JPH11169430A - 放射性医薬品容器 - Google Patents
放射性医薬品容器Info
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- JPH11169430A JPH11169430A JP9342717A JP34271797A JPH11169430A JP H11169430 A JPH11169430 A JP H11169430A JP 9342717 A JP9342717 A JP 9342717A JP 34271797 A JP34271797 A JP 34271797A JP H11169430 A JPH11169430 A JP H11169430A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/1785—Syringes comprising radioactive shield means
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 放射性医薬品を充填した直接容器を投与シー
ルドに収容し、さらにこの投与シールドを間接容器に収
容してなる放射性医薬品容器であって、放射性医薬品を
充填した直接容器が投与シールドに収容されている状態
において、放射性医薬品の包装単位及び/又は充填液量
を容易に確認することができる放射性医薬品容器を提供
する。 【解決手段】 下記手段〜の手段の1つを単独で使
用するか、2つ以上を組み合わせる。 包装単位及び/又は充填液量を投与シールドの外面に
表示する。例えば、投与シールド12の指かけ部18の
上面に、包装単位が74MBqであることを示す「7
4」という数字を表示する。 包装単位及び/又は充填液量を表示したラベルを投与
シールドに取り付ける。 包装単位及び/又は充填液量の指標を投与シールドの
付属品、例えばプランジャに表示する。
ルドに収容し、さらにこの投与シールドを間接容器に収
容してなる放射性医薬品容器であって、放射性医薬品を
充填した直接容器が投与シールドに収容されている状態
において、放射性医薬品の包装単位及び/又は充填液量
を容易に確認することができる放射性医薬品容器を提供
する。 【解決手段】 下記手段〜の手段の1つを単独で使
用するか、2つ以上を組み合わせる。 包装単位及び/又は充填液量を投与シールドの外面に
表示する。例えば、投与シールド12の指かけ部18の
上面に、包装単位が74MBqであることを示す「7
4」という数字を表示する。 包装単位及び/又は充填液量を表示したラベルを投与
シールドに取り付ける。 包装単位及び/又は充填液量の指標を投与シールドの
付属品、例えばプランジャに表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直接容器、投与シ
ールド及び間接容器を備え、放射性医薬品を充填した直
接容器を投与シールドに収容し、さらにこの投与シール
ドを間接容器に収容してなる放射性医薬品容器に関す
る。
ールド及び間接容器を備え、放射性医薬品を充填した直
接容器を投与シールドに収容し、さらにこの投与シール
ドを間接容器に収容してなる放射性医薬品容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】放射性医薬品の直接容器としては注射器
が用いられることが多く、この直接容器は一般に薬液充
填済み注射器(プレフィルドシリンジ)と呼ばれてい
る。その直接容器は、鉛やタングステン合金のような高
比重の物質を放射線遮蔽材として用いた容器に納められ
ている。この外側の容器は間接容器と呼ばれている。ま
た、放射性医薬品を投与する場合、投与者及び被投与者
の被曝を低減するため、鉛又はタングステン合金製の筒
に鉛ガラス製の覗き窓を設けた筒状の放射線遮蔽部材に
直接容器を収容するのが通常である。この放射線遮蔽部
材は一般に投与シールドと呼ばれている。近年では、直
接容器を投与シールドに納めたものをさらに間接容器に
収容した状態で販売されることが多い。
が用いられることが多く、この直接容器は一般に薬液充
填済み注射器(プレフィルドシリンジ)と呼ばれてい
る。その直接容器は、鉛やタングステン合金のような高
比重の物質を放射線遮蔽材として用いた容器に納められ
ている。この外側の容器は間接容器と呼ばれている。ま
た、放射性医薬品を投与する場合、投与者及び被投与者
の被曝を低減するため、鉛又はタングステン合金製の筒
に鉛ガラス製の覗き窓を設けた筒状の放射線遮蔽部材に
直接容器を収容するのが通常である。この放射線遮蔽部
材は一般に投与シールドと呼ばれている。近年では、直
接容器を投与シールドに納めたものをさらに間接容器に
収容した状態で販売されることが多い。
【0003】図14は、前述した放射性医薬品容器の直
接容器、投与シールド及び間接容器をそれぞれ示す斜視
図である。図中2は直接容器を示す。この直接容器2
は、内部に放射性医薬品(注射液)4が充填された透明
ガラス製のシリンジ6と、シリンジ6内に挿入されたゴ
ム製ガスケット8と、シリンジ6の先端に取り付けられ
たゴムキャップ10とからなる。ガスケット8の上面に
は、プランジャ(後述)の先端部がねじ込まれるプラン
ジャ取付孔9が形成されている。また、シリンジ6の外
面には放射性医薬品の充填液量を知るための目盛5が表
示されている。
接容器、投与シールド及び間接容器をそれぞれ示す斜視
図である。図中2は直接容器を示す。この直接容器2
は、内部に放射性医薬品(注射液)4が充填された透明
ガラス製のシリンジ6と、シリンジ6内に挿入されたゴ
ム製ガスケット8と、シリンジ6の先端に取り付けられ
たゴムキャップ10とからなる。ガスケット8の上面に
は、プランジャ(後述)の先端部がねじ込まれるプラン
ジャ取付孔9が形成されている。また、シリンジ6の外
面には放射性医薬品の充填液量を知るための目盛5が表
示されている。
【0004】図中12は投与シールドを示す。この投与
シールド12は、鉛又はタングステン合金製の筒状本体
14と、筒状本体14の周壁部に設けられた透明鉛ガラ
ス製の覗き窓16と、指かけ部18及び雄ねじ部20を
有し、筒状本体14の上部に取り付けられたプラスチッ
ク製のキャップ取付部材22と、キャップ取付部材22
に螺合されてキャップ取付部材22の上端開口部を閉塞
するシールドキャップ24とからなる。シールドキャッ
プ24には、プランジャを挿入するためのプランジャ挿
入孔26が形成されている。
シールド12は、鉛又はタングステン合金製の筒状本体
14と、筒状本体14の周壁部に設けられた透明鉛ガラ
ス製の覗き窓16と、指かけ部18及び雄ねじ部20を
有し、筒状本体14の上部に取り付けられたプラスチッ
ク製のキャップ取付部材22と、キャップ取付部材22
に螺合されてキャップ取付部材22の上端開口部を閉塞
するシールドキャップ24とからなる。シールドキャッ
プ24には、プランジャを挿入するためのプランジャ挿
入孔26が形成されている。
【0005】図中28は間接容器を示す。この間接容器
28は、容器本体30と、容器本体30の上端開口部を
閉塞する上蓋32とからなる。容器本体30及び上蓋3
2は、プラスチック容器と鉛等の放射線遮蔽材とを組み
合わせた容器によって形成されている。
28は、容器本体30と、容器本体30の上端開口部を
閉塞する上蓋32とからなる。容器本体30及び上蓋3
2は、プラスチック容器と鉛等の放射線遮蔽材とを組み
合わせた容器によって形成されている。
【0006】また、図14の放射性医薬品容器には、投
与シールド12の付属品として、図15に示すようなニ
ードル32とプランジャ34とが添付されていることが
多い。ニードル32は、金属製注射針36にガラス製連
結部材38が取り付けられたものである。プランジャ3
4は、プラスチックにより一体に成形されたもので、ロ
ッド部40の下端部に雄ねじ部42、上端部につまみ部
44が設けられたものである。
与シールド12の付属品として、図15に示すようなニ
ードル32とプランジャ34とが添付されていることが
多い。ニードル32は、金属製注射針36にガラス製連
結部材38が取り付けられたものである。プランジャ3
4は、プラスチックにより一体に成形されたもので、ロ
ッド部40の下端部に雄ねじ部42、上端部につまみ部
44が設けられたものである。
【0007】図14の放射性医薬品容器は、放射性医薬
品を充填した直接容器2を投与シールド12に収容し、
さらにこの直接容器2を納めた投与シールド12を間接
容器28に収容した状態で販売される。この放射性医薬
品容器には、別包装のニードル32及びプランジャ34
等が添付される。
品を充填した直接容器2を投与シールド12に収容し、
さらにこの直接容器2を納めた投与シールド12を間接
容器28に収容した状態で販売される。この放射性医薬
品容器には、別包装のニードル32及びプランジャ34
等が添付される。
【0008】また、図14の放射性医薬品容器に収容さ
れた放射性医薬品の投与は、下記の手順で行われる。 (1)間接容器28の上蓋32を外す。 (2)投与シールド12のシールドキャップ24のプラ
ンジャ挿入孔26にプランジャ34を挿入し、さらに直
接容器2のガスケット8のプランジャ取付孔9にプラン
ジャ34の雄ネジ部42を挿入してねじ込むことによ
り、ガスケット8にプランジャ34を取り付ける。 (3)投与シールド12を間接容器28から取り出す。
この時、投与シールド12のシールドキャップ24をつ
まんで引き上げることにより、投与シールド12を間接
容器28から容易に取り出すことができる。 (4)投与シールド12の底部開口部から突出している
直接容器2のゴムキャップ10を取り外し、シリンジ6
の先端に連結部材38を用いてニードル32を取り付け
る。この状態を図16に示す。そして、投与を行う。
れた放射性医薬品の投与は、下記の手順で行われる。 (1)間接容器28の上蓋32を外す。 (2)投与シールド12のシールドキャップ24のプラ
ンジャ挿入孔26にプランジャ34を挿入し、さらに直
接容器2のガスケット8のプランジャ取付孔9にプラン
ジャ34の雄ネジ部42を挿入してねじ込むことによ
り、ガスケット8にプランジャ34を取り付ける。 (3)投与シールド12を間接容器28から取り出す。
この時、投与シールド12のシールドキャップ24をつ
まんで引き上げることにより、投与シールド12を間接
容器28から容易に取り出すことができる。 (4)投与シールド12の底部開口部から突出している
直接容器2のゴムキャップ10を取り外し、シリンジ6
の先端に連結部材38を用いてニードル32を取り付け
る。この状態を図16に示す。そして、投与を行う。
【0009】前述した放射性医薬品容器の直接容器、投
与シールド及び間接容器は、経済的な理由などから、複
数種の製剤間で共通の資材を用いている場合が多く、そ
のため複数種の製剤間でラベル、印刷の表示内容、印刷
色等を変えることにより、製剤の種類を識別できるよう
にしている。また、放射性医薬品の包装単位や充填液量
は、間接容器のラベルに表示されている。なお、包装単
位とは、直接容器に充填された放射性医薬品の検定時に
おける放射能量を示すものであり、単位としてはMBq
(メガベクレル)、GBq(ギガベクレル)等が使用さ
れる。
与シールド及び間接容器は、経済的な理由などから、複
数種の製剤間で共通の資材を用いている場合が多く、そ
のため複数種の製剤間でラベル、印刷の表示内容、印刷
色等を変えることにより、製剤の種類を識別できるよう
にしている。また、放射性医薬品の包装単位や充填液量
は、間接容器のラベルに表示されている。なお、包装単
位とは、直接容器に充填された放射性医薬品の検定時に
おける放射能量を示すものであり、単位としてはMBq
(メガベクレル)、GBq(ギガベクレル)等が使用さ
れる。
【0010】前述した製剤の識別手段、包装単位や充填
液量の表示手段としては、例えば下記のものが挙げられ
るが、これらにはそれぞれ下記の欠点がある。なお、こ
れらの手段は複数を組み合わせて用いられる場合がほと
んどである。 複数種の製剤間で間接容器を色分けする手段。この手
段には、製剤種は区別できるが包装単位や充填液量がわ
からない、という欠点がある。 間接容器のラベルに製剤の略称を表示する手段。この
手段には、製剤の略称が間接容器の一方向からしか見え
ないので製剤の確認をしにくい、という欠点がある。
液量の表示手段としては、例えば下記のものが挙げられ
るが、これらにはそれぞれ下記の欠点がある。なお、こ
れらの手段は複数を組み合わせて用いられる場合がほと
んどである。 複数種の製剤間で間接容器を色分けする手段。この手
段には、製剤種は区別できるが包装単位や充填液量がわ
からない、という欠点がある。 間接容器のラベルに製剤の略称を表示する手段。この
手段には、製剤の略称が間接容器の一方向からしか見え
ないので製剤の確認をしにくい、という欠点がある。
【0011】間接容器の上蓋天面に製剤種及び包装単
位が表示されかつ色分けされたラベルを貼付する手段。
この手段には、使用時に上蓋を外すとラベルが見えなく
なる、上蓋に容器間で互換性がある場合、誤って上蓋を
別の製剤の間接容器に取り付けてしまう恐れがある、投
与シールドに直接容器が予め納められている場合、投与
シールドを間接容器から取り出すと製剤種及び包装単位
の確認が困難になる、という欠点がある。 直接容器の目盛りを複数種の製剤間で色分けして印刷
する手段。この手段には、製剤種は区別できるが包装単
位や充填液量がわからない、という欠点がある。
位が表示されかつ色分けされたラベルを貼付する手段。
この手段には、使用時に上蓋を外すとラベルが見えなく
なる、上蓋に容器間で互換性がある場合、誤って上蓋を
別の製剤の間接容器に取り付けてしまう恐れがある、投
与シールドに直接容器が予め納められている場合、投与
シールドを間接容器から取り出すと製剤種及び包装単位
の確認が困難になる、という欠点がある。 直接容器の目盛りを複数種の製剤間で色分けして印刷
する手段。この手段には、製剤種は区別できるが包装単
位や充填液量がわからない、という欠点がある。
【0012】投与シールドの部品(具体的にはシール
ドキャップ)に製剤種を表示する手段。この手段には、
製剤種は区別できるが包装単位や充填液量がわからな
い、表示面積が小さく製剤種を識別しにくい、という欠
点がある。 複数種の製剤間で投与シールドの部品(具体的にはシ
ールドキャップ)を色分けする手段。この手段には、製
剤種は区別できるが包装単位や充填液量がわからない、
という欠点がある。
ドキャップ)に製剤種を表示する手段。この手段には、
製剤種は区別できるが包装単位や充填液量がわからな
い、表示面積が小さく製剤種を識別しにくい、という欠
点がある。 複数種の製剤間で投与シールドの部品(具体的にはシ
ールドキャップ)を色分けする手段。この手段には、製
剤種は区別できるが包装単位や充填液量がわからない、
という欠点がある。
【0013】投与シールドの付属品(具体的にはプラ
ンジャのつまみ部)に製剤種が表示されたラベルを貼付
する手段。この手段には、製剤種は区別できるが包装単
位や充填液量がわからない、表示面積が小さく製剤種を
識別しにくい、という欠点がある。 直接容器のシリンジに製剤の略称を表示する手段。こ
の手段には、投与シールドの小さい覗き窓から製剤の略
称を見る必要があるため製剤種を識別しにくい、という
欠点がある。
ンジャのつまみ部)に製剤種が表示されたラベルを貼付
する手段。この手段には、製剤種は区別できるが包装単
位や充填液量がわからない、表示面積が小さく製剤種を
識別しにくい、という欠点がある。 直接容器のシリンジに製剤の略称を表示する手段。こ
の手段には、投与シールドの小さい覗き窓から製剤の略
称を見る必要があるため製剤種を識別しにくい、という
欠点がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従
来、直接容器に充填された放射性医薬品の包装単位や充
填液量は、間接容器のラベルに表示されている。また、
直接容器には、放射性医薬品の充填液量がわかる目盛が
表示されている。しかし、投与シールドには、法的な規
制がないことから、放射性医薬品の包装単位や充填液量
が表示されているものはない。そのため、従来の放射性
医薬品容器では、直接容器が納められた投与シールドを
間接容器から取り出した後に放射性医薬品の充填液量を
確認するには、投与シールドの覗き窓を覗いて直接容器
の目盛を見なければならず、その確認が容易ではなかっ
た。この場合、投与シールドから直接容器を引き抜けば
充填液量を確認することはできるが、この方法は被曝の
可能性がある点で好ましくない。
来、直接容器に充填された放射性医薬品の包装単位や充
填液量は、間接容器のラベルに表示されている。また、
直接容器には、放射性医薬品の充填液量がわかる目盛が
表示されている。しかし、投与シールドには、法的な規
制がないことから、放射性医薬品の包装単位や充填液量
が表示されているものはない。そのため、従来の放射性
医薬品容器では、直接容器が納められた投与シールドを
間接容器から取り出した後に放射性医薬品の充填液量を
確認するには、投与シールドの覗き窓を覗いて直接容器
の目盛を見なければならず、その確認が容易ではなかっ
た。この場合、投与シールドから直接容器を引き抜けば
充填液量を確認することはできるが、この方法は被曝の
可能性がある点で好ましくない。
【0015】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、放射性医薬品を充填した直接容器が投与シールドに
収容されている状態において、放射性医薬品の包装単位
及び/又は充填液量を容易に確認することができる放射
性医薬品容器を提供することを目的とする。
で、放射性医薬品を充填した直接容器が投与シールドに
収容されている状態において、放射性医薬品の包装単位
及び/又は充填液量を容易に確認することができる放射
性医薬品容器を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、下記第1〜第3発明を提供する。 [第1発明]直接容器、投与シールド及び間接容器を備
え、放射性医薬品を充填した直接容器を投与シールドに
収容し、さらにこの投与シールドを間接容器に収容して
なる放射性医薬品容器において、直接容器に充填した放
射性医薬品の包装単位及び/又は充填液量を前記投与シ
ールドの外面に表示してなることを特徴とする放射性医
薬品容器。
成するため、下記第1〜第3発明を提供する。 [第1発明]直接容器、投与シールド及び間接容器を備
え、放射性医薬品を充填した直接容器を投与シールドに
収容し、さらにこの投与シールドを間接容器に収容して
なる放射性医薬品容器において、直接容器に充填した放
射性医薬品の包装単位及び/又は充填液量を前記投与シ
ールドの外面に表示してなることを特徴とする放射性医
薬品容器。
【0017】[第2発明]直接容器、投与シールド及び
間接容器を備え、放射性医薬品を充填した直接容器を投
与シールドに収容し、さらにこの投与シールドを間接容
器に収容してなる放射性医薬品容器において、直接容器
に充填した放射性医薬品の包装単位及び/又は充填液量
を表示したラベルを前記投与シールドに取り付けてなる
ことを特徴とする放射性医薬品容器。
間接容器を備え、放射性医薬品を充填した直接容器を投
与シールドに収容し、さらにこの投与シールドを間接容
器に収容してなる放射性医薬品容器において、直接容器
に充填した放射性医薬品の包装単位及び/又は充填液量
を表示したラベルを前記投与シールドに取り付けてなる
ことを特徴とする放射性医薬品容器。
【0018】[第3発明]直接容器、投与シールド及び
間接容器を備え、放射性医薬品を充填した直接容器を投
与シールドに収容し、さらにこの投与シールドを間接容
器に収容してなる放射性医薬品容器において、直接容器
に充填した放射性医薬品の包装単位及び/又は充填液量
の指標を投与シールドの付属品に表示してなることを特
徴とする放射性医薬品容器。
間接容器を備え、放射性医薬品を充填した直接容器を投
与シールドに収容し、さらにこの投与シールドを間接容
器に収容してなる放射性医薬品容器において、直接容器
に充填した放射性医薬品の包装単位及び/又は充填液量
の指標を投与シールドの付属品に表示してなることを特
徴とする放射性医薬品容器。
【0019】以下、本発明に付きさらに詳しく説明す
る。第1発明の放射性医薬品容器は、放射性医薬品の包
装単位及び/又は充填液量(以下単に包装単位等という
こともある)を投与シールドの外面に表示してあるの
で、直接容器が投与シールドに収容されている状態にお
いて、包装単位等を容易に確認することが可能である。
る。第1発明の放射性医薬品容器は、放射性医薬品の包
装単位及び/又は充填液量(以下単に包装単位等という
こともある)を投与シールドの外面に表示してあるの
で、直接容器が投与シールドに収容されている状態にお
いて、包装単位等を容易に確認することが可能である。
【0020】第1発明において、包装単位等の表示手段
に限定はなく、例えば、投与シールドの外面に包装単位
等を印刷によって表示する手段や、投与シールドの外面
に包装単位等を表示したシールを貼り付ける手段等を採
用することができる。また、包装単位はMBq、充填液
量はmLの単位で表すことが多いので、単位の表示を省
略しても問題はなく、したがって単位の表示を省略する
ことにより、包装単位等の表示面積を大きくして包装単
位等の表示を見やすくすることができる。さらに、包装
単位等が異なるごとにその表示色を変えれば、識別性が
より向上する。包装単位等を記号化して表示することも
可能である。包装単位等の表示箇所は、投与シールド外
面のいずれの部分でもよいが、間接容器の上蓋を外した
ときに見える部分、すなわち指かけ部の上面、シールド
キャップの天面及びシールドキャップの側面の1箇所以
上に表示することが特に好ましく、これにより間接容器
の上蓋を外した時点から投与シールド外面の包装単位等
の表示を見ることができるようになる。
に限定はなく、例えば、投与シールドの外面に包装単位
等を印刷によって表示する手段や、投与シールドの外面
に包装単位等を表示したシールを貼り付ける手段等を採
用することができる。また、包装単位はMBq、充填液
量はmLの単位で表すことが多いので、単位の表示を省
略しても問題はなく、したがって単位の表示を省略する
ことにより、包装単位等の表示面積を大きくして包装単
位等の表示を見やすくすることができる。さらに、包装
単位等が異なるごとにその表示色を変えれば、識別性が
より向上する。包装単位等を記号化して表示することも
可能である。包装単位等の表示箇所は、投与シールド外
面のいずれの部分でもよいが、間接容器の上蓋を外した
ときに見える部分、すなわち指かけ部の上面、シールド
キャップの天面及びシールドキャップの側面の1箇所以
上に表示することが特に好ましく、これにより間接容器
の上蓋を外した時点から投与シールド外面の包装単位等
の表示を見ることができるようになる。
【0021】第2発明の放射性医薬品容器は、包装単位
等を表示したラベルを投与シールドに取り付けてあるの
で、直接容器が投与シールドに収容されている状態にお
いて、包装単位等を容易に確認することが可能である。
また、第2発明には、別部品であるラベルを用いること
により包装単位等の表示箇所の大きさ、形状等を自由に
設定することができ、しかもラベルは投与シールドの機
能部品ではないので必要に応じ取り外すことができる、
といった利点がある。
等を表示したラベルを投与シールドに取り付けてあるの
で、直接容器が投与シールドに収容されている状態にお
いて、包装単位等を容易に確認することが可能である。
また、第2発明には、別部品であるラベルを用いること
により包装単位等の表示箇所の大きさ、形状等を自由に
設定することができ、しかもラベルは投与シールドの機
能部品ではないので必要に応じ取り外すことができる、
といった利点がある。
【0022】第2発明で用いるラベルの材質に限定はな
いが、紙又はプラスチックが望ましく、特にフィルム状
のPET、ABS、ポリエチレン、ポリプロピレンやこ
れらを組み合わせたものは発塵がない点、印刷性が良好
である点、安価である点で好適である。ラベルの形状に
も制限はないが、後述する実施形態例に示すように、投
与シールドに取り付けられる取付部と、包装単位等が表
示された表示部とを備えたものが好適である。特に、上
記取付部と表示部とを一体に形成したものは製造の容易
さやコストの点から望ましい。
いが、紙又はプラスチックが望ましく、特にフィルム状
のPET、ABS、ポリエチレン、ポリプロピレンやこ
れらを組み合わせたものは発塵がない点、印刷性が良好
である点、安価である点で好適である。ラベルの形状に
も制限はないが、後述する実施形態例に示すように、投
与シールドに取り付けられる取付部と、包装単位等が表
示された表示部とを備えたものが好適である。特に、上
記取付部と表示部とを一体に形成したものは製造の容易
さやコストの点から望ましい。
【0023】第2発明では、包装単位等や製剤種が異な
るごとにラベルの色や形状を変えることにより、識別性
をいっそう向上させることができる。また、第1発明と
同様に、単位の表示を省略することにより、包装単位等
の表示面積を大きくして包装単位等の表示を見やすくす
ることができる。さらに、包装単位等が異なるごとにそ
の表示色を変えれば、識別性がより向上する。包装単位
等を記号化して表示することも可能である。また、ラベ
ルの裏面に再剥離性粘着剤を塗工し、ラベルの裏面を投
与シールドの一部に接着させることにより、ラベルの不
用意な移動や脱落を防止することができる。
るごとにラベルの色や形状を変えることにより、識別性
をいっそう向上させることができる。また、第1発明と
同様に、単位の表示を省略することにより、包装単位等
の表示面積を大きくして包装単位等の表示を見やすくす
ることができる。さらに、包装単位等が異なるごとにそ
の表示色を変えれば、識別性がより向上する。包装単位
等を記号化して表示することも可能である。また、ラベ
ルの裏面に再剥離性粘着剤を塗工し、ラベルの裏面を投
与シールドの一部に接着させることにより、ラベルの不
用意な移動や脱落を防止することができる。
【0024】ラベルの取り付け箇所は、投与シールドの
いずれの部分でもよいが、間接容器の上蓋を外したとき
に包装単位等の表示が見えるようにすることが適当であ
り、これにより間接容器の上蓋を外した時点から包装単
位等の表示を見ることができるようになる。このような
取り付け箇所としては、例えば投与シールドのネック部
が挙げられる。したがって、本発明で用いるラベルとし
ては、投与シールドのネック部に取り付けられる取付部
と、包装単位等が表示された表示部とを備えたネックラ
ベルが特に好適である。
いずれの部分でもよいが、間接容器の上蓋を外したとき
に包装単位等の表示が見えるようにすることが適当であ
り、これにより間接容器の上蓋を外した時点から包装単
位等の表示を見ることができるようになる。このような
取り付け箇所としては、例えば投与シールドのネック部
が挙げられる。したがって、本発明で用いるラベルとし
ては、投与シールドのネック部に取り付けられる取付部
と、包装単位等が表示された表示部とを備えたネックラ
ベルが特に好適である。
【0025】第3発明の放射性医薬品容器は、包装単位
等の指標を投与シールドの付属品に表示してあるので、
直接容器が投与シールドに収容されている状態におい
て、包装単位等を容易に確認することが可能である。
等の指標を投与シールドの付属品に表示してあるので、
直接容器が投与シールドに収容されている状態におい
て、包装単位等を容易に確認することが可能である。
【0026】ここで、投与シールドの付属品とは、具体
的にはニードル及びプランジャをいうが、第3発明では
プランジャに包装単位等の指標を表示することが適当で
ある。すなわち、後述するように、直接容器のシリンジ
内のガスケットにプランジャを取り付けた場合、プラン
ジャのシリンジからの突出長さは、シリンジ内の放射性
医薬品の充填液量に比例する。したがって、この比例関
係を利用して、プランジャの側面に包装単位等の指標を
表示することが好ましい。この場合、プランジャへの包
装単位等の指標の表示手段に限定はなく、例えば、プラ
ンジャの外面に指標を印刷によって表示する手段や、プ
ランジャの外面に指標を表示したシールを貼り付ける手
段等を採用することができる。また、プランジャがプラ
スチックや金属からなる成形品である場合、指標をプラ
ンジャ本体と一体に成形することができ、この手段によ
れば指標の表示を低コストで行うことができる。
的にはニードル及びプランジャをいうが、第3発明では
プランジャに包装単位等の指標を表示することが適当で
ある。すなわち、後述するように、直接容器のシリンジ
内のガスケットにプランジャを取り付けた場合、プラン
ジャのシリンジからの突出長さは、シリンジ内の放射性
医薬品の充填液量に比例する。したがって、この比例関
係を利用して、プランジャの側面に包装単位等の指標を
表示することが好ましい。この場合、プランジャへの包
装単位等の指標の表示手段に限定はなく、例えば、プラ
ンジャの外面に指標を印刷によって表示する手段や、プ
ランジャの外面に指標を表示したシールを貼り付ける手
段等を採用することができる。また、プランジャがプラ
スチックや金属からなる成形品である場合、指標をプラ
ンジャ本体と一体に成形することができ、この手段によ
れば指標の表示を低コストで行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】[第1実施形態例]図1は、第1
発明の一実施形態例を示す斜視図である。本例は、投与
シールド12の指かけ部18の上面2箇所に、包装単位
が74MBqであることを示す「74」という数字を表
示したものである。
発明の一実施形態例を示す斜視図である。本例は、投与
シールド12の指かけ部18の上面2箇所に、包装単位
が74MBqであることを示す「74」という数字を表
示したものである。
【0028】[第2実施形態例]図2は、第1発明の一
実施形態例を示す斜視図である。本例は、投与シールド
12のシールドキャップ24の天面及び側面の複数箇所
に、包装単位が74MBqであることを示す「74」と
いう数字を表示したものである。また、本例では、シー
ルドキャップ24の天面に製剤種を示す「Tl」(塩化
タリウム(201Tl)の略称)という文字を表示してあ
る。
実施形態例を示す斜視図である。本例は、投与シールド
12のシールドキャップ24の天面及び側面の複数箇所
に、包装単位が74MBqであることを示す「74」と
いう数字を表示したものである。また、本例では、シー
ルドキャップ24の天面に製剤種を示す「Tl」(塩化
タリウム(201Tl)の略称)という文字を表示してあ
る。
【0029】[第3実施形態例]図3は、第2発明の一
実施形態例を示す斜視図である。本例では、包装単位及
び製剤種を表示したラベル(ネックラベル)40を投与
シールド12に取り付けてある。すなわち、ラベル40
の表面には、包装単位が740MBqであることを示す
「740」という数字と、製剤種を示す「HMDP」
(ヒドロキシメチレンジホスホン酸テクネチウム(99m
Tc)の略称)という文字を表示してある。なお、本例
のラベル40は、PETフィルムにより一体に形成され
ている。
実施形態例を示す斜視図である。本例では、包装単位及
び製剤種を表示したラベル(ネックラベル)40を投与
シールド12に取り付けてある。すなわち、ラベル40
の表面には、包装単位が740MBqであることを示す
「740」という数字と、製剤種を示す「HMDP」
(ヒドロキシメチレンジホスホン酸テクネチウム(99m
Tc)の略称)という文字を表示してある。なお、本例
のラベル40は、PETフィルムにより一体に形成され
ている。
【0030】上記ラベル40は、図4に示すように、投
与シールドのネック部(前記雄ねじ部)が挿入される挿
入孔42を有する取付部44と、表面に包装単位等が表
示された表示部46とを有するもので、取付部44に
は、ラベル40を容易に破って投与シールド12から取
り外すことができるように、切り込み又はミシン目47
が形成されている。また、取付部44の裏面には再剥離
性粘着剤が塗工されており、取付部44の裏面を指かけ
部18に接着させることにより、ラベル40の不用意な
移動や脱落を防止できるようになっている。
与シールドのネック部(前記雄ねじ部)が挿入される挿
入孔42を有する取付部44と、表面に包装単位等が表
示された表示部46とを有するもので、取付部44に
は、ラベル40を容易に破って投与シールド12から取
り外すことができるように、切り込み又はミシン目47
が形成されている。また、取付部44の裏面には再剥離
性粘着剤が塗工されており、取付部44の裏面を指かけ
部18に接着させることにより、ラベル40の不用意な
移動や脱落を防止できるようになっている。
【0031】[第4実施形態例]図5は、第2発明に用
いるラベルの一例を示す斜視図である。本例のラベル4
8は、射出成形、真空成形等によって立体的な形状に一
体成形したプラスチック製のもので、投与シールドのネ
ック部に取り付けられる取付部50と、包装単位等が表
示された表示部52とを有する。また、本例では、取付
部50にも包装単位等を表示してある。
いるラベルの一例を示す斜視図である。本例のラベル4
8は、射出成形、真空成形等によって立体的な形状に一
体成形したプラスチック製のもので、投与シールドのネ
ック部に取り付けられる取付部50と、包装単位等が表
示された表示部52とを有する。また、本例では、取付
部50にも包装単位等を表示してある。
【0032】[第5実施形態例]図6は、第2発明に用
いるラベルの一例を示す斜視図である。本例のラベル5
4は、投与シールドのネック部に取り付けられるリング
状の取付部56と、包装単位等が表示された表示部58
とをひも60によって接続したものである。
いるラベルの一例を示す斜視図である。本例のラベル5
4は、投与シールドのネック部に取り付けられるリング
状の取付部56と、包装単位等が表示された表示部58
とをひも60によって接続したものである。
【0033】[第6実施形態例]図7は、第2発明に用
いるラベルの一例を示す斜視図である。本例のラベル6
2は、図4に示したラベルにおいて、取付部44の一部
に切断箇所64を形成したものである。
いるラベルの一例を示す斜視図である。本例のラベル6
2は、図4に示したラベルにおいて、取付部44の一部
に切断箇所64を形成したものである。
【0034】[第7実施形態例]図8は、第2発明に用
いるラベルの一例を示す斜視図である。本例のラベル6
6は、円形リング状のもので、中空部68に投与シール
ドのネック部を挿入するようにしたものである。また、
本例のラベル66には、切り込み又はミシン目70が形
成されている。本例のような円形リング状のラベルを用
い、かつその表面全面に包装単位等を表示した場合、ど
の方向からでも包装単位等の表示を見ることができると
いう利点が得られる。
いるラベルの一例を示す斜視図である。本例のラベル6
6は、円形リング状のもので、中空部68に投与シール
ドのネック部を挿入するようにしたものである。また、
本例のラベル66には、切り込み又はミシン目70が形
成されている。本例のような円形リング状のラベルを用
い、かつその表面全面に包装単位等を表示した場合、ど
の方向からでも包装単位等の表示を見ることができると
いう利点が得られる。
【0035】[第8実施形態例]本例は、第3発明の実
施形態例である。投与シールドの付属品であるプランジ
ャは、製剤投与の際に装着するものであるが、シリンジ
内のガスケットにねじ込むものが多い。ここで、図9に
示すように、直接容器2のシリンジ6内におけるガスケ
ット8の位置は、シリンジ6内の放射性医薬品4の充填
液量によって決まる。したがって、プランジャをガスケ
ット8に取り付けた場合、プランジャのシリンジ6から
の突出長さは、シリンジ6内の放射性医薬品4の充填液
量に比例する。
施形態例である。投与シールドの付属品であるプランジ
ャは、製剤投与の際に装着するものであるが、シリンジ
内のガスケットにねじ込むものが多い。ここで、図9に
示すように、直接容器2のシリンジ6内におけるガスケ
ット8の位置は、シリンジ6内の放射性医薬品4の充填
液量によって決まる。したがって、プランジャをガスケ
ット8に取り付けた場合、プランジャのシリンジ6から
の突出長さは、シリンジ6内の放射性医薬品4の充填液
量に比例する。
【0036】そこで、図10の例では、直接容器に充填
した放射性医薬品の充填液量の指標として、数字「1」
及び「2」を付した目盛72をプランジャ34のロッド
部40の側面に表示してある。これにより、プランジャ
34をガスケットに取り付けた場合、図11に示すよう
に、放射性医薬品の充填液量が1mLであれば数字
「1」を付した目盛72の部分までプランジャ34が突
出し、2mLであれば数字「2」を付した目盛72の部
分までプランジャ34が突出するので、放射性医薬品の
充填液量を確認することができる。
した放射性医薬品の充填液量の指標として、数字「1」
及び「2」を付した目盛72をプランジャ34のロッド
部40の側面に表示してある。これにより、プランジャ
34をガスケットに取り付けた場合、図11に示すよう
に、放射性医薬品の充填液量が1mLであれば数字
「1」を付した目盛72の部分までプランジャ34が突
出し、2mLであれば数字「2」を付した目盛72の部
分までプランジャ34が突出するので、放射性医薬品の
充填液量を確認することができる。
【0037】また、製剤種が同一であれば、放射性医薬
品の包装単位と充填液量とは比例する。そこで、図12
の例では、直接容器に充填した放射性医薬品の包装単位
の指標として、数字「740」及び「370」を付した
目盛74をプランジャ34のロッド部40の側面に表示
してある。これにより、プランジャ34をガスケットに
取り付けた場合、放射性医薬品の包装単位が740MB
qであれば数字「740」を付した目盛74の部分まで
プランジャ34が突出し、370MBqであれば数字
「370」を付した目盛74の部分までプランジャ34
が突出するので、放射性医薬品の包装単位を確認するこ
とができる。
品の包装単位と充填液量とは比例する。そこで、図12
の例では、直接容器に充填した放射性医薬品の包装単位
の指標として、数字「740」及び「370」を付した
目盛74をプランジャ34のロッド部40の側面に表示
してある。これにより、プランジャ34をガスケットに
取り付けた場合、放射性医薬品の包装単位が740MB
qであれば数字「740」を付した目盛74の部分まで
プランジャ34が突出し、370MBqであれば数字
「370」を付した目盛74の部分までプランジャ34
が突出するので、放射性医薬品の包装単位を確認するこ
とができる。
【0038】さらに、図13の例では、直接容器に充填
した放射性医薬品の包装単位及び/又は充填液量の指標
として、プランジャ34のロッド部40に3つの色分け
部分76を設けてある。本例では、どの色分け部分76
までプランジャ34が突出するかによって、放射性医薬
品の包装単位及び/又は充填液量を確認することができ
る。
した放射性医薬品の包装単位及び/又は充填液量の指標
として、プランジャ34のロッド部40に3つの色分け
部分76を設けてある。本例では、どの色分け部分76
までプランジャ34が突出するかによって、放射性医薬
品の包装単位及び/又は充填液量を確認することができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、第1〜第3発明に
係る放射性医薬品容器によれば、放射性医薬品を充填し
た直接容器が投与シールドに収容されている状態におい
て、放射性医薬品の包装単位及び/又は充填液量を容易
に確認することができる。この場合、直接容器、投与シ
ールド及び間接容器の設計変更は不要であり、これらと
して既存のものを使用することができるので、低コスト
で上記利点を得ることができる。なお、第1〜第3発明
は、1つを単独で使用してもよく、2つ以上を組み合わ
せてもよい。
係る放射性医薬品容器によれば、放射性医薬品を充填し
た直接容器が投与シールドに収容されている状態におい
て、放射性医薬品の包装単位及び/又は充填液量を容易
に確認することができる。この場合、直接容器、投与シ
ールド及び間接容器の設計変更は不要であり、これらと
して既存のものを使用することができるので、低コスト
で上記利点を得ることができる。なお、第1〜第3発明
は、1つを単独で使用してもよく、2つ以上を組み合わ
せてもよい。
【図1】第1発明の一実施形態例を示す斜視図である。
【図2】第1発明の一実施形態例を示す斜視図である。
【図3】第2発明の一実施形態例を示す斜視図である。
【図4】第2発明に用いるラベルの一例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図5】第2発明に用いるラベルの一例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図6】第2発明に用いるラベルの一例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図7】第2発明に用いるラベルの一例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図8】第2発明に用いるラベルの一例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図9】放射性医薬品の充填液量によるシリンジ内のガ
スケットの位置の違いを示す正面図である。
スケットの位置の違いを示す正面図である。
【図10】第3発明に用いるプランジャの一例を示す正
面図である。
面図である。
【図11】図10のプランジャを投与シールドに装着し
た状態を示す正面図である。
た状態を示す正面図である。
【図12】第3発明に用いるプランジャの一例を示す正
面図である。
面図である。
【図13】第3発明に用いるプランジャの一例を示す正
面図である。
面図である。
【図14】放射性医薬品容器の直接容器、投与シールド
及び間接容器をそれぞれ示す斜視図である。
及び間接容器をそれぞれ示す斜視図である。
【図15】ニードル及びプランジャを示す斜視図であ
る。
る。
【図16】投与シールドにニードル及びプランジャを装
着した状態を示す斜視図である。
着した状態を示す斜視図である。
2 直接容器 4 放射性医薬品 6 シリンジ 8 ガスケット 12 投与シールド 18 指かけ部 24 シールドキャップ 28 間接容器 34 プランジャ3 40 ラベル 44 取付部 46 表示部 48 ラベル 50 取付部 52 表示部 54 ラベル 56 取付部 58 表示部 62 ラベル 66 ラベル
Claims (6)
- 【請求項1】 直接容器、投与シールド及び間接容器を
備え、放射性医薬品を充填した直接容器を投与シールド
に収容し、さらにこの投与シールドを間接容器に収容し
てなる放射性医薬品容器において、直接容器に充填した
放射性医薬品の包装単位及び/又は充填液量を前記投与
シールドの外面に表示してなることを特徴とする放射性
医薬品容器。 - 【請求項2】 投与シールドが指かけ部及びシールドキ
ャップを備えたものであり、指かけ部の上面、シールド
キャップの天面及びシールドキャップの側面の1箇所以
上に放射性医薬品の包装単位及び/又は充填液量を表示
した請求項1に記載の放射性医薬品容器。 - 【請求項3】 直接容器、投与シールド及び間接容器を
備え、放射性医薬品を充填した直接容器を投与シールド
に収容し、さらにこの投与シールドを間接容器に収容し
てなる放射性医薬品容器において、直接容器に充填した
放射性医薬品の包装単位及び/又は充填液量を表示した
ラベルを前記投与シールドに取り付けてなることを特徴
とする放射性医薬品容器。 - 【請求項4】 ラベルが、投与シールドのネック部に取
り付けられる取付部と、放射性医薬品の包装単位及び/
又は充填液量が表示された表示部とを備えたネックラベ
ルである請求項3に記載の放射性医薬品容器。 - 【請求項5】 直接容器、投与シールド及び間接容器を
備え、放射性医薬品を充填した直接容器を投与シールド
に収容し、さらにこの投与シールドを間接容器に収容し
てなる放射性医薬品容器において、直接容器に充填した
放射性医薬品の包装単位及び/又は充填液量の指標を投
与シールドの付属品に表示してなることを特徴とする放
射性医薬品容器。 - 【請求項6】 投与シールドの付属品が直接容器のガス
ケットに取り付けられるプランジャであり、プランジャ
の側面に放射性医薬品の包装単位及び/又は充填液量の
指標を表示した請求項5に記載の放射性医薬品容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9342717A JPH11169430A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 放射性医薬品容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9342717A JPH11169430A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 放射性医薬品容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11169430A true JPH11169430A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18355952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9342717A Pending JPH11169430A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 放射性医薬品容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11169430A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005522275A (ja) * | 2002-04-16 | 2005-07-28 | ファイザー・ヘルス・アクチボラグ | デバイスを修正するシステムおよび方法、ならびに、修正に適したデバイス |
JP2005326398A (ja) * | 2004-03-02 | 2005-11-24 | General Electric Co <Ge> | 放射性医薬品の注入のためのシステム、方法、及び装置 |
JP2009247695A (ja) * | 2008-04-08 | 2009-10-29 | Olympus Terumo Biomaterials Corp | 補填材補填器具 |
-
1997
- 1997-12-12 JP JP9342717A patent/JPH11169430A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005522275A (ja) * | 2002-04-16 | 2005-07-28 | ファイザー・ヘルス・アクチボラグ | デバイスを修正するシステムおよび方法、ならびに、修正に適したデバイス |
JP2005326398A (ja) * | 2004-03-02 | 2005-11-24 | General Electric Co <Ge> | 放射性医薬品の注入のためのシステム、方法、及び装置 |
JP4695896B2 (ja) * | 2004-03-02 | 2011-06-08 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 放射性医薬品の注入のためのシステム、方法、及び装置 |
JP2009247695A (ja) * | 2008-04-08 | 2009-10-29 | Olympus Terumo Biomaterials Corp | 補填材補填器具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060124 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060530 |