JPS5832043Y2 - 歯付ベルト - Google Patents

歯付ベルト

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JPS5832043Y2
JPS5832043Y2 JP1979167912U JP16791279U JPS5832043Y2 JP S5832043 Y2 JPS5832043 Y2 JP S5832043Y2 JP 1979167912 U JP1979167912 U JP 1979167912U JP 16791279 U JP16791279 U JP 16791279U JP S5832043 Y2 JPS5832043 Y2 JP S5832043Y2
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JP
Japan
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belt
grooves
toothed belt
teeth
toothed
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Expired
Application number
JP1979167912U
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English (en)
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JPS5684146U (ja
Inventor
武 保城
Original Assignee
三ツ星ベルト株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はポリウレタンエラストマーを含む合成樹脂製歯
付ベルトに関し、特に該ベルトの歯がベルト車の溝と噛
み合った場合、ベルト中に埋設された心線がプーリ車の
外周に沿った円弧を形成し、合理的に力の伝達を行うこ
とが可能な歯付ベルトを提供することを目的とするもの
である。
従来、歯付ベル1−はその主体及び歯部がゴム又はゴム
弾性を有する例えばポリウレタン樹脂で構成され、内部
にスチール、ガラス、ポリエステル繊維等、高強力低伸
度材料よりなるコードが埋設されたものが広く知られて
いる。
殊に後者のポリウレタン樹脂製歯付ベルトは例えば特公
昭3716842号公報等にその製造法が提案されてい
る如く予め所定形状の内型心線支持突起上に心線を捲き
回し支持した後、外型に嵌合し内型と外型で規定される
空間内に液状ポリウレタン原料を注型又は圧入した後加
熱硬化することにより作られる。
しかしかかる方法によって得られたポリウレタン歯付ベ
ルトは通常、6然的にベルトに心線支持突起に起因する
凹溝をもつ。
ところがこの凹溝はウレタン樹脂の硬さが大きくなれば
なる程及び/又は使用されるベルト車の径が小さくなれ
ばなる程、鉄部に応力が集中し折れ曲りベルト車上でベ
ルトが多角形挙動を示し動力伝達上非常に大きな問題点
となり伝達効率を阻害する。
又ベルトが回転するとき絶えず該凹溝部に曲げ応力が集
中し、これがため心線が疲労し切断に至る。
本考案は上記の如き歯付ベルト、特にウレタン樹脂製歯
付ベルI・のもつ欠点を解消すべく工夫されたもので、
前記ベルト上に形成される心線支持突起に起因する凹溝
部分がベルトの他の部分と同じ曲げ易さとなる様に、該
部と反対のベルト面上に突起を形成するものである。
勿論、樹脂製歯付ベルトの背面に凹凸形状を備えたベル
トは例えば米国特許第3068710号、第31145
98号明細書等により既に知られている。
しかしこれらは前記特公昭37−16842号公報に示
された製法とは反対に、注型によりベルト歯が塑造され
るいわゆる逆成型法によるものである。
此の逆成型法の場合は内型表面に心線を支持させる必要
上から内型表面に三角突条、半円形突条を設け、該突条
の先端で心線を支持させる必要があるため、此の心線支
持の必然の結果として塑造されるベルトの背面に凹凸が
形成される。
だが、かかるベルトに於いては心線支持のみが目的であ
るから内型表面に配置される突条はその断面積が比較的
大きくかつ等ピッチであることが要求され、少く共突条
の配置される位置、大きさは任意性をもち、本考案の如
き心線支持突起による凹溝の対応する位置で、かつベル
トの反対面上に突条を設けたものとは本質的に相違する
ものである。
以下本考案を添付図面について、更に具体的に説明する
第1図は従来公知の歯付ベルトの形状を示し、図中、1
は抗張体、2は歯、3はゴム又はゴム弾性体よりなる主
体、4は心線支持突起に起因するベルト上に形成される
凹溝である。
又第2図は前記第1図の公知の歯付ベルトがベルト車上
で曲げ応力により多角形挙動を示していることを説明す
る概略図であり構成各部には第1図と同じ番号が使用さ
れている。
又、第3図は従来公知の他の歯付ベルト例を示すもので
構成材料が硬く曲げ難い場合ベルト歯とベルト歯の間の
主体部厚みを小さくして曲げ易いように構成したベルト
である。
かかる各公知のベルトにおいてはその心線はこれを内型
、外型で形成される所定空間内に浮かして支持する必要
上、内型表面に設けられた止線支持突起上に捲き回され
る。
従って該突起に起因する凹溝4がベルトの内面でベルト
歯とベルト歯の間に位置して形成されるのが通常で、か
かるベルトはベルト車上で第2図に示す如く該凹溝で折
れ曲り多角形挙動を示している。
一方、これに対し第4図及び第5図は上記欠点を解消し
た本考案に係る歯付ベルトの実施例である。
同図において抗張体15は合成樹脂主体12の中に埋設
され、同じ材料で構成されるベルト歯11のテ゛デンダ
ムライン上に位置している。
そしてベルト内面のベルト歯11とベルト歯11との間
には心線支持突起に起因する凹溝14が位置して形成さ
れており、該凹溝14が対応するベルトの反対面、即ち
外面上には突条13が設けられている。
前記本考案歯付ベルトの抗張体15は通常スチール、ガ
ラス繊維、ポリエステル繊維、芳香族ポリアミド繊維等
、強力が大きく伸度の小さい各種の材料が使用され、又
ベルトの主体12及び歯11はウレタニプレポリマー、
熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂材料で常温で液状又は加
熱より融解し流動性をもつ各種の樹脂により構成される
なお歯と主体とは適宜必要に応じ材料を異にすることも
出来る。
殊にこれらの材料は注型又は押出成型又は射出成型法に
より製造に適するものであれば如何なる材料も容易に使
用可能である。
上記本考案ベルトの歯の断面は第4図及び第5図に示す
如く逆台形状であることも出来るがベルト車とのスムー
スな噛み合いの点から半円形又は噛み合い側面がインボ
リュートカーブ等の曲面のものであることも出来る。
又、外面を第4図の如く膨出せしめてもよい。
前記本考案ベルトの突条13は前述の如く心線支持突起
に起因する凹溝14の位置に対応したベルトの反対面に
設けられるものであるが、その形状は断面、三角状、角
状、半円形等各種の形状をもち原則的にベルトの金山に
互って延びている。
この目的は該凹溝がベルトの他部に比して厚さが薄いこ
とにより折れ曲り易く結果として曲げ応力が鉄部に集中
することを防止することにあり、従ってベルト長手方向
について該凹溝前後のベルトの厚さが少く共小さくなる
ことのないように凹溝が位置するベルト面に対し、反対
面即ち第4図、第5図では外面上に突条13を設ける。
通常、該突条13の断面は凹溝断面とほぼ同じか少く共
大きい断面積をもつ。
しかし該断面が極端に相違することは別の意味で歯付ベ
ルトの伝達効率を阻害するので、該突条は凹溝断面積の
1〜10倍、特に5〜7倍程度であることが最も望まし
い。
該凹溝が同一部分において複数構成される場合は必然的
に複数の突条を設けることも出来るが、単一の突条でこ
れに対応せしめることも可能である。
かくして上記の如く構成されたベルトはベルト車に掛け
られるとき凹溝とその反対面の突起とが相俟って互いに
相殺し合い、第2図に図示した如き従来のベルトに見ら
れる多角形挙動をすることなく効率的な噛み合いが得ら
れる。
以上の如く本考案歯付ベルトは内型、外型の所定空間に
予め心線を支持し合成樹脂を注型、押出又は射出成型法
により塑造される台座樹脂製歯付ベルトにおいて心線支
持突起に起因する凹溝に対応した位置でベルトの反対面
に突条を設けることにより、該ベルトがベルト車上を走
行する際に生起する多角型挙動を防止することが出来る
と共にベルトの曲げ応力が鉄部に集中し結果としてベル
トの破損を阻止し、従来のベルトに比較して噛み合いの
正確な伝達効率の極めて高い改善された歯付ベルトを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来公知の歯付ベルトの一部を示す概要図、第
2図は第1図ベルトのベルト車上での挙動を示す説明図
、第3図は更に従来公知の他の歯付ベルトを示す概要図
、第4図及び第5図は何れも本考案に係る合成樹脂製歯
付ベルトの各実施例を示す概要図である。 11・・・・・・ベルト歯、12・・・・・・合成樹脂
主体、13・・・・・・突条、14・・・・:・凹溝、
15・・・・・・抗張体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 歯のテ゛デンダムライン上に心線が位置し内面にベル)
    ・車の溝と噛み合う歯を有するポリウレタン弾性重合体
    を含む合成樹脂製歯付ベルトにおいて、歯と歯の間の溝
    に形成された心線支持突起に起因する凹溝の位置に対応
    して該凹溝のベルト反対面に前記凹溝の断面積と同じか
    又はそれ以上の断面積をもつ突条を設けたことを特徴と
    する歯付ベルト。
JP1979167912U 1979-12-04 1979-12-04 歯付ベルト Expired JPS5832043Y2 (ja)

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JPS5684146U JPS5684146U (ja) 1981-07-07
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JPS50124671A (ja) * 1974-03-06 1975-09-30

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