JP2004528229A - 自動車のパーキングブレーキ用駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】最小数の構成要素で無制限に変更可能な固定を可能にする、自動車のパーキングブレーキを駆動する装置を提供する。
【解決手段】自動車の車体に軸2の周りに回転可能なように装着された駆動レバー1と、軸2と同心に配置されていて軸方向に延びたドラム3と、軸2に対して回転しないように固定されていてドラムの内周壁3aに支持され得るスプリング要素4とを含み、ドラム3が駆動レバー1に固定されている。
【解決手段】自動車の車体に軸2の周りに回転可能なように装着された駆動レバー1と、軸2と同心に配置されていて軸方向に延びたドラム3と、軸2に対して回転しないように固定されていてドラムの内周壁3aに支持され得るスプリング要素4とを含み、ドラム3が駆動レバー1に固定されている。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前文に記載の自動車のパーキングブレーキを駆動するための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
実際上、自動車駐車場で知られている、パーキングブレーキ特に足踏み式パーキングブレーキやハンドブレーキ用の駆動装置の場合、ブレーキはロック用の駆動レバーによりロックされ、その駆動レバーは一般に歯とロック用爪の原理によるラチェットによりロックされる。これは、一般的に、複雑な形で部分的に硬化された材料からなる多数の可動の構成要素を必要とする。加えて、歯とロック用爪の原理のものは、駆動レバーの無制限に変更可能な固定を許さない。
【0003】
特許文献1は、枢軸の周りに回転可能の駆動レバーと、その駆動レバーにより回転せしめられ得るドラムと、そのドラム上に配置されていて自由端と固定端を有し且つ螺旋スプリングのコイルが、駆動レバーがブレーキ釈放位置方向に自動的に回されたときに、前記ドラムの円周表面にそれ自身を摩擦的に位置せしめて前記ドラムをロックするように前記ドラムの円周表面を取り巻く螺旋スプリングとを含む自動車のパーキングブレーキを駆動するための装置を記述している。この装置では、摩擦結合に基づく無制限に変更可能な方法であるために、歯とロック爪による原理が採用されていない。この装置の欠点は、螺旋スプリングがドラムの外周表面上に静止しているということである。更に、この装置では、原理的に、螺旋スプリングの固定端に引っ張りの負荷が掛かっており、それは、張力負荷の掛かっている端を安全に固定する問題が、力を移転するための複雑な固定手段或いは構造的手段により解決されなければならないということを意味する。
【0004】
特許文献2は、ブレーキが、中空シリンダー内に配置されていて一端がその中空シリンダーの内壁に支持され他端が支持軸に支持された螺旋スプリングの反対方向への拡張により、固定される足踏み式のパーキングブレーキ用の装置を示している。このブレーキは、中空シリンダーの外周面に巻かれた別の螺旋スプリングによりその中空シリンダーに摩擦的に結合せしめられるペダルレバーにより駆動される。この場合の欠点は、単純でコスト的に有効な構造による2本のスプリングの存在にある。更に、支持軸に支持された螺旋スプリングのその端は、ブレーキが働いたときに強いせん断力を受ける。
【特許文献1】
ドイツ特許公開3343268A1号明細書
【特許文献2】
米国特許第5275262号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、可能な最も少ない数の構成要素で無制限に変更可能な固定を可能にする、自動車のパーキングブレーキを駆動するための装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、この目的は冒頭に述べた装置のための請求項1の特徴部分に記載の特徴により達成される。
【0007】
この場合、スプリング要素は第一に、ドラムの内周壁に支持され得るように配置されており、そのため、埃の蓄積に対してスプリング要素を単純なカプセル状に封じることが同時に可能であり、第二に、駆動レバーはドラムに直接連結されており、そのため、外側に位置している別の螺旋スプリングが省略され、構成要素を節約できるようになっている。
【0008】
本発明による装置の好ましい開発により、スプリング要素はコイル状スプリングワイヤーから螺旋スプリングのように好都合に形成されており、内側に螺旋スプリングを配置することにより、螺旋スプリングの固定端がスラスト負荷を受けるようになされる。これは、車体に固着された受け台上に、このスラスト負荷がかかるスプリングワイヤーの固定端を簡単でかつ安全に固定することを可能にする。ここにおいて、スプリングワイヤーの固定端がドラムの開口を通じて導き出されるのに好都合となっている。受け台は好ましくはドラムの外側に配置され、前記スプリングワイヤーの一端は、車体に固着された受け台に付属していて一端が定置されているか或いは一端に向って先細になるスリーブ内にクランプされることで簡単に固定される。ドラムの内径が大きければ大きいほど、得られる保持力は高くなり、そしてスプリングの保持作用の始めに生じ且つ駆動レバーが駆動後に解放された時逆転するスリップ角度は小さくなる。ドラムの開口を通じてスプリンワイヤーの固定端を導くことによって、たとえ大きな直径のドラムであっても、前記固定端の確かな支持を簡単な方法で確保することができる。
【0009】
掛け金装置を解放するために使用されるスプリングワイヤーの自由端は、レリーズレバーに好都合に固定されている。自由端はドラムの開口を通じて好都合に導き出され、レリーズレバーはドラムの外側に配置されている。レリーズレバーは、車体に関接式に固定されており、パーキングブレーキを釈放するためのコントロールケーブルに接続されている。これにより、パーキングブレーキを釈放するためのコントロールケーブルから螺旋スプリングのスプリングワイヤーの自由端への力の好都合な伝達が可能となる。これに替わり、螺旋スプリングの自由端がパーキングブレーキを釈放するためのコントロールケーブルに直接接続されても良く、その結果、レリーズレバーは省略され、構成要素が節約されるようになる。
【0010】
本発明の好ましい改良によれば、ドラムと駆動レバーがそれぞれ独立した構成要素よりなり、その構成要素が例えばねじのような連結手段によって互いに固定されている。これは簡単な方法で、ドラムのみはスプリング要素とドラム間の高度の摩擦力を付与するのに適した特殊な材料からなるのに対して、駆動レバーは従来の鋳造材料もしくはシートメタルで構成された部品から成るということを保証する。ブレーキを駆動するためのコントロールケーブルは、既知の方法で駆動レバーに固定されている。これに替わり、コントロールケーブルは、ドラムに固定されていても良いし、特に、一つもしくはそれ以上のコイルでドラムを回転させても良い。
【0011】
本発明装置は、特に直径においても軸方向の長さにしてもサイズが小さいので、足踏み式パーキングブレーキ用とハンドブレーキ用の両方の装置として使用することが可能である。
【0012】
本装置のさらなる特徴と利点は、下記の典型的な実施例と従属請求項から明らかになる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、可能なもっとも少ない数の構成要素で無制限に変更可能な固定を可能にする、自動車のパーキングブレーキを駆動するための装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明装置の好適実施例が、添付図面を参照して以下により詳細に説明される。
【0015】
図1および図2に示すように、本装置は、軸2の周りに回転可能なように装着された駆動レバー1からなる。
【0016】
ドラム3は、ねじなどの連結手段8によって駆動レバー1の軸2と同心に固定されている。ドラム3は軸2の軸方向に延びており、内周壁3aを有する。螺旋スプリング4は、スプリングワイヤーを巻いて作られており、前記ドラム3内に配置され、ドラム3の内周壁3aによりスプリングワイヤーの外表面が摩擦状態で支持されている。ドラム3は開口3bを有し、その開口を通し、スプリングワイヤーの自由端4aとスプリングワイヤーの固定端4bが導き出されている。スプリングワイヤーの自由端4aは、レリーズレバー5に固定されている。レリーズレバー5は、結合部5aの周りに回転可能なように車体に固定されている。スプリングワイヤーの固定端4bは受け台6に固定されている。受け台6は、車体に固定されていて、スリーブ6aを含み、そのスリーブ6a内にはスプリングワイヤーの固定端4bが挿入されてクランプされている。
(図示しない)ブレーキを駆動するためのコントロールケーブルを固定するためのホルダー7は、駆動レバー1上にある。
【0017】
本発明の作用は、以下のとおりである。
駆動レバー1が駆動されると、駆動レバーと該レバーに回転方向へは固定されたように連結されているドラムとは、軸2の周りを反時計方向に(図1参照)回動せしめられる。螺旋スプリング4の外周表面に沿う摩擦力は、ここでは、螺旋スプリングがその摩擦によって共に運ばれた時に半径方向に縮められると同時に受け台6に固定されるように向けられ、その結果、ドラム3の内周壁3a上に働く摩擦力が減少し、駆動レバーの動きが可能となる。この過程において、ブレーキを駆動するための(図示しない)コントロールケーブルはぴんと張られ、ブレーキは駆動せしめられる。駆動レバーが釈放されると、ブレーキのコントロールケーブルは、駆動レバーに戻し駆動力をおよぼし、その力は、駆動レバーを時計方向に回転させるようになる。しかしながら、半径方向外側に予圧されている螺旋スプリング4は、ここでは固定端4bが受け台6に支持されているために、前記スプリングが半径方向外側へ広がる方向に運ばれる。これにより、駆動レバーが時計方向に動かされた時その動きが阻止される結果となる。この力は、螺旋スプリング4の固定端4bを介して矢印K方向に車体に固定された受け台6のスリーブ6aへ伝達される。
【0018】
このように、ブロックされているパーキングブレーキを再び釈放するために、螺旋スプリング4の自由端4aは、レリーズレバー5を介して矢印L方向にレリーズケーブル(図示されていない)によって引っ張られる。これは、螺旋スプリング4を縮ませ、内周壁3aに働く摩擦力を緩和させることになる。その結果、駆動レバーは再び自由となり、ブレーキの駆動反力または(図示しない)別の復元スプリングにより、スタート位置へ時計方向に動かされる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は、足踏み式パーキングブレーキとして設計された本発明装置の概略側面図である。
【図2】図2は、図1の概略左側図である。
【符号の説明】
【0020】
1 駆動レバー
2 軸
3 ドラム
3a 内周壁
3b 開口
4 螺旋スプリング
4a 自由端
4b 固定端
5 レリーズレバー
5a 結合部
6 受け台
6a スリーブ
7 ホルダー
8 連結手段
【0001】
本発明は、請求項1の前文に記載の自動車のパーキングブレーキを駆動するための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
実際上、自動車駐車場で知られている、パーキングブレーキ特に足踏み式パーキングブレーキやハンドブレーキ用の駆動装置の場合、ブレーキはロック用の駆動レバーによりロックされ、その駆動レバーは一般に歯とロック用爪の原理によるラチェットによりロックされる。これは、一般的に、複雑な形で部分的に硬化された材料からなる多数の可動の構成要素を必要とする。加えて、歯とロック用爪の原理のものは、駆動レバーの無制限に変更可能な固定を許さない。
【0003】
特許文献1は、枢軸の周りに回転可能の駆動レバーと、その駆動レバーにより回転せしめられ得るドラムと、そのドラム上に配置されていて自由端と固定端を有し且つ螺旋スプリングのコイルが、駆動レバーがブレーキ釈放位置方向に自動的に回されたときに、前記ドラムの円周表面にそれ自身を摩擦的に位置せしめて前記ドラムをロックするように前記ドラムの円周表面を取り巻く螺旋スプリングとを含む自動車のパーキングブレーキを駆動するための装置を記述している。この装置では、摩擦結合に基づく無制限に変更可能な方法であるために、歯とロック爪による原理が採用されていない。この装置の欠点は、螺旋スプリングがドラムの外周表面上に静止しているということである。更に、この装置では、原理的に、螺旋スプリングの固定端に引っ張りの負荷が掛かっており、それは、張力負荷の掛かっている端を安全に固定する問題が、力を移転するための複雑な固定手段或いは構造的手段により解決されなければならないということを意味する。
【0004】
特許文献2は、ブレーキが、中空シリンダー内に配置されていて一端がその中空シリンダーの内壁に支持され他端が支持軸に支持された螺旋スプリングの反対方向への拡張により、固定される足踏み式のパーキングブレーキ用の装置を示している。このブレーキは、中空シリンダーの外周面に巻かれた別の螺旋スプリングによりその中空シリンダーに摩擦的に結合せしめられるペダルレバーにより駆動される。この場合の欠点は、単純でコスト的に有効な構造による2本のスプリングの存在にある。更に、支持軸に支持された螺旋スプリングのその端は、ブレーキが働いたときに強いせん断力を受ける。
【特許文献1】
ドイツ特許公開3343268A1号明細書
【特許文献2】
米国特許第5275262号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、可能な最も少ない数の構成要素で無制限に変更可能な固定を可能にする、自動車のパーキングブレーキを駆動するための装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、この目的は冒頭に述べた装置のための請求項1の特徴部分に記載の特徴により達成される。
【0007】
この場合、スプリング要素は第一に、ドラムの内周壁に支持され得るように配置されており、そのため、埃の蓄積に対してスプリング要素を単純なカプセル状に封じることが同時に可能であり、第二に、駆動レバーはドラムに直接連結されており、そのため、外側に位置している別の螺旋スプリングが省略され、構成要素を節約できるようになっている。
【0008】
本発明による装置の好ましい開発により、スプリング要素はコイル状スプリングワイヤーから螺旋スプリングのように好都合に形成されており、内側に螺旋スプリングを配置することにより、螺旋スプリングの固定端がスラスト負荷を受けるようになされる。これは、車体に固着された受け台上に、このスラスト負荷がかかるスプリングワイヤーの固定端を簡単でかつ安全に固定することを可能にする。ここにおいて、スプリングワイヤーの固定端がドラムの開口を通じて導き出されるのに好都合となっている。受け台は好ましくはドラムの外側に配置され、前記スプリングワイヤーの一端は、車体に固着された受け台に付属していて一端が定置されているか或いは一端に向って先細になるスリーブ内にクランプされることで簡単に固定される。ドラムの内径が大きければ大きいほど、得られる保持力は高くなり、そしてスプリングの保持作用の始めに生じ且つ駆動レバーが駆動後に解放された時逆転するスリップ角度は小さくなる。ドラムの開口を通じてスプリンワイヤーの固定端を導くことによって、たとえ大きな直径のドラムであっても、前記固定端の確かな支持を簡単な方法で確保することができる。
【0009】
掛け金装置を解放するために使用されるスプリングワイヤーの自由端は、レリーズレバーに好都合に固定されている。自由端はドラムの開口を通じて好都合に導き出され、レリーズレバーはドラムの外側に配置されている。レリーズレバーは、車体に関接式に固定されており、パーキングブレーキを釈放するためのコントロールケーブルに接続されている。これにより、パーキングブレーキを釈放するためのコントロールケーブルから螺旋スプリングのスプリングワイヤーの自由端への力の好都合な伝達が可能となる。これに替わり、螺旋スプリングの自由端がパーキングブレーキを釈放するためのコントロールケーブルに直接接続されても良く、その結果、レリーズレバーは省略され、構成要素が節約されるようになる。
【0010】
本発明の好ましい改良によれば、ドラムと駆動レバーがそれぞれ独立した構成要素よりなり、その構成要素が例えばねじのような連結手段によって互いに固定されている。これは簡単な方法で、ドラムのみはスプリング要素とドラム間の高度の摩擦力を付与するのに適した特殊な材料からなるのに対して、駆動レバーは従来の鋳造材料もしくはシートメタルで構成された部品から成るということを保証する。ブレーキを駆動するためのコントロールケーブルは、既知の方法で駆動レバーに固定されている。これに替わり、コントロールケーブルは、ドラムに固定されていても良いし、特に、一つもしくはそれ以上のコイルでドラムを回転させても良い。
【0011】
本発明装置は、特に直径においても軸方向の長さにしてもサイズが小さいので、足踏み式パーキングブレーキ用とハンドブレーキ用の両方の装置として使用することが可能である。
【0012】
本装置のさらなる特徴と利点は、下記の典型的な実施例と従属請求項から明らかになる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、可能なもっとも少ない数の構成要素で無制限に変更可能な固定を可能にする、自動車のパーキングブレーキを駆動するための装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明装置の好適実施例が、添付図面を参照して以下により詳細に説明される。
【0015】
図1および図2に示すように、本装置は、軸2の周りに回転可能なように装着された駆動レバー1からなる。
【0016】
ドラム3は、ねじなどの連結手段8によって駆動レバー1の軸2と同心に固定されている。ドラム3は軸2の軸方向に延びており、内周壁3aを有する。螺旋スプリング4は、スプリングワイヤーを巻いて作られており、前記ドラム3内に配置され、ドラム3の内周壁3aによりスプリングワイヤーの外表面が摩擦状態で支持されている。ドラム3は開口3bを有し、その開口を通し、スプリングワイヤーの自由端4aとスプリングワイヤーの固定端4bが導き出されている。スプリングワイヤーの自由端4aは、レリーズレバー5に固定されている。レリーズレバー5は、結合部5aの周りに回転可能なように車体に固定されている。スプリングワイヤーの固定端4bは受け台6に固定されている。受け台6は、車体に固定されていて、スリーブ6aを含み、そのスリーブ6a内にはスプリングワイヤーの固定端4bが挿入されてクランプされている。
(図示しない)ブレーキを駆動するためのコントロールケーブルを固定するためのホルダー7は、駆動レバー1上にある。
【0017】
本発明の作用は、以下のとおりである。
駆動レバー1が駆動されると、駆動レバーと該レバーに回転方向へは固定されたように連結されているドラムとは、軸2の周りを反時計方向に(図1参照)回動せしめられる。螺旋スプリング4の外周表面に沿う摩擦力は、ここでは、螺旋スプリングがその摩擦によって共に運ばれた時に半径方向に縮められると同時に受け台6に固定されるように向けられ、その結果、ドラム3の内周壁3a上に働く摩擦力が減少し、駆動レバーの動きが可能となる。この過程において、ブレーキを駆動するための(図示しない)コントロールケーブルはぴんと張られ、ブレーキは駆動せしめられる。駆動レバーが釈放されると、ブレーキのコントロールケーブルは、駆動レバーに戻し駆動力をおよぼし、その力は、駆動レバーを時計方向に回転させるようになる。しかしながら、半径方向外側に予圧されている螺旋スプリング4は、ここでは固定端4bが受け台6に支持されているために、前記スプリングが半径方向外側へ広がる方向に運ばれる。これにより、駆動レバーが時計方向に動かされた時その動きが阻止される結果となる。この力は、螺旋スプリング4の固定端4bを介して矢印K方向に車体に固定された受け台6のスリーブ6aへ伝達される。
【0018】
このように、ブロックされているパーキングブレーキを再び釈放するために、螺旋スプリング4の自由端4aは、レリーズレバー5を介して矢印L方向にレリーズケーブル(図示されていない)によって引っ張られる。これは、螺旋スプリング4を縮ませ、内周壁3aに働く摩擦力を緩和させることになる。その結果、駆動レバーは再び自由となり、ブレーキの駆動反力または(図示しない)別の復元スプリングにより、スタート位置へ時計方向に動かされる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は、足踏み式パーキングブレーキとして設計された本発明装置の概略側面図である。
【図2】図2は、図1の概略左側図である。
【符号の説明】
【0020】
1 駆動レバー
2 軸
3 ドラム
3a 内周壁
3b 開口
4 螺旋スプリング
4a 自由端
4b 固定端
5 レリーズレバー
5a 結合部
6 受け台
6a スリーブ
7 ホルダー
8 連結手段
Claims (11)
- 車体に対して軸(2)の周りに回転可能なように装着された駆動レバー(1)と、前記軸(2)と同心に配置されていて軸方向に延びたドラム(3)と、前記軸(2)に対して回転しないように固定されていて前記ドラムの内周壁(3a)に支持され得るスプリング要素(4)とを含む、自動車のパーキングブレーキ用駆動装置において、前記ドラム(3)が前記駆動レバー(1)に回転方向へは固定されたように連結されていることを特徴とする自動車のパーキングブレーキ用駆動装置。
- 前記スプリング要素はコイル状スプリングワイヤーから螺旋スプリングのように形成され、前記スプリングワイヤーのコイルはその半径方向外側に向けられた表面が前記内周壁(3a)に支持されていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- 前記スプリングワイヤーの両端(4a,4b)は、前記ドラム(3)の開口により、前記螺旋スプリング(4)から本質的に接線方向へ向くように前記ドラム(3)から導き出さていることを特徴とする請求項2に記載の装置。
- 前記スプリングワイヤーの一方の自由端は、レリーズレバー(5)に固定されていることを特徴とする請求項2または3に記載の装置。
- 前記スプリングワイヤーの他方の固定端は、受け台(6)を介して自動車の車体の一要素に連結されていることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の装置。
- スプリングワイヤーの前記固定端は、前記受け台上に形成されていて一端が閉じられているか又は先細のスリーブ(6a)内へ挿入されてクランプされていることを特徴とする請求項5に記載の装置。
- 前記駆動レバーには、パーキングブレーキの制御ケーブルを固定するためのホルダー(7)が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の装置。
- 前記駆動レバー(1)と前記ドラム(3)は、連結手段(8)により互いに固着され得る二つの独立した構成要素として設計されていることを特徴とする請求項4乃至7の何れかに記載の装置。
- 前記ドラム(3)は前記駆動レバー(1)とは別の材料からなっていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の装置。
- 前記駆動レバー(1)は自動車のハンドブレーキの駆動レバーとして構成されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の装置。
- 前記駆動レバー(1)は自動車の足踏み式パーキングブレーキのペダルとして構成されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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DE20109710U DE20109710U1 (de) | 2001-06-09 | 2001-06-09 | Vorrichtung zur Betätigung von Feststellbremsen für Kraftfahrzeuge |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004528229A true JP2004528229A (ja) | 2004-09-16 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (5)
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EP (1) | EP1395473B1 (ja) |
JP (1) | JP2004528229A (ja) |
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WO (1) | WO2002100694A1 (ja) |
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JPH04232155A (ja) * | 1990-12-28 | 1992-08-20 | Nhk Spring Co Ltd | 足踏み式駐車ブレーキ |
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KR100251977B1 (ko) * | 1991-10-29 | 2000-04-15 | 구로이시 이쿠오 | 자동차용 발놀림 파킹 브레이크 및 이것에 사용되는 일방향 댐퍼 |
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US5533420A (en) * | 1994-05-20 | 1996-07-09 | Dura Automotive Holding, Inc. | Parking brake system including an internal clutch spring |
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2001
- 2001-06-09 DE DE20109710U patent/DE20109710U1/de not_active Expired - Lifetime
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2002
- 2002-06-04 US US10/480,189 patent/US20040173044A1/en not_active Abandoned
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