強部材22を埋め込んで構成されている。該補強部材22は図7に示す補強部材と同様、3本の紡糸20−1、20−2、20−3を編み込んた構成である。この補強部材22の断面形状は図7(b)乃至(e)と同様であり、長さ方向に沿って連続的に変化するので、補強部材21と帯体12の引張り方向の接着力が強くなる。転動体連結体10−7の製造方法は図3の転動体連結体10−2と同様であるから、その詳細な説明は省略する。また、補強部材22はステンレス製のワイヤ等の糸状材を編み込んで構成してもよい。
図10は本発明に係る転動体連結体の第9実施形態例を示す図であり、同図(a)は転動体連結体10−8の概略平面図であり、同図(b)は同図(a)のH−H断面図である。この転動体連結体10−8は、図5に示す転動体連結体10−4と同様、一列に配置した複数の転動体連結部11の両端部11bに糸状の接続部材23を埋め込んで、それら複数の転動体連結部11を互いに接続した構成になっている。各転動体連結部11はその側面部11aがボール15を連結するため球面状に形成されており、互いに隣り合う転動体連結部11の側面11a,11aの間にボール15を回転可能にかつ脱落しないように連結している。
接続部材23は補強部材22は図7に示す補強部材と同様、3本の紡糸20−1、20−2、20−3を編み込んた構成である。この接続部材23の断面形状は図7(b)乃至(e)と同様であり、長さ方向に沿って連続的に変化するので、接続部材23と各転動体連結部11の両端部11bの引張り方向の接着力が強くなる。転動体連結部11は該接続部材23に射出成形により肉付けして取り付けるか、あるいは転動体連結部11を先に射出成形により形成し、後から該転動体連結部11の端部11bに接続部材23を挿通して取り付けることもできる。また、補強部材23はステンレス製のワイヤ等の糸状材を編み込んで構成してもよい。
なお、実施例6乃至9において、補強部材20、21、22及び接続部材23を図7に示すように、3本の紡糸20−1、20−2、20−3を編み込んだ構成としたが、紡糸の本数はこれに限定されるものではなく、3本以上複数本でもよい。また、ステンレス製のワイヤなどで構成する場合も、3本以上複数本でもよい。
上記の方法により製造したこの転動体連結体10−4は、転動体連結体10と同様、図12に示すようなスライダ70の無限軌道71に組み込まれて該無限軌道71内を循環する。このときボール15から転動体連結部11に循環方向に力が加わることにより、転動体連結部11と接続部材17との接着面には該接着面を引き裂こうとする力がかかることになる。しかし、この転動体連結体10−4は接続部材17の外表面が多面形状に形成されているので、断面が円形の外表面が一面形状である場合と比較して、接続部材17と転動体連結部11との接着部分の面積が大きく、該接着面にある程度大きな力が加わっても引き裂けにくい。従って、転動体連結体10−4自体の引張り強さが大きくなり、ある程度強い引張り力が加わっても破断することが防げる。
上記の実施の形態例に示す転動体連結体においては、補強部材13は延伸した状態で帯体12内に埋め込むこともできる。即ち、帯体12を射出成形する際に、あらかじめ金型内に延伸した状態で補強部材13を入れておき、金型内に樹脂材を流し込むことで補強部材13が延伸した状態のまま帯体12内に埋め込まれるようにするのである。
ここで、補強部材13を延伸する方法について説明する。例えば補強部材13が繊維状物を紡糸して構成したものである場合には、未延伸繊維状物を紡糸した後、未延伸繊維状物を延伸することによって、分子鎖が配向した状態とする。この延伸の方法は特に限定するものではなく、繊維状物の配向を高めることができればよい。例えば、未延伸から連続的に延伸工程を行う方法でも良いし、また未延伸繊維状物を得た後、別工程で延伸を行う方法でもよい。延伸は、一段延伸でも2段以上の多段延伸でもよく、熱処理などの工程を経てもよい。延伸媒体は気体でも液体でも熱板でもよく、特に限定されるものではない。また、紡糸口糸から吐出した樹脂にドラフトをかける直接紡糸延伸を行う方法でもよい。
このようにして延伸した状態で補強部材を埋め込んで転動体連結体を製造すれば、延伸しない状態で埋め込んだ場合と比較して転動体連結体の引っ張り強さが向上する。また転動体連結体に繰り返し引っ張り力が加わった場合の耐久性も同様に向上する。そして、補強部材13の外表面を多面からなる多面形状体に構成してその側面と帯体12との接着力を強固にしたことと合わせて、より引っ張り力に強く、耐久性に優れた転動体連結体を構成することができるという効果を有する。
また、上記のように転動体連結体に補強部材13を延伸した状態で埋め込むことで、転動体連結体が薬品や油などを吸収した場合にも、その膨潤・収縮量を小さく抑えることができるという効果を有する。そのため、従来、延伸していない補強部材を埋め込んだ転動体連結体では、薬品や油などを吸収した場合の膨潤・収縮量を考慮して、予め循環方向において転動体連結体とボールとの間に所定量の隙間を設けることが必要であったが、この転動体連結体においてはそのような隙間を設ける必要が無くなるか、あるいは設けてもその隙間の量を可及的に小さくすることが可能となるので、該転動体連結体を用いた直線案内装置の精度を向上することが可能となる。また、これにより耐薬品性に優れた転動体連結体を提供することが可能となる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお、直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、転動体連結体の形状は上記実施の形態例に記載したものに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の構成要件を具備するものであればどのような形状のものであってもよい。また、補強部材及び連結部材の断面形状も上記実施の形態例に記載のものに限定されるのではなく、連結部材の多面からなるのであればどのような形状のものであっても本発明の技術的範囲に含まれるのである。
以上説明したように本願発明によれば、連結体と補強部材との接触面積を大きくすることができるので、該連結体と補強部材との間の接着力を強固にすることができる。したがって、従来の転動体連結体と比較してその長手方向の引張り強さが格段に大きくなると共に耐久性が向上する。また、転動体連結体の膨潤・収縮を抑制することができるので、精度の高い直線案内装置を製造することが可能となる。
本発明に係る転動体連結体の構成例を示す図である。(実施例1) 本発明に係る転動体連結体の断面形状の構成例を示す図である。(実施例2) 本発明に係る転動体連結体の構成例を示す図である。(実施例3) 本発明に係る転動体連結体の構成例を示す図である。(実施例4) 本発明に係る転動体連結体の構成例を示す図である。(実施例5)。 本発明に係る転動体連結体の構成例を示す図である。(実施例6) 本発明に係る転動体連結体の補強部材の構成例を示す図である。 本発明に係る転動体連結体の構成例を示す図である。(実施例7) 本発明に係る転動体連結体の構成例を示す図である。(実施例8) 本発明に係る転動体連結体の構成例を示す図である。(実施例9) 本発明の転動体連結体を組み込んだスライダの構成例を示す図である。 従来の転動体連結体を示す図である。 従来の転動体連結体を示す図である。
符号の説明
10 転動体連結体
10−2 転動体連結体
10−3 転動体連結体
10−4 転動体連結体
11 転動体連結部
12 帯体
13 補強部材
14 ボール連結部材
15 ボール
16 転動体連結部
17 接続部材
18 転動体連結部
19 帯状部材
20 補強部材
20−1 紡糸
20−2 紡糸
20−3 紡糸
21 補強部材
22 補強部材
23 接続部材
70 スライダ
71 無限軌道
72 レール

Claims (7)

  1. 転動体を回転可能な状態で連結すると共に該転動体を配列する帯体を具備し、該帯体に糸状の補強部材を埋め込んだ転動体連結体において、
    前記糸状の補強部材をその外表面が多面からなる多面形状体としたことを特徴とする転動体連結体。
  2. 転動体を回転可能な状態で連結すると共に該転動体を配列する帯体を具備し、該帯体に糸状の補強部材を埋め込んだ転動体連結体において、
    前記糸状の補強部材を複数本の糸状材を編み込んだ構成としたことを特徴とする転動体連結体。
  3. 請求項1又は2に記載の転動体連結体において、
    前記糸状の補強部材の材料と前記帯体の材料を互いに密着性の良い同種又は異種の材料としたことを特徴とする転動体連結体。
  4. 転動体を回転可能な状態で連結する連結部と、該連結部の端部に埋め込まれ該連結部を接続する糸状の接続部材とを具備する転動体連結体において、
    前記糸状の接続部材をその外表面が多面からなる多面形状体としたことを特徴とする転動体連結体。
  5. 転動体を回転可能な状態で連結する連結部と、該連結部の端部に埋め込まれ該連結部を接続する糸状の接続部材とを具備する転動体連結体において、
    前記糸状の接続部材を複数本の糸状材を編み込んだ構成としたことを特徴とする転動体連結体。
  6. 請求項4又は5に記載の転動体連結体において、
    前記糸状の接続部材の材料と前記連結部の材料を互いに密着性の良い同種又は異種の材料としたことを特徴とする転動体連結体。
  7. 軌道レールと、スライダを具備し、前記軌道レールには転動体が転走する複数本の転動体転走面が設けられ、前記スライダには前記転動体転走面に対向する負荷転走面及び該負荷転走面の一端から他端へ転動体を循環させる無負荷転走路が設けられ、該負荷転走面と無負荷転送路により該スライダ内に転動体無限軌道が構成され、該転動体無限軌道内に一列に配列された複数の前記転動体が互いに接触しないようにすると共に、回転可能に連結する転動体連結体を組み込んだ構成の直線案内装置において、
    前記転動体連結体として、請求項1乃至6のいずれか1項記載の転動体連結体を用いたことを特徴とする直線案内装置。
JP2004113619A 2003-05-21 2004-04-07 転動体連結体、及び直線案内装置 Pending JP2005003195A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004113619A JP2005003195A (ja) 2003-05-21 2004-04-07 転動体連結体、及び直線案内装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003143654 2003-05-21
JP2004113619A JP2005003195A (ja) 2003-05-21 2004-04-07 転動体連結体、及び直線案内装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005003195A true JP2005003195A (ja) 2005-01-06

Family

ID=34106490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004113619A Pending JP2005003195A (ja) 2003-05-21 2004-04-07 転動体連結体、及び直線案内装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005003195A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007058351A1 (ja) * 2005-11-18 2007-05-24 Nsk Ltd. 樹脂製保持器及び転がり軸受
JP2007298160A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Fuji Dies Kk 高強度冠型保持器およびそれを用いた転がり軸受
EP2476925A1 (de) * 2011-01-12 2012-07-18 Groz-Beckert KG Wälzlagerkäfig teilweise bestehend aus Faserverbundwerkstoff mit Endlosfasern
US20140241652A1 (en) * 2013-02-28 2014-08-28 Nippon Bearing Co., Ltd. Rolling element accommodating tool
JP2018189115A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 日本ベアリング株式会社 転動体収容具及びその製造方法
US20200191199A1 (en) * 2017-04-07 2020-06-18 Thk Co., Ltd. Ball housing band and motion guide apparatus

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007058351A1 (ja) * 2005-11-18 2007-05-24 Nsk Ltd. 樹脂製保持器及び転がり軸受
JPWO2007058351A1 (ja) * 2005-11-18 2009-05-07 日本精工株式会社 樹脂製保持器及び転がり軸受
JP4766051B2 (ja) * 2005-11-18 2011-09-07 日本精工株式会社 樹脂製保持器及び転がり軸受
US8303192B2 (en) 2005-11-18 2012-11-06 Nsk Ltd. Resin cage and rolling bearing
JP2007298160A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Fuji Dies Kk 高強度冠型保持器およびそれを用いた転がり軸受
EP2476925A1 (de) * 2011-01-12 2012-07-18 Groz-Beckert KG Wälzlagerkäfig teilweise bestehend aus Faserverbundwerkstoff mit Endlosfasern
US20140241652A1 (en) * 2013-02-28 2014-08-28 Nippon Bearing Co., Ltd. Rolling element accommodating tool
US9133877B2 (en) * 2013-02-28 2015-09-15 Nippon Bearing Co., Ltd. Rolling element accommodating tool
US20200191199A1 (en) * 2017-04-07 2020-06-18 Thk Co., Ltd. Ball housing band and motion guide apparatus
US10900519B2 (en) * 2017-04-07 2021-01-26 Thk Co., Ltd. Ball housing band and motion guide apparatus
JP2018189115A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 日本ベアリング株式会社 転動体収容具及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4913890B2 (ja) テープ状成形品およびボールチェーン用ベルト
US20090060407A1 (en) Cage for rolling bearing
JPH1122727A (ja) 転動体連結体及びこれを用いた直線案内装置並びに転動体ねじ装置
KR100714743B1 (ko) 전동체 연결체의 제조방법
WO2011027380A1 (ja) 平ベルト
JP2005003195A (ja) 転動体連結体、及び直線案内装置
WO2008065878A1 (fr) Dispositif cannelé à billes
JP5957395B2 (ja) 転動体収容具
JP2008532879A (ja) 搬送装置、転動体および搬送体
TW565659B (en) Rolling element spacer of rolling guide device
CN101429969B (zh) 滚动支承的滚子
WO2010074155A1 (ja) 転動体リテーナ及びこれを用いた無限循環式直線運動装置
TW202340622A (zh) 軸承保持架
JP2001065565A (ja) 転動体連結体及びこれを用いた案内装置
WO2004013392A1 (ja) 仮撚用ディスク
JP2017141084A (ja) ゴム製ハンドレール
JP2004360723A (ja) 転がり軸受
JPS5832043Y2 (ja) 歯付ベルト
JP2005014291A (ja) 高負荷伝動ベルトの製造方法
JP2004068861A (ja) 転がり軸受の製造方法及び転がり軸受
JP3670826B2 (ja) 転動体連結体
JP2008286351A (ja) 平ベルト用プーリ
JP4910522B2 (ja) プーリ一体型転がり軸受
JP2008138742A (ja) 転動体保持スペーサ及びリニアガイド
US4699305A (en) Belt for a cable drive system

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060516

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090105

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090713

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090713

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090908