JP2004509379A - 端部被覆眼科用レンズ - Google Patents

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Abstract

本発明は、周辺端部を結合された前面及び背面の光学面を有するレンズを提供し、この周辺端部は、端部に強く結合するが光学面に弱くしか結合しない端部被覆によって被覆されており、及びこの端部被覆は耐久性がある。被覆の方法及び組成物も特許を請求する。好ましくは、組成物は、UV硬化性アクリレートの限られた群から選ばれる。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
発明の分野
本発明は、アイウェアにおいてか、又は顕微鏡のような光学装置において用いるためのレンズのようなレンズの周辺端部を被覆する方法に関する。本発明の方法は、特に、アイウェアにおいて用いるためのプラスチック眼科用レンズで、度なしレンズか(サングラス及び保護アイウェアにおいて用いられることが多いような)、又は処方範囲のレンズか(眼鏡において用いられるもののような)にかかわらず、レンズの周辺端部を被覆するのに有用である。
【0002】
【従来の技術】
発明の背景
レンズは、多くの目的のために、例えば、アイウェア(眼鏡及びサングラスのような)において、及び顕微鏡、カメラ及び望遠鏡のような光学装置において用いられる。視力矯正及び処方(R)眼鏡レンズにおいて用いるための眼科用レンズを調製するためにプラスチック材料を用いることは、通常のガラスレンズと対照的に、ガラスレンズに対するプラスチックレンズの種々の利点のために劇的に増加している。中でも、かかるプラスチックレンズは、耐スクラッチ性及び耐摩耗性にすることができ、及び広範な流行の色で供給することができる。
【0003】
プラスチック材料としてのポリカーボネートの使用は、アリルジグリコールカーボネート単量体〔PPG Industries Inc.(PPGインダストリー社)から入手し得るCR−39TM(商標)のような〕に基づく通常用いられている重合体に比べ、近年、魅力的になっている。実際、ポリカーボネートの有利な特性により、レンズ材料としてのポリカーボネートの採用は、国際特許出願PCT/AU99/00430号明細書に記載の急角度に曲がったレンズのように、異なったレンズ形態及び構造の発展が見られている。また、所定の縁なし眼鏡フレームの継続が見られ、縁なし眼鏡フレームは、ガラスレンズにとってよりもプラスチックレンズにとってはるかに実用的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかる発展は、レンズの周辺端部(レンズの前面及び背面の光学面によって結合されている端部である)が、時には通常よりも厚くなり、及びまた、アイウェアで用いる際にはより一層目立つようになる。実際に、縁なし眼鏡においては、端部が目立つ(したがって、流行目的のための端部の着色のような美的な問題の考慮が要求される)だけでなく、また、レンズの1つの光学面で起こるようなスクラッチング又はチッピングの同様な可能性を受ける。
【0005】
米国特許第4,076,863号明細書において、端部の被覆方法が記載されており、そこでは、樹脂材料をレンズの端部に適用し、及び次いで重合する。同様に、米国特許第5,220,358号明細書は、レンズの端部を、架橋ビニルでコブロックしたジメチルシリコンを用いて被覆する方法を記載している。これらの場合の各々において、被覆材料は、レンズの光学面上での材料のオーバーランを最小にするために、レンズの端部に慎重に適用する必要がある。この処理は時間がかかる。
【0006】
したがって、レンズの端部を被覆する(例えば、端部を保護するか、又は着色するための)方法について、既知の方法を用いて問題を解消する必要があり、及びかかる方法を提供することが本発明の目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
発明の開示
本発明は、眼科用レンズのような、レンズの端部被覆の方法を提供する。レンズは、周辺端部によって結合される前面及び背面の光学面を有する。この方法には:
端部に強く結合するけれども光学面には弱くしか結合しない端部被覆物質を選ぶ工程;
端部被覆物質を端部に適用する工程;及び
耐久性の端部被覆を生じさせるように、光学面上に残る任意の過剰な端部被覆物質を除去する工程が含まれる。好ましい形態では、端部被覆物質はUV硬化性端部被覆物質であり、及び方法は、追加の工程を含み、この工程はレンズ端部に端部被覆物質を適用した後にそれを硬化させる工程である。
【0008】
本発明は、また、周辺端部によって結合される前面及び裏面の光学面を有する端部被覆されたレンズを提供する。周辺端部は、端部に強く結合するが、光学面に弱くしか結合しない物質を用いて被覆されており、及び端部被覆は耐久性である。
【0009】
【発明の実施の形態】
端部被覆物質の選定は、従って、好ましくは、被覆方法を、光学面への端部被覆物質の望ましくない適用に関する限り、自己−マスキングさせるようにする。説明としてのために、本発明の1つの形態において、処理された眼科用レンズの双方の光学面は、外側の被覆を有することができ、これは、耐摩耗性ハード被膜又は反射防止被膜のいずれかでよく、光学面とレンズの端部との交差について鋭い解像度を有する光学面に適用される。しかし、レンズの端部は、それ自体、被覆されないことがあり、及び従って裸のレンズ基板であり得る。
【0010】
本発明のこの形態では、裸のレンズ基板に強く結合するが、レンズの被覆された光学面に弱くにしか(又は全く)結合しない適切な端部被覆物質(以下に説明するような)の選定によって、端部被覆物質を、レンズの端部に十分に、物質が光学面に誤って適用されることについて特に用心することなく、適用することができる。光学面に適用される任意の端部被覆物質は、従って、光学面が端部被覆物質の適用に先立ってマスクされていたかのように、光学面とレンズの端部との交差について鋭い解像度を残しながら、簡単に取り去る(又は、そうでなく、直ぐに及び容易に除去する)ことができる。
【0011】
レンズは、ガラス又はプラスチックのような任意の適切な基板から形成することができるが、プラスチック基板が本発明にとって好ましい。この観点では、プラスチック基板は、例えば、アリルジグリコールカーボネート単量体(PPG Industries Inc.から入手し得るCR−39TM及び本出願人から入手し得るSPECTRALITETM及びFINALITETMのような)に基づく重合体でよいか、又はポリカーボネート〔General Electric Co.(ゼネラルエレクトリック社)から入手し得るLEXANTMのような〕でよい。ポリカーボネート材料は、本発明の方法で用いるための好ましい基板である。
【0012】
上述したように、本発明は、主として、ポリカーボネート眼科用レンズのようなプラスチック眼科用レンズの端部被覆に関し、及び次の説明は、概して、その具体例の詳細な考察を提供するに過ぎない。しかし、本発明がそのように制限されないことは理解されるべきである。
【0013】
眼科用レンズは、例えば、サングラス、安全めがね、保護めがね、又はスポーツ用のめがねにおいて用いるための、度なし(プレーノー)でよく、又はそれらは、処方(R)矯正レンズでよく、更に多種多様のめがねに用いるためのものでよい。眼科用レンズは、通常の湾曲を有するように構成されてよく、又は国際特許出願PCT/AU99/00403号明細書記載のレンズのように急角度に曲がってもよい。実際に、これらの急角度に曲がったレンズが、その急角度に曲がった光学面の結果として代表的に厚い周辺端部を示すため、及びまた、それらの使用において、縁なしフレームに起こることが多いために、本発明の方法が、これらの急角度に曲がったレンズを用いる特定の使用を見出したことが認識される。
【0014】
好ましくは、端部を被覆される眼科用レンズは、既に外側の被覆をそれぞれの前面及び背面の光学面上に有する処理された眼科用レンズである。実際に、光学面の外側の被覆は、好ましくは、レンズ端部の表面に対し異なった化学的性質があり得、結果として、光学面において、端部被覆物質にとっての接着のためのレンズ端部の傾向よりも違った端部被覆物質にとっての接着のための傾向を有する。光学面の外側の被覆は、従って、選定された端部被覆物質が全く結合しないか、又は弱くにしか結合しない表面を示すが、レンズの裸の端部は、同じ選定された端部被覆物質が強く結合する表面を示す。
【0015】
外側の被覆は、好ましくは、オルガノシロキサン系ハード被覆、UV遊離基硬化アクリレートハード被覆、UVカチオン性硬化(cationically cured)エポキシドハード被覆、プラズマ重合ハード被覆、又はマルチプレイヤー金属酸化物反射防止被覆のようである。好ましい形態では、光学面の外側の被覆は、従って、オルガノシロキサンのハード被覆又はUV硬化性ハード被覆のスピンコーティング又はディップコーティング、ハード被膜のプラズマ重合、又はマルチプレイヤー金属酸化物反射防止被覆の真空蒸着によって提供されるようなハード被膜、又は反射防止被膜のいずれかである。
【0016】
レンズの裸の端部は、対照的に、従って、好ましくは、未処理で、及び未被覆の原料のプラスチックレンズ材料である。かかる裸の端部は、原料の有機重合体の材料であり、有機重合体の被覆との強い接着を著しく受け易い。
【0017】
適切な端部被覆物質の選定は、従って、実質的に、レンズの光学面及び端部の物理的特性に依存し、物質が端部に強く結合するけれども光学面に弱くしか結合しない必要があるという修正条件を伴う。レンズ端部に‘強く結合’する被覆物質に関しては、レンズの端部に被覆をした場合、ASTM D3359−93に規定されるような第一の付着性試験を通過するか、又はそれと等価である被覆物質を称する。光学面に‘弱く結合’する被覆物質に関しては、光学面上に被覆をした場合、溶媒含浸布を用いて光学面を拭うか、又は上述したASTM D3359−93のテープ試験を用いる手動での除去のような機構によって容易に除去し得る被覆物質を称する。
【0018】
本発明の特に有利な形態において、端部被覆物質は、光学面に全く結合しないように選ばれ、及び実際、光学面を湿らすことさえしないでよい。この形態においては、表面張力及び水和性の効果によって、光学面上の端部被覆物質の保持を起こさないが、むしろ光学面に接触する任意の過剰な端部被覆物質が、端部を被覆するためだけにレンズの端部を再処置すると認識される。あるいはまた、端部被覆物質は、上述の手動のテープ試験によってその除去が促進されるように、光学面上に容易に拡がるようでもよい。
【0019】
適切な端部被覆物質は、結合において望ましい対照、及び自己−マスキング被覆効果を提供する物質であり、上述した物質である。適切な端部被覆物質は、概して、柔軟でなく、可とう性でないか、又は脆性でない耐久性のある端部被覆を提供することができる単量体である。この観点において、端部被覆が‘耐久性’であることに関して、耐摩耗性、及び衝撃(チッピング及びクラッキング)に耐性であるような、機械的に及び化学的に耐久性であり、及び変色しない(colourfast)で、耐溶媒性で、及び標準的な3時間煮沸試験、及び/又は耐候試験を存続し得る被覆を称する。
【0020】
特に、紫外線硬化性の単量体が、本発明の方法において用いるのに好ましく、その理由は、レンズの光学面上の外側の被覆(反射防止被覆のような)の好ましい種類が、概して、約80℃を超える加熱に曝されないべきだからである。したがって、熱的に硬化性の単量体、例えば、100℃から200℃までの範囲の温度での硬化を要求するものは、本発明の方法のいくつかの具体例の使用に適切でない場合がある。
【0021】
端部被覆物質は、好ましくは、ラウリルアクリレート、イソボルニルアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ビスフェノールAジアクリレート、トリメチルプロパントリアクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート(SR368)、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジ−トリメチロールプロパンテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート及び脂肪族のウレタンアクリレートのようなUV硬化性アクリレートからなる群より選ばれる。特に好ましくは、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、ジ−トリメチロールプロパンテトラアクリレート及びウレタンアクリレートのような多官能アクリレートである。ウレタンアクリレートとアクリル酸エステルとのいくつかの混合物も好適であり、例えば、Sartomer(サートマー社)からのCN945 A60、CN970 A60、CN968又はUCB Chemicals(UCBケミカル社)からのEbecryl(エベクリル)254、Ebecryl5129、Ebecryl1264である。
【0022】
端部被覆物質がUV硬化性物質である場合、それは好ましくは、α−ヒドロキシ−ケトン、α−アミノ−ケトン、ベンジルジメチル−ケタール、ホスフィンオキシド(2,4,6−トリメチル−ベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド又はビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニル−ホスフィンオキシドを包含する群から選ばれるUV開始剤を含有する。
【0023】
本発明の好ましい形態において、端部被覆物質は均染剤(leveling agent)を含有する。かかる均染剤は、表面張力を減少させるのに関与することにより、レンズの端部上の端部被覆物質の均一な被覆を達成するのに関与する。かかる均染剤は、フッ化表面活性剤及びポリジメチルシロキサン系表面活性剤からなる群より選ぶことができる。
【0024】
随意に、端部被覆物質は、剥離剤を含有する。かかる剥離剤は、レンズ端部に対する強い結合接着に悪影響を及ぼすことなく光学面に弱い結合を達成するのに関与する。適切な剥離剤は、ポリ−ジメチルシロキサン、シリコングリース、パラフィン油又はワックスから選ぶことができる。
【0025】
本発明の特に好ましい形態では、本発明の方法は、色付き端部被覆の適用を、プラスチック眼科用レンズに用いる。この形態では、端部被覆物質は、従って、染料又は顔料を含有し、好ましくは、均質に分散させるか、又は完全に溶解する。染料又は顔料は、1:2のコバルト及びクロム複合体、アントラキノン及び金属フリーのアゾ染料、又はそれらの組合せのような任意の染料又は顔料でよい。色は、標準、パステル調又はビビッド調の色、金属調色(metallised colours)、真珠色の色、蛍光色、玉虫色又はリン光色から選ぶことができ、及びフォトクロミックでよい。色付き端部被覆は、次いで、艶消し、サテン又は艶出し仕上げを有してよく、及び不透明又は半透明でよい。
【0026】
かかる色付き端部被覆の、眼科用レンズ上への適用は、縁なし眼鏡フレームにおいて用いるレンズのための全く流行のものになる。しかし、これまで、耐久性のある、魅力的な色付き端部被覆を容易に及び正確に適用するために入手できる商業上受け入れられる技術はなかった。実際に、本出願人に既知の唯一の商業上入手し得るシステムは、ペンによるインクの手動による適用である。本発明の方法の好ましい形態は、従って、眼科用レンズ上の、耐久性のある、色付きの端部を達成するための著しく優れた技術を提供する。
【0027】
端部被覆物質は、また、物質の種々の配合の観点に関与させるために、1又はそれ以上の適切な溶媒を含むことができる。例えば、端部被覆物質が顔料又は染料を含む場合、溶媒は、顔料又は染料を物質中で分散させるのに役立つ。加えて、溶媒の存在は、異なる適用技術(以下に説明するように)において用いるための端部被覆物質の粘度を調節するのに関与することができる。例えば、より一層低い粘度の端部被覆溶液は、ブラッシングに基づく適用技術よりもスプレーすること基づく適用技術のために要求される。さらに、溶媒の存在は、端部被覆物質のレンズの端部への結合を促進するのに関与することがある。
【0028】
適切な溶媒の選定は、好ましくは、特に、端部被覆物質が直接に裸の基板に適用される場合に、個々の溶媒がレンズ基板上で有する効果を考慮する。例えば、いくつかの溶媒は、ポリカーボネートをひび割れさせ、従って避けなければならない。また、いくつかの溶媒は、ポリカーボネートをわずかにしか溶解させず、従って強い結合及び良好な耐久性を確実にするのに有用であり得る。
【0029】
端部被覆物質において用いるのに適切な溶媒は、トルエン、キシレン、エタノール、イソプロパノール、イソ−ブタノール、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、エチルアセテート、イソプロピルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、及びそれらの混合物を包含する群から選ぶことができる。
【0030】
端部被覆物質は、プラスチックレンズの端部に、ブラッシング又はスプレーイングによるような任意の適切な技術によって適用することができる。例えば、被覆物質は、レンズの端部上に、刷毛又は綿棒又は同様のものを用いて刷毛塗りすることができる。あるいはまた、端部被覆物質はノズルを介して圧縮空気又は同様のものを用いて噴霧されるべき溶液の形態で提供することができる。被覆は、また、要求に従って均質な色のない艶のある、艶のない又はサテンの仕上げを達成するために、色を伴わないで端部に適用することができる。
【0031】
したがって、本発明の方法が、レンズの製造において、通常要求される外見上受け入れられるレンズの端部を提供する端部研磨工程についての必要性を排除することが理解される。また、このことは、例えば、レンズの他の水分の影響を受け易い領域を介した水分の侵入を防ぐために、受け入れられる端部の密閉を伴ったレンズを提供し、及びまた、化学物質の攻撃(溶媒又はグリースからのような)に対して端部を保護するのに役立つ。さらにまた、本発明の方法は、流行範囲のレンズが、例えば、縁なし眼鏡フレームにおいて用いるのに提供できるように、耐久性のある、色付きの端部被覆を有するレンズを供給する可能性を提供する。
【0032】
本発明は、また、本明細書に記載するような端部被覆物質を含む組成物を提供する。
【0033】
【実施例】
好ましい具体例の詳細な説明
本発明を、次に、好ましい具体例を提供する種々の例に関して説明する。しかし、次の説明は、上述の一般性を制限しないと理解されるべきである。特に、すべての次の例は、カラーリングの目的のための染料又は顔料を含む端部被覆物質を示すが、本発明はそのように制限されないことを留意すべきである。
【0034】
例1
次の配合物を研がれた眼科用レンズの端部上に噴霧した。このレンズは、オルガノシロキサンハード被膜及び多層無機酸化物AR被膜をその光学面上に有し、及び次いで、UVランプを用いて20秒間、1.0J/cmのUV投与量で硬化させた。レンズの光学面上の硬化した余分な物質を、粘着テープの使用、次いでエタノールを用いる拭き取りによって除去し、及び得られた端部被覆は、溶媒(アセトン)耐性で、及び耐久性であった。
【0035】
Figure 2004509379
【0036】
例2
色の顔料を予め次の配合物中に分散させ、例3から例5まで及び比較例1及び2の更なる配合物の研究のための色の濃縮物を提供した。
【0037】
異なる色の濃縮物を、もちろん次の配合物中で異なる顔料を用いることによって調製する。例えば、黄色の濃縮物は、Ciba Geigy Microlith Yellow(マイクロリスイエロー)MX−A顔料を上記配合物中に用いることによって、赤色の濃縮物は、Ciba Geigy Microlith Scarlet(スカーレット)R−A顔料を用いることによって、及び青色の濃縮物は、Ciba Geigy Microlith Blue(ブルー)4G−A、等を用いることによって達成することができる。
【0038】
この例において、及びまた、例3から例5まで及び比較例1及び2において、以下に例証する端部被覆物質に用いる色濃縮物の配合は、次のようである:
成分                           割合(重量%)
Microlith A 顔料(Ciba Geigy)   15
ニトロセルロース/18%ジブチルフタレート         2
アクリル酸樹脂(JONCRYL 67)           3
プロピレングリコールモノメチルエーテル           5
エチルアセテート                     20
エタノール                        55
【0039】
この色の濃縮物を用い、更なる配合物を、以下の表に従って調製し、及び研がれた眼科用レンズの端部上に噴霧した。このレンズは、オルガノシロキサンハード被膜及び多層無機酸化物AR被膜をその光学面上に有し、及び次いで、UVランプを用いて20秒間、約1.0J/cmのUV投与量で硬化させた。光学面上の硬化した過剰の端部被覆物質を、粘着テープを用い、及び次いでエタノールでの拭き取りを用いて除去し、及び得られた端部被覆は耐久性があり、及び溶媒(アセトン)及びUVに耐性であった。
【0040】
Figure 2004509379
【0041】
例3
次の配合物を、綿棒を用い、研がれた眼科用レンズの端部上に刷毛塗りした。このレンズは、オルガノシロキサンハード被膜及び多層無機酸化物AR被膜をその光学面上に有し、及び次いで、UVランプを用いて20秒間、約1.0J/cmのUV投与量で硬化させた。レンズの光学面上の硬化した過剰の端部被覆物質を粘着テープで除去し、次いで、レンズをエタノールで拭き、及び得られた端部被覆は、耐久性があり、及び溶媒及びUVに耐性であると見出された。
【0042】
Figure 2004509379
【0043】
例4
次の配合物を、圧縮空気スプレーガンを用いて、研がれた眼科用レンズの端部上に噴霧した。このレンズは、オルガノシロキサンハード被膜及び多層無機酸化物AR被膜をその光学面上に有し、及び次いで、UVランプを用いて20秒間、約1.0J/cmのUV投与量で硬化させた。レンズの光学面上の過剰の端部被覆物質を粘着テープで除去し、及び次いで、レンズをエタノールで拭き、及び得られた端部被覆は、耐久性があり、及び溶媒及びUVに耐性であると見出された。
【0044】
Figure 2004509379
【0045】
例5
次の配合物を、圧縮空気スプレーガンを用いて、研がれた眼科用レンズの端部上に噴霧した。このレンズは、オルガノシロキサンハード被膜及び多層無機酸化物AR被膜をその光学面上に有し、及び次いで、UVランプを用いて20秒間、約1.0J/cmのUV投与量で硬化させた。レンズの光学面上の過剰の端部被覆物質を粘着テープで除去し、及び次いで、レンズをエタノールで拭き、及び得られた端部被覆は、耐久性があり、及び溶媒及びUVに耐性であると見出された。
【0046】
Figure 2004509379
【0047】
例6
次の清澄な配合物を、研がれた眼科用レンズの端部上に噴霧した。このレンズは、オルガノシロキサンハード被膜及び多層無機酸化物AR被膜をその光学面上に有し、及び次いで、UVランプを用いて20秒間、1.0J/cmのUV投与量で硬化させた。レンズの光学面上の過剰の硬化した物質を、粘着テープの使用、次いで、エタノールを用いる拭き取りによって除去し、及び得られた端部被覆は、溶媒(アセトン)耐性であり、及び耐久性があった。
【0048】
Figure 2004509379
【0049】
例7
次の配合物を、圧縮空気スプレーガンを用いて、研がれた眼科用レンズの端部上に噴霧した。このレンズは、オルガノシロキサンハード被膜及び多層無機酸化物AR被膜をその光学面上に有し、及び次いで、UVランプを用いて20秒間、約1.0J/cmのUV投与量で硬化させた。レンズの光学面上の過剰の端部被覆物質を粘着テープで除去し、及び次いで、レンズをエタノールで拭き、及び得られた端部被覆は、耐久性があり、及び溶媒及びUVに耐性であると見出された。端部被覆には、金属の仕上げを提供した。
【0050】
Figure 2004509379
【0051】
比較例1
次の配合物を、圧縮空気スプレーガンを用いて、研がれた眼科用レンズの端部上に噴霧した。このレンズは、オルガノシロキサンハード被膜及び多層無機酸化物AR被膜をその光学面上に有する。色付き端部被覆を、溶媒を蒸発させた後、乾燥させた。得られた端部被覆は、耐摩耗性に乏しく、及び色がアセトンによって容易に拭き取られた。このことは、この端部被覆物質が眼科用レンズの原料端部上の受け入れられる耐久性の被覆を提供するのに適切でないことを示した。
Figure 2004509379
【0052】
比較例2
次の配合物を、綿棒を用い、研がれた眼科用レンズの端部上に刷毛塗りした。このレンズは、オルガノシロキサンハード被膜及び多層無機酸化物AR被膜をその光学面上に有し、及び次いで、UVランプを用いて20秒間、約1.0J/cmのUV投与量で硬化させた。レンズの光学面上の硬化した過剰の端部被覆物質を粘着テープで除去し、次いで、レンズをエタノールで拭き、及び得られた端部被覆は、溶媒及びUVに耐性であるが、耐摩耗性でないと見出され、選定された単量体が耐久性のある端部被覆を提供するのに適切でないことが示された。
Figure 2004509379
【0053】
最後に、本明細書記載の構成に対して他の改変及び変更を行ってもよいが、これも本発明の範囲内であることを理解すべきである。

Claims (43)

  1. 周辺端部によって結合される前面及び背面の光学面を有するレンズを端部被覆するにあたり:
    端部に強く結合するけれども光学面に弱くしか結合しない端部被覆物質を選ぶ工程;
    端部被覆物質を端部に適用する工程;及び
    耐久性の端部被覆を生じさせるように、光学面上に残る任意の過剰な端部被覆物質を除去する工程
    を含むことを特徴とするレンズの端部被覆方法。
  2. レンズが、前面及び背面の光学面のそれぞれに外面的に被覆された処理レンズである請求項1記載の方法。
  3. レンズがプラスチックである請求項2記載の方法。
  4. プラスチックが、アリルジグリコールカーボネート又はポリカーボネートに基づく重合体を包含する群から選ばれる請求項3記載の方法。
  5. 端部被覆物質が、有機重合体を形成するように、硬化性であり、及び方法が、端部被覆物質を、レンズの端部に適用した後に硬化させる工程を含む請求項4記載の方法。
  6. 端部被覆物質が紫外線硬化性である請求項5記載の方法。
  7. 端部被覆物質が、硬化後、柔軟でなく、可とう性でないか、又は脆性でない耐久性の端部被覆を提供する単量体である請求項6記載の方法。
  8. 端部被覆物質がアクリレートである請求項7記載の方法。
  9. アクリレートが、ラウリルアクリレート;イソボルニルアクリレート;1,6−ヘキサンジオールジアクリレート;ポリエチレングリコールジアクリレート;ビスフェノールAジアクリレート;トリメチルプロパントリアクリレート;トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート;ペンタエリスリトールトリアクリレート;ペンタエリスリトールテトラアクリレート;ジ−トリメチロールプロパンテトラアクリレート;ジペンタエリスリトールペンタアクリレート;ウレタンアクリレート;及びウレタンアクリレートとアクリル酸エステルとの混合物の一覧から選ばれる請求項8記載の方法。
  10. アクリレートが、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート;ジ−トリメチロールプロパンテトラアクリレート;ウレタンアクリレート;及びウレタンアクリレートとアクリル酸エステルとの混合物からなる群より選ばれる多官能アクリレートである請求項9記載の方法。
  11. 端部被覆物質がUV開始剤を含む請求項9記載の方法。
  12. UV開始剤が、α−ヒドロキシ−ケトン;α−アミノ−ケトン;ベンジルジメチル−ケタール;及びホスフィンオキシドからなる群より選ばれる請求項11記載の方法。
  13. 端部被覆が、レンズ端部上の端部被覆物質の均一な被覆を達成するのに関与するように、均染剤を含む請求項9〜11のいずれか一項記載の方法。
  14. 均染剤が、フッ化表面活性剤及びポリジメチルシロキサン系表面活性剤からなる群より選ばれる表面活性剤である請求項13記載の方法。
  15. 端部被覆物質が剥離剤を含有する請求項14記載の方法。
  16. 剥離剤が、ポリ−ジメチルシロキサン;シリコングリース;パラフィン油;及びワックスからなる群より選ばれる請求項15記載の方法。
  17. 端部被覆物質が溶媒を含む請求項14〜16のいずれか一項記載の方法。
  18. 方法が、色付き端部被覆を適用するのに用いられ、及び端部被覆物質が染料又は顔料を含有する請求項17記載の方法。
  19. レンズが眼科用レンズである請求項1〜9のいずれか一項記載の方法。
  20. 周辺端部によって結合される前面及び背面の光学面を有するレンズであって、周辺端部が、端部に強く結合するけれども光学面に弱くしか結合しない端部被覆を用いて被覆されており、及び端部被覆が耐久性であることを特徴とするレンズ。
  21. レンズが眼科用レンズである請求項20記載のレンズ。
  22. レンズがプラスチックである請求項21記載のレンズ。
  23. レンズが前面及び背面の光学面のそれぞれを外面的に被覆されている請求項22記載のレンズ。
  24. 端部被覆物質が有機重合体を形成するように硬化性である請求項20記載のレンズ。
  25. 端部被覆物質が紫外線硬化性単量体である請求項20記載のレンズ。
  26. 単量体がアクリレートである請求項25記載のレンズ。
  27. アクリレートが、ラウリルアクリレート;イソボルニルアクリレート;1,6−ヘキサンジオールジアクリレート;ポリエチレングリコールジアクリレート;ビスフェノールAジアクリレート;トリメチルプロパントリアクリレート;トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート;ペンタエリスリトールトリアクリレート;ペンタエリスリトールテトラアクリレート;ジ−トリメチロールプロパンテトラアクリレート;ジペンタエリスリトールペンタアクリレート;ウレタンアクリレート;及びウレタンアクリレートとアクリル酸エステルとの混合物からなる群より選ばれている請求項26記載のレンズ。
  28. アクリレートが、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート;ジ−トリメチロールプロパンテトラアクリレート;ウレタンアクリレート;及びウレタンアクリレートとアクリル酸エステルとの混合物からなる群より選ばれる多官能アクリレートである請求項27記載のレンズ。
  29. 端部被覆物質が色を付けられている請求項28記載のレンズ。
  30. レンズの端部に強く結合するが、端部によって結合されるレンズの前面及び背面の光学面に弱くしか結合しない端部被覆物質を含有する組成物であって、組成物が、光学面上の任意の過剰な端部被覆物質を除去して耐久性の端部被覆を生じさせ得るように端部に適用させるのに適していることを特徴とする組成物。
  31. 端部被覆物質が、有機重合体を形成するように硬化性である請求項30記載の組成物。
  32. 端部被覆物質がアクリレートである請求項30記載の組成物。
  33. アクリレートが、ラウリルアクリレート;イソボルニルアクリレート;1,6−ヘキサンジオールジアクリレート;ポリエチレングリコールジアクリレート;ビスフェノールAジアクリレート;トリメチルプロパントリアクリレート;トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート;ペンタエリスリトールトリアクリレート;ペンタエリスリトールテトラアクリレート;ジ−トリメチロールプロパンテトラアクリレート;ジペンタエリスリトールペンタアクリレート;ウレタンアクリレート;及びウレタンアクリレートとアクリル酸エステルとの混合物からなる群より選ばれている請求項32記載の組成物。
  34. アクリレートが、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート;ジ−トリメチロールプロパンテトラアクリレート;ウレタンアクリレート;及びウレタンアクリレートとアクリル酸エステルとの混合物からなる群より選ばれる多官能アクリレートである請求項33記載の組成物。
  35. UV開始剤を含有する請求項34記載の組成物。
  36. UV開始剤が、α−ヒドロキシ−ケトン;α−アミノ−ケトン;ベンジルジメチル−ケタール;及びホスフィンオキシドからなる群より選ばれている請求項35記載の組成物。
  37. 均染剤を含有する請求項36記載の組成物。
  38. 均染剤が、フッ化表面活性剤及びポリジメチルシロキサン系表面活性剤からなる群より選ばれる表面活性剤である請求項37記載の組成物。
  39. 剥離剤を含有する請求項38記載の組成物。
  40. 剥離剤が、ポリ−ジメチルシロキサン;シリコングリース;パラフィン油;及びワックスからなる群より選ばれている請求項39記載の組成物。
  41. 溶媒を含む請求項38〜40のいずれか一項記載の組成物。
  42. 溶媒が、トルエン、キシレン、エタノール、イソプロパノール、イソ−ブタノール、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、エチルアセテート、イソプロピルアセテート、及びプロピレングリコールモノメチルエーテルからなる群の1又はそれ以上より選ばれている請求項41記載の組成物。
  43. 染料及び/又は顔料を含有する請求項39記載の組成物。
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