JP2004520962A - プラスターボードの乾燥方法およびその装置 - Google Patents

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ファリノワー、シャルル
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    • B28B11/00Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles
    • B28B11/24Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles for curing, setting or hardening
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F26B15/08Machines or apparatus for drying objects with progressive movement; Machines or apparatus with progressive movement for drying batches of material in compact form with movement in the whole or part of a circle in a vertical plane

Abstract

本発明は、(i)ボードを成形する工程と、(ii)前記ボードを水和凝固させる工程と、(iii)少なくとも1つの回転ドラム内で水和プロセスを続ける工程と、(iv)前記ボードを回転させながら乾燥する工程とを含む、プラスターボードの製造方法に関する。本発明はこの方法を実施するための装置にも関する。

Description

【0001】
本発明の主題は、プラスターボードシートを製造するための新規な方法、およびこれを実施するための装置である。
【0002】
プラスターボードシートは公知であり、少なくとも1枚の紙状の支持材上、好ましくは紙状の2枚の支持材の間(典型的にはその一方がアイボリ紙、すなわち「前面」であり、他方がグレー紙、すなわち「裏面」として知られている)に、石膏または化粧漆喰の緻密な(密度が例えば0.6〜1.0、一般的には約0.7)コアを有して構成される。このようなプラスターボードシートを製造するための従来の方法は、以下の工程を含んでいる。典型的には、上記方法はシートを成形する工程を含み、該シート成形工程は、以下の副工程を含んでいる。すなわち、アイボリ紙を繰り出す工程と、主として石膏(半水和物)と水からなるペーストを得るための混合工程であって、該ペーストにはシートの特定用途の特性を与えるための添加剤が加えられる(特に、澱粉や、場合によっては発泡のために起泡剤が加えられる)工程と;前記ペーストをアイボリ紙上に堆積させる工程と;グレー紙を繰出して適用してシートの前駆体であるサンドウィッチ状物を連続的に成形する工程と;成形ラインを構成する支持体上で、ペーストを水和凝固させ、水和の間に2枚の紙と粘着させる工程とを含む。成形ラインの終了時、生成物は半完成状態にあって、シヤーによって切断可能であるとともに、次にその生成物はをアイボリ面を最も上側にして置くために、おそらく特に反転動作またはフリッパ動作によって取り扱われる。最後にこの生成物を乾燥機に入れてシートから余分な水分を除去する(シートの乾燥として知られる動作)。シートは乾燥機から出した後、乾燥状態において、その最終体裁を与えるための様々なコンディショニング処理に供される。
【0003】
各工程はそれぞれ独自の技術的課題を有しているが、ある工程は、化学反応の動力学の観点、運動学または最終製品の特性や品質に影響を及ぼす方法の観点、あるいは、装置の複雑さや寸法、保守の難しさ、占有スペースの観点、またはそれらのいくつかを組み合わせた観点から重要である。最初の成形工程以外で最も重要な工程は、水和凝固工程、湿潤状態での移送、および余分な自由水を除去するための乾燥機内での乾燥である。実際のところ、プラスターボードシートの製造方法のにおける各主要な工程は、方法および/または最終製品にとって重要である。こうした重要度は、プラスターボードシートの製造方法に独特なものである。
【0004】
水和の開始から剪断作業までの工程は、従来は数分間、典型的には約3〜4分間以上かけて行われ、次の湿式移送と、水和の終了から乾燥機に入れるまでは5〜10分間かけて行われる。ラインの速度を上げることが好ましい場合、従来の水和時間で150m/分を超える値を達成するためには、成形ラインの長さを500mを超える値に増大させる必要がでてくるが、これには莫大な費用がかかり、運動学上の問題や機械にシートを輸送、位置決めする際などに多数の問題が生じる。
【0005】
湿潤状態での移送工程では、高温多湿の雰囲気中で作動しなければならない複雑な装置が使用される。したがって、製造ラインの生産性は、扱い堅く保守費用のかかる上記装置の信頼性に依存することになる。
【0006】
さらに、上記従来の装置はその構造ゆえに、シートの長手方向において水和時間に違いが出る一方で、乾燥機に進入する前にシートの走程にずれが生じる。よって、これらのすべての問題を複雑なシステムを用いて回避しなければならない。したがって、シートの全領域にわたって、特にシートの端部において均一な乾燥を行うためには、これらのずれを補償する必要がある。シートがその端部で破れたり、重なったりしないようにするメカニズムでなければならい。従来技術においては、このことを達成するために、非常に複雑な機械的システムを採用し、多数のモータの速度を調節することが不可欠であることが分かっている。
【0007】
乾燥工程は、水蒸気で飽和されているのと同程度の湿度であって、かつ数百°Cにも達することもある多湿環境において動作する必要のある機械的装置を必要とするため、このことがまたもや保守の問題につながる。
【0008】
最後に、乾燥工程では大量のエネルギーを消費するため、シートに必要量の熱エネルギーだけを供給できるようにする方法および装置を得ることは有益であろう。
【0009】
上記方法の他の工程も他の問題をもたらすものであり、そうした問題もまたできる限り解決しなければならない。例えば、剪断工程では、定期的な清掃が必要なブレードに嵌合された2つのローラの形態のシヤーを用いる。この装置はかなり破壊力が強く、シートに対して機械的に過酷なものである(このことも、比較的長い凝固時間をとらなければならないようにしている原因の1つである。というのも、“水和された”凝固湿潤シートは、シヤーによって与えられる応力と、湿式移送ゾーンの処理動作に耐えうるものでなければならないからである)。
【0010】
従来は反転またはフリッパ工程を必要とすることが多かった。エッジを厚くした下側ローラによって、あるいは反転形状を有するストリップによって、シートに先細になった縁が形成される。これは最下部にアイボリ紙を有することを含意する。ここで、乾燥機のローラによってアイボリ面が多少なりとも汚染されないようにするために、次の乾燥の間に、このアイボリ面が最上部に来るようにすることが好ましい。この不利なフリッパ工程を回避できれば(所望であれば、おそらく、プラスターペーストがアイボリ紙上に堆積される現在の構成を維持することが依然可能である)望ましいであろう。
【0011】
乾燥状態での移送工程は、湿潤状態の場合に比べて確かに問題は少ないが、まだもって複雑であり、保守が厄介である。
本発明の目的は、上述の課題を回避することができるとともに、方法/最終製品に対する品質に関して、保守に関して、運転コスト、投資コストおよび動作条件に関して、他の利点も与える方法および装置を提供することにある。本発明は、シートが様々な装置部品に亘って長い距離を移動する従来のものとは異なり、本発明においてはシートは実際上は静止しており、一般に回転移動するのは上記装置部品であるという原理に部分的に依存している。
【0012】
第1の代替形態に従えば、本発明の主題は、プラスターボードシートを製造するための方法であり、該方法は、
(i)シートを成形する工程と、
(ii)該シートを水和物の含量が80%未満となるまで水和により凝固させる工程と、
(iii)少なくとも1つの回転バレル中で水和を継続する工程と、
(iv)乾燥する工程とを含む。
【0013】
1つの実施形態に従えば、水和は前記少なくとも1つのバレル内で完全に水和が達成されるまで継続される。
1つの実施形態に従えば、水和は前記少なくとも1つのバレル内で部分的な程度まで継続された後、第2のバレル中で完全に水和が達成されるまで継続される。
【0014】
1つの実施形態に従えば、本方法は、工程(ii)と工程(iii)の間に、中間剪断工程を含む。
1つの実施形態に従えば、上記剪断工程はワイヤ技術を用いて実施される。
1つの実施形態に従えば、工程(ii)の終了時における水和は66%未満である。
【0015】
1つの実施形態に従えば、工程(ii)の終了時における水和は33〜66%、好ましくは33〜50%である。
本発明は、部分的水和凝固のための直線ゾーンと、中心軸9の周囲に複数の分枝10a,10b,10c,10dが配設された少なくとも1つのバレルとを含む、プラスターボードシートを製造するための装置も提供する。
【0016】
1つの実施形態に従えば、バレル内では、各分枝は複数のアーム11a,11b,11c,11dに分割され、これらのアームによって占有される面積は、対応する分枝の面積の50〜99%を示す。
【0017】
1つの実施形態に従えば、バレルは10〜150本、好ましくは40〜120本の分枝を含む。
1つの実施形態に従えば、水和凝固ゾーンおよびバレルは2本の平行な軸線に沿っている。
【0018】
1つの実施形態に従えば、凝固ゾーンおよびバレルはローラ8a,8b,8cを介して連結されており、これらのローラは分枝10a,10b,10c,10dの間を通っている。
【0019】
1つの実施形態に従えば、本装置はワイヤを有する剪断装置を含む。
本発明は、中心軸9の周囲に複数の分枝10a,10b,10c,10dが配設された少なくとも1つのバレルであって、各分枝は複数のアーム11a,11b,11c,11dに分割され、これらのアームによって占有される面積は、対応する分枝の面積の50〜99%を示すバレルも提供する。
【0020】
1つの実施形態に従えば、バレルは10〜150本、好ましくは40〜120本の分枝を含む。
第2の代替形態に従えば、本発明の主題は、
(i)シートを成形する工程と、
(ii)水和によりシートを凝固させる工程と、
(iii)シートを回転させながら乾燥させる工程と、を含むプラスターボードシートを製造するための方法である。
【0021】
1つの実施形態に従えば、乾燥はチャンバ内で回転する少なくとも1つのバレル内で実施される。
1つの実施形態に従えば、乾燥は少なくとも1つのバレル内で行われ、前記少なくとも1つのバレルは単一の乾燥区画を含む。
【0022】
1つの実施形態に従えば、乾燥は少なくとも1つのバレル内で行われ、前記少なくとも1つのバレルは2つの別個の乾燥区画を含む。
1つの実施形態に従えば、乾燥は少なくとも1つのバレル内で行われ、前記少なくとも1つのバレルは2つ以上の別個の乾燥区画を含む。
【0023】
1つの実施形態に従えば、乾燥は少なくとも2つのバレル内で行われる。
1つの実施形態に従えば、乾燥は、1つのバレルと次のバレルとでは別個の乾燥区画を有する少なくとも2つのバレル内で行われる。
1つの実施形態に従えば、各バレルは、1つ、2つ、3つ以上の別個の乾燥区画を含んでいてもよい。
【0024】
1つの有益な実施形態に従えば、乾燥は少なくとも1つのバレル内で行われ、前記少なくとも1つのバレルは少なくとも2つの別個の乾燥ゾーンを有する。本実施形態は1つの同一のバレル内に2つの別個の乾燥ゾーンが存在する場合、ならびに少なくとも2つの別個のバレルが少なくとも2つの別個の乾燥ゾーンを含む場合(少なくとも1つのバレルにつき少なくとも1つのゾーン)を包含する。
【0025】
1つの実施形態に従えば、乾燥は少なくとも1つのバレル内で、水の凝縮の潜熱を復熱(recuperation)しながら行われる。
1つの実施形態に従えば、乾燥は少なくとも1つの復熱(recuperation)を行わないバレル内と少なくとも1つの復熱を行うバレル内とで行われる。
【0026】
1つの実施形態に従えば、本方法は、
(iv)シートを冷却する工程をさらに含む。
1つの実施形態に従えば、冷却は部分的に最終バレルの一部内で行われる。
本発明は、凝固水和ゾーンと、中心軸13の周囲に複数の分枝14a,14b,14c,14dが配設されたバレルであって、チャンバ15内に収容されるバレルとを含む、プラスターボードシートを製造するための装置も提供する。
【0027】
1つの実施形態に従えば、各分枝は多数のコーム歯に分割されている。
1つの実施形態に従えば、チャンバは単一の乾燥区画を示す。
1つの実施形態に従えば、チャンバは2つの別個の乾燥区画に分割されている。
1つの実施形態に従えば、チャンバは3つ以上の別個の乾燥区画に分割されている。
【0028】
1つの実施形態に従えば、中心軸がドラムであり、歯は前記ドラムに関して中空である。
1つの実施形態に従えば、中心軸がドラムであり、歯は前記ドラムに関して中空であり、該歯に沿って孔が穿孔されている。
【0029】
1つの実施形態に従えば、本装置は、復熱を行わない少なくとも1つのバレルと、水凝縮の潜熱を復熱するための少なくとも1つのバレルとを含む。
1つの実施形態に従えば、バレルは冷却ゾーンを有している。
1つの実施形態に従えば、冷却ゾーンは、水平中線の下側に位置するバレルの四半分に対応し、チャンバはこのゾーンに可能的に配置されている。
【0030】
1つの実施形態に従えば、冷却ゾーンは、水平中線の上側に位置するバレルの四半分に対応し、チャンバはこのゾーンに可能的に配置されている。
本発明は、中心軸13の周囲に複数の分枝14a,14b,14c,14dが配設されたバレルも提供し、各分枝は多数のコーム歯に分割されており、前記バレルはチャンバ15内に収容される。
【0031】
1つの実施形態に従えば、チャンバは単一の乾燥区画を示す。
1つの実施形態に従えば、チャンバは2つの別個の乾燥区画に分割されている。
1つの実施形態に従えば、チャンバは3つ以上の別個の乾燥区画に分割されている。
【0032】
1つの実施形態に従えば、中心軸がドラムであり、歯は前記ドラムに関して中空である。
1つの実施形態に従えば、中心軸がドラムであり、歯は前記ドラムに関して中空であり、該歯に沿って孔が穿孔されている。
【0033】
1つの実施形態に従えば、バレルは冷却ゾーンを有している。
1つの実施形態に従えば、冷却ゾーンは、水平中線の下側に位置するバレルの四半分に対応し、チャンバはこのゾーンに可能的に配置されている。
1つの実施形態に従えば、冷却ゾーンは、水平中線の上側に位置するバレルの四半分に対応し、チャンバはこのゾーンに可能的に配置されている。
【0034】
第3の代替形態に従えば、本発明の主題は、回転バレル内で回転によりプラスターボードシートを冷却するための方法であり、該バレルは、周囲に複数の分枝14a,14b,14c,14dが配設された中心軸13を含む。
【0035】
1つの実施例に従えば、本方法は大気と接触したバレル内で行われる。
1つの実施例に従えば、本方法はチャンバ内に収容されるバレル内で行われる。
1つの実施例に従えば、本方法は、水平中線の下側に位置するバレルの四半分において行われ、チャンバはこのゾーンに可能的に配置されている。
【0036】
1つの実施例に従えば、本方法は、水平中線の上側に位置するバレルの四半分において行われ、チャンバはこのゾーンに可能的に配置されている。
第4の代替形態に従えば、本発明の主題は、回転バレル内で回転によりプラスターボードシートを処理するための方法であり、該バレルは、周囲に複数の分枝14a,14b,14c,14dが配設された中心軸13を含む。
【0037】
1つの実施例に従えば、本方法は、シートを反転させるためのものである。
1つの実施例に従えば、本方法は、シートを交互に反転させるためのものである。
1つの実施例に従えば、本方法は、シートを対にするためのものである。
第5の代替形態に従えば、本発明の主題は、平坦な物体を少なくとも1つの回転バレル内で回転させながら、該平坦な物体を該乾燥/焼結/反応させるための方法であって、該バレルは、その周囲に複数の分枝14a,14b,14c,14dが配設された中心軸13を含み、チャンバ15内に収容されている。
【0038】
1つの実施形態に従えば、各分枝は複数のコーム歯に分割されている。
1つの実施形態に従えば、前記少なくとも1つのバレルは単一の乾燥区画を示す。
1つの実施形態に従えば、前記少なくとも1つのバレルは2つの別個の乾燥区画に分割されている。
【0039】
1つの実施形態に従えば、前記少なくとも1つのバレルは3つ以上の別個の乾燥区画に分割されている。
1つの実施形態に従えば、乾燥は、一方のバレルと次のバレルとでは別個の乾燥区画を有する少なくとも2つのバレル内で行われる。
【0040】
1つの実施形態に従えば、乾燥は、水の凝縮の潜熱を復熱しながら行われる。
1つの実施形態に従えば、中心軸がドラムであり、歯は前記ドラムに関して中空である。
【0041】
1つの実施形態に従えば、中心軸がドラムであり、歯は前記ドラムに関して中空であり、該歯に沿って孔が穿孔されている。
1つの実施形態に従えば、冷却は最後のドラムの一部内で行われる。
1つの実施形態に従えば、冷却ゾーンは、水平中線の下側に位置するバレルの四半分に対応し、チャンバはこのゾーンに可能的に配置されている。
【0042】
1つの実施形態に従えば、冷却ゾーンは、水平中線の上側に位置するバレルの四半分に対応し、チャンバはこのゾーンに可能的に配置されている。
1つの実施形態に従えば、平坦な物体は、木製シート、プラスターボードタイル、ならびに粘土、セメントなどから形成されたシートまたはタイルである。
【0043】
代替形態、特に第1代替形態と第2代替形態、第2代替形態と第3代替形態、ならびに第1代替形態と第2代替形態と第3形態とを組み合わせると有益である。
【0044】
以下、本発明を添付の図面を参照しながらより詳細に説明する。
プラスターボードシートを製造するための従来の設備について、図1を参照して説明する。ゾーン1は、シート成形する工程を示す。この工程は、アイボリ紙を繰り出す副工程と、混合してプラスターペーストを得る副工程と、ペーストをアイボリ紙上に堆積させる副工程と、グレー紙を繰り出してシートの前駆体であるサンドウィッチ状物を形成する副工程とを含んでいる。ゾーン2は、実質的に水和された生成物が得られるまで凝固させる工程を示す。ゾーン3は、個別のシートまたはシート群に剪断する工程を示す。ゾーン4は湿式移送工程(フリッパとして知られる装置を用いてアイボリ紙の面を最も上側に位置するように反転させる工程と、シート群が乾燥機に進入する前にずれをとる工程を伴う)を示す。ゾーン5は、余分な水分を除去するための乾燥機内での乾燥工程を示す。ゾーン6は、乾燥状態での移送工程(アイボリ面同士を合わせるシートの組み合わせ、トリミング、結束、パッケージングを含むこともある)を示す。
【0045】
本発明に従う装置の全体図を図2を参照して説明する。前述のように、本装置は、プラスターの水和が開始される凝固ゾーンを含んでいる。この水和は完全に水和されるまで続けるのではなく、一般には少なくとも80%水和が達成されるまで、好ましくは、例えば33%から66%の間の数値、より好ましくは50%未満の数値が達成されるまでしか継続されない。「水和」という用語は従来の意味、すなわちCaSO.0.5HOをCaSO.2HOに変える反応のことをいう。水和の程度は、従来の方法によって、すなわち、温度の上昇、重量の増加(すなわち水の取り込み)、硬化等であり得る曲線に対する測定値によって求められる。従来のあらゆる方法が適している。
【0046】
ここでこの凝固ゾーンは、成形ストリップ7a、シヤーの前のローラ7bおよびシヤーそのもの7c、ならびにゾーン7dを用いて模式的に描かれている。ゾーン7dは、加速ゾーン7d(加速は、従来のようにシート群の間に空間を形成するように行われる)である。このゾーンは停止ゾーン8と連結されており、該停止ゾーン8はアームを備えた回転バレル内に導入するための装置としても機能する。この停止ゾーンは、ローラ8a,8b,8c,8d,8e,8f,8g等を含んでいる。これらのローラは典型的には等間隔に配置されており、シートが水和されておらず、したがってそれほど固くない場合を除いては、湿潤したシートを受容することを(従来技術のように)目的としている。ローラの間隔は、シートがこれらの支持体の間でたるまないように定められ、当業者であれば容易に決定できるものである。シートは、上記ローラ8a,8b,8c等の上にきたところで、本発明の主題であるバレル9によって捕捉される。
【0047】
ここで、剪断工程は従来の装置内で行ってもよいことに留意すべきである。また剪断工程は、より適した「チーズワイヤ」型の装置内で実施してもよい。このワイヤは、例えば、シヤー上にあるような、一重または二重のワイヤとすることができる。水和の程度が切断時により低くなるため、シヤーはさらに簡単にすることができ、「堅牢」である必要はない。ラインに張り渡された金属ワイヤで十分である。ワイヤはシート面および/またはライン軸に対して傾斜していてもよい。操作が非常に単純であり、切断物もきれいである。従来技術のシヤーに付随する不都合は無くなっている。このワイヤは清掃が非常に簡単であり、例えば、ワイヤはループ内に取り付けてもよく、各切断動作の合間に巻き取るようにしてもよい。この巻取り動作の間に非常に単純なブラシでワイヤを掃除する。
【0048】
上述のローラ8a,8b,8cが介在された本発明に従う回転バレルについて、図3を参照して説明する。回転バレルの代わりに「カルーセル」という用語も使うことができる。ローラ8a,8b,8cとの協働をより分かりやすく示すために、バレルはアームの1つの四半分とともに描かれている。バレル9は、分枝10a,10b,10c,10d,10e等が固定される軸10(一般的にはドラムを示す)を含む(図面を見やすくするために、分枝と中心軸の間の結合は描いていない)。各分枝は、数本のアーム11a,11b,11cおよび11dを含んでおり、(最適な形状の)例として、前記数本のアームはシートがたるみなく置かれるように比較的幅広のものである。1本の分枝に対するアームの本数は、主にラインの速度、バレルの長さおよび分枝の数を含むいくつかの因子によって決まり、本数は例えば3本〜60本である。分枝全体の面積を考慮に入れると、アームは一般に対応する分枝の面積の50〜90%を示す。アームは、シートをたるまないように支持するとともに、本方法の本段階で起こる水分の蒸発現象を遅れせないように、中実であってもよいし、または、穿孔されていてもよい。バレルの寸法は一般的に、直径が3m〜6m、好ましくは3.5〜4mのものとする。長さに関しては、製造要件に適合するように極めて容易に調節することができる。生産能力を増大するには、さらにアームを追加する。典型的にはバレルの長さは3m〜25m、またはそれ以上である。プラスターボードPのシートについて考えると、シートはローラ8a,8b,8c(その経路は機械的および/または電気的および電子的装置によって制御される)上に到達する。この場合、バレルはシートPが分枝10aと10bの間を通過できるような位置にある。バレルが回転し、アームが湿潤シートPに接触し(有意な程度にたるむ程の時間はない)、シートPはローラから取り上げられて、分枝10bのアーム11a,11b,11cおよび11d上に載る。したがって、ローラは再度自由になり別のシートP’を受け入れることができる。この時、このシートは分枝10bと分枝10cとの間から出発し、バレルが回転した後に、分枝10cのアームなどと接触する。このようにして、バレルの分枝は「充填される」ことになる。バレルは、例えば10〜150本、好ましくは40〜120本の分枝を含む。バレルの回転速度は、特にラインの速度、バレルの分枝の寸法および数、ならびにシートがバレルを退出する際に完全水和と良好な平坦性を与えるのに必要な方法パラメータの関数として選択される。一般に、バレルの回転速度は、水和用バレルを1つしか設置しない場合には1rev/h(回転/時間)〜6rev/hであり、好ましくは、4〜6rev/hである。
【0049】
前述の実施形態について、上方から見た図4を参照して説明する(分枝としては、シートPを取り上げる1本のみが描かれている)。
前記状況の代替形態について、図5を参照して記載する。このとき、回転バレル9はローラ8a,8b,8cに対して偏倚している。トランスファーローダ12はシートをローラ8a,8b,8cからバレル9に向けて移送する。このローダはそのシート群のシートをバレルの分枝に送る。このトランスファーローダは従来は互いに連結された支持体の集合であり、並進運動で移動してから、例えば上下運動に伴ったグラウター・シュー(grouter shoe)の様式で、下方から定位置に戻る。
【0050】
加速/停止ゾーンの端部にバレルを直接設けることもできるが、このときの軸はシートの移動方向に対して平行ではなくシートの移動方向に直交する。この場合、シートの軸線はバレルの軸に垂直であり、バレルの軸はシートの幅と同程度の長さを有している。シートは、移動終了時に、バレルの分枝によって操作される前にバレルのハブに当接する。
【0051】
回転バレル内での水和により、相当量の空間を節約することができ、従来の凝固セクションの長さを最大で50%まで低減することができる。さらに、湿式移送から乾燥機進入までのゾーンも低減することができる。さらに、各シートに対するバレル内滞留時間が同一になる結果、シートの水和度を非常に均一にすることができる。このことは、乾燥用バレルを水和用バレルと組み合わせて用いた場合に最も顕著になる。
【0052】
本発明に従うバレルは、例えば1.50mからバレルの全長までの様々な長さのシートを収容することができる。これは、アームがあらゆる長さのシートおよびあらゆるタイプのあらゆる長さのシート群を収容するのに十分な幅を有し、シートはその長さに関係なくバレルのアーム上に十分に載置される(一般には優先的に)からである。
【0053】
バレルからアンロードする場合には、バレルの充填のために用いたものと同様の図5に示した代替形態のシステム、すなわちトランスファーローダを用いることができる。トランスファーローダは、ローラを備え得、アーム間に配置されたエンドレスベルトも備え得る。そのベルトの軸線はバレルの軸に直交する。そのような場合、ベルトに到達したシートは上面に載置され、分枝が自然に離脱する。ベルトの回転速度は、バレルが空になるようにバレルの回転速度に合わせられる。他の任意の既知システムも、シートを一方のバレルから他方のバレルに移送するためのシート処理に用いることができる。
【0054】
必要であれば2つまたはそれ以上の水和用バレルを有してもよい。シートは例えばバレルから次のバレルへと輸送される。
本発明の別の実施形態、すなわち上記回転バレルの原理に基づいた乾燥機について、図6aおよび図6bを参照して説明する。この乾燥機は、軸13と、分枝14a,14b,14c等を含み、これら全てはチャンバ15内に配置される(半分しか描かれていない)。この新規のタイプの乾燥機は、従来技術に従う湿式移送または上述の本発明に従う水和用バレルから繋がっている。
【0055】
乾燥機の動作は非常に単純である。シートが乾燥機に進入し、分枝上に載置され、ここで熱作用下において水分を排出する。チャンバ15は乾燥区画またはゾーンを収容することを可能にする。このチャンバは図示していない換気回路に関連しており、該換気回路はパイプを含むことに加えて、1つまたはそれ以上の熱発生器と送風機を有し、乾燥すべきプラスターボードシートの周囲に熱風を循環させる。例えば、チャンバ15を2つまたはそれ以上の区画に分割して、空気または何らかのガスをこれらの区画間で循環させるようにしてもよい。このことについて以下により詳しく説明する。図6aは、単一の乾燥区画を用いた場合のシナリオを示しており、図6bは2つの別個の乾燥区画(一方の区画は他方の区画と温度を異にする)が存在する場合のシナリオを示している。バレルおよびチャンバを通過するガスの循環は、図7に詳しく示されている。
【0056】
従来技術と比較すると、このタイプの乾燥機は乾燥工程におけるより良好な均一性を得ることができる。特に、従来技術においては、シートはゆっくりと長手方向に導入されており、このことがシートの走行にずれを来たし、シート端部のか焼として知られる潜在的な危険性を生じていた。さらに、シート群のなかのシートは、異なる水和度を有するため、乾燥はこの不均一性に影響される。新規な方法においては、シートは迅速に横断方向に導入されるので、上述の不都合が解消される。
【0057】
各分枝は好ましくは(だたし必須でなない)、アームではなく(水和用バレルとは相反して)コーム歯を含むが、これはもはや重大なたるみの危険がないためである。またより良好な熱交換を可能にすることも目的としている。しかしながら、多数の穴をあけたアームを用いることもできる。コーム歯は、例えば0.5〜10cm、特に1〜8cmのシートとの接触領域を有する。バレルは、例えば、20〜150本、好ましくは6〜120本の分枝を含む。バレルの寸法は一般的には、直径が3〜6m、好ましくは3.5〜4.5m、長さが3〜25m、さらに好ましくは6〜15mである。一般に、2つ以上の乾燥用バレルが用いられる。これらのバレルは好ましくは(時間の関数としての重量損失を示す乾燥カーブを精密に制御することにより、乾燥プロセスを最適化するように)別個の乾燥区画を有する。
【0058】
バレルの回転速度は、バレルの分枝の本数、ライン出力速度等の関数として選択される。一般に、バレルの回転速度は1rev/h〜6rev/h、好ましくは2〜4rev/hである。
【0059】
バレルは、バレル内がおおよそ均等に加熱された状態で、加熱されたチャンバの内部に部分的にまたは全体的に配置され得る。しかしながら、シートに対しては、チャンバ内を「的確な(intelligente)」ガスの流れが得られるように、ガスを送る導管を形成することが好ましい。これにより、異なる断面形状を有したいくつかの乾燥区画を得ることができ、乾燥を最適化することができる。このようにして画成された各乾燥区画において、シートの長手方向における乾燥の良好な均一性を得るために、熱風を交互に反転させる。この操作は、例えば送風機の動作方向を反転させることにより、あるいは適当なデフレクターをチャンバの端部に設けることにより、簡単に行うことができる。この解決法では、各区画は偶数個の導管を有する。例えばチャンバの両端にバーナーを設けることもできる。循環回路は、チャンバ15がバレルの端部で所望の数の区画に分割された状態で、適当なカウリングによって得るようにしてもよい。
【0060】
バレルについて図7aを参照して説明する。図中、矢印は熱風の回路を示している。チャンバは、シートがシートに平行な熱風に対するデフレクターとして、またガイドとして作用するようになっている。したがって、動作条件を変えることにより、異なる条件を有する2つまたはそれ以上の乾燥区画を得ることができる。実際のところ、2枚の連続したシートによって形成される空所の数と同数の乾燥区画を得ることができる。
【0061】
より詳細には、チャンバはその両端に、乾燥区画と同数の区画に分割されたカウリング16および16’を有している。図7に描いた例においては、2つの乾燥区画が存在し、端部カーリングには2つの分室(それぞれ符号16aと符号16b、および符号16a’と符号16b’)が存在する。矢印は熱風の流れる方向を示している。
【0062】
例えば、2つの乾燥区画を設けて、その一方は入口温度が約250°C、出口温度が約230°Cであり、他方は入口温度が約220°C、出口温度が約180°Cであるようにしてもよい。このように大量の熱をかけることができるが、同時に、シートを「燃焼」またはか焼させないように気を付けなければならない。
【0063】
カウリングにシケイン(障害物)を設けることも可能かつ有益である。この特定の例において、カウリング16’は、約230°Cの第1区画を退出するガスを約220°C(または同一温度でもよい)の他の区画に進入するガスとして使用できるようにするシケインを有することも可能である。このことは上面図である図7bにおいてより明確であり、同図において、カウリング16’は熱風流が転回するシケイン17’を含む。ガスの循環は矢印で示されている。
【0064】
したがって、本発明は従来技術では不可能ではないにせよ非常に困難であった乾燥ゾーンの最適化を可能にする。この段階で、乾燥技術においては一般的に3つのゾーン、すなわちゾーン1,ゾーン2およびゾーン3と認識していることを思い出すとよい。ゾーン1および2は、高いガス温度で乾燥させて(猛乾燥)、澱粉を紙の中へ有効に移動させて、水分の約80%を除去することを含む。ゾーン3は、ボードのか焼温度を超えないようにより穏やかに乾燥を行うことを含む。このゾーンにおいて、乾燥速度はボードのコア内での上記の拡散によって制限される。一般に、ゾーン1および2は、全体で15〜30分間(一般に45分未満)続くが、ゾーン3はゾーン1とゾーン2を合わせた時間と同等の時間にわたって行われる。これらのゾーンにおける温度は典型的には上述したものである。本発明によって、従来技術において求められているように、向流乾燥または並流乾燥が得られることに注目されたい。したがって、本発明は特に適切かつ均一な乾燥プロファイルを得ることを可能にする。
【0065】
ゾーンに分割された(オレンジの袋の様に)中心ドラムであって、各ゾーンに独立して熱風が供給されて、別個の加熱ゾーンを再形成できるようにした中心ドラムを想定することができる。したがって、ボードの加熱は中心ドラムから半径方向に起こり、熱風は中心ドラム上に配置された開口を介して、あるいはバレルのフィンを介して分配される(例えば、この実施形態が適用されている下記図8を参照のこと)。
【0066】
いくつかのバレルを直列に配置することも可能かつ有益である。1つのバレルから別のバレルに輸送するための装置については、水和用バレルに関して上述した通りである。一例として、例えば2つの乾燥区画を有する上述のタイプの第1のバレルと、第3の乾燥区画を有する第2のバレルとを設けることができる。第3の乾燥区画は、例えば入口温度が約150°Cであり、出口温度が約100°Cである。直列に配置されたバレルは、極めて容易に同期させることができる。
【0067】
この乾燥機の設計は乾燥方法の種類に関して大きな柔軟性を許容する。上述の乾燥機は直接乾燥型(シートに平行なガス速度ベクトルを有する、シートに直接接触する熱風)のものである。
【0068】
直接乾燥の代替形態もこの型の乾燥機によって可能である。上述のように熱風をシート間に循環させる代わりに、ガスは中心ドラムを介して、貫通歯(歯は一般にシートとの表面接触が最小になり、ガスが歯に沿って設けられた穴を介して逃げるようになっている)に導入される。歯の形状はこの乾燥の型に合わせて、すなわちシートが穴とガス流路を遮断することを防止するように円形にされる。この噴射型乾燥方法は、良好な熱交換係数を有し、従って良好なエネルギー効率を有するという利点をもつ。
【0069】
例えば、バレルに対して小さな変更を加えて、間接的蒸気乾燥方法に従ってプラスターボードシートを乾燥させることもできる。間接的乾燥を選ぶことにより、ガスよりも経済的な他の燃料または石炭などの軽燃料油、重燃料油、木材チップまたはボイラー内で燃やすことのできるあらゆる種類の廃棄物を用いることが可能になる。
【0070】
この構成において、蒸気は中心軸に導入された後、歯内に分配される。シートとの熱交換によって凝縮された蒸気は、ドラムまたはリング内に回収されて、ボイラーに戻される。この型の間接的蒸気乾燥に適したバレルは、下記図8aおよび図8bを参照して説明するものとかなり類似している。
【0071】
図8aおよび図8bを参照して別の実施形態について説明する。中心軸13はドラムになっており、該ドラムには水蒸気を抱えた熱風が、特に乾燥されたバレルまたは前のバレルの第1の区画から再導入される。分枝14a,14b,14cは、中心ドラムに接続された中空のコーム歯からなる。水蒸気を抱えた熱風はこれらのコーム歯を中心から外方に向けて流れるか、場合によっては外側から中心に向かって流れる。
【0072】
図8aに示した代替形態において、ガスは較正されたオリフィスを介して外側のチャンバによって回収される。数個のオリフィス17a,17b,17c,17dが円周のまわりに(均等に)分配されている。この場合の外側チャンバは送風機に接続された二重壁(15,15’)で構成される。バレルが回転する場合、歯の端部は中空であることから、該端部は(均等に)分配されたオリフィスと定期的に対向することになる。このようにしてガス流を確立することができる。
【0073】
図8bに示した代替形態において、ガスは内部シケインを備えた歯に沿って外側へ移動し、戻ってくる。その後、ガスは中心ドラムの周囲のリング13’内に回収される。
【0074】
これらのガスは分枝上に載置されたシートと間接的に接触する。この場合には、水蒸気は凝縮され、接触とともに凝縮の潜熱を引き渡す。凝縮された水はコーム歯に沿って流れ、分室化されたドラムまたはリング内に回収され、ここから好ましくは重力またはポンプを用いて除去される。同様に、チャンバの二重壁上で凝縮された水は重力によって除去される。凝縮した水をドラム内に回収してから、これを下方位置にあるコーム歯を介して流出させるようにすることも考えられる。この技術は、ドイツ国特許文献第DE−A−4326877号の教示に従って実施することもできる。このようにして乾燥の間にどこか他の場所で生成した高熱水蒸気を回収することができる。実際には、バレルは従来のあらゆるエネルギー復熱システムを受け入れて、事実上の内部熱交換器として作動することができる。
【0075】
したがって、図8aおよび図8bは、間接的乾燥のために、および/または復熱器として使用可能なバレルを描いており、これらの2つの様式間の差異は、1つまたはそれ以上のバーナーによって供給される熱量である。
【0076】
シートを冷却する機能をさらに含む乾燥用バレルであって、シートを特に水平に導入するシート導入ゾーン(E)と、出口とを有する乾燥用バレルについて図9を参照して説明する。斜線で示したゾーンは乾燥区画を示す。したがって、バレルは例えばチャンバにさらに別の四半分を有している。例えば、外部への窓穴の形態の出口(S)は水平ではなく下方に向けて配置されている。この追加の四半分において、シートは起こりうる熱ショックを避けるために、自然に冷却される。得られたシートは従来の乾燥機を用いて得られるものよりも良質である。さらに、開口が偏倚しているので、シートは自然に下方にあるコンベヤベルト上に摺動する。
【0077】
この四半分は水平の上方にあり、冷却されたシートが例えばトランスファーベルト上に水平に退出するようにしてもよい。
必要であれば1つ(またはそれ以上)の完全なバレルを冷却目的で設けるようにしてもよい。
【0078】
このようにして最終バレルの出口から冷却されたシートが得られ、シートは従来、乾燥機の出口に見られた一連の嵩高で騒々しい設備機材、すなわち、様々なステージから到来したシートを集めるトレイン、加速および停止ゾーン、トランスファーテーブル等を通過することなく、最終コンディショニングゾーンに直接送ることができる。
【0079】
乾燥用バレルは、水和用バレルと同様に、様々な長さのシートを受容することができる。乾燥用バレルの場合には、空隙内でより良好なガス経路指示を行うために、例えばシートを交互に配置する、すなわち、一方のシートの縁がバレルの一方側の縁と合い、他方のシートの縁が他方側上の縁と合うようにしてもよい。端部(バレルの側面ディスク)に、その長さに関わらず各シートが載るのに十分な面積をもつセグメントを有する、および/または熱風の吹出しの結果として起こりうるどのようなシート端部か焼をも回避するための適切な形状(例えば、デフレクターの形状)を有する分枝を用いることも好適に可能である。
【0080】
特に乾燥のためにバレルを用いることにより、すべての駆動部材をチャンバの外に配置することが可能になり、したがって、これらの部材を攻撃的な高温多湿の環境から保護することができる。
【0081】
ここで、少なくとも1つの水和用バレルに少なくとも1つの乾燥用バレルを連結することは特に有益である。とりわけこの場合には、2つまたは3つの乾燥用バレル、好ましくは1つまたは2つの乾燥区画を有する第1(および第2)の乾燥用バレルと、好ましくは復熱装置を有した最終の乾燥用バレルを用いる。この例においては間接型の乾燥機を用いることもできる。
【0082】
ちなみに、バレルは穏和な条件下でシートを処理するためにも有用である。
図10は、より穏和な条件下でシートを反転させるために用いられるバレルを描いたものであり、したがって、従来用いられてきた反転用フリッパーを使用しなくてすむ。反転動作は、すべてのシートに行ってもよいし、あるいは交互に行ってもよい。いま1枚のシートを水平直下から取り出してていると、次は約180°後の水平直下にあるシートを引き出す。このようにしてシートの反転を交互に行うことができ、このことはアイボリ面同士を腹合わせにして袋詰するのに有用である。
【0083】
図10の実施形態では、図9と同様の入口(E)と2つの出口(S1)および(S2)が存在する。全てのシートを出口(S1)から引き出してもよいが、シートを(S1)と(S2)から交互に引き出して、既に交互に重なり合ったシートを得ることもできる(これにより、例えばアイボリ面/アイボリ面の腹合わせのための乾式移送が容易になる)。シートをバレルの上部において処理する場合、シートは部分的に中心ハブまたはドラム上に載る。シートをバレルの下部(特に出口(S1)と(S2)との間)において処理する場合には、該シートをチャンバまたは他の適当なレールに沿って摺動可能とするか、あるいは、バレルの周囲における当該シートの速度に対応した線形速度を有するベルトに随伴してシートを移動させる(上記ベルトは好ましくはこの周囲に沿った経路を有する)。
【0084】
図11を参照するに、本図はシートがバレル(水和、乾燥、冷却、処理)に供給されている形態を示している。本実施形態に従えば、ボードはバレルの軸に沿って導入され(ボードが一旦バレル側方に導入されてからの並進によって供給が行われる前実施形態とは異なり)、移動方向はこの同一線上である。概要としては以下のような順序で行われる。説明は便宜上1枚のボードを用いて行うが、本実施形態では同様にして一連のボードを利用するものとする。説明は断面図で与えられており、ボードは紙面に直交する方向で到来する。t=0の瞬間にはバレルは初期位置にあり、ボードnはバレルのアームまたは分枝上に載置されている。t=t1において、(例えば)一連のローラによって構成されたメカニズムがボードnの下方に(例えば並進によって)到達する。図面には1つのローラのみが描かれており、もう1つのローラは実際は選択された図においては隠れている。t=t2において、このメカニズムが上昇し、ローラがバレルのアームまたは分枝間に嵌合し、結果としてボードnはバレルのアームまたは分枝上にはすでにない。t=t3において、バレルの軸に沿って到来したボードn+1がボードnを押すか、モータ駆動ローラによってボードnと置き換わり、ボードnとn+1がローラに沿って移動する。t=t4において、メカニズムが再び下降し、結果としてボードn+1がバレルのアームまたは分枝上に載る。t=t5において、メカニズムはバレル側方に後退し、これにより、ボードn−1をこの特定の実施形態による方法の初期位置にもたらすような所望の角度だけバレルを回転させることができる。
【0085】
このように、(他の実施形態と同様に)バレルの全体、すなわち360°Cを用いて、所要の動作(水和、乾燥、冷却、処理)を行うことができる。バレルの下部で起こる回転の一部の間に、ボードを例えばアームまたは分枝上の返し(retours)によって保持するようにしてもよいし、単に外部フェアリングによって案内してもよいし、あるいはボードとともに移動する下部に配置されたキャタピラートラック上で案内してもよい。
【0086】
「360°実施形態」として知られる本実施形態において、滞留時間、回転速度などに関する上記データは、改変する必要がある(例えば、バレルの180°Cだけでなく全体の360°を用いる場合には、同じ滞留時間であれば、回転速度は2分の1とすることができる)。同様に、乾燥用にゾーン1,2および3は、所望により1つのバレル内にまとめることもできる。
【0087】
最後に、本発明は一般に以下に適用され得ることに留意されたい。
・プラスターボードシートの場合、反転を含むあらゆるシート処理動作。
・乾燥の場合、あらゆる種類の平坦な物体。この平坦な物体としては、特に、プラスターボードタイル、タイル(例えばセメントや粘土でできたもの)等、または水性のバインダーと反応する物体などが挙げられるが、これらに限定されることはない。最後の例において、「乾燥」という用語は実際には、特に、硬化をもたらすことのできるあらゆる反応、例えば焼成などを包含するものとする。必ずしも水分除去を含むわけでないが、その他の余水やガスないしその他のものの遊離を伴う何らかの他の種類の反応も考えられる。例えば、セメントボードの場合には、硬化も考えることができる。このような硬化の場合、殆どの場合、少なくとも2回の「乾燥」期間または段階をもたなければならないという懸念があった。この理由としては、上記ボードを硬化させるためには、以下の工程(1)〜(4)を含むいくつかの工程が用いられることが認識されているためである。工程(1):加熱前に休ませて凝固を開始させる工程;工程(2):場合によっては湿気を与えて、比較的穏和な勾配を用いて最大温度まで加熱する工程;工程(3):加熱およびチャンバ内の部品の温度を均一にするための保持工程;および工程(4):熱風に続いて周囲空気で通気して、アンローディング前にチャンバから湿気を除く工程。本発明は、硬化の間に特別なプロファイルを得ることを可能にする。本発明は、信頼性があり、方法中に中断するおそれのない先入れ先出し(FIFO:First In,First Out)チャンバを得ることを可能にする。
【0088】
本発明は、1つまたはそれ以上の水和用バレルのあらゆる組み合わせを対象としており、1つまたはそれ以上の乾燥用バレル(1つまたはそれ以上の乾燥区画を有し、復熱付きまたは復熱なし)、1つまたはそれ以上の冷却用バレル、または1つまたはそれ以上の処理用バレルを設けることができる。バレルの数および/または区画の数は、本発明を限定することはない。例えば、2つ以上の水和用バレルを有してもよいのと同様に、水和用バレルを1つしか有さなくてもよい。1つ(またはそれ以上)の乾燥用バレル、および/または冷却用バレル、および/または処理用バレルを有した1つ(またはそれ以上)の水和用バレルを有していてもよいし、乾燥用バレルだけを有していてもよいし、これらには冷却および/または処理用バレルと組み合わせてもよい。2つ、3つ以上の乾燥用バレルを有してもよいのと同様に、乾燥用バレルを1つしか有さなくてもよい。各バレルは1つの乾燥区画しか持たないものであってもよいが、容易に2つ、3つ以上の乾燥区画を持つものとすることができる。各バレルは直接または間接型の加熱を伴うものとすることができる。上記全てのタイプ(機能/構造)のバレルを組み合わせることもでき、すべての組み合わせが認められる。本発明は、とりわけ、水和用バレルに続いて乾燥用バレルをもつ組み合わせの場合に適合し、上記で想起した全ての実施形態を組み合わせることができる。
【0089】
したがって、本発明によって与えられる利点としては、特に以下のことが挙げられる。
【0090】
方法およびシートに与えられる品質に関して、
・乾燥機に進入する全てのシートに対して水和時間が実際上同一になる。
・乾燥機への進入時のシート間でのずれが解消される。
・シート端部のか焼が解消される。
・理想的な乾燥プロファイルに近づけるために、乾燥区画の数を複数にすることができる。
・冷却ゾーンを装置内に組み込むことができる。
・最後の乾燥機内において、凝縮の潜熱を容易に復熱することができる。
・エネルギーコストに従って、柔軟に乾燥方法(直接または間接、あるいはそれらの組み合わせ)を選ぶことができる。
【0091】
・従来のラインよりも短時間のうちに湿ったシートを硬化させることができる。
・急速または粗雑な硬化または停止に対してのノッキングによるシートの破断や劣化が起こらない。
【0092】
投資に関して、
・装置内に組み込まれた湿式移送のコストおよび乾式移送におけるコストの一部が低減される。
・ラインが短くなる、および/またはラインがより簡単な設計のシヤーを用いるために、ライン作成のコストが低減される。
【0093】
・より小型でもある、より単純な(可動部のない)乾燥機。
・長さやバレルの数やバレル1つあたりの分枝の数を変えることにより、容量に関して柔軟性のある設備。これにより、少額の投資と迅速な設置に反した容量を得ることができる。
・土地建物の占有が低減される。
・水蒸気の凝縮の潜熱を復熱する装置を従来の乾燥機(実際に原理に組み込まれた)に比べてはるかに安く追加できる。
【0094】
保守に関して、
・湿式および乾式移送に対する保守費用が低減される。
・動力化および駆動システムを乾燥機の高温多湿部分の外におくことができ、可動部分が少ないため、乾燥機にかかるコストが低減される。
・本設備において圧縮空気を使用しなくてよい。
【0095】
運転コストに関して、
・水蒸気の凝縮の潜熱を復熱するためのシステムにより、乾燥のためのエネルギーが低減される。
・消費電力(駆動を電動化するために与えられる電力が3〜4分の1になる)が低減される。
【0096】
・(トランスファーテーブル上の)圧縮空気の消費およびそれに伴う保守が低減される。
・間接乾燥の場合に、より廉価な燃料を用いることにより乾燥のコストが低減される。
・装置の使用範囲が改善される。
【0097】
安全性および動作条件に関して、
・乾燥機出口における列車を無くすことにより、特に2つの移送におけるノイズが低減される。トランスファーテーブル上に圧縮空気の使用に伴うノイズが発生しなくなる。
【0098】
・安全性:回転(ローラ)に関して、または横移動(昇降テーブル)のいずれかに関して、高速可動部分を少なくできる。
本発明は、シート群だけでなく個別のシートに対しても一般的に適用することができる。「シート」の成形、剪断、水和、乾燥するなどの用語は、「シート群のシート」をさすものと理解すべきである。
【0099】
本願で用いる「プラスターボードシート」という用語は、プラスターをベースとしたシート、特に、限定的ではないが1枚またはそれ以上の紙または板紙の表面を有するシート(「ウォールボード」、「プラスターボード」として知られる)や、ガラス繊維のマットなどの他の材料からなるもの(「耐熱性プラスターボード」として知られるシート)、「繊維ボード」として知られるシートなどを包含する。本発明は好ましくは、ボード表面を有するシートに(「プラスターボード」に)適用される。
【0100】
本発明は、記載した実施形態に限定されることなく、当業者によって容易に到達できる数々の方法により変更することができる。
尚、明細書中に記載した原語表記「recuperation」は、国際公開時の仏文明細書においては、2つの「e」の上部にアクサン記号「´」が付されて表記されていたものであるが、本明細書中では表記できなかったため、「e」にて代用した。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術に従う設備の概略図。
【図2】本発明に従う装置の全体図。
【図3】本発明に従う回転する水和用バレルの図。
【図4】前記バレルの上面図。
【図5】本発明に従う水和用バレルの代替形態の図。
【図6a】本発明に従う乾燥用バレルの図。
【図6b】本発明に従う乾燥用バレルの図。
【図7a】本発明に従う乾燥用バレルの分解図。
【図7b】本発明に従う乾燥用バレルの上面図。
【図8a】間接的乾燥用および/または復熱器として使用可能な、本発明に従う乾燥用バレルの図。
【図8b】間接的乾燥用および/または復熱器として使用可能な、本発明に従う乾燥用バレルの図。
【図9】本発明に従う冷却用バレルの図。
【図10】本発明に従う反転用バレルの図。
【図11】本発明に従ってバレルにボードを供給する方法の代替形態を示す図。

Claims (33)

  1. プラスターボードシートの製造方法であって、
    (i)シートを成形する工程と、
    (ii)前記シートを水和によって凝固させる工程と、
    (iii)前記シートを回転させながら乾燥させる工程とからなる方法。
  2. 乾燥が、チャンバ内で回転する少なくとも1つのバレルにおいて行なわれる請求項1に記載の方法。
  3. 乾燥は、少なくとも1つのバレル内で行なわれ、前記少なくとも1つのバレルは単一の乾燥区画を備える請求項1に記載の方法。
  4. 乾燥は少なくとも1つのバレル内で行われ、前記少なくとも1つのバレルは2つの別個の乾燥区画を含む請求項1または2に記載の方法。
  5. 前記乾燥は少なくとも1つのバレル内で行われ、前記少なくとも1つのバレルは3つ以上の別個の乾燥区画を含む請求項1または2に記載の方法。
  6. 乾燥は少なくとも2つのバレル内で行われる請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 乾燥は、1つのバレルと次のバレルとでは別個の乾燥区画を有する少なくとも2つのバレル内で行われる請求項6に記載の方法。
  8. 各バレルは、1つ以上の別個の乾燥区画を含む請求項6または7に記載の方法。
  9. 乾燥は少なくとも1つのバレル内で、水の凝縮の潜熱を復熱しながら行われる請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 乾燥は少なくとも1つの復熱を行わないバレル内と少なくとも1つの復熱を行うバレル内とで行われる請求項9に記載の方法。
  11. (iv)シートを冷却する工程をさらに含む請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
  12. 冷却は最終バレルの一部内で部分的に行われる請求項11に記載の方法。
  13. プラスターボードシートを製造するための装置であって、凝固水和ゾーンと、中心軸13の周囲に複数の分枝(14a,14b,14c,14d)が配設されてなるバレルとを備え、前記バレルはチャンバ(15)内に収容されている装置。
  14. 各分枝は多数のコーム歯に分割されている請求項13に記載の装置。
  15. 前記チャンバは単一の乾燥区画に相当する請求項13または14に記載の装置。
  16. 前記チャンバは2つの別個の乾燥区画に分割されている請求項13または14に記載の装置。
  17. 前記チャンバは3つ以上の別個の乾燥区画に分割されている請求項13または14に記載の装置。
  18. 中心軸がドラムであり、歯は前記ドラムに関して中空である請求項13乃至17のいずれか1項に記載の装置。
  19. 中心軸がドラムであり、歯は前記ドラムに関して中空であり、該歯に沿って孔が穿孔されている請求項13乃至17のいずれか1項に記載の装置。
  20. 復熱を行わない少なくとも1つのバレルと、水の凝縮の潜熱を復熱するための少なくとも1つのバレルとを含む請求項13乃至19のいずれか1項に記載の装置。
  21. 前記バレルは冷却ゾーンを有する請求項13乃至20のいずれか1項に記載の装置。
  22. 前記冷却ゾーンは、水平中線の下側に位置するバレルの四半分に対応し、チャンバはこのゾーンに可能的に配置されている請求項20に記載の装置。
  23. 冷却ゾーンは、水平中線の上側に位置するバレルの四半分に対応し、チャンバはこのゾーンに可能的に配置されている請求項20に記載の装置。
  24. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の方法を実施するための請求項13乃至23のいずれか1項に記載の装置。
  25. 中心軸(13)の周囲に複数の分枝(14a,14b,14c,14d)が配設されたバレルであって、各分枝は多数のコーム歯に分割されており、前記バレルはチャンバ(15)内に収容されるバレル。
  26. 前記チャンバは単一の乾燥区画に相当する請求項25に記載のバレル。
  27. 前記チャンバは2つの別個の乾燥区画に分割されている請求項25に記載のバレル。
  28. 前記チャンバは3つ以上の別個の乾燥区画に分割されている請求項25に記載のバレル。
  29. 中心軸がドラムであり、歯は前記ドラムに関して中空である請求項25乃至28のいずれか1項に記載のバレル。
  30. 中心軸がドラムであり、歯は前記ドラムに関して中空であり、該歯に沿って孔が穿孔されている請求項25乃至28のいずれか1項に記載のバレル。
  31. 冷却ゾーンを有する請求項25乃至30のいずれか1項に記載のバレル。
  32. 前記冷却ゾーンは、水平中線の下側に位置するバレルの四半分に対応し、チャンバはこのゾーンに可能的に配置されている請求項31に記載のバレル。
  33. 前記冷却ゾーンは、水平中線の上側に位置するバレルの四半分に対応し、チャンバはこのゾーンに可能的に配置されている請求項31に記載のバレル。
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