JP2000210532A - 排煙脱硫装置 - Google Patents
排煙脱硫装置Info
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Abstract
硫率を実現し得る排煙脱硫装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 吸収液を吸収塔内に噴霧して排ガス中の
硫黄酸化物等を除去する排煙脱硫装置であり、吸収塔2
の排ガス流路に沿ってスプレー配管3を設け、スプレー
配管3に複数のスプレーノズル4を設け、スプレーノズ
ル4を上向きに取り付けることによって、スプレーノズ
ル4から噴霧された吸収液滴が従来のように水平方向か
らやや上方に噴霧されるので、吸収塔内壁に到達するま
での距離が延びて、排ガスと吸収液滴との気液接触時間
が改善され、脱硫性能を向上し得る。
Description
し、特に排ガスに含まれる硫黄酸化物(SOx)の脱硫
反応を向上させた排煙脱硫装置に関する。
ス中に含まれる硫黄酸化物を除去する、いわゆる排煙脱
硫装置が通常発電設備に付設されている。排煙脱硫装置
は、硫黄酸化物(SOx)を含有する排ガスと塔内を循
環する吸収液との気液接触を行うことによって、有害物
質を除去する装置であり、その一例として吸収液を排ガ
スと対向流で噴霧するスプレーノズルを備えたものがあ
り、図5は、この従来例の排煙脱硫装置を示す概略図で
ある。なお、硫黄酸化物を除去する装置としては、他に
吸収塔内に充填層を設けて、吸収液との気液接触を行う
ようにして、除去するものがあるが、その説明は省略す
る。
3は吸収塔2内の上部に設けられたスプレー配管、4は
スプレー配管3に設けられたスプレーノズル、5は吸収
液ミスト、6は吸収剤を吸収塔2内に供給する吸収剤供
給配管、7は吸収塔2の下部に設けられた吸収液溜、8
は吸収液溜7の吸収液をスプレー配管3を経てスプレー
ノズル4に送る循環ポンプ、9は吸収塔2内に設けられ
たガス分散板、10は処理済排ガスである。
開示された円筒型排煙脱硫装置を示す概略図である。こ
の円筒型排煙脱硫装置は、円筒槽13の上部に排ガスを
供給するダクト15が設けられ、排出ダクト14が円筒
槽13の上部から内部に貫通するように配設され、円筒
槽13の下部にスプレー装置16が設けられ、その下部
に吸収液滴を貯留する吸収液溜14が設けられている。
排ガスは、上部ダクト15から流入して旋回し、ミスト
状吸収液17と接触して、排ガス中の硫黄酸化物が吸
収、除去されて脱硫が行われ、処理済排ガスは、円筒槽
13内の下方に開口する排出ダクト14から系外へと送
気される。さらに、他の円筒型排煙脱硫装置としては、
特開平8−281055号公報等に開示されたものがあ
る。
は、吸収塔の内部で下方から上方に旋回流をなす排ガス
と吸収液とが気液接触するように、同一旋回方向に吸収
液を噴霧するようにスプレーノズルが設置されている。
図7は、スプレーノズルによる吸収液の噴射を示してお
り、スプレーノズルの噴霧方向は、水平方向に吸収塔内
壁に向かって噴霧されており、吸収液滴は、内壁に到達
するまでの間に、排ガス旋回流と交わって硫黄酸化物と
の気液接触がなされている。
は、吸収塔内の脱硫反応の効率を維持するため排ガス1
と吸収液ミスト(スプレーミスト)5との気液接触時間
を保持する必要があり、排ガスの塔内流速は、例えば2
m/秒程度に制限される。従って、吸収塔内に流入する
排ガス量が増大した場合には、気液接触時間を保持する
ために、排ガス処理量を抑制して、気液接触時間を保持
する必要があり、大量の排ガスを処理する際に欠点があ
った。
ガス量が増大した場合、ガス分散板9を設けて、塔径も
大きくしなければならないし、所要脱硫率を実現するた
めにスプレー配管3の設置数を増やしてスプレーノズル
5の数を増加させて、霧吸収液量を増やす必要があっ
た。
ト15から流入した排ガス1が、旋回して下方の排出ダ
クト14の開口部から流入して系外へと送気される。排
ガスが流入するための円筒槽13内に流路は、円筒槽1
3内に排出ダクト14が挿入された構成であり、排出ダ
クト14を考慮して、十分な流路を確保するために円筒
槽13の直径を設定しなければならない。従って、大量
の排ガスを脱硫処理するためには、円筒槽13の直径を
大きくしなければならないので、装置の大型化が問題と
なる。
に示したように、水平方向に吸収塔内壁に向かって噴霧
した場合、吸収液滴は、内壁に到達するまでの間に、排
ガス旋回流と交わって硫黄酸化物との気液接触がなされ
るのみであり、上記従来例よりも優れた効果を得ている
が、気液接触時間をより一層高めて脱硫効果を得るべ
く、改善すべき余地がある。
ためになされたものであり、排ガスの塔内流速を速くし
たとしても所要脱硫率を実現し得る排煙脱硫装置を提供
することを目的とする。また、排ガス中の硫黄酸化物の
みならず、NOx、NH4 、HCl等の有害物質を除去
することができる排煙脱硫装置を提供することを目的と
する。
解決するためになされたものであり、請求項1の発明
は、吸収液を吸収塔内に噴霧して排ガス中の硫黄酸化物
等を除去する排煙脱硫装置において、前記吸収塔の排ガ
ス流路に沿ってスプレー配管を設け、前記スプレー配管
に複数のスプレーノズルを設け、前記スプレーノズルを
排ガス流路方向前方に傾けて取り付けたことを特徴とす
る排煙脱硫装置である。この構成では、スプレーノズル
から噴霧された吸収液滴が水平方向からやや上方に噴霧
されるので、吸収塔内壁に到達するまでの距離が延び、
すなわち排ガスと吸収液滴との気液接触時間が改善さ
れ、脱硫性能が向上する。
の排煙脱硫装置において、前記スプレー配管を複数本配
置したことを特徴とする排煙脱硫装置である。この構成
では、吸収塔径がスプレーノズルの液滴到達距離よりも
大きい場合でも、吸収内の全領域にわたって高い空間接
効率が維持でき、大容量の排ガスに対しても、排ガス流
路に沿って複数本のスプレー配管を配置することができ
るので、直径が大きい吸収塔に対応することが可能であ
り、高脱硫性能を有する装置が実現できる。
に記載の排煙脱硫装置において、前記吸収塔が円筒型で
あって、排ガスを導入するダクトを、排ガスが円筒断面
に対して接線方向に流入するように配置したことを特徴
とする排煙脱硫装置である。この構成では、排ガスが円
筒断面に対して接線方向に流入することによって旋回流
となって、排ガスが旋回して排出口に流れるので、排ガ
スと吸収液滴との気液接触時間が改善される。
の排煙脱硫装置において、前記スプレーノズルの噴霧方
向が排ガスの旋回方向と同一方向に噴霧されることを特
徴とする排煙脱硫装置である。この構成では、排ガスが
旋回流となって上昇する過程で、スプレーミストが円筒
の塔内壁へと遠心分離されることで、ガス中に随伴され
る飛沫同伴量も減少するとともに、排ガスの旋回流に沿
って吸収液が噴霧されるので、排ガスと吸収液滴との気
液接触時間が改善されることによって、脱硫性能を向上
させることができる。
の排煙脱硫装置において、前記吸収塔を横型に設置し
て、前記吸収塔の排ガス流路に沿ってスプレー配管を設
けたことを特徴とする排煙脱硫装置である。この構成で
は、吸収塔を横型に設置したとしても排ガス流路に沿っ
てスプレー配管を設けることにより、吸収塔内全域に吸
収液滴を十分に満たすことができるので、脱硫性能を向
上せることができる。
の排煙脱硫装置において、前記スプレーノズルの噴霧方
向が排ガスの旋回方向と同一方向に噴霧されることを特
徴とする排煙脱硫装置である。この構成では、排ガスの
旋回流に沿って吸収液が噴霧されるので、排ガスと吸収
液滴との気液接触時間が充分に確保され、脱硫性能に優
れた装置が可能である。
の実施の形態について、図面を参照して説明する。
の概略図を参照して説明する。同図において、吸収塔2
は縦型であり、吸収塔2の下部に排ガス流入口2aが設
けられ、上部に処理済排ガス10の排出される排出口2
bが設けられ、その底部に吸収液溜7が設けられてい
る。吸収液Aに溶ける吸収剤が吸収塔内に供給される吸
収剤供給配管6が設けられている。吸収塔2の内部に
は、スプレー配管3が垂直に設置され、そのスプレー配
管3にはスプレーノズル4が適宜な間隔(通常等間隔)
で取付けられている。スプレー配管3は、排ガス流路に
沿って設けられ、排ガスの流入口2aの近傍から排出口
2bの近傍まで配設されている。吸収液溜7の吸収液A
は、循環ポンプ8により、汲み上げられて昇圧され、ス
プレー配管3を流れてスプレーノズル4から塔内に噴霧
される。
しながら昇上するガス流れ(旋回流)と同一旋回方同に
向けられ、吸収液Aが水平方同より上向きに噴霧される
ようにスプレー配管3に設置されている。スプレーノズ
ル4から噴霧されるスプレーミスト5は、一例として水
平方向から上部方向に渡って、ほぼ円錐状に噴霧され
る。なお、吸収液に用いられる吸収剤は、アルカリ性で
あり、特に水酸化マグネシウム、消灰石や生石灰、苛性
ソーダ、アンモニア水等が使用される。
2を参照して説明する。同図(a)は、排煙脱硫装置の
一部切欠した概略構成を示す斜視図であり、同図(b)
はその要部を示す説明図である。なお、図2において、
図1と同一部分には、同一符号が付与されている。
て縦型であり、吸収塔2の排ガス流路に沿ってスプレー
配管3が垂設されている。スプレー配管3には、分岐配
管3aが設けられ、分岐配管3aの両端にスプレーノズ
ル4が設けられている。また、本実施形態では、図1で
示したように吸収塔2の底部に吸収液溜が設けられ、排
ガスを塔内に送り込む排ガス流入口、吸収剤が塔内に供
給される吸収剤供給配管、吸収液Aを汲み上げて昇圧し
噴霧するための循環ポンプが設けられている。吸収塔2
は、下方の流入口2aから流入した排ガスが上方の排出
口2bに向かって流れる流路を形成している。スプレー
ノズル4は、排ガス流入口2aから流入した排ガスの旋
回流11に沿って噴霧されるように、分岐配管3aに水
平方向より上向きに設けられている。
適宜の間隔で設けられ、互いに平行に設置してもよい
が、図2に示したように、上部の分岐配管3aに対して
その下の分岐配管3aの設置角度を異ならせてねじれ位
置の関係で設置されている。このように各分岐配管3a
を互いに異なった角度で設置することによって、分岐配
管3aの両端に設けられたスプレーノズル4から噴霧さ
れるスプレーミスト5を塔内に十分に満たすことができ
る。さらに、分岐配管3aは、可能な限り短い方がよ
い。
り、排ガスが排ガス流入口2aから塔の円筒断面の接線
方向に流入して、旋回流11として上昇し、排出口2b
から排出される。スプレーノズル4は、円筒状の吸収塔
2の接線方向に向けられ、かつ旋回流11に沿って、水
平より僅かに上方を向くように設置されている。しか
も、スプレーノズル4の噴霧方向の角度は、脱硫性能
上、水平より45度上向きに設置した場合が最適な脱硫
性能が得られる。なお、図2(b)に示したように、吸
収液は、水平方向からスプレー配管3の軸方向までの範
囲に噴霧され、スプレーミスト5は円錐状を呈してい
る。例えば、スプレーノズル4は、垂設されているスプ
レー配管3の直交方向に対して、ほぼ45度上向きに設
置されている。この角度R(45度上向き)は、図1の
実施形態においても同様に実施し得る。
噴霧された吸収液滴が吸収塔内壁に到達する時間が延び
るために、十分な脱硫反応時間が得られる。また、排ガ
スにダストが含まれる場合には、ガスの旋回流11によ
る遠心力、および塔内壁方向へ噴霧される吸収液との衝
突によりダストが内壁に補集されて除ダスト効果が得ら
れる。
図3を参照して説明する。図3は、排煙脱硫装置の一部
切欠した概略斜視図である。同図において、吸収塔2
は、図1に示したように、下部に排ガス流入口、底部に
吸収液溜、上部に処理済排ガスの排出口が設けられてい
る。吸収塔2には、複数のスプレー配管3が排ガス流路
に沿って対称的に配置され、スプレー配管3には適宜の
間隔でスプレーノズル4が設けられている。各スプレー
ノズル4は、上記実施形態のように、排ガスの旋回流に
沿うように上向きに設置されている。図2で説明したよ
うに、スプレーノズル4の噴霧方向は、45度上向きが
脱硫性能が最もよい。
設けることによって、スプレーズル4の個数を増やすこ
とが可能であり、吸収液の噴霧量を増大することがで
き、大量の排ガスを処理することができる。また、排ガ
ス量に合わせて塔径が拡大するが、スプレーノズル4か
らのスプレーミスト5の到達距離以上になった場合で
も、複数のスプレー配管を配することで吸収塔全域の広
い範囲に吸収液を均一に噴霧することができる。
4を参照して説明する。同図(a)は、横型排煙脱硫装
置の概略断面図であり、同図(b)は、塔(槽)の軸に
垂直方向の断面図である。同図の横型排煙脱硫装置は、
上記実施形態の排煙脱硫装置の吸収塔を長手方向に設置
した構造であり、吸収塔(吸収槽)2は、排ガスの排出
方向に傾斜させて設置されている。以下、上記実施形態
と同一機能を有する構成部材として、長手方向に設置し
た吸収塔として説明する。
収液溜7が設けられ、スプレー配管3が設けられてい
る。スプレー配管3は、排ガス流路方向に沿って設けら
れ、スプレー配管3に適宜の間隔でスプレーノズル4が
設けられている。スプレーノズル4は、排ガス流路方向
前方に傾斜して所定の角度で設けられている。その角度
(噴霧の中心軸)は、例えばスプレー配管3に対して4
5度である。吸収液溜7に貯留された吸収液Aは、循環
ポンプ8で昇圧されてスプレーノズル4から噴霧され
る。吸収液は、塔内を流下して吸収液溜7に貯留され
る。
内に流入して旋回しながら塔内を流れて、排出口2bへ
と送気される。排ガスは、その間に吸収液と排ガス中の
硫黄酸化物(SOx)とが気液接触して脱硫反応によっ
て硫黄酸化物は除去され、処理済排ガス11が排出口2
bから排出される。一方、吸収液が噴霧されると同時
に、排ガス中に混入するダスト等も塔内に吹き付けられ
て除去される。
したように、スプレーノズル4を排ガスの流路方向に傾
けてもよい。また、図3に示したように、排ガス流路に
沿って複数のスプレー配管を設けてもよいし、吸収塔の
軸中心から多少上方に設置してもよい。無論、吸収塔2
は、その長手方向が水平となるように設置してもよい
し、排ガスの流れる方向を高くなるように傾斜を与えて
もよい。
は、排ガス中の硫黄酸化物を吸収液と気液接触させて、
脱硫する排煙脱硫装置について説明したが、この実施例
に限定するものではない。排ガス中の有害物質として、
硫黄酸化物のみならず、NOx、NH4 、HCl等が含
有する場合であったとしても、これらの酸性物質を除去
することができる。無論、排ガス中に、硫黄酸化物の含
有物に対して、NOx、NH4 、HCl等の含有率が多
い場合であっても同様な除去効果が達成される。さら
に、NOx、NH4 、HCl等の有害物質が主である排
ガスであってもこれらの有害物質を除去することができ
る。従って、本発明の排煙脱硫装置は、NOx、N
H4 、HCl等の有害物質を除去する有害物吸収装置と
しても有効であり、これを含む装置であることは明らか
である。
ーノズルから噴霧された吸収液滴が吸収塔内壁に到達す
るまでの時間が延び、すなわち排ガスとの気液接触時間
が長くなることにより脱硫性能が向上する効果が得られ
る。従って、効率の良い脱硫反応が実現できることによ
り塔内流速を速くするとができるので、小型の排煙脱硫
装置であっても大量の排ガスを処理することができる利
点がある。
に効率良く広い範囲に渡って均一に噴霧することができ
るので、高い脱硫性能、吸収塔の大型化が可能である利
点がある。
円筒状の反応槽の塔内壁へと遠心分離されることによ
り、スプレーミストが排出ガスダクトに随伴される飛沫
同伴量も減少させることができる利点がある。
含まれている場合、ガスの旋回流による遠心力、および
塔内壁方向へ噴霧される吸収液との衝突によりダストが
内壁に補集されて除ダスト効果が得られる利点がある。
化物のみならず、NOx、NH4 、HCl等の有害物質
を除去することができる有害物吸収装置としての機能を
有する。
するための概略図である。
施形態の概略を説明するための一部切欠斜視図、(b)
は、その要部を説明するための図である。
略を示す一部切欠斜視図である。
施形態の概略を示す概略断面図、(b)は、その垂直方
向に切断した概略断面図である。
る。
図である。
要部概略図である。
しながら上昇するガス流れ(旋回流)と同一旋回方同に
向けられ、吸収液Aが水平方同より上向きに噴霧される
ようにスプレー配管3に設置されている。スプレーノズ
ル4から噴霧されるスプレーミスト5は、一例として水
平方向から上部方向に渡って、ほぼ円錐状に噴霧され
る。なお、吸収液に用いられる吸収剤は、アルカリ性で
あり、特に水酸化マグネシウム、消灰石や生石灰、苛性
ソーダ、アンモニア水等が使用される。 ─────────────────────────────────────────────────────
8)
て、 前記スプレーノズルの噴霧方向が排ガスの旋回方向と同
一方向に噴霧される ことを特徴とする排煙脱硫装置。
解決するためになされたものであり、請求項1の発明
は、吸収液を吸収塔内に噴霧して排ガス中の硫黄酸化物
等を除去する排煙脱硫装置において、前記吸収塔の排ガ
ス流路に沿ってスプレー配管を設け、前記スプレー配管
に複数のスプレーノズルを設け、前記スプレーノズルの
噴霧方向が排ガスの旋回方向と同一方向に噴霧されるこ
とを特徴とする排煙脱硫装置である。この構成では、ス
プレーノズルから噴霧される吸収液滴が水平方向からや
や上方(排ガスの流れる方向)に噴霧されるので、吸収
塔内壁に到達するまでの距離が延び、すなわち排ガスと
吸収液滴との気液接触時間が改善され、脱硫性能が向上
する。
の排煙脱硫装置において、前記吸収塔を横型に設置し
て、前記吸収塔の排ガス流路に沿ってスプレー配管を設
けたことを特徴とする排煙脱硫装置である。この構成で
は、吸収塔を横型に設置したとしても排ガス流路に沿っ
てスプレー配管を設けることにより、吸収塔内全域に吸
収液滴を十分に満たすことができるので、脱硫性能を向
上させることができる。
の排煙脱硫装置において、前記スプレーノズルの噴霧方
向が排ガスの旋回方向と同一方向に噴霧されることを特
徴とする排煙脱硫装置である。この構成では、排ガスの
旋回流に沿って吸収液が噴霧されるので、排ガスと吸収
液滴との気液接触時間が充分に確保され、脱硫性能に優
れた装置が可能である。
Claims (6)
- 【請求項1】 吸収液を吸収塔内に噴霧して排ガス中の
硫黄酸化物等を除去する排煙脱硫装置において、 前記吸収塔の排ガス流路に沿ってスプレー配管を設け、
前記スプレー配管に複数のスプレーノズルを設け、前記
スプレーノズルを排ガス流路方向前方に傾けて取り付け
たことを特徴とする排煙脱硫装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の排煙脱硫装置におい
て、 前記スプレー配管を複数本配置したことを特徴とする排
煙脱硫装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の排煙脱硫装置に
おいて、 前記吸収塔が円筒型であって、排ガスを導入するダクト
を、排ガスが円筒断面に対して接線方向に流入するよう
に配置したことを特徴とする排煙脱硫装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の排煙脱硫装置におい
て、 前記スプレーノズルの噴霧方向が排ガスの旋回方向と同
一方向に噴霧されることを特徴とする排煙脱硫装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の排煙脱硫装置におい
て、 前記吸収塔を横型に設置して、前記吸収塔の排ガス流路
に沿ってスプレー配管を設けたことを特徴とする排煙脱
硫装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の排煙脱硫装置におい
て、 前記スプレーノズルの噴霧方向が排ガスの旋回方向と同
一方向に噴霧されることを特徴とする排煙脱硫装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11013995A JP3073972B2 (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 排煙脱硫装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11013995A JP3073972B2 (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 排煙脱硫装置 |
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