JP5958594B1 - 排ガス処理装置および排ガス処理装置のメンテナンス方法 - Google Patents

排ガス処理装置および排ガス処理装置のメンテナンス方法 Download PDF

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Abstract

【課題】吸収塔自体を設置台から一旦取り外すことなく、噴射部のメンテナンスを行う。これにより、吸収塔を取り外すためのクレーン等が不要となるので、クレーンの設置スペースおよびレーンを設けるコストの問題を解消する。加えて、吸収塔を取り外す作業を要しない分、メンテナンス作業時間を短縮する。【解決手段】排ガスと液体とを気液接触させることにより排ガスを洗浄する吸収塔を備える排ガス処理装置であって、吸収塔は、吸収塔の内部において液体を噴射する噴射部と、吸収塔の側壁の少なくとも一部を開閉可能とする扉部とを有する排ガス処理装置を提供する。【選択図】図4

Description

本発明は、排ガス処理装置および排ガス処理装置のメンテナンス方法に関する。
従来、吸収塔内部に導入した排ガスと、吸収塔内部に設けられたノズルから噴射される液体とを気液接触させることにより、排ガス中の硫黄酸化物(SOx)等を除去していた(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特許第3073972号公報
吸収塔の内部に設けられたノズルは定期的にメンテナンスする必要がある。通常、ノズルおよび当該ノズルに液体を供給する幹管等を含む吸収塔は、一体的に構成されている。それゆえ、ノズルのメンテナンスをする場合には、吸収塔自体を排ガス処理装置から一旦取り外して分解する必要がある。吸収塔を取り外すにはクレーン等が必要となるので、メンテナンスをするためにはクレーンの設置スペースが必要となる。加えて、クレーンを設けるコストが増加し、吸収塔を取り外す作業を要する分メンテナンス作業時間が長くなる問題があった。
本発明の第1の態様においては、排ガスと液体とを気液接触させることにより排ガスを洗浄する吸収塔を備える排ガス処理装置であって、吸収塔は、吸収塔の内部において液体を噴射する噴射部と、吸収塔の側壁の少なくとも一部を開閉可能とする扉部とを有する排ガス処理装置を提供する。
排ガス処理装置は、扉部が吸収塔に対して回転可能となるように、扉部と吸収塔とを連結するヒンジ部をさらに備えてよい。ヒンジ部は、扉部が吸収塔の長手方向を軸として回転可能なように、扉部と吸収塔とを連結してよい。
吸収塔は、吸収塔の長手方向の中心軸を通る第1平面で吸収塔の側壁を分割した第1分割部および第2分割部を有してよい。また、扉部は側壁の第1分割部および第2分割部の少なくとも一方であってよい。
第1分割部および第2分割部がヒンジ部を軸として互いに逆方向に回転可能に吸収塔に連結され、第1分割部および第2分割部の両方が扉部であってよい。吸収塔は、側壁が開閉しない非可動部を更に備えてよい。扉部は、非可動部の端部を軸として回転可能に設けられた第1扉と、第1扉とは逆側の非可動部の端部を軸として、第1扉とは逆方向に回転可能に設けられた第2扉とを有してよい。
吸収塔は、吸収塔の長手方向の中心軸を通る第1平面で分割された第1分割部と、吸収塔の長手方向の中心軸を通る第1平面とは異なる第2平面で分割された、第3分割部および第4分割部とを有してよい。第3分割部および第4分割部が、それぞれ第1扉および第2扉であってよい。
扉部は、噴射部に対向する領域のうちの少なくとも一部の領域に設けられてよい。扉部は、噴射部に対向する領域よりも吸収塔の長手方向において広い領域に設けられてよい。
扉部の材料の密度は、扉部以外の吸収塔の側壁の材料の密度よりも軽い。排ガス処理装置は、吸収塔の内部に設けられ、扉部と吸収塔との接合部を覆う遮蔽部を更に備えてよい。
遮蔽部は、扉部および吸収塔の一方に接続される接続端と、接合部に対して接続端とは逆側に位置し、扉部および吸収塔と接続されない開放端とを有してよい。吸収塔は、排ガスを、吸収塔の内部で予め定められた旋回方向で旋回するように導入する排ガス導入部を更に有してよい。接続端は、開放端よりも旋回方向において上流側に設けられてよい。
扉部は、吸収塔の長手方向の異なる位置において複数に分割された複数の扉を含んでよい。吸収塔は、複数の扉が連結される、一体の非可動部を有してよい。複数の扉は、非可動部に対して互いに異なる方向に開閉可能となる第1扉および第2扉を含んでよい。
ヒンジ部は、複数の扉の各々に対応して設けられる複数のヒンジを含み、複数のヒンジは、複数の扉の各々が開閉する方向に応じた位置に設けられてよい。複数のヒンジのうち少なくとも一つは、吸収塔の長手方向の中心軸を通る第1平面と吸収塔とが交わる位置に設けられ、複数のヒンジのうち少なくとも他の一つは、第1平面と吸収塔とが交わる位置以外の位置に設けられてよい。
本発明の第2の態様においては、排ガスと液体とを気液接触させることにより排ガスを洗浄する吸収塔を備える排ガス処理装置のメンテナンス方法であって、吸収塔の側壁の少なくとも一部を開閉可能とする扉部を開口する工程と、吸収塔の内部が露出した状態で液体を噴射する噴射部をメンテナンスする工程と、扉部を閉口する工程とを備える排ガス処理装置のメンテナンス方法を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
第1実施形態における排ガス処理装置100の正面図を示す概略図である。 排ガス処理装置100の側面図を示す概略図である。 閉状態である図1のAA断面を示す概略図である。 開状態である図1のAA断面を示す概略図である。 第1実施例の変形例である閉状態のAA断面を示す概略図である。 第2実施例における閉状態のAA断面を示す概略図である。 第2実施例における開状態のAA断面を示す概略図である。 第3実施例における閉状態のAA断面を示す概略図である。 第3実施例における開状態のAA断面を示す概略図である。 第1実施例において遮蔽部37を設ける例を示す図である。 第3実施例において遮蔽部37を設ける例を示す図である。 第4実施形態における排ガス処理装置110の正面図を示す概略図である。 第5実施形態における排ガス処理装置120の正面図を示す概略図である。 開状態である図13のBB断面を示す概略図である。 第6実施形態における排ガス処理装置130の正面図を示す概略図である。 開状態である図15のCC断面を示す概略図である。 第7実施形態における排ガス処理装置140の正面図を示す概略図である。 開状態である図17のDD断面を示す概略図である。 排ガス処理装置120のメンテナンス方法を示すフロー図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、第1実施形態における排ガス処理装置100正面図を示す概略図である。排ガス処理装置100は、吸収塔90を備える。本例では、吸収塔90の長手方向をz方向とする。z方向は、互いに垂直であるx方向およびy方向を有する平面に対して垂直な方向である。排ガス処理装置100の使用時およびメンテナンス作業時において、z方向は船舶の床面に垂直な方向であってよい。なお、排ガス処理装置100の製造時においては、z方向は地面に平行な方向であってもよい。
吸収塔90は、導入筒10、吸収筒20、外筒50および排ガス出口筒60を有する。吸収塔90は、円筒形状の内部空間を有してよい。導入筒10、吸収筒20、外筒50および排ガス出口筒60の内部における円柱空間の中心軸は同一の軸であってよい。なお、図1においては理解を容易にするために、導入筒10、吸収筒20、外筒50および排ガス出口筒60の内部断面を示す。ただし、導入筒10および吸収筒20の内部における構造物は、断面ではない状態で示す。
導入筒10は、液体導入部12、バッフル13、排ガス導入部16および排水導出部18を有する。液体導入部12は、導入筒10の底部近傍において導入筒10の側面から内部に導入され、導入筒10および吸収筒20の接合部分付近まで延伸してよい。液体導入部12には、吸収塔90の外部から海水、湖水、川水またはアルカリ性の液体が導入される。導入された液体は、吸収筒20内の幹管40へ供給される。
バッフル13は、x‐y平面に平行に液体導入部12に設置される。バッフル13は、排ガス導入部16よりも(−z)方向に設けられる。バッフル13は、導入筒10の内部を排ガスが導入される領域と、使用済液体である排水を貯留する領域とを区切る機能を有する。
導入筒10の底部は、吸収塔90内部で噴射され落下した液体を一旦貯留する排水貯留部として機能してよい。導入筒10は底部に排水導出部18を有し、貯留した排水を排水導出部18から吸収塔90の外へ排出してよい。
排ガス導入部16には、船舶のエンジン等の動力装置から排出された排ガスが吸収塔90の内部で予め定められた旋回方向で旋回するように導入される。吸収塔90の内部空間において螺旋状に旋回するように導入される。排ガス導入部16は、導入筒10と接続する接続部分近傍において直線状に設けられる。ただし、排ガス導入部16の外側の側壁が、導入筒10の外形の接線方向に延伸する。また、排ガス導入部16の内側の側壁が、吸収塔90の側壁と交差する方向に延伸するように設けられる。これにより、排ガスは吸収塔90の内部において旋回することができる。
吸収筒20は、内部においてz方向に延伸して設けられ液体導入部12から供給される液体をz方向に運搬する幹管40を有する。吸収筒20は、幹管40のz方向において一定間隔で設けられた複数の枝管42をさらに有する。複数の枝管42は、幹管40に溶接されて接続されてよい。複数の枝管42は、幹管40から分岐して液体が流れる流路をx‐y平面方向に形成する。枝管42のz方向におけるピッチは0.3mであってよい。
吸収筒20は、枝管42から液体を受け取り、吸収筒20の内部空間に液体を噴射する複数の噴射部44をさらに有する。噴射部44は、枝管42にねじ込み手段により接続されてよく、枝管42に溶接されて接続されてもよい。噴射部44は液体を噴射して、排ガスと液体とを気液接触させる。これにより、排ガス中の硫黄酸化物等を除去して、排ガスを洗浄することができる。複数の噴射部44は、x‐y平面を軸として空円錐状に液体を噴射するスプレーノズルであってよい。なお、図1の×印を付した噴射部44の面に噴射口が設けられてよい。
吸収筒20は、z方向の中心軸を通る第1平面で吸収筒20の側壁を分割した第1分割部および第2分割部を有する。第1および第2の分割部は、吸収筒20の外部側面に設けられた回転機構により回転可能に連結される。本明細書において回転機構とは、吸収筒20または吸収塔90に対して扉部を回転可能に連結する構造である。本例において、回転機構はヒンジ部30である。ヒンジ部30は複数のヒンジ32を含んでよい。ヒンジ32は、いわゆる蝶番であってよく、その軸として支柱、ボールベアリングおよび外リングを有してもよい。
吸収筒20は、z方向の長さが3mであってよく、直径が700mmであってよい。このように小型の吸収筒20を有する吸収塔90は、排ガス処理装置100を設置する設置領域に余裕が無い船舶等において特に適している。
外筒50は、内部壁部から中心軸へ向けて環状に突出した液返しリング52を有する。外筒50は、液返しリング52をz方向の異なる位置に複数個有してよい。液返しリング52は、排ガスと共にz方向に上昇した液体が吸収塔90の外部に排出されることを防ぐ。液返しリング52に付着した液体は、一定の大きさになると孔53を通じて自重により導入筒10へ落下する。なお、液体により洗浄された排ガスは、排ガス出口筒60から外部の排ガス管へ排出される。
図2は、排ガス処理装置100の側面図を示す概略図である。吸収筒20の側壁を分割した第1分割部22‐1および第2分割部22‐2の少なくとも一方は、吸収塔90に対して回転可能となる扉部28である。本例においては、第1分割部22‐1が設置台94に固定された吸収筒20の一部であり、第2分割部22‐2が扉部28である。なお、設置台94は船舶の壁面96に固定された台であり、吸収塔90の複数個所を壁面96に固定してよい。
本例では、扉部28がz方向を軸として吸収筒20に対して回転可能であるので、吸収塔90を設置台94から取り外さなくても、吸収筒20の内部の噴射部44をメンテナンスすることができる。それゆえ、吸収塔90を取り外すにはクレーン等を必要としないので、クレーンの設置スペースが不要であり、クレーンのコストも発生しない。加えて、吸収塔90を取り外す作業を要しないので、その分メンテナンス作業時間を短くすることができる。これにより、メンテナンス作業を簡素化することができる。
扉部28は、吸収塔90の側壁の少なくとも一部を開閉可能としてよい。これにより吸収筒20の内部全体へのアクセスが容易となるので、噴射部44のメンテナンスが容易となる。本例の扉部28は、吸収筒20において、複数の噴射部44に対向する領域よりもz方向において広い領域に設けられる。具体的には、扉部28は、吸収筒20のz方向長さの全体に設けられる。したがって、最も上部側および底部側の枝管42に対してもよりアクセスしやすくなり、噴射部44のメンテナンスがより容易となる。
閉状態において、扉部28と扉部28以外の吸収筒20との接合部は、封止部材を間に挟んで固定部材35により締結される。なお、導入筒10、吸収筒20、外筒50および排ガス出口筒60も、この順でz方向に接続され、互いのフランジ同士が封止部材を挟んで固定部材35により固定される。固定部材35は一組のねじおよびナットであってよく、封止部材はパッキンであってよい。閉状態において、扉部28と吸収筒20との平面接合部の表面、および、各フランジの接合部の表面には、シリコーン系およびウレタン系等のシーリング材をさらに設けてもよい。これにより、各接合部における水密性をさらに向上させることができる。
吸収塔90は、耐腐食性の材料で形成されてよく、一例においてSUS316Lで形成されてよい。ただし、扉部28の材料の密度は、扉部28以外の吸収筒20の側壁の材料の密度よりも軽くしてよい。これにより、扉部28を開いた場合に、扉部28が自重により撓むことを防ぐことができる。扉部28の撓みを防ぐことにより、扉部28と導入筒10、吸収筒20および外筒50との水密性の低下を防ぐことができる。
図3は、閉状態である図1のAA断面を示す概略図である。本例では、第1分割部22‐1が設置台94に固定された非可動部であり、第2分割部22‐2が扉部28である。第1分割部22‐1は、ヒンジ32の側の平面接合部26‐1と、ヒンジ32とは反対側の平面接合部26‐2とを有する。第2分割部22‐2も同様に、平面接合部26‐3および26‐4を有する。平面接合部26‐1と26‐3との間および平面接合部26‐2と26‐4との間には、封止部材としてのパッキン25がそれぞれ設けられる。また、平面接合部26‐1および26‐3と平面接合部26‐2および26‐4とは、固定部材35により締め付け固定される。
本例の吸収筒20は、1つのx‐y平面に4つの枝管42を有する。点線は噴射部44から噴射される液体の概略を示す。また、排ガスが旋回する向きを実線の矢印により示す。本例では、各々の枝管42に設けられた複数の噴射部44が排ガスの旋回を阻害しない向きに液体を噴射することにより、排ガスの旋回をアシストすることができる。
図4は、開状態である図1のAA断面を示す概略図である。メンテナンスをする際には、まず、平面接合部26の表面および各フランジの接合部の表面に設けたシーリング材を除去する。次に、固定部材35を取り外して、ヒンジ32の軸を回転軸として第2分割部22‐2(扉部28)を第1分割部22‐1に対して回転させて開口する。次に、平面接合部26のパッキン25を除去する。次に、吸収筒20の内部が露出した状態で噴射部44をメンテナンスする。メンテナンスは、噴射部44の交換または噴射部44のクリーニング等であってよい。メンテナンス終了後に、平面接合部26にパッキン25を挟んで、第1分割部22‐1および第2分割部22‐2を閉口し、平面接合部26および各フランジを固定部材35で固定する。さらに、平面接合部26の表面および各フランジの接合部の表面にシーリング材を塗布する。
図5は、第1実施例の変形例である閉状態のAA断面を示す概略図である。第1実施例では、吸収筒20の中心を通るz方向に平行な平面で吸収筒20を二つに分割した。本変形例においては、吸収筒20の中心と吸収筒20の内部の壁面との間において、z方向に平行な平面で吸収筒20を二つに分割する。本例においても、クレーンを必要としないので、噴射部44のメンテナンス作業時間を短くすることができる。
図6は、第2実施例における閉状態のAA断面を示す概略図である。本例では、第1分割部22‐1ではなくヒンジ部30を介して、吸収筒20が設置台94に固定される。さらに、第1分割部22‐1および第2分割部22‐2がヒンジ部30を軸として互いに逆方向に回転可能に吸収塔90に連結される。本例では、第1分割部22‐1および第2分割部22‐2が、それぞれ第1扉29‐1および第2扉29‐2である。係る点が第1実施例と異なる。その他の点は第1実施例と同じである。本例ではヒンジ部30が設置台94に固定されるので、第1扉29‐1および第2扉29‐2を開く際における吸収筒20およびヒンジ部30の軸方向(z方向)の強度を増すことができる。
図7は、第2実施例における開状態のAA断面を示す概略図である。なお本明細書において、扉部28は、第1扉29‐1および第2扉29‐2の両方を含む概念である。本例では、扉部28が両開きであるので、扉部28が片開きである第1実施例と比較して扉部28の開口を大きくすることができる。具体的には、扉部28の開き角度が第1実施例では180度であるのに対して、第2実施例では360度であるとしてよい。これにより、吸収筒20のz方向に加えて、扉部28の奥行き方向へのアクセスもより容易となるので、噴射部44のメンテナンスがより効率的となる。
図8は、第3実施例における閉状態のAA断面を示す概略図である。本例では、第1分割部22‐1が非可動部として設置台94に固定される。また、扉部28は、第1扉29‐1と第2扉29‐2とを有する。さらに、第1扉29‐1は、非可動部の端部27‐1を軸として回転可能に設けられる。加えて、第2扉29‐2は、第1扉29‐2とは逆側の非可動部の端部27‐2を軸として、第1扉29‐1とは逆方向に回転可能に設けられる。係る点が第1実施例と異なる。その他の点は第1実施例と同じである。
本例の吸収筒20は、z方向の中心軸を通る第1平面で分割された第1分割部22‐1と、吸収筒20のうち第1分割部22‐1以外の部分である第2分割部とを有する。第1平面とは異なる第2平面で第2分割部を分割した部分が、第3分割部22‐3および第4分割部22‐4である。第3分割部22‐3および第4分割部22‐4は、それぞれ第1扉29‐1および第2扉29‐2に対応する。
図9、第3実施例における開状態のAA断面を示す概略図である。本例では、第1および第2実施例の場合と比較して、扉29の回転半径が小さい。具体的には、扉部28の回転半径は、第1および第2実施例の場合の半分となる。したがって、第1および第2実施例の場合と比較して狭いペースであっても扉29を全開することができる。これにより、噴射部44のメンテナンスがより効率的となる。
図10は、第1実施例において遮蔽部37を設ける例を示す図である。本例は、図3の例と比較して、吸収筒20の内部における、扉部28と吸収筒20との接合部を覆う遮蔽部37を更に備える。本明細書において扉部28と吸収筒20との接合部とは、吸収筒20の内壁における扉部28と吸収筒20との境界部分を意味する。これにより、気体および液体の封止が難しい湾曲した接合部をより確実に封止することができる。係る点が第1実施例と異なる。その他の点は第1実施例と同じである。
遮蔽部37は、扉部28および吸収筒20の一方に接続される接続端38と、接合部に対して接続端38とは逆側に位置し、扉部28および吸収筒20と接続されない開放端39とを有する。なお、接続端38は、開放端39よりも排ガスの旋回方向において上流側に設けられる。これにより、排ガスの旋回性を損なうことなく湾曲した接合部を封止することができる。
図11は、第3実施例において遮蔽部37を設ける例を示す図である。本例は、図8の例に対して、吸収筒20の内部における、第1扉29‐1と第2扉29‐2との接合部を覆う遮蔽部37を更に備える。本明細書において第1扉29‐1と第2扉29‐2との接合部とは、吸収筒20の内壁における第1扉29‐1と第2扉29‐2との境界部分を意味する。これにより、湾曲した接合部をより確実に封止することができる。係る点が第3実施例と異なる。その他の点は第3実施例と同じである。また、本例においても接続端38を開放端39よりも排ガスの旋回方向の上流側に設けるので、排ガスの旋回性を損なうことなく湾曲した接合部を封止することができる。
図12は、第4実施形態における排ガス処理装置110の正面図を示す概略図である。本例では、扉部28が、噴射部44に対向する領域のうちの少なくとも一部の領域に設けられる。本例では、吸収筒20のz方向の中部に扉部28を設け、吸収筒20のz方向の中部を挟む上部および下部には扉部28を設けない。係る点が第1実施例と異なる。その他の点は第1実施例と同じである。なお、本例に対して、第1実施例の変形例、第2および第3実施例、ならびに、遮蔽部37を適用してもよい。
一般に、船舶の内部においては、排ガス処理装置110の周囲に様々なz方向の長さを有する構造物が配置されている。本例の扉部28は、第1〜第3実施形態と比較してz方向における扉部28の開口範囲は狭いが、特定のz方向の範囲にだけ扉部28を設けることにより、周囲に配置された構造物によって開閉が邪魔されないように、扉部28の位置を設定することができる。
図13は、第5実施形態における排ガス処理装置120の正面図を示す概略図である。本例の扉部28は、吸収筒20のz方向の異なる位置において複数に分割された複数の扉29‐3〜29‐5を含む。また、ヒンジ部30は、吸収筒20と複数の扉29‐3〜29‐5とを連結する複数のヒンジ32‐3〜32‐5を有する。係る点が第4実施例と異なる。その他の点は第4実施例と同じである。
図14は、開状態である図13のBB断面を示す概略図である。本例の第1の分割部22‐1は、ヒンジ部30を介して複数の扉29‐3〜29‐5が連結される、一体の非可動部である。本例では、実施例1の効果に加えて、各扉29体積が小さくなったことにより扉29の自重による変形を防止することができるという効果を有する。
なお、扉部28を構成する複数の扉29の数は、3つに限定されず、2つとしてもよいし、4つ以上としてもよい。ただし、扉29と第1分割部22‐1(非可動部)との封止箇所、および、複数の扉29同士のz方向における封止箇所が増えるので注意を要する。
図15は、第6実施形態における排ガス処理装置130の正面図を示す概略図である。本例のヒンジ部30は、複数の扉29‐3〜29‐5の各々に対応して設けられる複数のヒンジ32‐3〜32‐5を含む。複数のヒンジ32‐3〜32‐5は、複数の扉29‐3〜29‐5の各々が開閉する方向に応じた位置に設けられる。本例では、ヒンジ32‐3および32‐5が正面図向かって左側に設けられているので扉29‐3および29‐5は左開きであり、ヒンジ32‐4が正面図向かって右側に設けられているので扉29‐4は右開きである。係る点が第5実施例と異なる。その他の点は第5実施例と同じである。
図16は、開状態である図15のCC断面を示す概略図である。上述の様に第3扉29‐3および第4扉29‐4ならびに第4扉29‐4および第5扉29‐5は、非可動部である第1分割部22‐1に対して互いに異なる方向に開閉可能である。本例では、互いに異なる方向に開閉可能な複数の扉29とすることにより、排ガス処理装置130の周囲に配置された構造物によって開閉が邪魔されないように、扉部28の位置を設定することができる。
図17は、第7実施形態における排ガス処理装置140の正面図を示す概略図である。なお、ヒンジ32のうち点線は、紙面の奥行側に位置するヒンジ32を示唆する。本例において、複数のヒンジ32のうち少なくとも一つは、z方向の中心軸を通る第1平面と吸収筒20とが交わる位置に設けられる。また、複数のヒンジ32のうち少なくとも他の一つは、当該第1平面と吸収筒20とが交わる位置以外の位置に設けられる。係る点が第6実施例と異なる。その他の点は第6実施例と同じである。
図18は、開状態である図17のDD断面を示す概略図である。本例において、上述の第1平面70はy‐z平面とする。また、第2平面72は、第1平面70をz軸周りに時計回りに60度回転させた平面とする。さらに、第3平面74は、第1平面70をz軸周りに反時計回りに60度回転させた平面とする。本例では、下部分割部22‐B、中部分割部22‐Mおよび上部分割部22‐Tは、この順でz方向に並んでいる。なお、上部分割部22‐Tから下部分割部22‐Bのうち、z方向において共通する共通非可動部21を太線にて示す。ヒンジ32‐3を介して上部分割部22‐Tに対して第3扉29‐3が開閉し、ヒンジ32‐4を介して中部分割部22‐Mに対して第4扉29‐4が開閉し、ヒンジ32‐5を介して下部分割部22‐Bに対して第5扉29‐5が開閉する。
本例では、第1平面70と吸収筒20とが交わる位置のうち、(−y)方向側の位置に第3ヒンジ32‐3を設けた。また、第2平面72と吸収筒20とが交わる位置のうち(−x)方向側の位置に第4ヒンジ32‐4を設け、第3平面74と吸収筒20とが交わる位置のうち(−x)方向側の位置に第5ヒンジ32‐5を設けた。しかし、第3ヒンジ32‐3から第5ヒンジ32‐5は、第1平面70から第3平面74と吸収筒20とが交わる位置から選択した任意の位置であってよい。本例では、z方向に応じて扉29の開閉位置を、第7実施例の場合よりも柔軟に設定することができる。それゆえ、排ガス処理装置130の周囲に配置された構造物によって開閉が邪魔されないように、扉部28の位置をより柔軟に設定することができる。
図19は、排ガス処理装置120のメンテナンス方法200を示すフロー図である。なお、排ガス処理装置100、110、130および140のメンテナンス方法も、本例と同様の手順により実施することができる。メンテナンス方法200においては、吸収塔90を設置台94から取り外さなくても、吸収筒20の内部の噴射部44をメンテナンスすることができるので、メンテナンスのコストを抑えることができ、メンテナンス作業時間を短くすることもできる。
まず、第1工程S1において扉部28を開口する。第1工程S1においては、複数の扉29のうち少なくとも一つの扉29を開口してよい。例えば、排ガス処理装置120の第4扉29‐4を開口する。このように、吸収塔90の側壁の少なくとも一部を開閉可能とすることにより、吸収塔90の内部の少なくとも一部を露出した状態とする。その後、第2工程S2において、噴射部44をメンテナンスする。メンテナンスは、噴射部44の交換または噴射部44のクリーニング等であってよい。さらにその後、第3工程S3において、開口した扉部28を閉口して、メンテナンスを終了する。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順序で実施することが必須であることを意味するものではない。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10・・導入筒、12・・液体導入部、13・・バッフル、16・・排ガス導入部、18・・排水導出部、20・・吸収筒、21・・共通非可動部、22・・分割部、25・・パッキン、26・・平面接合部、27・・端部、28・・扉部、29・・扉、30・・ヒンジ部、32・・ヒンジ、35・・固定部材、37・・遮蔽部、38・・接続端、39・・開放端、40・・幹管、42・・枝管、44・・噴射部、50・・外筒、52・・液返しリング、53・・孔、60・・排ガス出口筒、70・・第1平面、72・・第2平面、74・・第3平面、90・・吸収塔、94・・設置台、96・・壁面、100・・排ガス処理装置、110・・排ガス処理装置、120・・排ガス処理装置、130・・排ガス処理装置、140・・排ガス処理装置、200・・メンテナンス方法

Claims (21)

  1. 排ガスと液体とを気液接触させることにより前記排ガスを洗浄する吸収塔を備える排ガス処理装置であって、
    前記吸収塔は、内部において前記液体を噴射する噴射部を有する吸収筒を備え、
    前記吸収筒の側壁自身の少なくとも一部が、開閉可能な部である
    排ガス処理装置。
  2. 前記排ガス処理装置は、前記扉部が前記吸収塔に対して回転可能となるように、前記扉部と前記吸収塔とを連結する回転機構をさらに備える
    請求項1に記載の排ガス処理装置。
  3. 前記回転機構は、前記扉部が前記吸収の長手方向を軸として回転可能なように、前記扉部と前記吸収塔とを連結する
    請求項2に記載の排ガス処理装置。
  4. 排ガスと液体とを気液接触させることにより前記排ガスを洗浄する吸収塔を備える排ガス処理装置であって、
    前記吸収塔は、
    内部において前記液体を噴射する噴射部を有する吸収筒と、
    前記吸収筒の側壁の少なくとも一部を開閉可能とする扉部と
    を備え、
    前記排ガス処理装置は、前記扉部が前記吸収塔に対して回転可能となるように、前記扉部と前記吸収塔とを連結する回転機構をさらに備え、
    前記回転機構は、前記扉部が前記吸収筒の長手方向を軸として回転可能なように、前記扉部と前記吸収塔とを連結し、
    前記吸収は、前記吸収の長手方向の中心軸を通る第1平面で前記吸収の前記側壁を分割した第1分割部および第2分割部を有し、
    前記扉部は前記側壁の前記第1分割部および前記第2分割部の少なくとも一方である
    ガス処理装置。
  5. 前記第1分割部および前記第2分割部が前記回転機構を軸として互いに逆方向に回転可能に前記吸収塔に連結され、前記第1分割部および前記第2分割部の両方が前記扉部である
    請求項4に記載の排ガス処理装置。
  6. 前記吸収は、前記回転機構を介して船舶の壁面に固定される
    請求項5に記載の排ガス処理装置。
  7. 前記吸収は、前記側壁が開閉しない非可動部を更に備え、
    前記扉部は、前記非可動部の端部を軸として回転可能に設けられた第1扉と、前記第1扉とは逆側の前記非可動部の端部を軸として、前記第1扉とは逆方向に回転可能に設けられた第2扉とを有する
    請求項2または3に記載の排ガス処理装置。
  8. 排ガスと液体とを気液接触させることにより前記排ガスを洗浄する吸収塔を備える排ガス処理装置であって、
    前記吸収塔は、
    内部において前記液体を噴射する噴射部を有する吸収筒と、
    前記吸収筒の側壁の少なくとも一部を開閉可能とする扉部と
    を備え、
    前記排ガス処理装置は、前記扉部が前記吸収塔に対して回転可能となるように、前記扉部と前記吸収塔とを連結する回転機構をさらに備え、
    前記吸収筒は、前記側壁が開閉しない非可動部を更に備え、
    前記扉部は、前記非可動部の端部を軸として回転可能に設けられた第1扉と、前記第1扉とは逆側の前記非可動部の端部を軸として、前記第1扉とは逆方向に回転可能に設けられた第2扉とを有し
    前記吸収は、
    前記吸収の長手方向の中心軸を通る第1平面で分割された第1分割部および第2分割部と、
    前記第2分割部が前記吸収の長手方向の中心軸を通る前記第1平面とは異なる第2平面で分割された、第3分割部および第4分割部と
    を有し、
    前記第1分割部が前記非可動部であり、
    前記第3分割部および前記第4分割部が、それぞれ前記第1扉および前記第2扉である
    ガス処理装置。
  9. 前記扉部は、前記噴射部に対向する領域のうちの少なくとも一部の領域に設けられる
    請求項1から8のいずれか一項に記載の排ガス処理装置。
  10. 前記扉部は、前記噴射部に対向する領域よりも前記吸収の長手方向において広い領域に設けられる
    請求項1から9のいずれか一項に記載の排ガス処理装置。
  11. 排ガスと液体とを気液接触させることにより前記排ガスを洗浄する吸収塔を備える排ガス処理装置であって、
    前記吸収塔は、
    内部において前記液体を噴射する噴射部を有する吸収筒と、
    前記吸収筒の側壁の少なくとも一部を開閉可能とする扉部と
    を備え、
    前記吸収塔は、少なくとも導入筒、吸収筒および排ガス出口筒を有し
    前記扉部は、前記吸収筒の長手方向の長さ全体に設けられる
    ガス処理装置。
  12. 前記扉部の材料の密度は、前記扉部以外の前記吸収塔の側壁の材料の密度よりも軽い
    請求項1から11のいずれか一項に記載の排ガス処理装置。
  13. 排ガスと液体とを気液接触させることにより前記排ガスを洗浄する吸収塔を備える排ガス処理装置であって、
    前記吸収塔は、
    内部において前記液体を噴射する噴射部を有する吸収筒と、
    前記吸収筒の側壁の少なくとも一部を開閉可能とする扉部と
    を備え、
    前記吸収の内部に設けられ、前記扉部と前記吸収との接合部を覆う遮蔽部を更に備える
    ガス処理装置。
  14. 前記遮蔽部は、
    前記扉部および前記吸収の一方に接続される接続端と、
    前記接合部に対して前記接続端とは逆側に位置し、前記扉部および前記吸収と接続されない開放端と
    を有し、
    前記吸収塔は、前記排ガスを、前記吸収塔の内部で予め定められた旋回方向で旋回するように導入する排ガス導入部を更に有し、
    前記接続端は、前記開放端よりも前記旋回方向において上流側に設けられる
    請求項13に記載の排ガス処理装置。
  15. 前記扉部は、前記吸収の長手方向の異なる位置において複数に分割された複数の扉を含む
    請求項2または4に記載の排ガス処理装置。
  16. 前記吸収は、前記複数の扉が連結される、一体の非可動部を有する
    請求項15に記載の排ガス処理装置。
  17. 前記複数の扉は、前記非可動部に対して互いに異なる方向に開閉可能となる第3扉および第4扉を含む
    請求項16に記載の排ガス処理装置。
  18. 前記回転機構は、前記複数の扉の各々に対応して設けられる複数の回転機構を含み、
    前記複数の回転機構は、前記複数の扉の各々が開閉する方向に応じた位置に設けられる
    請求項17に記載の排ガス処理装置。
  19. 前記複数の回転機構のうち少なくとも一つは、前記吸収の長手方向の中心軸を通る第1平面と前記吸収とが交わる位置に設けられ、
    前記複数の回転機構のうち少なくとも他の一つは、前記第1平面と前記吸収とが交わる位置以外の位置に設けられる
    請求項18に記載の排ガス処理装置。
  20. 前記扉部は、前記吸収筒の長手方向の異なる位置において複数に分割された複数の扉を含む
    請求項11または13に記載の排ガス処理装置。
  21. 排ガスと液体とを気液接触させることにより前記排ガスを洗浄する吸収塔を備える排ガス処理装置のメンテナンス方法であって、
    前記吸収塔が有する吸収筒において、前記吸収筒の側壁自身の少なくとも一部開閉可能扉部である前記扉部を開口する工程と、
    前記吸収塔の内部が露出した状態で、前記吸収筒の内部において前記液体を噴射する噴射部をメンテナンスする工程と、
    前記扉部を閉口する工程とを備える
    排ガス処理装置のメンテナンス方法。
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