JP5463603B2 - 二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズル及びこれを利用した濾過集塵装置脱塵システム - Google Patents
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Description
上記列挙された従来技術は衝撃気流脱塵方式濾過集塵装置に適用された脱塵空気噴射ノズルに関し、すべて円筒状の外形的特徴と円柱形スリットを介して圧縮空気を高速で噴射して周辺空気を誘引して脱塵空気流量を増加させる共通点を有する。ただ、韓国特許出願番号10−2008−0028276の場合は他の2つの従来技術とは異なり、円筒内側及び外側に環形のスリットがそれぞれ形成されている特異点がある。上記の従来技術と本発明との差別性をより明確にするために、従来技術をそれぞれ図示してその特徴及び問題点を詳細に考察した。
図1は従来技術のうちコアンダインジェクター(韓国特許登録番号10−0584101)の特徴を示したものであり、円筒状のノズル上端に環形予備チャンバー(202)があり、環形予備チャンバー(202)の内側円周面に水平状ノズルスロット(201)が形成されているノズルであって、圧縮ガスライン(203)を介して押圧媒体(204)である圧縮空気が予備チャンバーに流入されてスロット(201)を介して噴射されると、噴射された気流はコアンダ効果によって円筒状ノズルの内側曲面に沿って垂直下向きに高速で流れ、この時ノズル内部の圧力が減少するためノズル上端の吸入媒体(205)である空気がノズル内部に誘引されて全体脱塵流量が増加するようになる。
図2の従来技術は韓国特許登録番号10−0718708(発明の名称:バッグフィルター用インジェクター)であって、図1のコアンダインジェクター(200)とノズルの形状と適用原理が極めて類似するが、圧縮空気噴射管(303)が予備チャンバー(302)の下側に位置するように円筒状インジェクター(300)の円筒本体を貫通して予備チャンバー(302)に結合される点と、噴射管(303)の下側に別途の噴射ノズル(304)が形成されている差異がある。しかし、図2の従来技術は噴射管(303)が円筒本体の内部空間を占有しており、円筒内部に流入される脱塵流量が減少するため、図1の従来技術に比べて脱塵効率が低下する短所がある。
図3に示した従来技術である韓国特許出願番号10−2008−0028276は図1と図2の従来技術とは異なり円筒状ノズルの内側及び外側フレームに環形スリットがそれぞれ形成されている特徴を有する。すなわち、ノズル内外部に2つの環形スリットを介して脱塵空気を噴射することでノズルが内部に1つだけ形成された図1と図2の従来技術に比べて脱塵効果を向上させようとした。図3の環形二重スリットノズル(400)は中空の環形の上部ガイド(401)と上記上部ガイド(401)の内部に一定の深さで挿入され、内側面には垂直下向きの内部スリット(404)が形成され、外側面にも垂直下向きの外部スリット(403)がそれぞれ形成されるようにする下部ガイド(402)が結合された形態のノズルであって、噴射管(405)から流入された圧縮空気が上記2つのスリットを介して円筒状ノズルの内側と外側で同時に噴射される点が特徴である。しかし、図3の二重環形スリットノズルは内部スリット(404)の噴射が曲面に沿って行われず、すぐ垂直下方向に向かうためノズル上端周辺の空気をノズル内部に誘引する効果が減り、外部スリット(403)も噴射が曲面に沿って行われず、下部ガイド(402)の垂直傾斜面に沿って噴射が行われるため周辺空気の誘引効果が減少する短所がある。また、従来の環形二重スリットノズル(400)は噴射管(405)との締結が困難な外形的構造を有する短所がある。
本発明の他の目的及び長所は下記に説明するとおりであり、本発明の実施例によって明らかにされる。また、本発明の目的及び長所は特許請求の範囲に示した手段及び組み合わせによって実現することができる。
また、上記ノズル本体(30)はラッパ管形態の中空の円筒状構造を有し、内周縁は上記内部円柱形スリット(41)の末端から第2排出孔(31)の中心方向に一定の曲率(R1)を有する曲面をなし、垂直下方向に急激に下向き延長される形状を有し、外周縁は上記外部円柱形スリット(42)の末端から一定の曲率(R2)を有して下向きに曲面をなし、第2排出孔(31)の中心方向に急激な傾斜面を形成しながらノズル本体(30)の外形が急激に減少し、上記ノズル本体(30)の下端部に近くなるほど傾斜面が次第に緩慢になり、上記垂直円筒部(34)の外周縁と接面する形状を有することを特徴とする。
また、上記ノズルカバー(20)とノズル本体(30)との間には一定の大きさの空間(40)が形成されることを特徴とする。
また、上記ノズルカバー(20)及びノズル本体(30)は上部面が水平または上に凸んだ曲面形状を有することを特徴とする。
また、上記ノズル本体ヘッド部(32)の高さ(H1)は上記ノズル本体(30)の全体高さ(H)に対比して5ないし80%の高さを有することを特徴とする。
また、上記連結孔(24)は上記ノズルカバー(20)の上部円周面に互いに対応する構造により複数が形成されたことを特徴とする。
また、上記連結孔(24)は上記流入孔(9’)と対応結合するように上記ノズルカバー(20)の上部面に対して上向きに突出形成されることを特徴とする。
また、上記ノズルカバー(20)と上記ノズル本体(30)は上記内部円柱形スリット(41)と外部円柱形スリット(42)がそれぞれ一定の間隙(D1、D2)を維持するように、上記内部水平ガイド(22)とノズル本体ヘッド部(32)上部面及び上記外部垂直ガイド(23)とノズル本体ヘッド部(32)の相互間それぞれを、一定の間隔を維持してドット(dot)状に溶接または押着したり、またはピン(pin)で固定して、多数の接合点(43)が形成されるようにすることを特徴とする。
また、上記内部円柱形スリット(41)及び外部円柱形スリット(42)はそれぞれ0.05ないし1.0mmの間隙(D1、D2)を維持することを特徴とする。
また、上記内部円柱形スリット(41)及び外部円柱形スリット(42)はそれぞれ2ないし50mmの長さ(L1、L2)を有することを特徴とする。
また、上記垂直円筒部(34)は上記垂直円筒部(34)の外周縁が水平面と30゜ないし150゜の傾斜角(θ)をなすことを特徴とする。
また、上記二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズルを利用した濾過集塵装置脱塵システムにおいて、上記濾過集塵装置(100)の外側に備えられる脱塵空気貯蔵容器(7)と、長手方向に等間隔をなして外周縁に流入孔(9’)を多数穿孔形成し、一端は上記脱塵空気貯蔵容器(7)の長手方向に等間隔に装着され、他端は閉鎖された構造を有し、上記濾過集塵装置(100)の上部一側を貫通して濾過集塵装置(100)の内部に備えられた集塵フィルター(3)の鉛直上部に位置する多数の噴射管(9)と、上記脱塵空気貯蔵容器(7)の上部に位置し、一側は脱塵空気貯蔵容器(7)と連通され、他側は上記多数の噴射管(9)の一端と連通される脱塵空気制御バルブ(8)と、上記噴射管(9)の流入孔(9’)に上記連結孔(24)が連通されるように対応接面させて固定される多数の噴射ノズル(10)との間に位置し、上記噴射管(9)に装着される固定用ボルト(81)と、上記固定用ボルト(81)が貫通されるように中央部に穴が形成され、両端部が複数の噴射ノズル(10)それぞれのノズル本体ヘッド部(32)下部面に接面する支持板(82)と、上記支持板(82)を貫通した固定用ボルト(81)の一端にねじ締結される固定用ナット(83)からなる固定部材(80)、から構成される濾過集塵装置脱塵システムを特徴とする。
また、上記噴射管(9)は上記集塵フィルター(3)内部に噴射される脱塵空気の直進性を向上させるため、上記ノズルカバー(20)の第1排出孔(21)中央に対応するように、上記噴射管(9)外周縁に分岐孔(60)または上記分岐孔(60)から下向きに延長形成される分岐管(61)をさらに備えてなることを特徴とする。
また、ノズルと噴射管の締結が容易であるため、取付コストと維持補修コストを共に節減する効果を得ることができる
本発明は上記の目的を達成するために下記の特徴を有する。
以下添付の図面を参照にして本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。これに先立ち、本明細書及び請求の範囲に使用された用語や単語は通常的あるいは字義的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者はその自己の発明を最も最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に即して本発明の技術的思想に符合する意味と概念で解釈されなければならない。
したがって、本明細書に記載した実施例と図面に示された構成は本発明の最も好ましい一実施例に過ぎず、本発明の技術的思想をすべて代弁するものではないので、本出願時点においてこれらを代替することができる多様な均等物と変形例があり得ることを理解されたい。
以下、図4ないし図21を参照して本発明の好ましい実施例による二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズル及びこれを利用した濾過集塵装置脱塵システムを詳細に説明する。
図4は本発明で適用される衝撃気流脱塵方式濾過集塵装置を示すものであり、本発明の二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズルが適用される濾過集塵装置(100)の作動を説明すると、粉塵が含有された処理ガスが流入管(1)を介して集塵機内部に流入されて集塵フィルター(3)で粉塵を除去され、清浄なガスのみが通過して排出管(2)を介して外部に排出された後、上記集塵フィルター(3)に粉塵が堆積すると周期的に集塵フィルターに付着した粉塵を脱離させ、衝撃気流方式では図4ないし5に示されたように脱塵空気貯蔵タンク(7)と噴射管(9)に両端がそれぞれ連通された圧縮空気制御バルブ(8)を介して圧縮空気噴射量を制御する。
本発明の二重円柱形スリット噴射ノズル(10)は噴射管(9)の長手方向に外周縁下部側に締結され、各集塵フィルター(3)の鉛直上端に位置するように噴射管(9)に一定の間隔で配置される。
本発明による二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズル(以下、噴射ノズル(10))は図6から図21に示されたように、長手方向に等間隔に離隔して穿孔される流入孔(9’)が外周縁に形成され、これを介して空気を噴射する噴射管(9)を含む衝撃気流脱塵方式濾過集塵機脱塵システムの上記噴射管(9)に装着されるノズルであって、大きくノズルカバー(20)とノズル本体(30)からなる。
上記ノズルカバー(20)は噴射管(9)の流入孔(9’)と対応するように上部面に連結孔(24)を穿孔形成し、中央には第1排出孔(21)が穿孔形成され、下部が開放して上に凸んだ環形構造を有し、図10に詳細に示されたように、上記第1排出孔(21)の円周(内周面末端)には上記噴射管(9)の長手方向と水平をなして一定の長さ延長される内部水平ガイド(22)が形成され、外周縁には垂直下向きに延長される所定の長さの外部垂直ガイド(23)から構成される。
上記ノズル本体(30)はノズルカバー(20)の下部に内設されて対応結合し、図6そして図13に詳細に示されたように、上記第1排出孔(21)と連通される第2排出孔(31)が中央に長手方向に穿孔形成されており、上記ノズルカバー(20)内周面末端の内部水平ガイド(22)との間に水平方向の内部円柱形スリット(41)が形成されるようにし、上記ノズルカバー(20)外周面末端の外部垂直ガイド(23)との間には垂直方向の外部円柱形スリット(42)が形成されるように内部が長手方向に貫通されている垂直円筒部(34)の上部に延長形成されるノズル本体ヘッド部(32)からなる垂直円筒状で構成される。
一方、図10から図12で詳細に示したように、
上記ノズル本体(30)はラッパ管形態の中空の円筒状構造を有し、内部(内周縁)は上記内部円柱形スリット(41)の末端から円筒中心方向(第2排出孔(31)中心方向)に一定の曲率(R1)を有する曲面をなし、垂直下方向に急激に変わるラッパ形態の中空の円筒構造を有し、上記ノズル本体(30)の外部(外周縁)は上記外部円柱形スリット(42)の末端から下方向に一定の曲率(R2)を有する曲面をなし、円筒の中心方向(第2排出孔(31)中心方向)に急激な傾斜面を形成しながらノズル本体(30)の外形が急激に減少し、ノズル本体(30)の下端部に近くなるほど傾斜面が次第に緩慢になり、最終的には上記垂直円筒部(34)の外周縁と接面する形状を有する。(勿論、上記曲率(R1、R2)は使用者の実施例によって多様な数値を有することができる。)
上記噴射ノズル(10)は前述のように、上記ノズルカバー(20)の下部に上記ノズル本体(30)が結合して構成され、その結合方法としては図6及び図13に示されたように、上記ノズルカバー(20)の下部と上記ノズル本体(30)のノズル本体ヘッド部(32)を結合するにあたり、ノズルカバー(20)の内部水平ガイド(22)とノズル本体ヘッド部(32)の上部面との間に水平構造の内部円柱形スリット(41)が形成されるようにし、上記ノズルカバー(20)の外部垂直ガイド(23)の内部面とノズル本体ヘッド部(32)の外側面との間に垂直構造の外部円柱形スリット(42)が形成されるようにし、上記ノズルカバー(20)の下部と上記ノズル本体ヘッド部(32)の上部の間に一定の大きさの空間(40)が形成されるようにしなければならない。
以上のような方法により、上記ノズルカバー(20)と上記ノズル本体(30)が結合された時、上記内部円柱形スリット(41)を介してノズルの中心方向(第1排出孔(21)と第2排出孔(31)の中心部)に噴射された噴射気流(A2)は上記ノズル本体ヘッド部(32)の内側上端に形成された一定の曲率(R1)の曲面に沿って高速で流れながら急激に垂直下方向に方向が変わり、この時噴射気流(A2)周辺の空気圧が減少して上記噴射ノズル(10)上端にある周辺空気がノズル内部に流入される内部誘導気流(A2)が形成される。
また、上記外部円柱形スリット(42)を介して噴射された垂直下方向の噴射気流(A1’)は上記ノズル本体ヘッド部(32)の外側面下端にノズル中心方向(第1排出孔(21)と第2排出孔(31)の中心部)に形成された一定の曲率(R2)の急激な傾斜面に沿って高速で流れ、この時噴射気流(A1’)周辺の空気圧が減少しながらノズル外部の周辺空気が上記ノズル本体(30)外側面に沿って外部誘導気流(A3)が形成される。上記噴射気流(A1、A1’)及び内部誘導気流(A2)と外部誘導気流(A3)がすべて加わり上記集塵フィルター(3)内部に流入されるすべての脱塵気流(A4)をなし、上記集塵フィルター(3)に対する脱塵効率は上記すべての脱塵気流(A4)の流量に比例するようになる。
したがって、本発明の噴射ノズル(10)は圧縮空気がノズル内側及び外側にそれぞれ形成された円柱形スリット(内部円柱形スリット(41)と外部円柱形スリット(42))を介して噴射された直後に噴射気流が一定の曲率(R1、R2)を有する曲面に沿ってそれぞれ方向が急変する構造を有するため、ノズルの内部及び外部から流入される誘導気流の流量が従来の技術に比べて大幅に増加し、これにより脱塵性能が大きく向上する特徴を有する。本発明の上記二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズル(10)の構造的特徴と噴射気流(A1、A1’)の方向転換、そしてこれによる内/外部誘導気流(A2、A3)の発生原理を図14に詳細に示した。
上記噴射ノズル(10)は多様な変形された構造と形態の実施例で示すことができ、図15及び図16に示したように、上記ノズルカバー(20)の上部面及びノズル本体(30)の上部面は水平または上に凸んだ曲面形状を有し、上記ノズル本体ヘッド部(32)の高さ(H1)は多様に調整することができるが、好ましくは上記ノズル本体(30)の全体高さ(H)に対比して5ないし80%の範囲内で使用者の選択に応じて変更することができる。
また、上記噴射ノズル(10)は噴射管(9)の流入孔(9’)と対応するように上記ノズルカバー(20)の上部面に連結孔(24)を形成し、最も一般的な実施例としては、上記連結孔(24)はノズルカバー(20)の上部に互いに対応する構造により2つ形成され、上記複数の連結孔(24)は噴射管(9)に穿孔形成された多数の流入孔(9’)のうち複数とそれぞれ対応して締結されるために上記ノズルカバー(20)から上向きに突出形成されている。すなわち、上記上向き突出形成されている連結孔(24)が流入孔(9’)に内設される形態を有する。
上記ノズルカバー(20)とノズル本体(30)相互間の結合は、図7から図9で示されたように、上記内部円柱形スリット(41)と外部円柱形スリット(42)がそれぞれ一定の間隙(D1、D2)を維持するように上記ノズルカバー(20)の内部水平ガイド(22)と上記ノズル本体ヘッド部(32)の上部面との間及び上記ノズルカバー(20)の外部垂直ガイド(23)の内部面と上記ノズル本体(30)の外側面との間をそれぞれ一定の間隔でドット(dot)状に溶接または押着したり、またはピン(pin)で固定する方法が使用される。かかる方法により結合形成された上記噴射ノズル(10)は上記ノズルカバー(20)の内部水平ガイド(22)上部面と外部垂直ガイド(23)外側面に等間隔に離隔して形成される多数の接合点(43)を有する。
上記噴射ノズル(10)は前述のスリット(内部円柱形スリット(41)及び外部円柱形スリット(42))の各間隙(D1、D2)と長さ(L1、L2)を調整し、噴射気流(A1)の速度と流量を制御することができ、図14及び図15、図16に示されたように、上記噴射ノズル(10)の上記内部円柱形スリット(41)の間隙(D1)と上記外部円柱形スリット(42)の間隙(D2)の大きさ及び各スリットの長さ(L1、L2)は互いに異なり、適切な実施例としては上記内部円柱形スリット(41)の間隙(D1)及び外部円柱形スリット(42)の間隙(D2)の大きさの範囲がそれぞれ0.05ないし1.0mmであり、上記内部円柱形スリット(41)の長さ(L1)及び外部円柱形スリット(42)の長さ(L2)範囲は2ないし50mmである。
上記噴射ノズル(10)のまた他の実施例は上記ノズル本体(30)で上記垂直円筒部(34)の外周縁が水平面となす傾斜角(θ)を異にして形成することができ、図17に示したように上記ノズル本体(30)の下端の円筒外側面が水平面となす傾斜角(θ)は30゜ないし150゜であることが好ましい。
本発明の上記二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズルを利用する濾過集塵装置(100)の脱塵システムは図4ないし5及び図18と図19に示したように、上記濾過集塵装置(100)の外側に備えられる脱塵空気貯蔵容器(7)と、流入孔(9’)を長手方向に等間隔に多数形成し、一側は上記脱塵空気貯蔵容器(7)の長手方向に等間隔に装着され、他端は閉鎖されて上記濾過集塵装置(100)の上部一側を貫通して濾過集塵装置(100)の内部に備えられた集塵フィルター(3)の鉛直上部に位置する多数の噴射管(9)と、上記脱塵空気貯蔵容器(7)の上部に位置し、一側は脱塵空気貯蔵容器(7)と連通され、他側は上記多数の噴射管(9)の一側と連通されて構成される脱塵空気制御バルブ(8)と、上記噴射管(9)と上記噴射ノズル(10)の結合のために、上記噴射管(9)の流入孔(9’)に上記連結孔(24)が連通されるように対応接面させて固定される多数の噴射ノズル(10)との間に位置し、噴射管流入孔(9’)とノズルカバー(20)の連結孔(24)が対応するように上記噴射管(9)と上記噴射ノズル(10)を接面させて、上記噴射管(9)に装着された固定用ボルト(81)と、上記固定用ボルト(81)が貫通されるように中央部に穴が形成されて、両端部が複数の噴射ノズル(10)それぞれのノズル本体ヘッド部(32)下部面に接面する支持板(82)と、上記支持板(82)を貫通した固定用ボルト(81)の一端にねじ締結される固定用ナット(83)からなる固定部材(80)、からなる。
また、上記二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズル(10)を利用する濾過集塵装置(100)の脱塵システムにおける上記噴射ノズル(10)は図20及び図21に示したように、上記集塵フィルター(3)内部に噴射される脱塵空気の直進性を向上させるため、上記噴射管(9)外周縁の下端部位置に分岐孔(60)を穿孔形成したり、または上記分岐孔(60)から下向きに延長される分岐管(61)をさらに形成した噴射管(9)と締結されて脱塵システムを構成することもできる。
以上のように、本発明は限定された実施例と図面によって説明されたが、本発明はこれによって限定されるものではなく、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって本発明の技術思想と下記に記載する特許請求の範囲の均等範囲内で多様な修正及び変更が可能である。
9:噴射管 9’:流入孔
10:二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズル
20:ノズルカバー 21:第1排出孔
22:内部水平ガイド 23:外部垂直ガイド
24:連結孔 30:ノズル本体
31:第2排出孔 32:ノズル本体ヘッド部
34:垂直円筒部 40:空間
41:内部円柱形スリット 42:外部円柱形スリット
80:固定部材 81:固定用ボルト
82:支持板 83:固定用ナット
100:濾過集塵装置
A1、A1’:噴射気流 A2:内部誘導気流
A3:外部流動気流 A4:すべての脱塵気流
Claims (13)
- 外周縁に多数の流入孔(9’)が長手方向に離隔して穿孔形成された噴射管(9)に連結され集塵フィルター(3)を脱塵させる二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズルにおいて、
中央部には第1排出孔(21)を貫通形成し、上部面には前記流入孔(9’)と対応する連結孔(24)を形成し、下端部が開放した環形構造を有し、前記第1排出孔(21)の円周には前記噴射管(9)の長手方向と水平をなして一定の長さ延長される内部水平ガイド(22)が形成され、外周縁には垂直下向きに延長される所定の長さの外部垂直ガイド(23)が形成されるノズルカバー(20)と、
中央部には前記第1排出孔(21)と連通される第2排出孔(31)が貫通形成され、前記ノズルカバー(20)の下端部に内設されて対応結合し、上部面は前記内部水平ガイド(22)との間に水平方向の内部円柱形スリット(41)が形成され、外周縁は前記外部垂直ガイド(23)との間に垂直方向の外部円柱形スリット(42)が形成されるノズル本体ヘッド部(32)が垂直円筒部(34)の上部に延長形成されるノズル本体(30)、
を含んで構成されることを特徴とする二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズル。 - 前記ノズル本体(30)は
ラッパ管形態の中空の円筒状構造を有し、
内周縁は前記内部円柱形スリット(41)の末端から第2排出孔(31)の中心方向に一定の曲率(R1)を有する曲面をなし、垂直下方向に急激に下向き延長される形状を有し、
外周縁は前記外部円柱形スリット(42)の末端から一定の曲率(R2)を有して下向きに曲面をなし、第2排出孔(31)の中心方向に急激な傾斜面を形成しながらノズル本体(30)の外形が急激に減少し、前記ノズル本体(30)の下端部に近くなるほど傾斜面が次第に緩慢になり、前記垂直円筒部(34)の外周縁と接面する形状を有することを特徴とする請求項1に記載の二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズル。 - 前記ノズルカバー(20)とノズル本体(30)との間には一定の大きさの空間(40)が形成されることを特徴とする請求項1に記載の二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズル。
- 前記ノズルカバー(20)及びノズル本体(30)は
上部面が水平または上に凸んだ曲面形状を有することを特徴とする請求項1に記載の二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズル。 - 前記ノズル本体ヘッド部(32)の高さ(H1)は
前記ノズル本体(30)の全体高さ(H)に対比して5ないし80%の高さを有することを特徴とする請求項1に記載の二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズル。 - 前記連結孔(24)は
前記ノズルカバー(20)の上部面に複数が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズル。 - 前記連結孔(24)は
前記流入孔(9’)と対応結合するように前記ノズルカバー(20)の上部面に対して上向きに突出形成されることを特徴とする請求項1に記載の二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズル。 - 前記ノズルカバー(20)と前記ノズル本体(30)は
前記内部円柱形スリット(41)と外部円柱形スリット(42)がそれぞれ一定の間隙(D1、D2)を維持するように、前記内部水平ガイド(22)とノズル本体ヘッド部(32)上部面及び前記外部垂直ガイド(23)とノズル本体ヘッド部(32)の相互間それぞれを、一定の間隔を維持してドット(dot)状に溶接または押着したり、またはピン(pin)で固定して、多数の接合点(43)が形成されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズル。 - 前記内部円柱形スリット(41)及び外部円柱形スリット(42)は
それぞれ0.05ないし1.0mmの間隙(D1、D2)を維持することを特徴とする請求項1に記載の二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズル。 - 前記内部円柱形スリット(41)及び外部円柱形スリット(42)は
それぞれ2ないし50mmの長さ(L1、L2)を有することを特徴とする請求項1に記載の二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズル。 - 前記垂直円筒部(34)は
前記垂直円筒部(34)の外周縁が水平面と30゜ないし150゜の傾斜角(θ)をなすことを特徴とする請求項1に記載の二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズル。 - 請求項1で形成された二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズルを利用した濾過集塵装置脱塵システムにおいて、
前記濾過集塵装置(100)の外側に備えられる脱塵空気貯蔵容器(7)と、
長手方向に向かって等間隔をなして外周縁に流入孔(9’)を多数穿孔形成し、一端は前記脱塵空気貯蔵容器(7)の長手方向に等間隔に装着され、他端は閉鎖された構造を有し、前記濾過集塵装置(100)の上部一側を貫通して濾過集塵装置(100)の内部に備えられた集塵フィルター(3)の鉛直上部に位置する多数の噴射管(9)と、
前記脱塵空気貯蔵容器(7)の上部に位置し、一側は脱塵空気貯蔵容器(7)と連通され、他側は前記多数の噴射管(9)の一端と連通される脱塵空気制御バルブ(8)と、
前記噴射管(9)の流入孔(9’)に前記連結孔(24)が連通されるように対応接面させて固定される多数の噴射ノズル(10)との間に位置し、前記噴射管(9)に装着される固定用ボルト(81)と、前記固定用ボルト(81)が貫通されるように中央部に穴が形成されて、両端部が複数の噴射ノズル(10)それぞれのノズル本体ヘッド部(32)下部面に接面する支持板(82)と、前記支持板(82)を貫通した固定用ボルト(81)の一端にねじ締結される固定用ナット(83)からなる固定部材(80)、
から構成されることを特徴とする二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズルを利用した濾過集塵装置脱塵システム。 - 前記噴射管(9)は
前記集塵フィルター(3)内部に噴射される脱塵空気の直進性を向上させるため、前記ノズルカバー(20)の第1排出孔(21)中央に対応するように、前記噴射管(9)外周縁に分岐孔(60)または前記分岐孔(60)から下向きに延長形成される分岐管(61)をさらに備えてなることを特徴とする請求項12に記載の二重円柱形スリット脱塵空気噴射ノズルを利用した濾過集塵装置脱塵システム。
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