JP2004519529A - 組成物の製造方法、該方法による製造物、および環境からの汚染物質の除去または分解におけるその使用 - Google Patents

組成物の製造方法、該方法による製造物、および環境からの汚染物質の除去または分解におけるその使用 Download PDF

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Abstract

有機化合物などの多様な汚染物質を、印刷システムなどの多様な環境から除去することにおいて効果的な組成物が提供される。当該組成物の調製方法は過酸化水素、グリコール酸、および水を接触させることを含む。該方法は、イソプロピルアルコールなどの1またはそれ以上の追加的な成分を含みうる。

Description

【0001】
関連出願
本出願は、2000年8月4日に出願された米国仮出願、出願番号60/223,064に基づく優先権を主張する。
【0002】
本発明の背景
本発明は、組成物を製造する方法およびその方法による生産物に関するものであり、ここで該組成物は環境中の汚染物質の濃度を低減するのに効果的である。
【0003】
印刷工程およびリソグラフィー工程のような印刷材料の製造に用いられる種々の工程において、ローラー、流体を蓄え、移動させる装置(例えばホースまたはトレイ)、および他の可動部分(例えばギアなど)などのいくつかの部分を含んでいる種々の機械装置が利用されることが知られている。そのような機械装置は、例えば有機沈着物、カルシウム沈着物、バクテリア、菌類、および当該技術分野で知られている種々の有機的材料由来のインクおよび印刷製品の流体の使用から生ずる付加的な残留物などの汚染物質により汚染されている。機械装置の種々の部品からそのような汚染物質の濃度を低減させる、好ましくは汚染物質を取り除く、試みは、一つには、そのような機械装置の内側の部分に近づくことの難しさから、大きな困難に直面する。
【0004】
それに加えて、そのような汚染物質の残留物をある程度ずつ取り除くことができないとき、該残留物は蓄積し、固くなり、やがて除去困難な残留物が生成し、そして種々の過程で生じる望ましくない化学反応を引き起こしうることが知られている。このような残留物を取り除くために過去に用いられていた方法は、該残留物を含む部分に近づくために機械装置を分解すること、および、その後、例えばハンマーでたたくこと、のみで削ることなどの機械的な方法により該残留物を除去することが必要となる機械的な除去を含んでいた。このような機械的方法は、機械装置が使用不能となるかなりの時間を必要とし、またそのような残留物を除去することに携わる備品および人員にとって、大きなリスクがあった。
【0005】
機械的な方法のほかの、該残留物を取り除く種々の方法は、通常、種々の溶媒および界面活性剤などの流体の使用を必要とすることが知られている。しかし、当該溶媒および界面活性剤は、該残留物を完全には除去しない。さらに、溶媒および界面活性剤が残留物を完全に除去しない場合には、該残留物は上述したような蓄積を開始する。従って、印刷およびリソグラフィー設備などの機械装置から汚染物質を除去するための、該残留物除去の機械的な方法を必要とせず、該残留物の実質的に完全な除去をもたらし、および該残留物の蓄積を妨げることに役立つ組成物および該組成物の使用方法は、当該技術分野および経済に大きく貢献するであろう。
【0006】
商品の製造に使用される種々の工業的方法は、例えば、パッケージシステム、フレキソ印刷システム、食品加工システム、漂白システム、冶金システム、酸洗浄システム、動物薬システム(veterinary product systems)、農薬システム(pesticide systems)、食肉加工システム、鶏肉加工システム、乳製品加工システム、衛生システム(sanitizing systems)など、およびそれらの組み合わせで、ギアおよびローラーなどのいくつかの部分を含む、種々のシステム(system)を利用している。当該部分は、例えば有機およびカルシウム堆積物、カルシウムおよびデンプン由来の粘着物など、およびそれらの組み合わせの種々の汚染物質により汚染されうる。該汚染物質の濃度を低減する、または取り除く、ことが知られている種々の組成物は、環境規制のため処分が困難であり、著しい安全上の問題が存在しうる組成を利用している。従って、前記システムから該汚染物質を除去するのに有効で、毒性でなく、調製が容易で、費用のかかる処理方法なしに処理することができる組成物もまた、当該技術分野および経済に大きく貢献しうる。
【0007】
紙およびパルプ製品などの商品の製造に利用される種々の工業的方法は、種々の含水システム(water−containing systems)を利用していることもまた知られている。当該含水システムはまた、種々の印刷システム、水処理システム、排水システム、ボイラーシステム、冷蔵システム、などにおいても見出される。このような含水システムの使用は、湯垢(scale)、藻類、菌類、バクテリア、界面活性剤、種々の有機化合物、などの種々の汚染物質による、当該含水システムの汚染に関する問題を有している。該汚染物質は、結果として商品の製造の減少を引き起こし、当該含水システムが大規模な洗浄を必要とするほど、当該含水システムを汚染しうる。
【0008】
当該含水システムから、該汚染物質の濃度を低減させる、好ましくは該汚染物質を取り除くまたは分解する、ために使用されうる種々の既知の組成物は、しばしば塩素を利用している。しかし、そのような塩素を含む組成物の使用は、種々の環境上および安全上の危険性を含み、そしてさらに、塩素を含む組成物を使用して製造された製品の処理は、周到な環境上の監視および規制が必要となる。それに加えて、塩素を含む組成物は、利用に当たって十分な安全と訓練方法が要求されるガス状の形態で、頻繁に利用される。従って、水性のシステムを含む環境から1または2以上の汚染物質を除去するまたは分解するために有用で、毒性でなく、高価でなく、調製および使用が容易である組成物は、当該技術分野および経済において大きな価値を有するであろう。
【0009】
それに加えて、環境から汚染物質の濃度を減少させる、好ましくは汚染物質を除去または分解する、ことにおいて有用であり、1を超える成分を含んでいる組成物は、第1に当該環境に加えられる成分の一つと、次に第2成分の添加が通常必要となる。その後、2つの成分は、当該環境中の汚染物質を除去または分解しうる組成物を結果として生成するために、「系中で」反応しなければならない。このような組成物は、該組成物の各成分をどれほどの量加えるべきかの判断が困難であることに起因して、使用が困難となりうる。従って、環境から汚染物質の濃度を減少させる、好ましくは汚染物質を除去または分解する、ことにおいて有用であり、種々の濃度で「系外での(ex situ)」調製が可能であり、汚染物質を除去または分解するために環境に添加することが可能な組成物は、当該技術分野および経済において大きな価値を有するであろう。
【0010】
それに加えて、環境から汚染物質の濃度を減少させる、好ましくは汚染物質を除去または分解する、ことにおいて有用であり、入手しやすい成分から容易に調製され、最小限の調製装置を利用して簡単な方法で調製できる組成物は、当該技術分野および経済において大きな価値を有するであろう。
【0011】
本発明の概要
本発明の目的は、環境から汚染物質の濃度を減少させる、好ましくは汚染物質を除去または分解する、ことにおいて有用である組成物を調製するための方法を提供することである。該方法は、安価に使用でき調製が容易な成分を利用する。本発明の他の目的は、例えば、他の方法で調製された組成物と比較して、環境から汚染物質の濃度を減少させる、好ましくは汚染物質を除去または分解する、性能が増強されているなどの、望ましい特性を有する組成物を提供する簡単で効果的な方法を利用する、組成物の調製のための方法を提供することである。
【0012】
本発明のさらなる目的は、環境から汚染物質の濃度を減少させる、好ましくは汚染物質を除去または分解する、改善された方法を提供することである。
本発明の一つの実施態様は、過酸化水素、グリコール酸(ヒドロキシ酢酸ともいう)、および水を接触させることを含む方法により調製された、新規な組成物である。
【0013】
本発明の他の実施態様は、過酸化水素、グリコール酸、および水を接触させることを含む、新規な組成物の調製の方法である。該方法は、さらにイソプロピルアルコールのような、1または2以上の追加の成分と接触することを含みうる。
【0014】
本発明の新規な組成物は、広く多様な環境から広く多様な汚染物質の濃度を減少させる、好ましくは汚染物質を除去または分解する、ことに使用されうる。該汚染物質は、元素の周期表の第2〜8族、藻類、菌類、バクテリア、界面活性剤、天然ゴム、合成ゴム、有機化合物、紙の充填物、濾紙、クレイ、亜硫酸塩、硫酸塩、酸化物、接着剤、デンプン、などおよびそれらの組み合わせを含みうる。該環境は、含水システム、製紙システム、パルプ製造システム、印刷システム、パッケージシステム、フレキソ印刷システム、食品加工システム、漂白システム、冶金システム、酸洗浄システム、動物薬システム、農薬システム、食肉加工システム、鶏肉加工システム、乳製品加工システム、衛生システム、などおよびそれらの組み合わせを含みうる。当該含水システムは、水泳用プール、水処理システム、排水システム、ボイラーシステム、冷蔵システム、下水処理システム、灌漑システム、農業システム、冷却塔システム、などおよびそれらの組み合わせを含みうる。
【0015】
本発明のその他の目的および利点は、発明の詳細な説明および追加のクレームから明らかになるであろう。
発明の詳細な説明
環境から1または2以上の汚染物質の濃度を減少させる、好ましくは汚染物質を除去または分解する場合の組成物の性能は、過酸化水素およびグリコール酸を接触させることを含む、当該組成物の調製の新規な方法を利用することにより改善されうることが発見された。
【0016】
一般に、本発明の組成物の調製方法は、過酸化水素、グリコール酸、および水を接触させることを含む。過酸化水素は一般に、過酸化水素と水を含む過酸化水素溶液として存在する。当該過酸化水素溶液は、一般に少なくとも水中に約0.1重量%の過酸化水素を、最大で水中に約20重量%の過酸化水素を含み、好ましくは少なくとも水中に約0.5重量%の過酸化水素を、最大で水中に約15重量%の過酸化水素を含み、そしてより好ましくは少なくとも水中に約1重量%の過酸化水素を、最大で水中に約15重量%の過酸化水素を含む。本発明の方法に使用されうる過酸化水素溶液の例は、FMCコーポレーション(フィラデルフィア、ペンシルバニア)から購買により入手可能な、35重量%過酸化水素のテクニカルグレード(technical grade)水溶液に、安定化させる量の水を加えることにより調製されうるものであり、その結果、本発明の方法での使用に適した過酸化水素水溶液が入手される。
【0017】
本願の発明の方法において使用するのに適した水は、好ましくは一般に、約10パーツパーミリオン(ppm)より少ない溶解した固形物、好ましくは約5ppmより少ない溶解した固形物、より好ましくは約1ppmより少ない溶解した固形物、そして最も好ましくは約0ppmである溶解した固形物を含むローソリッド水(low solids water)である。本発明の方法に使用されうるローソリッド水の例は、約0.1ppmより少ない溶解した固形物を有する、逆浸透により製造されたローソリッド水であり、PGT Inc(Cedar Hill、テキサス)から購入により入手することができる。
【0018】
当該水、好ましくはローソリッド水は、本発明の方法において使用できる水の調製のための手段として、当該技術分野において知られているいずれの適した方法によっても調製されうる。一般に、ローソリッド水は、ハイソリッド水を、逆浸透、脱イオン化、などおよびその組み合わせからなる群から選ばれる処理手段にかけることにより調製されうる。一般にハイソリッド水は、ローソリッド水より多くの溶解した固形物を含んでいる。一般に、ハイソリッド水は、約200ppmより多い溶解した固形物を含んでいる。
【0019】
一般に、水は、本願明細書に記載した方法に従って、過酸化水素とグリコール酸の接触を可能とするほどの、安定化に寄与する量存在する。一般に、本願明細書に記載した水の安定化に寄与する量は、当該技術分野では知られている、希釈なしの条件下で起こりうる、過酸化水素とグリコール酸の間の制御不能で予測不能な反応を防止するのに十分なほど多量であるべきである。しかし、本願明細書に記載した水の安定化に寄与する量は、得られた組成物が明細書に記載した環境から、汚染物質の濃度を低減させる、好ましくは除去または分解する、ための能力をあまりに希釈したためにもはや有さないことを、得られる組成物において防止するのに十分なほど少量であるべきである。従って、本発明の新規な側面は、予測可能で制御可能な方法で当該過酸化水素とグリコール酸を接触させることを可能とするのにおいて十分なほど多量で、にもかかわらず、当該組成物が本願明細書に記載した環境から汚染物質の濃度を低減する、好ましくは汚染物質を除去または分解するのに効果的であるように、得られる組成物の著しい希釈を防止するのにおいて十分なほど少量である、安定化に寄与する量の水、好ましくはローソリッド水、の存在である。
【0020】
一般に、安定化に寄与する量の水、好ましくはローソリッド水は、過酸化水素、グリコール酸、および水の合計重量に対して水の重量が少なくとも約50%、過酸化水素、グリコール酸、および水の合計重量に対して水の重量が最大で約99.9%の量存在する。好ましくは安定化に寄与する水の量は、過酸化水素、グリコール酸、および水の合計重量に対して水の重量が少なくとも約60%、過酸化水素、グリコール酸、および水の合計重量に対して水の重量が最大で約97%の量存在し、そしてより好ましくは安定化に寄与する水の量は、過酸化水素、グリコール酸、および水の合計重量に対して水の重量が少なくとも約70%、過酸化水素、グリコール酸、および水の合計重量に対して水の重量が最大で約95%の量存在する。
【0021】
グリコール酸は、好ましくはグリコール酸と水を含むグリコール酸溶液である。該グリコール酸溶液は一般に、少なくとも約1重量%そして最大約15重量%のグリコール酸、好ましくは少なくとも約1重量%そして最大約10重量%のグリコール酸、より好ましくは少なくとも約1重量%そして最大約5重量%のグリコール酸を含む。例えば、本発明の方法に使用されるグリコール酸溶液は、DuPont Chemical(Wilmington、Delaware)から購入により入手可能な70重量%のグリコール酸の工業用等級の溶液を、明細書に記載されているローソリッド水を加えることにより得ることができ、その結果、5重量%のグリコール酸溶液が得られる。
【0022】
過酸化水素、グリコール酸、および水は、環境から汚染物質の濃度を低減、好ましくは汚染物質を除去または分解することについて効果的である本発明に係る組成物を製造するのに適したいかなる方法および適したいかなる順番によっても、接触させられうる。好ましくは、そのような接触は、当該技術分野で知られた、水溶液を多の水溶液に混合するための、いかなる適切な混合手段を利用しての混合を含む。より好ましくは、明細書に記載されている過酸化水素溶液は、明細書に記載されているグリコール酸と混合される。接触中、過酸化水素の、グリコール酸に対する重量比は、一般に、少なくとも約1:1そして最大約30:1であり、好ましくは約2:1そして最大約20:1であり、より好ましくは約2:1そして最大約10:1であり、最も好ましくは約2:1そして最大約6:1である。
【0023】
過酸化水素、グリコール酸および水の接触中、好ましくは過酸化水素の溶液とグリコール酸の溶液の接触中の温度は、明細書で述べているような環境から汚染物質の濃度を低減、好ましくは汚染物質を除去または分解することについて効果的である本発明に係る組成物を与えるいかなる温度であってもよい。一般に、接触中の温度は、少なくとも約−17.78℃(華氏0度)そして最大約37.38℃(華氏100度)、好ましくは少なくとも約−12.22℃(華氏10度)そして最大約32.22℃(華氏90度)、より好ましくは少なくとも約−6.67℃(華氏20度)そして最大約26.67℃(華氏80度)である。接触中の圧力は、明細書に記載されている組成物を与えるいかなる圧力であってもよい。一般に、圧力は少なくとも大気圧であり最大約689.5kPa(100絶対ポンドパースクエアインチ(psia))であり、好ましくは大気圧である。接触の時間は、一般に少なくとも約0.1分であり最大で約60分であり、好ましくは少なくとも約0.1分であり最大約30分である。
【0024】
本発明に係る組成物を製造する方法は、さらにイソプロパノールを含む追加の成分との接触を含みうる。一般に、イソプロピルアルコールは、少なくとも約95%、好ましくは少なくとも約98%、そしてより好ましくは少なくとも約99%の純度を有する。
【0025】
イソプロピルアルコールとの接触に加えて、またはそのかわりに、本発明の方法はさらに、モノ過硫酸カリウム、銀、酸、エステル、アルコール、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸、などおよびそれらの組み合わせから成る群から選択される1または2以上の成分との接触を含みうる。適したエステルの例としては、限定されないが、エトキシ化されたエステルなど、およびそれらの組み合わせが含まれる。適した酸の例としては、限定されないが、酢酸、硫酸、ギ酸、過酢酸、などおよびそれらの組み合わせが含まれる。適したα−ヒドロキシ酸およびβ−ヒドロキシ酸の例は、限定されないが、クエン酸、乳酸、マレイン酸、などおよびそれらの組み合わせが含まれる。
【0026】
このような追加の成分は、明細書に記載されている、環境から汚染物質の濃度を低減させる、好ましくは汚染物質を除去または分解することについて効果的である組成物を与える量であれば、いかなる量が添加されてもよい。一般に、該添加成分が存在するとき、該添加成分は少なくとも最終の組成物の総重量に対して約0.1重量%そして最大で最終の組成物の総重量に対して約20重量%の量で、好ましくは該添加成分は少なくとも最終の組成物の総重量に対して約0.1重量%そして最大で最終の組成物の総重量に対して約10重量%の量で、さらに好ましくは該添加成分は少なくとも最終の組成物の総重量に対して約0.1重量%そして最大で最終の組成物の総重量に対して約5重量%の量で存在する。
【0027】
本発明に係る組成物を調製するための好ましい方法は、約1ppm未満の溶解した固形物を含有する、安定化に寄与する量のローソリッド水と、35重量%の過酸化水素の水溶液を混合し、その結果、約80%のローソリッド水、およびその他のものとして過酸化水素水を含む結果物を得ること、を含む。その後、該結果物は、約1ppm未満の溶解した固形物を含むローソリッド水と70%のグリコール酸溶液を接触させることにより調製される5重量%のグリコール酸溶液と接触させ、約1.9〜約3.5のpHの組成物が得られる。該組成物は、段ボール箱製造工程および印刷工程およびフレキソ印刷工程に典型的に見られる、カルシウムおよびデンプンの粘着物および有機物質および無機の残留物の濃度を低減させること、好ましくは汚染物質を除去または分解することにおける使用に特に適している。
【0028】
本発明に係る組成物を調製するためのもう一つの好ましい方法は、約1ppm未満の溶解した固形物を含む、安定化に寄与する量のローソリッド水と、35重量%の過酸化水素の水溶液を混合し、その結果、約43%のローソリッド水、およびその他のものとして過酸化水素水を含む結果物を得ること、を含む。その後、該結果物は、約1ppm未満の溶解した固形物を含むローソリッド水と70%のグリコール酸溶液を接触させることにより調製される5重量%のグリコール酸溶液と接触させ、約1.9〜約3.5のpHの組成物が得られる。得られた組成物は、含水システムに典型的に見られる汚染物質の濃度を低減させること、好ましくは汚染物質を除去または分解することにおける使用に特に適している。
【0029】
該組成物のさらなる好ましい調製方法は、最終組成物の総重量に対して約5%の量のイソプロピルアルコールを含む組成物を与える量の、約99%の純度を有するイソプロピルアルコールと、当該得られた組成物をさらに接触させることである。
【0030】
本発明の組成物は、一般に少なくとも約1.5そして最大で約4.5の、好ましくは少なくとも約1.7そして最大で約4の、および最も好ましくは少なくとも約1.9そして最大で約3.8のpHを有する。
【0031】
本発明の組成物は、一般に少なくとも約1.0そして最大で約1.5の、好ましくは少なくとも約1.1そして最大で約1.4の、およびより好ましくは少なくとも約1.3そして最大で約1.4の、および最も好ましくは約1.35の比重を有する。
【0032】
理論に拘束されることを意図しないが、本発明の組成物は、2個の炭素原子、4個の水素原子および4個の酸素原子を含む分子を含むと考えられる。さらに、4個の水素原子のうちの2個と4個の酸素原子のうちの2個は、水酸基(OH)として存在すると考えられる。
【0033】
本明細書に記載された本発明に係る方法で調製された本発明の組成物は、多数の種類の環境から多数の種類の汚染物質の濃度を低減すること、好ましくは該汚染物質を除去または分解することに利用されうる。該方法は、一般に、該汚染物質と、該環境から該汚染物質の濃度を低減させる、好ましくは該汚染物質を除去または分解するのに効果的な濃度で、本明細書に記載された本発明に係る方法で調製された本発明の組成物を一定濃度で接触させることを含む。限定されるものではないが、適した汚染物質の例には、元素の周期律表の2〜8族の元素(2族元素、3族元素、4族元素、5族元素、6族元素、7族元素、および8族元素ともいう)、藻類、菌類、バクテリア、界面活性剤、天然ゴム、合成ゴム、有機化合物、紙繊維、濾紙、クレイ、亜硫酸塩、硫酸塩、酸化物、接着剤、デンプン、などおよびそれらの組み合わせが含まれる。
【0034】
限定されるものではないが、適した環境の例には、含水システム、製紙システム、パルプ製造システム、印刷システム、パッケージシステム、フレキソ印刷システム、食品加工システム、漂白システム、冶金システム、酸洗浄システム、動物薬システム、農薬システム、食肉加工システム、鶏肉加工システム、乳製品加工システム、衛生システム、およびそれらの組み合わせが含まれる。用語「システム」(system)は、開示したシステムに何らかの形で関連している、すべての方法、工程、装置、構成要素、およびそれらの組み合わせについて言及するものである。例えば、用語「含水システム」は、水を含むものまたは水の汚染物質に何らかの形で関連する技術分野において既知の、すべての方法、工程、装置、構成要素、およびそれらの組み合わせについて言及するものである。さらに例えば、用語「食品加工システム」は、食品加工に何らかの形で関連する技術分野において既知の、すべての方法、工程、装置、構成要素、およびそれらの組み合わせについて言及するものである。さらに例えば、用語「印刷システム」は、印刷に何らかの形で関連する技術分野において既知の、すべての方法、工程、装置、構成要素、およびそれらの組み合わせについて言及するものである。
【0035】
限定されるものではないが、適した含水システムの例には、水泳用プール、水処理システム、排水システム、ボイラーシステム、冷蔵システム、下水処理システム、灌漑システム、農業システム、冷却塔システム、およびそれらの組み合わせが含まれる。
【0036】
本発明の組成物は、環境から該汚染物質の濃度を低減する、好ましくは汚染物質を除去または分解するのに効果的ないかなる適した条件下で、いかなる適した手段によっても、明細書に記載の1または2以上の汚染物質に接触しうる。本明細書に記載されている組成物の濃度、接触温度、接触の圧力、および接触の時間を含む、接触の条件(汚染物質との接触条件ともいう)は、本明細書に記載された環境から汚染物質の濃度を低減する、好ましくは汚染物質を除去または分解するのに効果的ないかなる接触条件であってもよい。一般に接触条件は、汚染物質の種類および濃度および環境の種類に依存するであろう。例えば、1または2以上の汚染物質の濃度が高い場合は、該汚染物質の濃度が低い場合に必要な接触条件と比較して、接触条件は一般に、高い組成物の濃度、高い圧力、および長い時間を含むものとなる。例えば、最初に汚染物質の濃度を低減する、好ましくは汚染物質を除去または分解することを促進するための、水泳用プールにおける衝撃療法的処置として、本発明の組成物を用いる場合は、例えば、30日間にわたる水泳用プールにおいての汚染物質の濃度の低減を維持するための本発明の組成物を使用する場合と比較して、組成物の濃度は著しく高められ、時間は減少するであろう。環境内の汚染物質の濃度に基づいて適切な接触条件を選択することは、当該技術分野の技術の範囲内である。
【0037】
環境が液体媒体を含む、例えば、明細書に記載した含水システムなどの場合、組成物の濃度は、一般に、少なくとも容積で環境に対して組成物が約100万分の0.1の割合(ppmv)でありそして最大約25容積%であり、好ましくは少なくとも約0.5ppmvでありそして約20容積%であり、またより好ましくは少なくとも約1ppmvでありそして最大約15容積%である。環境が液体媒体を含まない、例えば、該組成物が直接的に汚染物質に塗布される場合、組成物の濃度は、一般に、少なくとも重量で環境に対して約100万分の0.1の割合(ppm)でありそして最大約20重量%であり、好ましくは少なくとも約0.5ppmでありそして最大約10重量%であり、またより好ましくは少なくとも約1ppmでありそして最大約5重量%である。
【0038】
一般に、接触温度(汚染物質との接触温度ともいう)は、少なくとも約10.00℃(華氏50度)そして最大約93.33℃(華氏200度)、好ましくは少なくとも約21.11℃(華氏70度)そして最大約65.56℃(華氏150度)である。一般に、接触圧力(汚染物質との接触圧力ともいう)は、圧力は少なくとも大気圧であり最大約689.5kPa(100絶対ポンドパースクエアインチ(psia))であり、好ましくはほぼ大気圧である。一般に、接触時間(汚染物質との接触時間ともいう)は、少なくとも約0.1分でありそして最大で約30日であり、好ましくは少なくとも約0.5分でありそして最大約20日であり、またより好ましくは少なくとも約1分でありそして最大で約10日である。
【0039】
限定されるものではないが、本発明の組成物の適切な使用の例としては、以下のものが含まれる。
本発明の組成物は、除石剤(descalant)、殺生物剤(biocide)、殺かび剤(slimicide)、凝集剤、などおよびそれらの組み合わせとして、紙またはパルプを製造するために使用される機械および装置から、湯垢(scale)、藻類、などおよびこれらの組み合わせの濃度を低減する、好ましくは除去または分解するために使用されうる。
【0040】
本発明の組成物は、除石剤、殺生物剤、および/または殺藻剤として、印刷工業で用いられる含水システムから種々の汚染物質の濃度を低減する、好ましくは汚染物質を除去または分解するために使用されうる。例えば、本発明の組成物は、カルシウムおよび界面活性剤除去剤として、印刷工業、パッケージ工業、などおよびそれらの組み合わせにおいて用いられる含水システムの配管およびタンクから、カルシウム、溶解した鉱物、界面活性剤、バクテリア、などおよびそれらの組み合わせの濃度を低減する、好ましくはそれらを除去または分解するために使用されうる。さらに例えば、本発明の組成物は、石版印刷の板から、種々の界面活性剤、天然ゴム、炭酸カルシウム、ポリマーを含む残留物、などおよびそれらの組み合わせの濃度を低減する、好ましくは除去または分解するために使用されうる。本発明の組成物は、ゴムローラーの洗浄液として、有機の汚染物質、含水汚染物質、および、限定されるものではないが、紙繊維、紙の増量剤(paper filler)、クレイコーティング、亜硫酸塩、硫酸塩、2酸化チタン、クロム、バリウム、カルシウムカーボネート、などおよびそれらの組み合わせを含む液体金属沈殿物(liquid metal precipitant)の濃度を低減する、好ましくはそれらを除去または分解するために使用されうる。これらの汚染物質の濃度の減少、好ましくは除去または分解は、インクの転写のコンシステンシー(consistency)の改善をもたらし、リソグラフィーおよびリソグラフィーの工程において広く用いられる、酸供給の化学反応(acid fountain chemistries)の中和を制限することに役立つ。
【0041】
本発明の組成物は、貯水タンク、水の配管、ポンプなどの含水システムから、湯垢、藻類、菌類、バクテリア、鉱物、などおよびこれらの組み合わせなどの汚染物質の濃度を低減する、好ましくはこれらの除去または分解するために使用されうる。当該汚染物質は、紙製品の製造に用いられる木材において広く見出されるかび類、菌類の胞子およびバクテリアを含む紙製品との接触率が高いという理由で、印刷および製紙工業などにおいて広く利用されている含水システムに存在することが知られている。
【0042】
本発明の組成物は、接着剤の濃度を低減する、好ましくは接着剤を除去または分解するするために使用されうる。段ボール箱の製造およびパッケージングの工程などの種々の工程において、有機化合物およびデンプンを含むのりおよび接着剤は広く使用されている。本発明の組成物は、当該のりおよび接着剤にスプレーなどによって接触させられ得るものであり、また本発明の組成物が当該のりおよび接着剤に浸透するのに十分な時間の経過後に、当該のりおよび接着剤の容易な除去を実現しうるものである。
【0043】
本発明の組成物は、フレキソ印刷の場面において広く見出される、アニロックスロール(anilox rolls)、特に当該アニロックスロールによって、またはその中に含まれているセルの処理に使用されうる。フレキソ印刷の場面で広く利用されているアニロックスロールは、種々の濃度で存在する微量の有機物質を含んでいる。処理する表面にスプレーする方法、機械的に表面に塗布する方法、浸漬処理、などおよびそれらの組み合わせを含む、当該物質を除去するための、種々の組成物を適用する方法がある。本発明の組成物の利用により、現在用いられている、ベーキングソーダブラスティング(baking soda blasting)、超音波洗浄、および高アルカリ濃度の化学物質の利用などのアニロックスロール洗浄の現在存在する技術を上回る改善をもたらされる。
【0044】
本発明の組成物は、食品加工および食品パッケ−ジなどの環境において広く見出される種々の汚染物質の濃度を低減すること、好ましくは当該汚染物質を除去または分解することに使用されうる。
【0045】
本発明の組成物は、固体を分解し、殺生物効果をもたらすことに役立てるために、余剰汚泥の処理工程に使用されうる。
本発明の組成物は、ボトラス菌類(bottrus fungi)、かび、またはバクテリアなどの種々の菌類を処理するための工業的殺生物処理として使用されうる。
【0046】
本発明の組成物は、織物工業、紙およびパルプ工業、などおよびそれらの組み合わせにおいて広く見出される漂白工程を増強するために使用されうる。
本発明の組成物は、既知の除石剤、殺かび剤、抗菌剤、などおよびそれらの組み合わせの効果を増強するために使用されうる。
【0047】
本発明の組成物は、魚の養殖および農業の工程において、該工程において存在が確認されているバクテリア、菌類、を含む微生物および/または寄生生物を処理するための農薬として使用されうる。限定されるものではないが、当該農業の工程は、バクテリア、菌類、および寄生生物を含む関連する周辺領域を含む、農業における作業、育成を含むものである。
【0048】
本発明の組成物は、食肉、鶏肉、および乳製品の処理および加工工場において広く見出される種々の汚染物質の濃度を低減する、好ましくは当該汚染物質を除去または分解するために使用されうる。
【0049】
本発明の組成物は、銅または他の金属を使用する冶金工程に広く見出される種々の汚染物質の濃度を低減する、好ましくは除去または分解するために使用されうる。
【0050】
本発明の組成物は、コンクリートの酸洗浄を含む工程において広く見出される種々の汚染物質の濃度を低減する、好ましくは除去または分解するために使用されうる。
【0051】
本発明の組成物は、動物薬を製造する工程に広く見出される種々の汚染物質の濃度を低減する、好ましくは除去または分解するために使用されうる。
本発明の組成物は、ビール製造工程、ワイン製造工程、などに広く見出される種々の汚染物質の濃度を低減する、好ましくは除去または分解するために、例えば、種々の大桶から汚染物質を除去するために使用されうる。
【0052】
本発明の組成物は、自動車の表面から種々の汚染物質の濃度を低減する、好ましくは除去または分解するために、例えば、虫やタールの残留物をバンパーなどの乗用車またはトラックの外側の表面から取り除くために使用されうる。
【0053】
本発明の組成物は、顔面皮膚剥皮用製品などの、化粧品工業において使用されている種々の製品の添加物として使用されうる。
本発明の組成物は、例えば、船の外側の表面においてのような、水産業において広く見出されるカルシウム系および有機系物質などの汚染物質の濃度を低減させる、好ましくは除去または分解するために使用されうる。
【0054】
好ましくは、本発明の組成物は、印刷工程から汚染物質の濃度を低減する、好ましくは汚染物質を除去または分解するために使用されうる。本発明の組成物は、種々の機械的手段および種々の溶媒の使用および/または、水酸化ナトリウムなどの種々の界面活性剤に加えて、または好ましくは代替物として、該汚染物質を除去するために使用されうる。
【0055】
さらに好ましくは、本発明の組成物は、洗浄薬、殺菌剤、殺藻剤、などおよびそれらの組み合わせとして、水泳用プール、水生植物園(water gardens)、などおよびそれらの組み合わせなどの、含水システムから、汚染物質の濃度を低減する、好ましくは除去または分解するために使用されうる。本発明の組成物は、塩素系、または臭素系、またはビグアニド系組成物に加えて、または好ましくは代替物として、使用されうる。
【0056】
さらに好ましくは、本発明の組成物は、洗浄薬、殺菌剤、殺藻剤、などおよびそれらの組み合わせとして、含水システムから、地方自治体の水処理システム、商業用の排水システム、工業用ボイラーシステム、工業用の冷蔵システム、冷却塔システム、などおよびそれらの組み合わせにおいて広く見出される汚染物質の濃度を低減する、好ましくは除去または分解するために使用されうる。本発明の組成物は、塩素系、または臭素系、またはビグアニド系組成物に加えて、または好ましくは代替物として、使用されうる。
【0057】
以下の実施例は本発明をさらに説明するものであるが、必要以上に本発明の範囲を制限するものとして解釈されるものではない。
【0058】
【実施例】
実施例1
この実施例は本発明の組成物の調製を説明する。
【0059】
31.23L(8.25ガロン)の35重量%の過酸化水素溶液(FMCコーポレーション(フィラデルフィア、ペンシルバニア)から、35重量%の過酸化水素水溶液の工業用銘柄として入手)を、131.1L(34.675ガロン)の溶解固形物を0.1ppm未満含有のローソリッド水(PGTインク(Cedar Hill、テキサス)から入手。ローソリッド水は逆浸透により製造された。)と室温(約21.11℃(華氏70度))および大気圧で混合し、その後結果物を得ることにより、208.2L(55ガロン)の本発明の組成物を調製した。合計の混合時間は約15分だった。得られた混合物は、その後、3.123L(0.825ガロン)の70重量%のグリコール酸溶液(デュポンケミカル(Wilmington、デラウエア)から、70重量%のグリコール酸水溶液の工業用銘柄として入手)を40.6L(10.725ガロン)の溶解した固形物を0.1ppm未満含有のローソリッド水(PGTインクから入手。ローソリッド水は逆浸透により製造された。)と接触させることにより調製した43.72L(11.55ガロン)の5重量%のグリコール酸溶液と、室温(約21.11℃(華氏70度))および大気圧で接触させ、結果として約208.2L(55ガロン)の本発明の組成物を得た。以下これを「組成物A」と呼び、pHは約3.3であった。
【0060】
実施例2
この実施例は本発明の組成物(以下「組成物A」という)の、段ボール箱製造に使用されている波状成形設備から、カルシウムおよび/またはデンプン粘着物および物質の濃度を低減する、好ましくは除去または分解するための使用を説明する。
【0061】
設備はパッケージングコーポレーションオブアメリカ(PCA:Waco、テキサスに所在)から購入し、数年間使用されていた。著しい量の粘着性残留物(該残留物の色は、粘着物の半透明の外観となるまでの長期にわたる乾燥により、汚れた白色であった。)を観察した。粘着性残留物の著しい濃度は、段ボール箱用シートを形成するために巻き取られている板紙にのりを塗布するのり塗布器の下方約10インチの、該設備の接着剤塗布装置のクロスメンバー(cross−member)上に位置していた。のり残留物のレベルは、製造上の問題となるほどの程度まで蓄積されていた。PCAいくつかの化学会社に粘着性残留物の除去または除去を容易にする製品の開発のための支援を要請していた。20の不成功に終わった試みが、それを行った化学品販売会社によってなされた。その後、組成物Aはトリガースプレーヤー(trigger sprayer)を用いて、粘着性残留物に直接塗布された。約5分以内に、粘着性残留物の半透明の外観は、のり残留物の本来の外観である白色(すなわち、乾燥する前ののりの外観)に変化した。何層にも重なって、蓄積していたのり残留物は白色に変化した。約20分以内に、該残留物の層はすべて目に見えて水和化され、クロスメンバーから各層をはがすことにより手で取り除くことができた。組成物Aが、20年以上前に最初に形成したと見積もられる残留物の底層に到達したとき、該底層は除去が可能となり、設備の操業の再開が可能となった。全体的に、のり残留物に起因する設備のメンテナンスの問題は最小限度のものとなった。組成物Aの適用前は、好ましく可能な該残留物を除去するための唯一の手段は、ハンマーとのみを用いることだった。ハンマーとのみは、接着剤塗布装置のクロスメンバー部分から層を削り取るために使用された。
【0062】
実施例3
この実施例は、フレキソ印刷工程で使用されるアニロックスロールなどの設備から有機物質および鉱物残留物を除去するための、本発明の組成物(明細書中では「組成物A」という)のその他の使用を説明する。
【0063】
アニロックスロールに利用される設備は、パッケージングコーポレーションオブアメリカ(PCA:Waco、テキサスに所在)から供給された。該設備は数年使用されていた。フレキソ印刷工程に存在する固有の問題は、種々の汚染物質が蓄積する傾向にあり、アニロックスロール内のレーザーでエッチングされた微小のセルと結合することである。これらのセルは、凸版の感光性樹脂の版板(raised image photo−polymer printing plate)に水および溶媒系のフレキソ印刷用のインクを供給する。過剰のフレキソ印刷用インクの除去後に、アニロックスロールからスカラント(scalants)および残留物を取り除くために使用される多数の手法が存在する。PCAの設備のアニロックスロールは、ベーキングソーダブラスティングおよび超音波装置の使用などの、前述の方法によっては容易には除去することができない、種々の鉱物およびインク成分の堆積物を有していた。
【0064】
第一の方法として、組成物Aは、2.54cm(1インチ)の長さ毎に145のセルの密度を有するアニロックスロールのセルの表面に、直接スプレーされた。アニロックスロールは組成物Aにより水和化され、約5分間水和化したまま放置した。その後、標準的な水性のフレキソ印刷用の洗浄液が、セルから汚染物質を洗い流すために使用された。組成物Aの使用は、結合した鉱物および堆積物を分解したように思われ、フレキソ印刷用洗浄液の通常のアルカリ性の種類のものを用いての洗浄により、当該結合した鉱物および堆積物は除去され得た。この方法により、アニッロクスロールのセルの深さおよびセルの容積を回復させることが可能であった。組成物Aは、費用のかかる洗浄装置の購入なしに、印刷機のアニロックス設備の洗浄を可能にし、それにより中断時間およびPCAにとっての資本の支出の負担の低減が図られた。
【0065】
組成物Aの第2の方法は、インクポンプに接続しているフレキソ印刷のインクリザーバーに組成物Aを加えることによるものであった。接触時間は約5分であり、続いて標準の水系のフレキソ印刷用の洗浄方法を使用して洗い流した。それに先だって、ベーキングソーダブラスティングおよび超音波装置の使用などの方法を利用したが、アニロックスセルの表面が洗浄されたのみであった。組成物Aは前記の方法に比してより良い性能を示し、新品の状態のようにセルを空にした。
【0066】
実施例4
この実施例は、本発明の組成物の他の調製方法を説明する。
68.70L(18.15ガロン)の35重量%の過酸化水素溶液(FMCコーポレーション(フィラデルフィア、ペンシルバニア)から、35重量%の過酸化水素水溶液の工業用銘柄として入手)を52.05L(13.75ガロン)の溶解固形物を0.1ppm未満含有のローソリッド水(PGTインク(Cedar Hill、テキサス)から入手。ローソリッド水は逆浸透により製造された。)と室温(約21.11℃(華氏70度))および大気圧で混合し、その後結果物を得ることにより、208.2L(55ガロン)の本発明の組成物を調製した。合計の混合時間は15分であった。得られた混合物は、その後、6.25L(1.65ガロン)の70重量%のグリコール酸溶液(デュポンケミカル(Wilmington、デラウエア)から、70重量%のグリコール酸水溶液の工業用銘柄として入手)を81.19L(21.45ガロン)の溶解固形物を0.1ppm未満含有のローソリッド水(PGTインク(Cedar Hill、テキサス)から入手。ローソリッド水は逆浸透により製造された。)と接触させることにより調製した87.44L(23.1ガロン)の5重量%のグリコール酸溶液と、室温(約21.11℃(華氏70度))および大気圧で接触させ、結果として約208.2L(55ガロン)の本発明の組成物を得た。以下これを「組成物B」と呼び、pHは約2.2であった。
【0067】
実施例5
この実施例は本発明の組成物(以下「組成物B」という)の、印刷機供給溶液再循環システム(a printing press fountain solution recirculating system)(含水システム)から残留物および細菌増殖体および菌類を取り除くための使用を説明する。
【0068】
印刷機は、Rock Tenn Company(Waxahachie、テキサス)から入手し、Man Rolandの供給溶液循環システムを備えていた。これはダンペニング機構とも呼ばれ、混合機、冷却機、および合計水757.1L(200ガロン)の容量を有する約113.6L(30ガロン)の貯水タンクを含む循環装置を含んでいた。設備は約20年間ほとんど継続して使用されていた。著しい量の、例えばカルシウムと石灰の堆積物のを含む堆積物などの無機物の残留物、並びに当該産業において一般的である白色、緑色、褐色および種々の色である髭状藻類(hair algae)を含むバクテリア及び菌類の増殖体が観察された。当該残留物が蓄積し、生産の障害となる前に該残留物および増殖体を取り除く試みとして、種々の溶媒が用いられた。そのような印刷機の循環システムを洗浄するために用いられる一般的な工業製品は、例えばVarn International(印刷室および印刷用化学製品を製造し、当該製品を世界中で販売する世界規模の化学品製造業者)を含む種々の化学品製造業者によって販売されているものなどの、水酸化ナトリウム、グリコールエーテル、および種々の殺生物剤の混合物を含む製品を含んでいた。
【0069】
しかし、そのような溶媒の使用は、無機残留物およびバクテリアおよび菌類の増殖体の除去において、功を奏さなかった。無機残留物および増殖体が、水配管内で堅くなり除去できなくなるほどまで蓄積した。配管は塞がれ、生産が困難となった。水配管の置き換えおよび/または漂白剤で水系を洗い流すという追加的な選択肢も選択できたが、消費しなければならない水の量は、数千ガロンに達するものであった。加えて、漂白剤残留物に起因する製造に関する問題は解決することが困難であり、結果として漂白という選択肢は好ましくなく、経済的にも実行できるものではなかった。
【0070】
18.93L(5ガロン)の量の本明細書に記載した組成物Bは、以下の手順において供給された。組成物Bは0.473L(1パイント)の量を当該再循環システムの6個の受け皿の各々に直接注ぎこまれた。無機残留物およびバクテリアおよび藻類の増殖体との組成物Bの接触において、約15〜30秒以内に、水が即座に、印刷機から再循環システムへの戻り配管内で流れ始めることが観測され、組成物Bが種々の汚染物質を取り除いていることが示された。その後、再循環システムの配水管は、つまりが解消しそのために水は容易に流れるようになった。その後、さらに15.14L(4ガロン)の量の組成物Bを113.6L(30ガロン)の貯水タンクに直接加えた。約15〜30秒以内に、水が即座に、印刷機から再循環システムへの戻り配管で流れ始めることが観測され、組成物Bは種々の汚染物質を取り除いていることが示された。組成物Bによって除去された物質は、紙ゴミ、粘菌、菌類、藻類、インク成分、などを含んでいることが観測された。約132.5L(35ガロン)のそのような物質は、空の容器に集められた。組成物Bによって遊離させられたおよび/または分解された、死滅した藻類およびバクテリアの増殖体および無機物の崩壊堆積物並びに残存物の除去をさらに促進するために、約30分のうちに約757.1L(200ガロン)の新鮮な水が水系を通された。
【0071】
その後、再循環システムは、約3.8のpHを有する標準供給溶液を再充填された。印刷機は直ちに生産工程に組み込まれた。通常の立ち上げ時の復元時間は、以前は生産前の約20〜25枚の印刷であった。組成物Bの使用後は、立ち上げ時の復元時間は約2〜3枚であった。立ち上げの改善は、組成物Bが供給溶液の推奨されるpHまたはそれに近いpHであるためであると考えられる。組成物Bの使用前に、以前使用していた製品は水酸化ナトリウム、グリコールエーテルおよび殺生物剤を含み、これらの製品のうちのいくつかは発泡剤または苛性ソーダなどのアルカリを含んでいた。慣用の洗浄用の製品の使用後の水系における残留物のpHは、通常は約9〜10.5の範囲であっただろう。従って、供給溶液のpHは典型的には3.8〜4.0の範囲内にあり、組成物Bは類似の残留pHを有しているので、組成物Bの使用は、生産能力、印刷の品質、水にかかるコストの軽減について直接的な利益をもたらす。
【0072】
実施例6
この実施例は水泳用プールから汚染物質を除去するための本発明の組成物(明細書中では「組成物B」と記載する)の使用を説明する。
【0073】
実験場所は実質的に塩素と他の化学物質を含まない94630L(25000ガロン)の水を含有する水泳用プールにより構成された。該水泳用プールは、浅い側の深さは約0.91m(3フィート)であり、深い側の深さは約2.74m(9フィート)である形状を有する長方形であった。該水泳用プールは、約9ヶ月間覆いをされていて休止状態であった。処置の前には、水は黒ずんだ色をしており、強い悪臭を放っていた。水中のプールの表面部分は約3.81cm(1.5インチ)の厚さの緑藻類の繁殖により覆われていた。緑藻類は、基礎をなす灰色の藻類のような物質を覆っているように見えた。大規模な藻類の増殖により、プールの底の表面およびプールの第1および第2のステップの表面は見えなかった。水泳用プールの濾過システムに含まれている濾材は珪藻土であった。水のpHは7.2で、水温は約25.56℃(華氏78度)であった。
【0074】
その後、37.85L(10ガロン)の量の本明細書に記載された組成物Bは、浅い方から深い方へプールの端に沿って歩きながら、プラスチックのバケツからプールへ一定の割合で組成物を注ぐことにより、プールに加えられた。約20分後、水の色が明緑色「豆のスープ」の色に変化した。崩壊堆積物が表面に浮かび上がり始め、当該崩壊堆積物は緑藻類および灰色の藻類のような物質のように見えた。水の透明度は改善し続けた。約24時間後、水は幾分濁った、または「牛乳のような」色となった。表面に浮かぶいくらかの崩壊物とともに、プールの底を覆う当該藻類の残骸が、白くやせ細った崩壊堆積物のように見えたことから、緑藻類および灰色の藻類のような物質は「死滅させられた」ように見えた。プールのpHは6.8であった。その後、浮かび上がる崩壊堆積物の除去を促すために、約1.892L(2液量クオート)の量の凝集剤(flocculent)が加えられた。組成物Bを加えてから約72時間後、プールの底を吸引し、吸い込んだ崩壊堆積物はプールに隣接する地域に排出された。プールのpHは6.8であった。pHが7.0になるまで水道水がプールに加えられた。
【0075】
プールの水は覆いをはずされ、休止状態となり、2週間循環されなかった。2週間の経過後、溶解酸素(DO)は106ppmであり、水は非常に澄んで見え(深い側の底面をみることができた)、そしてプールの水の循環に使用するポンプを始動し、1日2時間のプールの水の循環を行った。5.08cmの降水量があった(2インチ)1週間の経過後(組成物Bを加えてから合計3週間後)、DOは98ppmであった。さらに1週間の経過後(組成物Bを加えてから合計4週間後)DOは44ppmであった。水は透明なままであったが、プールの水中部分の表面上に緑藻類の繁殖する数カ所の小さな領域が観察された。
【0076】
その後、本明細書に記載した組成物Bの「メンテナンス用の分量」9.46L(2.5ガロン)を、プールの一方の端にプラスチックのバケツから注ぎ込むことによって加えた。加えた後、DOは100ppmであり(これは望ましい値であった)、pHは7.4であった。プールには、2週間ごとに9.46L(2.5ガロン)の分量の組成物Bを加え続けた。
【0077】
実施例7
この実施例は、本発明の組成物の濃度の種々の増加による効果を示す。
2つの実験箇所(1および2)は、本発明の組成物の毒性を判断するために利用された。実験箇所1は、約1.524m(5フィート)の直径のファイバーグラスの骨格の水槽を含み、約1893L(500ガロン)の水を含有する屋外の庭池(water garden)であった。水槽はまた、土壌、石、いくつかのレンガ、および36匹の小魚を含んでいた。水は悪臭を放ち、黒色であった。黒カビまたは藻類に見える物質は、水槽の底の土壌および石を覆っていた。
【0078】
その後、236.6mL(8液量オンス)の量の本明細書に記載した組成物Bを、水槽の一端から水の中へプラスチックの瓶から直接組成物Bを注ぎ込むことによって、水槽に加えた。加える最中の水温は約25.56℃(華氏78度)であった。加えた際、水は直ちに発泡を始めた。発泡は水槽の一端で始まり、約15分の間に水槽の他端にまで広がった。24時間の経過後、水は透明になり、水槽に含まれるレンガおよび石が完全に見えるようになり、もはや黒カビおよび藻類に覆われてはいなかった。残骸の崩壊堆積物は水槽の底を覆っているように見えた。pHの値および溶解酸素の値は測定しなかった。観察に基づけば、2〜3週間ごとに適用する組成物Bの247.9g(8オンス)が推奨用量であることが明らかとなった。
【0079】
試験箇所2は、22.71L(6ガロン)の砕いた珊瑚の砂利を含む、109.8L(29ガロン)標準的なガラス槽であった。当該ガラス槽には逆浸透水が充填されていた。pHは8であった。水槽で使用されていた生育用の手段は、ジェネラルエレクトリック社製のGro−Lite bulb(太陽光に類似のUVスペクトラムを有する)およびTETRA−MINの熱帯魚用の餌を含んでいた。水は、何らの化学物質、生きた魚または植物も加えられずに、約5日間ガラス槽を通して循環させられていた。5日後、24匹の餌用の小魚(small bait shop minnows)を水に加え、約2日間(約48時間)放置した。その後、組成物Bを水100万の重量に対して100の割合で(即ち100ppm)加えた。添加後約30分後、溶解酸素濃度は106ppmであった。24時間後、溶解酸素濃度は約44ppmであり、さらに200ppmの量の組成物Bを加えた。30分後、溶解酸素濃度は約210ppmであった。小魚が水槽の底近くを泳いでいるのが観察された。さらに24時間後、溶解酸素は86ppmであった。さらに500ppmの組成物Bを加えた。それ以降、溶解酸素の濃度は測定不能となった。なぜなら、溶解酸素濃度はあまりに高く、用いる滴定の手段(チオ硫酸ナトリウム)は黒色化し正確な溶解酸素の値を得ることが妨げられたからである。6時間経過後に600ppmを越えるのチオ硫酸ナトリウムを用いても、溶解酸素の値はなお測定不能であった。
【0080】
4日間、何らの追加の化学物質は加えなかった。最初に組成物Bを使用してから10日経過後、水槽に存在する魚は、続く2週間の間に1日に1匹の割合で死に始めた。約3匹の魚の鱗は、当該魚の体から離れて広がっているように見えた。水槽に組成物Bを最初に使用してから4週間の経過後、水は依然として非常に透明で、藻類の繁殖は存在しなかった。溶解酸素は44ppmであった。
【0081】
上述の実施例で示された結果は本発明が目的を成し遂げること、および本来的に備わっているものと同様に上述の用途および利益を達成することのために、好適に適用されることを明確に示している。
【0082】
妥当な変更、改良、および翻案は、本発明の範囲を逸脱することなく、本願の開示および請求項の範囲に含まれうる。

Claims (44)

  1. 過酸化水素、グリコール酸および水を接触させることを含み、ここにおいて当該水が、少なくとも、当該過酸化水素、グリコール酸および水の総重量に対しての約50重量%、最大で、当該過酸化水素、グリコール酸および水の総重量に対しての約99.9重量%の量存在する、組成物の製造方法。
  2. 前記過酸化水素の、前記グリコール酸に対しての重量比が、少なくとも約1:1であり、最大で約30:1である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記過酸化水素の、前記グリコール酸に対しての重量比が、少なくとも約2:1であり、最大で約20:1である、請求項1に記載の方法。
  4. 前記過酸化水素の、前記グリコール酸に対しての重量比が、少なくとも約2:1であり、最大で約10:1である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記過酸化水素が、前記過酸化水素と前記水の過酸化水素溶液として存在し、該過酸化水素溶液が、少なくとも約0.1重量%の前記過酸化水素、最大で約20重量%の前記過酸化水素を含み、さらに前記グリコール酸が、前記グリコール酸と前記水のグリコール酸溶液として存在し、該グリコール酸溶液が、少なくとも約1重量%の前記グリコール酸、最大で約15重量%の前記グリコール酸を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記過酸化水素が、前記過酸化水素と前記水の過酸化水素溶液として存在し、該過酸化水素溶液が、少なくとも約0.5重量%、最大で約15重量%の前記過酸化水素を含み、さらに前記グリコール酸が、前記グリコール酸と前記水のグリコール酸溶液として存在し、該グリコール酸溶液が、少なくとも約1重量%、最大で約10重量%の前記グリコール酸を含む、請求項1に記載の方法。
  7. さらにイソプロピルアルコールを接触させることを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記イソプロピルアルコールは、少なくとも約99%の純度を有する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記水が、少なくとも、前記過酸化水素、グリコール酸および水の総重量に対しての約60重量%、最大で、前記過酸化水素、グリコール酸および水の総重量に対しての約97重量%の量存在する、請求項2に記載の方法。
  10. 前記過酸化水素が、前記過酸化水素と前記水の過酸化水素溶液として存在し、該過酸化水素溶液が、少なくとも約1重量%の前記過酸化水素、最大で約15重量%の前記過酸化水素を含み、さらに前記グリコール酸が、前記グリコール酸と前記水のグリコール酸溶液として存在し、該グリコール酸溶液が、少なくとも約1重量%の前記グリコール酸、最大で約5重量%の前記グリコール酸を含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記水が、少なくとも、前記過酸化水素、グリコール酸および水の総重量に対しての約70重量%、最大で、前記過酸化水素、グリコール酸および水の総重量に対しての約95重量%の量存在する、請求項1に記載の方法。
  12. さらに、モノ過硫酸カリウム、銀、酸、エステル、アルコール、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸、およびそれらの組み合わせからなる群から選ばれる成分に接触することを含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記酸が、酢酸、硫酸、ギ酸、過酢酸、およびそれらの組み合わせからなる群から選ばれる、請求項12に記載の方法。
  14. 前記α−ヒドロキシ酸およびβ−ヒドロキシ酸が、クエン酸、乳酸、マレイン酸、およびそれらの組み合わせからなる群から選ばれる、請求項12に記載の方法。
  15. 前記組成物が、少なくとも約1.5、最大で約4.5のpHを有する、請求項1に記載の方法。
  16. 前記組成物が、少なくとも約1.0、最大で約1.5の比重を有する、請求項1に記載の方法。
  17. 過酸化水素、グリコール酸、および水を接触させることを含み、ここにおいて当該水が、少なくとも、当該過酸化水素、グリコール酸および水の総重量に対しての約50重量%、最大で、当該過酸化水素、グリコール酸および水の総重量に対しての約99.9重量%の量存在する、組成物の製造方法によって調製される組成物。
  18. 前記過酸化水素の、前記グリコール酸に対しての重量比が、少なくとも約1:1であり、最大で約30:1である、請求項17に記載の組成物。
  19. 前記過酸化水素の、前記グリコール酸に対しての重量比が、少なくとも約2:1であり、最大で約20:1である、請求項17に記載の組成物。
  20. 前記過酸化水素の、前記グリコール酸に対しての重量比が、少なくとも約2:1であり、最大で約10:1である、請求項17に記載の組成物。
  21. 前記過酸化水素が、前記過酸化水素と前記水の過酸化水素溶液として存在し、該過酸化水素溶液が、少なくとも約0.1重量%の前記過酸化水素、最大で約20重量%の前記過酸化水素を含み、さらに前記グリコール酸が、前記グリコール酸と前記水のグリコール酸溶液として存在し、該グリコール酸溶液が、少なくとも約1重量%の前記グリコール酸、最大で約15重量%の前記グリコール酸を含む、請求項17に記載の組成物。
  22. 前記過酸化水素が、前記過酸化水素と前記水の過酸化水素溶液として存在し、該過酸化水素溶液が、少なくとも約0.5重量%の前記過酸化水素、最大で約15重量%の前記過酸化水素を含み、さらに前記グリコール酸が、前記グリコール酸と前記水のグリコール酸溶液として存在し、該グリコール酸溶液が、少なくとも約1重量%の前記グリコール酸、最大で約10重量%の前記グリコール酸を含む、請求項17に記載の組成物。
  23. 前記方法が、さらにイソプロピルアルコールを接触させることを含む、請求項17に記載の組成物。
  24. 前記イソプロピルアルコールが、少なくとも約99%の純度を有する、請求項23に記載の組成物。
  25. 前記水が、少なくとも、前記過酸化水素、グリコール酸および水の総重量に対しての約60重量%、最大で、前記過酸化水素、グリコール酸および水の総重量に対しての約97重量%の量存在する、請求項18に記載の組成物。
  26. 前記過酸化水素が、前記過酸化水素と前記水の過酸化水素溶液として存在し、該過酸化水素溶液が、少なくとも約1重量%の前記過酸化水素、最大で約15重量%の前記過酸化水素を含み、さらに前記グリコール酸が、前記グリコール酸と前記水のグリコール酸溶液として存在し、該グリコール酸溶液が、少なくとも約1重量%の前記グリコール酸、最大で約5重量%の前記グリコール酸を含む、請求項17に記載の組成物。
  27. 前記水が、少なくとも、前記過酸化水素、グリコール酸および水の総重量に対しての約70重量%、最大で、前記過酸化水素、グリコール酸および水の総重量に対しての約95重量%の量存在する、請求項17に記載の組成物。
  28. 前記方法が、さらに、モノ過硫酸カリウム、銀、酸、エステル、アルコール、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸、およびそれらの組み合わせからなる群から選ばれる成分を接触させることを含む、請求項17に記載の組成物。
  29. 前記酸が、酢酸、硫酸、ギ酸、過酢酸、およびそれらの組み合わせからなる群から選ばれる、請求項28に記載の組成物。
  30. 前記α−ヒドロキシ酸およびβ−ヒドロキシ酸が、クエン酸、乳酸、マレイン酸、およびそれらの組み合わせからなる群から選ばれる、請求項28に記載の組成物。
  31. 前記組成物が、少なくとも約1.5、最大で約4.5のpHを有する、請求項17に記載の組成物。
  32. 前記組成物が、少なくとも約1.0、最大で約1.5の比重を有する、請求項17に記載の組成物。
  33. 2個の炭素原子、4個の水素原子、および4個の酸素原子からなる分子を含む組成物。
  34. 4個の水素原子のうちの2個および4個の酸素原子のうちの2個が水酸基として存在する、請求項33に記載の組成物。
  35. 環境から汚染物質を除去または分解する方法であって、
    過酸化水素、グリコール酸、および水の組成物であって、当該水が、少なくとも、当該過酸化水素、グリコール酸および水の総重量に対しての約50重量%、最大で、当該過酸化水素、グリコール酸および水の総重量に対しての約99.9重量%の量存在する、前記組成物を選択すること、および、
    前記汚染物質を前記環境から除去するのに効率的である濃度の前記組成物に、前記汚染物質を接触させること、
    を含む、前記方法。
  36. 前記汚染物質が、第2族元素、第3族元素、第4族元素、第5族元素、第6族元素、第7族元素、第8族元素、藻類、菌類、バクテリア、界面活性剤、天然ゴム、合成ゴム、有機化合物、紙繊維、濾紙、クレイ、亜硫酸塩、硫酸塩、酸化物、接着剤、デンプン、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項35に記載の方法。
  37. 前記環境が、含水システム、製紙システム、パルプ製造システム、印刷システム、パッケージシステム、フレキソ印刷システム、食品加工システム、漂白システム、冶金システム、酸洗浄システム、動物薬システム、農薬システム、食肉加工システム、鶏肉加工システム、乳製品加工システム、衛生システム、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項35に記載の方法。
  38. 前記含水システムが、水泳用プール、水処理システム、排水システム、ボイラーシステム、冷蔵システム、下水処理システム、灌漑システム、農業システム、冷却塔システム、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項37に記載の方法。
  39. 前記汚染物質が藻類であり、前記環境が含水システムである、請求項35に記載の方法。
  40. 前記含水システムが水泳用プールを含む、請求項39に記載の方法。
  41. 前記汚染物質が第2族元素を含み、および前記環境が印刷システムを含む、請求項35に記載の方法。
  42. 前記汚染物質が第2族元素を含み、および前記環境がパッケージシステムである、請求項35に記載の方法。
  43. 前記汚染物質がデンプンを含み、および前記環境がパッケージシステムである、請求項35に記載の方法。
  44. 過酸化水素、グリコール酸および水を接触させることを含み、ここにおいて当該水が、少なくとも、当該過酸化水素、グリコール酸および水の総重量に対しての約50重量%の量存在する、組成物の製造方法。
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