JP2004536942A5

JP2004536942A5 -

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Publication number: JP2004536942A5
Application number: JP2003517149A
Authority: JP
Filing date: 2002-08-01
Publication date: 2006-01-05

Description

押出し成形が、本発明の組成物からシートを製造するのに好ましい工程である。水および蒸気はポリマーの押出し成形を妨害する。したがって水を含有しない、あるいは押出し成形中に水を生じないポリマー、相溶化剤、無機充填材、および機能的充填材を選択することが好ましい。水和物を使用する場合は、典型的な押出し機温度で水和水を放出するので、注意しなくてはならない。
以下に、本発明の好ましい態様を示す。
１．成分（ａ）〜（ｄ）を基準にして重量で、
（ａ）２０〜６５％のガラス質ポリマーと、
（ｂ）５〜３５％の半結晶質ポリマーと、
（ｃ）前記ガラス質および前記半結晶質ポリマーのための０〜１０％の相溶化剤と、
（ｄ）１０〜７０％の粒子状無機充填材と
を含み、
（ｅ）前記ガラス質ポリマーと前記半結晶質ポリマーとの比率が４／１〜３／２の範囲内であることを特徴とする押出し成形可能な成形組成物。
２．（ｅ）の比率が３／１〜３／２の範囲内であることを特徴とする１．に記載の組成物。
３．存在する場合、（ｃ）相溶化剤であることを特徴とする１．に記載の組成物。
４．（ａ）前記ガラス質ポリマーが少なくとも２５℃のガラス転移温度を有し、
（ｂ）前記半結晶質ポリマーが少なくとも６５℃の融解温度を有し、
（ｃ）前記粒子状無機充填材が水または水和水を含有しないことを特徴とする１．に記載の組成物。
５．（ａ）前記ガラス質ポリマーがアクリルポリマーであり、
（ｂ）前記半結晶質ポリマーがポリエステルポリマーであることを特徴とする４．に記載の押出し成形可能な成形組成物。
６．（ａ）前記アクリルポリマーがポリ（メチルメタクリレート）であり、
（ｂ）前記ポリエステルポリマーがポリ（ブチルテレフタレート）であることを特徴とする５．に記載の組成物。
７．（ａ）相溶化剤がエチレン／ｎ−ブチルアクリレート／グリシジルメタクリレートコポリマーであり、
（ｂ）粒子状無機充填材が硫酸バリウムであることを特徴とする６．に記載の組成物。
８．（ａ）前記アクリルポリマーが２０〜３５％のポリ（メチルメタクリレート）であり、
（ｂ）前記ポリエステルポリマーが１５〜２０％のポリ（ブチルテレフタレート）であり、
（ｃ）前記相溶化剤が、２〜６％のエチレン／ｎ−ブチルアクリレート／グリシジルメタクリレートコポリマーであり、
（ｄ）前記粒子状無機充填材が４０〜５０％の硫酸バリウムであることを特徴とする７．に記載の組成物。
９．（ａ）前記ガラス質ポリマーがアクリルポリマーであり、
（ｂ）前記半結晶質ポリマーがポリアミドポリマーであることを特徴とする４．に記載の組成物。
１０．（ａ）前記アクリルポリマーがポリ（メチルメタクリレート）であり、
（ｂ）前記ポリアミドがナイロン６，１２であることを特徴とする９．に記載の組成物。
１１．（ａ）前記相溶化剤が、エチレン／ｎ−ブチルアクリレート／グリシジルメタクリレートコポリマー、エチレン／メタクリル酸アイオノマーコポリマー、またはそれらの組み合わせから選択され、
（ｂ）前記粒子状無機充填材が硫酸バリウムであることを特徴とする１０．に記載の組成物。
１２．（ａ）前記アクリルポリマーが３０〜３５％のポリ（メチルメタクリレート）であり、
（ｂ）前記ポリアミドポリマーが１０〜１５％のナイロン６，１２であり、
（ｃ）前記相溶化剤が、４％までのエチレン／ｎ−ブチルアクリレート／グリシジルメタクリレートコポリマー、６％までのエチレン／メタクリル酸アイオノマーコポリマー、またはそれらの組み合わせであり、
（ｄ）前記粒子状無機充填材が４０〜５０％の硫酸バリウムであることを特徴とする１１．に記載の組成物。
１３．１．に記載の組成物から形成されることを特徴とする固体材料。
１４．シートの形態であることを特徴とする１３．に記載の固体材料。

Claims

成分（ａ）〜（ｄ）を基準にして重量で、
（ａ）２０〜６５％のガラス質ポリマーと、
（ｂ）５〜３５％の半結晶質ポリマーと、
（ｃ）前記ガラス質および前記半結晶質ポリマーのための０〜１０％の相溶化剤と、
（ｄ）１０〜７０％の粒子状無機充填材と
を含み、
（ｅ）前記ガラス質ポリマーと前記半結晶質ポリマーとの比率が４／１〜３／２の範囲内であることを特徴とする押出し成形可能な成形組成物。
請求項１に記載の組成物から形成されることを特徴とする固体材料。