JP2004513082A - 四級化タンパク質水解物の使用 - Google Patents

四級化タンパク質水解物の使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、半永久的染料で処理したケラチン繊維用の、色保護剤および紫外線保護剤としての四級化タンパク質水解物の使用に関する。

Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、一般に毛髪処理組成物に関し、特に、染めた髪を保護する選択されたカチオン化合物の使用に関する。
【0002】
(背景技術)
最も重要な毛髪処理組成物は、永久的および半永久的着色剤に分類される(毛染め料としても知られている)毛染め剤である。永久的毛髪着色剤は、その名称が示すように、永久的な新たな色を毛髪に与えるものであり、一方、毛染め料は、新たな毛髪の色を一時的に欲するにすぎないかまたは元の毛髪の色に少しの変化を欲するにすぎない消費者によって、主として使用される。
【0003】
しかし、毛髪のケアにおいて、シャンプーは、ケラチン繊維における好ましくない汚れ付着物と、長期間それに留まることを実際に意図したもの、即ち毛染め剤とを識別しない。現在の着色剤は極めて良好な持久力を有するにもかかわらず、それらは10〜20回の洗髪後に大部分が洗い落とされるが、消費者は一般により強い持久力を要求する。毛髪処理組成物の製造会社は、2つの方法でこの要求に応えることができる:着色剤の付着性を向上させるか、またはケラチン繊維上の汚れ付着物と毛染め剤とを識別する能力を有するいわゆる「インテリジェント」シャンプーを開発する。
【0004】
(発明の開示)
(発明が解決しようとする課題)
本発明が解決しようとする課題は、第二の方法を採ることであり、使用後に一般に洗い落とされる毛髪処理組成物、即ち、特にシャンプー、コンディショナー、トリートメント等の成分として、毛染め剤は繊維に留めるが汚れ付着物は除去することを確実にする物質を提供することである。同時に、それらは紫外線、特に紫外線B波に対する向上した毛髪保護を与える。
【0005】
(課題を解決するための手段)
本発明は、半永久的染料で処理したケラチン繊維用の、色保護剤および紫外線保護剤としての四級化タンパク質水解物の使用に関する。
【0006】
驚くべきことに、市販の毛髪処理組成物、例えば、シャンプーまたはコンディショナーへの四級化タンパク質水解物の添加は、実際に、半永久的毛染め剤の洗い落ちの程度を明らかに減少させ、従って毛染め剤の持久力を増加させることが見出された。同様に、紫外線B波に対する毛髪保護も顕著に増加させることが見出された。
【0007】
カチオンタンパク水解物
カチオンタンパク質水解物は、毛髪処理組成物におけるそれの使用が充分に知られている既知の物質である(例えば、国際特許出願WO 96/24141およびドイツ特許DE 19505005(Cognis)参照)。しかし、これらの化合物を、染めた毛髪の保護に選択的に使用しうることは知られていない。出願人は、エンドウ、コメ、アーモンド、ポテト、大豆、絹、特に小麦タンパク質(例えばグルテン)の分解生成物に基づく植物性生成物が、この目的に特に適していることを見出した。これらの出発物質の酸、アルカリおよび/または酵素加水分解により、100〜30,000、好ましくは100〜10,000、特に2,000〜5,000ダルトンの平均分子量を有する生成物が一般に生じる。
【0008】
加水分解に関して、タンパク質含有出発物質の水性懸濁液は(任意に、活性炭のような吸着剤と一緒に)、変化するpH値において、70℃未満、好ましくは60℃未満、例えば30〜55℃の使用されるプロテイナーゼおよびペプチダーゼの至適温度において、1〜24時間で一般に分解する。加水分解後、pHを酸性範囲、例えばpH3〜4に調節するのが好ましい。塩基としての酸化カルシウムまたは水酸化カルシウムの存在下に加水分解を行う場合、カルシウムペプチドが形成され、濾過によって残渣から除去すべきである。アルカリ金属ペプチドを必要とする場合、カルシウムペプチドをソーダまたはカリ溶液で処理し、次に、低溶解性炭酸カルシウムを除去するのが好ましい。カルシウムは、硫酸カルシウムまたは蓚酸カルシウムの形態で沈殿させてもよい。低溶解性塩は、濾過助剤の存在下に、ヌッツェ(nutsch)フィルターまたはフィルタープレスによって分離するのが好ましい。植物性タンパク質水解物水溶液を得、所望により、例えば落下膜蒸発器を使用して濃縮してもよい。このようにして得られる水解物は、約5〜50重量%の固形分を一般に有する。
【0009】
このようにして得た植物性タンパク質水解物のカチオン化は、オリゴペプチドの遊離アミノ基および/またはカルボキシル基と、使用される第四級アンモニウム塩のハロゲン原子との間で起こり、ハロゲン化水素が放出される。使用するのが好ましい第四級アンモニウム塩は式(I):
【化2】
Figure 2004513082
(式中、Rは、1〜22個の炭素原子を有するアルキル基および/またはアルケニル基であり、RおよびRは、相互に独立に、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を表し、Zは、任意にヒドロキシ置換されたアルキレン基であり、XおよびHalは、相互に独立に、塩素または臭素を表す。)
で示される。
【0010】
本発明の1つの態様において、使用される第四級アンモニウム塩は、N,N−ジメチル−N−(n−アルキル)−N−(2−ヒドロキシ−3−クロロ−n−プロピル)−アンモニウムハライド、特にN,N−ジメチル−N−(n−ドデシル)−N−(2−ヒドロキシ−3−クロロ−n−プロピル)−アンモニウムクロリドである。
【0011】
前記のように、タンパク質水解物と第四級アンモニウム塩との反応は、ハロゲン化水素の除去を伴い、アルカリ金属塩基によって触媒される。基本的に、塩基の選択は限定的ではないが、水酸化ナトリウムまたはカリウムの濃厚水溶液を使用するのが好ましい。従って、反応の間のpH値は8〜12、特に約10である。平均でpモルペプチド単位を含有するタンパク質水解物の各モルについて、p/10〜p/100モル、好ましくはp/20〜p/50モルの第四級アンモニウム塩が存在するようにモル比を選択するのが有利であることが分かっている。言い換えれば、これは、平均で100ペプチド単位(p=100)を含有するタンパク質水解物1モルについて、1〜10モル(p/100〜p/10)、好ましくは2〜5モル(p/50〜p/20)の第四級アンモニウム塩を使用することを意味する。反応は一般に20〜90℃の温度、好ましくは40〜60℃の温度で行われる。反応時間は、一般に1〜24時間、特に4〜12時間である。鉱酸の添加によって最終生成物を中性pHに調節し、通常の方法、即ち、例えばPHBエステルの添加によって、最終生成物を微生物インフェステーションに対して安定化するのが有利であることが分かった。
【0012】
四級化タンパク質水解物は、最終配合物に基づいて、1〜10重量%、好ましくは2〜8重量%、特に4〜6重量%の量で使用しうる。
【0013】
産業上の利用可能性
本発明に使用される四級化タンパク質水解物含有毛髪処理組成物は、穏やかな界面活性剤、油成分、乳化剤、真珠光沢ワックス、粘度調整剤、増粘剤、安定剤、ポリマー、シリコーン化合物、脂肪、ワックス、レシチン、燐脂質、生物起源製剤(biogenic agents)、紫外線保護剤、酸化防止剤、脱臭剤、フケ防止剤、膜形成剤、ヒドロトロープ、可溶化剤、保存料、香油、毛染め剤等を、付加的な助剤および添加剤として含有しうる。
【0014】
界面活性剤
適当な界面活性剤は、アニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、カチオン界面活性剤および/または両性若しくは両性イオン界面活性剤であり、これら界面活性剤は、調剤中に通常1〜70質量%、好ましくは5〜50質量%、より好ましくは10〜30質量%の量で存在し得る。アニオン界面活性剤の典型例は、石鹸、アルキルベンゼンスルホネート、アルカンスルホネート、オレフィンスルホネート、アルキルエーテルスルホネート、グリセロールエーテルスルホネート、α−メチルエステルスルホネート、スルホ脂肪酸、アルキルスルフェート、脂肪アルコールエーテルスルフェート、グリセロールエーテルスルフェート、脂肪酸エーテルスルフェート、ヒドロキシ混合エーテルスルフェート、モノグリセリド(エーテル)スルフェート、脂肪酸アミド(エーテル)スルフェート、モノ−およびジアルキルスルホスクシネート、モノ−およびジアルキルスルホスクシナメート、スルホトリグリセリド、アミド石鹸、エーテルカルボン酸およびその塩、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、N−アシルアミノ酸、例えばアシルラクチレート、アシルタルトレート、アシルグルタメートおよびアシルアスパルテート、アルキルオリゴグルコシドスルフェート、タンパク質脂肪酸縮合物(特に小麦系植物性生産物)およびアルキル(エーテル)ホスフェートである。アニオン界面活性剤がポリグリコールエーテル鎖を有する場合、そのポリグリコールエーテル鎖は通常の同族体分布を有し得るが、それらは好ましくは狭い範囲の同族体分布を有する。
【0015】
非イオン界面活性剤の典型例は、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、脂肪酸ポリグリコールエステル、脂肪酸アミドポリグリコールエーテル、脂肪アミンポリグリコールエーテル、アルコキシル化トリグリセリド、混合エーテルおよび混合ホルマール、任意に部分酸化されているアルキル(アルケニル)オリゴグリコシドまたはグルクロン酸誘導体、脂肪酸−N−アルキルグルカミド、タンパク質水解物(特に小麦系植物性生産物)、ポリオール脂肪酸エステル、糖エステル、ソルビタンエステル、ポリソルベートおよびアミンオキシドである。非イオン界面活性剤がポリグリコールエーテル鎖を含有する場合、そのポリグリコールエーテル鎖は通常の同族体分布を有し得るが、それらは好ましくは狭い範囲の同族体分布を有する。カチオン界面活性剤の典型例は、第4級アンモニウム化合物、例えばジメチルジステアリルアンモニウムクロリド、およびエステルクアット(Esterquats)、とりわけ4級化脂肪酸トリアルカノールアミンエステル塩である。
【0016】
両性または両性イオン界面活性剤の典型例は、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アミノプロピオネート、アミノグリシネート、イミダゾリニウムベタインおよびスルホベタインである。記載した界面活性剤は、全て既知の化合物である。それらの構造および製造についての情報は、関連する総観的著作で見出すことができる。例えば J. Falbe (編), ”Surfactants in Consumer Products”, Springer Verlag, ベルリン, 1987年, 第54〜124頁 または J. Falbe (編), ”Katalysatoren, Tenside und Mineraloeladditive”, Thieme Verlag, シュトゥットガルト, 1978年, 第123〜217頁を参照されたい。穏やかな、即ち、皮膚適合性である特に適当な界面活性剤の典型例は、脂肪アルコールポリグリコールエーテルスルフェート、モノグリセリドスルフェート、モノ−および/またはジアルキルスルホスクシネート、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、脂肪酸グルタメート、α−オレフィンスルホネート、エーテルカルボン酸、アルキルオリゴグルコシド、脂肪酸グルカミド、アルキルアミドベタイン、アンホアセタール(Amphoacetale)および/またはタンパク質脂肪酸縮合物、好ましくは小麦タンパク質をベースとするものである。
【0017】
オイル成分
適当なオイル成分は、例えば、6〜18個、好ましくは8〜10個の炭素原子を有する脂肪アルコールをベースとするゲルべアルコール、直鎖C 22脂肪酸と直鎖または分枝C 22脂肪アルコールとのエステル、分枝C 13カルボン酸と直鎖または分枝C 22脂肪アルコールとのエステル、例えばミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸ミリスチル、ステアリン酸ミリスチル、イソステアリン酸ミリスチル、オレイン酸ミリスチル、ベヘン酸ミリスチル、エルカ酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸セチル、イソステアリン酸セチル、オレイン酸セチル、ベヘン酸セチル、エルカ酸セチル、ミリスチン酸ステアリル、パルミチン酸ステアリル、ステアリン酸ステアリル、イソステアリン酸ステアリル、オレイン酸ステアリル、ベヘン酸ステアリル、エルカ酸ステアリル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソステアリル、オレイン酸イソステアリル、ベヘン酸イソステアリル、オレイン酸イソステアリル、ミリスチン酸オレイル、パルミチン酸オレイル、ステアリン酸オレイル、イソステアリン酸オレイル、オレイン酸オレイル、ベヘン酸オレイル、エルカ酸オレイル、ミリスチン酸ベヘニル、パルミチン酸ベヘニル、ステアリン酸ベヘニル、イソステアリン酸ベヘニル、オレイン酸ベヘニル、ベヘン酸ベヘニル、エルカ酸ベヘニル、ミリスチン酸エルシル、パルミチン酸エルシル、ステアリン酸エルシル、イソステアリン酸エルシル、オレイン酸エルシル、ベヘン酸エルシルおよびエルカ酸エルシルである。
【0018】
また適当なものは、直鎖C 22脂肪酸と分枝アルコール、とりわけ2−エチルヘキサノールとのエステル、C18 38アルキルヒドロキシカルボン酸と直鎖または分枝C 22脂肪アルコールとのエステル(DE 19756377 A1 参照)、とりわけリンゴ酸ジオクチル、直鎖および/または分枝脂肪酸と多価アルコール(例えばプロピレングリコール、ダイマージオールまたはトリマートリオール)および/またはゲルベアルコールとのエステル、C 10脂肪酸をベースとするトリグリセリド、C 18脂肪酸をベースとする液状モノ−/ジ−/トリグリセリド混合物、C 22脂肪アルコールおよび/またはゲルベアルコールと芳香族カルボン酸、とりわけ安息香酸とのエステル、C 12ジカルボン酸と、1〜22個の炭素原子を有する直鎖または分枝アルコール、または2〜10個の炭素原子および2〜6個のヒドロキシル基を有するポリオールとのエステル、植物油、分枝第1級アルコール、置換シクロヘキサン、直鎖および分枝C 22脂肪アルコールカーボネート、例えばジカプリリルカーボネート(Cetiol(商標) CC)、C 18、好ましくはC 10脂肪アルコールをベースとするゲルべカーボネート、安息香酸と直鎖および/または分枝C 22アルコールとのエステル(例えば Finsolv(商標) TN)、アルキル基1個あたり6〜22個の炭素原子を有する直鎖または分枝の対称または非対称ジアルキルエーテル、例えばジカプリリルエーテル(Cetiol(商標) OE)、エポキシド化脂肪酸エステルとポリオールとの開環生成物、シリコーンオイル(シクロメチコン、シリコンメチコン)および/または脂肪族またはナフタレン系炭化水素、例えばスクアラン、スクアレンまたはジアルキルシクロヘキサンである。
【0019】
乳化剤
適当な乳化剤は、例えば以下の群の少なくとも1種からの非イオン界面活性剤である:
・エチレンオキシド2〜30モルおよび/またはプロピレンオキシド0〜5モルと、直鎖C 22脂肪アルコール、C12 22脂肪酸、アルキル基中に8〜15個の炭素原子を有するアルキルフェノールおよびアルキル基中に8〜22個の炭素原子を有するアルキルアミンとの付加生成物、
・アルキル(アルケニル)基中に8〜22個の炭素原子を有するアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシド、およびそのエトキシル化類似体、
・エチレンオキシド1〜15モルとヒマシ油および/または水素化ヒマシ油との付加生成物、
・エチレンオキシド15〜60モルとヒマシ油および/または水素化ヒマシ油との付加生成物
【0020】
・グリセリンおよび/またはソルビタンと、12〜22個の炭素原子を有する不飽和、直鎖または飽和、分枝の脂肪酸、および/または3〜18個の炭素原子を有するヒドロキシカルボン酸との部分エステル、およびエチレンオキシド1〜30モルとのその付加物、
・ポリグリセロール(平均自己縮合度2〜8)、ポリエチレングリコール(分子量400〜5,000)、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール、糖アルコール(例えばソルビトール)、アルキルグルコシド(例えばメチルグルコシド、ブチルグルコシド、ラウリルグルコシド)およびポリグルコシド(例えばセルロース)と、12〜22個の炭素原子を有する飽和および/または不飽和、直鎖または分枝の脂肪酸、および/または3〜18個の炭素原子を有するヒドロキシカルボン酸との部分エステル、およびエチレンオキシド1〜30モルとのその付加物、
・DE 1165574 PS によるペンタエリトリトール、脂肪酸、クエン酸および脂肪アルコールの混合エステル、および/または6〜22個の炭素原子を有する脂肪酸、メチルグルコースおよびポリオール、好ましくはグリセロールまたはポリグリセロールの混合エステル
【0021】
・モノ−、ジ−およびトリアルキルホスフェート、およびモノ−、ジ−および/またはトリPEGアルキルホスフェート、およびその塩、
・羊毛ろうアルコール、
・ポリシロキサン/ポリアルキル/ポリエーテルコポリマー、および対応誘導体、
・ブロックコポリマー、例えばポリエチレングリコール−30 ジプロピルヒドロキシステアレート、
・ポリマー乳化剤、例えば Goodrich からの Pemulen タイプ (TR−1, TR−2)、
・ポリアルキレングリコール、および
・グリセロールカーボネート。
【0022】
エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドと、脂肪アルコール、脂肪酸、アルキルフェノール、またはヒマシ油との付加生成物は、既知の市販製品である。それらは、同族体混合物であり、その平均アルコキシル化度は、エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド量およびそれらと付加反応を行う基質量の間の比に対応する。エチレンオキシドとグリセロールとの付加生成物のC12/18脂肪酸モノエステルおよびジエステルは、化粧用配合物のための再脂肪剤として DE 2024051 PS から知られている。
【0023】
アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシド、それらの製造および使用は、先行技術から知られている。それらは、特にグルコースまたはオリゴ糖類とC 18アルコールとを反応させることにより製造される。グルコシド単位に関して、環式糖単位がグリコシド結合により脂肪アルコールに結合しているモノグリコシド、および好ましくは約8までのオリゴマー化度を有するオリゴマーグリコシドの両方が適当である。オリゴマー化度は、そのような工業生成物に典型的な同族体分布に対応する統計平均値である。
【0024】
適当な部分グリセリドの典型例は、ヒドロキシステアリン酸モノグリセリド、ヒドロキシステアリン酸ジグリセリド、イソステアリン酸モノグリセリド、イソステアリン酸ジグリセリド、オレイン酸モノグリセリド、オレイン酸ジグリセリド、リシノール酸モノグリセリド、リシノール酸ジグリセリド、リノール酸モノグリセリド、リノール酸ジグリセリド、リノレン酸モノグリセリド、リノレン酸ジグリセリド、エルカ酸モノグリセリド、エルカ酸ジグリセリド、酒石酸モノグリセリド、酒石酸ジグリセリド、クエン酸モノグリセリド、クエン酸ジグリセリド、リンゴ酸モノグリセリド、リンゴ酸ジグリセリド、および製造プロセスからの少量のトリグリセリドをなお含有し得るそれらの工業用混合物である。エチレンオキシド1〜30モル、好ましくは5〜10モルと記載した部分グリセリドとの付加生成物も適当である。
【0025】
適当なソルビタンエステルは、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンセスキイソステアレート、ソルビタンジイソステアレート、ソルビタントリイソステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタンジオレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタンモノエルケート、ソルビタンセスキエルケート、ソルビタンジエルケート、ソルビタントリエルケート、ソルビタンモノリシノレエート、ソルビタンセスキリシノレエート、ソルビタンジリシノレエート、ソルビタントリリシノレエート、ソルビタンモノヒドロキシステアレート、ソルビタンセスキヒドロキシステアレート、ソルビタンジヒドロキシステアレート、ソルビタントリヒドロキシステアレート、ソルビタンモノタルトレート、ソルビタンセスキタルトレート、ソルビタンジタルトレート、ソルビタントリタルトレート、ソルビタンモノシトレート、ソルビタンセスキシトレート、ソルビタンジシトレート、ソルビタントリシトレート、ソルビタンモノマレエート、ソルビタンセスキマレエート、ソルビタンジマレエート、ソルビタントリマレエートおよびそれらの工業用混合物である。エチレンオキシド1〜30モル、好ましくは5〜10モルと記載したソルビタンエステルとの付加生成物も適当である。
【0026】
適当なポリグリセロールエステルの典型例は、ポリグリセリル−2 ジプロピルヒドロキシステアレート(Dehymuls(商標) PGPH)、ポリグリセリン−3 ジイソステアレート(Lameform(商標) TGI)、ポリグリセリル−4 イソステアレート(Isolan(商標) GI 34)、ポリグリセリル−3 オレエート、ジイソステアロイルポリグリセリル−3 ジイソステアレート(Isolan(商標) PDI)、ポリグリセリル−3 メチルグルコースジステアレート(Tego Care(商標) 450)、ポリグリセリル−3 ビーズワックス(Beeswax)(Cera Bellina(商標))、ポリグリセリル−4 カプレート(Polyglycerol Caprate T2010/90)、ポリグリセリル−3 セチルエーテル(Chimexane(商標) NL)、ポリグリセリル−3 ジステアレート(Cremophor(商標) GS 32)およびポリグリセリルポリリシノレエート(Admul(商標) WOL 1403)、ポリグリセリルジメレート(Dimerate)イソステアレートおよびこれらの混合物である。他の適当なポリオールエステルの例は、場合によりエチレンオキシド1〜30モルと反応した、トリメチロールプロパンまたはペンタエリトリトールとラウリン酸、ココ脂肪酸、獣脂脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘン酸などとのモノ−、ジ−およびトリエステルである。
【0027】
他の適当な乳化剤は、両性イオン界面活性剤である。両性イオン界面活性剤は、少なくとも1個の第4級アンモニウム基、並びに少なくとも1個のカルボキシレートおよび少なくとも1個のスルホネート基を分子中に有する界面活性化合物である。特に適当な両性イオン界面活性剤はいわゆるベタインであり、例えばアルキルまたはアシル基中に8〜18個の炭素原子を有するN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアルキルジメチルアンモニウムグリシネート、N−アシルアミノプロピル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネートおよび2−アルキル−3−カルボキシメチル−3−ヒドロキシエチルイミダゾリン、並びにココアシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシネートである。コカミドプロピルベタイン(Cocamidopropyl Betaine)のCTFA名で知られている脂肪酸アミド誘導体が特に好ましい。
【0028】
両性界面活性剤も、適当な乳化剤である。両性界面活性剤は、C8/18アルキルまたはアシル基に加えて、少なくとも1個の遊離アミノ基および少なくとも1個の−COOHまたは−SOH基を分子中に有し、分子内塩を形成することができる界面活性化合物である。適当な両性界面活性剤の例は、アルキル基中に約8〜18個の炭素原子を有するN−アルキルグリシン、N−アルキルプロピオン酸、N−アルキルアミノ酪酸、N−アルキルイミノジプロピオン酸、N−ヒドロキシエチル−N−アルキルアミドプロピルグリシン、N−アルキルタウリン、N−アルキルサルコシン、2−アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸である。加えて、典型的なアニオン性乳化剤は、脂肪族C12−22脂肪酸、例えばパルミチン酸、ステアリン酸またはベヘン酸、およびC12−22ジカルボン酸、例えばアぜライン酸またはセバシン酸である。特に好ましい両性界面活性剤は、N−ココアルキルアミノプロピオネート、ココアシルアミノエチルアミノプロピオネートおよびC12/18アシルサルコシンである。最後に、カチオン界面活性剤も適当な乳化剤である。エステルクアット型のカチオン界面活性剤、好ましくはメチル4級化二脂肪酸トリエタノールアミンエステル塩が、特に好ましい。
【0029】
脂肪およびワックス
脂肪の典型例は、グリセリド、即ち、固体または液状の植物性または動物性の生産物であり、本質的に高級脂肪酸の混合グリセロールエステルからなる。適当なワックスは、とりわけ天然ワックス、例えばカンデリラろう、カルナウバろう、木ろう、アフリカハネガヤろう、コルクろう、グアルマろう、ライスオイルろう、サトウキビろう、オウリカリろう、モンタンろう、蜜ろう、セラックろう、鯨ろう、ラノリン(羊毛ろう)、尾羽脂、セレシン、オゾセライト(地ろう)、ペトロラタム、パラフィンワックスおよびマイクロワックス、化学変性ワックス(硬ろう)、例えばモンタンエステルろう、サソールろうおよび水素化ホホバろう、並びに合成ワックス、例えばポリアルキレンワックスおよびポリエチレングリコールワックスである。
【0030】
脂肪以外の適当な添加剤は、脂肪様物質、例えばレシチンおよびリン脂質である。レシチンは、脂肪酸、グリセロール、リン酸およびコリンからエステル化により形成されるグリセロリン脂質として、専門家の間で知られている。従ってレシチンは、しばしば専門家によりホスファチジルコリン(PC)とも称される。天然レシチンの例は、1,2−ジアシル−sn−グリセロール−3−リン酸の誘導体であり、ホスファチジン酸としても知られているケファリンである。対照的にリン脂質は、通常脂肪として分類される、一般にリン酸とグリセロールとのモノエステル、好ましくはジエステル(グリセロホスフェート)であると理解される。スフィンゴシンおよびスフィンゴ脂質も適当である。
【0031】
パール化ワックス
適当なパール化ワックスは、例えばアルキレングリコールエステル、特にエチレングリコールジステアレート、脂肪酸アルカノールアミド、特にココ脂肪酸ジエタノールアミド、部分グリセリド、特にステアリン酸モノグリセリド、多塩基、場合によりヒドロキシ置換のカルボン酸と6〜22個の炭素原子を有する脂肪アルコールとのエステル、特に酒石酸の長鎖エステル、脂肪化合物、例えば合計で少なくとも24個の炭素原子を有する脂肪アルコール、脂肪ケトン、脂肪アルデヒド、脂肪エーテルおよび脂肪カーボネート、特にラウロンおよびジステアリルエーテル、脂肪酸、例えばステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸またはベヘン酸、12〜22個の炭素原子を有するオレフィンエポキシドと、12〜22個の炭素原子を有する脂肪アルコールおよび/または2〜15個の炭素原子および2〜10個のヒドロキシル基を有するポリオールとの開環生成物、およびこれらの混合物である。
【0032】
粘度調整剤および増粘剤
主に用いる粘稠要素は、12〜22個、好ましくは16〜18個の炭素原子を有する脂肪アルコールまたはヒドロキシ脂肪アルコール、およびさらに部分グリセリド、脂肪酸またはヒドロキシ脂肪酸である。これら物質とアルキルオリゴグルコシドおよび/または同じ鎖長の脂肪酸N−メチルグリカミドおよび/またはポリグリセロールポリ−12−ヒドロキシステアレートとの組合せを、好ましくは使用する。適当な増粘剤は、例えば、Aerosil(商標) タイプ(親水性シリカ)、多糖類、とりわけキサンタンガム、グアール、寒天、アルギナートおよびチロース、カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロース、また比較的高分子量のポリエチレングリコール脂肪酸モノエステルおよびジエステル、ポリアクリレート(例えば Carbopols(商標) および Pemulen[Goodrich]、Synthalens(商標) [Sigma]、Keltrol [Kelco]、Sepigel [Seppic]、Salcare [Allied Colloids])、ポリアクリルアミド、ポリマー、ポリビニルアルコールおよびポリビニルピロリドンである。特に効果的であることが分かっている他の粘度調整剤は、ベントナイト、例えばBentone(商標)Gel VS−5PC(Rheox)(プロピレンカーボネートの混合物)、Disteardimonium Hectorite およびプロピレンカーボネートである。また、適しているのは、界面活性剤、例えばエトキシル化脂肪酸グリセリド、脂肪酸と、ポリオール、例えばペンタエリトリトールまたはトリメチロールプロパンとのエステル、狭範囲の脂肪アルコールエトキシレートまたはアルキルオリゴグルコシド、および電解質、例えば塩化ナトリウムおよび塩化アンモニウムである。
【0033】
安定剤
脂肪酸の金属塩、例えば、ステアリン酸またはリシノール酸のマグネシウム、アルミニウムおよび/または亜鉛塩を、安定剤として使用し得る。
【0034】
ポリマー
適当なカチオン性ポリマーは、例えば、カチオン性セルロース誘導体、例えば Amerchol から Polymer JR 400(商標) の名前で入手できる4級化ヒドロキシエチルセルロース、カチオン性デンプン、ジアリルアンモニウム塩およびアクリルアミドのコポリマー、4級化ビニルピロリドン/ビニルイミダゾールポリマー、例えば Luviquat(商標)(BASF)、ポリグリコールおよびアミンの縮合生成物、4級化コラーゲンポリペプチド、例えばラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン(Lamequat(商標) L、Gruenau)、4級化小麦ポリペプチド、ポリエチレンイミン、カチオン性シリコーンポリマー、例えばアモジメチコーン、アジピン酸およびジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンのコポリマー(Cartaretine(商標)、Sandoz)、アクリル酸とジメチルジアリルアンモニウムクロリドとのコポリマー(Merquat(商標) 550、Chemviron)、例えば FR 2252840 A に記載されているようなポリアミノポリアミドおよびその架橋化水溶性ポリマー、カチオン性キチン誘導体、例えば場合により微結晶分布の4級化キトサン、ジハロアルキル(例えばジブロモブタン)とビスジアルキルアミン(例えばビスジメチルアミノ−1,3−プロパン)との縮合生成物、カチオン性グアールゴム、例えば Celanese の Jaguar(商標) CBS、Jaguar(商標) C−17、Jaguar(商標) C−16、4級化アンモニウム塩ポリマー、例えば Miranol の Mirapol(商標) A−15、Mirapol(商標) AD−1、Mirapol(商標) AZ−1 である。
【0035】
適当なアニオン性、両性イオン性、両性および非イオン性ポリマーは、例えば、ビニルアセテート/クロトン酸コポリマー、ビニルピロリドン/ビニルアクリレートコポリマー、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリレートコポリマー、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーおよびそのエステル、未架橋およびポリオール架橋化ポリアクリル酸、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド/アクリレートコポリマー、オクチルアクリルアミド/メチルメタクリレート/tert−ブチルアミノエチルメタクリレート/2−ヒドロキシプロピルメタクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリマー、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルカプロラクタムターポリマー、および任意に誘導化されているセルロースエーテルおよびシリコーンである。他の適当なポリマーおよび増粘剤は、Cosmetics & Toiletries, 第108巻, 1993年5月, 第95頁以降で見出すことができる。
【0036】
シリコーン化合物
適当なシリコーン化合物は、例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環式シリコーン、並びにアミノ変性、脂肪酸変性、アルコール変性、ポリエーテル変性、エポキシ変性、フッ素変性、グリコシド変性および/またはアルキル変性シリコーン化合物であり、これらは、室温で液状および樹脂状の両方であり得る。他の適当なシリコーン化合物は、平均鎖長200〜300のジメチルシロキサン単位を有するジメチコーン混合物であるシメチコン、および水素化シリケートである。適当な揮発性シリコーンの詳細な全体像は、Todd らの、Cosm. Toil. 91, 27 (1976年) で見出すことができる。
【0037】
UV保護剤および酸化防止剤
本発明におけるUV保護要素は、例えば、室温で液体または結晶であり、紫外線を吸収することができ、吸収したエネルギーを長波長放射、例えば熱の形態で放出することができる有機物質(光フィルター)である。UV−Bフィルターは、油溶性または水溶性であり得る。
【0038】
以下のものは、油溶性物質の例である:
・EP 0693471 B1 に記載されているような3−ベンジリデンカンファーまたは3−ベンジリデンノルカンファーおよびそれらの誘導体、例えば3−(4−メチルベンジリデン)−カンファー、
・4−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは4−(ジメチルアミノ)−安息香酸−2−エチルヘキシルエステル、4−(ジメチルアミノ)−安息香酸−2−オクチルエステルおよび4−(ジメチルアミノ)−安息香酸アミルエステル、
・ケイ皮酸エステル、好ましくは4−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシルエステル、4−メトキシケイ皮酸プロピルエステル、4−メトキシケイ皮酸イソアミルエステル、2−シアノ−3,3−フェニルケイ皮酸−2−エチルヘキシルエステル(オクトクリレン)、
・サリチル酸エステル、好ましくはサリチル酸−2−エチルヘキシルエステル、サリチル酸−4−イソプロピルベンジルエステル、サリチル酸ホモメンチルエステル、
・ベンゾフェノン誘導体、好ましくは2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
・ベンザルマロン酸エステル、好ましくは4−メトキシベンザルマロン酸−ジ−2−エチルヘキシルエステル、
・EP 0818450 A1 に記載されているようなトリアジン誘導体、例えば2,4,6−トリアニリノ−(p−カルボ−2’−エチル−1’−ヘキシロキシ)−1,3,5−トリアジンおよびオクチルトリアゾン、またはジオクチルブタミドトリアゾン(Uvasorb(商標) HEB)、
・プロパン−1,3−ジオン、例えば1−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(4’−メトキシフェニル)−プロパン−1,3−ジオン、
・EP 0694521 B1 に記載されているようなケトトリシクロ[5.2.1.0]デカン誘導体。
【0039】
適当な水溶性物質は、以下のものである:
・2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸、およびそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、アルカノールアンモニウム塩およびグルクアンモニウム塩、
・ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好ましくは2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸およびその塩、
・3−ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体、例えば4−(2−オキソ−3−ボルニリデンメチル)−ベンゼンスルホン酸および2−メチル−5−(2−オキソ−3−ボルニリデン)スルホン酸およびこれらの塩。
【0040】
典型的なUV−Aフィルターは、特にベンゾイルメタン誘導体、例えば1−(4’−tert−ブチルフェニル)−3−(4’−メトキシフェニル)−プロパン−1,3−ジオン、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン(Parsol(商標) 1789)または1−フェニル−3−(4’−イソプロピルフェニル)−プロパン−1,3−ジオンおよび DE 19712033 A1(BASF)に記載されているエナミン化合物である。UV−AおよびUV−Bフィルターを、当然混合物の形態でも使用し得る。特に望ましい組合せは、ケイ皮酸エステル、好ましくは4−メトキシケイ皮酸−2−エチルへキシルエステルおよび/または4−メトキシケイ皮酸プロピルエステルおよび/または4−メトキシケイ皮酸イソアミルエステルと組み合せた、ベンゾイルメタン誘導体、例えば4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン(Parsol(商標) 1789)、および2−シアノ−3,3−フェニルケイ皮酸−2−エチルヘキシルエステル(オクトクリレン)からなる。これらの組合せを、有利には、水溶性フィルター、例えば2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸およびそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、アルカノールアンモニウム塩およびグルクアンモニウム塩と組み合せる。
【0041】
記載した溶解性物質の他に、不溶性光遮蔽顔料、即ち微分散金属酸化物または塩も、この目的のために使用し得る。適当な金属酸化物の例は、特に酸化亜鉛および二酸化チタン、およびまた鉄、ジルコニウム、ケイ素、マンガン、アルミニウムおよびセリウムの酸化物、並びにこれらの混合物である。シリケート(タルク)、硫酸バリウムおよびステアリン酸亜鉛も、塩として使用し得る。酸化物および塩を、スキンケアおよびスキン保護用乳液並びに化粧品のための顔料の形態で使用する。粒子は、100nm未満の平均径を有すべきであり、好ましくは5〜50nm、より好ましくは15〜30nmの平均径を有する。それらは球形であり得るが、楕円形粒子および他の非球形粒子も使用し得る。顔料をまた、表面処理、即ち親水化または疎水化し得る。その典型例は、被覆二酸化チタン、例えば Titandioxid T 805(Degussa)および Eusolex(商標) T2000(Merck)である。適当な疎水性被覆用物質は、特にシリコーン、その中でとりわけトリアルコキシオクチルシランまたはシメチコンである。いわゆるマイクロ顔料またはナノ顔料を、好ましくは太陽光保護製品中で使用する。マイクロ化酸化亜鉛を好ましくは使用する。他の適当なUVフィルターは、SOEFW−Journal 122, 543(1996年)中の P. Finkel のレヴューおよび Parfuemerie und Kosmetik 3 (1999年), 第11頁以降で見出すことができる。
【0042】
一次太陽光保護要素の上記2つの群の他に、酸化防止剤型の二次太陽光保護要素も使用し得る。酸化防止剤型の二次太陽光保護要素は、UV線が皮膚に浸透した時に開始する光化学反応連鎖を中断する。
【0043】
その典型例は、アミノ酸(例えばグリシン、ヒスチジン、チロシン、トリプトファン)およびその誘導体、イミダゾール類(例えばウロカニン酸)およびその誘導体、ペプチド、例えば D,L−カルノシン、D−カルノシン、L−カルノシンおよびそれらの誘導体(例えばアンセリン)、カロチノイド、カロテン(例えばα−カロテン、β−カロテン、リコペン)およびその誘導体、クロロゲン酸およびその誘導体、リポン酸およびその誘導体(例えばジヒドロリポン酸)、アウロチオグルコース、プロピルチオウラシルおよび他のチオール(例えばチオレドキシン、グルタチオン、システイン、シスチン、シスタミンおよびそれらのグリコシル、N−アセチル、メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチルおよびラウリル、パリミトイル、オレイル、γ−リノレイル、コレステリルおよびグリセリルエステル)およびそれらの塩、ジラウリルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネート、チオジプロピオン酸およびその誘導体(エステル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシドおよび塩)およびスルホキシミン化合物(例えばブチオニンスルホキシミン、ホモシステインスルホキシミン、ブチオニンスルホン、ペンタ−、ヘキサ−およびヘプタチオニンスルホキシミン)を非常に少量の混和可能な適用量(例えばp mol〜μ mol/kg)で、およびまた(金属)キレート化剤(例えばα−ヒドロキシ脂肪酸、パルミチン酸、フィチン酸、ラクトフェリン)、α−ヒドロキシ酸(例えばクエン酸、乳酸、リンゴ酸)、フミン酸、胆汁酸、胆汁抽出物、ビリルビン、ビルベルジン、EDTA、EGTAおよびそれらの誘導体、不飽和脂肪酸およびその誘導体(例えばγ−リノレイン酸、リノール酸、オレイン酸)、葉酸およびその誘導体、ユビキノンおよびユビキノールおよびそれらの誘導体、ビタミンCおよびその誘導体(例えばアスコルビルパルミテート、Mgアスコルビルホスフェート、アスコルビルアセテート)、トコフェロールおよび誘導体(例えばビタミンEアセテート)、ビタミンAおよび誘導体(ビタミンAパルミテート)およびベンゾイン樹脂のコニフェリルベンゾエート、ルチン酸およびその誘導体、α−グリコシルルチン、フェルラ酸、フルフリリデングルシトール、カルノシン、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ノルジヒドログアヤック樹脂酸、ノルジヒドログアイアレチン酸、トリヒドロキシブチロフェノン、尿酸およびその誘導体、マンノースおよびその誘導体、スーパーオキシド−ジスムターゼ、亜鉛およびその誘導体(例えばZnO、ZnSO)、セレンおよびその誘導体(例えばセレンメチオニン)、スチルベンおよびその誘導体(例えばスチルベンオキシド、トランススチルベンオキシド)および本発明の目的のために適当なこれら活性物質の誘導体(塩、エステル、エーテル、糖、ヌクレオチド、ヌクレオシド、ペプチドおよび脂質)である。
【0044】
生物起源薬剤
本発明における生物起源薬剤は、例えばトコフェロール、トコフェロールアセテート、トコフェロールパルミテート、アスコルビン酸、(デオキシ)リボ核酸およびその断片生成物、β−グルカン、レチノール、ビサボロール、アラントイン、フィタントリオール、パンテノール、AHA酸、アミノ酸、セラミド、プサイドセラミド、精油、植物抽出物(例えばプル−ン抽出物またはバンバラ抽出物(Bambaranussextakt))およびビタミン錯体である。
【0045】
膜形成剤
標準的な膜形成剤は、例えばキトサン、微結晶キトサン、4級化キトサン、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリマー、アクリル酸系ポリマー、第4級セルロース誘導体、コラーゲン、ヒアルロン酸およびその塩、並びに類似化合物である。
【0046】
フケ防止剤
適当なフケ防止剤は、ピロクトンオラミン(Piroctone Olamine)(1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメチルフェニル)−2−(1H)−ピリジノンモノエタノールアミン塩)、Baypival(商標)(クリムバゾール)、Ketoconazole(商標)(4−アセチル−1−{4−[2−(2,4−ジクロロフェニル)r−2−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)−1,3−ジオキシラン−c−4−イルメトキシフェニル}−ピペラジン)、ケトコナゾール、エルビオール、二硫化セレン、コロイド状硫黄、硫黄ポリエチレングリコールソルビタンモノオレエート、硫黄リシノールポリエトキシレート、硫黄タール留分、サリチル酸(またはヘキサクロロフェンとの組合せ)、ウンデシレン酸、モノエタノールアミドスルホコハク酸Na塩、Lamepon(商標) UD(タンパク質/ウンデシレン酸縮合物)、亜鉛ピリチオン、アルミニウムピリチオンおよびマグネシウムピリチオン/ジピリチオンマグネシウムスルフェートである。
【0047】
ヒドロトロープ
さらにヒドロトロープ、例えばエタノール、イソプロピルアルコールまたはポリオールを、流れ挙動を向上させるために使用し得る。適当なポリオールは、好ましくは2〜15個の炭素原子および少なくとも2個のヒドロキシル基を有する。ポリオールは、他の官能基、とりわけアミノ基を有することができ、あるいはポリオールを、窒素を用いて変性し得る。典型例は、以下のものである:
・グリセロール、
・アルキレングリコール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコールおよび100〜1,000ダルトンの平均分子量を有するポリエチレングリコール、
・自己縮合度1.5〜10を有する工業用オリゴグリセロール混合物、例えばジグリセロール含有量40〜50質量%を有する工業用ジグリセロール混合物、
・メチロール化合物、例えば特にトリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン、ペンタエリトリトールおよびジペンタエリトリトール、
・低級アルキルグルコシド、特にアルキル基中に1〜8個の炭素原子を有するアルキルグルコシド、例えばメチルグルコシドおよびブチルグルコシド、
・5〜12個の炭素原子を有する糖アルコール、例えばソルビトールまたはマンニトール、
・5〜12個の炭素原子を有する糖、例えばグルコースまたはスクロース、
・アミノ糖、例えばグルカミン、
・ジアルコールアミン、例えばジエタノールアミンまたは2−アミノプロパン−1,3−ジオール。
【0048】
保存料
適当な保存料(防腐剤)は、例えばフェノキシエタノール、ホルムアルデヒド溶液、パラベン、ペンタンジオールまたはソルビン酸、Surfacine(商標)として知られている銀錯体、および Kosmetikverordnung の付録6, パートAおよびBに掲げられている他の群の化合物である。
【0049】
香油および芳香剤
適当な香油は、天然および合成香料の混合物である。天然香料は、花(ユリ、ラベンダー、バラ、ジャスミン、ネロリ、イランイランノキ)、茎および葉(フクロウソウ、パチョリ、プチグレン)、果物(アニス、コエンドロ、ヒメウイキョウ、ビャクシン)、果皮(ベルガモット、レモン、オレンジ)、根(ナツメグ、アンゼリカ、セロリ、カルダモン、コスツス(Costus)、アイリス、カルムス(Calmus))、木(松材、ビャクダン、ユソウボク、シーダー材、シタン)、ハーブおよび草(タラゴン、レモングラス、セージ、タイム)、針状葉および枝(トウヒ、モミ、松、低松(Latschen))、樹脂およびバルサム(ガルバヌム、エレミ、ベンゾイン、ミルラ、乳香、オポパナックス)の抽出物を含む。動物原料、例えばジャコウネコおよびビーバー原料も使用し得る。典型的な合成香料化合物は、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化水素型の生成物である。
【0050】
エステル型の香料化合物の例は、ベンジルアセテート、フェノキシエチルイソブチレート、p−tert−ブチルシクロヘキシルアセテート、リナリルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、フェニルエチルアセテート、リナリルベンゾエート、ベンジルホルメート、エチルメチルフェニルグリシネート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、スチラリルプロピオネートおよびベンジルサリチラートである。エーテル類は、例えばベンジルエチルエーテルを含み、一方アルデヒド類は、例えば8〜18個の炭素原子を有する直鎖アルカナール、シトラール、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアールおよびボルゲオナールを含む。
【0051】
適当なケトン類の例は、イオノン、α−イソメチリオノンおよびメチルセドリルケトンである。適当なアルコール類は、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、イソオイゲノール、ゲラニオール、リナロール、フェニルエチルアルコールおよびテルピネオールである。炭化水素類は、主としてテルペンおよびバルサムを含む。しかしながら、調和した芳香を一緒に生み出す異なる香料化合物の混合物を使用することが好ましい。他の適当な香油は、比較的低揮発性の精油であり、それらはたいていアロマ成分として使用される。その例は、セージ油、カミツレ油、チョウジ油、メリッサ油、ハッカ油、シナモンリーフ油、ライム花油、杜松子油、ベチベル油、オリバナム油、ガルバヌム油、ラブダナム油およびラバンジン油である。
【0052】
以下のものを、個々または混合物の形態のいずれかで好ましくは使用する:ベルガモット油、ジヒドロミルセノール、リリアール、リラール(Lyral)、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α−ヘキシルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメンアルデヒド、リナロール、ボイサムブレンフォルテ(Boisambrene Forte)、アムブロキサン(Ambroxan)、インドール、ヘジオン、サンデライス(Sandelice)、シトラス油、マンダリン油、オレンジ油、アリルアミルグリコラート、シクロベルタール、ラバンジン油、サルビア油、β−ダマスコン、ゼラニウム油バーボン、シクロヘキシルサリチラート、バートフィックスコオイル(Vertofix Coeur)、イソイースーパー(Iso−E−Super)、フィキソリドNP(Fixolide NP)、エバーニル(Evernyl)、イラルダインガンマ(Iraldein gamma)、フェニル酢酸、ゲラニルアセテート、ベンジルアセテート、ローズオキシド、ロミラート(Romilat)、イロチル(Irotyl)およびフローラマット(Floramat)。
【0053】
染料
適当な染料は、例えば Farbstoffkommission der Deutschen Forschungsgemeinschaft の刊行物 ”Kosmetishce Faerbemittel”(Verlag Chemie, Weinheim 1984年, 第81〜106頁)に列挙されているような化粧目的のために定評があり適当なあらゆる物質である。その例には、Cochineal red A (C.I. 16255) 、Patent blue V (C.I. 42051) 、Indigotin (C.I. 73015) 、Chlorophyllin (C.I. 75810)、Quinoline yellow (C.I. 47005) 、二酸化チタン (C.I. 77891) 、Indanthrene blue RS (C.I. 69800) およびMadder lake (C.I. 5800) が含まれる。ルミノールも、蛍光染料として存在してよい。
【0054】
助剤および添加剤の全含有率(%)は、特定配合物を基準に1〜50質量%であり得、好ましくは5〜40質量%である。調剤を、標準的なホットプロセスまたはコールドプロセスにより製造することができ、好ましくは転相温度法により製造する。
【0055】
(実施例)
実施例1および2、比較例C1およびC2
白色人種の女性の白髪の房を、初めに、市販の毛染め剤で栗褐色に染め、次に、表1に示す四級化タンパク質水解物を含有したまたは含有しないシャンプーで10回または20回洗髪した。次に、色が洗い落とされた程度を、白髪レベルとして画像解析によって、および分光比色計(Microflash V4.0,Data Color International)によって、測定した。同時に、そのように処理した髪の房を4本の蛍光灯で24時間または48時間照射し、それによって紫外線B波に暴露した。次に、Dansyl Chlorideを使用する蛍光法によって、損傷を測光的に測定した。結果を表1に示す。実施例1および2は本発明に対応し、C1およびC2は比較である。
【0056】
本発明のカチオン界面活性剤の使用は、比較的少ない白髪化を生じる、即ち、より少ない毛染め剤を洗い落とすことが分かる。さらに、より大きい蛍光強度は、より少ない紫外線B波損傷を生じたことを示す。
【表1】
Figure 2004513082

Claims (8)

  1. 半永久的染料で処理したケラチン繊維用の、色保護剤および紫外線保護剤としての四級化タンパク質水解物の使用。
  2. 四級化植物性タンパク質水解物を使用することを特徴とする請求項1に記載の使用。
  3. 四級化小麦タンパク質水解物を使用することを特徴とする請求項1または2に記載の使用。
  4. タンパク質成分に基づいて100〜30,000ダルトンの平均分子量を有する四級化タンパク質水解物を使用することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の使用。
  5. タンパク質水解物と、式(I):
    Figure 2004513082
    [式中、Rは、1〜22個の炭素原子を有するアルキル基および/またはアルケニル基であり、RおよびRは、相互に独立に、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を表し、Zは、任意にヒドロキシ置換されたアルキレン基であり、XおよびHalは、相互に独立に、塩素または臭素を表す]
    で示される第四級アンモニウム塩との反応によって得られる四級化タンパク質水解物を使用することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の使用。
  6. タンパク質水解物と、N,N−ジメチル−N−(n−アルキル)−N−(2−ヒドロキシ−3−クロロ−n−プロピル)−アンモニウムハライドとの反応によって得られる四級化タンパク質水解物を使用することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の使用。
  7. タンパク質水解物と、N,N−ジメチル−N−(n−ドデシル)−N−(2−ヒドロキシ−3−クロロ−n−プロピル)−アンモニウムクロリドとの反応によって得られる四級化タンパク質水解物を使用することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の使用。
  8. 四級化タンパク質水解物を、最終配合物に基づいて1〜10重量%の量で使用することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の使用。
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