JP2604606Y2 - 歯科用ガラス容器 - Google Patents
歯科用ガラス容器Info
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- JP2604606Y2 JP2604606Y2 JP1992071894U JP7189492U JP2604606Y2 JP 2604606 Y2 JP2604606 Y2 JP 2604606Y2 JP 1992071894 U JP1992071894 U JP 1992071894U JP 7189492 U JP7189492 U JP 7189492U JP 2604606 Y2 JP2604606 Y2 JP 2604606Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- dental
- container
- glass container
- dental treatment
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- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、歯科用ガラス容器に関
し、特に歯科治療用器具が落下挿入されても容易に破損
しないように構成された歯科用ガラス容器に関する。
し、特に歯科治療用器具が落下挿入されても容易に破損
しないように構成された歯科用ガラス容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、歯科治療用器具を収納する容器と
しては、一端が閉塞され他端が開放された耐熱ガラス製
の円筒状容器が一般的に用いられている。これは、ガラ
ス材料が、化学的に安定であること、加熱殺菌に耐えら
れること、等が主たる理由である。
しては、一端が閉塞され他端が開放された耐熱ガラス製
の円筒状容器が一般的に用いられている。これは、ガラ
ス材料が、化学的に安定であること、加熱殺菌に耐えら
れること、等が主たる理由である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のガラス
製容器では、過誤等により歯科治療用器具が落下挿入さ
れた場合には、その衝撃により容易に破損してしまう。
本考案は、上記の課題を解決するためになされたもので
あり、歯科治療用器具が落下挿入されても容易に破損し
ないような歯科用ガラス容器を提供することを目的とす
る。
製容器では、過誤等により歯科治療用器具が落下挿入さ
れた場合には、その衝撃により容易に破損してしまう。
本考案は、上記の課題を解決するためになされたもので
あり、歯科治療用器具が落下挿入されても容易に破損し
ないような歯科用ガラス容器を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本考案に係る歯科用ガラス容器は、耐熱性を有する
ガラスにより形成されその一端が開放されるとともに他
端が閉塞されて底部をなす筒状の容器の当該底部の内面
及び当該底部近傍の前記筒の内側面に、歯科治療用器具
の落下衝突による衝撃を吸収する性質を有するとともに
化学的に安定で、耐熱性を有するシリコンゴムを流し込
み充填することにより盤状をなす内底部を形成して構成
される。
め、本考案に係る歯科用ガラス容器は、耐熱性を有する
ガラスにより形成されその一端が開放されるとともに他
端が閉塞されて底部をなす筒状の容器の当該底部の内面
及び当該底部近傍の前記筒の内側面に、歯科治療用器具
の落下衝突による衝撃を吸収する性質を有するとともに
化学的に安定で、耐熱性を有するシリコンゴムを流し込
み充填することにより盤状をなす内底部を形成して構成
される。
【0005】
【作用】上記構成を有する本考案に係る歯科用ガラス容
器によれば、筒状ガラス容器の底部の内面及び底部近傍
の筒の内側面は落下衝突による衝撃を吸収する性質を有
するシリコンゴムにより形成された内底部で被覆された
状態となっているので、歯科治療器具を過誤により落下
挿入しても、容器は容易に破損することはない。また、
内底部の材料として、耐熱性及び化学的安定性を有する
シリコンゴムを用いることにより、歯科用容器としての
機能を十分果たすことができる。
器によれば、筒状ガラス容器の底部の内面及び底部近傍
の筒の内側面は落下衝突による衝撃を吸収する性質を有
するシリコンゴムにより形成された内底部で被覆された
状態となっているので、歯科治療器具を過誤により落下
挿入しても、容器は容易に破損することはない。また、
内底部の材料として、耐熱性及び化学的安定性を有する
シリコンゴムを用いることにより、歯科用容器としての
機能を十分果たすことができる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて
説明する。本考案の一実施例である歯科用ガラス容器の
構成を図1及び図2に示す。図に示すように、この歯科
用ガラス容器1は、耐熱性ガラスで形成された一端閉塞
円筒状の容器であり、ガラス円筒部2と、ガラス円筒部
2の一端を閉塞しこの容器の底部をなすガラス底部3
と、ガラス底部3の内面とガラス底部3の近傍のガラス
円筒部2の下部の内側面とを被覆するように形成された
内底部5とを備えている。このガラス円筒部2の長さは
約15〜20cm程度、ガラス円筒部2の外直径は約3cm
程度、ガラスの厚さは約1〜2mm程度である。
説明する。本考案の一実施例である歯科用ガラス容器の
構成を図1及び図2に示す。図に示すように、この歯科
用ガラス容器1は、耐熱性ガラスで形成された一端閉塞
円筒状の容器であり、ガラス円筒部2と、ガラス円筒部
2の一端を閉塞しこの容器の底部をなすガラス底部3
と、ガラス底部3の内面とガラス底部3の近傍のガラス
円筒部2の下部の内側面とを被覆するように形成された
内底部5とを備えている。このガラス円筒部2の長さは
約15〜20cm程度、ガラス円筒部2の外直径は約3cm
程度、ガラスの厚さは約1〜2mm程度である。
【0007】上記の歯科用ガラス容器1の上端部は開放
されて器具挿入口4となっており、この器具挿入口4か
ら、各歯科治療器具11〜13を挿入し収納することが
できる。
されて器具挿入口4となっており、この器具挿入口4か
ら、各歯科治療器具11〜13を挿入し収納することが
できる。
【0008】内底部5は、上記のガラス底部3の内面に
耐熱性を有するシリコンゴムを流し込んで固化させ、ガ
ラス底部3の内面とガラス底部3の近傍のガラス円筒部
2の下部の内側面とを被覆するように厚さ約3〜4mm程
度の略円盤状に形成される。この場合、上記のガラス底
部3の内表面は、シリコンゴムが固化後に剥離し難いよ
うに、予めある程度の粗面に形成されていてもよい。
耐熱性を有するシリコンゴムを流し込んで固化させ、ガ
ラス底部3の内面とガラス底部3の近傍のガラス円筒部
2の下部の内側面とを被覆するように厚さ約3〜4mm程
度の略円盤状に形成される。この場合、上記のガラス底
部3の内表面は、シリコンゴムが固化後に剥離し難いよ
うに、予めある程度の粗面に形成されていてもよい。
【0009】上記のように構成されることにより、ガラ
ス底部3の内面とガラス底部3の近傍のガラス円筒部2
の下部の内側面とがシリコンゴムによって被覆され、ガ
ラスの面が露出することがないので、歯科医師等が誤っ
て歯科治療器具等を容器内へ落下挿入しても、容器はシ
リコンゴムにより歯科治療器具等の落下衝撃から防護さ
れ、容易に破損することはない。また、シリコンゴム
は、耐熱性及び化学的安定性を有しているので、歯科用
容器として要求される機能を十分果たすことができる。
ス底部3の内面とガラス底部3の近傍のガラス円筒部2
の下部の内側面とがシリコンゴムによって被覆され、ガ
ラスの面が露出することがないので、歯科医師等が誤っ
て歯科治療器具等を容器内へ落下挿入しても、容器はシ
リコンゴムにより歯科治療器具等の落下衝撃から防護さ
れ、容易に破損することはない。また、シリコンゴム
は、耐熱性及び化学的安定性を有しているので、歯科用
容器として要求される機能を十分果たすことができる。
【0010】なお、本考案は、上記実施例に限定される
ものではない。上記実施例は、例示であり、本考案の実
用新案登録請求の範囲に記載された技術的思想と実質的
に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、
いかなるものであっても本考案の技術的範囲に包含され
る。
ものではない。上記実施例は、例示であり、本考案の実
用新案登録請求の範囲に記載された技術的思想と実質的
に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、
いかなるものであっても本考案の技術的範囲に包含され
る。
【0011】例えば、上記実施例におけるガラス円筒部
2や内底部5の寸法については、歯科治療器具の寸法に
応じ、各種のものが考えられるので、実施例の寸法には
限定されず、他の寸法のものであってもよい。
2や内底部5の寸法については、歯科治療器具の寸法に
応じ、各種のものが考えられるので、実施例の寸法には
限定されず、他の寸法のものであってもよい。
【0012】また、上記実施例は、歯科用の治療器具を
収納保管するためのガラス容器について説明したが、こ
の容器の用途は、通常の医療用治療器具を収納保管する
ためのガラス容器についても応用可能であり、あるいは
獣医師が用いる治療器具を収納保管するためのガラス容
器についても応用可能である。さらには、他の用途であ
ってもかまわない。
収納保管するためのガラス容器について説明したが、こ
の容器の用途は、通常の医療用治療器具を収納保管する
ためのガラス容器についても応用可能であり、あるいは
獣医師が用いる治療器具を収納保管するためのガラス容
器についても応用可能である。さらには、他の用途であ
ってもかまわない。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、上記構成を有する
本考案に係る歯科用ガラス容器によれば、筒状ガラス容
器の底部の内面及び底部近傍の筒の内側面は落下衝突に
よる衝撃を吸収する性質を有するシリコンゴムにより形
成された内底部で被覆された状態となっているので、歯
科治療器具を過誤により落下挿入しても、容器は容易に
破損することはない。また、内底部の材料として、耐熱
性及び化学的安定性を有するシリコンゴムを用いること
により、歯科用容器としての機能を十分果たすことがで
きる。
本考案に係る歯科用ガラス容器によれば、筒状ガラス容
器の底部の内面及び底部近傍の筒の内側面は落下衝突に
よる衝撃を吸収する性質を有するシリコンゴムにより形
成された内底部で被覆された状態となっているので、歯
科治療器具を過誤により落下挿入しても、容器は容易に
破損することはない。また、内底部の材料として、耐熱
性及び化学的安定性を有するシリコンゴムを用いること
により、歯科用容器としての機能を十分果たすことがで
きる。
【図1】本考案の一実施例である歯科用ガラス容器の全
体構成を示す斜視図である。
体構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す歯科用ガラス容器の円筒軸方向の断
面構成を示す断面図である。
面構成を示す断面図である。
1 歯科用ガラス容器 2 ガラス円筒部 3 ガラス底部 4 器具挿入口 5 内底部 11〜13 歯科治療器具
Claims (1)
- 【請求項1】 耐熱性を有するガラスにより形成されそ
の一端が開放されるとともに他端が閉塞されて底部をな
す筒状の容器の当該底部の内面及び当該底部近傍の前記
筒の内側面に、歯科治療用器具の落下衝突による衝撃を
吸収する性質を有するとともに化学的に安定で、耐熱性
を有するシリコンゴムを流し込み充填することにより盤
状をなす内底部を形成したことを特徴とする歯科用ガラ
ス容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992071894U JP2604606Y2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 歯科用ガラス容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992071894U JP2604606Y2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 歯科用ガラス容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626817U JPH0626817U (ja) | 1994-04-12 |
JP2604606Y2 true JP2604606Y2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=13473703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992071894U Expired - Fee Related JP2604606Y2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 歯科用ガラス容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604606Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP1992071894U patent/JP2604606Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0626817U (ja) | 1994-04-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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