JP2004531709A - 放射性物質のための包装保護ケース及び放射性溶液シリンジ集成体 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、放射性物質を収容する包装保護ケース及び該ケースに収容される放射性溶液シリンジ集成体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば心臓疾患の診断のために塩化タリウム注射液等の放射性溶液を用いることが周知となっている。こうした放射性溶液を安全確実な輸送に用いるために、図5に示す放射性溶液シリンジ集成体4及び該シリンジ集成体を収容する包装保護ケース1が公知となり既に提案されている(特許第2623313号公報参照)。
【0003】
放射性溶液シリンジ集成体4は、放射性溶液を封入したシリンジ5と、シリンジ5を収納した放射線シールド筒6と、注射時の指掛り片71を有しシールド筒6の基端に取付けられた具えた指掛り筒7とを具備している。指掛り筒7は指に係合可能なスリーブを意味している。
【0004】
包装保護ケース1は、夫々鉛を主体とするケース本体2および蓋体3を具備している。ケース本体2には発泡樹脂製緩衝材28が嵌め込まれて、該発泡樹脂製緩衝材28に放射線溶液シリンジ集成体4の形状に対応する凹部29が形成されている。
上記包装保護ケース1は、発泡樹脂製緩衝材28の凹部29に放射性溶液シリンジ集成体4を収容して、外部への放射線の漏れを可及的に防止する。
【0005】
シールド筒6は、指掛り筒7に嵌合する基端を有し、かつ、これをシリンジ5に嵌めて放射性溶液シリンジ集成体4が準備される。包装保護ケース1の蓋体3内面にはフランジキャップ9が設けられている。フランジキャップ9は、シールド筒6の基端側から指掛り筒7に被せられ、該フランジキャップ9の脚爪91を指掛り筒7の段部75に係合させて指掛り筒7を保持している。
【0006】
放射性溶液シリンジ集成体4は、シリンジ5をシールド筒6に嵌合した状態のままで包装保護ケース1から取り出すことができ、その状態のまま被験者に放射性溶液を注射できる。これにより、投与者(医者等)への放射線被曝を防止できる。
【0007】
【特許文献1】
特許第2623313号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
然しながら、この提案された手段には以下の問題がある。放射線の防護材料として鉛が使用されることが多いが、鉛は中毒または汚染の問題がある。上記従来の包装保護ケースは、ケース本体2の上部内面には発泡樹脂製緩衝材28が被さっておらず、ケース本体2の内層26を形成する鉛及び蓋体3の内面の鉛板36が露出しているため、中毒または汚染の問題を残したままであった。
シールド筒6は高価であるために再使用され、シリンジ5とシールド筒6との間には、2つの要素を容易に分離できるようにクリアランスが設けられている。
【0009】
シールド筒6は、基端部が指掛り筒7に嵌合しているだけである。従って、放射性溶液シリンジ集成体4を包装保護ケース1から取り出す際に、シールド筒6と緩衝材28との摩擦抵抗が、指掛り筒7とシールド筒6の嵌合力より大きいときは、シールド筒6が包装保護ケース1内に残ってしまう虞れがある。
シリンジ5がシールド筒6から抜け出ると、シールド筒6の放射線防護の役割は失われてしまう。
【0010】
放射性溶液を被験者に注射した使用後のシールド筒6を再使用するために、シリンジ5をシールド筒6から抜き外すには、フランジキャップ9を外さねばならない。フランジキャップ9は複数の脚爪91が、指掛り筒7の段部75に係合しているため、この係合を同時に解除して、フランジキャップ9を指掛り筒7から外さねばならない。この作業は手間が掛かる。
【0011】
上記シールド筒6は、再使用に耐えるように、表面に銀メッキや防錆処理等の防錆処理の必要があるので、コスト高を招来する。
包装保護ケース1で、外層27は樹脂であるから強度が小さく、輸送中に破損する虞れがある。
【0012】
本発明の目的は、上記問題を解決できる放射性溶液シリンジ集成体及びその包装保護ケースを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明によれば、放射性溶液を封入したシリンジ5を、放射線シールド筒6に収容し、注射時の指掛り片71を具えた指掛り筒7をシールド筒6の基端に装着した放射性溶液シリンジ集成体4が提供される。指掛り筒7は基端に内向きフランジ73を具え、該内向きフランジ73とシールド筒6の基端とによって、シリンジ5の基端から突出しているフランジ52が挟持される。シールド筒6と指掛り筒7に跨って熱収縮フィルムチューブ8が収縮状態で緊密に被さっている。
【0014】
本発明によれば、ケース本体2と蓋体3とを具備する放射性物質のための包装保護ケース1が提供される。ケース本体2と蓋体3との間には、放射性物質を収容する空間11が形成される。ケース本体2及び蓋体3は、金属粉末または金属小粒を混ぜた樹脂にて形成されている放射線シールド層22、32と、該シールド層22、32の外側を覆っている金属製の外殻21、31とを具備している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1は、放射性溶液シリンジ集成体4を包装保護ケース1に収容した状態を示している。放射性溶液シリンジ集成体4は、塩化タリウム注射液、クエン酸ガリウム注射液等の放射性溶液を充填したシリンジ5と、該シリンジ5の外側に嵌合し放射線を防護するためのシールド筒6と、注射時の指掛り片71を具えシールド筒6の基端に嵌合した指掛り筒7と、指掛り筒7とシールド筒6とに跨って装着された熱収縮フィルムチューブ8とによって構成される。
【0016】
シリンジ5は、ガラスまたは合成樹脂にて形成された透明筒体であり、先端突出した細口の注出口51を有している。注出口51はプラスチックチップ55に装着され、該プラスチックチップ55にゴムキャップ56が装着されている。
【0017】
シリンジ5の基端には外向きに短く突出したフランジ52を有している。シリンジ5に充填した放射性溶液は、シリンジ5の注出口51を塞ぐパッキン54とシリンジ5の基端側に嵌合したピストン53によって封入されている。ピストン53には、プランジャ58取付け用のネジ穴53aが開設されている。
【0018】
シールド筒6は、タングステンまたはタングステン合金等の密度の大きい金属にて前記シリンジ5を抵抗なく嵌合可能な筒体に形成され、先端にはシリンジ5の注出口51に向けて円錐状に屈曲した内向き片62を有している。
【0019】
シールド筒6には、先端側の肩部57から後端側に長孔状の窓部63が開設され、該窓部63に鉛ガラス64が嵌合されている。
鉛ガラス64の厚みはシールド筒6の厚みよりも大きく、鉛ガラス64はシールド筒6の外表面から外側に突出している。
【0020】
図1を参照すると、シールド筒6の内向き片62は、シールド筒6の基端がシリンジ5のフランジ52の下面に当たった状態のとき、シリンジ5の先端側肩部57に対して少し余裕が出来る位置に形成されている。
【0021】
指掛り筒7は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ABS樹脂等の合成樹脂にて形成され、シールド筒6の基端にガタつきのないように着脱可能に嵌合させることができる。指掛り筒7は内向きフランジ73を有しており、該フランジは、筒部の基端からシリンジ5基端内径に略等しい長さまで延びてシリンジ5のフランジ52に被さる。指掛り筒7は更に、先端外周に全周に亘って形成された突条72を有している。指掛り筒7から鍔状に突出する指掛り片71が、内向きフランジ73と突条72との間に配置されており、シリンジ5内の放射性溶液を注射する際の指掛りとなる。
【0022】
指掛り筒7は、シールド筒6の基端に嵌合し、内向きフランジ73がシリンジ5のフランジ52に被さっている。より詳細には、シールド筒6の基端と指掛り筒7の内向きフランジ73とによってシールド筒6に対するシリンジ5の軸方向の動きを拘束している。
【0023】
熱収縮性フィルムチューブ8は、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等にて形成された透明または一部か概ね全体を着色したチューブである。収縮前の熱収縮性フィルムチューブ8の直径は、シールド筒6、該シールド筒6に嵌合した鉛ガラス64の突出部及び指掛り筒7の突条72に余裕のある状態に嵌合する大きさとなっている。収縮すると、熱収縮性フィルムチューブ8は、シールド筒6の先端内向き片62から指掛り筒7の指掛り片71下端に触れるまでの長さが被さる長さとなる。
【0024】
図3に示すように、熱収縮性フィルムチューブ8には、軸方向の全長に亘って接近して平行に延びる2本の断続的な切込み81、81が設けられている。
【0025】
熱収縮性フィルムチューブ8を指掛り筒7とシールド筒6に跨って嵌合させ、加熱して熱収縮性フィルムチューブ8を主に周方向に収縮させて、指掛り筒7とシールド筒6に密着させる。これによって、シリンジ5上でシールド筒6と指掛り筒7は一体的に保持される。
【0026】
包装保護ケース1は、深底の上面開口のケース本体2と、該開口に被さる蓋体3とを具備している。包装保護ケース1は、放射性溶液シリンジ集成体4を収容できる空間11を有している。
【0027】
ケース本体2及び蓋体3は、何れも放射線シールド層22、32を金属製の外殻21、31で包んで形成されており、一旦使用した後でも使い棄てではなく、再使用される。
【0028】
ケース本体2の外殻21は有底筒体に形成される。ケース本体2の放射線シールド層22は、外殻21と同じく有底筒体に形成され、外殻21の内面に密着させて嵌合可能となっている。放射線シールド層22は、外殻21の上端から少し突出した上端を有している。ケース本体2の外面には、放射性溶液シリンジ集成体4の放射性溶液の情報を印刷したラベル(図示せず)が貼付される。
【0029】
蓋体3の外殻31は、円板状の被せ板31aと、被せ板31aの外周から下向きに延びる周壁31bと、周壁31bの下部に一体に形成され前記ケース本体2の外殻21の上端部外周に嵌合するように直径を拡大した嵌込み短筒部31cとを具備している。
【0030】
蓋体3の放射線シールド層32は、外殻31の被せ板31a及び周壁31bの夫々内面に密着して嵌合する厚板状に形成されている。
ケース本体2及び蓋体3の外殻21、31は、鉄、ステンレス鋼、真鍮等の銅合金、タングステンまたはタングステン合金等の金属から形成され、その種類は限定されない。
【0031】
但し、本発明の外殻21、31それ自体によっても放射線防護の効果を得ることができるものであり、放射線防護の効果は、外殻21、31に用いる物質の密度に関係する。従って、他の金属よりも密度の大きいタングステンやタングステン合金で外殻21、31を形成すれば、同じ放射線防護効果を得る場合、外殻21、31の厚みを薄くできる。
放射線防護の必要性の低いものについては外殻の厚みは0.5mm以下にすることも可能である。
【0032】
ケース本体2と蓋体3の放射線シールド層22、32は、溶融樹脂に金属粉末または金属小粒を混練し、外殻21、31に嵌合可能で、且つ、前記放射性溶液シリンジ集成体4を収容可能な空間11を画成する形状に成形される。
【0033】
放射線シールド層22、32に用いられる金属粉末または金属小粒の材質は、前述の如く、放射線防護の効果からは、タングステン、タングステン合金、鉛等の密度の大きい金属が望ましい。更に、金属粉末または金属小粒は放射線シールド層22、32の表面に露出することを防止するために球状に近い形状が望ましい。更に、金属粉末または金属小粒は少なくとも一種類とすべきである。
【0034】
本発明によれば、金属粉末は粒子の寸法が1mmより小さい粉末を意味し、金属小粒とは粒子の寸法つまり粒径が少なくとも1mmから5mmまでの粒子またはペレットを意味する。金属粉末でも、樹脂との混練作業前の金属粉末の飛散防止を考慮すれば、粒径は少なくとも0.5mmとすることが望ましい。
【0035】
放射線シールド層22、32が高い放射線防護効果を得るには、金属粉末や金属小粒を大量に混入することが必要となる。樹脂に混入される金属粉末や金属小粒の量は容積比率で50〜80%範囲としてもよい。
【0036】
放射線シールド層22、32の均質化のためには、射出成形の際に、溶融樹脂に密度の大きい金属粉末、金属小粒を該層に均一に分散させなければならない。このためには、ポリアミド、ABS樹脂等の粘性の高い樹脂を用いるか、ポリエチレン、ポリプロピレン等の粘度の高い条件下で成形可能な樹脂を用いれば可い。
【0037】
金属粉末または金属小粒を溶融樹脂と混練して成形した場合、成形品の表面に金属粉末、金属小粒が直接に露出することはない。従って、放射線シールド層22、32に鉛の小粒を充填しても、ケース1の取扱者が鉛と接触することがないため、鉛中毒の問題は生じない。
【0038】
上記ケース本体2の放射線シールド層22は、一体成形できることは言うまでもない。放射性溶液シリンジ集成体4の鉛ガラス64部分の放射線防護力が弱い場合は、然しながら、放射線シールド層22の鉛ガラス64との対応部分を放射線防護効果が高い材料で形成した遮蔽部24となし、放射線シールド層22に形成した切欠部23に該遮蔽部24を嵌め込むこともできる。
【0039】
ケース本体2の放射線シールド層22の内底には、吸取り紙等の吸水性及び緩衝作用のある材料で形成した吸水部材25が配設されており、該吸水部材の中央には、前記放射性溶液シリンジ集成体4のゴムキャップ56が嵌合する凹み部25aが形成されている。
【0040】
(組込み時)
放射性溶液シリンジ集成体4を包装保護ケース1に収納する際には、ゴムキャップ56を下にして放射性溶液シリンジ集成体4をケース本体2に収容し、ゴムキャップ56を吸水部材25の凹み部25aに嵌合した状態で、ケース本体2に蓋体3を被せる。
放射性溶液シリンジ集成体4は、包装保護ケース1の放射線シールド層22、32及び吸水部材25によって、移動しないように拘束される。
【0041】
ケース本体2と蓋体3に跨って熱収縮性フィルムチューブ82を嵌め、熱収縮させて密封する。
熱収縮性フィルムチューブ82には、前記放射性溶液シリンジ集成体4の熱収縮性フィルムチューブ8と同様に、チューブの軸方向に互いに接近して平行に延びる開封用の2本の断続的な切込みが設けられている。
【0042】
熱収縮性フィルムチューブ82には、放射性溶液シリンジ集成体4の放射性溶液に関する製品名、内容量等の情報の全部または一部を印刷しておくことができる。更に、フィルムのチューブ82の色によって放射性溶液の情報の一部を表すことができる。
【0043】
包装保護ケース1のケース本体2及び蓋体3の夫々外殻21、31が金属製であるため、従来の樹脂製外層の包装保護ケースとは異なり、衝撃に強く、輸送中や保管中の破損事故、火災による焼損事故による放射線の漏出を防止できる。外殻21、31で包囲された放射線シールド層22、32は、金属粉末または金属小粒を混ぜた樹脂にて形成されているため、放射線防護の役割と同時に緩衝作用をも有している。そのため、従来のように発泡樹脂製の緩衝材を内層に用いる必要はなく、収容した放射性溶液シリンジ集成体4を運搬中の衝撃から効果的に保護する。
【0044】
蓋体3を密閉している熱収縮性フィルムチューブ82に、放射性溶液シリンジ集成体4の放射性溶液に関する製品名、内容量等の情報の全部または一部を印刷し、或いはフィルムチューブ82の色はこうした情報の一部を表すように使用されている。ケース本体2に貼付した情報ラベルが視認できる方向に正しく配置されていない場合でも、ユーザーはフィルムチューブ82から放射性溶液に関する情報を確認できる。
【0045】
(使用方法)
放射性溶液シリンジ集成体4の使用に際して、熱収縮性フィルムチューブ82を破って蓋体3が外され、放射性溶液シリンジ集成体4が取り出される。熱収縮性フィルムチューブ82が破られることによって、開封済か否か、即ち、放射性溶液シリンジ集成体4が使用済か否かが表示される。
【0046】
指掛り筒7とシールド筒6に跨って熱収縮したフィルムチューブ8が被さり、指掛り筒7とシールド筒6を固定状態に保持しているため、不用意に2つの要素が分離することはない。
フィルムチューブ8は、シールド筒6の表面に美観を与え且つ保護膜として作用するので、シールド筒6の表面に銀メッキや防錆処理等を施す必要がない。従って、包装保護ケース1は比較的安価に製造できる。
【0047】
更に、熱収縮性フィルムチューブ8は、放射線シールド層22の切欠部23に嵌め込んだ鉛ガラス64にも被さっているので、シールド筒6において最も破損し易く、外れる虞れのある鉛ガラス64を、該フィルムチューブにより破損と脱離から保護可能である。これは、鉛ガラスを含むシールド筒6の再使用率の向上に寄与する。
【0048】
シリンジ5は、その基端のフランジ52が指掛り筒7の内向きフランジ73とシールド筒6の基端に挟まれているので、シールド筒6からの脱離が確実に防止される。これにより、シールド筒6からシリンジ5が不用意に抜け出すことによる放射線被爆が防止される。
【0049】
万一、包装保護ケース1内でシリンジ5が破損し、放射性溶液シリンジ集成体4から放射性溶液が漏れ出すことがあっても、吸水部材25が溶液を吸収し、従って、後処理が簡単である。
【0050】
取り出した放射性溶液シリンジ集成体4のピストン53にプランジャ58が連結され、ゴムキャップ56が取り外され、両刀針両頭針(図示せず)がパッキン54を貫通させて差し込まれ、被験者に放射性溶液が注射される。
【0051】
放射性溶液シリンジ集成体4のシールド筒6により、投与者(医者)への放射線被爆が防止される。シールド筒6上の鉛ガラス64を透して、投与中のシリンジ5内の注射液の残量を目視できる。
【0052】
使用後の包装保護ケース1は、洗浄して再使用に備える。
包装保護ケース1のケース本体2は、全体に有底筒状の単純な形状であり、蓋体3の形状も複雑ではない。従って、ケースは簡単に洗浄できる。
【0053】
使用後の放射性溶液シリンジ集成体4のシールド筒6を再使用するために、シリンジ5はシールド筒6から取り外される。これには、先ず熱収縮フィルムチューブ8を破って外し、シールド筒6と指掛り筒7の保持を解除する。
【0054】
熱収縮性フィルムチューブ8はチューブの全長に亘って平行に延びる断続的な切込み81、81が設けられているので簡単に破ることができる。
シールド筒6から指掛り筒7を外してシリンジ5の拘束を解き、シールド筒6からシリンジ5を外す。
シールド筒6は洗浄され再使用に備える。
【0055】
本発明の実施に際し、ケース本体2に蓋体3を密封するために、熱収縮性フィルムチューブ82に代えて、蓋体3とケース本体2に跨って粘着テープを巻き付けてもよい。この場合でもテープの色によって内容物の情報の一部を表すようにできる。
【0056】
本発明の包装保護ケース1及び放射性溶液シリンジ集成体4のために、包装保護ケース1の放射線シールド層22、32の充填物として鉛の小球を用いた場合でも、該小球は樹脂との混練により必ず小球表面に樹脂が付着するため、放射線シールド層22、32の表面に直接に鉛が露出することはなく、鉛中毒の汚染の問題は生じない。
【0057】
図4は他の実施形態を示しており、該実施形態では、指掛り筒7の内向きフランジ73aは、指掛り筒7とは独立の部材として形成されている。内向きフランジ73aは、指掛り筒7に対してネジ螺合により着脱自在に結合される。この場合、シールド筒6に指掛り筒7を嵌合したまま、内向きフランジ73aを外すだけで、シールド筒6からシリンジ5を抜き外すことができる。
【0058】
本発明の包装保護ケース1は、放射性溶液シリンジ集成体4を収容することに限定されることはない。本発明は、例えばバイアル瓶などの放射性溶液シリンジ集成体4以外の容器により収容された放射性物質を保管、運搬するための包装保護ケースに実施できることは言うまでもない。
【0059】
尚、本発明の放射性溶液シリンジ集成体及びその包装保護ケースの長さ、肉厚等の寸法は、放射線の漏れを防止可能な限り最小の寸法としてもよい。例えば、外径18mmの場合、シリンジ集成体4のシールド筒6は、タングステンから形成される場合2〜5mmの厚さ、シールド筒6の鉛ガラスの厚さは5〜6mmとすることができる。
【0060】
更に、包装保護ケースの外殻21、31が鉄から形成される場合、これら外殻の厚さは0.5〜5mm、放射線シールド層22、32厚さは2〜10mmとなる。
【産業上の利用可能性】
【0061】
本発明の包装保護ケース1及び放射性溶液シリンジ集成体4は、鉛製の遮蔽壁を用いずとも放射線を遮蔽できる。包装保護ケース1の放射線シールド層22、32の充填物として鉛の小粒を用いた場合でも、溶融樹脂と鉛の小粒を混練して成形するから、鉛の小粒は樹脂内に埋没されている。これにより、放射線シールド層22、32の表面に直接に鉛の小粒が露出することが防止され、鉛中毒の汚染の問題は軽減される。
【0062】
包装保護ケース1は、外殻21、31が金属製であるため、従来の外層が樹脂製である包装保護ケースに較べて、衝撃力や火災に強く、輸送中や保管中のこれらの事故によって放射線が漏出するほどにケース1や放射性溶液シリンジ集成体4が破損することは防止できる。
これにより、包装保護ケース1の再使用率を高めることができる。
【0063】
包装保護ケース1の放射線シールド層22、32は、金属粉末または金属小粒を混練した樹脂にて形成されているので、これら層は、放射線遮蔽として作用すると同時に緩衝作用もなす。そのために、包装保護ケース1は、従来のように発泡樹脂製の緩衝材を内層に用いる必要はなく、収容した放射性溶液シリンジ集成体4を運搬中の衝撃から効果的に保護する。
【0064】
放射性溶液シリンジ集成体4にあっては、指掛り筒7とシールド筒6に跨って熱収縮フィルムチューブ8を被せ、該熱収縮性フィルムチューブ8を熱収縮させて両者を固定状態に保持している。従って、これらの要素が不用意に分離することはない。
【0065】
更に、熱収縮性フィルムチューブ8は、シールド筒6の表面に美観を与え且つ保護する膜として作用するので、シールド筒6の表面に銀メッキや防錆処理等を施す必要がなく、それに対応したコスト削減が達成される。
【0066】
シリンジ5は、その基端のフランジ52が指掛り筒7の内向きフランジ73とシールド筒6の基端に挟まれて、シールド筒6からの脱離が確実に防止される。この特徴により、従来のように、シールド筒6からシリンジ5が不用意に抜け出して、周囲を放射線被爆させる虞れはない。
【0067】
シリンジ5内の放射性溶液を被験者に注射するためにシリンジ集成体4を使用した後、シリンジ5は、シールド筒6を再使用するためにシールド筒6から取り外される。熱収縮フィルムチューブ8を先ず破って、シールド筒6と指掛り筒7の保持を解除する。
【0068】
シールド筒6から指掛り筒7を外し、次いでシールド筒6からシリンジ5を抜き外す。シールド筒6とシリンジ5との間には、抵抗なく抜き外しができるクリアランスを設けておくことができ、放射性溶液シリンジ集成体4を難なく分解できる。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】包装保護ケースに放射性溶液シリンジ集成体を収容した状態の断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】一部を破断した指掛り筒の斜面図である。
【図4】指掛り筒の他の実施例の斜面図である。
【図5】従来のケース本体と放射性溶液シリンジ集成体の断面図である。
【符号の説明】
【0070】
2…ケース本体
3…蓋体
4…放射性溶液シリンジ集成体
5…シリンジ
6…シールド筒
7…指掛り筒
8…熱収縮性フィルムチューブ
21…外殻
22…放射線シールド層
31…外殻
64…鉛ガラス
Claims (6)
- ケース本体(2)と蓋体(3)とによって内部に放射性物質を収容する空間(11)を形成している包装保護ケース(1)において、ケース本体(2)及び蓋体(3)は、少なくとも一種類の金属粉末および/または少なくとも一種類の金属小粒を含む樹脂にて形成されている放射線シールド層(22)(32)と、放射線シールド層(22)(32)を包囲する金属製の外殻(21)(31)とを具備することを特徴とした放射性物質の包装保護ケース。
- ケース本体(2)と蓋体(3)とによって形成される空間(11)に放射性溶液シリンジ集成体(4)を収容した包装保護ケース(1)において、ケース本体(2)及び蓋体(3)は、少なくとも一種類の金属粉末および/または少なくとも一種類の金属小粒を含む樹脂にて形成されている放射線シールド層(22)(32)と、放射線シールド層(22)(32)を包囲する金属製の外殻(21)(31)とを具備することを特徴とした放射性物質の包装保護ケース。
- ケース本体(2)の内底に緩衝部材(25)が配設されている請求項1または2に記載の放射性物質の包装保護ケース。
- ケース本体(2)と蓋体(3)に跨って熱収縮性チューブ(82)が収縮状態で被さり、該チューブ(82)にケース本体(2)に収容した放射性物質に関する情報が示されている請求項1から3の何れか1項に記載の放射性物質の包装保護ケース。
- 放射性溶液を保持したシリンジ(5)を、放射線シールド筒(6)に収容し、注射時の指掛り片(71)を具えた指掛り筒(7)をシールド筒(6)の基端に装着した放射性溶液シリンジ集成体(4)において、指掛り筒(7)は基端に内向きフランジ(73)を具え、該内向きフランジ(73)とシールド筒(6)の基端との間に、シリンジ(5)の基端に具えたフランジ(52)を挟持し、シールド筒(6)と指掛り筒(7)に跨って熱収縮フィルムチューブ(8)が収縮状態で緊密に被さっていることを特徴とした放射性溶液シリンジ集成体。
- 放射性溶液シリンジ集成体(4)は、請求項5に記載したシリンジ集成体である請求項2に記載の放射性物質の包装保護ケース。
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