JP2005000837A - スパイラルノズル - Google Patents

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雅恭 山本
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Abstract

【課題】液体を均一に噴出することによって均一な処理を行う。
【解決手段】自らの中心軸Lに向かって収束する螺旋状に形成される噴霧案内部1から液滴状の液体を噴出するスパイラルノズルであって、上記噴霧案内部1は、中心軸Lに対して直交する面における上記液体の分布パターンが渦巻状となるように上記中心軸Lに対して所定の角度に傾斜された水当り面11を有する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スパイラルノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、石炭を燃料として用いる火力発電所のボイラから排出される排ガス中には硫黄成分が含有されている。近年における環境意識の高まりから、排ガス中の硫黄成分を除去するべく、脱硫装置が火力発電所等に設置されている。この脱硫装置には、周知のように湿式法、乾式法、半乾式法の3つの方法が一般的に用いられている。これら3つの方法の内、湿式法を採用する脱硫装置は、炭酸カルシウムを含有させたアルカリ溶液を排ガスに対して液滴状にして噴射することによって、排ガス中の硫黄成分をアルカリ成分によって中和すると共に、液滴中に吸収して除去している。
【0003】
このようにアルカリ溶液を液滴状にして噴射するために、脱硫装置は、通常、いわゆるスパイラルノズルが用いられている。このスパイラルノズルは、図1及び図2に示すように、自らの中心軸Lに向けて収束する螺旋状に形成される噴霧案内部100と、この噴霧案内部100の非収束側の一端部と一体形成されかつアルカリ溶液を通過させるための挿通口が導水口210が形成される支持部200と、を備えている。なお、図2は、図1におけるスパイラルノズルを左横方向から見た図である。
【0004】
噴霧案内部100は、3つの一巻部110,120,130を中心軸L方向に連接されたいわゆる3重管構造を有している。一巻部110,120,130の各々下面は、中心軸Lに対して各々異なる角度に姿勢設定された水当り面111,121,131として形成されている。なお、これらの水当り面111,121,131の各々については、中心軸Lに対して一定の角度に姿勢設定されている。
支持部200は、一巻部130の一端部、すなわち噴霧案内部100の非収束側の一端部と一体形成されており、自らの一端部(図1及び図2における上側端部)にはフランジ部300が一体形成されている。
【0005】
このように構成されたスパイラルノズルは、当該スパイラルノズルとは別体として形成されかつボルトあるいはねじが挿通される挿通口410が形成された支持板400によって、スパイラルノズルにアルカリ溶液を所定の圧力で供給する供給装置(図示せず)に固定されている。具体的には、支持板400に支持板用フランジ部420が形成されており、図示するように、当該支持板用フランジ部420と上記フランジ部300とを接着剤を介して係合させ、さらにボルト500によって支持板400を供給装置に固定することによって、スパイラルノズルは供給装置に固定されている。そして、噴霧案内部100、支持部200、フランジ部300は、アルカリ溶液に侵食されないようにセラミックによって形成されている。また、支持板400には樹脂、ボルト500には金属が使われている。
このようなスパイラルノズルに供給装置から所定圧力のアルカリ溶液が供給されると、供給装置から排出されたアルカリ溶液は導水口210を介して噴霧案内部100に供給される。そしてアルカリ溶液は、水当り面111,121,131にぶつかることによって細かい液滴となって外部に噴出される。
【0006】
図3は、上記スパイラルノズルから噴出されたアルカリ溶液の中心軸Lに対して直交する面における分布パターン(以下、噴霧パターンと称する)を模式的に示した図である。この図に示すように、アルカリ溶液は、3つの同心円状に分布する。これは、上述のように、噴霧案内部100が各々異なる角度に傾斜された水当り面111,121,131を有する3つの一巻部110,120,130が連接されてなる3重管構造を有しているためである。
なお、噴霧案内部及び噴霧パターンの名称は、当業者によって通常用いられるものであるが、ここで言う「霧」は、粒子径が例えば数mm程度の液滴の集合体を含む概念である。
【0007】
【特許文献1】
特開昭63−111954号公報
【特許文献2】
特開平9−57155号公報
【特許文献3】
U.S.Patent 2804341
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように各々の一巻部110,120,130は、異なる角度に傾斜された水当り面111,121,131を有しているために、一巻部110と一巻部120との接続部位A及び一巻部120と一巻部130との接続部位Bとには、必然的に、図示するように、水当り面111と水当り面121とを接続する傾斜面a及び水当り面121と水当り面131とを接続する傾斜面bが各々形成される。このような傾斜面a,bが形成されることによって、スパイラルノズルを形成するための材料量が多くなり、製造コストの増大を招く。上述のように、スパイラルノズルはセラミックによって形成されているために、材料量が若干でも多くなることによって、その製造コストは特に増大する。さらには、ノズルの全長が長くなることによる焼成時の炉内挿入個数の減少や倒れ発生による不良の増大が生じ、その製造コストがさらに増大する。
また、このようなスパイラルノズルは、図3に示したように、その噴霧パターンが3つの同心円状に分布する。このため、各々の円形状の噴霧パターンを連続とするためには、必然的に各円形状の噴霧パターンを接続するための噴霧パターンa1,b1が発生する。この噴霧パターンa1,b1は、上記傾斜面a,bによって発生するものであり、この噴霧パターンa1,b1が発生することによって、噴霧パターンが全体として不均一となる。すなわち、スパイラルノズルから噴出されるアルカリ溶液の流量が局部的に多くなり、排ガス中から均一に硫黄成分を除去することができなくなる。
また、このようなスパイラルノズルは、脱硫装置に1000〜2000個程度設けられているので、脱硫装置の製造コストが極めて高くなるという問題も発生する。
これに加え、図1及び図2で示すように、フランジ部300と支持板400とを現状では接着剤を介して係合しているため、使用環境によっては接着剤が劣化し、これによってスパイラルノズルの寿命が短くなる可能性が懸念される。スパイラルノズルの寿命が短くなると、その都度スパイラルノズルを交換しなければならず、交換回数が増加し、脱硫装置のメンテナンスコストが増大する。
【0009】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、以下の点を目的とするものである。
(1)液体を均一に噴出することによって均一な処理を行う。
(2)スパイラルノズルを形成する材料量及びスパイラルノズル全長を減少させることによってスパイラルノズルの製造コストを低減させる。
(3)スパイラルノズルの設置個数を削減することによってスパイラルノズルを有する装置の製造コストを低減させる。
(4)スパイラルノズルの寿命を延ばすことによってスパイラルノズルを有する装置のメンテナンスコストを低減させる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、第1の手段として、自らの中心軸に向かって収束する螺旋状に形成される噴霧案内部から液滴状の液体を噴出するスパイラルノズルであって、上記噴霧案内部は、中心軸に対して直交する面における上記液体の分布パターンが渦巻状となるように上記中心軸に対して所定の角度に傾斜された水当り面を有するという構成を採用する。
【0011】
第2の手段として、上記第1の手段において、上記液体の分布パターンは、略等間隔ピッチで巻回する渦巻状であるという構成を採用する。
【0012】
第3の手段として、上記第1または第2の手段において、上記噴霧案内部の上記中心軸側の面は、所定の半径を有する円弧を上記中心軸に対して回転させることによって得られる回転体の表面によって規定されるという構成を採用する。
【0013】
第4の手段として、上記第3の手段において、上記所定の半径は、2000mm以下であるという構成を採用する。
【0014】
第5の手段として、自らの中心軸に向かって収束する螺旋状に形成される噴霧案内部と、該噴霧案内部の他端部と一体形成されかつ液体を通過させるための導水口が形成される支持部とを有し、上記噴霧案内部から液滴の上記液体を噴出するスパイラルノズルであって、上記噴霧案内部と上記支持部との接続部位であってかつ上記噴霧案内部の立ち上がり部位であるコーナ部は、所定の半径を有する円弧に沿って形成されるという構成を採用する。
【0015】
第6の手段として、上記第5の手段において、上記所定の半径は、3mm以上であるという構成を採用する。
【0016】
第7の手段として、上記第5または第6の手段において、上記支持部と一体形成されボルトあるいはねじが挿通される挿通口が形成されるフランジ部を有するという構成を採用する。
【0017】
第8の手段として、上記第1〜第7いずれかの手段において、全ての構成部材が同一種類のセラミックから形成されてなるという構成を採用する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係るスパイラルノズルの一実施形態について説明する。
図4は、本実施形態に係るスパイラルノズルの正面図であり、図5は図4におけるスパイラルノズルを左横方向から見た図である。これらの図に示すように、本実施形態に係るスパイラルノズルは、自らの中心軸Lに向けて収束する螺旋状に形成される噴霧案内部1と、この噴霧案内部1の非収束側の一端部と一体形成されかつアルカリ溶液を通過させるための挿通口が導水口21が形成される支持部2と、当該支持部2の一端部(図4及び図5における上側端部)にはフランジ部3が一体形成されている。このスパイラルノズルは、全ての構成部材(噴霧案内部1、支持部2及びフランジ部3)が一体形成されており、また、アルカリ溶液に対する耐久性を得るために同一種類のセラミック材料(例えば、Si−SiC)を焼成することによって形成されている。
【0019】
噴霧案内部1は、単一の三巻回部から構成されており、自らの下面は、各部位によって中心軸Lに対する角度が規定される水当り面11として形成されている。そして、本発明に係るスパイラルノズルは、図6に示すような略等間隔ピッチの渦巻状の噴霧パターンが得られるように水当り面11の各部位が所定の角度に傾斜されている。具体的には、図示するように、噴霧案内部1の立ち上がり部分の水当り面11aを中心軸Lに対して90°となるように形成し、一巻回目の途中部位11bから一巻回目の途中部位11cまでを89°となるように形成する。さらに、一巻回目の途中部位11cから連続的に角度を変化させ二巻回目の途中部位11dが60°、三巻回目の途中部位11eが45°、三巻回目の途中部位11fが26°、そして三巻回目の終端(噴霧案内部1の他端部)が20°となるように水当り面11を中心軸Lに対して傾斜させることによって、図6に示すような、略等間隔ピッチの渦巻状の噴霧パターンが得られた。
【0020】
このように、噴霧パターンが渦巻状となるように、水当り面11の中心軸Lに対する角度を規定しながら噴霧案内部1を形成することによって、水当り面11は、中心軸Lに対して、徐々にかつ連続的に中心軸Lに対する角度を変化させる。したがって、図1及び図2に示したような、従来のスパイラルノズルが有する傾斜面a,bが形成されることがないので、従来と比較して少ない材料で本発明に係るスパイラルノズルを形成することが可能となる。
【0021】
また、噴霧案内部1の中心軸L側の面12は、半径500mmの円弧を中心軸Lに対して回転させることによって得られる回転体の表面によって規定されている。したがって、噴霧案内部1の中心軸L側の面12は、曲面となる。このため、噴霧案内部1に囲まれる空間容量が大きくなり、より多量のアルカリ溶液が噴霧案内部1に供給され、従来と比較してより多量のアルカリ溶液を単一のスパイラルノズルから噴出することが可能となる。
したがって、脱硫装置におけるスパイラルノズルの設置個数を削減することが可能となり、脱硫装置の製造コストを削減することが可能となる。
なお、噴霧案内部1の中心軸L側の面12は、導水口21の直径以上2000mm以下の半径を有する円弧を中心軸Lに対して回転させることによって得られる回転体の表面によって規定されることが好ましい。
これは、噴霧案内部1の中心軸L側の面12が半径2000mm以上の円弧を中心軸Lに対して回転させることによって得られる回転体の表面によって規定された場合には、噴霧案内部1に囲まれる空間容量が充分に大きくなるような曲面とならないためである。また、導水口21の直径以下の場合には、噴霧案内部1の中心軸L方向の長さを充分に確保できなくなり、噴霧案内部1の形成が困難となるためである。
【0022】
また、噴霧案内部1と支持部2との接続部位であってかつ噴霧案内部1の立ち上がり部位であるコーナ部Cは、半径4mmの円弧に沿って形成されている。このコーナ部Cは、所定の圧力のアルカリ溶液が噴霧案内部1に供給された際に、応力が集中する箇所である。このコーナ部Cを半径4mmの円弧に沿って形成することによって、応力を分散することができ、スパイラルノズルの耐久性を向上させることが可能となる。
また、上述のように、噴霧案内部1の中心軸L側の面12は、所定の半径の円弧に沿って形成されている場合には、噴霧案内部1が肉薄となるが、このような場合であっても、このコーナ部Cを所定の半径の円弧に沿って形成することによって、充分な耐久性を得ることが可能となる。
なお、コーナ部Cは、半径3mm以上の円弧に沿って形成されていれば良い。仮に、半径3mm未満の円弧に沿ってコーナ部Cを形成した場合には、コーナ部Cに負荷する応力が大きくなり、充分な耐久性を期待することができない。
【0023】
また、フランジ部3には、スパイラルノズルと当該スパイラルノズルにアルカリ溶液を所定の圧力で供給する供給装置(図示せず)とを固定するためのボルト(あるいはねじ)5が挿通される挿通口31が形成されている。
このように、フランジ部3に直接挿通口31を形成することによって、図1及び図2に示したような支持板400を形成する必要がなくなり、容易にスパイラルノズルを形成することができる。また、支持板400に形成されたフランジ420とフランジ部300とを接着剤によって接着する必要がなくなるので、接着剤が劣化することに起因するスパイラルノズルの短命化がなくなり、スパイラルノズルの寿命を延ばすことが可能となる。このため、脱硫装置のメンテナンスコストを削減することが可能となる。
【0024】
このように構成されたスパイラルノズルに、供給装置から所定圧力のアルカリ溶液が供給されると、アルカリ溶液は、噴霧案内部1の水当り面11とぶつかることによって液滴状となり、噴霧パターンが略等間隔ピッチに巻回する渦巻状となるように噴出される。
したがって、従来の噴霧パターンが、図3に示すように、3つの同心円状に分布するスパイラルノズルと比較して、よりアルカリ溶液を均一に分散させて噴出することができるので、脱硫作用をより向上させることが可能となる。
【0025】
(比較例)
全長が200mm、噴霧案内部1の中心軸L方向の長さが145mm、支持部の直径が120mm、導水口21の直径が100mmであって、噴霧案内部1の中心軸L側の面12が半径500mmの円弧を中心軸Lに対して回転させることによって得られる回転体の表面によって規定され、コーナ部Cが半径4mmの円弧に沿って形成され、さらに全体が弾性率360Gpa、ポアソン比0.19のSi−SiCによって形成されている上記実施形態に係るスパイラルノズルに対して、0.03MPaの圧力で液体を供給した。この場合、スパイラルノズルから噴出された液体の流量は2800L/min、コーナ部Cに負荷する応力は30MPaであった。
【0026】
これに対し、全長が250mm、噴霧案内部1の中心軸L方向の長さが180mm、支持部の直径が120mm、導水口21の直径が100mmであって、噴霧案内部1の中心軸L側の面12が直線分を中心軸Lに対して回転させることによって得られる回転体の表面によって規定され、コーナ部Cが半径2mmの円弧に沿って形成され、さらに全体が弾性率360Gpa、ポアソン比0.19のSi−SiCによって形成されている従来の技術に係るスパイラルノズルに対して、0.03MPaの圧力で液体を供給した。この場合、スパイラルノズルから噴出される液体の流量が2000L/min、コーナ部Cに負荷する応力が38MPaであった。
【0027】
このように、本実施形態に係るスパイラルノズルは、従来の技術に係るスパイラルノズルに対して、噴出する液体の流量を増加させ、さらに、コーナ部Cに負荷する応力を低減させることができることが実証された。
【0028】
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0029】
例えば、上記実施形態において、スパイラルノズルを脱硫装置に設置されるものとして説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、鎮塵装置やガス冷却装置に設置することも可能である。このような場合には、スパイラルノズルをセラミック材料から形成しなくとも良い。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、自らの中心軸に向かって収束する螺旋状に形成される噴霧案内部から液滴状の液体を噴出するスパイラルノズルであって、上記噴霧案内部は、中心軸に対して直交する面における上記液体の分布パターンが渦巻状となるように上記中心軸に対して所定の角度に傾斜された水当り面を有するので、液体を均一に噴出することによって均一な処理を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術に係るスパイラルノズルの正面図である。
【図2】図1におけるスパイラルノズルを左横方向から見た図である。
【図3】従来の技術に係る噴霧パターンを示した図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るスパイラルノズルの正面図である。
【図5】図4におけるスパイラルノズルを左横方向から見た図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る噴霧パターンを示した図である。
【符号の説明】
1……噴霧案内部
11……水当り面
2……支持部
3……フランジ部
5……ボルト
C……コーナ部
L……中心軸

Claims (8)

  1. 自らの中心軸に向かって収束する螺旋状に形成される噴霧案内部から液滴状の液体を噴出するスパイラルノズルであって、
    前記噴霧案内部は、中心軸に対して直交する面における前記液体の分布パターンが渦巻状となるように前記中心軸に対して所定の角度に傾斜された水当り面を有することを特徴とするスパイラルノズル。
  2. 前記液体の分布パターンは、略等間隔ピッチで巻回する渦巻状であることを特徴とする請求項1記載のスパイラルノズル。
  3. 前記噴霧案内部の前記中心軸側の面は、所定の半径を有する円弧を前記中心軸に対して回転させることによって得られる回転体の表面によって規定されることを特徴とする請求項1または2記載のスパイラルノズル。
  4. 前記所定の半径は、2000mm以下であることを特徴とする請求項3記載のスパイラルノズル。
  5. 自らの中心軸に向かって収束する螺旋状に形成される噴霧案内部と、該噴霧案内部の他端部と一体形成されかつ液体を通過させるための導水口が形成される支持部とを有し、前記噴霧案内部から液滴状の前記液体を噴出するスパイラルノズルであって、
    前記噴霧案内部と前記支持部との接続部位であってかつ前記噴霧案内部の立ち上がり部位であるコーナ部は、所定の半径を有する円弧に沿って形成されることを特徴とするスパイラルノズル。
  6. 前記所定の半径は、3mm以上であることを特徴とする請求項5記載のスパイラルノズル。
  7. 前記支持部と一体形成されボルトあるいはねじが挿通される挿通口が形成されるフランジ部を有することを特徴とする請求項5または6記載のスパイラルノズル。
  8. 全ての構成部材が同一種類のセラミックから形成されてなることを特徴とする請求項1〜7いずれかに記載のスパイラルノズル。
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