JP2004530261A - 高容量メモリカード用電気コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】高容量メモリカード用電気コネクタ
【解決手段】本発明は、その下方主面(76)上に、規則的でない横方向配置で、一連の導電パッド(Pi)を有し、かつ各パッドが、支持体によって支持される電気コンタクトブレード(100)と係合し、一連の長手方向平行ブレード(100)に属するSDタイプの接触形メモリカードのための支持体52を備えるタイプであって、ブレードの各自由端部(102)が、対応する導電パッド(Pi)と共に接触点を形成し、少なくとも2つの接触点が、残りの接触点に対して、長手方向にずれているタイプの電気コネクタ(50)であり、全てのコンタクトブレード(100、102)が、同一であり、かつ前記ブレードを単一の挿入操作で嵌合できるように、カード上の導電パッド(Pi)の配置と矛盾のない一定の横方向ピッチで配置されていることを特徴とする電気コネクタを提供する。
【選択図】図11
【解決手段】本発明は、その下方主面(76)上に、規則的でない横方向配置で、一連の導電パッド(Pi)を有し、かつ各パッドが、支持体によって支持される電気コンタクトブレード(100)と係合し、一連の長手方向平行ブレード(100)に属するSDタイプの接触形メモリカードのための支持体52を備えるタイプであって、ブレードの各自由端部(102)が、対応する導電パッド(Pi)と共に接触点を形成し、少なくとも2つの接触点が、残りの接触点に対して、長手方向にずれているタイプの電気コネクタ(50)であり、全てのコンタクトブレード(100、102)が、同一であり、かつ前記ブレードを単一の挿入操作で嵌合できるように、カード上の導電パッド(Pi)の配置と矛盾のない一定の横方向ピッチで配置されていることを特徴とする電気コネクタを提供する。
【選択図】図11
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、矩形状の全体形状からなる接触式スマートカード用電気コネクタに関する。
【0002】
本発明は、より具体的には、絶縁材で形成され、その下主面に、接触式メモリスマートカードの横方向縁部の近傍に、規則的でない横方向の配置で配置され、各々が、支持体のハウジングの底面に配置された、該支持体によって支持されかつ一連の平行長手方向ブレードに属している電気コンタクトブレードの自由接続端部に係合する、一連の平行な長手方向導電パッドを有する矩形状の全体形状からなる接触式メモリスマートカードのために、その上面が開口しているハウジングを形成する支持体であって、各ブレードが、その長手方向への挿入操作によって、該支持体内に嵌込まれる支持体を備えるタイプ、および上記カードが、その接触点にある場合に、コンタクトブレードの各自由端部が、対応する導電パッドと共に一つの接触点を形成するタイプの電気コネクタに関する。
【背景技術】
【0003】
ITT社により販売されているこのような電気コネクタの実例は、欧州特許出願公開第0.738.983号明細書に記載及び説明されている。
【0004】
この明細書は、小さなサイズのカードである、マイクロシム(MICROSIM)タイプの規格化されたカードを接続するためのコネクタについて開示している。例えば、上記カードの前部を構成する長辺部は、上記コネクタの支持部のハウジング内に受容され、すなわち、該カードの下面は、絶縁支持体内に形成された該ハウジングの底部に面する、該カードの全面にわたって実質的に広がっており、特に該カードを容易につかめるように、該カードの小さな後方長手部分のみが、該ハウジングから突出している。
【0005】
また、接触子の接続端部は、上記コネクタを受容する、プリント回路基板の導電トラックに係合するために、後方の前部及び後部の横方向面を越える前記絶縁支持体の、それぞれ前部及び後部方向長手方向に一群となって伸びている。
【0006】
さらに、上記明細書は、上記支持体上を滑動するように取付けられ、かつ上記後方が上記ハウジング内の定位置にあるときに、上記カードの下面上に存在する、その上部プレート状主要部によって、上記絶縁支持体のハウジング内に上記カードを保持する金属製カバーの配置についても開示している。
【0007】
国際公開第00/17805号文献(アイティーティー・マニュファクチャリング・エンタープライゼス・インコーポレーテッド)は、大量のデータを記憶するために特に使用され、従って高蓄積容量の小さな取外し可能メディアを構成する、規格化された別のタイプのカードを接続するために特に適しているコネクタについて開示している。フラッシュカードとも呼ばれるこのようなタイプのメモリカードのいくつかの実例は公知であり、そのサイズは、だんだん小さくなっており、またその記憶容量は大きくなってきている。
【0008】
このことは、特に、サンディスク社によって販売されているマルチメディアカード(MultiMediaCard;MMC)と呼ばれている場合についてであり、その集積回路を含む本体の寸法及びその導電接触パッドの位置決めは、そのようなカードの規格化された定義を可能にするために、その製造会社及びユーザとの関係によって、厳密に規定される。この定義は、例えば、1999年のMMCAにおけるマルチメディアカードシステム仕様書、オフィスリリース2.11版の発表のテーマを構成する。
【0009】
この説明に対して添付された、図6に示すこのタイプのMMCカードは、一般に、その形状及び大きさが、マイクロシムカードと同じであり、特に、一般的にその形状が長方形である該カードの角部のうちの一つに形成された切り欠き部64からなり、かつ該カードをコネクタおよび/または読み出し書き込み装置内に正確かつ明確に位置決めするための極性化手段を含む点が同じである。
【0010】
一方、上記MMCカード上の接触パッドP1は、前縁の極性化切り欠き部64も形成されている、該MMCカードの短辺前端横方向縁部66の近傍に横方向に整列されている、一連の7つの実質的に隣接する導電パッドからなる。
【0011】
7つの接触パッドP1〜P7は、2.50mmの均等ピッチで横方向に配置され、それらの下方自由接触面は、互いに同一平面上にあり、かつ上記カードのプラスチック体の下面76と同一平面上にある。各パッドPiの最小横方向幅は、1.55mmである。
【0012】
上記カードは、1.4mmの一定の厚さを有し、その長さは32mmで、その全横幅は24mmである。
【0013】
従って、上記MMCの全体の寸法は、マイクロシムカードの寸法よりも大きく、上記の国際特許出願で提案されたコネクタのデザインは、その上にコネクタが取付けられるプリント回路基板の上面上で、上記コネクタの絶縁支持体が占める領域が大きい限りはっきりとした欠点である、非常に大きな全体のサイズを有するコネクタを結果として生じる限り、このタイプのカードには全く適しておらず、そのため、この領域は、当然、もはや該プリント回路基板上の他の電子部品を実装するために使用することができない。
【0014】
この欠点を改善するために、様々なデザインが既に提案されており、例えば、マイクロシムカード及びMMCカードを同時に接続するためのコネクタについて開示している国際公開第00/17806号文献(アイティーティー・マニュファクチャリング・エンタープライゼス・インコーポレーテッド)や、カードエジェクタを有するMMCカードのためのコネクタについて開示している国際公開第01/29934号文献(アイティーティー・マニュファクチャリング・エンタープライゼス・インコーポレーテッド)に説明されている。
【0015】
上記後者の文書においては、弾力性コンタクトブレードの数は7つであり、それらのブレードのうちの5つは、ハウジングの前部横方向底縁部の近傍に横方向に整列されており、残りの2つのブレードは、後方から前方への上記カードの長手挿入方向を考えた場合、長手方向後方へずれており、そのため、それら2つの自由接触端部は、長手方向後方へずれている。この特徴により、上記カード上のP3、P4の符号が付けられた2つのパッドが、他のパッドが接続される前に、アース回路及び電源へ電気的に接続されることが可能になる。
【0016】
大記憶容量を有するカードの中には、最近、サンディスクによって販売されているSD(Secure Digital)カードと呼ばれる新しいカードあり、その全体のサイズ(長さ及び幅)は、2.1mm以上であるその厚みを除いて、この説明に対し添付した図6を見て分かるように、上記MMCカードのサイズと等しい。
【0017】
このSDカードの全ての特徴及び性能特性は、SDCA(SDカードアソシエーション;SD Card Association)により発行された文書によって規定されており、SDCAの住所は、53 Muckelemi St.P.O.Box 189,San Juan Baustista,CA95045〜0189、米国である。
【0018】
このカードは、接触放電の場合に約10kVの、および空中放電の場合に約15kVの静電放電(electrostatic discharge;ESD)に対する公差に関して、特に改善された性能特性を有しており、この改善は、以下に説明するように、特に、プラスチック製のパーティションによって分離されている接触パッドに起因する。
【0019】
上記カードの下面76は、2.5mmのピッチで横方向に均等に配置され、それらの最小横方向幅が1.4mmである点で、また、特に該カードの絶縁体の切り欠き角部64に対して、同じように横方向に配置されている点で、上記MMCカード上の6つのパッドP1〜P6と等しい6つの接触パッドP1〜P6を前部横方向縁部近傍に有する。
【0020】
一方、接触パッドP7は、横方向幅が1.1mmで狭くなっており、該パッドの左側に隣接する接触パッドP6に対して、8.05−5.625=1.425mmだけ横方向にずれていると共に、該パッドの右側に隣接する第1の追加的な接触パッドP8に対して、9.75−8.05=1.70mmだけずれており、接触パッドP8の横方向幅は、0.9mmである。
【0021】
また、上記SDカードは、パッドP1〜P6と同様に1.4mmの横方向幅を有し、かつ第一に、接触パッドP1に対して、2.5mmだけ左の横方向へずれており、第二に、全て整列しているパッドP1〜P8に対して、1.7mmだけ長手方向後方へずれている第2の追加的な接触パッドP9を有する。
【0022】
さらに、9個の接触パッドP1〜P9の全ての自由下面は、同一平面上にあり、かつ上記SDカードの下面76の面に対して、鉛直方向上方にずれている。
【0023】
このずれのために、隣接しかつ左から右へ連続する接触パッドP9からパッドP1〜P6は、絶縁材で形成され、かつ長手方向に形成され、各々が、上記カードの長手方向縁部近傍に配置された2つのパーティションの場合に、0.7mmの横方向幅及び0.7mmの高さを、また、残りの7つのパーティションの場合に、0.7mmの高さ及び0.6mmの幅を有するパーティション67によって、2つ一組で分離されている。しかし、単にそれぞれが電気的に隔離されている隣接した接触パッドP7、P8間には、絶縁パーテーションは存在しない。
【0024】
また、上記SDカードの2つの対向する長手方向縁部70、72のそれぞれは、一方で、該カードを受容する上記コネクタ内に正確にガイドできるようにし、かつ他方で、表を下にした向きから表を上に下向きで該カードをコネクタ内へ挿入するのを識別するための極性化の追加的な手段を可能にする非対称的な側面形状を該SDカードに与える、溝のある側面71、73を下面76に有する。溝71、73の深さは、0.7mmであり、すなわち厚さの差は、2つのSD及びMMCタイプのカード間で、2.1−1.4=0.7mmである。
【0025】
最終的に、左側の長手方向縁部70において、上記SDカードは、カーソル69が、書き込み保護が作動しない場合の後方位置と、該書き込み保護が作動する場合の前方位置の2つの反対の長手方向位置を占めることが可能であるノッチ65である書き込み保護デバイスを有する。
【0026】
またSDカードは、その右側長手方向縁部72において、ある用途において、該SDカードが、ノッチ75内に受容された相補手段によって長手方向に固定されることを保証するノッチ75を有する。
【0027】
したがって、上記MMCカードと比較して上記SDカードは、均等でない配置の接触パッドPiを有し、かつ実質的に異なるデザインを有する。
【0028】
しかし、このタイプのSDカードに対して信頼性のあるコネクタを有することができることと共に、必要に応じて、上記MMCタイプのカードも受容できることが好ましい。
【0029】
これにより、上記コネクタにおけるコンタクトブレードの配置に関して、および特に、それらの正確な位置決めに関して、高度な複雑さが生じることになる。
【0030】
このタイプのコネクタの全ての公知のデザインは、均等でない間隙またはピッチで横方向に配置されたコンタクトブレード、および/または各カードの種類に対して異なりかつ非均質のコンタクトブレードを使用する。
【0031】
「非均質」という用語は、特に、同じ帯状材料から製造されていないコンタクトブレード、および/または異なる設定の切断及び加工工具によって得られた異なるバッチに属するコンタクトブレードを意味するように理解される。以下の「同一ブレード」という表現は同一でかつ均質のブレードを意味する。
【0032】
従って、上記コンタクトブレードは、異なる工具によって長手方向の挿入により形成されかつ取付けられる。
【0033】
そのような解決法の上記複雑さ、およびそのために生じるコストの上昇に加えて、上記コネクタには、様々なコンタクトブレードの自由接続端部が、該コネクタを保持するプリント回路基板上の導電トラックと同一平面上にないという危険性が増加するという重大な欠点がある。
【発明の開示】
【0034】
これらの欠点を改善するために、本発明は、前記コンタクトブレードの全てが同一で、かつ前記ブレードを一度の挿入操作で同時に嵌込むことができるように、上記カード上への導電パッドの配置と両立できる、一定の横方向ピッチで配置されていることを特徴とする、上述のタイプのコネクタを提供する。
【0035】
本発明の他の特徴によれば、
・前記コンタクトブレードは、絶縁支持体内に同時に挿入され、かつ均等な寸法特性を有するように、同じ製造バッチに属しており、
・上記カードは、MMCタイプのカードであり、特に、一組の連続する導電パッドに属する少なくとも2つのパッドが、上記導電パッドの下方自由接触面が実質的に存在する水平面に対して、鉛直方向下方に突出している絶縁パーティションによって分離されている、SDタイプのカードであり、
・前記パーティションの全ては、接触位置において、上記ハウジングの底面の上面に対して垂直になっている上記カードの下面と同一平面上にある下方縁部によって、鉛直方向下方に境を接しており、
・上記コネクタの前記同一のコンタクトブレードは、その値が2.35〜2.45mmに選定される一定のピッチで配置されており、
・上記コネクタの前記同一のコンタクトブレードは、2.4mmの一定のピッチで配置されており、
・上記ハウジングの底面の上面の平面から鉛直方向上方に突出する、各コンタクトブレードの自由接触端部の横方向幅は、0.5mmであり、
・上記ハウジングは、上記カードの全面と平行な方向に、該ハウジング内に長手方向に挿入され、かつ該カードの接触位置を画定するために、それに対して該カードの前記横方向縁部が当接する底部縁部によって、横方向に境を接する該カードの少なくとも一部を収容し、
・上記絶縁支持体に対する、前記コンタクトブレード及びその自由接触端部のそれぞれの長手方向位置は、挿入操作後に、該絶縁支持体の対応部分に、長手方向に当接するコンタクトブレードの一部によって決定され、
・上記カードの前記横方向縁部は、該カードの正しい方向を上記コネクタのハウジング内に確定する極性化手段を構成するために、該ハウジングの底部横方向縁部の端部の一つに形成された45°の対応する傾斜面に係合するように指定された、約45°の切り欠き角部を有し、
・上記カードの長手方向の挿入方向を考えた場合に、該カードが前記正しい方向に既に挿入されているときに、2つの連続するパーティションの間に上記自由接触端部と共に収容されるように、および上記後方が、前記正しい方向に挿入されていない場合に、該カードの完全な長手方向の挿入を防ぐために、該カードの横方向面の一部に係合するように、上記コネクタは、上記ハウジングの底面にレリーフとして形成され、かつその自由接触端部の近傍に、および後方の上流で、上記コンタクトブレードのうちの一つに長手方向に隣接して配置されているストップ部を有し、
・上記コネクタは、上記カードの上面全面に広がり、かつSDカードのための書き込み保護デバイスの状態を検出するためのスイッチに属する、上記カバーに対して一つの部材として形成された少なくとも一つのコンタクトブレードを有する、上記ハウジング内に該カードを保持するための金属製カバーを含み、
・上記カバーは、一枚のSDカードを上記接触位置に固定するための弾性的に変形可能な一つのブレードを有し、
・上記カバーは、上記コネクタへの上記カードの挿入端部を検出するためのスイッチに属する弾性的に変形可能なブレードを
・上記カバーは、上記絶縁支持体の相補的側方部材の周りを回転し、かつ該部材を補強する側方リムを有し、
・各コンタクトブレードは、その前部自由接続端部と反対側に、後部接続端部を有し、かつSDカードの下面の面の下に存在する絶縁支持対内に固定するための部分を有し、
・上記MMCカードまたはSDカードのためのコネクタの上記絶縁支持体が、モールディングにより単一の部材に形成され、かつマイクロシムカードを受容するように指定された別のさらなる一体コネクタの絶縁支持体と共通である。
【0036】
本発明の他の特徴及び効果は、以下の詳細な説明を読めば明らかになり、読む人は、その理解のために添付図面を参照すべきである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
以下の説明においては、同一、同等または類似部材は、同じ参照数字で示す。
【0038】
図1に関しては、「下方」、「上方」、「前方」及び「後方」という用語は、限定することなく、慣例により採用する。
【0039】
該図は、電気コネクタ50を示し、該コネクタは、本質的に、全体がプレート状のプラスチック製絶縁支持体52と、カードハウジング58が形成されている、絶縁支持体52の上面56と水平な面上に特に広がっている金属製又は金属化された蓋又はカバー54とで構成され、このハウジングは、カバー54の主要上方プレート状部分60と対向して、鉛直方向上方に開口している。
【0040】
ハウジング58は、水平下方底部壁部62によって鉛直方向下方に境界が形成され、かつ例えば、SDタイプ又はMMCタイプのカードCである電子メモリカードの前方部分の長手方向への挿入のためのスロットを有するように、長手方向後方へ開口している。
【0041】
公知のデザインのカードCは、横方向前端縁部66と、横方向後端縁部68及び2つの平行かつ対向する側縁部70、72によって境界が形成される矩形状の全体形状を有する。
【0042】
縁部66、72の挿入に対応する前方右側角部は、カードCの位置及び方向を極性化するために、規格化された45°で切り欠かれた切り欠き角部64を有する。
【0043】
また、カードCは、水平上面74と、上記コネクタの上記コンタクトブレードの自由接触端部102の方へ向けられ、この場合、プリント回路基板の方へ向けて下方に向けられ、かつ上面に上記コネクタを保持するプリント回路基板(図示せず)へ向けて下方に設けられた一連の導電接触パッドPiを、その横方向前端縁部66近傍に有する反対側の平行下面76を有する。
【0044】
本明細書の導入部に詳細に記載したSD及びMMCの2種類のカードを、それらの下面76を示した図6、7に示す。
【0045】
カードCは、後方から前方のハウジング58内へ、その前方横方向縁部66が前方へハウジング58を画定する前方横方向底部縁部78にぶつかるまで、図2に示す方向L1に挿入することができる。
【0046】
カードCの対向する側縁部70、72は、それぞれがハウジング58の横方向の境界をなす、平行かつ対向する長手方向縁部80、82によって、ハウジング58内を「滑動」するようにガイドされる。
【0047】
より具体的には、図4、9を見て分かるように、縁部80、82は、図に示すように、その後、段状部81、83上に収容される、(上記コネクタ内の定位置に示していない)SDカード又はMMCカードのいずれかを使用できるように、該コネクタの滑動部内に挿入されたカードがその上にはまる水平段状部81、83を有する、(その各縁部が段状部71、73を有する)SDカードの縁部70、72の輪郭と相補的な階段状の輪郭を有する。
【0048】
図面を見て分かるように、カードCの前方部分を受容するハウジング58は、前方横方向底部縁部78によって前方横方向に完全に境界が形成され、かつ絶縁支持体52の後方横方向端面84によって後方横方向に完全に境界が形成されている。
【0049】
さらに、絶縁支持体52は、前方横方向面86によって、前方横方向に境界が形成されている。
【0050】
カードCが、そのハウジング58内への挿入中、または該ハウジングからの引き抜き中の該カードの側方のガイドを改善するために、絶縁支持体52の本体は、長手方向ガイド縁部80、82の長さを増長させるために、後方横方向面84を越えて長手方向後方に伸びている、2つの長く対向した長手方向延長部またはアーム部88、90を有する。
【0051】
また、延長部88、90は、挿入面取り部92、94を有する、ガイド縁部80、82の輪郭を延長する輪郭を有する。
【0052】
(図示しない)代替形態によれば、より短いアーム又は延長部を有するコネクタの実施例を実施することが可能であるが、この短さは、以下に説明するスイッチ140の取付けを可能にするように十分なものである。
【0053】
カードCの位置及び方向を極性化する機能を実現するために、前方横方向底部縁部78及び長手方向縁部82の挿入に対応するハウジング58の角部は、図5を見て分かるように、カードCが正しい位置に挿入された場合に、切り欠き角部64の形状及び寸法と相補的になっている、45°の角度をなす鉛直面98を有する。
【0054】
スマートカードを接続するコネクタの分野において知られている方法によれば、絶縁支持体52は、弾性的に変形可能なブレードの形に形成されている一連の電気接触体100を有し、その自由接触端部102は、カードCの下面76上の導電パッドに係合するために、底面62の面の上に鉛直方向に突出している。
【0055】
図に示した実施例においては、弾力的なコンタクトブレード100は9つあり、それらのブレードのうち6つは、ハウジング58の前方横方向底部縁部78の近傍で、横方向に整列しており、残りの3つのブレードは、SDカードの接触パッドP3、P4、P9に対応して、それらの接触端部102が、長手方向後方にずれるように、長手方向後方にずれている。パッドP9の場合、このずれは、上記SDカードのデザインに起因し、パッドP3、P4に関連するブレードのずれは、既に説明した「ホットプラグイン」接続によるものである。
【0056】
全てのコンタクトブレード100は同一であり、各々は、後方横方向面84と略整列して端部を形成するタブの形になっている後方自由接続端部104を有し、各端部104は、ここでは、上記プリント回路基板の上面の表面に半田付けされるタブの形でデザインされている。
【0057】
各タブは、ここでは、プリント回路基板上のトラックに半田付けするために、90°の角度で曲がっているが、メッキされたスルーホール内への挿入に適したタイプでもよい。
【0058】
出力タブが、上記プリント回路基板上の対応するトラックを弾性的に圧迫接触している、「ソルダーレス」と呼ばれる実施例も実現することができる。鉛直方向の圧迫は、上記コネクタを受容する装置によってもたらされ、その一部は、カバー54を圧迫し、さもなければ、該コネクタは、例えば、上記プリント回路基板のメッキされたスルーホール内に収容される銛の形状にデザインされたアースタブ132、134をスナップ固定することにより(既に説明した部分参照)、該プリント回路基板に固定される。
【0059】
前方横方向底部縁部78及び後方横方向面84によって境界が形成される長さは、この場合、上記SDタイプまたはMMCタイプのカードCの全長の略4分の1である。
【0060】
すなわち、図10を見ればより具体的に分かるように、カードCの約4分の3が、上記プリント回路基板の上面の対向部分の上で、片持ち状態で、ハウジング58から出て長手方向後方へ伸びている。
【0061】
また、図11、13を見て分かるように、その前方横方向縁部108及び後方横方向縁部110により境界が形成されたカバー54の上部プレート60の長さは、ハウジング58の長さのおよそ2倍であるのに対して、上記カードの全長の半分以上は、縁部80、82及び延長部88、90によって定位置にガイドされかつ保持される。
【0062】
上記コネクタを実装する上記プリント回路基板のアースに接続されている、金属製または金属化されたカバー54の縁部110は、上記カードのコネクタ50内への長手方向の挿入のスタート時に静電放電できるようになっている。
【0063】
特に図14、15を見て分かるように、自由接続端部104は、脚部96を有する絶縁支持体52の下平面57の面より略下にある。
【0064】
公知の一般的なデザインによれば、金属製カバー54は、絶縁支持体52上に取付けるために、絶縁支持体52の鉛直及び外部長手方向面の対応部分116、118に沿って鉛直方向下方に伸びる2つの平行かつ対向する側方縁部120、122を有する。
【0065】
縁部120、122は、滑り路の形に形成されており、すなわち、該縁部は、長手方向の滑動により水平枝部を取付けることができるように、および後部の面から突出しないように、内方に曲げられ、かつ絶縁支持体52の下面57内に形成された対応するハウジング内に受容される水平枝路124、126によって絶縁支持体52の下に水平方向に伸びている。
【0066】
特に図2、3、9、15を見て分かるように、曲げられた部分124、126を有する滑り路の形に形成された縁部120、122は、上記カバーに対して、上記カードが、ハウジング58の方向に上記コネクタ内に長手方向に挿入されている時に、上記MMCカード又はSDカードをガイドするのを補助する2つの長いアーム部88、90を完全に取り巻く包囲形状を示す。
【0067】
この包囲形状は、アーム部88、90に全方向性の高い堅牢性を与える。
【0068】
これは、上記カバーのデザインも、アーム部88、90の上面の相補的に形成された部分137、139内に収容される、上部プレート60の2つの後方上方角部133、135によって、該2つのアーム部が横方向に「互いに近づくこと」を防ぐことができるようにするためである。
【0069】
カバー54は、前方から後方へ、すなわち、例えば、図1を考えた場合に、左から右へ、長手方向に滑動させることにより支持体52に取付けられ、またカバー54は、例えば図16、17に詳細に示され、かつ取付けのために横方向面78、86間の絶縁支持体52の上面56に形成されたノッチ127、129内に、カバー54の取付け位置において収容される2つのスナップ固定タブ121、123によって、絶縁支持体52上の取付け位置に固定される(図4参照)。
【0070】
取付け時において、タブ121、123のスナップ固定は、上記カバーの弾性変形によって該タブが越えていく、上記絶縁支持体の前方上縁部と該タブが係合することによって生じる。
【0071】
カバー54を長手方向に引き抜くまたは引っ込めるために必要なことは、タブまたはラグ121、123を離脱させるために上記絶縁支持体に形成されたノッチ131(図4参照)のために、人のつめ又は挿入具によって、その前方横方向縁部108を起こすことにより、カバー54をわずかに弾性変形させることである。
【0072】
カバー54は、その前方横方向縁部108の近傍において、例えば、金属製カバー54をアース面に電気的に接続するために上記プリント回路基板の電子回路の該アース面に好ましくは接続される、該プリント回路基板上の対応する導電トラックに、タブ132、134をリフローによって半田付けすることができるように、リム120、122から伸びる2つの前方下部水平タブ132、134を有してもよい。タブ132、134は、例えば図1、13〜17に示すように、上記コネクタの外側方向に曲げてもよく、あるいは、図2〜5、8、9に示すように、内方に曲げてもよい。
【0073】
タブ132、134が外側に向かって曲げられている場合には、上記プリント回路基板に実装され、かつ上記カバーの下に配置されている電子部品に対してメンテナンス作業を行うために、該カバーのタブ132、134から半田を除去することにより、カバー54を分解することが可能であり、それによって、滑動させることにより一部または完全に取り除くことができる。
【0074】
その半田タブにより半田付けでカバー54を機械的に固定することは、コネクタ50を、追加的な部品又は部材を使用することなく、その前方部の定位置に機械的に保持することを可能にする。また、この前方部の固定は、出力部104を半田付けすることによって形成される後方部の固定を安定化する。
【0075】
特に図1を見て分かるように、カバー54の上部プレート60は、接触端部102と同様に、上方に向いており、かつ検査装置又はテスタによって、カードCがない場合に利用できる上記端部に直接接続することによって、部品及びコネクタが半田付けされた後に、装置を検査することができるようにする、一連の穴部61を有する。
【0076】
横方向スロット63は、出力タブ104を半田付けすることができ、かつ該半田付けされた接合部を検査することができるようにする。
【0077】
上記カバーが形成する電磁気遮蔽を改良することが望ましい場合には、穴部61又はスロット63がない上部プレートを形成することが可能である。
【0078】
本発明の教示によれば、全てのコンタクトブレード100、102は、互いに同一であり、かつ上記コネクタ内に収容されたマルチメディアカードの導電パッドPiの位置及び配置と両立でき、かつ特にSDカードの該パッドの位置及び配置と両立できる一定の横方向ピッチで配置されている。
【0079】
この配置及びこの両立性を図8に拡大して示すが、そこには、他の図と比較して、詳細がわずかに異なる形状のある部材を有する、本発明に係るコネクタが示されている。
【0080】
図8及び図10、11を見て分かるように、各々が接触パッドP1〜P9のそれぞれと関連している、9つのコンタクトブレード100、102の長手方向中間軸A1〜A9は、この場合2.4mmに等しい均等かつ一定の中心間間隔Eを有する状態で図示されている。
【0081】
このデザインによって、同一かつ等距離の全てのブレード100、102は、単一の工具を用いて、長手方向の挿入、この場合は後方から前方への挿入によって同時に処理することができる。
【0082】
図8又は図10に示すように、軸Aiの各コンタクトブレード100、102は、該ブレードが係合する接触パッドPiに対して、横方向が「一致」していないが、一つのブレードの各自由端部は、該コンタクトブレードの長手方向中間軸Ai上に実質的に存在する後部の少なくとも一箇所によって規定することにより、対応する接触パッドPiの矩形状下面の対向部と電気的に接触している。
【0083】
図を見て分かるように、それは、最も少なく横方向に「一致」しており、かつ対応する中間パーティション67の反対側の内部側面に特に最も近づいているパッドP6、P7、P8に関連するブレードである。
【0084】
以下、その挿入及び保持方法と共に、各ブレード100、102の具体的なデザインについて説明するが、なおここでは、接触パッドP1、P2、P5〜P8に関連する最も遠くに進んでいるブレードのグループと比較して、パッドP3、P4、P9と関連するブレードに対して異なる、各コンタクトブレードの絶縁支持体52に対する長手方向位置が、その挿入中に、この目的のために横方向縁部84近傍に設けらたそのハウジングに各ブレードがぶつかる操作による、それらのパッドを取付ける操作に起因することに注意すべきである。
【0085】
図10、11のみに示すように、絶縁支持体52、従って接触パッドPiに対する、それぞれのブレードと、ブレード群の横方向位置との間の2.4mmの中心間間隔は、上記絶縁支持体と共に一個構成の部品として成形され、かつハウジング58の底部62に垂直盛上がり部として形成されている脱極性ストップ部136を取付けることを可能にする。
【0086】
ストップ部136は、その短い横方向幅が約0.4mmであるため、パッドP9に関連するブレード100、102の右側方縁部と、パーティション67の左内部側方縁部との間に収容される矩形状平行四辺形ブロックであり、パッドP9は、該左内部側方縁部によって、右側横方向に境界が形成される。
【0087】
上記ストップ部の高さは、図に示すように、上記SDカードの完全に正しい挿入を可能にするために、約0.6mmになっている。
【0088】
しかし、固いストップ部136は、上記SDカードが誤って挿入された場合、すなわち、その横方向縁部68が最初に挿入された場合、該ストップ部が、ハウジング58内への該SDカードの本体のいかなる挿入も防いで、下縁部が、下面76及び横方向縁部68の通過に応じて、図11の点線で概略的に示すように、ストップ部136の後方横方向面138にぶつかるように、長手方向に配置されている。
【0089】
このようなストップ部がない場合には、上記カードは、傾斜した極性化面98の介入前に、ハウジング58を部分的に貫通して、パッドP3、P4と関連する、最も遠くに戻った2つのコンタクトブレードの組の自由端部102を「つぶす」ことになる。
【0090】
このようなつぶしを防ぐために、各ブレードの下の隔離部内に発生する穴又は凹部を設けるという別の解決法があるが、これは、一般的に、該ブレードが、材質の降伏点を越えて曲がってしまい、そのため該ブレードの恒久的な変形を生じてしまう。従って、上記自由接触端部が、上記プリント回路基板の上面、あるいは上記コネクタの下方に配置された電子部品と衝突するという危険性もある。
【0091】
なおこの危険性は、厚さが薄く、段状部81、83の上の「高い」位置にあるため、たとえ誤って挿入されても、上記コンタクトブレードをつぶさない、従来のMMCカードの場合には存在しない。誤って挿入されたMMCカードの極性化は、傾斜面98によってなされる。
【0092】
上記SDカードの上記コネクタ内の正しい位置への長手方向挿入時に、すなわち、その前方横方向縁部66が最初に該コネクタを貫通し、その上面74が上方に向いている場合、接触パッドP9と長手方向縁部72との間に存在し、かつ切り欠き角部64を終端とするプラスチック製パーティション67は、長手方向アーム部90の後端横方向縁部91にぶつかる危険性を内在する。
【0093】
この欠点を改善して、上記コネクタのエルゴノミックスをさらに改良するために、上記アームの後方自由端部近傍に、アーム90の内部長手方向縁部95に斜め切取り部93が形成され(例えば、図1、4参照)、該切取り部は、段状部81、83上への接触をガイドされる際に、上記SDが押し進むまで、そのようなパーティション67の接触を防ぐ。
【0094】
また、本発明に係るコネクタは、SDカード書込み保護カーソル69の長手方向位置を検出するためのスイッチ40も含む。
【0095】
この目的のために、スイッチ140は、金属製または金属化されたカバー54に組込まれた、いわゆる固定コンタクトブレード142と、絶縁支持体52に支持された可動検出ブレード144とを有する。
【0096】
以下に示すように、ブレード142は、上記スイッチの作動原理のために固定ブレードと呼ばれるが、該ブレードは、挿入された上記カードに対する寸法の公差を吸収する可能性のある、該カードの挿入および/または引き抜き時に、特に、「ハードスポット」を避けるために、弾性的に変形する性質を有している。
【0097】
特に、図1、16、17を見て分かるように、カバー54の左側方縁部120は、外側横方向へわずかに変形している、長手方向の切り抜き固定ブレードを有する。スイッチ140の固定ブレード142は、カバー54の一部であることにより、カバー54のように、半田付けタブ132、134によって電気的アースに接続されている。また、このブレード142は、「束縛されておらず」、すなわち、上記カバーに対して1個構成の部品として形成されている。
【0098】
可動ブレード144は、長手方向の全体の向きを有し、収容のために側方縁部80の近傍で絶縁支持体52内に形成された相補的穴部内に収容され、鉛直方向下方に伸びる、取付け及び接続のための前方脚部146を含む。脚部146は、上記プリント回路基板と関連する導電トラックに接触して穴部に半田付けされ、または挿入されるように、接続タブ147を有する。
【0099】
上記可動ブレードは、その凸状側面を、上記SDカードの左長手方向縁部70の方向内側に面した湾曲検出部150を終点とする弾性変形可能な枝部148によって、嵌込み式脚部146を越えて、長手方向後方に伸びている(図19、20参照)。
【0100】
可動ブレード144は、固定コンタクトブレード142の対向する内面部分143と電気的に接触することができる接触タブ152を、湾曲部150を越えたところに有する。
【0101】
図19に示すように、検出ブレード144の位置は、それによってタブ152が、絶縁支持体52の固定面154を圧迫する、わずかに弾性的なプレストレスによって決まる。
【0102】
保護カーソル67の後方位置に対応するこの静止位置において、上記スイッチは、その通常の「開」状態にあるのに対して、カーソル67が、図20を見て分かるように、前方位置にある場合には閉じている。
【0103】
どのような製作公差及び位置決め公差であっても、検出スイッチ140の状態の変化を確実にするために、2つのブレード、すなわち、固定ブレード142及び可動ブレード144の寸法及び位置は、該スイッチが、図20を見て分かるように、閉じた作動位置にあるときに、固定ブレード142が、接触タブ152によって外側へわずかに弾性的に変形するようになっている。
【0104】
特に図4、10、11を見て分かるように、可動ブレード144は、左長手方向縁部80、88の切取り部145内に配置されている。従って、絶縁支持体52の2つの側部横方向対向部の幅は同一であり、スイッチ140を、上記コネクタの最小及び小さい幅を増加させることなく、取付けることができる。この最小鉛直方向幅は、上記カードの寸法に起因し、かつ該カードをガイドするのに要するプラスチックの最小構造量に起因する。
【0105】
一つのブレードが、上記絶縁支持体の右縁部に沿って対称的に取付けられた場合、カードのコネクタ内への挿入を検出するスイッチを、同じ方法で形成することが可能である。
【0106】
そのうちの一つを図21に示す、各コンタクトブレードの一般的なデザインは、公知のタイプである。具体的には、該デザインは、水平面にある実装又は取付け部151を有し、安定化機能も有する2つの挿入タブ153によって前方に伸びている。各タブ153は、絶縁支持体52の後方横方向縁部84の後部方向に開口している相補スロット155内に長手方向前方に挿入されるように、公知の方法でデザインされる。
【0107】
取付け部151を越えて、かつ2つの挿入タブ153の間において、各ブレード100は、該ブレードの弾性湾曲体を構成し、かつ上方を向いているその凸状面が湾曲している自由接触端部分102によって、それ自体が伸びている上方傾斜中間部153を有する。
【0108】
上述したように、全ての接触パッドPiとの接続を可能にするために、各接触部分102の幅は、小さくかつ0.5mmにする。
【0109】
各ブレード100、151、153を取付けるために、および該ブレードを鉛直方向下方に弾性的に変形できるようにするために、底部62の上面は、それ自体がブラインド底部160によって境界が形成されている溝158を隅から隅まで有する。
【0110】
上記絶縁支持体は、接触部分102の端縁部159と直線上に並んで、底部62に対して盛り上がり部として形成された「ボックス部」162を有する。各ボックス部は、上記コンタクトブレードの絶縁支持体52の定位置への挿入時に、端縁部159を該ボックス内に自由に挿入できるようにするために、後方に向かって長手方向に開口している(図12参照)。
【0111】
ボックス部162の内部上面164は、取付け時の挿入を容易にするために、面取りされている。
【0112】
取付け位置及び静止位置においては、図22を見て分かるように、上記ブレードは、底部62の上に突出する接触部分102の正確な高さを規定するために、上記接触部分の上面が、面取り部164を鉛直方向上方へ圧迫する状態で、弾性的にわずかにプレストレスを与えられている。
【0113】
上記ボックス部の底部は、上記コンタクトブレードが曲がった場合に、図23、24を見て分かるように、該端縁部を該ボックス内に挿入することができるように、端縁部159と整列して鉛直方向下方に開口している。
【0114】
図25は、本発明に係るコネクタの製造に用いるタイプの、コンタクトブレード100の帯166の一部を示す。
【0115】
上記ブレードは、金属材料からなる薄い帯166を起点とする、連続する切断、折り曲げおよび/または弓状に曲げること、およびコーティング工程によって公知の方法で製造される。
【0116】
様々な製造工程の後、上記ブレードは、同一の帯166に属することになり、かつそれぞれ小さな横方向幅の一組の長い長手方向の短冊状部170を介して、連結バンド又はボーダー188によって一体に結合される。
【0117】
各々が断裂開始部174を有する短冊状部170の端部172は、取付け部分51の後方部分へ(図25を考えた場合に右側へ)接合される。
【0118】
従って、本発明の場合に、9つのコンタクトブレードからなる一群で絶縁支持体52内に長手方向に挿入される、連続する一連のコンタクト帯は、予め上記ブレードの各々を分離することなく用いられ、すなわち、一つのコネクタの製作に対して、同じ絶縁支持体内に挿入される全てのブレードは、同じバッチに属し、かつ出力又は接続タブ104の同一平面性を欠くことがないことを保証するために、それらの寸法特性の観点から見て均質である。
【0119】
挿入時、上記9つのブレードの異なる長手方向位置を考慮に入れると、パッドP9、P3、P4に関連するブレードのための連結短冊状部170は、ブレード100が、それらの短冊状部170から分離する前に、自動挿入具(図示せず)を用いて、全てのブレードを、前方に接触した状態で完全に挿入できるようにゆがませることによって変形する。
【0120】
分離操作は、別の湾曲操作を上記短冊状部に対して行うことにより開始部174を断裂させることによって実行される。
【0121】
従って、上記ブレードは、全て一つの短冊状部材から生じ、かつ工具の設定を変更することなく、同じ切断工具によって形成されているので、全ての上記ブレードが、本発明の意味の範囲内で均質であることは、確かなことである。
【0122】
なおコンタクトブレード100が、それらの出力又は接続タブ104を後方に向けた状態で後方から挿入される、上述した本発明に係るコネクタの実施形態が、特に、上記カードのための横方向ストップ面78と該コネクタの前方横方向面86との間の全長を最適化することにより、上記プリント回路基板上のコネクタ50の設置面積を最小化するという利点を有することに注意すべきである。
【0123】
本発明は、上述した基本的な実施形態に限定されるものではない。
【0124】
また、国際公開第00/17806号文献(アイティーティー・マニュファクチャリング・エンタープライゼス・インコーポレーテッド)に記載されているものと同じ方法で、マイクロシムカードを同時に接続するコネクタ手段に組み込むことも可能である。
【0125】
そのような両用コネクタタイプの2つの実施形態を、図26〜図31に示す。
【0126】
図26〜図29に示す第1の実施形態においては、上記マイクロシムカードは、図26〜図28を考えた場合に、「上方」、すなわち上記SDカードのための主コネクタ50の様に配設されているコネクタ50’内に収容されるように設計されており、コネクタ50’及びコネクタ50は、その後方部分52’が、1枚のマイクロシムカードを受容するように設計され、かつコンタクトブレード102’が配置されているハウジング58’を構成するために、底部62の水平面に対して、変形および低くなっている絶縁支持体52を共用しており、その接続出力部104’は、共通の絶縁支持体52、52’のどちらかの側部において(左又は右に)、横方向に向いており、その下部は、特に図29を見て分かるように、コネクタ50’用の絶縁支持体52’を構成している。
【0127】
コネクタ50’は、そのデザインが、国際公開第01/61790号文献(アイティーティー・マニュファクチャリング・エンタープライゼス・インコーポレーテッド)に記載かつ説明されている蝶番式の囲いカバー54’を有する。
【0128】
カバー54’が、図に示すような閉位置にある場合、カバー54’の上面の平面は、上記SDカードをガイドするために、後端部分によって完了しているコネクタ50のためのハウジング58の底部62の面に対して、鉛直方向下方にずれている。
【0129】
この場合、図26〜図29に示すコネクタ50は、上述したようなカバー54を有しておらず、また、上記SDカードを鉛直方向上方に保持しておらず、その長手方向挿入時のガイドは、絶縁体52、52’と共に成形された、水平方向に向いている上部ガイドタブ176、178によって実行される。
【0130】
上記SDカードを挿入し易くするために、コネクタ50’のカバー54’が、切断及び折り曲げによって形成される、カバー54’に対して一個構成の部材として形成された、2つの鉛直方向に向いた側方ガイドタブ180’、182’を有することも図を見て分かる。
【0131】
ブレード100の接触端部102の後方に配置されている、上記SDカード用の主コネクタ50の一部(すなわち、図26を考えた場合に、右側に配置されている部分)が、コネクタ50’によって「占められている」限りにおいては、コンタクトブレード100は、当然、図1〜図25に関して上述した単一のコネクタの実施形態と比較して、反対方向に長手方向に取付けられている。
【0132】
従って、上記ブレードは、前方から後方へ、すなわち、図26、29に示す方向L2に、長手方向に挿入される。
【0133】
ボックス部162の方向も、当然指定され、また、それによってハウジング58が、前方において長手方向に境界を形成される、鉛直方向に向いた横方向底部壁部78は、上記ブレードが、方向L2への長手方向への挿入によって取付けられるときに、ブレード100の接触端部102が通過することができる穴部184を有する。
【0134】
図30〜図32に示す両用コネクタの第2の実施形態においては、上記マイクロシムカード用コネクタ50’は、上記SDカードを受容し、かつ上述の実施例と同様に、それ自体が上方部に配設されているコネクタ50の絶縁体52の下面57の下に配設されている。
【0135】
この実施形態においては、上記SDカードを受容するコネクタ50のコンタクトブレード100は、それに起因し、かつ以下に説明する利点を有し、前方から挿入されるタイプである。これらの利点には、面56、57間が2.5mmの小さな絶縁支持体52の全高がある。
【0136】
コネクタ50’の支持体52’を構成するために、面57の平面の下に突出する絶縁部分は、この面から約0.7mmだけ突出しており、すなわち、面57、57’を離間する距離は、約0.7mmである。
【0137】
また、突出部分52は、コネクタ50を保持するプリント回路基板のウィンドウ又は切り取り部内に取付けられる。上記コネクタの全高をさらに減らす必要がある場合には、カバー54’を設ける必要はない。
【0138】
コネクタ50に関して、タブ176、178は、上記アセンブリの全高を増加させることなく、別のプリント回路基板の相補的穴部内に取付けることもでき、そのため共用コネクタ50、50’は、2.5mmだけ離間している2つのプリント回路基板の対向面間に挟まれている。
【0139】
別の実施形態によれば、タブ176、178を、その厚さが約0.2mm、すなわち、約0.4mmである成形タブ176、178の厚さ未満である金属製カバー54と置き換えることも可能である。
【0140】
図33〜図40に示す実施形態は、図1〜図20に示す本発明に係る第1の実施形態の代替版であり、それはまず、上記SDカードを長手方向位置に保持又は固定するブレードを有し、該ブレードは、該カードのノッチ75に係合するように設計されている。
【0141】
固定ブレード184は、有利には、カバー54に対して一個構成の部材として形成され、前記ブレードは、スイッチ140の固定ブレード142と同様の方法で、その側方ふた又は壁部122に形成されている。
【0142】
ブレード184は、後方長手方向に伸び、かつその自由端部に、V字状留め部186を有し、該V字の先端部は、上記コネクタの内側方向に横方向に向いており、ノッチ75を有するSDカードの右側長手方向縁部72に対向している。
【0143】
静止時、すなわち、カードが存在していない場合には、留め部186は、上記絶縁支持体に形成されたノッチ188(図35参照)のため、上記コネクタの内側にあり、このノッチは、上記SDカードが接触位置にあるときに、図37を見て分かるように、該SDカードのノッチ75の右側にあるように、長手方向に位置している。
【0144】
上記SDカードが、コネクタ50の接触位置にある場合、留め部186は、ノッチ75内に捕えられる(図38参照)。
【0145】
該SDカードの上記コネクタ内への挿入時に、留め部186は、ノッチ75内に自動的に嵌る。
【0146】
留め部186のV字状部分は、上記SDカードの切り取り角部64に係合し、それにより、留め部186が、ブレード184によって加えられる低抵抗力によって前進移動することができるようになっている。
【0147】
上記SDカードの長手方向後方への引き抜き時には、上記V字状部分が、ノッチ75の直角をなす縁部に係合するので、留め部186をノッチ75から開放する力が高くなる。
【0148】
V字状ノッチ186の枝部の角度の選択により、当然、留め部186を開放する力の値を設計することにより「調節」することを可能にする。
【0149】
1枚のMMCカードが上記コネクタ内に挿入されている場合、留め部186を有するブレード184は、1枚のSDカードが挿入された場合と同様の方法で、外側に向かって横方向にそれて移動し、留め部186は、ブレード184によりそれに対して弾性的にプレストレスがかけられたままである一つのノッチを要することなく、該MMCカードの右長手方向縁部72に係合し、それによってカードの摩擦ブレーキを構成する。
【0150】
この構成においては、当然、上述したように、カバー54の壁部122から切り取ることによって、上記スイッチのブレードのうちの一つを形成することにより、上記コネクタの接触位置におけるカードの存在を検出するスイッチを形成することは不可能である。
【0151】
従って、図33〜図40に示す実施形態は、上記コネクタの前方長手方向端部近傍の接触位置において、MMC又はSDカードの挿入端部及び存在を検出するスイッチ190を提供する。
【0152】
スイッチ190は、スイッチ140のブレード142と同様の「固定」ブレード192を有し、該ブレードは、カバー54に対して一個構成の部材として形成されており、切断及び折り曲げにより形成され、特に図39、40に詳細に図示されている。
【0153】
すなわち、ブレード192は、スイッチ140の可動ブレード144と同じデザインであり、かつ特に、接続脚部196、197、凸状作動部分200及び自由端部接触タブ202を有する、スイッチ190の可動ブレード194に対向して存在するように、絶縁支持体52の前方横方向壁部に形成された切取り部195に対向する横方向鉛直面内にある。
【0154】
この実施形態においては、金属製又は金属化されたカバー54は、その「固定」ブレード142、192を介してスイッチ140、190のために、上記プリント回路基板上のアーストラックとの共通の接続を構成する。
【0155】
図36を見て詳細に分かるように、上記スイッチが静止状態の時に、接触タブ202が弾性的に押圧される支持面204は、有利には、この面204が上記SDカード又はMMCカードの下に存在するように、ボックス162内に形成され、それにより、該カードCが作動位置又は接触位置にあるときに、該スイッチの行過ぎを減らすことが可能になる。
【0156】
次に、図1〜図15に記載かつ示したのと同様の単一のコネクタの第1の実施形態について説明し、かつ図41〜図51に示し、該実施形態においては、コンタクトブレード100が、その接続タブ又は出力部104を前方に向けた状態で、図44の方向L2に長手方向後方に挿入される。
【0157】
この出力部104を前方に向けた状態の変形例は、該出力部を後方に向けた状態の実施例と比較した場合に、上記コネクタの全体の厚さを減らすという利点を有する。該コネクタは、ここでは、上述したように、カードC上の接触パッドPiが、上記プリント回路基板の方に向けられている、すなわち、ハウジング58を上方に開口している状態である第1の形態になっている。
【0158】
出力部104を前方に向けた状態の別の変形例であって、上記絶縁支持体のためのハウジング58を、上記プリント回路基板の上面の方に全体的に下方に向けた状態で、上記カード上の接触パッドPiが上記プリント回路基板から離れて、すなわち上方に向けられている変形例を図52以降に示す。
【0159】
図41〜図51の変形例においては、2.1mm(±0.15mm)のSDカードの厚さ、および0.2mmのカバー54の厚さを含む上記コネクタの全体の厚さは、2.7mmである。
【0160】
図52以降に示す変形例においては、全体の厚さは2.5mmであるため、上記カードの鉛直方向保持は、上記プリント回路基板によって下向きに実現できる。2.5mmに等しい、このコネクタの低い高さは、その最大高さが、2.1+0.15=2.25mmである1枚のSDカードを受容することが可能である。
【0161】
特に図41〜図43を見て分かるように、コネクタ50の全長、およびより具体的には、その横方向面84、86によって境界が形成される絶縁支持体52の主要部の長さは、方向L2への長手方向挿入により、コンタクトブレード100、102を取付けることを可能にする後方ブロック220を有するために、より大きくなっている。
【0162】
図42、43を見て分かるように、ボックス部162は、当然長手方向に逆になっているので、右に対して最も遠くに配置されたコンタクトブレード100に関連するものは、後方横方向ストップ面138を有する、上記SDカードの挿入を極性化するためのストップ部136を構成する。
【0163】
出力部104を後方に向けた状態の変形例の図22〜図24を参照すると、コンタクト100の可撓性枝部157、および該ブレードを絶縁支持体52内に固定するための部分151が、すなわち、該コンタクトの0.2mmの厚さと、コンタクトブレード151の上下両側のプラスチックの0.25mmの厚さを含む、0.7mmの厚さ又は高さ「H」を有する、上記SDカードの下面76の平面の下にあることが見て分かる。
【0164】
また、ブレード100の自由接触端部102が、端部102が、前記カードの下面を可撓性枝部157に接触させることなく上記SDカード上のパッドPiに接触することを確実にするために、およびそのことに起因して電気的接触を失うことを防ぐために、該ブレードの可撓性枝部157の面から少なくとも0.7mmだけ突出していなければならないことが分かる。
【0165】
上記SDカードのデザインによって規定される、上記絶縁支持体の平面62、83間の高さが0.7mmであるため、上記絶縁支持体のブレード100及びキャビティ158は、例えば、国際公開第00/17805号及び第00/17806号文献に記載されている、マイクロシムカード用コネクタに一般に使用される曲がったタイプの電気コンタクトブレードに現在採用されているデザインを逆にすることによって最適化されている。
【0166】
図22に示す静止状態において、可撓性枝部57は、端部102の接触点と可撓性枝部157との間の高さを最小化すると共に、上記SDカード又はMMCカード上の導電パッドの接触面に対して、接触点102の約0.5mmの行過ぎを確実にするように、該カード上のパッドの方に、水平に対して10°傾いている。
【0167】
図23に示す各ブレードの作動位置において、可撓枝部157は、水平に近い弾性変形によって元に戻る。
【0168】
キャビティ158が、下方へ絶縁支持体の下面57内に開口している、従来技術によるデザインが採用されていた場合には、弾性変形位置にある枝部157及び端部159が、上記プリント回路基板の上面と接触するのを防ぐために、一方では、かなり減らすべき静止状態での枝部157の傾斜角度が必要となり(すなわち、電気的接触の確実性の損失を伴う、静止状態における接触端部102の位置の行過ぎの高さは、減らさなければならない)、あるいは他方において、実質的に増加する、コンタクトブレード100の領域151と、上記絶縁支持体の下面57との間の厚さが必要となり、すなわち、上記コネクタの全厚さは、増加することになる。
【0169】
ここで、このデザインと、図49〜図51に示す、出力部104を前方へ向けた状態のデザインとを比較した場合、上記SDカード又はMMCカードの下にある上記絶縁支持体の底部が、0.25mmまで減らされた高さ「h」を有することが分かるであろう。
【0170】
この非常に薄い底部226の堅牢性は、それらの間に可撓性枝部157が存在し、かつボックス部162内で終端するビーム部222(図42参照)によって長手方向にもたらされる。
【0171】
一方、薄い底部226は、上記ビーム間に横方向の連結がないので、上記絶縁支持体の横方向の堅牢性には寄与しない。
【0172】
また、その部分151を長手方向に挿入した状態のブレード保持領域が、横方向面78、86によって境界が形成される4mmの長さを越えて、絶縁支持体52の前方のブロック220内に配置されていることも図を見て分かる。
【0173】
このデザインの主な特徴は、以下の通りである。
【0174】
絶縁支持体52の上部のレベル、すなわち、2.5mmまで上げることが可能な、この領域内の絶縁支持体に対する高さに関する制約はない。
【0175】
しかし、図を見て分かるように、実装品質を損なう可能性のある材料の過度の厚みをもたせることを避けるために、この高さの全てを利用することは不可能である。すなわち、ブロック220は、支持体52の上面56に対して、鉛直方向に引っ込めてある上面224によって上方に境界が形成されている。
【0176】
ブレード保持領域151は、上記SDカード又はMMCカードの下に存在していないので、該領域の位置に対しては、寸法の制約はない。
【0177】
関連するコンタクトブレードの自由端部102に対する、上記SDカード又はMMCカードの各パッドPiの接触面は、上記絶縁支持体の下面57から0.7+0.25=0.95mmの位置にある。
【0178】
この0.95mmという値は、マイクロシムカードのために開発されたコネクタに使用され、そのために接触保持領域の下の材料の厚さが0.25mmに等しくなっており、かつそのために上記絶縁支持体のキャビティが、上記カード上の導電パッドPiから離れて配置されている絶縁体(1mm)の厚さと等しい。
【0179】
上記コンタクトブレードの領域151の下面は、0.25mmの厚さを有する底部226の上面に対応する。そのため、この保持領域が、上記カードのためのストップ面78を全体的に越えて配置されていることを確実にすることに注意しなければならず、そのため、上記SDカード上のパッドPiを隔離する、0.6又は0.7mmの高さを有するパーティション67は、後者と接触しない。
【0180】
ブレード100の自由端部102は、図49に示す静止状態において、0.5mmだけ行き過ぎる。
【0181】
すなわち、図49〜図51に示すコンタクトブレード100の変形運動は、マイクロシムカードを接続するための公知のデザインに用いられる、従来の「曲がった」タイプのコンタクトブレードの変形運動と同じである。
【0182】
上面224は、高さに関して限定されていないので、コンタクトブレード保持領域151の上のプラスチックの厚みは非常に大きく、例えば、上記絶縁支持体に高い横方向の堅牢性を与える、図に示す実施形態においては約1.2mmである。
【0183】
また、上記コンタクトブレードを収容するキャビティは、下方に開口しているので、これにより、方向L2への長手方向挿入時の、各コンタクトブレードの自由端部102及び弾性枝部157の無理のない通過を実現できる。
【0184】
図41以降に示すカバー54は、該カバーの後方部分に配置されたタブ132、134を除いて、上述したカバー54と全体的に同じであり、そのため、上記プリント回路基板への半田付け後に、上記コネクタの固定及び機械的動きは、バランスがとれる。
【0185】
最後に、図53、54を見て分かるように、絶縁支持体52は、導電パッドPiを有する1枚のSDカードを受容するために、その面57が上方に向けられ、該カードも上方に向けられ、すなわち上記プリント回路基板の上面から離れているように、「逆さま」にすることもできる。
【0186】
該コネクタの実施形態も、その主な機能が、特に、その滑り路形勢部分120、122の包囲形状のため、長手方向アーム部88、90の剛性を保証すること、および電磁気遮蔽に寄与することであるカバー又はプレート54を実現できる。
【0187】
カバー54は、この場合、上記コネクタが、上記プリント回路基板の上面の取付け位置にあるときに、上方に向けられている絶縁支持体52の面57上に嵌めることにより、鉛直方向に取付けられる。
【0188】
カバー54の上部プレート60の0.2mmの厚さは、絶縁支持体52の面57と、この場合下に向けられている、0.25mmの厚さを有する薄い底部又はウェブ226の他面との間にある(図53参照)。
【0189】
図54〜図57を見て分かるように、コンタクトブレード100、102の出力端部104は、当然、スイッチ140の可動ブレード144の出力パッド146、147と同様に、変更される。
【図面の簡単な説明】
【0190】
【図1】カードなしの状態で示す、本発明に係るコネクタを示す、上面斜視図及び左後方45°から見た図である。
【図2】コネクタが、コネクタ内に完全に挿入された接触位置におけるSDタイプのカードと共に示されている、図1と同様の図である。
【図3】図2のコネクタの上面斜視図及び右後方45°から見た図である。
【図4】金属製のふた又はカバーがない状態の、図1のコネクタを示す図である。
【図5】金属製のふた又はカバーがない状態の、図2のコネクタを示す図である。
【図6】その主要な規格寸法と共に、SDカードの拡大した概略底面図である。
【図7】MMCカードを示す、図6と同様の図である。
【図8】結合して対応する導電パッドに対するコンタクトブレードの各自由端部の相対位置を明確に示すために、コネクタが透明であるかのように示して、SDカードの下面上の9つの接触パッドを示した、図2及び図3のコネクタの前端部を拡大した平面図である。
【図9】図8の線9−9から見た断面図である。
【図10】図8と同様の全体図であるが、その金属製カバーがない状態でコネクタを縮小して示した図である。
【図11】SDカードがない状態の図10と同様の図である。
【図12】図11の矢印F12の方向の詳細を拡大した斜視図である。
【図13】図1のコネクタの平面図である。
【図14】図13の線14−14上の断面図である。
【図15】図13のコネクタの左側面図である。
【図16】コネクタの金属製カバーの左後方45°から見た斜視図である。
【図17】図16のカバーの底面図である。
【図18】SDカードの書込み保護デバイスの作動又は非作動位置を検出するスイッチの可動コンタクトブレードを示す、図11の矢印F18の方向に拡大した斜視図である。
【図19】書込み保護デバイスの固定位置の検出に対応して開位置にあるスイッチを示す、カバーの上部壁部を一部切り欠いた状態の、図13のD19部分の詳細図である。
【図20】書込み保護デバイスの非固定位置の検出に対応して閉位置にあるスイッチを示す、図19と同様の図である。
【図21】本発明に係るコネクタの9つの同一のコンタクトブレードのうちの一つを示す、左後方45°から見た斜視平面図である。
【図22】静止位置、すなわちコネクタ内にカードがない状態のコンタクトブレードを示す、図11の線22−22上の拡大断面図である。
【図23】コンタクトブレードが作動位置に示されている、図22と同様の図である。
【図24】コンタクトブレードが、絶縁支持体を鉛直方向下方に押圧する、最大限に変形した位置を示す、図22と同様の図である。
【図25】同一及び均質のコンタクトブレードの帯状形態の製造を示す概略図である。
【図26】マイクロシムカード及びSDカードを共に接続できるようになっている両用コネクタである、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、後方45°から見た斜視平面図である。
【図27】SDカードが挿入されている状態の、別の角度から見た図26と同様の図である。
【図28】SDカードがコネクタの接触位置に示されている、図27と同様の図である。
【図29】図28のコネクタの底面図である。
【図30】マイクロシムカード及びSDカードを共に接続する本発明に係る両用コネクタの他の実施形態を示す図27と同様の図である。
【図31】マイクロシムカード及びSDカードを共に接続する本発明に係る両用コネクタの別の実施形態を示す図28と同様の図である。
【図32】マイクロシムカード及びSDカードを共に接続する本発明に係る両用コネクタの別の実施形態を示す図29と同様の図である。
【図33】接触位置におけるカードの存在を検出するスイッチと共に、SDカードの長手方向位置にストップ又は固定手段を含む、本発明に係るコネクタの第1の実施形態の代替形態を示す、図1と同様の図である。
【図34】接触位置におけるカードの存在を検出するスイッチと共に、SDカードの長手方向位置にストップ又は固定手段を含む、本発明に係るコネクタの第1の実施形態の代替形態を示す、図3と同様の図である。
【図35】接触位置におけるカードの存在を検出するスイッチと共に、SDカードの長手方向位置にストップ又は固定手段を含む、本発明に係るコネクタの第1の実施形態の代替形態を示す、図4と同様の図である。
【図36】図35の拡大詳細図である。
【図37】接触位置におけるカードの存在を検出するスイッチと共に、SDカードの長手方向位置にストップ又は固定手段を含む、本発明に係るコネクタの第1の実施形態の代替形態を示す、図5と同様の図である。
【図38】接触位置におけるカードの存在を検出するスイッチと共に、SDカードの長手方向位置にストップ又は固定手段を含む、本発明に係るコネクタの第1の実施形態の代替形態を示す、図8と同様の図である。
【図39】接触位置におけるカードの存在を検出するスイッチと共に、SDカードの長手方向位置にストップ又は固定手段を含む、本発明に係るコネクタの第1の実施形態の代替形態を示す、図16と同様の図である。
【図40】接触位置におけるカードの存在を検出するスイッチと共に、SDカードの長手方向位置にストップ又は固定手段を含む、本発明に係るコネクタの第1の実施形態の代替形態を示す、図17と同様の図である。
【図41】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図1と同様の図である。
【図42】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図4と同様の図である。
【図43】このコネクタの絶縁支持体を示す斜視図である。
【図44】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図8と同様の図である。
【図45】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図13と同様の図である。
【図46】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図14と同様の図である。
【図47】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図15と同様の図である。
【図48】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図21と同様の図である。
【図49】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図22と同様の図である。
【図50】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図22と同様の図である。
【図51】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図23と同様の図である。
【図52】図53以降に示す、本発明に係るコネクタの他の実施形態の絶縁支持体も構成する、図41〜図51に示すコネクタの絶縁支持体の左前方45°から見た斜視底面図である。
【図53】カードが接触位置に入った状態で、該カードの接触パッドが、コネクタを支持するプリント回路基板の上面に対向するように配置されている、本発明に係るコネクタの右後方45°から見た斜視平面図である。
【図54】カードがコネクタ内にない状態の、図53のコネクタの底面図である。
【図55】図53、54のコネクタのカバーの斜視平面図である。
【図56】図55のカバーの底面図である。
【図57】図53、54のコネクタの9つの同一かつ均質のブレードのうちの一つの斜視図である。
【0001】
本発明は、矩形状の全体形状からなる接触式スマートカード用電気コネクタに関する。
【0002】
本発明は、より具体的には、絶縁材で形成され、その下主面に、接触式メモリスマートカードの横方向縁部の近傍に、規則的でない横方向の配置で配置され、各々が、支持体のハウジングの底面に配置された、該支持体によって支持されかつ一連の平行長手方向ブレードに属している電気コンタクトブレードの自由接続端部に係合する、一連の平行な長手方向導電パッドを有する矩形状の全体形状からなる接触式メモリスマートカードのために、その上面が開口しているハウジングを形成する支持体であって、各ブレードが、その長手方向への挿入操作によって、該支持体内に嵌込まれる支持体を備えるタイプ、および上記カードが、その接触点にある場合に、コンタクトブレードの各自由端部が、対応する導電パッドと共に一つの接触点を形成するタイプの電気コネクタに関する。
【背景技術】
【0003】
ITT社により販売されているこのような電気コネクタの実例は、欧州特許出願公開第0.738.983号明細書に記載及び説明されている。
【0004】
この明細書は、小さなサイズのカードである、マイクロシム(MICROSIM)タイプの規格化されたカードを接続するためのコネクタについて開示している。例えば、上記カードの前部を構成する長辺部は、上記コネクタの支持部のハウジング内に受容され、すなわち、該カードの下面は、絶縁支持体内に形成された該ハウジングの底部に面する、該カードの全面にわたって実質的に広がっており、特に該カードを容易につかめるように、該カードの小さな後方長手部分のみが、該ハウジングから突出している。
【0005】
また、接触子の接続端部は、上記コネクタを受容する、プリント回路基板の導電トラックに係合するために、後方の前部及び後部の横方向面を越える前記絶縁支持体の、それぞれ前部及び後部方向長手方向に一群となって伸びている。
【0006】
さらに、上記明細書は、上記支持体上を滑動するように取付けられ、かつ上記後方が上記ハウジング内の定位置にあるときに、上記カードの下面上に存在する、その上部プレート状主要部によって、上記絶縁支持体のハウジング内に上記カードを保持する金属製カバーの配置についても開示している。
【0007】
国際公開第00/17805号文献(アイティーティー・マニュファクチャリング・エンタープライゼス・インコーポレーテッド)は、大量のデータを記憶するために特に使用され、従って高蓄積容量の小さな取外し可能メディアを構成する、規格化された別のタイプのカードを接続するために特に適しているコネクタについて開示している。フラッシュカードとも呼ばれるこのようなタイプのメモリカードのいくつかの実例は公知であり、そのサイズは、だんだん小さくなっており、またその記憶容量は大きくなってきている。
【0008】
このことは、特に、サンディスク社によって販売されているマルチメディアカード(MultiMediaCard;MMC)と呼ばれている場合についてであり、その集積回路を含む本体の寸法及びその導電接触パッドの位置決めは、そのようなカードの規格化された定義を可能にするために、その製造会社及びユーザとの関係によって、厳密に規定される。この定義は、例えば、1999年のMMCAにおけるマルチメディアカードシステム仕様書、オフィスリリース2.11版の発表のテーマを構成する。
【0009】
この説明に対して添付された、図6に示すこのタイプのMMCカードは、一般に、その形状及び大きさが、マイクロシムカードと同じであり、特に、一般的にその形状が長方形である該カードの角部のうちの一つに形成された切り欠き部64からなり、かつ該カードをコネクタおよび/または読み出し書き込み装置内に正確かつ明確に位置決めするための極性化手段を含む点が同じである。
【0010】
一方、上記MMCカード上の接触パッドP1は、前縁の極性化切り欠き部64も形成されている、該MMCカードの短辺前端横方向縁部66の近傍に横方向に整列されている、一連の7つの実質的に隣接する導電パッドからなる。
【0011】
7つの接触パッドP1〜P7は、2.50mmの均等ピッチで横方向に配置され、それらの下方自由接触面は、互いに同一平面上にあり、かつ上記カードのプラスチック体の下面76と同一平面上にある。各パッドPiの最小横方向幅は、1.55mmである。
【0012】
上記カードは、1.4mmの一定の厚さを有し、その長さは32mmで、その全横幅は24mmである。
【0013】
従って、上記MMCの全体の寸法は、マイクロシムカードの寸法よりも大きく、上記の国際特許出願で提案されたコネクタのデザインは、その上にコネクタが取付けられるプリント回路基板の上面上で、上記コネクタの絶縁支持体が占める領域が大きい限りはっきりとした欠点である、非常に大きな全体のサイズを有するコネクタを結果として生じる限り、このタイプのカードには全く適しておらず、そのため、この領域は、当然、もはや該プリント回路基板上の他の電子部品を実装するために使用することができない。
【0014】
この欠点を改善するために、様々なデザインが既に提案されており、例えば、マイクロシムカード及びMMCカードを同時に接続するためのコネクタについて開示している国際公開第00/17806号文献(アイティーティー・マニュファクチャリング・エンタープライゼス・インコーポレーテッド)や、カードエジェクタを有するMMCカードのためのコネクタについて開示している国際公開第01/29934号文献(アイティーティー・マニュファクチャリング・エンタープライゼス・インコーポレーテッド)に説明されている。
【0015】
上記後者の文書においては、弾力性コンタクトブレードの数は7つであり、それらのブレードのうちの5つは、ハウジングの前部横方向底縁部の近傍に横方向に整列されており、残りの2つのブレードは、後方から前方への上記カードの長手挿入方向を考えた場合、長手方向後方へずれており、そのため、それら2つの自由接触端部は、長手方向後方へずれている。この特徴により、上記カード上のP3、P4の符号が付けられた2つのパッドが、他のパッドが接続される前に、アース回路及び電源へ電気的に接続されることが可能になる。
【0016】
大記憶容量を有するカードの中には、最近、サンディスクによって販売されているSD(Secure Digital)カードと呼ばれる新しいカードあり、その全体のサイズ(長さ及び幅)は、2.1mm以上であるその厚みを除いて、この説明に対し添付した図6を見て分かるように、上記MMCカードのサイズと等しい。
【0017】
このSDカードの全ての特徴及び性能特性は、SDCA(SDカードアソシエーション;SD Card Association)により発行された文書によって規定されており、SDCAの住所は、53 Muckelemi St.P.O.Box 189,San Juan Baustista,CA95045〜0189、米国である。
【0018】
このカードは、接触放電の場合に約10kVの、および空中放電の場合に約15kVの静電放電(electrostatic discharge;ESD)に対する公差に関して、特に改善された性能特性を有しており、この改善は、以下に説明するように、特に、プラスチック製のパーティションによって分離されている接触パッドに起因する。
【0019】
上記カードの下面76は、2.5mmのピッチで横方向に均等に配置され、それらの最小横方向幅が1.4mmである点で、また、特に該カードの絶縁体の切り欠き角部64に対して、同じように横方向に配置されている点で、上記MMCカード上の6つのパッドP1〜P6と等しい6つの接触パッドP1〜P6を前部横方向縁部近傍に有する。
【0020】
一方、接触パッドP7は、横方向幅が1.1mmで狭くなっており、該パッドの左側に隣接する接触パッドP6に対して、8.05−5.625=1.425mmだけ横方向にずれていると共に、該パッドの右側に隣接する第1の追加的な接触パッドP8に対して、9.75−8.05=1.70mmだけずれており、接触パッドP8の横方向幅は、0.9mmである。
【0021】
また、上記SDカードは、パッドP1〜P6と同様に1.4mmの横方向幅を有し、かつ第一に、接触パッドP1に対して、2.5mmだけ左の横方向へずれており、第二に、全て整列しているパッドP1〜P8に対して、1.7mmだけ長手方向後方へずれている第2の追加的な接触パッドP9を有する。
【0022】
さらに、9個の接触パッドP1〜P9の全ての自由下面は、同一平面上にあり、かつ上記SDカードの下面76の面に対して、鉛直方向上方にずれている。
【0023】
このずれのために、隣接しかつ左から右へ連続する接触パッドP9からパッドP1〜P6は、絶縁材で形成され、かつ長手方向に形成され、各々が、上記カードの長手方向縁部近傍に配置された2つのパーティションの場合に、0.7mmの横方向幅及び0.7mmの高さを、また、残りの7つのパーティションの場合に、0.7mmの高さ及び0.6mmの幅を有するパーティション67によって、2つ一組で分離されている。しかし、単にそれぞれが電気的に隔離されている隣接した接触パッドP7、P8間には、絶縁パーテーションは存在しない。
【0024】
また、上記SDカードの2つの対向する長手方向縁部70、72のそれぞれは、一方で、該カードを受容する上記コネクタ内に正確にガイドできるようにし、かつ他方で、表を下にした向きから表を上に下向きで該カードをコネクタ内へ挿入するのを識別するための極性化の追加的な手段を可能にする非対称的な側面形状を該SDカードに与える、溝のある側面71、73を下面76に有する。溝71、73の深さは、0.7mmであり、すなわち厚さの差は、2つのSD及びMMCタイプのカード間で、2.1−1.4=0.7mmである。
【0025】
最終的に、左側の長手方向縁部70において、上記SDカードは、カーソル69が、書き込み保護が作動しない場合の後方位置と、該書き込み保護が作動する場合の前方位置の2つの反対の長手方向位置を占めることが可能であるノッチ65である書き込み保護デバイスを有する。
【0026】
またSDカードは、その右側長手方向縁部72において、ある用途において、該SDカードが、ノッチ75内に受容された相補手段によって長手方向に固定されることを保証するノッチ75を有する。
【0027】
したがって、上記MMCカードと比較して上記SDカードは、均等でない配置の接触パッドPiを有し、かつ実質的に異なるデザインを有する。
【0028】
しかし、このタイプのSDカードに対して信頼性のあるコネクタを有することができることと共に、必要に応じて、上記MMCタイプのカードも受容できることが好ましい。
【0029】
これにより、上記コネクタにおけるコンタクトブレードの配置に関して、および特に、それらの正確な位置決めに関して、高度な複雑さが生じることになる。
【0030】
このタイプのコネクタの全ての公知のデザインは、均等でない間隙またはピッチで横方向に配置されたコンタクトブレード、および/または各カードの種類に対して異なりかつ非均質のコンタクトブレードを使用する。
【0031】
「非均質」という用語は、特に、同じ帯状材料から製造されていないコンタクトブレード、および/または異なる設定の切断及び加工工具によって得られた異なるバッチに属するコンタクトブレードを意味するように理解される。以下の「同一ブレード」という表現は同一でかつ均質のブレードを意味する。
【0032】
従って、上記コンタクトブレードは、異なる工具によって長手方向の挿入により形成されかつ取付けられる。
【0033】
そのような解決法の上記複雑さ、およびそのために生じるコストの上昇に加えて、上記コネクタには、様々なコンタクトブレードの自由接続端部が、該コネクタを保持するプリント回路基板上の導電トラックと同一平面上にないという危険性が増加するという重大な欠点がある。
【発明の開示】
【0034】
これらの欠点を改善するために、本発明は、前記コンタクトブレードの全てが同一で、かつ前記ブレードを一度の挿入操作で同時に嵌込むことができるように、上記カード上への導電パッドの配置と両立できる、一定の横方向ピッチで配置されていることを特徴とする、上述のタイプのコネクタを提供する。
【0035】
本発明の他の特徴によれば、
・前記コンタクトブレードは、絶縁支持体内に同時に挿入され、かつ均等な寸法特性を有するように、同じ製造バッチに属しており、
・上記カードは、MMCタイプのカードであり、特に、一組の連続する導電パッドに属する少なくとも2つのパッドが、上記導電パッドの下方自由接触面が実質的に存在する水平面に対して、鉛直方向下方に突出している絶縁パーティションによって分離されている、SDタイプのカードであり、
・前記パーティションの全ては、接触位置において、上記ハウジングの底面の上面に対して垂直になっている上記カードの下面と同一平面上にある下方縁部によって、鉛直方向下方に境を接しており、
・上記コネクタの前記同一のコンタクトブレードは、その値が2.35〜2.45mmに選定される一定のピッチで配置されており、
・上記コネクタの前記同一のコンタクトブレードは、2.4mmの一定のピッチで配置されており、
・上記ハウジングの底面の上面の平面から鉛直方向上方に突出する、各コンタクトブレードの自由接触端部の横方向幅は、0.5mmであり、
・上記ハウジングは、上記カードの全面と平行な方向に、該ハウジング内に長手方向に挿入され、かつ該カードの接触位置を画定するために、それに対して該カードの前記横方向縁部が当接する底部縁部によって、横方向に境を接する該カードの少なくとも一部を収容し、
・上記絶縁支持体に対する、前記コンタクトブレード及びその自由接触端部のそれぞれの長手方向位置は、挿入操作後に、該絶縁支持体の対応部分に、長手方向に当接するコンタクトブレードの一部によって決定され、
・上記カードの前記横方向縁部は、該カードの正しい方向を上記コネクタのハウジング内に確定する極性化手段を構成するために、該ハウジングの底部横方向縁部の端部の一つに形成された45°の対応する傾斜面に係合するように指定された、約45°の切り欠き角部を有し、
・上記カードの長手方向の挿入方向を考えた場合に、該カードが前記正しい方向に既に挿入されているときに、2つの連続するパーティションの間に上記自由接触端部と共に収容されるように、および上記後方が、前記正しい方向に挿入されていない場合に、該カードの完全な長手方向の挿入を防ぐために、該カードの横方向面の一部に係合するように、上記コネクタは、上記ハウジングの底面にレリーフとして形成され、かつその自由接触端部の近傍に、および後方の上流で、上記コンタクトブレードのうちの一つに長手方向に隣接して配置されているストップ部を有し、
・上記コネクタは、上記カードの上面全面に広がり、かつSDカードのための書き込み保護デバイスの状態を検出するためのスイッチに属する、上記カバーに対して一つの部材として形成された少なくとも一つのコンタクトブレードを有する、上記ハウジング内に該カードを保持するための金属製カバーを含み、
・上記カバーは、一枚のSDカードを上記接触位置に固定するための弾性的に変形可能な一つのブレードを有し、
・上記カバーは、上記コネクタへの上記カードの挿入端部を検出するためのスイッチに属する弾性的に変形可能なブレードを
・上記カバーは、上記絶縁支持体の相補的側方部材の周りを回転し、かつ該部材を補強する側方リムを有し、
・各コンタクトブレードは、その前部自由接続端部と反対側に、後部接続端部を有し、かつSDカードの下面の面の下に存在する絶縁支持対内に固定するための部分を有し、
・上記MMCカードまたはSDカードのためのコネクタの上記絶縁支持体が、モールディングにより単一の部材に形成され、かつマイクロシムカードを受容するように指定された別のさらなる一体コネクタの絶縁支持体と共通である。
【0036】
本発明の他の特徴及び効果は、以下の詳細な説明を読めば明らかになり、読む人は、その理解のために添付図面を参照すべきである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
以下の説明においては、同一、同等または類似部材は、同じ参照数字で示す。
【0038】
図1に関しては、「下方」、「上方」、「前方」及び「後方」という用語は、限定することなく、慣例により採用する。
【0039】
該図は、電気コネクタ50を示し、該コネクタは、本質的に、全体がプレート状のプラスチック製絶縁支持体52と、カードハウジング58が形成されている、絶縁支持体52の上面56と水平な面上に特に広がっている金属製又は金属化された蓋又はカバー54とで構成され、このハウジングは、カバー54の主要上方プレート状部分60と対向して、鉛直方向上方に開口している。
【0040】
ハウジング58は、水平下方底部壁部62によって鉛直方向下方に境界が形成され、かつ例えば、SDタイプ又はMMCタイプのカードCである電子メモリカードの前方部分の長手方向への挿入のためのスロットを有するように、長手方向後方へ開口している。
【0041】
公知のデザインのカードCは、横方向前端縁部66と、横方向後端縁部68及び2つの平行かつ対向する側縁部70、72によって境界が形成される矩形状の全体形状を有する。
【0042】
縁部66、72の挿入に対応する前方右側角部は、カードCの位置及び方向を極性化するために、規格化された45°で切り欠かれた切り欠き角部64を有する。
【0043】
また、カードCは、水平上面74と、上記コネクタの上記コンタクトブレードの自由接触端部102の方へ向けられ、この場合、プリント回路基板の方へ向けて下方に向けられ、かつ上面に上記コネクタを保持するプリント回路基板(図示せず)へ向けて下方に設けられた一連の導電接触パッドPiを、その横方向前端縁部66近傍に有する反対側の平行下面76を有する。
【0044】
本明細書の導入部に詳細に記載したSD及びMMCの2種類のカードを、それらの下面76を示した図6、7に示す。
【0045】
カードCは、後方から前方のハウジング58内へ、その前方横方向縁部66が前方へハウジング58を画定する前方横方向底部縁部78にぶつかるまで、図2に示す方向L1に挿入することができる。
【0046】
カードCの対向する側縁部70、72は、それぞれがハウジング58の横方向の境界をなす、平行かつ対向する長手方向縁部80、82によって、ハウジング58内を「滑動」するようにガイドされる。
【0047】
より具体的には、図4、9を見て分かるように、縁部80、82は、図に示すように、その後、段状部81、83上に収容される、(上記コネクタ内の定位置に示していない)SDカード又はMMCカードのいずれかを使用できるように、該コネクタの滑動部内に挿入されたカードがその上にはまる水平段状部81、83を有する、(その各縁部が段状部71、73を有する)SDカードの縁部70、72の輪郭と相補的な階段状の輪郭を有する。
【0048】
図面を見て分かるように、カードCの前方部分を受容するハウジング58は、前方横方向底部縁部78によって前方横方向に完全に境界が形成され、かつ絶縁支持体52の後方横方向端面84によって後方横方向に完全に境界が形成されている。
【0049】
さらに、絶縁支持体52は、前方横方向面86によって、前方横方向に境界が形成されている。
【0050】
カードCが、そのハウジング58内への挿入中、または該ハウジングからの引き抜き中の該カードの側方のガイドを改善するために、絶縁支持体52の本体は、長手方向ガイド縁部80、82の長さを増長させるために、後方横方向面84を越えて長手方向後方に伸びている、2つの長く対向した長手方向延長部またはアーム部88、90を有する。
【0051】
また、延長部88、90は、挿入面取り部92、94を有する、ガイド縁部80、82の輪郭を延長する輪郭を有する。
【0052】
(図示しない)代替形態によれば、より短いアーム又は延長部を有するコネクタの実施例を実施することが可能であるが、この短さは、以下に説明するスイッチ140の取付けを可能にするように十分なものである。
【0053】
カードCの位置及び方向を極性化する機能を実現するために、前方横方向底部縁部78及び長手方向縁部82の挿入に対応するハウジング58の角部は、図5を見て分かるように、カードCが正しい位置に挿入された場合に、切り欠き角部64の形状及び寸法と相補的になっている、45°の角度をなす鉛直面98を有する。
【0054】
スマートカードを接続するコネクタの分野において知られている方法によれば、絶縁支持体52は、弾性的に変形可能なブレードの形に形成されている一連の電気接触体100を有し、その自由接触端部102は、カードCの下面76上の導電パッドに係合するために、底面62の面の上に鉛直方向に突出している。
【0055】
図に示した実施例においては、弾力的なコンタクトブレード100は9つあり、それらのブレードのうち6つは、ハウジング58の前方横方向底部縁部78の近傍で、横方向に整列しており、残りの3つのブレードは、SDカードの接触パッドP3、P4、P9に対応して、それらの接触端部102が、長手方向後方にずれるように、長手方向後方にずれている。パッドP9の場合、このずれは、上記SDカードのデザインに起因し、パッドP3、P4に関連するブレードのずれは、既に説明した「ホットプラグイン」接続によるものである。
【0056】
全てのコンタクトブレード100は同一であり、各々は、後方横方向面84と略整列して端部を形成するタブの形になっている後方自由接続端部104を有し、各端部104は、ここでは、上記プリント回路基板の上面の表面に半田付けされるタブの形でデザインされている。
【0057】
各タブは、ここでは、プリント回路基板上のトラックに半田付けするために、90°の角度で曲がっているが、メッキされたスルーホール内への挿入に適したタイプでもよい。
【0058】
出力タブが、上記プリント回路基板上の対応するトラックを弾性的に圧迫接触している、「ソルダーレス」と呼ばれる実施例も実現することができる。鉛直方向の圧迫は、上記コネクタを受容する装置によってもたらされ、その一部は、カバー54を圧迫し、さもなければ、該コネクタは、例えば、上記プリント回路基板のメッキされたスルーホール内に収容される銛の形状にデザインされたアースタブ132、134をスナップ固定することにより(既に説明した部分参照)、該プリント回路基板に固定される。
【0059】
前方横方向底部縁部78及び後方横方向面84によって境界が形成される長さは、この場合、上記SDタイプまたはMMCタイプのカードCの全長の略4分の1である。
【0060】
すなわち、図10を見ればより具体的に分かるように、カードCの約4分の3が、上記プリント回路基板の上面の対向部分の上で、片持ち状態で、ハウジング58から出て長手方向後方へ伸びている。
【0061】
また、図11、13を見て分かるように、その前方横方向縁部108及び後方横方向縁部110により境界が形成されたカバー54の上部プレート60の長さは、ハウジング58の長さのおよそ2倍であるのに対して、上記カードの全長の半分以上は、縁部80、82及び延長部88、90によって定位置にガイドされかつ保持される。
【0062】
上記コネクタを実装する上記プリント回路基板のアースに接続されている、金属製または金属化されたカバー54の縁部110は、上記カードのコネクタ50内への長手方向の挿入のスタート時に静電放電できるようになっている。
【0063】
特に図14、15を見て分かるように、自由接続端部104は、脚部96を有する絶縁支持体52の下平面57の面より略下にある。
【0064】
公知の一般的なデザインによれば、金属製カバー54は、絶縁支持体52上に取付けるために、絶縁支持体52の鉛直及び外部長手方向面の対応部分116、118に沿って鉛直方向下方に伸びる2つの平行かつ対向する側方縁部120、122を有する。
【0065】
縁部120、122は、滑り路の形に形成されており、すなわち、該縁部は、長手方向の滑動により水平枝部を取付けることができるように、および後部の面から突出しないように、内方に曲げられ、かつ絶縁支持体52の下面57内に形成された対応するハウジング内に受容される水平枝路124、126によって絶縁支持体52の下に水平方向に伸びている。
【0066】
特に図2、3、9、15を見て分かるように、曲げられた部分124、126を有する滑り路の形に形成された縁部120、122は、上記カバーに対して、上記カードが、ハウジング58の方向に上記コネクタ内に長手方向に挿入されている時に、上記MMCカード又はSDカードをガイドするのを補助する2つの長いアーム部88、90を完全に取り巻く包囲形状を示す。
【0067】
この包囲形状は、アーム部88、90に全方向性の高い堅牢性を与える。
【0068】
これは、上記カバーのデザインも、アーム部88、90の上面の相補的に形成された部分137、139内に収容される、上部プレート60の2つの後方上方角部133、135によって、該2つのアーム部が横方向に「互いに近づくこと」を防ぐことができるようにするためである。
【0069】
カバー54は、前方から後方へ、すなわち、例えば、図1を考えた場合に、左から右へ、長手方向に滑動させることにより支持体52に取付けられ、またカバー54は、例えば図16、17に詳細に示され、かつ取付けのために横方向面78、86間の絶縁支持体52の上面56に形成されたノッチ127、129内に、カバー54の取付け位置において収容される2つのスナップ固定タブ121、123によって、絶縁支持体52上の取付け位置に固定される(図4参照)。
【0070】
取付け時において、タブ121、123のスナップ固定は、上記カバーの弾性変形によって該タブが越えていく、上記絶縁支持体の前方上縁部と該タブが係合することによって生じる。
【0071】
カバー54を長手方向に引き抜くまたは引っ込めるために必要なことは、タブまたはラグ121、123を離脱させるために上記絶縁支持体に形成されたノッチ131(図4参照)のために、人のつめ又は挿入具によって、その前方横方向縁部108を起こすことにより、カバー54をわずかに弾性変形させることである。
【0072】
カバー54は、その前方横方向縁部108の近傍において、例えば、金属製カバー54をアース面に電気的に接続するために上記プリント回路基板の電子回路の該アース面に好ましくは接続される、該プリント回路基板上の対応する導電トラックに、タブ132、134をリフローによって半田付けすることができるように、リム120、122から伸びる2つの前方下部水平タブ132、134を有してもよい。タブ132、134は、例えば図1、13〜17に示すように、上記コネクタの外側方向に曲げてもよく、あるいは、図2〜5、8、9に示すように、内方に曲げてもよい。
【0073】
タブ132、134が外側に向かって曲げられている場合には、上記プリント回路基板に実装され、かつ上記カバーの下に配置されている電子部品に対してメンテナンス作業を行うために、該カバーのタブ132、134から半田を除去することにより、カバー54を分解することが可能であり、それによって、滑動させることにより一部または完全に取り除くことができる。
【0074】
その半田タブにより半田付けでカバー54を機械的に固定することは、コネクタ50を、追加的な部品又は部材を使用することなく、その前方部の定位置に機械的に保持することを可能にする。また、この前方部の固定は、出力部104を半田付けすることによって形成される後方部の固定を安定化する。
【0075】
特に図1を見て分かるように、カバー54の上部プレート60は、接触端部102と同様に、上方に向いており、かつ検査装置又はテスタによって、カードCがない場合に利用できる上記端部に直接接続することによって、部品及びコネクタが半田付けされた後に、装置を検査することができるようにする、一連の穴部61を有する。
【0076】
横方向スロット63は、出力タブ104を半田付けすることができ、かつ該半田付けされた接合部を検査することができるようにする。
【0077】
上記カバーが形成する電磁気遮蔽を改良することが望ましい場合には、穴部61又はスロット63がない上部プレートを形成することが可能である。
【0078】
本発明の教示によれば、全てのコンタクトブレード100、102は、互いに同一であり、かつ上記コネクタ内に収容されたマルチメディアカードの導電パッドPiの位置及び配置と両立でき、かつ特にSDカードの該パッドの位置及び配置と両立できる一定の横方向ピッチで配置されている。
【0079】
この配置及びこの両立性を図8に拡大して示すが、そこには、他の図と比較して、詳細がわずかに異なる形状のある部材を有する、本発明に係るコネクタが示されている。
【0080】
図8及び図10、11を見て分かるように、各々が接触パッドP1〜P9のそれぞれと関連している、9つのコンタクトブレード100、102の長手方向中間軸A1〜A9は、この場合2.4mmに等しい均等かつ一定の中心間間隔Eを有する状態で図示されている。
【0081】
このデザインによって、同一かつ等距離の全てのブレード100、102は、単一の工具を用いて、長手方向の挿入、この場合は後方から前方への挿入によって同時に処理することができる。
【0082】
図8又は図10に示すように、軸Aiの各コンタクトブレード100、102は、該ブレードが係合する接触パッドPiに対して、横方向が「一致」していないが、一つのブレードの各自由端部は、該コンタクトブレードの長手方向中間軸Ai上に実質的に存在する後部の少なくとも一箇所によって規定することにより、対応する接触パッドPiの矩形状下面の対向部と電気的に接触している。
【0083】
図を見て分かるように、それは、最も少なく横方向に「一致」しており、かつ対応する中間パーティション67の反対側の内部側面に特に最も近づいているパッドP6、P7、P8に関連するブレードである。
【0084】
以下、その挿入及び保持方法と共に、各ブレード100、102の具体的なデザインについて説明するが、なおここでは、接触パッドP1、P2、P5〜P8に関連する最も遠くに進んでいるブレードのグループと比較して、パッドP3、P4、P9と関連するブレードに対して異なる、各コンタクトブレードの絶縁支持体52に対する長手方向位置が、その挿入中に、この目的のために横方向縁部84近傍に設けらたそのハウジングに各ブレードがぶつかる操作による、それらのパッドを取付ける操作に起因することに注意すべきである。
【0085】
図10、11のみに示すように、絶縁支持体52、従って接触パッドPiに対する、それぞれのブレードと、ブレード群の横方向位置との間の2.4mmの中心間間隔は、上記絶縁支持体と共に一個構成の部品として成形され、かつハウジング58の底部62に垂直盛上がり部として形成されている脱極性ストップ部136を取付けることを可能にする。
【0086】
ストップ部136は、その短い横方向幅が約0.4mmであるため、パッドP9に関連するブレード100、102の右側方縁部と、パーティション67の左内部側方縁部との間に収容される矩形状平行四辺形ブロックであり、パッドP9は、該左内部側方縁部によって、右側横方向に境界が形成される。
【0087】
上記ストップ部の高さは、図に示すように、上記SDカードの完全に正しい挿入を可能にするために、約0.6mmになっている。
【0088】
しかし、固いストップ部136は、上記SDカードが誤って挿入された場合、すなわち、その横方向縁部68が最初に挿入された場合、該ストップ部が、ハウジング58内への該SDカードの本体のいかなる挿入も防いで、下縁部が、下面76及び横方向縁部68の通過に応じて、図11の点線で概略的に示すように、ストップ部136の後方横方向面138にぶつかるように、長手方向に配置されている。
【0089】
このようなストップ部がない場合には、上記カードは、傾斜した極性化面98の介入前に、ハウジング58を部分的に貫通して、パッドP3、P4と関連する、最も遠くに戻った2つのコンタクトブレードの組の自由端部102を「つぶす」ことになる。
【0090】
このようなつぶしを防ぐために、各ブレードの下の隔離部内に発生する穴又は凹部を設けるという別の解決法があるが、これは、一般的に、該ブレードが、材質の降伏点を越えて曲がってしまい、そのため該ブレードの恒久的な変形を生じてしまう。従って、上記自由接触端部が、上記プリント回路基板の上面、あるいは上記コネクタの下方に配置された電子部品と衝突するという危険性もある。
【0091】
なおこの危険性は、厚さが薄く、段状部81、83の上の「高い」位置にあるため、たとえ誤って挿入されても、上記コンタクトブレードをつぶさない、従来のMMCカードの場合には存在しない。誤って挿入されたMMCカードの極性化は、傾斜面98によってなされる。
【0092】
上記SDカードの上記コネクタ内の正しい位置への長手方向挿入時に、すなわち、その前方横方向縁部66が最初に該コネクタを貫通し、その上面74が上方に向いている場合、接触パッドP9と長手方向縁部72との間に存在し、かつ切り欠き角部64を終端とするプラスチック製パーティション67は、長手方向アーム部90の後端横方向縁部91にぶつかる危険性を内在する。
【0093】
この欠点を改善して、上記コネクタのエルゴノミックスをさらに改良するために、上記アームの後方自由端部近傍に、アーム90の内部長手方向縁部95に斜め切取り部93が形成され(例えば、図1、4参照)、該切取り部は、段状部81、83上への接触をガイドされる際に、上記SDが押し進むまで、そのようなパーティション67の接触を防ぐ。
【0094】
また、本発明に係るコネクタは、SDカード書込み保護カーソル69の長手方向位置を検出するためのスイッチ40も含む。
【0095】
この目的のために、スイッチ140は、金属製または金属化されたカバー54に組込まれた、いわゆる固定コンタクトブレード142と、絶縁支持体52に支持された可動検出ブレード144とを有する。
【0096】
以下に示すように、ブレード142は、上記スイッチの作動原理のために固定ブレードと呼ばれるが、該ブレードは、挿入された上記カードに対する寸法の公差を吸収する可能性のある、該カードの挿入および/または引き抜き時に、特に、「ハードスポット」を避けるために、弾性的に変形する性質を有している。
【0097】
特に、図1、16、17を見て分かるように、カバー54の左側方縁部120は、外側横方向へわずかに変形している、長手方向の切り抜き固定ブレードを有する。スイッチ140の固定ブレード142は、カバー54の一部であることにより、カバー54のように、半田付けタブ132、134によって電気的アースに接続されている。また、このブレード142は、「束縛されておらず」、すなわち、上記カバーに対して1個構成の部品として形成されている。
【0098】
可動ブレード144は、長手方向の全体の向きを有し、収容のために側方縁部80の近傍で絶縁支持体52内に形成された相補的穴部内に収容され、鉛直方向下方に伸びる、取付け及び接続のための前方脚部146を含む。脚部146は、上記プリント回路基板と関連する導電トラックに接触して穴部に半田付けされ、または挿入されるように、接続タブ147を有する。
【0099】
上記可動ブレードは、その凸状側面を、上記SDカードの左長手方向縁部70の方向内側に面した湾曲検出部150を終点とする弾性変形可能な枝部148によって、嵌込み式脚部146を越えて、長手方向後方に伸びている(図19、20参照)。
【0100】
可動ブレード144は、固定コンタクトブレード142の対向する内面部分143と電気的に接触することができる接触タブ152を、湾曲部150を越えたところに有する。
【0101】
図19に示すように、検出ブレード144の位置は、それによってタブ152が、絶縁支持体52の固定面154を圧迫する、わずかに弾性的なプレストレスによって決まる。
【0102】
保護カーソル67の後方位置に対応するこの静止位置において、上記スイッチは、その通常の「開」状態にあるのに対して、カーソル67が、図20を見て分かるように、前方位置にある場合には閉じている。
【0103】
どのような製作公差及び位置決め公差であっても、検出スイッチ140の状態の変化を確実にするために、2つのブレード、すなわち、固定ブレード142及び可動ブレード144の寸法及び位置は、該スイッチが、図20を見て分かるように、閉じた作動位置にあるときに、固定ブレード142が、接触タブ152によって外側へわずかに弾性的に変形するようになっている。
【0104】
特に図4、10、11を見て分かるように、可動ブレード144は、左長手方向縁部80、88の切取り部145内に配置されている。従って、絶縁支持体52の2つの側部横方向対向部の幅は同一であり、スイッチ140を、上記コネクタの最小及び小さい幅を増加させることなく、取付けることができる。この最小鉛直方向幅は、上記カードの寸法に起因し、かつ該カードをガイドするのに要するプラスチックの最小構造量に起因する。
【0105】
一つのブレードが、上記絶縁支持体の右縁部に沿って対称的に取付けられた場合、カードのコネクタ内への挿入を検出するスイッチを、同じ方法で形成することが可能である。
【0106】
そのうちの一つを図21に示す、各コンタクトブレードの一般的なデザインは、公知のタイプである。具体的には、該デザインは、水平面にある実装又は取付け部151を有し、安定化機能も有する2つの挿入タブ153によって前方に伸びている。各タブ153は、絶縁支持体52の後方横方向縁部84の後部方向に開口している相補スロット155内に長手方向前方に挿入されるように、公知の方法でデザインされる。
【0107】
取付け部151を越えて、かつ2つの挿入タブ153の間において、各ブレード100は、該ブレードの弾性湾曲体を構成し、かつ上方を向いているその凸状面が湾曲している自由接触端部分102によって、それ自体が伸びている上方傾斜中間部153を有する。
【0108】
上述したように、全ての接触パッドPiとの接続を可能にするために、各接触部分102の幅は、小さくかつ0.5mmにする。
【0109】
各ブレード100、151、153を取付けるために、および該ブレードを鉛直方向下方に弾性的に変形できるようにするために、底部62の上面は、それ自体がブラインド底部160によって境界が形成されている溝158を隅から隅まで有する。
【0110】
上記絶縁支持体は、接触部分102の端縁部159と直線上に並んで、底部62に対して盛り上がり部として形成された「ボックス部」162を有する。各ボックス部は、上記コンタクトブレードの絶縁支持体52の定位置への挿入時に、端縁部159を該ボックス内に自由に挿入できるようにするために、後方に向かって長手方向に開口している(図12参照)。
【0111】
ボックス部162の内部上面164は、取付け時の挿入を容易にするために、面取りされている。
【0112】
取付け位置及び静止位置においては、図22を見て分かるように、上記ブレードは、底部62の上に突出する接触部分102の正確な高さを規定するために、上記接触部分の上面が、面取り部164を鉛直方向上方へ圧迫する状態で、弾性的にわずかにプレストレスを与えられている。
【0113】
上記ボックス部の底部は、上記コンタクトブレードが曲がった場合に、図23、24を見て分かるように、該端縁部を該ボックス内に挿入することができるように、端縁部159と整列して鉛直方向下方に開口している。
【0114】
図25は、本発明に係るコネクタの製造に用いるタイプの、コンタクトブレード100の帯166の一部を示す。
【0115】
上記ブレードは、金属材料からなる薄い帯166を起点とする、連続する切断、折り曲げおよび/または弓状に曲げること、およびコーティング工程によって公知の方法で製造される。
【0116】
様々な製造工程の後、上記ブレードは、同一の帯166に属することになり、かつそれぞれ小さな横方向幅の一組の長い長手方向の短冊状部170を介して、連結バンド又はボーダー188によって一体に結合される。
【0117】
各々が断裂開始部174を有する短冊状部170の端部172は、取付け部分51の後方部分へ(図25を考えた場合に右側へ)接合される。
【0118】
従って、本発明の場合に、9つのコンタクトブレードからなる一群で絶縁支持体52内に長手方向に挿入される、連続する一連のコンタクト帯は、予め上記ブレードの各々を分離することなく用いられ、すなわち、一つのコネクタの製作に対して、同じ絶縁支持体内に挿入される全てのブレードは、同じバッチに属し、かつ出力又は接続タブ104の同一平面性を欠くことがないことを保証するために、それらの寸法特性の観点から見て均質である。
【0119】
挿入時、上記9つのブレードの異なる長手方向位置を考慮に入れると、パッドP9、P3、P4に関連するブレードのための連結短冊状部170は、ブレード100が、それらの短冊状部170から分離する前に、自動挿入具(図示せず)を用いて、全てのブレードを、前方に接触した状態で完全に挿入できるようにゆがませることによって変形する。
【0120】
分離操作は、別の湾曲操作を上記短冊状部に対して行うことにより開始部174を断裂させることによって実行される。
【0121】
従って、上記ブレードは、全て一つの短冊状部材から生じ、かつ工具の設定を変更することなく、同じ切断工具によって形成されているので、全ての上記ブレードが、本発明の意味の範囲内で均質であることは、確かなことである。
【0122】
なおコンタクトブレード100が、それらの出力又は接続タブ104を後方に向けた状態で後方から挿入される、上述した本発明に係るコネクタの実施形態が、特に、上記カードのための横方向ストップ面78と該コネクタの前方横方向面86との間の全長を最適化することにより、上記プリント回路基板上のコネクタ50の設置面積を最小化するという利点を有することに注意すべきである。
【0123】
本発明は、上述した基本的な実施形態に限定されるものではない。
【0124】
また、国際公開第00/17806号文献(アイティーティー・マニュファクチャリング・エンタープライゼス・インコーポレーテッド)に記載されているものと同じ方法で、マイクロシムカードを同時に接続するコネクタ手段に組み込むことも可能である。
【0125】
そのような両用コネクタタイプの2つの実施形態を、図26〜図31に示す。
【0126】
図26〜図29に示す第1の実施形態においては、上記マイクロシムカードは、図26〜図28を考えた場合に、「上方」、すなわち上記SDカードのための主コネクタ50の様に配設されているコネクタ50’内に収容されるように設計されており、コネクタ50’及びコネクタ50は、その後方部分52’が、1枚のマイクロシムカードを受容するように設計され、かつコンタクトブレード102’が配置されているハウジング58’を構成するために、底部62の水平面に対して、変形および低くなっている絶縁支持体52を共用しており、その接続出力部104’は、共通の絶縁支持体52、52’のどちらかの側部において(左又は右に)、横方向に向いており、その下部は、特に図29を見て分かるように、コネクタ50’用の絶縁支持体52’を構成している。
【0127】
コネクタ50’は、そのデザインが、国際公開第01/61790号文献(アイティーティー・マニュファクチャリング・エンタープライゼス・インコーポレーテッド)に記載かつ説明されている蝶番式の囲いカバー54’を有する。
【0128】
カバー54’が、図に示すような閉位置にある場合、カバー54’の上面の平面は、上記SDカードをガイドするために、後端部分によって完了しているコネクタ50のためのハウジング58の底部62の面に対して、鉛直方向下方にずれている。
【0129】
この場合、図26〜図29に示すコネクタ50は、上述したようなカバー54を有しておらず、また、上記SDカードを鉛直方向上方に保持しておらず、その長手方向挿入時のガイドは、絶縁体52、52’と共に成形された、水平方向に向いている上部ガイドタブ176、178によって実行される。
【0130】
上記SDカードを挿入し易くするために、コネクタ50’のカバー54’が、切断及び折り曲げによって形成される、カバー54’に対して一個構成の部材として形成された、2つの鉛直方向に向いた側方ガイドタブ180’、182’を有することも図を見て分かる。
【0131】
ブレード100の接触端部102の後方に配置されている、上記SDカード用の主コネクタ50の一部(すなわち、図26を考えた場合に、右側に配置されている部分)が、コネクタ50’によって「占められている」限りにおいては、コンタクトブレード100は、当然、図1〜図25に関して上述した単一のコネクタの実施形態と比較して、反対方向に長手方向に取付けられている。
【0132】
従って、上記ブレードは、前方から後方へ、すなわち、図26、29に示す方向L2に、長手方向に挿入される。
【0133】
ボックス部162の方向も、当然指定され、また、それによってハウジング58が、前方において長手方向に境界を形成される、鉛直方向に向いた横方向底部壁部78は、上記ブレードが、方向L2への長手方向への挿入によって取付けられるときに、ブレード100の接触端部102が通過することができる穴部184を有する。
【0134】
図30〜図32に示す両用コネクタの第2の実施形態においては、上記マイクロシムカード用コネクタ50’は、上記SDカードを受容し、かつ上述の実施例と同様に、それ自体が上方部に配設されているコネクタ50の絶縁体52の下面57の下に配設されている。
【0135】
この実施形態においては、上記SDカードを受容するコネクタ50のコンタクトブレード100は、それに起因し、かつ以下に説明する利点を有し、前方から挿入されるタイプである。これらの利点には、面56、57間が2.5mmの小さな絶縁支持体52の全高がある。
【0136】
コネクタ50’の支持体52’を構成するために、面57の平面の下に突出する絶縁部分は、この面から約0.7mmだけ突出しており、すなわち、面57、57’を離間する距離は、約0.7mmである。
【0137】
また、突出部分52は、コネクタ50を保持するプリント回路基板のウィンドウ又は切り取り部内に取付けられる。上記コネクタの全高をさらに減らす必要がある場合には、カバー54’を設ける必要はない。
【0138】
コネクタ50に関して、タブ176、178は、上記アセンブリの全高を増加させることなく、別のプリント回路基板の相補的穴部内に取付けることもでき、そのため共用コネクタ50、50’は、2.5mmだけ離間している2つのプリント回路基板の対向面間に挟まれている。
【0139】
別の実施形態によれば、タブ176、178を、その厚さが約0.2mm、すなわち、約0.4mmである成形タブ176、178の厚さ未満である金属製カバー54と置き換えることも可能である。
【0140】
図33〜図40に示す実施形態は、図1〜図20に示す本発明に係る第1の実施形態の代替版であり、それはまず、上記SDカードを長手方向位置に保持又は固定するブレードを有し、該ブレードは、該カードのノッチ75に係合するように設計されている。
【0141】
固定ブレード184は、有利には、カバー54に対して一個構成の部材として形成され、前記ブレードは、スイッチ140の固定ブレード142と同様の方法で、その側方ふた又は壁部122に形成されている。
【0142】
ブレード184は、後方長手方向に伸び、かつその自由端部に、V字状留め部186を有し、該V字の先端部は、上記コネクタの内側方向に横方向に向いており、ノッチ75を有するSDカードの右側長手方向縁部72に対向している。
【0143】
静止時、すなわち、カードが存在していない場合には、留め部186は、上記絶縁支持体に形成されたノッチ188(図35参照)のため、上記コネクタの内側にあり、このノッチは、上記SDカードが接触位置にあるときに、図37を見て分かるように、該SDカードのノッチ75の右側にあるように、長手方向に位置している。
【0144】
上記SDカードが、コネクタ50の接触位置にある場合、留め部186は、ノッチ75内に捕えられる(図38参照)。
【0145】
該SDカードの上記コネクタ内への挿入時に、留め部186は、ノッチ75内に自動的に嵌る。
【0146】
留め部186のV字状部分は、上記SDカードの切り取り角部64に係合し、それにより、留め部186が、ブレード184によって加えられる低抵抗力によって前進移動することができるようになっている。
【0147】
上記SDカードの長手方向後方への引き抜き時には、上記V字状部分が、ノッチ75の直角をなす縁部に係合するので、留め部186をノッチ75から開放する力が高くなる。
【0148】
V字状ノッチ186の枝部の角度の選択により、当然、留め部186を開放する力の値を設計することにより「調節」することを可能にする。
【0149】
1枚のMMCカードが上記コネクタ内に挿入されている場合、留め部186を有するブレード184は、1枚のSDカードが挿入された場合と同様の方法で、外側に向かって横方向にそれて移動し、留め部186は、ブレード184によりそれに対して弾性的にプレストレスがかけられたままである一つのノッチを要することなく、該MMCカードの右長手方向縁部72に係合し、それによってカードの摩擦ブレーキを構成する。
【0150】
この構成においては、当然、上述したように、カバー54の壁部122から切り取ることによって、上記スイッチのブレードのうちの一つを形成することにより、上記コネクタの接触位置におけるカードの存在を検出するスイッチを形成することは不可能である。
【0151】
従って、図33〜図40に示す実施形態は、上記コネクタの前方長手方向端部近傍の接触位置において、MMC又はSDカードの挿入端部及び存在を検出するスイッチ190を提供する。
【0152】
スイッチ190は、スイッチ140のブレード142と同様の「固定」ブレード192を有し、該ブレードは、カバー54に対して一個構成の部材として形成されており、切断及び折り曲げにより形成され、特に図39、40に詳細に図示されている。
【0153】
すなわち、ブレード192は、スイッチ140の可動ブレード144と同じデザインであり、かつ特に、接続脚部196、197、凸状作動部分200及び自由端部接触タブ202を有する、スイッチ190の可動ブレード194に対向して存在するように、絶縁支持体52の前方横方向壁部に形成された切取り部195に対向する横方向鉛直面内にある。
【0154】
この実施形態においては、金属製又は金属化されたカバー54は、その「固定」ブレード142、192を介してスイッチ140、190のために、上記プリント回路基板上のアーストラックとの共通の接続を構成する。
【0155】
図36を見て詳細に分かるように、上記スイッチが静止状態の時に、接触タブ202が弾性的に押圧される支持面204は、有利には、この面204が上記SDカード又はMMCカードの下に存在するように、ボックス162内に形成され、それにより、該カードCが作動位置又は接触位置にあるときに、該スイッチの行過ぎを減らすことが可能になる。
【0156】
次に、図1〜図15に記載かつ示したのと同様の単一のコネクタの第1の実施形態について説明し、かつ図41〜図51に示し、該実施形態においては、コンタクトブレード100が、その接続タブ又は出力部104を前方に向けた状態で、図44の方向L2に長手方向後方に挿入される。
【0157】
この出力部104を前方に向けた状態の変形例は、該出力部を後方に向けた状態の実施例と比較した場合に、上記コネクタの全体の厚さを減らすという利点を有する。該コネクタは、ここでは、上述したように、カードC上の接触パッドPiが、上記プリント回路基板の方に向けられている、すなわち、ハウジング58を上方に開口している状態である第1の形態になっている。
【0158】
出力部104を前方に向けた状態の別の変形例であって、上記絶縁支持体のためのハウジング58を、上記プリント回路基板の上面の方に全体的に下方に向けた状態で、上記カード上の接触パッドPiが上記プリント回路基板から離れて、すなわち上方に向けられている変形例を図52以降に示す。
【0159】
図41〜図51の変形例においては、2.1mm(±0.15mm)のSDカードの厚さ、および0.2mmのカバー54の厚さを含む上記コネクタの全体の厚さは、2.7mmである。
【0160】
図52以降に示す変形例においては、全体の厚さは2.5mmであるため、上記カードの鉛直方向保持は、上記プリント回路基板によって下向きに実現できる。2.5mmに等しい、このコネクタの低い高さは、その最大高さが、2.1+0.15=2.25mmである1枚のSDカードを受容することが可能である。
【0161】
特に図41〜図43を見て分かるように、コネクタ50の全長、およびより具体的には、その横方向面84、86によって境界が形成される絶縁支持体52の主要部の長さは、方向L2への長手方向挿入により、コンタクトブレード100、102を取付けることを可能にする後方ブロック220を有するために、より大きくなっている。
【0162】
図42、43を見て分かるように、ボックス部162は、当然長手方向に逆になっているので、右に対して最も遠くに配置されたコンタクトブレード100に関連するものは、後方横方向ストップ面138を有する、上記SDカードの挿入を極性化するためのストップ部136を構成する。
【0163】
出力部104を後方に向けた状態の変形例の図22〜図24を参照すると、コンタクト100の可撓性枝部157、および該ブレードを絶縁支持体52内に固定するための部分151が、すなわち、該コンタクトの0.2mmの厚さと、コンタクトブレード151の上下両側のプラスチックの0.25mmの厚さを含む、0.7mmの厚さ又は高さ「H」を有する、上記SDカードの下面76の平面の下にあることが見て分かる。
【0164】
また、ブレード100の自由接触端部102が、端部102が、前記カードの下面を可撓性枝部157に接触させることなく上記SDカード上のパッドPiに接触することを確実にするために、およびそのことに起因して電気的接触を失うことを防ぐために、該ブレードの可撓性枝部157の面から少なくとも0.7mmだけ突出していなければならないことが分かる。
【0165】
上記SDカードのデザインによって規定される、上記絶縁支持体の平面62、83間の高さが0.7mmであるため、上記絶縁支持体のブレード100及びキャビティ158は、例えば、国際公開第00/17805号及び第00/17806号文献に記載されている、マイクロシムカード用コネクタに一般に使用される曲がったタイプの電気コンタクトブレードに現在採用されているデザインを逆にすることによって最適化されている。
【0166】
図22に示す静止状態において、可撓性枝部57は、端部102の接触点と可撓性枝部157との間の高さを最小化すると共に、上記SDカード又はMMCカード上の導電パッドの接触面に対して、接触点102の約0.5mmの行過ぎを確実にするように、該カード上のパッドの方に、水平に対して10°傾いている。
【0167】
図23に示す各ブレードの作動位置において、可撓枝部157は、水平に近い弾性変形によって元に戻る。
【0168】
キャビティ158が、下方へ絶縁支持体の下面57内に開口している、従来技術によるデザインが採用されていた場合には、弾性変形位置にある枝部157及び端部159が、上記プリント回路基板の上面と接触するのを防ぐために、一方では、かなり減らすべき静止状態での枝部157の傾斜角度が必要となり(すなわち、電気的接触の確実性の損失を伴う、静止状態における接触端部102の位置の行過ぎの高さは、減らさなければならない)、あるいは他方において、実質的に増加する、コンタクトブレード100の領域151と、上記絶縁支持体の下面57との間の厚さが必要となり、すなわち、上記コネクタの全厚さは、増加することになる。
【0169】
ここで、このデザインと、図49〜図51に示す、出力部104を前方へ向けた状態のデザインとを比較した場合、上記SDカード又はMMCカードの下にある上記絶縁支持体の底部が、0.25mmまで減らされた高さ「h」を有することが分かるであろう。
【0170】
この非常に薄い底部226の堅牢性は、それらの間に可撓性枝部157が存在し、かつボックス部162内で終端するビーム部222(図42参照)によって長手方向にもたらされる。
【0171】
一方、薄い底部226は、上記ビーム間に横方向の連結がないので、上記絶縁支持体の横方向の堅牢性には寄与しない。
【0172】
また、その部分151を長手方向に挿入した状態のブレード保持領域が、横方向面78、86によって境界が形成される4mmの長さを越えて、絶縁支持体52の前方のブロック220内に配置されていることも図を見て分かる。
【0173】
このデザインの主な特徴は、以下の通りである。
【0174】
絶縁支持体52の上部のレベル、すなわち、2.5mmまで上げることが可能な、この領域内の絶縁支持体に対する高さに関する制約はない。
【0175】
しかし、図を見て分かるように、実装品質を損なう可能性のある材料の過度の厚みをもたせることを避けるために、この高さの全てを利用することは不可能である。すなわち、ブロック220は、支持体52の上面56に対して、鉛直方向に引っ込めてある上面224によって上方に境界が形成されている。
【0176】
ブレード保持領域151は、上記SDカード又はMMCカードの下に存在していないので、該領域の位置に対しては、寸法の制約はない。
【0177】
関連するコンタクトブレードの自由端部102に対する、上記SDカード又はMMCカードの各パッドPiの接触面は、上記絶縁支持体の下面57から0.7+0.25=0.95mmの位置にある。
【0178】
この0.95mmという値は、マイクロシムカードのために開発されたコネクタに使用され、そのために接触保持領域の下の材料の厚さが0.25mmに等しくなっており、かつそのために上記絶縁支持体のキャビティが、上記カード上の導電パッドPiから離れて配置されている絶縁体(1mm)の厚さと等しい。
【0179】
上記コンタクトブレードの領域151の下面は、0.25mmの厚さを有する底部226の上面に対応する。そのため、この保持領域が、上記カードのためのストップ面78を全体的に越えて配置されていることを確実にすることに注意しなければならず、そのため、上記SDカード上のパッドPiを隔離する、0.6又は0.7mmの高さを有するパーティション67は、後者と接触しない。
【0180】
ブレード100の自由端部102は、図49に示す静止状態において、0.5mmだけ行き過ぎる。
【0181】
すなわち、図49〜図51に示すコンタクトブレード100の変形運動は、マイクロシムカードを接続するための公知のデザインに用いられる、従来の「曲がった」タイプのコンタクトブレードの変形運動と同じである。
【0182】
上面224は、高さに関して限定されていないので、コンタクトブレード保持領域151の上のプラスチックの厚みは非常に大きく、例えば、上記絶縁支持体に高い横方向の堅牢性を与える、図に示す実施形態においては約1.2mmである。
【0183】
また、上記コンタクトブレードを収容するキャビティは、下方に開口しているので、これにより、方向L2への長手方向挿入時の、各コンタクトブレードの自由端部102及び弾性枝部157の無理のない通過を実現できる。
【0184】
図41以降に示すカバー54は、該カバーの後方部分に配置されたタブ132、134を除いて、上述したカバー54と全体的に同じであり、そのため、上記プリント回路基板への半田付け後に、上記コネクタの固定及び機械的動きは、バランスがとれる。
【0185】
最後に、図53、54を見て分かるように、絶縁支持体52は、導電パッドPiを有する1枚のSDカードを受容するために、その面57が上方に向けられ、該カードも上方に向けられ、すなわち上記プリント回路基板の上面から離れているように、「逆さま」にすることもできる。
【0186】
該コネクタの実施形態も、その主な機能が、特に、その滑り路形勢部分120、122の包囲形状のため、長手方向アーム部88、90の剛性を保証すること、および電磁気遮蔽に寄与することであるカバー又はプレート54を実現できる。
【0187】
カバー54は、この場合、上記コネクタが、上記プリント回路基板の上面の取付け位置にあるときに、上方に向けられている絶縁支持体52の面57上に嵌めることにより、鉛直方向に取付けられる。
【0188】
カバー54の上部プレート60の0.2mmの厚さは、絶縁支持体52の面57と、この場合下に向けられている、0.25mmの厚さを有する薄い底部又はウェブ226の他面との間にある(図53参照)。
【0189】
図54〜図57を見て分かるように、コンタクトブレード100、102の出力端部104は、当然、スイッチ140の可動ブレード144の出力パッド146、147と同様に、変更される。
【図面の簡単な説明】
【0190】
【図1】カードなしの状態で示す、本発明に係るコネクタを示す、上面斜視図及び左後方45°から見た図である。
【図2】コネクタが、コネクタ内に完全に挿入された接触位置におけるSDタイプのカードと共に示されている、図1と同様の図である。
【図3】図2のコネクタの上面斜視図及び右後方45°から見た図である。
【図4】金属製のふた又はカバーがない状態の、図1のコネクタを示す図である。
【図5】金属製のふた又はカバーがない状態の、図2のコネクタを示す図である。
【図6】その主要な規格寸法と共に、SDカードの拡大した概略底面図である。
【図7】MMCカードを示す、図6と同様の図である。
【図8】結合して対応する導電パッドに対するコンタクトブレードの各自由端部の相対位置を明確に示すために、コネクタが透明であるかのように示して、SDカードの下面上の9つの接触パッドを示した、図2及び図3のコネクタの前端部を拡大した平面図である。
【図9】図8の線9−9から見た断面図である。
【図10】図8と同様の全体図であるが、その金属製カバーがない状態でコネクタを縮小して示した図である。
【図11】SDカードがない状態の図10と同様の図である。
【図12】図11の矢印F12の方向の詳細を拡大した斜視図である。
【図13】図1のコネクタの平面図である。
【図14】図13の線14−14上の断面図である。
【図15】図13のコネクタの左側面図である。
【図16】コネクタの金属製カバーの左後方45°から見た斜視図である。
【図17】図16のカバーの底面図である。
【図18】SDカードの書込み保護デバイスの作動又は非作動位置を検出するスイッチの可動コンタクトブレードを示す、図11の矢印F18の方向に拡大した斜視図である。
【図19】書込み保護デバイスの固定位置の検出に対応して開位置にあるスイッチを示す、カバーの上部壁部を一部切り欠いた状態の、図13のD19部分の詳細図である。
【図20】書込み保護デバイスの非固定位置の検出に対応して閉位置にあるスイッチを示す、図19と同様の図である。
【図21】本発明に係るコネクタの9つの同一のコンタクトブレードのうちの一つを示す、左後方45°から見た斜視平面図である。
【図22】静止位置、すなわちコネクタ内にカードがない状態のコンタクトブレードを示す、図11の線22−22上の拡大断面図である。
【図23】コンタクトブレードが作動位置に示されている、図22と同様の図である。
【図24】コンタクトブレードが、絶縁支持体を鉛直方向下方に押圧する、最大限に変形した位置を示す、図22と同様の図である。
【図25】同一及び均質のコンタクトブレードの帯状形態の製造を示す概略図である。
【図26】マイクロシムカード及びSDカードを共に接続できるようになっている両用コネクタである、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、後方45°から見た斜視平面図である。
【図27】SDカードが挿入されている状態の、別の角度から見た図26と同様の図である。
【図28】SDカードがコネクタの接触位置に示されている、図27と同様の図である。
【図29】図28のコネクタの底面図である。
【図30】マイクロシムカード及びSDカードを共に接続する本発明に係る両用コネクタの他の実施形態を示す図27と同様の図である。
【図31】マイクロシムカード及びSDカードを共に接続する本発明に係る両用コネクタの別の実施形態を示す図28と同様の図である。
【図32】マイクロシムカード及びSDカードを共に接続する本発明に係る両用コネクタの別の実施形態を示す図29と同様の図である。
【図33】接触位置におけるカードの存在を検出するスイッチと共に、SDカードの長手方向位置にストップ又は固定手段を含む、本発明に係るコネクタの第1の実施形態の代替形態を示す、図1と同様の図である。
【図34】接触位置におけるカードの存在を検出するスイッチと共に、SDカードの長手方向位置にストップ又は固定手段を含む、本発明に係るコネクタの第1の実施形態の代替形態を示す、図3と同様の図である。
【図35】接触位置におけるカードの存在を検出するスイッチと共に、SDカードの長手方向位置にストップ又は固定手段を含む、本発明に係るコネクタの第1の実施形態の代替形態を示す、図4と同様の図である。
【図36】図35の拡大詳細図である。
【図37】接触位置におけるカードの存在を検出するスイッチと共に、SDカードの長手方向位置にストップ又は固定手段を含む、本発明に係るコネクタの第1の実施形態の代替形態を示す、図5と同様の図である。
【図38】接触位置におけるカードの存在を検出するスイッチと共に、SDカードの長手方向位置にストップ又は固定手段を含む、本発明に係るコネクタの第1の実施形態の代替形態を示す、図8と同様の図である。
【図39】接触位置におけるカードの存在を検出するスイッチと共に、SDカードの長手方向位置にストップ又は固定手段を含む、本発明に係るコネクタの第1の実施形態の代替形態を示す、図16と同様の図である。
【図40】接触位置におけるカードの存在を検出するスイッチと共に、SDカードの長手方向位置にストップ又は固定手段を含む、本発明に係るコネクタの第1の実施形態の代替形態を示す、図17と同様の図である。
【図41】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図1と同様の図である。
【図42】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図4と同様の図である。
【図43】このコネクタの絶縁支持体を示す斜視図である。
【図44】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図8と同様の図である。
【図45】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図13と同様の図である。
【図46】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図14と同様の図である。
【図47】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図15と同様の図である。
【図48】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図21と同様の図である。
【図49】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図22と同様の図である。
【図50】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図22と同様の図である。
【図51】コンタクトブレードの出力タブが前方に配置されている、本発明に係るコネクタの別の実施形態を示す、図23と同様の図である。
【図52】図53以降に示す、本発明に係るコネクタの他の実施形態の絶縁支持体も構成する、図41〜図51に示すコネクタの絶縁支持体の左前方45°から見た斜視底面図である。
【図53】カードが接触位置に入った状態で、該カードの接触パッドが、コネクタを支持するプリント回路基板の上面に対向するように配置されている、本発明に係るコネクタの右後方45°から見た斜視平面図である。
【図54】カードがコネクタ内にない状態の、図53のコネクタの底面図である。
【図55】図53、54のコネクタのカバーの斜視平面図である。
【図56】図55のカバーの底面図である。
【図57】図53、54のコネクタの9つの同一かつ均質のブレードのうちの一つの斜視図である。
Claims (17)
- 絶縁材で形成され、その下主面(76)に、接触式メモリスマートカード(C)の横方向縁部(66)の近傍に、規則的でない横方向の配置で配置されており、各々が、支持体(52)のハウジングの底部(62)に配置された、該支持体によって支持されかつ一連の平行長手方向ブレード(100)に属している、電気コンタクトブレード(100)の自由接続端部(102)に係合する、一連の平行な長手方向導電パッド(Pi)を有する矩形状の全体形状からなる接触式メモリスマートカードのために、その上面(56)が開口しているハウジング(58)を形成する支持体(52)を備え、各ブレードが、長手方向への挿入操作によって、該支持体内に嵌込まれるタイプ、およびカード(C)が、その接触位置にある場合に、コンタクトブレードの各自由端部(102)が、対応する導電パッド(Pi)と共に一つの接触点を形成し、少なくとも2つの接触点が、残りの接触点に対して長手方向にずれているタイプの電気コネクタ(50)であって、
前記全てのコンタクトブレード(100、102)が、同一であり、かつ前記ブレードを単一の挿入操作で同時に嵌合できるように、前記カード上の導電パッド(Pi)の配置と矛盾のない一定の横方向ピッチ(E)で配置されていることを特徴とする電気コネクタ。 - 前記カードが、一組の連続する導電パッドに属する少なくとも2つのパッドが、導電パッド(Pi)の自由下方接触面が実質的に存在する水平面に対して、鉛直方向下方に突出する絶縁パーティション(67)によって隔離されている、MMCタイプのカード、特にSDタイプのカードであることを特徴とする、請求項1に記載の電気コネクタ。
- 前記全てのパーティション(67)が、接触位置において、ハウジング(58)の底部(62)の上面に対して垂直になっている、前記カードの下面(76)と同一平面上にある下縁部によって、鉛直方向下方に境界が形成されていることを特徴とする、請求項2に記載のコネクタ。
- 前記同一のコンタクトブレード(100、102)が、その値が、2.35〜2.45mmの間で選択される一定のピッチ(E)で配置されていることを特徴とする、請求項2または3に記載のコネクタ。
- 前記同一のコンタクトブレード(100、102)が、2.4mmの一定のピッチ(E)で配置されていることを特徴とする、請求項4に記載のコネクタ。
- ハウジング(58)の底部(62)の上面の平面から鉛直方向上方に突出する、各コンタクトブレードの自由接触端部の横方向幅が、0.5mmであることを特徴とする、請求項5に記載のコネクタ。
- ハウジング(58)が、前記カードの全面と平行な方向にハウジング(58)内に長手方向に挿入され、かつカード(C)の前記横方向縁部(66)が、該カードの接触位置を規定するために、それに対して当接する底縁部(78)によって横方向の境界が形成される、カード(C)の少なくとも一部分を収容することを特徴とする、請求項1〜請求項6のうちのいずれか一項に記載のコネクタ。
- 前記コンタクトブレード(100)の各々の長手方向位置、および絶縁支持体(52、78)に対する自由接触端部(102)の長手方向位置が、前記挿入操作後に、前記絶縁支持体の対応部分と長手方向に当接する前記コンタクトブレードの一部分によって決まることを特徴とする、請求項1〜請求項7のうちのいずれか一項に記載のコネクタ。
- カード(C)の前記横方向縁部(66)が、コネクタ(50)のハウジング(58)内におけるカード(C)の正しい方向を規定する極性化手段を構成するために、ハウジング(58)の底部横方向縁部(78)の端部のうちの一つに、45°の傾斜で形成された対応面(98)に係合するように指定された、約45°の切り取り角部(64)を有することを特徴とする、請求項1〜請求項8のうちのいずれか一項に記載のコネクタ。
- 前記カードが前記正しい方向に挿入されている場合に、2つの連続するパーティション(67)の間の自由接触端部と共に収容されるように、および後部が前記正しい方向に挿入されていない場合に、前記カードの完全な長手方向挿入を防ぐために、前記カードの横方向面部(68)に係合するように、前記ハウジングの底部(62)に盛り上がり部として形成され、かつ前記コンタクトブレードのうちの一つに横方向に隣接して、その自由接触端部(102)の近傍に、および前記カードの長手方向の挿入方向を考えた場合に、その後方の上流に配置されたストップ部(136)を有することを特徴とする、請求項1〜請求項9のうちのいずれか一項に記載のコネクタ。
- 前記カード(C)をハウジング(58)内に保持する金属製カバー(54)であって、カード(C)の上面(74)を覆って広がり、かつ該カバーに対して1個構成の部材として形成され、SDカードのための書込み保護デバイス(65、69)の状態を検出するためのスイッチ(140)に属するコンタクトブレード(142)を有する金属製カバーを含むことを特徴とする、請求項1〜請求項10のうちのいずれか一項に記載のコネクタ。
- カバー(54)が、SDカードを接触位置に固定するための弾性変形可能なブレード(184、186)を有することを特徴とする、請求項11に記載のコネクタ。
- 前記カバーが、カード(C)の前記コネクタ内への挿入時の端部を検出するためのスイッチ(190)に属する、弾性変形可能なブレード(192)を含むことを特徴とする、請求項11に記載のコネクタ。
- 前記カバーが、前記絶縁支持体の相補的側方部分(80、82、88、90)を取り巻き、かつ補強する側方縁部(120、122、124、126、133、135)を有することを特徴とする、請求項11〜請求項13のうちのいずれか一項に記載のコネクタ。
- 各コンタクトブレード(100)が、その前方自由接触端部(102)と反対側に後方接続端部(104)を有し、かつSDカードの下面の面の下に存在する、絶縁支持体(52)内に固定するための部分(151)を有することを特徴とする、請求項1〜請求項14のうちのいずれか一項に記載のコネクタ。
- 成形により単一の部材で形成された絶縁支持体(52)が、マイクロシムカードを受容するように指定された別の一体型コネクタ(50’)の絶縁支持体(52’)と共用であることを特徴とする、請求項1〜請求項15のうちのいずれか一項に記載のコネクタ。
- 前記コンタクトブレード(100)が、絶縁支持体(52)内に同時に挿入され、かつ均一な寸法特性を有するように、同じ製造バッチに属していることを特徴とする、請求項1〜請求項16のうちのいずれか一項に記載のコネクタ。
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