JP2005002137A5

JP2005002137A5 -

Info

Publication number: JP2005002137A5
Application number: JP2003134501A
Authority: JP
Filing date: 2003-05-13
Publication date: 2006-07-06
Anticipated expiration: 2023-05-13

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】塩素含有率が３〜７０質量％である酸変性塩素化ポリオレフィン樹脂と、揮発性の塩基性化合物とを含有し、不揮発性水性化助剤を実質的に含有しない水性分散体であって、この塩素化ポリオレフィン樹脂の水性分散体中での数平均粒子径が１μｍ以下であることを特徴とする塩素化ポリオレフィン樹脂水性分散体。
【請求項２】酸変性塩素化ポリオレフィン樹脂の塩素化前の不飽和カルボン酸単位が０．０１〜１５質量％である請求項１記載の塩素化ポリオレフィン樹脂水性分散体。
【請求項３】さらに有機溶剤を含有し、この有機溶剤は、２０℃における水に対する溶解性が１０ｇ／Ｌ以上であることを特徴とする請求項１記載のポリオレフィン樹脂水性分散体。
【請求項４】有機溶剤の沸点が３０〜２５０℃であることを特徴とする請求項３記載のポリオレフィン樹脂水性分散体。
【請求項５】さらに、架橋剤を含有することを特徴とする請求項１〜４いずれかに記載のポリオレフィン樹脂水性分散体。
【請求項６】架橋剤が、イソシアネート化合物、メラミン化合物、尿素化合物、エポキシ化合物、カルボジイミド化合物、オキサゾリン基含有化合物、ジルコニウム塩化合物、シランカップリング剤から選ばれたものである請求項５記載のポリオレフィン樹脂水性分散体。
【請求項７】さらに、他の重合体の水性分散体を含有することを特徴とする請求項１〜４いずれかに記載のポリオレフィン樹脂水性分散体。
【請求項８】他の重合体が、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビリニデン、エチレン−（メタ）アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂、ブタジエン樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン樹脂、ポリ（メタ）アクリロニトリル樹脂、（メタ）アクリルアミド樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、変性ナイロン樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂から選ばれたものである請求項７記載のポリオレフィン樹脂水性分散体。
【請求項９】さらに、無機粒子を含有することを特徴とする請求項１〜４いずれかに記載のポリオレフィン樹脂水性分散体。
【請求項１０】無機粒子が、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化すず、炭酸カルシウム、シリカ、バーミキュライト、モンモリロナイト、ヘクトライト、合成雲母から選ばれたものである請求項９記載のポリオレフィン樹脂水性分散体。
【請求項１１】さらに、顔料・染料を含有することを特徴とする請求項１〜４いずれかに記載のポリオレフィン樹脂水性分散体。
【請求項１２】顔料・染料が、酸化チタン、亜鉛華、カーボンブラックから選ばれたものである請求項１１記載のポリオレフィン樹脂水性分散体。
【請求項１３】請求項１〜１２いずれかに記載の水性分散体を含有してなるコーティング組成物、塗料組成物、インキ組成物、または接着剤組成物。
【請求項１４】塩素含有量が３〜７０質量％である酸変性塩素化ポリオレフィン樹脂、揮発性の塩基性化合物、２０℃における水に対する溶解性が１０ｇ／Ｌ以上である有機溶剤、および水を原料とし、これらを密閉容器中で８０〜２００℃の温度で加熱、攪拌する工程を含むことを特徴とする請求項１記載の塩素化ポリオレフィン樹脂水性分散体の製造方法。
【請求項１５】請求項１４記載の工程の後、さらに、水性分散体の有機溶剤含有量を低減するための脱溶剤処理工程を含むことを特徴とする水性分散体の製造方法。