JP2004510188A - 透明な画像原稿を露光するための露光装置 - Google Patents
透明な画像原稿を露光するための露光装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004510188A JP2004510188A JP2002529310A JP2002529310A JP2004510188A JP 2004510188 A JP2004510188 A JP 2004510188A JP 2002529310 A JP2002529310 A JP 2002529310A JP 2002529310 A JP2002529310 A JP 2002529310A JP 2004510188 A JP2004510188 A JP 2004510188A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- light source
- exposure apparatus
- image
- additional
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B27/00—Photographic printing apparatus
- G03B27/32—Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
- G03B27/52—Details
- G03B27/54—Lamp housings; Illuminating means
- G03B27/542—Lamp housings; Illuminating means for copying cameras, reflex exposure lighting
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B27/00—Photographic printing apparatus
- G03B27/32—Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
- G03B27/52—Details
- G03B27/54—Lamp housings; Illuminating means
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B27/00—Photographic printing apparatus
- G03B27/32—Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
- G03B27/52—Details
- G03B27/54—Lamp housings; Illuminating means
- G03B27/545—Lamp housings; Illuminating means for enlargers
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B27/00—Photographic printing apparatus
- G03B27/32—Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
- G03B27/52—Details
- G03B27/54—Lamp housings; Illuminating means
- G03B27/545—Lamp housings; Illuminating means for enlargers
- G03B27/547—Lamp housings; Illuminating means for enlargers colour mixing heads
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
- Projection-Type Copiers In General (AREA)
Abstract
【課題】この発明は、感光材上に透明な画像原稿(2)を投影するためにその画像原稿を露光するための露光装置に関する。
【解決手段】この露光装置は、相異なるスペクトル領域の光を出射する多数の部品を持つ第一の光源(1)を有し、その光が第一の光路に沿って画像原稿に当るか、または光学部品を用いて画像原稿上に誘導されるものである。この露光装置は、追加の実および/または虚の光源(15,16,17,18)を有し、その光が別の光路に沿って画像原稿上に当るか、または光学部品を用いて画像原稿上に誘導され、その際この別の光路に沿って入射する光が第一の光路の入射する角度とは異なる角度で画像原稿(2)上に当るものである。
【解決手段】この露光装置は、相異なるスペクトル領域の光を出射する多数の部品を持つ第一の光源(1)を有し、その光が第一の光路に沿って画像原稿に当るか、または光学部品を用いて画像原稿上に誘導されるものである。この露光装置は、追加の実および/または虚の光源(15,16,17,18)を有し、その光が別の光路に沿って画像原稿上に当るか、または光学部品を用いて画像原稿上に誘導され、その際この別の光路に沿って入射する光が第一の光路の入射する角度とは異なる角度で画像原稿(2)上に当るものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、請求項1と2の上位概念にもとづく透明な画像原稿を露光するための露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような露光装置は、例えば欧州特許公開第0691568号明細書において周知である。この明細書は、赤、緑、青色のLED素子から構成されたマトリックスについて記載しており、それは写真フィルムを印画紙または平面センサー上に投影するためにそれの露光用に用いられるものである。透明な原稿の露光と投影用の従来の光源において一般的であるように、このLEDマトリックスの光は、一つの散乱板によって相異なる方向に散乱させられる。この散乱板には、光がより軟調になり、その結果場合によっては画像原稿に存在するかもしれないひっかき傷や同様の欠陥が投影されないか、あるいはせめて軽減されて投影されるという作用がある。
【0003】
しかし、露光装置の後のこのような散乱板には、LEDから出射された光の大部分が原稿から外れて散乱し、そのため光源の効率が大きく低下し、その結果投影のための露光時間が大幅に延びるという欠点がある。
【0004】
まだ公開されていないドイツ特許第10041750号明細書にも、スキャンする画像をLEDマトリックスを用いて露光する露光装置が記載されている。各LEDマトリックスは、相異なる色のLEDを有し、その複数のLEDマトリックスの光は、ビームスプリッターによって画像原稿の投影用に一つの露光ビームに統合される。
【0005】
このスキャナーには、光を軟調な光に変更するために如何なる種類の散乱媒体も配備されておらず、その結果撮り込まれた画像データには画像原稿に存在する欠陥が制限なく撮り込まれる。このため、この特許明細書には、この投影された欠陥を補正するための補正法の特許請求がなされている。しかし、このような欠陥補正法は、特に多数の欠陥がある場合には計算時間が非常にかかり、その結果欠陥補正スキャナーにおいては欠陥を有する撮った画像信号の高速な処理は不可能である。
【0006】
しかし、今日において大きなラボでは、高い品質でできるだけ多くの画像をできるだけ短い時間で作り出すことが差し迫って必要であり、その結果撮像、画像処理あるいは画像再生を長引かせる措置はどれも望まれていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、この発明の課題は、特に欠陥の投影によって画像品質が損なわれることなく、投影する画像の撮像をできるだけ高速に達成することができるようなスキャナーまたはプリンタを構成することである。これは、費用の点から比較的僅かな経費で実現されることが求められている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題は、プリンタあるいはスキャナーにおける請求項1または請求項2の特徴にもとづく透明な原稿を露光するための露光装置によって解決される。
【0009】
この発明にもとづき、透明な画像原稿は、投影のために複数の方向から露光され、その際光は相異なる光路に沿って原稿に当る。複数の相異なる入射する角度で入射する光が、画像原稿の各点に当る。相異なる光路に沿って入射する光を、順次画像原稿上に向けることは可能であるが、高速な処理のためには複数の方向から同時に画像原稿に露光する方が有利である。
【0010】
第一の光源から出射された光は、画像原稿の画像内容を感光材または電子撮像装置上へ投影する働きをする。多色の透明な画像原稿の投影のためには、相異なるスペクトル領域で出射する光照射器を備える。そこから照射された光は、第一の光路にそって直接画像原稿に当るか、あるいは例えば集光レンズまたは鏡のような付加的な光学部品から成る露光光学系を用いて画像原稿上に導かれる。
【0011】
この発明にもとづき、この第一の光源に対してさらに別の光源を追加的に配備し、それを画像原稿の露光に用いる。この別の光源を、実の光源、すなわち自立的な光を出射する光源とするか、あるいはこの別の光源を、虚の光源として構成することができる。虚の光源には、例えば光源の光を反射する鏡またはビームスプリッターがある。追加の実および/または虚の光源の光は、第一の光源の入射する角度とは異なる入射する角度で画像原稿上に当る。特に、複数の追加の実および/または虚の光源を配備し、その光が複数の相異なる入射する角度で画像原稿に当るのが有利である。
【0012】
第一の光源の光が、画像原稿にある画像情報を感光材または撮像装置上に投影する。しかし、画像原稿上に、例えばひっかき傷または塵のような欠陥があった場合、この光源の光は、欠陥の位置で回折、散乱および/または反射する。この偏向した光は、もはや投影光学系の入射ひとみ上には当らず、感光材または撮像装置上に到達することはできない。このことにより、画像原稿の欠陥位置を通過した第一の光源の光は、感光材または撮像装置上に投影されないか、あるいは部分的に投影され、その画像情報は不完全にしか再生されない。欠陥の位置に対応する場所には、暗い欠損位置あるいは不完全な画像情報が投影されて現れる。
【0013】
それに対して、追加の実および/または虚の光源の光は、第一の光源の光とは異なる入射する角度で画像原稿に当り、画像原稿を直線的に透過した後投影光学系の入射ひとみ上には到達しない。すなわち、追加の実および/または虚の光源では、何らかの方法で光の方向を変えない限りは、感光材または撮像装置上には画像情報は投影されない。まさに、このことが欠陥位置で起こる。画像原稿の欠陥の位置において、そこで第一の光源の光が入射ひとみから外れるように屈折する一方、別の入射する角度で当った光が投影光学系の入射ひとみの方に屈折、散乱あるいは反射する。そのため、好適な入射する角度で画像原稿を露光する追加の実および/または虚の光源の光は、撮像光学系の入射ひとみを通り、そのことにより感光材上またはそれに応じて撮像装置上に到達し、そのようにして欠陥位置にある画像情報を再生するものである。すなわち、投影時に第一の光源では欠けていた画像情報は、追加の実および/または虚の光源によって投影された画像情報で補償される。これによって、画像原稿の欠陥位置を、それらが撮り込まれた像では見えないように、あるいは少なくともせめて軽減して再生するように投影することができる。欠陥は、様々な形と方向で発生するので、それらを軽減するためには、光が回折、散乱および/または反射して投影光学系の入射ひとみを通過して到達するように、様々な入射する角度が必要である。すなわち、投影時に画像原稿のすべての、あるいはできるだけ多くの欠陥を無くすか、またはせめて軽減して再生するためには、光ができるだけ多くの相異なる入射する角度で画像原稿に当ることが必要である。つまり、相異なる入射する角度で画像原稿を露光する、複数の追加の実および/または虚の光源を配備するのが有利である。欠陥位置は、また画像原稿上で様々な方向へ延びる可能性があるが、一般的には入射する光をただ欠陥の延びる方向に垂直に偏向させるように作用するので、追加の実および/または虚の光源を第一の光源の回りに空間的に分けて配置するのが有利である。
【0014】
そのため、投影時にできるだけすべての欠陥位置を軽減または補正するためには、追加の光源を用いて例えばランベルト放射器に再構成するのが理想的である。しかし、そのために必要な光源数は、是認できないほどの負担とそのことによる是認できないほどの費用がかかる。
【0015】
けれども、これらの欠陥は、主として画像原稿にあるひっかき傷または画像原稿にある塵粒子のところで発生することが分かっている。さらに、特にひっかき傷は、写真フィルムでは一般的に有利には一方向、すなわちいわゆるフィルムの巻き取り方向に発生する。このひっかき傷によって発生する欠陥の大部分は、追加の実および/または虚の光源の光を、第一の光源の入射する角度とは大きく違わない入射する角度で画像原稿上に当てることにより軽減される。露光装置の有利な実施構成においては、追加の実および/または虚の光源は、そこから光軸に沿って出射された光がちょうど投影光学系の入射ひとみを通っては到達しないが、この光の画像原稿への入射する角度が第一の光源の入射する角度とはあまり大きくは違わないように配置される。そのため、追加の実および/または虚の光源の入射する角度は、当然投影光学系の入射ひとみと配置に依存する。追加の光源を、その光が第一の光源の入射する角度との差が40度以内である入射する角度で画像原稿上に当るように配置するのが有利である。例えば、第一の光源の光が画像原稿上に垂直に当る場合、有利には追加の実および/または虚の光源の入射する角度は、55度と75度の間、例えば65度である。このように配置された追加の実および/または虚の光源によって、撮り込まれた像における画像原稿のひっかき傷で生じる欠損位置が、最も効率的に軽減される。
【0016】
追加の実および/または虚の光源を、第一の光源の両側あるいはこの回りを空間的に取り巻いて配置するのが有利であり、その結果欠陥位置が対称的に軽減されるものである。追加の実および/または虚の光源を画像原稿のひっかき傷が延びる方向に垂直に配置するのが有利である。写真フィルムにおいては、この延びる方向は、一般的にはフィルムの巻き取り方向であり、現像装置または第一焼付けプリンタにおいてはこの方向にフィルムが動かされる。
【0017】
それに対して、画像原稿上あるいは画像原稿の上敷き面上にある塵またはその他の妨害粒子がもとで投影時に発生する欠損位置は、追加の実および/または虚の光源の光をできる限り非常に平坦な入射する角度で画像原稿に当てることにより軽減される。このことにより、第一の光源の光は塵粒子によって吸収または跳ね返されるのに対して、追加の実および/または虚の光源の光の一部は、塵粒子の下面に到達し、そこから反射して、投影光学系の入射ひとみに達するものである。そのため、追加の実および/または虚の光源を、その光が50度以内の入射する角度で画像原稿上に当るように配置するのが有利である。構造上の制限により限定されるが、25度と45度の間で入射する角度を選択するのが有利である。
【0018】
すなわち、追加の実および/または虚の光源によって完全なランベルト放射特性を模倣する必要はない。画像原稿上の欠陥位置または粒子によって発生する撮像における欠損位置を軽減するためには、光の入射する角度を選択的に決定できるように追加の実および/または虚の光源を配置することで十分である。他の有利な配置においては、追加の実および/または虚の光源を本来の露光用光源とほんの僅かに違う角度に配置するとともに、さらに追加的に別の光源を入射する角度が画像原稿に対して非常に平坦になるように配置するものである。また、別の角度に配置した追加の実および/または虚の光源は、その効果がしばしば負担に見合うだけの画像の改善をもたらさないほど小さいが、欠損位置を確かに軽減することができるものである。
【0019】
追加の実および/または虚の光源の光は、ただ間接的に、すなわち回折、散乱または反射して、投影光学系の入射ひとみに到達するので、これらの光源によって撮像装置上に投影される光の強度は、ただ非常に弱い。そのため、欠陥位置によって発生した欠損した画像情報を完全に再生するには、この場合比較的長い露光時間が必要となる。しかし、高性能プリンタまたはスキャナにおいては、長い露光時間は、非常に望ましくないものである。そのため、画像原稿の状態、すわわち画像原稿上の欠陥の数と特性にもとづき、追加の実および/または虚の光源を使用するのが、特に有利である。例えば、非常にひっかき傷が多い画像原稿の場合、特に第一の光源の近くに配置した追加の実および/または虚の光源の光で露光するのが有効である。それに対して、画像原稿が非常に汚れている場合、平坦な角度で照射する光源で露光するのが有効である。有利には、欠陥によって非常に僅かにしか傷つけられていない画像原稿は、追加の実および/または虚の光源を使わず投影することもできる。この理由から、画像原稿の状態に従って追加の実および/または虚の光源を使うか使わないかを切り替えるのが非常に有利である。
【0020】
例えば、画像原稿の状態は、それが確実にまだ多くのひっかき傷の無い写真フィルムのアンサープリントであるか、以前に欠陥によって傷つけられた焼増し品であるかによって判断することができる。また、画像原稿が欠陥によって大きく傷つけられているか否かを決定するために、いわゆるプレスキャンにおいて、画像原稿を事前走査することもできる。このプレスキャンは、例えば赤外線での粗い走査によって行うことができる。このためには、通常であれば投影光学系の入射ひとみを通って到達しない、非常に傾斜した角度で入射する赤外線光で画像原稿を露光し、測定することで十分であり、その欠陥位置で回折または散乱した赤外光線の一部が撮像装置まで到達するものである。次に、このプレスキャンにもとづいて、第一の光源の光だけで、あるいは第一と選択した追加の実および/または虚の光源を用いて画像原稿のスキャンまたは露光を行うことができる。
【0021】
露光装置の第一の光源は、多色のLEDを備えるのが有利である。これらのLEDは、透明なカラー画像原稿のスキャンとコピーのために赤、緑および青のスペクトル領域を持つ。まだ残っている欠陥位置の補正方法を使用することが求められる場合には、赤外線LEDも備えるのが有利である。これらのLEDは、マトリックス形状に混在して一列に配置することができる。しかし、相異なるスペクトル領域のLEDを相異なる配列上に配置する、すわわちスペクトル領域の一つの部分のLEDを一つの配列上に、別の部分のLEDを次の配列上にと並べるのも有利である。相異なる配列の光を、例えばビームスプリッターにより一本のビームに統合することができる。相異なるLEDマトリックスの光を光混合器で混合し、続いて画像原稿上に一本のビームとして投影することもできる。原則としては、透明なカラー画像原稿の投影に好適な光源はすべて、その構成に関係なく考えられ、かつ適したものである。
【0022】
追加の実の光源は、例えばLEDのような高速に切り替え可能なカラーの光照射器を備えるのが有利である。追加の実の光源のLEDのスペクトル領域は、第一の光源に対応するスペクトル領域と一致するのが望ましい。ひっかき傷の補正のためだけに使用される赤外線のスペクトル領域を、追加の実の光源で対応する必要はない。対応しない場合、追加の実の光源に対して選択する露光時間の違いは、撮像装置の感度に従って算定されなければならない。
【0023】
追加の実および/または虚の光源は、それらから出射された光が第一の光源の入射する角度と異なる角度で画像原稿に当るように構成される。一般的に、画像原稿の通常の露光には90度の角度が選ばれる。そのため、追加の実および/または虚の光源は、それらの光の入射する角度が90度にならないように配置するのが有利である。
【0024】
画像原稿を相異なる角度で露光する、複数の追加の実および/または虚の光源を備えるのが有利である。
【0025】
それらの光源を、その光軸が投影光学系の入射ひとみを通って延びないように構成または配置するのが、特に有利な配置である。すなわち、追加の実および/または虚の光源から直線的に出射された光は、投影光学系によって撮像装置または感光材上に投影されない。追加の実および/または虚の光源の光が画像原稿の欠陥位置に当った場合にのみ、それが方向を変えて、投影光学系の入射ひとみを通って到達することができる。
【0026】
欠陥によって生じた画像データの欠損位置をあらゆる画像領域において等しく軽減することを保証するためには、追加の実および/または虚の光源を、それらが画像原稿を等しく照らすように構成、配置するのが有利である、すなわち追加の実および/または虚の光源が、画像原稿の各位置を一つの色に対して総量において同じ強度で照射するのが有利である。画像原稿の各点が、各色において同じ強度で露光されるのが有利である。
【0027】
第一のまたは追加の実の光源として、LEDの代わりに、半導体または光を出射する別の高速に切り替え可能な照射器を使用することもできる。
【0028】
追加の実の光源を節約するために、追加の実の光源の代わりに鏡を使用するのが有利であり、その結果虚の光源が発生し、それによって第一の光源の光が別の入射する角度で画像原稿を照射するものである。そして、色に対して等しい性質を持つ鏡面を使用する場合、特にこれは有利である。すなわち、そのことから、第一の光源の追加露光用にさらに横から照射する光を使用する場合に、追加の光源のスペクトル領域が第一の光源のスペクトル領域と一致するということに留意する必要はなくなる。鏡が色に対して等しい性質を持つことにより、追加の虚の光源のスペクトル領域が第一の光源のスペクトル領域と一致することが保証されるものである。
【0029】
さらに、第一の光源による横から照射する光を発生させるために上述のとおり虚の光源を使用することにより、そうでなければその光は不要であるが、エネルギーの節約とランプハウスの発熱を低減することができる。そのことから、追加の冷却措置または大規模なランプハウスを省略することができる。
【0030】
投影品質を均等に改善するためには、鏡面を画像原稿の投影光学系の光軸の周りにリング状に展開するのが有利である。
【0031】
鏡面を、そこから反射された第一の光源の光の光軸が画像原稿を投影する光学系の入射ひとみを通らずに延びるように構成、配置する実施構成が、特に有利である。
【0032】
鏡の代わりに、ビームスプリッターまたは別の光学部品も考えられる。ただ、追加の光源にとって有利な条件を満たす虚の光源を発生させることが重要である。
【0033】
【発明の実施の形態】
この発明の更なる詳細、利点および特徴は、以下の図に示した実施例により明らかとなる。
【0034】
図1は、追加の実の光源を有し、撮像装置上に透明な画像原稿を投影するためのスキャナを示している。露光装置1は、透明な画像原稿2、例えば写真フィルムを撮像装置3上に投影するためにそれを露光する。露光装置1は、LED配列4を有し、そこには相異なる色のLEDがマトリックス形状に配置されている。赤、緑および青のLEDを備えるのが有利である。赤外線光を用いてひっかき傷の補正を行う必要がある場合には、さらに赤外線LEDを追加的に備える。LED配列4の前には、レンズ配列5が有り、それはLEDの光を画像原稿の方向に収束する。その前には、カラーフィルター6が配置され、それは例えばモザイクフィルターとして構成することができ、LEDの光をフィルターして撮像用に選択したスペクトル領域に対応するようにする。そのためには、一般的には、撮影する画像を投影する媒体の主要な感度があるスペクトル領域が選択される。画像を、例えばレーザープリンタなどのようなデジタルプリンタを用いて、印画紙上に露光する必要がある場合には、印画紙の最高感度に対応してカラーフィルターのカラー特性を選ぶのが理想的である。ここに記載した露光装置1の代わりに、例えばこの明細書の冒頭で引用した文献に記載されているような、他のどのような任意のLED露光装置の構成を選択することができる。この露光装置1から出射された光は、集光レンズ7を用いてフィルム台8上にある画像原稿2上に投影される。画像原稿を通過した投影光は、最終的に投影光学系9によって撮像装置3上に投影される。撮像装置3は、三つのCCDチップ10,11および12を有し、これらは光の三つのスペクトル成分を電気的な画像信号に変換する。これらのスペクトル成分は、ビームスプリッター13と14により共通の投影ビームから分離される。さらに、赤外線光による撮像が見込まれる場合には、ビームスプリッターを有する別のCCDチップを備えるのが有利であり、それによって赤外線光を同様にして共通のビームから分離するものである。
【0035】
この発明にもとづき、原稿の露光用に追加の光源15,16,17および18が配備され、それらから出射された光は、第一の光源とは異なる光路を通って画像原稿上に当る。光源16と17は、それらの光が約65度の角度で画像原稿上に当るように配置される。光源15と18では、入射する角度が約35度に選ばれる。これらの追加の光源は、第一の光源1とまったく同じように構成される。しかし、任意の目的に適った構成も考えられる。ただ、追加の実の光源から出射されるスペクトル色が第一の光源のものと一致するということが重要である。この追加の実の光源を、その光が同様に集光レンズ7を通過して当るように配置することができる。しかし、これらを、それらの光が集光レンズとフィルム台の間を通り抜けて、直接原稿上に当るように配置することもできる。また、集光レンズ7を全く省略することも可能である。しかし、その場合、スキャナーの光効率がより小さくなる。
【0036】
追加の実の光源によって、画像原稿の各点を相異なる光源によって相異なる角度で露光するということが実現される。光源1の光が画像原稿に垂直に当り、これを通り抜け、投影光学系9の入射ひとみを通って直接撮像装置13に到達するのに対して、追加の実の光源15,16,17および18から出射した光は、画像原稿を通り抜けた後投影光学系9の入射ひとみの傍を通り過ぎる。追加の実の光源の光は、画像原稿がそこに無い場合、あるいは画像原稿の正常な画像点を通過した後においては、投影光学系9の入射ひとみに当らず、そのため通常の場合撮像装置3には到達しない。すなわち、それは、画像原稿の欠陥位置上に当らない限り、画像原稿にある画像情報の投影には何も貢献しない。光源の光は、吸収体または円柱レンズの機能を持つ画像原稿の欠陥位置あるいは画像原稿上の塵粒子で回折、散乱および/または反射する。この光の偏向は、第一の露光装置1の光の場合、その光のほんの一部だけが到達するか、またはほとんどが投影光学系9の入射ひとみを通過して到達しない。すなわち、欠陥位置によって投影された画像位置においては、撮像装置上にほんの僅かの光が当るか、または全く光が当らず、そのことが画像データの欠損位置を発生させる。
【0037】
通常の場合に入射ひとみに当らない追加の実の光源の光は、正しい角度でこれに当る場合には、欠陥位置においてひっかき傷で入射ひとみの方に回折、散乱し、吸収体で散乱、反射し、そのことによって撮像装置上に投影される。この光は、第一の光源1で失われる光を補うことができ、そのため画像の欠損位置を明るくするものである。このことによって、欠陥の投影によって発生する欠損位置を軽減し、欠陥の無い、または欠陥の軽減された画像を得ることができる。
【0038】
図2は、追加の虚の光源を有し、撮像装置上に透明な画像原稿を投影するためのスキャナの別の実施例を示している。露光装置1は、図1と同様に、透明な画像原稿2を撮像装置3上に投影するために、これを露光する。この場合、露光装置1は、相異なる色のLEDを混在してマトリックス形状に配置したLED配列4と、光を主に画像原稿2の方向に収束するレンズ配列5と、カラーフィルター6とを有する。露光装置1によって主照射方向に出射された光は、集光レンズ7を用いてフィルム台8上にある画像原稿2上に投影される。画像原稿2を通り抜けた投影光は、最終的に投影光学系9によって撮像装置3上に投影される。撮像装置3は、三つのCCDチップ10,11および12を有し、これらは光の三つのスペクトル成分を電気的な画像信号に変換する。これらのスペクトル成分は、ビームスプリッター13と14により共通の投影ビームから分離される。図1で述べたことと同様に、このスキャナーに赤外線光用の別のLEDならびに別のCCDチップを配備することができる。
【0039】
この発明にもとづき、原稿の露光のために、追加の虚の光源22,24,26および28が配備されている。これらの虚の光源は鏡を有し、それらの鏡は露光装置1に配置されたLED配列4から横に照射される光を反射し、この横に照射される光は図1で示された実施例では利用されていないが、その結果その光は別の光路により画像原稿2上に到達する。その際、これらの鏡24と26は、それらによって反射された露光源1の光が約65度の角度で画像原稿上に当るように配置される。鏡22と28は、入射する角度が約35度となるように配置される。この構成における特別な利点は、露光装置1の光だけが使用されるため、虚の光源のスペクトル色と第一の光源のそれとが一致することにある。その際、虚の光源22,24,26および28は、例えば鏡24と26によって反射された光のように、それらの光が同様に集光レンズ7を通過して当るように配置することができる。しかし、例えば、鏡22と28から反射された光のように、それらの光が集光レンズ7とフィルム台8の間を通り抜けて、直接画像原稿2上に当るように配置することもできる。
【0040】
図1と図2に示されているスキャナーにおいては、画像原稿2の露光の際における色の撮り込みは、すべての色に対して光源1により同時に行われる。欠陥位置の軽減のためには、追加の実および/または虚の光源を動作させ、その結果欠陥位置においても本来のものと変わらない画像信号を生成させるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にもつづく露光装置を有するスキャナの第一実施例の模式図
【図2】この発明にもつづく露光装置を有するスキャナの別の実施例の模式図
【符号の説明】
1 露光装置(第一の光源)
2 透明な画像原稿
3 撮像装置
4 LED配列
5 レンズ配列
6 カラーフィルター
7 集光レンズ
8 フィルム台
9 投影光学系
10,11,12 CCDチップ
13,14 ビームスプリッター
15,16,17,18 追加の実の光源
22,24,26,28 追加の虚の光源
【発明の属する技術分野】
この発明は、請求項1と2の上位概念にもとづく透明な画像原稿を露光するための露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような露光装置は、例えば欧州特許公開第0691568号明細書において周知である。この明細書は、赤、緑、青色のLED素子から構成されたマトリックスについて記載しており、それは写真フィルムを印画紙または平面センサー上に投影するためにそれの露光用に用いられるものである。透明な原稿の露光と投影用の従来の光源において一般的であるように、このLEDマトリックスの光は、一つの散乱板によって相異なる方向に散乱させられる。この散乱板には、光がより軟調になり、その結果場合によっては画像原稿に存在するかもしれないひっかき傷や同様の欠陥が投影されないか、あるいはせめて軽減されて投影されるという作用がある。
【0003】
しかし、露光装置の後のこのような散乱板には、LEDから出射された光の大部分が原稿から外れて散乱し、そのため光源の効率が大きく低下し、その結果投影のための露光時間が大幅に延びるという欠点がある。
【0004】
まだ公開されていないドイツ特許第10041750号明細書にも、スキャンする画像をLEDマトリックスを用いて露光する露光装置が記載されている。各LEDマトリックスは、相異なる色のLEDを有し、その複数のLEDマトリックスの光は、ビームスプリッターによって画像原稿の投影用に一つの露光ビームに統合される。
【0005】
このスキャナーには、光を軟調な光に変更するために如何なる種類の散乱媒体も配備されておらず、その結果撮り込まれた画像データには画像原稿に存在する欠陥が制限なく撮り込まれる。このため、この特許明細書には、この投影された欠陥を補正するための補正法の特許請求がなされている。しかし、このような欠陥補正法は、特に多数の欠陥がある場合には計算時間が非常にかかり、その結果欠陥補正スキャナーにおいては欠陥を有する撮った画像信号の高速な処理は不可能である。
【0006】
しかし、今日において大きなラボでは、高い品質でできるだけ多くの画像をできるだけ短い時間で作り出すことが差し迫って必要であり、その結果撮像、画像処理あるいは画像再生を長引かせる措置はどれも望まれていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、この発明の課題は、特に欠陥の投影によって画像品質が損なわれることなく、投影する画像の撮像をできるだけ高速に達成することができるようなスキャナーまたはプリンタを構成することである。これは、費用の点から比較的僅かな経費で実現されることが求められている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題は、プリンタあるいはスキャナーにおける請求項1または請求項2の特徴にもとづく透明な原稿を露光するための露光装置によって解決される。
【0009】
この発明にもとづき、透明な画像原稿は、投影のために複数の方向から露光され、その際光は相異なる光路に沿って原稿に当る。複数の相異なる入射する角度で入射する光が、画像原稿の各点に当る。相異なる光路に沿って入射する光を、順次画像原稿上に向けることは可能であるが、高速な処理のためには複数の方向から同時に画像原稿に露光する方が有利である。
【0010】
第一の光源から出射された光は、画像原稿の画像内容を感光材または電子撮像装置上へ投影する働きをする。多色の透明な画像原稿の投影のためには、相異なるスペクトル領域で出射する光照射器を備える。そこから照射された光は、第一の光路にそって直接画像原稿に当るか、あるいは例えば集光レンズまたは鏡のような付加的な光学部品から成る露光光学系を用いて画像原稿上に導かれる。
【0011】
この発明にもとづき、この第一の光源に対してさらに別の光源を追加的に配備し、それを画像原稿の露光に用いる。この別の光源を、実の光源、すなわち自立的な光を出射する光源とするか、あるいはこの別の光源を、虚の光源として構成することができる。虚の光源には、例えば光源の光を反射する鏡またはビームスプリッターがある。追加の実および/または虚の光源の光は、第一の光源の入射する角度とは異なる入射する角度で画像原稿上に当る。特に、複数の追加の実および/または虚の光源を配備し、その光が複数の相異なる入射する角度で画像原稿に当るのが有利である。
【0012】
第一の光源の光が、画像原稿にある画像情報を感光材または撮像装置上に投影する。しかし、画像原稿上に、例えばひっかき傷または塵のような欠陥があった場合、この光源の光は、欠陥の位置で回折、散乱および/または反射する。この偏向した光は、もはや投影光学系の入射ひとみ上には当らず、感光材または撮像装置上に到達することはできない。このことにより、画像原稿の欠陥位置を通過した第一の光源の光は、感光材または撮像装置上に投影されないか、あるいは部分的に投影され、その画像情報は不完全にしか再生されない。欠陥の位置に対応する場所には、暗い欠損位置あるいは不完全な画像情報が投影されて現れる。
【0013】
それに対して、追加の実および/または虚の光源の光は、第一の光源の光とは異なる入射する角度で画像原稿に当り、画像原稿を直線的に透過した後投影光学系の入射ひとみ上には到達しない。すなわち、追加の実および/または虚の光源では、何らかの方法で光の方向を変えない限りは、感光材または撮像装置上には画像情報は投影されない。まさに、このことが欠陥位置で起こる。画像原稿の欠陥の位置において、そこで第一の光源の光が入射ひとみから外れるように屈折する一方、別の入射する角度で当った光が投影光学系の入射ひとみの方に屈折、散乱あるいは反射する。そのため、好適な入射する角度で画像原稿を露光する追加の実および/または虚の光源の光は、撮像光学系の入射ひとみを通り、そのことにより感光材上またはそれに応じて撮像装置上に到達し、そのようにして欠陥位置にある画像情報を再生するものである。すなわち、投影時に第一の光源では欠けていた画像情報は、追加の実および/または虚の光源によって投影された画像情報で補償される。これによって、画像原稿の欠陥位置を、それらが撮り込まれた像では見えないように、あるいは少なくともせめて軽減して再生するように投影することができる。欠陥は、様々な形と方向で発生するので、それらを軽減するためには、光が回折、散乱および/または反射して投影光学系の入射ひとみを通過して到達するように、様々な入射する角度が必要である。すなわち、投影時に画像原稿のすべての、あるいはできるだけ多くの欠陥を無くすか、またはせめて軽減して再生するためには、光ができるだけ多くの相異なる入射する角度で画像原稿に当ることが必要である。つまり、相異なる入射する角度で画像原稿を露光する、複数の追加の実および/または虚の光源を配備するのが有利である。欠陥位置は、また画像原稿上で様々な方向へ延びる可能性があるが、一般的には入射する光をただ欠陥の延びる方向に垂直に偏向させるように作用するので、追加の実および/または虚の光源を第一の光源の回りに空間的に分けて配置するのが有利である。
【0014】
そのため、投影時にできるだけすべての欠陥位置を軽減または補正するためには、追加の光源を用いて例えばランベルト放射器に再構成するのが理想的である。しかし、そのために必要な光源数は、是認できないほどの負担とそのことによる是認できないほどの費用がかかる。
【0015】
けれども、これらの欠陥は、主として画像原稿にあるひっかき傷または画像原稿にある塵粒子のところで発生することが分かっている。さらに、特にひっかき傷は、写真フィルムでは一般的に有利には一方向、すなわちいわゆるフィルムの巻き取り方向に発生する。このひっかき傷によって発生する欠陥の大部分は、追加の実および/または虚の光源の光を、第一の光源の入射する角度とは大きく違わない入射する角度で画像原稿上に当てることにより軽減される。露光装置の有利な実施構成においては、追加の実および/または虚の光源は、そこから光軸に沿って出射された光がちょうど投影光学系の入射ひとみを通っては到達しないが、この光の画像原稿への入射する角度が第一の光源の入射する角度とはあまり大きくは違わないように配置される。そのため、追加の実および/または虚の光源の入射する角度は、当然投影光学系の入射ひとみと配置に依存する。追加の光源を、その光が第一の光源の入射する角度との差が40度以内である入射する角度で画像原稿上に当るように配置するのが有利である。例えば、第一の光源の光が画像原稿上に垂直に当る場合、有利には追加の実および/または虚の光源の入射する角度は、55度と75度の間、例えば65度である。このように配置された追加の実および/または虚の光源によって、撮り込まれた像における画像原稿のひっかき傷で生じる欠損位置が、最も効率的に軽減される。
【0016】
追加の実および/または虚の光源を、第一の光源の両側あるいはこの回りを空間的に取り巻いて配置するのが有利であり、その結果欠陥位置が対称的に軽減されるものである。追加の実および/または虚の光源を画像原稿のひっかき傷が延びる方向に垂直に配置するのが有利である。写真フィルムにおいては、この延びる方向は、一般的にはフィルムの巻き取り方向であり、現像装置または第一焼付けプリンタにおいてはこの方向にフィルムが動かされる。
【0017】
それに対して、画像原稿上あるいは画像原稿の上敷き面上にある塵またはその他の妨害粒子がもとで投影時に発生する欠損位置は、追加の実および/または虚の光源の光をできる限り非常に平坦な入射する角度で画像原稿に当てることにより軽減される。このことにより、第一の光源の光は塵粒子によって吸収または跳ね返されるのに対して、追加の実および/または虚の光源の光の一部は、塵粒子の下面に到達し、そこから反射して、投影光学系の入射ひとみに達するものである。そのため、追加の実および/または虚の光源を、その光が50度以内の入射する角度で画像原稿上に当るように配置するのが有利である。構造上の制限により限定されるが、25度と45度の間で入射する角度を選択するのが有利である。
【0018】
すなわち、追加の実および/または虚の光源によって完全なランベルト放射特性を模倣する必要はない。画像原稿上の欠陥位置または粒子によって発生する撮像における欠損位置を軽減するためには、光の入射する角度を選択的に決定できるように追加の実および/または虚の光源を配置することで十分である。他の有利な配置においては、追加の実および/または虚の光源を本来の露光用光源とほんの僅かに違う角度に配置するとともに、さらに追加的に別の光源を入射する角度が画像原稿に対して非常に平坦になるように配置するものである。また、別の角度に配置した追加の実および/または虚の光源は、その効果がしばしば負担に見合うだけの画像の改善をもたらさないほど小さいが、欠損位置を確かに軽減することができるものである。
【0019】
追加の実および/または虚の光源の光は、ただ間接的に、すなわち回折、散乱または反射して、投影光学系の入射ひとみに到達するので、これらの光源によって撮像装置上に投影される光の強度は、ただ非常に弱い。そのため、欠陥位置によって発生した欠損した画像情報を完全に再生するには、この場合比較的長い露光時間が必要となる。しかし、高性能プリンタまたはスキャナにおいては、長い露光時間は、非常に望ましくないものである。そのため、画像原稿の状態、すわわち画像原稿上の欠陥の数と特性にもとづき、追加の実および/または虚の光源を使用するのが、特に有利である。例えば、非常にひっかき傷が多い画像原稿の場合、特に第一の光源の近くに配置した追加の実および/または虚の光源の光で露光するのが有効である。それに対して、画像原稿が非常に汚れている場合、平坦な角度で照射する光源で露光するのが有効である。有利には、欠陥によって非常に僅かにしか傷つけられていない画像原稿は、追加の実および/または虚の光源を使わず投影することもできる。この理由から、画像原稿の状態に従って追加の実および/または虚の光源を使うか使わないかを切り替えるのが非常に有利である。
【0020】
例えば、画像原稿の状態は、それが確実にまだ多くのひっかき傷の無い写真フィルムのアンサープリントであるか、以前に欠陥によって傷つけられた焼増し品であるかによって判断することができる。また、画像原稿が欠陥によって大きく傷つけられているか否かを決定するために、いわゆるプレスキャンにおいて、画像原稿を事前走査することもできる。このプレスキャンは、例えば赤外線での粗い走査によって行うことができる。このためには、通常であれば投影光学系の入射ひとみを通って到達しない、非常に傾斜した角度で入射する赤外線光で画像原稿を露光し、測定することで十分であり、その欠陥位置で回折または散乱した赤外光線の一部が撮像装置まで到達するものである。次に、このプレスキャンにもとづいて、第一の光源の光だけで、あるいは第一と選択した追加の実および/または虚の光源を用いて画像原稿のスキャンまたは露光を行うことができる。
【0021】
露光装置の第一の光源は、多色のLEDを備えるのが有利である。これらのLEDは、透明なカラー画像原稿のスキャンとコピーのために赤、緑および青のスペクトル領域を持つ。まだ残っている欠陥位置の補正方法を使用することが求められる場合には、赤外線LEDも備えるのが有利である。これらのLEDは、マトリックス形状に混在して一列に配置することができる。しかし、相異なるスペクトル領域のLEDを相異なる配列上に配置する、すわわちスペクトル領域の一つの部分のLEDを一つの配列上に、別の部分のLEDを次の配列上にと並べるのも有利である。相異なる配列の光を、例えばビームスプリッターにより一本のビームに統合することができる。相異なるLEDマトリックスの光を光混合器で混合し、続いて画像原稿上に一本のビームとして投影することもできる。原則としては、透明なカラー画像原稿の投影に好適な光源はすべて、その構成に関係なく考えられ、かつ適したものである。
【0022】
追加の実の光源は、例えばLEDのような高速に切り替え可能なカラーの光照射器を備えるのが有利である。追加の実の光源のLEDのスペクトル領域は、第一の光源に対応するスペクトル領域と一致するのが望ましい。ひっかき傷の補正のためだけに使用される赤外線のスペクトル領域を、追加の実の光源で対応する必要はない。対応しない場合、追加の実の光源に対して選択する露光時間の違いは、撮像装置の感度に従って算定されなければならない。
【0023】
追加の実および/または虚の光源は、それらから出射された光が第一の光源の入射する角度と異なる角度で画像原稿に当るように構成される。一般的に、画像原稿の通常の露光には90度の角度が選ばれる。そのため、追加の実および/または虚の光源は、それらの光の入射する角度が90度にならないように配置するのが有利である。
【0024】
画像原稿を相異なる角度で露光する、複数の追加の実および/または虚の光源を備えるのが有利である。
【0025】
それらの光源を、その光軸が投影光学系の入射ひとみを通って延びないように構成または配置するのが、特に有利な配置である。すなわち、追加の実および/または虚の光源から直線的に出射された光は、投影光学系によって撮像装置または感光材上に投影されない。追加の実および/または虚の光源の光が画像原稿の欠陥位置に当った場合にのみ、それが方向を変えて、投影光学系の入射ひとみを通って到達することができる。
【0026】
欠陥によって生じた画像データの欠損位置をあらゆる画像領域において等しく軽減することを保証するためには、追加の実および/または虚の光源を、それらが画像原稿を等しく照らすように構成、配置するのが有利である、すなわち追加の実および/または虚の光源が、画像原稿の各位置を一つの色に対して総量において同じ強度で照射するのが有利である。画像原稿の各点が、各色において同じ強度で露光されるのが有利である。
【0027】
第一のまたは追加の実の光源として、LEDの代わりに、半導体または光を出射する別の高速に切り替え可能な照射器を使用することもできる。
【0028】
追加の実の光源を節約するために、追加の実の光源の代わりに鏡を使用するのが有利であり、その結果虚の光源が発生し、それによって第一の光源の光が別の入射する角度で画像原稿を照射するものである。そして、色に対して等しい性質を持つ鏡面を使用する場合、特にこれは有利である。すなわち、そのことから、第一の光源の追加露光用にさらに横から照射する光を使用する場合に、追加の光源のスペクトル領域が第一の光源のスペクトル領域と一致するということに留意する必要はなくなる。鏡が色に対して等しい性質を持つことにより、追加の虚の光源のスペクトル領域が第一の光源のスペクトル領域と一致することが保証されるものである。
【0029】
さらに、第一の光源による横から照射する光を発生させるために上述のとおり虚の光源を使用することにより、そうでなければその光は不要であるが、エネルギーの節約とランプハウスの発熱を低減することができる。そのことから、追加の冷却措置または大規模なランプハウスを省略することができる。
【0030】
投影品質を均等に改善するためには、鏡面を画像原稿の投影光学系の光軸の周りにリング状に展開するのが有利である。
【0031】
鏡面を、そこから反射された第一の光源の光の光軸が画像原稿を投影する光学系の入射ひとみを通らずに延びるように構成、配置する実施構成が、特に有利である。
【0032】
鏡の代わりに、ビームスプリッターまたは別の光学部品も考えられる。ただ、追加の光源にとって有利な条件を満たす虚の光源を発生させることが重要である。
【0033】
【発明の実施の形態】
この発明の更なる詳細、利点および特徴は、以下の図に示した実施例により明らかとなる。
【0034】
図1は、追加の実の光源を有し、撮像装置上に透明な画像原稿を投影するためのスキャナを示している。露光装置1は、透明な画像原稿2、例えば写真フィルムを撮像装置3上に投影するためにそれを露光する。露光装置1は、LED配列4を有し、そこには相異なる色のLEDがマトリックス形状に配置されている。赤、緑および青のLEDを備えるのが有利である。赤外線光を用いてひっかき傷の補正を行う必要がある場合には、さらに赤外線LEDを追加的に備える。LED配列4の前には、レンズ配列5が有り、それはLEDの光を画像原稿の方向に収束する。その前には、カラーフィルター6が配置され、それは例えばモザイクフィルターとして構成することができ、LEDの光をフィルターして撮像用に選択したスペクトル領域に対応するようにする。そのためには、一般的には、撮影する画像を投影する媒体の主要な感度があるスペクトル領域が選択される。画像を、例えばレーザープリンタなどのようなデジタルプリンタを用いて、印画紙上に露光する必要がある場合には、印画紙の最高感度に対応してカラーフィルターのカラー特性を選ぶのが理想的である。ここに記載した露光装置1の代わりに、例えばこの明細書の冒頭で引用した文献に記載されているような、他のどのような任意のLED露光装置の構成を選択することができる。この露光装置1から出射された光は、集光レンズ7を用いてフィルム台8上にある画像原稿2上に投影される。画像原稿を通過した投影光は、最終的に投影光学系9によって撮像装置3上に投影される。撮像装置3は、三つのCCDチップ10,11および12を有し、これらは光の三つのスペクトル成分を電気的な画像信号に変換する。これらのスペクトル成分は、ビームスプリッター13と14により共通の投影ビームから分離される。さらに、赤外線光による撮像が見込まれる場合には、ビームスプリッターを有する別のCCDチップを備えるのが有利であり、それによって赤外線光を同様にして共通のビームから分離するものである。
【0035】
この発明にもとづき、原稿の露光用に追加の光源15,16,17および18が配備され、それらから出射された光は、第一の光源とは異なる光路を通って画像原稿上に当る。光源16と17は、それらの光が約65度の角度で画像原稿上に当るように配置される。光源15と18では、入射する角度が約35度に選ばれる。これらの追加の光源は、第一の光源1とまったく同じように構成される。しかし、任意の目的に適った構成も考えられる。ただ、追加の実の光源から出射されるスペクトル色が第一の光源のものと一致するということが重要である。この追加の実の光源を、その光が同様に集光レンズ7を通過して当るように配置することができる。しかし、これらを、それらの光が集光レンズとフィルム台の間を通り抜けて、直接原稿上に当るように配置することもできる。また、集光レンズ7を全く省略することも可能である。しかし、その場合、スキャナーの光効率がより小さくなる。
【0036】
追加の実の光源によって、画像原稿の各点を相異なる光源によって相異なる角度で露光するということが実現される。光源1の光が画像原稿に垂直に当り、これを通り抜け、投影光学系9の入射ひとみを通って直接撮像装置13に到達するのに対して、追加の実の光源15,16,17および18から出射した光は、画像原稿を通り抜けた後投影光学系9の入射ひとみの傍を通り過ぎる。追加の実の光源の光は、画像原稿がそこに無い場合、あるいは画像原稿の正常な画像点を通過した後においては、投影光学系9の入射ひとみに当らず、そのため通常の場合撮像装置3には到達しない。すなわち、それは、画像原稿の欠陥位置上に当らない限り、画像原稿にある画像情報の投影には何も貢献しない。光源の光は、吸収体または円柱レンズの機能を持つ画像原稿の欠陥位置あるいは画像原稿上の塵粒子で回折、散乱および/または反射する。この光の偏向は、第一の露光装置1の光の場合、その光のほんの一部だけが到達するか、またはほとんどが投影光学系9の入射ひとみを通過して到達しない。すなわち、欠陥位置によって投影された画像位置においては、撮像装置上にほんの僅かの光が当るか、または全く光が当らず、そのことが画像データの欠損位置を発生させる。
【0037】
通常の場合に入射ひとみに当らない追加の実の光源の光は、正しい角度でこれに当る場合には、欠陥位置においてひっかき傷で入射ひとみの方に回折、散乱し、吸収体で散乱、反射し、そのことによって撮像装置上に投影される。この光は、第一の光源1で失われる光を補うことができ、そのため画像の欠損位置を明るくするものである。このことによって、欠陥の投影によって発生する欠損位置を軽減し、欠陥の無い、または欠陥の軽減された画像を得ることができる。
【0038】
図2は、追加の虚の光源を有し、撮像装置上に透明な画像原稿を投影するためのスキャナの別の実施例を示している。露光装置1は、図1と同様に、透明な画像原稿2を撮像装置3上に投影するために、これを露光する。この場合、露光装置1は、相異なる色のLEDを混在してマトリックス形状に配置したLED配列4と、光を主に画像原稿2の方向に収束するレンズ配列5と、カラーフィルター6とを有する。露光装置1によって主照射方向に出射された光は、集光レンズ7を用いてフィルム台8上にある画像原稿2上に投影される。画像原稿2を通り抜けた投影光は、最終的に投影光学系9によって撮像装置3上に投影される。撮像装置3は、三つのCCDチップ10,11および12を有し、これらは光の三つのスペクトル成分を電気的な画像信号に変換する。これらのスペクトル成分は、ビームスプリッター13と14により共通の投影ビームから分離される。図1で述べたことと同様に、このスキャナーに赤外線光用の別のLEDならびに別のCCDチップを配備することができる。
【0039】
この発明にもとづき、原稿の露光のために、追加の虚の光源22,24,26および28が配備されている。これらの虚の光源は鏡を有し、それらの鏡は露光装置1に配置されたLED配列4から横に照射される光を反射し、この横に照射される光は図1で示された実施例では利用されていないが、その結果その光は別の光路により画像原稿2上に到達する。その際、これらの鏡24と26は、それらによって反射された露光源1の光が約65度の角度で画像原稿上に当るように配置される。鏡22と28は、入射する角度が約35度となるように配置される。この構成における特別な利点は、露光装置1の光だけが使用されるため、虚の光源のスペクトル色と第一の光源のそれとが一致することにある。その際、虚の光源22,24,26および28は、例えば鏡24と26によって反射された光のように、それらの光が同様に集光レンズ7を通過して当るように配置することができる。しかし、例えば、鏡22と28から反射された光のように、それらの光が集光レンズ7とフィルム台8の間を通り抜けて、直接画像原稿2上に当るように配置することもできる。
【0040】
図1と図2に示されているスキャナーにおいては、画像原稿2の露光の際における色の撮り込みは、すべての色に対して光源1により同時に行われる。欠陥位置の軽減のためには、追加の実および/または虚の光源を動作させ、その結果欠陥位置においても本来のものと変わらない画像信号を生成させるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にもつづく露光装置を有するスキャナの第一実施例の模式図
【図2】この発明にもつづく露光装置を有するスキャナの別の実施例の模式図
【符号の説明】
1 露光装置(第一の光源)
2 透明な画像原稿
3 撮像装置
4 LED配列
5 レンズ配列
6 カラーフィルター
7 集光レンズ
8 フィルム台
9 投影光学系
10,11,12 CCDチップ
13,14 ビームスプリッター
15,16,17,18 追加の実の光源
22,24,26,28 追加の虚の光源
Claims (20)
- 感光材上に透明な画像原稿を投影するためにその画像原稿を露光するための露光装置であって、この露光装置が相異なるスペクトル領域の光を出射する多数の部品を持つ第一の光源を有し、その光が第一の光路に沿って画像原稿に当るか、または光学部品を用いて画像原稿上に誘導される露光装置において、
この露光装置が追加の実および/または虚の光源を有し、その光が別の光路に沿って画像原稿上に当るか、または光学部品を用いて画像原稿上に誘導され、その際この別の光路に沿って入射する光が第一の光路の入射する角度とは異なる角度で画像原稿上に当ることを特徴とする露光装置。 - 透明な画像原稿を通過した光を電気的な画像信号に変換する撮像装置上にその画像原稿を投影するためにその画像原稿を露光するための露光装置であって、この露光装置が相異なるスペクトル領域の光を出射する多数の部品を持つ第一の光源を有し、その光が第一の光路に沿って画像原稿に当るか、または光学部品を用いて画像原稿上に誘導される露光装置において、
この露光装置が追加の実および/または虚の光源を有し、その光が別の光路に沿って画像原稿上に当るか、または光学部品を用いて画像原稿上に誘導され、その際この別の光路に沿って入射する光が第一の光路の入射する角度とは異なる角度で画像原稿上に当ることを特徴とする露光装置。 - 追加の光源の光の入射する角度と第一の光源の光の入射する角度との差が、40度以内であることを特徴とする請求項1または2に記載の露光装置。
- 請求項3に記載の露光装置であって、追加の光源の光の入射する角度と第一の光源の光の入射する角度との差が、15度と35度の間にあることを特徴とする露光装置。
- 追加の光源の光の入射する角度が、50度より小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の露光装置。
- 請求項5に記載の露光装置であって、追加の光源の光の入射する角度が、25度と45度の間にあることを特徴とする露光装置。
- 光源が、LEDを有することを特徴とする請求項1または2に記載の露光装置。
- 第一の光源のLEDが、相異なるスペクトル領域毎に一つの配列として配置されることを特徴とする請求項7に記載の露光装置。
- 相異なるスペクトル領域のLEDが、混在して配置されることを特徴とする請求項7に記載の露光装置。
- 追加の光源のLEDが、相異なるスペクトル領域毎に一つの配列として配置されることを特徴とする請求項7に記載の露光装置。
- 追加の光源が、それぞれ動作するか否かを切り替えられることを特徴とする請求項1〜10までのいずれか一つに記載の露光装置。
- 追加の虚の光源が、第一の光源の光が鏡面上で反射させられることによって構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の露光装置。
- 鏡面が、画像原稿を投影する光学系の光軸の周りにリング状に展開することを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
- 追加の光源のスペクトル領域が、第一の光源のスペクトル領域と一致することを特徴とする請求項1〜13までのいずれか一つに記載の露光装置。
- スペクトル領域が、赤、緑、青および赤外線の領域を含むことを特徴とする請求項14に記載の露光装置。
- 鏡面が、色に対して等しい性質を持つことを特徴とする請求項14に記載の露光装置。
- 追加の光源が、その光軸が画像原稿を投影する光学系の入射ひとみを通過して延びないように構成、配置されることを特徴とする請求項1〜16までのいずれか一つに記載の露光装置。
- 鏡面が、そこから反射された第一の光源の光の光軸が画像原稿を投影する光学系の入射ひとみを通過して延びないように構成、配置されることを特徴とする請求項17に記載の露光装置。
- 追加の光源が、それらが各スペクトル領域において同等に画像原稿を照らすように構成、配置されることを特徴とする請求項1〜18までのいずれか一つに記載の露光装置。
- 追加の光源が、それらの光が複数の方向から画像原稿の各点上に当るように構成、配置されることを特徴とする請求項1〜19までのいずれか一つに記載の露光装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10046353A DE10046353A1 (de) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | Beleuchtungseinrichtung zum Beleuchten einer transparenten Bildvorlage |
PCT/EP2001/010713 WO2002025370A2 (de) | 2000-09-19 | 2001-09-17 | Beleuchtungseinrichtung zum beleuchten einer transparenten bildvorlage |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004510188A true JP2004510188A (ja) | 2004-04-02 |
Family
ID=7656798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002529310A Pending JP2004510188A (ja) | 2000-09-19 | 2001-09-17 | 透明な画像原稿を露光するための露光装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6809795B2 (ja) |
EP (1) | EP1323000A2 (ja) |
JP (1) | JP2004510188A (ja) |
DE (1) | DE10046353A1 (ja) |
WO (1) | WO2002025370A2 (ja) |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5515136A (en) * | 1949-09-21 | 1996-05-07 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Image recording apparatus |
US3782821A (en) * | 1972-11-10 | 1974-01-01 | Raymond Lee Organization Inc | Photographic enlarger |
US4099864A (en) * | 1977-03-11 | 1978-07-11 | Pako Corporation | Light source for photographic printer |
FR2393338A1 (fr) * | 1977-06-03 | 1978-12-29 | Anvar | Perfectionnements aux appareils de reproduction photographique de documents transparents |
EP0046732B1 (de) * | 1980-08-25 | 1984-02-01 | GRETAG Aktiengesellschaft | Beleuchtungsvorrichtung für ein fotografisches Kopiergerät |
DE3874913T2 (de) * | 1987-02-28 | 1993-02-25 | Ricoh Kk | Beleuchtungsvorrichtung fuer ein mehrfarbenkopiergeraet. |
US5122831A (en) * | 1990-06-25 | 1992-06-16 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Photographic printer |
US5255171A (en) * | 1991-11-27 | 1993-10-19 | Clark L Douglas | Colored light source providing intensification of initial source illumination |
JPH0822081A (ja) * | 1994-07-08 | 1996-01-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | 写真プリンタ及びフイルムスキャナー |
JPH10200697A (ja) * | 1997-01-08 | 1998-07-31 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像記録再生装置 |
US5969372A (en) * | 1997-10-14 | 1999-10-19 | Hewlett-Packard Company | Film scanner with dust and scratch correction by use of dark-field illumination |
JPH11282092A (ja) * | 1998-01-27 | 1999-10-15 | Noritsu Koki Co Ltd | 写真焼付装置 |
US6149283A (en) * | 1998-12-09 | 2000-11-21 | Rensselaer Polytechnic Institute (Rpi) | LED lamp with reflector and multicolor adjuster |
DE10041750C2 (de) | 2000-08-25 | 2003-02-27 | Agfa Gevaert Ag | Auf- oder Durchlichtscanner und Bildverarbeitungsverfahren für eingescannte Bildvorlagen |
-
2000
- 2000-09-19 DE DE10046353A patent/DE10046353A1/de not_active Withdrawn
-
2001
- 2001-09-17 EP EP01985294A patent/EP1323000A2/de not_active Withdrawn
- 2001-09-17 WO PCT/EP2001/010713 patent/WO2002025370A2/de active Application Filing
- 2001-09-17 JP JP2002529310A patent/JP2004510188A/ja active Pending
- 2001-09-17 US US10/363,728 patent/US6809795B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2002025370A2 (de) | 2002-03-28 |
EP1323000A2 (de) | 2003-07-02 |
US6809795B2 (en) | 2004-10-26 |
US20030184723A1 (en) | 2003-10-02 |
DE10046353A1 (de) | 2002-04-11 |
WO2002025370A3 (de) | 2002-08-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4497671B2 (ja) | 画像読取装置の画像処理方法 | |
JPH11185028A (ja) | 透過性の画像媒体の表面のアーティファクトを検出する方法 | |
US6796502B2 (en) | Illumination apparatus and image reading apparatus | |
JP2000196813A (ja) | 画像読み取り装置 | |
JP3341963B2 (ja) | 欠陥検査装置 | |
JPH07225434A (ja) | 画像読取装置 | |
JP2004510188A (ja) | 透明な画像原稿を露光するための露光装置 | |
US6720560B1 (en) | Method and apparatus for scanning images | |
US20030081211A1 (en) | Light source device and image reading apparatus | |
JPH0968663A (ja) | 走査光学装置 | |
JP2004503789A (ja) | デジタル画像処理によって欠陥を認識する及び/又は欠陥を修復する方法と装置 | |
US7034450B2 (en) | Light source device and light source device for image reading device | |
JPH0669220B2 (ja) | 光学スキャナ | |
JP2009037073A (ja) | 光源装置および原稿読み取り装置 | |
JPH08172506A (ja) | 画像読取装置 | |
JP3918152B2 (ja) | 光源装置及び画像読取装置 | |
JP2001045225A (ja) | 画像読取装置 | |
JP2000244705A (ja) | 画像読取装置 | |
JP2005084373A (ja) | 画像読取装置 | |
JP2003270737A (ja) | 画像読み取り装置 | |
JP2001144908A (ja) | 画像読取装置 | |
JP3807469B2 (ja) | 原稿画像読み取り装置 | |
JP2003338905A (ja) | 画像読み取り装置用光源装置 | |
JP2001016400A (ja) | ラインセンサ及びこれを用いた画像処理装置 | |
JP3800185B2 (ja) | 画像検出装置用光源装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051213 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060606 |