JP2005001030A - ミシン目形成刃 - Google Patents

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桂 佐藤
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Abstract

【課題】破断性を低下させることなく、横裂けの発生を防止することができるミシン目を形成可能なミシン目形成刃を提供する。
【解決手段】超硬合金等によって形成されており、中心穴が形成された厚さ0.6mmの円盤状の基部と、この基部の周縁に、その径方向外側に張り出すように、等間隔で連設された多数の切断刃とを備えている。切断刃12は、横断面形状が正方形である角柱状の本体部13と、この本体部13の先端側が切除されることによって形成された楔状の刃先部14とから構成されており、本体部13は、一方の対角線上に位置している一対の稜線13a、13aが基部の周方向に向くように、配置されている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、PETボトルに装着される筒状のシュリンクラベル等にミシン目を形成するためのミシン目形成刃に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、PETボトルに装着される筒状のシュリンクラベルには、図11に示すように、PETボトルを廃棄する際、シュリンクラベルLを破断してPETボトルから簡単に外すことができるように、その上端から下端に至る破断用のミシン目Mが形成されており、こういったミシン目Mは、図12に示すようなミシン目形成刃50によって形成される。
【0003】
このミシン目形成刃50は、同図に示すように、円盤状の基部51の周縁に、その径方向外側に張り出すように、多数の切断刃52が等間隔で連設されており、各切断刃52は、図13に示すように、扁平な断面長方形の本体部52aと、本体部52aの先端側に形成された楔状の刃先部52bとから構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特許第3298000号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したようなミシン目形成刃50を用いて、シュリンクフィルムにミシン目を形成すると、図14に示すように、一直線の切目Cが等間隔で形成されるだけでなく、各切目Cの両端部には、切断刃52の両端面に沿って、横方向に延びる短い裂け目Rが形成される(筒状のシュリンクラベルは、横方向に延伸されたフィルムからなるため横方向に裂けやすい)ので、ミシン目Mに沿ってシュリンクフィルムFを破断する場合、必ずしも、切目Cに沿って直線状に破断されるとは限らず、裂け目RをきっかけにシュリンクフィルムFに横裂けが発生することがあった。
【0006】
このため、近年では、図15に示すように、針状の切断刃62を有するミシン目形成刃が使用されるようになってきており、こういったミシン目形成刃を使用してシュリンクフィルムにミシン目を形成すると、上述したような横方向に延びる裂け目Rが形成されることがないので、ミシン目に沿ってシュリンクフィルムを破断したときに横裂けが発生することはなくなるが、逆に、各切目(孔)自体に方向性がないので、破断性が悪くなるといった問題がある。
【0007】
そこで、この発明の課題は、破断性を低下させることなく、横裂けの発生を防止することができるミシン目を形成可能なミシン目形成刃を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記の課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、円盤状の基部に、その径方向外側に張り出すように、多数の切断刃が等間隔で連設されたミシン目形成刃において、前記切断刃は、前記基部の周方向の両側に稜線を有する柱状または扁平状の本体部と、前記本体部の先端側に形成された楔状の刃先部とを備えていることを特徴とするミシン目形成刃を提供するものである。
【0009】
以上のように、各切断刃の刃先部が楔状を有している、このミシン目形成刃を用いてフィルム等に形成されたミシン目は、それぞれの切目がある程度の長さを有しているので、破断性が損なわれることがなく、しかも、楔状の刃先部を有する切断刃の本体部が、基部の周方向の両側に平行な稜線を有しているので、即ち、刃先部の両側部が尖っているので、刃先部の両側部がフラットな端面に形成されている切断刃を備えた従来のミシン目形成刃に比べて、ミシン目を構成している各切目の両端部に横方向に延びる裂け目が形成されにくく、ミシン目に沿ってフィルム等を破断したときに横裂けが発生することもない。
【0010】
特に、請求項2にかかる発明のミシン目形成刃のように、前記本体部の横断面形状が正方形または菱形であるものにあっては、まず、円形状の金属盤の外周縁を、全周にわたって先細テーパ状に研摩加工した後、その外周縁から径方向内側に向かって所定幅で順次切削することによって、横断面が四角形状の多数の切断刃を等間隔に形成し、それぞれの切断刃における本体部の四つの角部を切除することによって、簡単に製造することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1(a)、(b)及び図2(a)、(b)に示すように、このミシン目形成刃1は、超硬合金等によって形成されており、中心穴11aが形成された厚さ0.6mmの円盤状の基部11と、この基部11の周縁に、その径方向外側に張り出すように、等間隔で連設された多数の切断刃12とを備えている。
【0012】
前記切断刃12は、図3(a)〜(c)に示すように、横断面形状が正方形である角柱状の本体部13と、この本体部13の先端側が切除されることによって形成された楔状の刃先部14とから構成されており、本体部13は、一方の対角線上に位置している一対の稜線13a、13aが基部11の周方向に向くように、配置されている。
【0013】
以上のように構成されたミシン目形成刃1は、以下のようにして製造される。まず、図4に示すように、基部11及び切断刃12となる、超硬合金等によって形成された厚さ0.6mmの円形の金属盤Dに、最終的に基部11の中心穴11aとなる穴αを形成した後、図5(a)、(b)に示すように、この金属盤Dの外周縁を、全周にわたって先細テーパ状に研摩加工することによって、最終的に切断刃12の刃先部14となる部分βを形成する。
【0014】
続いて、図6(a)〜(c)に示すように、外周縁が先細テーパ状に形成された金属盤Dを、その外周縁から径方向内側に向かって所定幅(この場合、0.83mm)で順次切削することによって、最終的に切断刃12の本体部13となる、横断面が正方形(一辺が0.6mm)の多数の角柱体γを等間隔に形成する。
【0015】
このようにして形成されたそれぞれの角柱体γに対して、四つの角部(図7の網掛け表示部分)を切除すると、図1及び図2に示すように、円盤状の基部11の外周縁から、多数の切断刃12が径方向外側に張り出したミシン目形成刃1が出来上がる。
【0016】
以上のように、このミシン目形成刃1は、各切断刃12の刃先部14が、長さ(この例では、0.6mm)を有する楔状に形成されているので、このミシン目形成刃1を用いてフィルム等に形成されたミシン目は、それぞれの切目自体が方向性を有しており、針状の切断刃を有する従来のミシン目形成刃によって形成された、切目(孔)自体に方向性のないミシン目のように、破断性が損なわれることがない。
【0017】
また、このミシン目形成刃1は、楔状の刃先部14を有する切断刃12の本体部13が、基部11の周方向の両側に平行な稜線13a、13aを有しているので、即ち、刃先部14における基部11の周方向の両側部が尖っているので、刃先部における基部の周方向の両側部がフラットな端面に形成されている切断刃を備えた従来のミシン目形成刃(図12及び図13参照)に比べて、ミシン目を構成している各切目の両端部に横方向に延びる裂け目が形成されにくく、ミシン目に沿ってフィルム等を破断したときに横裂けが発生することもない。従って、このミシン目形成刃1は、図11に示すシュリンクラベルLのように、横方向(周方向)に延伸されたフィルムの上下方向にミシン目を施す場合に好ましく、特に、横方向に裂けやすく、縦方向に裂け難い横一軸延伸ポリエステル系フィルムにミシン目を施す場合に有効である。
【0018】
また、このミシン目形成刃1は、各切断刃12の本体部13の横断面形状が正方形であり、しかも、本体部13の側面には刃が形成されていないので、上述したように、円形状の金属盤Dの外周縁を、全周にわたって先細テーパ状に研摩加工することによって刃先部を形成し、その外周縁から径方向内側に向かって所定幅で順次切削することによって、横断面が正方形状の多数の切断刃を等間隔に形成した後、それぞれの切断刃における本体部の四つの角部を切除することによって、簡単に製造することができる。
【0019】
なお、上述した実施形態では、本体部13の横断面が正方形の角柱状である切断刃12を有するミシン目形成刃1について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、図8(a)〜(c)に示す切断刃12Aのように、本体部13Aを、横断面が菱形の角柱状に形成したり、図9(a)〜(c)に示す切断刃12Bのように、本体部13Bを、横断面が木の葉形の扁平状に形成したり、図10(a)〜(c)に示す切断刃12Cのように、本体部13Cを、横断面が6角形の扁平状に形成したりすることも可能である。ただし、いずれの場合も、本体部13A、13B、13Cが、基部の周方向に向くように配置された一対の稜線13Aa、13Ba、13Caを有していなければならないことはいうまでもない。
【0020】
また、切断刃12における刃の長さや切断刃12の形成間隔等についても、上述した実施形態に限定されず、例えば、刃の長さは、0.2〜1.0mm(好ましくは、0.2〜0.6mm)、切断刃12の形成間隔は、0.2〜3.0mm(好ましくは、0.5〜2.5mm)の範囲で適宜設定すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明にかかるミシン目形成刃の一実施形態を示す正面図、(b)は(a)のX−X線に沿った断面図である。
【図2】(a)、(b)は同上のミシン目形成刃を示す部分拡大図である。
【図3】(a)は同上のミシン目形成刃における切断刃を示す平面図、(b)は同上の切断刃を示す正面図、(c)は同上の切断刃を示す側面図である。
【図4】同上のミシン目形成刃の製造方法を示す工程図である。
【図5】(a)は同上のミシン目形成刃の製造方法を示す工程図、(b)は(a)のY−Y線に沿った断面図である。
【図6】(a)、(b)は同上のミシン目形成刃の製造方法を示す工程図、(c)は(a)のZ−Z線に沿った断面図である。
【図7】同上のミシン目形成刃の製造方法を示す工程図である。
【図8】(a)は他の実施形態であるミシン目形成刃における切断刃を示す平面図、(b)は同上の切断刃を示す正面図、(c)は同上の切断刃を示す側面図である。
【図9】(a)は他の実施形態であるミシン目形成刃における切断刃を示す平面図、(b)は同上の切断刃を示す正面図、(c)は同上の切断刃を示す側面図である。
【図10】(a)は他の実施形態であるミシン目形成刃における切断刃を示す平面図、(b)は同上の切断刃を示す正面図、(c)は同上の切断刃を示す側面図である。
【図11】PETボトルに装着される筒状のシュリンクラベルを示す斜視図である。
【図12】従来のミシン目形成刃を示す正面図である。
【図13】同上のミシン目形成刃における切断刃を示す斜視図である。
【図14】同上のミシン目形成刃によってシュリンクフィルムに形成されたミシン目を示す図である。
【図15】従来の他のミシン目形成刃における切断刃を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ミシン目形成刃
11 基部
11a 中心穴
12、12A、12B、12C 切断刃
13、13A、13B、13C 本体部
13a、13Aa、13Ba、13Ca 稜線
14 刃先部

Claims (2)

  1. 円盤状の基部に、その径方向外側に張り出すように、多数の切断刃が等間隔で連設されたミシン目形成刃において、
    前記切断刃は、
    前記基部の周方向の両側に平行な稜線を有する柱状または扁平状の本体部と、
    前記本体部の先端側に形成された楔状の刃先部と
    を備えていることを特徴とするミシン目形成刃。
  2. 前記本体部は、その横断面形状が正方形または菱形である請求項1に記載のミシン目形成刃。
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