JP2004533361A - ロック機構用の作動デバイス - Google Patents
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Abstract
ロック13を作動するデバイスであって、無接触で送信することができる信号を送受信するデバイス5、6と、問合せの対話を接続する少なくとも1つの切換えデバイス9と、送受信デバイスと連結し、閉じた、すなわちロックされた位置にある作動要素11とを備えるデバイス。送受信デバイスは、局部近接制御要素5と別の要素6を備える。作動デバイスは、少なくとも1つの他の制御デバイス4、4’を備え、制御デバイスは、制御要素5と連結して、制御要素が作動位置にある時にだけ通信するように、制御要素に接続するようにする。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロック機構用の作動デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
よく知られているある自動車(motor car)のシリーズ(たとえば、BMW 5X)において、総じて、回動式テールゲートに配置されたテール端の窓ガラス(以下で後部窓ガラスとして知られている)は、テールゲートとは独立に外部から開けることができる。車両のユーザがスイッチによって電気的に始動して、後部窓ガラスを解除するようにできるロック機構が設けられている(独国特許出願公開DE−A1−198 28 289号明細書も参照)。スイッチは、後部窓ガラスに取り付けた後部ウィンドウスクリーンワイパ上にある。前記スイッチを切換える(閉じる)操作は、ロック機構を作動させるデバイスに送信される必要がある。したがって、述べた車両において、スイッチの接続先であり、スイッチが閉じた状態にある時に作動デバイスを制御する電流がそこを流れることができる電導ワイヤは、後部窓ガラス上に印刷され、ベーキングされる。明確な車両の動作状態が満たされる場合にのみ、スイッチの操作がロック機構の解除を始動させることができることは明らかである。たとえば、イグニッション装置がオンであるなどの場合に、ドアロック機構がロック解除され、それによって、権限のない人がロック機構を濫用するのが防げる。しかし、スイッチを切換える操作を送信する別の解決策を発見するために、調査が続けられている。
【0003】
独国特許出願公開DE−A1−198 32 516号明細書は、閉じる装置用のロックを開示しており、その装置において、ロック機構作動部材は、電子問い掛けデバイスの始動と、それに続いて、外部から電源供給され、問い掛けデバイスの近くに保持される(受動)応答機の、閉じることの権限の問い掛け信号によって、電気的に制御される。ロックのユーザが機械的に作動させなければならないスイッチを使用して、電子問い掛けデバイスを始動するようにする。
【0004】
独国特許出願公開DE−A1−199 37 915号明細書および英国特許出願公開GB−A−2 329 668号明細書は、携帯用応答機によって作動させることができる、電気的に動作する他のロック機構を開示しており、その応答機は、毎回、ユーザが切換え部材を故意に(deliberate)作動させた後でのみ機能するようにされている。このロック機構は、不注意の作動、および応答機が放射する信号を権限認証なく記録することを防ぐことが期待されている。
【0005】
仏国特許出願公開FR−A1−2 783 960号明細書は、ショップウィンドウの窓ガラスのロック機構用の電気的な作動デバイスを開示している。この窓ガラスは、外部から電源供給される携帯用応答機を用いて開けることができる。作動デバイスは、永久磁石と、組み合わされた応答機の接近を検出する近接検出器とを備える。近接検出器は、送受信アンテナを用いて問い掛け信号を直接送信することを可能にする。応答機は、定義されたコードに従って変調された信号の形態で、その一部が、アンテナによって受信され、処理される、この問い掛け信号に応答する。コードがロックに対応している場合、ロックアクションが除去され、窓ガラスを開けることができる。
【0006】
欧州特許EP−0 218 251 B1号明細書は、自動車類(motor vehicle)用の応答機にスレーブ接続された(ドア)ロック機構を開示しており、車両上に位置する問い掛けデバイスとバッテリで駆動される応答機の間の対話を、車両、たとえば、ドアハンドル上に設けられたスイッチを機械的に作動することによってトリガーすることができる。
【0007】
独国特許DE−C1−44 34 240号明細書は、電子スイッチを与えられた動的調節(modulation)デバイス(応答機)を開示している。電子スイッチ(latter)は、誘導で放射する応答機の供給電圧を所定の使用範囲内に保つ必要がある。このデバイスは、小型応答機(たとえば、測定目的で使用される埋め込み可能/注入可能な応答機)上で使用されるのが好ましい。スイッチすなわちその内部抵抗は、このように装備された応答機の動作信頼性に大きな影響を及ぼす。
【0008】
独国特許出願公開DE−A1−196 15 321号明細書は、応答機と送受信ユニットの組合せによって、車両内での、取り外し可能な客用座席(passenger seat)の存在とその使用状態を検出することが可能になる、車両用の安全デバイスを開示している。この座席が取り外されているか、または使用されていない時、座席に連結した拘束装置(エアバッグ)が作動するのを防ぐことが期待されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、非接触で送信することを意図され、通信(一方向通信または対話)を成り立たせる、信号を送受信するデバイスを備えるロック機構用の作動デバイスを提案することであり、送受信デバイスは、ロック機構用の作動コマンドを伝達するように意図される少なくとも1つの制御要素を備える。制御要素にスレーブ接続され、ロック機構によって閉じた位置で不動にすることができる可動窓ガラスもまた提案されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明によれば、対象物、特に窓ガラスまたはドアのロック機構用の作動(actuating)デバイスであって、上記対象物は、上記ロック機構によって閉じた位置で不動にする(immobilize)ことができ、上記ロック機構が解除状態にある時に移動することが可能であり、
非接触で送信することができる信号を送受信し、通信を成り立たせる(constitute)送受信デバイスであって、互いから離れて配置された少なくとも第1および第2の送信要素および/または受信要素を備えており、上記第1要素すなわち制御要素は、上記ロック機構を解除する目的で作動コマンドを伝達するように意図されている、送受信デバイスと、
上記要素間で行われる通信に従って、上記送受信デバイスに少なくとも間接的にスレーブ接続し(slaved)て、上記ロック機構を解除位置にするようにできる作動部材と、
上記通信を接続する少なくとも1つの切換えデバイスと、
少なくとも1つの他の切換えデバイスであって、上記制御要素と連結しており、他の切換えデバイスが始動(activated)状態になければ、上記通信を行うことが可能でないように上記制御要素に接続している、他の切換えデバイスとを備え、上記制御要素は、閉じた位置に固定することができる上記対象物について、少なくとも間接的にその上に、またはそれによりかかって、またはその中に、かつ、上記送受信デバイスの上記第2要素に非常に近接して、上記制御要素と連結する上記切換えデバイスの近くに配置されている、作動デバイスである。
【0011】
さらに本発明によれば、ロック機構と、スイッチ自体であって、上記窓ガラスの上に少なくとも間接的に配置され、かつ上記窓ガラスと共に移動できる、スイッチ自体が備わっており、上記ロック機構を、上記窓ガラスが開くことを可能にする解除位置にするために、切換え可能な送受信デバイスの制御要素は、外部電源供給ワイヤのない状態で上記窓ガラスに固定され(secure)、作動状態において、上記閉じた窓ガラスに対して一定位置に配置された上記送受信デバイスに信号を送信する、可動窓ガラス、特に車両窓ガラスである。
【0012】
独立請求項のそれぞれに従う従属請求項の特性は、これらの目的の有利な展開(development)を可能にする。
【0013】
制御要素は、能動応答機から始動される「要求(demand)応答」問い掛け対話においてのみ応答することができる受動応答機であってよい。その場合、通信は対話である。
【0014】
別法として、制御要素は、局部的に電源供給される信号送信機を構成してもよく、信号は受動応答機で受信される。この場合、通信は一方向通信である。
【0015】
したがって、最初に示したタイプの作動デバイスで、問い掛け対話そのもの、または通信を成り立たせる信号の送信に加えて、受動応答機の応答機能、または送信機の送信機能のいずれかが、切換えデバイスによって個別に制御される作動デバイスが、全体として作成される。このことは、制御要素を、制御要素に応答する送信機/受信機に非常に近接して固定して設置する(install)ことができるという利点を有する。制御要素として受動応答機である場合に、問い掛け対話そのものがすでに始動していたとしても、受動応答機からの応答を送信するのに、別の切換え操作がやはり必要となり、その応答は、次に、ロック機構の作動を制御する。
【0016】
同じことが、制御要素としての送信機に当てはまる。すなわち、送信機と連結し、ロック解除をもたらすことができる受信機がすでに第1切換えデバイスに接続されていても(受信するか、または、受信信号を変換するために)、送信機がコマンド信号を送信するのに必要な、送信機に関連する別の切換え操作(これはロック機構を作動させるのに必要である)が依然としてあり得るであろう。
【0017】
実際には、2つの切換えデバイスは、直列に接続されるか、または、論理ANDを用いて組み合わされる。このタイプの使用については、その同調、すなわち、応答信号を送信するその機能が、切換えデバイスによって全く無作為に影響を受ける受動応答機のみが適しているであろうことが明らかである。たとえば、誘導によって機能する応答機を使用することが可能であろう。その応答機では、受信コイルを流れる電流を適当なスイッチを用いて遮断することができる。
【0018】
送信機の場合、送信機は、信号を送信するために、小型バッテリまたは電池から局部的に電源供給される必要がある。こうした小型送信電力用の局部電源供給はまた、誘導的になど、間接的に供給されるであろう。たとえば、誘導結合コイルを、受信機(1次コイル)の近く、および受信機と連結される送信機(2次コイル)の近くに配置することができる。
【0019】
好ましい使用シナリオにおいて、外部から電源供給される受動応答機、または、別法として送信機が、それと連結している切換えデバイスに加えて、ロック機構によって閉じた位置で不動にすることができる可動対象物上、特にウィンドウの窓ガラス上に配置される。したがって、可動対象物上にワイヤを設置するという問題は、受動応答機すなわち放出器(emitter)と切換えデバイスとの間の導電リンクに、かなりの程度限定され、それらの部品は、搭載状態によっては、しかし、互いに非常に近接して配置される場合があり、また、モジュールの形態で生産される場合もある。特に、全部が(entirely)ガラスであるドアか、または可動窓ガラスの場合、電源ワイヤを視界から隠す問題は、本発明による作動デバイスを用いて、エレガントな方法で解決される。受動応答機と、または送信機と連結している切換えデバイスまでの全ての「能動」部品は、必要な電気ワイヤと一緒に、閉じられるはずの開口を囲むシャシの領域に固定して配置される。
【0020】
もう1つ別の利点も見出される。それは、こうした配置構成が、荒れた天候(湿気、汚れ(soiling))の作用、および、引き起こされる障害(回路ショート)の影響をほとんど受けないことである。受動応答機または送信機とそれと連結している切換えデバイスは、基本的には、ロックされるはずの対象物、たとえば、ウィンドウの窓ガラスの両側から作動させることができる。必要があれば、2つの切換えデバイスが設けられるであろう。2つの切換えデバイスは、窓ガラスのそれぞれの側に1つあり、同じ受動応答機か、または同じ送信機と互いに(互いに並列に)独立に通信するか、または、別法として、送信機を通信状態(対話または送信)にするように送信機を切換えることができる。したがって、これら2つの切換えデバイスはまた、異なるように組み立てることができる。たとえば、1つの切換えデバイスは電気機械手段から成ってよく、別の切換えデバイスは無接触の種類であってよい。一般に、この方法で、「外部から」アクセスすることと「内部から」アクセスすることに対して異なる権限認証をもたらすことさえも可能であろう。
【0021】
受動応答機との対話(通信に対する要求)を始動するのに使用される、能動応答機と連結した切換えデバイスはまた、安全スイッチであると考えてもよく、安全スイッチは機械デバイス(車両のイグニッションスイッチなどのキーコンタクト(key contact)、集中ロック機構をロック解除するスイッチ)であってよい。
【0022】
さらに、受動応答機と連結している切換えデバイス、または送信機と連結している切換えデバイスは、それ自体知られている方法で、物体、たとえば、磁石またが送信機が接近することによって、接触してか、または非接触で始動されるであろう。こうした物体は、たとえば、(車両)キーに組み込むことができ、または、たとえば、ブレスレットまたはそれと同様なものの上に、ユーザが携行し、または着用することができる。この最後の例は、たとえば、公衆衛生上のエリア(公共屋内プール)で用途を見出すであろう。このエリアでは、全部がガラスであるドアが、異なるゾーンを分離するか、またはロッカーを閉じている。好みとして、トリガー用刺激として、本明細書では、コード化された信号が必要とされるであろう。
【0023】
始めに述べた、車両のウィンドウの個別のロック以外の用途、特に、たとえば、全てガラスでできているドアのロックのための、建築分野での使用も考えられることは明らかである。
【0024】
原理上、2つの切換えデバイスはまた、権限のあるユーザによって同時に始動することができるように配置することができ、濫用に対する保護を強めるために、2つのスイッチのうちの少なくとも1つは、コード(スマートカード)またはキーによって間接で(容量性/誘導性近接スイッチ)のみ作動することができる。
【0025】
通信(対話、送信または受信機能)が、制限された時間の長さ(数秒)の間だけアクティブであることが特に有利である可能性がある。このために、クロック部材を設けることができる。このことによって、たとえば、作動デバイスを装備し、信号機で停止した車両上での、また、当該スイッチを乱暴に作動する場合の、濫用の可能性が最小になる。
【0026】
本発明の主題の他の詳細および利点は、例示的な実施形態の図面から、また以下で行われる説明から明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
図1において、可動窓ガラス1は、シール3を介在した状態で、周囲構造体(surround)2の一部の形態でのみ示される、ウィンドウの開口の縁部上にある。詳細には示してこなかった方法で、可動窓ガラスは、機械的ロック機構によって閉じた位置に保持されている。構造のタイプおよびロック機構の動作は、当分野の技術水準から十分に知られており、本明細書では、それらをこれ以上詳細には議論しない。
【0028】
スイッチアセンブリ4は、窓ガラス1の穴に挿入される。このスイッチは、以下で述べる送受信デバイスを制御する制御要素5を装備している。制御要素5は、窓ガラス1の側面上にあり、周辺構造体2に向いている。スイッチアセンブリが、完全に密閉されるように、穴の中に挿入することができるのは明らかである。別の実施形態において、スイッチアセンブリを、窓ガラスの表面上に、ガラスを貫通することなく、全く容易に置くことができるであろう。これまで説明したものとは異なり、制御要素は、複合窓ガラスの中に挿入されるであろう。その結果、制御要素は外部からアクセスできない。説明してきた、連結されたスイッチアセンブリは、次に、外部から機械的に作動されるであろう。そして、複合ガラスシートのうちの1枚のみが、穴を有する必要があるであろう。別の形態では、スイッチアセンブリは、全く容易に複合ガラス内に挿入され、その結果、外部からはアクセスできないが、無接触で、たとえば、近接スイッチで切換えられることが必要になるであろう。このことは、ガラスに外部穴を有する必要がないという利点を有するであろう。
【0029】
送受信デバイスは、制御要素5である第1要素、および要素5と機能的に協働する第2要素6を備える。要素6は、周囲構造体2上に搭載され、内装7で覆われる。この第2要素はまた、そのほんの一部が示されている複数の導体8によって電気的に接続される。窓ガラスが閉じた位置にある時、2つの要素5および6は、信号が両者の間で常時送信できるように、とにかく近接して配置される。
【0030】
第1の実施形態において、制御要素5は受動応答機であり、第2要素6は送信機と受信機から成る。2つの要素の間で確立される通信は対話であり、要素6の送信機は、要求信号を受動応答機5に送ることを目的としており、受動応答機は、第2要素6の受信機に応答信号を送り返すことができる。
【0031】
第2の実施形態において、制御要素5は単なる送信機であり、一方、第2要素6は受信機である。2つの要素の間で確立される通信は一方向通信である。送信機5は、信号を送信することができ、その信号を第2要素6が受信する。
【0032】
図2は、図1で物理的に示したデバイスの動作方法を説明しており、図1で示す要素に機能的に対応する切換えシンボルには、同じ数字の参照が与えられる。
【0033】
制御要素5は、図1で示すスイッチアセンブリ4のスイッチ4’と機能的に接続され、スイッチ4’が、作動した、すなわち閉じた場合にのみ第2要素と正しく通信することができる。スイッチ4’は、意図的に作動した後でのみ閉じるフィーラとして形成されるのが好ましい。スイッチ4’は、手動操作のプッシュボタンスイッチの形態で生産されてもよく、しかし、近接スイッチ(リードスイッチまたはそれと同様なもの)として生産されてもよい。
【0034】
第2要素6は、スイッチ9によって電源10に接続される。本明細書で述べる状況において、スイッチ9は、作動デバイスの権限認証されない使用を防ぐことを目的とする。したがって、その構造は基本的に任意である。たとえば、スイッチ9は、自動車類が走行している時に閉じるスイッチ(イグニッションスイッチまたはそれと同様なもの)であってよい。スイッチ9は、全くもちろん、ちょうど述べられている分野の技術水準にある近接スイッチまたは電子スイッチであってよい。ユーザが作動させた後、スイッチ9を所定の時間長さの間のみ閉じた状態に保持するであろうクロック部材もまた設けられるであろう。
【0035】
図1で示す複数の導体8の部品となる制御ワイヤ8’により、第2要素6は、電磁作動部材11に接続され、電磁作動部材は、その一部が、スイッチ9によって電源10に接続される。ACTとしても示す作動部材11は、機械的作動リンク12によって、Lとしても示すロック機構13に接続される。本明細書では、ロック機構13が窓ガラス1を閉じた位置に保持する。作動部材11それ自体およびロック機構13それ自体は、当分野の技術水準で多くの方法で述べられてきた。特に概略図と違って、それらをぎっしりと集積してモジュールにしてもよい。
【0036】
簡単にするために、増幅器またはそれと同様なものは、本明細書では示していないが、特に、作動部材11に送られる必要がある、第2要素6の信号を増幅するのに設けられてもよい。
【0037】
送受信デバイスの第1の実施形態によれば、作動デバイスは以下のように動作する。スイッチ9が閉じている限り、第2要素6の送信機は、絶えず、かつ/または繰り返し、短い時間間隔でコード化された信号を受信応答機5に送出する(すなわち、対話の「要求」部)。(頭が2つの矢印で示す)対話は、第2要素6の要求信号が受信されるのと同時に、受動応答機5に接続されているスイッチ4’もまた閉じている場合にのみ、受動応答機5からの応答で終了することができる。
【0038】
対話が正しく行われる場合、受動応答機は、第2要素6の受信機に応答信号を送信することによって、作動コマンドを始動し、第2要素は、次に、作動部材11を直接的にまたは間接的に始動する、対応する切換え信号を送信する。作動部材11は、作動リンク12を介して少なくとも一時的にロック機構13を解除位置にもたらし、その結果、可動窓ガラスは、ばねの働きで、それ自体で開くか、または開かれることができる。
【0039】
送受信デバイスの第2の実施形態によれば、作動デバイスは以下のように動作する。スイッチ9が閉じ、その結果、第2要素6の受信機は、任意の信号を受信するか、変換することができる。信号は、送信機5に接続されているスイッチ4’もまた閉じている場合にのみ、送信機5によって受信機6に送られることができる。スイッチ4’が閉じた状態に切換わると、送信機5は信号を送り、その信号を、第2要素6の受信機が受信し、受信機は、応答して、受信したばかりの信号を変換しながら、作動部材11を直接的にまたは間接的に作動させる切換え信号を送信し、作動部材は、作動リンク12を介してロック機構を解除する。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】可動窓ガラス上の送受信デバイスの配置構成を示す断面図である。
【図2】本発明による作動デバイスの全体配置構成の接続および概略動作を示す略図である。
【0001】
本発明は、ロック機構用の作動デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
よく知られているある自動車(motor car)のシリーズ(たとえば、BMW 5X)において、総じて、回動式テールゲートに配置されたテール端の窓ガラス(以下で後部窓ガラスとして知られている)は、テールゲートとは独立に外部から開けることができる。車両のユーザがスイッチによって電気的に始動して、後部窓ガラスを解除するようにできるロック機構が設けられている(独国特許出願公開DE−A1−198 28 289号明細書も参照)。スイッチは、後部窓ガラスに取り付けた後部ウィンドウスクリーンワイパ上にある。前記スイッチを切換える(閉じる)操作は、ロック機構を作動させるデバイスに送信される必要がある。したがって、述べた車両において、スイッチの接続先であり、スイッチが閉じた状態にある時に作動デバイスを制御する電流がそこを流れることができる電導ワイヤは、後部窓ガラス上に印刷され、ベーキングされる。明確な車両の動作状態が満たされる場合にのみ、スイッチの操作がロック機構の解除を始動させることができることは明らかである。たとえば、イグニッション装置がオンであるなどの場合に、ドアロック機構がロック解除され、それによって、権限のない人がロック機構を濫用するのが防げる。しかし、スイッチを切換える操作を送信する別の解決策を発見するために、調査が続けられている。
【0003】
独国特許出願公開DE−A1−198 32 516号明細書は、閉じる装置用のロックを開示しており、その装置において、ロック機構作動部材は、電子問い掛けデバイスの始動と、それに続いて、外部から電源供給され、問い掛けデバイスの近くに保持される(受動)応答機の、閉じることの権限の問い掛け信号によって、電気的に制御される。ロックのユーザが機械的に作動させなければならないスイッチを使用して、電子問い掛けデバイスを始動するようにする。
【0004】
独国特許出願公開DE−A1−199 37 915号明細書および英国特許出願公開GB−A−2 329 668号明細書は、携帯用応答機によって作動させることができる、電気的に動作する他のロック機構を開示しており、その応答機は、毎回、ユーザが切換え部材を故意に(deliberate)作動させた後でのみ機能するようにされている。このロック機構は、不注意の作動、および応答機が放射する信号を権限認証なく記録することを防ぐことが期待されている。
【0005】
仏国特許出願公開FR−A1−2 783 960号明細書は、ショップウィンドウの窓ガラスのロック機構用の電気的な作動デバイスを開示している。この窓ガラスは、外部から電源供給される携帯用応答機を用いて開けることができる。作動デバイスは、永久磁石と、組み合わされた応答機の接近を検出する近接検出器とを備える。近接検出器は、送受信アンテナを用いて問い掛け信号を直接送信することを可能にする。応答機は、定義されたコードに従って変調された信号の形態で、その一部が、アンテナによって受信され、処理される、この問い掛け信号に応答する。コードがロックに対応している場合、ロックアクションが除去され、窓ガラスを開けることができる。
【0006】
欧州特許EP−0 218 251 B1号明細書は、自動車類(motor vehicle)用の応答機にスレーブ接続された(ドア)ロック機構を開示しており、車両上に位置する問い掛けデバイスとバッテリで駆動される応答機の間の対話を、車両、たとえば、ドアハンドル上に設けられたスイッチを機械的に作動することによってトリガーすることができる。
【0007】
独国特許DE−C1−44 34 240号明細書は、電子スイッチを与えられた動的調節(modulation)デバイス(応答機)を開示している。電子スイッチ(latter)は、誘導で放射する応答機の供給電圧を所定の使用範囲内に保つ必要がある。このデバイスは、小型応答機(たとえば、測定目的で使用される埋め込み可能/注入可能な応答機)上で使用されるのが好ましい。スイッチすなわちその内部抵抗は、このように装備された応答機の動作信頼性に大きな影響を及ぼす。
【0008】
独国特許出願公開DE−A1−196 15 321号明細書は、応答機と送受信ユニットの組合せによって、車両内での、取り外し可能な客用座席(passenger seat)の存在とその使用状態を検出することが可能になる、車両用の安全デバイスを開示している。この座席が取り外されているか、または使用されていない時、座席に連結した拘束装置(エアバッグ)が作動するのを防ぐことが期待されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、非接触で送信することを意図され、通信(一方向通信または対話)を成り立たせる、信号を送受信するデバイスを備えるロック機構用の作動デバイスを提案することであり、送受信デバイスは、ロック機構用の作動コマンドを伝達するように意図される少なくとも1つの制御要素を備える。制御要素にスレーブ接続され、ロック機構によって閉じた位置で不動にすることができる可動窓ガラスもまた提案されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明によれば、対象物、特に窓ガラスまたはドアのロック機構用の作動(actuating)デバイスであって、上記対象物は、上記ロック機構によって閉じた位置で不動にする(immobilize)ことができ、上記ロック機構が解除状態にある時に移動することが可能であり、
非接触で送信することができる信号を送受信し、通信を成り立たせる(constitute)送受信デバイスであって、互いから離れて配置された少なくとも第1および第2の送信要素および/または受信要素を備えており、上記第1要素すなわち制御要素は、上記ロック機構を解除する目的で作動コマンドを伝達するように意図されている、送受信デバイスと、
上記要素間で行われる通信に従って、上記送受信デバイスに少なくとも間接的にスレーブ接続し(slaved)て、上記ロック機構を解除位置にするようにできる作動部材と、
上記通信を接続する少なくとも1つの切換えデバイスと、
少なくとも1つの他の切換えデバイスであって、上記制御要素と連結しており、他の切換えデバイスが始動(activated)状態になければ、上記通信を行うことが可能でないように上記制御要素に接続している、他の切換えデバイスとを備え、上記制御要素は、閉じた位置に固定することができる上記対象物について、少なくとも間接的にその上に、またはそれによりかかって、またはその中に、かつ、上記送受信デバイスの上記第2要素に非常に近接して、上記制御要素と連結する上記切換えデバイスの近くに配置されている、作動デバイスである。
【0011】
さらに本発明によれば、ロック機構と、スイッチ自体であって、上記窓ガラスの上に少なくとも間接的に配置され、かつ上記窓ガラスと共に移動できる、スイッチ自体が備わっており、上記ロック機構を、上記窓ガラスが開くことを可能にする解除位置にするために、切換え可能な送受信デバイスの制御要素は、外部電源供給ワイヤのない状態で上記窓ガラスに固定され(secure)、作動状態において、上記閉じた窓ガラスに対して一定位置に配置された上記送受信デバイスに信号を送信する、可動窓ガラス、特に車両窓ガラスである。
【0012】
独立請求項のそれぞれに従う従属請求項の特性は、これらの目的の有利な展開(development)を可能にする。
【0013】
制御要素は、能動応答機から始動される「要求(demand)応答」問い掛け対話においてのみ応答することができる受動応答機であってよい。その場合、通信は対話である。
【0014】
別法として、制御要素は、局部的に電源供給される信号送信機を構成してもよく、信号は受動応答機で受信される。この場合、通信は一方向通信である。
【0015】
したがって、最初に示したタイプの作動デバイスで、問い掛け対話そのもの、または通信を成り立たせる信号の送信に加えて、受動応答機の応答機能、または送信機の送信機能のいずれかが、切換えデバイスによって個別に制御される作動デバイスが、全体として作成される。このことは、制御要素を、制御要素に応答する送信機/受信機に非常に近接して固定して設置する(install)ことができるという利点を有する。制御要素として受動応答機である場合に、問い掛け対話そのものがすでに始動していたとしても、受動応答機からの応答を送信するのに、別の切換え操作がやはり必要となり、その応答は、次に、ロック機構の作動を制御する。
【0016】
同じことが、制御要素としての送信機に当てはまる。すなわち、送信機と連結し、ロック解除をもたらすことができる受信機がすでに第1切換えデバイスに接続されていても(受信するか、または、受信信号を変換するために)、送信機がコマンド信号を送信するのに必要な、送信機に関連する別の切換え操作(これはロック機構を作動させるのに必要である)が依然としてあり得るであろう。
【0017】
実際には、2つの切換えデバイスは、直列に接続されるか、または、論理ANDを用いて組み合わされる。このタイプの使用については、その同調、すなわち、応答信号を送信するその機能が、切換えデバイスによって全く無作為に影響を受ける受動応答機のみが適しているであろうことが明らかである。たとえば、誘導によって機能する応答機を使用することが可能であろう。その応答機では、受信コイルを流れる電流を適当なスイッチを用いて遮断することができる。
【0018】
送信機の場合、送信機は、信号を送信するために、小型バッテリまたは電池から局部的に電源供給される必要がある。こうした小型送信電力用の局部電源供給はまた、誘導的になど、間接的に供給されるであろう。たとえば、誘導結合コイルを、受信機(1次コイル)の近く、および受信機と連結される送信機(2次コイル)の近くに配置することができる。
【0019】
好ましい使用シナリオにおいて、外部から電源供給される受動応答機、または、別法として送信機が、それと連結している切換えデバイスに加えて、ロック機構によって閉じた位置で不動にすることができる可動対象物上、特にウィンドウの窓ガラス上に配置される。したがって、可動対象物上にワイヤを設置するという問題は、受動応答機すなわち放出器(emitter)と切換えデバイスとの間の導電リンクに、かなりの程度限定され、それらの部品は、搭載状態によっては、しかし、互いに非常に近接して配置される場合があり、また、モジュールの形態で生産される場合もある。特に、全部が(entirely)ガラスであるドアか、または可動窓ガラスの場合、電源ワイヤを視界から隠す問題は、本発明による作動デバイスを用いて、エレガントな方法で解決される。受動応答機と、または送信機と連結している切換えデバイスまでの全ての「能動」部品は、必要な電気ワイヤと一緒に、閉じられるはずの開口を囲むシャシの領域に固定して配置される。
【0020】
もう1つ別の利点も見出される。それは、こうした配置構成が、荒れた天候(湿気、汚れ(soiling))の作用、および、引き起こされる障害(回路ショート)の影響をほとんど受けないことである。受動応答機または送信機とそれと連結している切換えデバイスは、基本的には、ロックされるはずの対象物、たとえば、ウィンドウの窓ガラスの両側から作動させることができる。必要があれば、2つの切換えデバイスが設けられるであろう。2つの切換えデバイスは、窓ガラスのそれぞれの側に1つあり、同じ受動応答機か、または同じ送信機と互いに(互いに並列に)独立に通信するか、または、別法として、送信機を通信状態(対話または送信)にするように送信機を切換えることができる。したがって、これら2つの切換えデバイスはまた、異なるように組み立てることができる。たとえば、1つの切換えデバイスは電気機械手段から成ってよく、別の切換えデバイスは無接触の種類であってよい。一般に、この方法で、「外部から」アクセスすることと「内部から」アクセスすることに対して異なる権限認証をもたらすことさえも可能であろう。
【0021】
受動応答機との対話(通信に対する要求)を始動するのに使用される、能動応答機と連結した切換えデバイスはまた、安全スイッチであると考えてもよく、安全スイッチは機械デバイス(車両のイグニッションスイッチなどのキーコンタクト(key contact)、集中ロック機構をロック解除するスイッチ)であってよい。
【0022】
さらに、受動応答機と連結している切換えデバイス、または送信機と連結している切換えデバイスは、それ自体知られている方法で、物体、たとえば、磁石またが送信機が接近することによって、接触してか、または非接触で始動されるであろう。こうした物体は、たとえば、(車両)キーに組み込むことができ、または、たとえば、ブレスレットまたはそれと同様なものの上に、ユーザが携行し、または着用することができる。この最後の例は、たとえば、公衆衛生上のエリア(公共屋内プール)で用途を見出すであろう。このエリアでは、全部がガラスであるドアが、異なるゾーンを分離するか、またはロッカーを閉じている。好みとして、トリガー用刺激として、本明細書では、コード化された信号が必要とされるであろう。
【0023】
始めに述べた、車両のウィンドウの個別のロック以外の用途、特に、たとえば、全てガラスでできているドアのロックのための、建築分野での使用も考えられることは明らかである。
【0024】
原理上、2つの切換えデバイスはまた、権限のあるユーザによって同時に始動することができるように配置することができ、濫用に対する保護を強めるために、2つのスイッチのうちの少なくとも1つは、コード(スマートカード)またはキーによって間接で(容量性/誘導性近接スイッチ)のみ作動することができる。
【0025】
通信(対話、送信または受信機能)が、制限された時間の長さ(数秒)の間だけアクティブであることが特に有利である可能性がある。このために、クロック部材を設けることができる。このことによって、たとえば、作動デバイスを装備し、信号機で停止した車両上での、また、当該スイッチを乱暴に作動する場合の、濫用の可能性が最小になる。
【0026】
本発明の主題の他の詳細および利点は、例示的な実施形態の図面から、また以下で行われる説明から明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
図1において、可動窓ガラス1は、シール3を介在した状態で、周囲構造体(surround)2の一部の形態でのみ示される、ウィンドウの開口の縁部上にある。詳細には示してこなかった方法で、可動窓ガラスは、機械的ロック機構によって閉じた位置に保持されている。構造のタイプおよびロック機構の動作は、当分野の技術水準から十分に知られており、本明細書では、それらをこれ以上詳細には議論しない。
【0028】
スイッチアセンブリ4は、窓ガラス1の穴に挿入される。このスイッチは、以下で述べる送受信デバイスを制御する制御要素5を装備している。制御要素5は、窓ガラス1の側面上にあり、周辺構造体2に向いている。スイッチアセンブリが、完全に密閉されるように、穴の中に挿入することができるのは明らかである。別の実施形態において、スイッチアセンブリを、窓ガラスの表面上に、ガラスを貫通することなく、全く容易に置くことができるであろう。これまで説明したものとは異なり、制御要素は、複合窓ガラスの中に挿入されるであろう。その結果、制御要素は外部からアクセスできない。説明してきた、連結されたスイッチアセンブリは、次に、外部から機械的に作動されるであろう。そして、複合ガラスシートのうちの1枚のみが、穴を有する必要があるであろう。別の形態では、スイッチアセンブリは、全く容易に複合ガラス内に挿入され、その結果、外部からはアクセスできないが、無接触で、たとえば、近接スイッチで切換えられることが必要になるであろう。このことは、ガラスに外部穴を有する必要がないという利点を有するであろう。
【0029】
送受信デバイスは、制御要素5である第1要素、および要素5と機能的に協働する第2要素6を備える。要素6は、周囲構造体2上に搭載され、内装7で覆われる。この第2要素はまた、そのほんの一部が示されている複数の導体8によって電気的に接続される。窓ガラスが閉じた位置にある時、2つの要素5および6は、信号が両者の間で常時送信できるように、とにかく近接して配置される。
【0030】
第1の実施形態において、制御要素5は受動応答機であり、第2要素6は送信機と受信機から成る。2つの要素の間で確立される通信は対話であり、要素6の送信機は、要求信号を受動応答機5に送ることを目的としており、受動応答機は、第2要素6の受信機に応答信号を送り返すことができる。
【0031】
第2の実施形態において、制御要素5は単なる送信機であり、一方、第2要素6は受信機である。2つの要素の間で確立される通信は一方向通信である。送信機5は、信号を送信することができ、その信号を第2要素6が受信する。
【0032】
図2は、図1で物理的に示したデバイスの動作方法を説明しており、図1で示す要素に機能的に対応する切換えシンボルには、同じ数字の参照が与えられる。
【0033】
制御要素5は、図1で示すスイッチアセンブリ4のスイッチ4’と機能的に接続され、スイッチ4’が、作動した、すなわち閉じた場合にのみ第2要素と正しく通信することができる。スイッチ4’は、意図的に作動した後でのみ閉じるフィーラとして形成されるのが好ましい。スイッチ4’は、手動操作のプッシュボタンスイッチの形態で生産されてもよく、しかし、近接スイッチ(リードスイッチまたはそれと同様なもの)として生産されてもよい。
【0034】
第2要素6は、スイッチ9によって電源10に接続される。本明細書で述べる状況において、スイッチ9は、作動デバイスの権限認証されない使用を防ぐことを目的とする。したがって、その構造は基本的に任意である。たとえば、スイッチ9は、自動車類が走行している時に閉じるスイッチ(イグニッションスイッチまたはそれと同様なもの)であってよい。スイッチ9は、全くもちろん、ちょうど述べられている分野の技術水準にある近接スイッチまたは電子スイッチであってよい。ユーザが作動させた後、スイッチ9を所定の時間長さの間のみ閉じた状態に保持するであろうクロック部材もまた設けられるであろう。
【0035】
図1で示す複数の導体8の部品となる制御ワイヤ8’により、第2要素6は、電磁作動部材11に接続され、電磁作動部材は、その一部が、スイッチ9によって電源10に接続される。ACTとしても示す作動部材11は、機械的作動リンク12によって、Lとしても示すロック機構13に接続される。本明細書では、ロック機構13が窓ガラス1を閉じた位置に保持する。作動部材11それ自体およびロック機構13それ自体は、当分野の技術水準で多くの方法で述べられてきた。特に概略図と違って、それらをぎっしりと集積してモジュールにしてもよい。
【0036】
簡単にするために、増幅器またはそれと同様なものは、本明細書では示していないが、特に、作動部材11に送られる必要がある、第2要素6の信号を増幅するのに設けられてもよい。
【0037】
送受信デバイスの第1の実施形態によれば、作動デバイスは以下のように動作する。スイッチ9が閉じている限り、第2要素6の送信機は、絶えず、かつ/または繰り返し、短い時間間隔でコード化された信号を受信応答機5に送出する(すなわち、対話の「要求」部)。(頭が2つの矢印で示す)対話は、第2要素6の要求信号が受信されるのと同時に、受動応答機5に接続されているスイッチ4’もまた閉じている場合にのみ、受動応答機5からの応答で終了することができる。
【0038】
対話が正しく行われる場合、受動応答機は、第2要素6の受信機に応答信号を送信することによって、作動コマンドを始動し、第2要素は、次に、作動部材11を直接的にまたは間接的に始動する、対応する切換え信号を送信する。作動部材11は、作動リンク12を介して少なくとも一時的にロック機構13を解除位置にもたらし、その結果、可動窓ガラスは、ばねの働きで、それ自体で開くか、または開かれることができる。
【0039】
送受信デバイスの第2の実施形態によれば、作動デバイスは以下のように動作する。スイッチ9が閉じ、その結果、第2要素6の受信機は、任意の信号を受信するか、変換することができる。信号は、送信機5に接続されているスイッチ4’もまた閉じている場合にのみ、送信機5によって受信機6に送られることができる。スイッチ4’が閉じた状態に切換わると、送信機5は信号を送り、その信号を、第2要素6の受信機が受信し、受信機は、応答して、受信したばかりの信号を変換しながら、作動部材11を直接的にまたは間接的に作動させる切換え信号を送信し、作動部材は、作動リンク12を介してロック機構を解除する。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】可動窓ガラス上の送受信デバイスの配置構成を示す断面図である。
【図2】本発明による作動デバイスの全体配置構成の接続および概略動作を示す略図である。
Claims (13)
- 対象物、特に窓ガラス(1)またはドアのロック機構(13)用の作動デバイスであって、前記対象物は、前記ロック機構によって閉じた位置で不動にすることができ、前記ロック機構が解除状態にある時に移動することが可能であり、
非接触で送信することができる信号を送受信し、かつ通信を成り立たせる送受信デバイスであって、互いから離れて配置された少なくとも第1および第2の送信要素および/または受信要素(5、6)を備えており、前記第1要素すなわち制御要素(5)は、前記ロック機構を解除する目的で作動コマンドを伝達するように意図されている、送受信デバイスと、
前記要素(5、6)間で行われる通信に従って、前記送受信デバイスに少なくとも間接的にスレーブ接続して、前記ロック機構を解除位置にするようにできる作動部材(11)と、
前記通信を接続する少なくとも1つの切換えデバイス(9)と、
少なくとも1つの他の切換えデバイス(4、4’)であって、前記制御要素(5)と連結しており、他の切換えデバイスが始動状態になければ、前記通信を行うことが可能でないように前記制御要素(5)に接続している、他の切換えデバイスとを備え、前記制御要素(5)は、閉じた位置で不動にすることができる前記対象物について、少なくとも間接的にその上に、またはそれによりかかって、またはその中に、かつ、前記送受信デバイスの前記第2要素(6)に非常に近接して、前記制御要素と連結する前記切換えデバイス(4、4’)の近くに配置されている、作動デバイス。 - 制御要素(5)は、外部電源を持たない、前記切換えデバイス(4、4’)によって接続することができる受動応答機であって、前記切換えデバイス(9)によって接続される、前記送受信デバイスの前記第2要素(6)から送信される呼び掛け対話に応答することができるようになっている、受動応答機であることを特徴とする請求項1に記載の作動デバイス。
- 前記制御要素は、局部電源供給を有する、前記切換えデバイス(4、4’)を用いて接続することができる送信機であって、前記送受信デバイスの前記第2要素(6)に信号を送信するようにし、前記第2要素は、切換えデバイス(9)が前記第2要素に接続することによって、前記信号を受信すること、または、変換することができる、送信機であることを特徴とする請求項1に記載の作動デバイス。
- 移動することができる前記対象物の2つの面上には、前記制御要素(5)と連結する切換えデバイスが設けられており、前記切換えデバイスは、機能的に互いに並列に接続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の作動デバイス。
- 前記ロック機構(13)は、車体ハッチとは独立に、外部から開ける必要のある車両テールゲートガラスに連結していることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の作動デバイス。
- 前記制御要素(5)に連結する少なくとも1つの切換えデバイス(4’)は、機械的手段、特にマイクロスイッチで作動することができるスイッチであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の作動デバイス。
- 前記制御要素(5)に連結する少なくとも1つの切換えデバイス(4’)は、無接触切換え要素、特に静電容量で動作する切換え要素であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の作動デバイス。
- 前記ロック機構(13)は車両に配置され、前記送受信デバイスの前記第2要素(6)と連結する前記切換えデバイス(9)は、前記車両、特にイグニッションスイッチおよび/または集中ロック機構に存在する切換えデバイスであることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の作動デバイス。
- 前記切換えデバイス(4’、9)を作動させて、対象物の接近により、非接触通信を始動するようにすることができることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の作動デバイス。
- 前記切換えデバイス(4’、9)を作動させて、対象物の接近により、非接触呼び掛け対話を始動するようにすることができることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の作動デバイス。
- ロック機構(13)と、スイッチ(4’)自体であって、前記窓ガラスの上に少なくとも間接的に配置され、かつ前記窓ガラスと共に移動できる、スイッチ自体とを備えており、前記ロック機構を、前記窓ガラスが開くことを可能にする解除位置にするために、切換え可能な送受信デバイスの制御要素(5)は、外部電源供給ワイヤのない状態で前記窓ガラスに固定され、作動状態において、前記閉じた窓ガラスに対して一定位置に配置された前記送受信デバイスの第2要素(6)にコマンド信号を送信する可動窓ガラス、特に車両窓ガラス。
- 前記スイッチ(4’)は前記窓ガラス上に取り付けられ(fix)ているスクリーンワイパ上に設けられることを特徴とする請求項11に記載の窓ガラス。
- 前記制御要素(5)は、複合窓ガラスまたは積層窓ガラスとして生産された窓ガラス内部に配置されることを特徴とする請求項11または12に記載の窓ガラス。
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