JP2004509307A - 水平式空気予熱器用のバスケット設計及び取付け装置 - Google Patents
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Abstract
回転再生式熱交換器(10)用の熱伝達要素バスケットアセンブリ(36)は、対向して配置されている第1及び第2のサイドシェル(76)を包含するバスケット骨組と、前記第1及び第2のサイドシェルを間隔を置いた関係に保持する手段と、前記骨組内に配置されている熱吸収材料とを有する。第1及び第2の実質的に平らなフランジ板(84)の内側端部分(88)は、それぞれ、前記第1及び第2のサイドシェル(76)の外側端部分に取り付けられている。前記第1及び第2のフランジ板(84)の外側端部分(92)は、それぞれ、隣接する仕切板(34)に取り付けられて、前記バスケットアセンブリ(36)を熱交換ロータ(14)内に設置する。前記バスケットアセンブリの第1及び第2のサイドシェル(76)は、それらの間に、前記仕切板(34)の角度と実質的に等しい角度を限定する。
Description
【0001】
【発明の背景】
本発明は、一般には、回転再生式熱交換器に関する。より詳細には、本発明は回転再生式熱交換器用の、熱吸収材料を収容している熱交換バスケットに関する。
【0002】
回転再生式熱交換器は、例えば煙道ガス流れのような一方の高温ガス流れから例えば燃焼用空気流れのような他方の低温ガス流れに熱を伝達せしめるために用いられている。ロータは熱吸収材料の質量体を収容し、この質量体は最初に高温ガス流れ用通路内に位置させられて、熱が熱吸収材料により吸収される。それから、ロータが回転すると、加熱された熱吸収材料が低温ガス流れ用通路内に入り、熱が熱吸収材料から低温ガス流れに伝達される。
【0003】
例えば回転再生式空気予熱器のような典型的な回転式熱交換器においては、円筒形のロータは、垂直な中央ロータポストに取り付けられていると共に、ロータポストからロータの外周シェルにまで延びている複数の半径方向隔壁又は仕切板により複数のセクタ形区画室に分割されている。これらのセクタ形区画室は、熱交換バスケットで装填され、これらの熱交換バスケットは一般には積重した板様要素から成る熱吸収材料の質量体を収容している。
【0004】
フルセクタ熱交換バスケットを有する多くの水平回転式熱交換器においては、バスケットは成形フランジによりロータに取り付けられている。この成形フランジは、90°よりも少ない開先角度に曲げられていると共に、バスケットの側部に取り付けられている一方の端部分とシェルバーにボルト締めされている他方の端部分とを有する。このような成形フランジは、ロータが回転すると高曲げ応力及び疲れ荷重にさらされ、したがってその後破壊して寿命が短い。このような成形フランジ設計の本質は、熱伝達表面のための前面面積の最適化ができないことにある。フルセクタ熱交換バスケットをその関連するガセット及びフィラーピースと一緒に取り付けることは、新規のロータの製作又は既存のロータの改修において非常に時間を費やすものである。
【0005】
【発明の概要】
簡単に述べれば、好適な形の本発明は、ロータを複数のセクタ形区画室に分割する複数の仕切板を有する回転再生式熱交換器用の熱伝達要素バスケットアセンブリにある。このバスケットアセンブリは、バスケット骨組内に配置されている熱吸収材料を包含する。バスケット骨組は、対向して配置されている第1及び第2のサイドシェルと、これらのサイドシェルを間隔を置いた関係で保持する手段とを包含する。そして、第1及び第2の実質的に平らなフランジ板の内側端部分が第1及び第2のサイドシェルの外側端部分にそれぞれ取り付けられている。第1及び第2のフランジ板の外側端部分は、隣接する仕切板に取り付けられて、バスケットアセンブリをロータ内に取り付ける。
【0006】
仕切板は互いに選択した角度をなして、複数の実質的に同一の区画室を形成する。バスケットアセンブリの第1及び第2のサイドシェルは、それらの間に角度を限定する。これら第1及び第2のサイドシェルにより限定された角度は、仕切板の角度と実質的に等しい。
【0007】
第1及び第2のフランジ板の内側端部分は、第1及び第2のサイドシェルの外側端部分にそれぞれ溶接される。第1及び第2のフランジ板の外側端部分は、3つの方法で仕切板に取り付けることができる。すなわち、各フランジ板の外側端部分及び各仕切板の外側端部分の各々は、少なくともひとつの開口を有することができる。そして、各フランジ板の外側端部分は溶接により隣接する仕切板に取り付けることができる。各バスケットアセンブリの第1及び第2のフランジ板の一方はナット及びボルトにより仕切板に取り付けることができ、これに対し、他方のフランジ板は溶接により仕切板に取り付けることができる。
【0008】
本発明の目的は、回転再生式熱交換器用の新規で改良した熱伝達要素バスケットアセンブリを提供することにある。
【0009】
また、本発明の目的は、このような独創的な熱伝達要素バスケットを回転再生式熱交換器のロータ内に取り付ける方法であって、取付け及び取外しに融通性を与える方法を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的及び利点は、図面及び下記の説明から明らかになるであろう。
【0011】
本発明は、添付図面を参照することにより当業者にとって良く理解することができ、またその種々の目的及び利点が明らかになるであろう。
【0012】
【好適な実施例の詳細な説明】
図面の図1は、典型的な2区画型の水平式空気予熱器10を一部切断して示す斜視図であって、ハウジング12を示し、このハウジング内においてロータ14は駆動シャフト又はポスト16に取り付けられている。ハウジングは、流体流れを通させないセクタ板18及び20の手段により煙道ガス側セクタ部22と空気側セクタ部24とに分割されている。図1に示したセクタ板18及び20と対応するセクタ板が、また、ハウジング12の底部に設置されているものである。高温の煙道ガスは、矢印26により示されているように空気予熱器10内に入り、煙道ガス側セクタ部22を通して流れて熱をロータ14内の熱伝達表面に伝達せしめる。この熱を伝達されて高温となった熱伝達表面がそれから空気側セクタ部24を通して回転すると、熱が矢印28により示されるようにハウジング12の底部からロータを通して流れる空気に伝達される。
【0013】
ロータ14は、シェル30を有して、複数の仕切板34により複数のパイ状区画室32に分割され、これらの各区画室は少なくともひとつの熱交換バスケット36を収容する。図1に示されているように、各区画室の2枚の仕切板34は鈍角38を限定する。
【0014】
図2は、従来技術の成形フランジ付きの単一のフルセクタ熱伝達要素バスケット40を示し、熱伝達板は取り除かれている。これらの各フルセクタバスケット40は、各区画室内に要求されるバスケットの数を少なくするように開発されている。幾つかの例においては、10個ほど又はそれ以上のバスケットが単一のフルバスケットに置き換えられている。これは、バスケット交換のために大きな労力の節約を生じせしめる。
【0015】
従来技術の成形フランジ付きバスケット40は、典型的に、対向して配置されている2つのサイドシェル42を包含し、これらのサイドシェルはそれらの内側端でバスケットノーズ44によりまたそれらの外側端でバスケットカバー46により結合されている。そして、複数の圧力板48がバスケット40を横方向に横切って延びていると共に、複数のバスケットバー50がバスケット40を長手方向に横切って延び、これによりバスケット40に追加の機械的一体性を与えている。成形フランジ52は、各サイドシェル42の外側端から長手方向に延びている。熱交換材料53(図3)は、バスケット40内に配置される。
【0016】
図3を参照するに、バスケット40は12:00の時計位置にある空のロータ区画室32内に装填される。バスケット40は、成形フランジ52が仕切板34に溶接されているシェルバーアセンブリ54上に載るまで所定位置に降下させられる。各成形フランジ52は、この成形フランジ52及びシェルバーアセンブリ54の開口を通して延びるボルト56と球状ワッシャ58とによりシェルバーアセンブリ54に取り付けられて、ナット60と係合し、このナットはシェルバーアセンブリの一部分であるナットケージ62内に収容される。そして、ガセット64及びフィラーピース66が仕切板34の両側部の各々でシェルバーアセンブリ54に溶接されて、バスケット40まわりの空気/ガス流れバイパス区域を減少せしめている。
【0017】
成形フランジ52の長手方向延長部分70と成形フランジ52の横方向延長レッグ72との間の角度68は、75°と86.25°の間で変えることができる。レッグ72の長さ74は、4インチ(10.16cm)以上とすることができる。この構成は、レッグ72上の荷重のためにボルト締め接続部に非常に高い応力を生じせしめる。
【0018】
レッグ72の長さ74と角度68とは、フィラーピースにより封鎖しなければならないバイパス区域の大きさを決定する。もし例えば、角度68が86.25°及び長さ74が4インチ(10.16cm)である場合には、各区画室の総バイパス区域はほぼ244平方インチである。このバイパス区域は熱交換材料を収容することができないので、バイパス区域の大きさは熱効率の著しい減少及び圧力降下の著しい増加を表すものである。
【0019】
次に図4及び図5を参照するに、本発明による熱交換バスケット36は対向して配置された2つのサイドシェル76を包含し、これらのサイドシェルはそれらの内側端でバスケットノーズ78によりまたそれらの外側端でバスケットカバー80により結合されている。そして、複数の圧力板82がバスケット36を横方向に延びていると共に、複数のバスケットバー83がバスケット36を長手方向に横切って延び、これによりバスケット36に追加の機械的に一体性を与えている。平らなフランジ板84は、各サイドシェル76の外側端から長手方向に延びている。
【0020】
バスケット36は、バスケット36の2つのサイドシェル76間に限定されている角度86が、小さい公称隙間のみを残して区画室32を形成する2つの仕切板34間に限定されている角度38(図1)と実質的に同じであるように構成されている。フランジ板84の内側端部分88は、完全溶込み溶接90によりサイドシェル76に溶接されている。フランジ板84の外側端部分92は複数の穴94を有し、これらの穴はバスケット36をロータ14に取り付けるために用いることができる。
【0021】
熱交換バスケット36をロータ14に取り付けるために、3つの異なる方法を用いることができる。第1の方法においては、フランジ板84は、このフランジ板84の穴94を用いることにより、ロータ14にボルト締めされる。第2の方法においては、フランジ板84はロータ14に溶接される。第3の方法においては、一方のフランジ板84はロータ14にボルト締めされ、他方のフランジ板84はロータ14に溶接される。これら3つの方法のうち第1の方法が、最も長い取付け時間を必要とする。しかしながら、熱交換バスケット36を取り外すことが必要とされた場合には、この第1の方法は最も短い取外し時間を必要とする。第2の方法は、最も短い取付け時間を必要とするが、しかし最も長い取外し時間を必要とする。そして、予想されるように、第3の方法による取付け時間は第1の方法による取付け時間より短いが第2の方法による取付け時間よりも長く、また第3の方法による取外し時間は第1の方法による取外し時間よりも長いが第2の方法による取外し時間よりも短い。
【0022】
第1の方法(ボルト締め)を用いて熱交換バスケット36を取り付けるためには、空の区画室32が12:00の時計位置に位置させられ、第1のバスケット36が所定位置に降下させられる(図6a)。それから、2つのフランジ板(84)のうちの第1のフランジ板96が、12:00の時計位置付近の隣接する仕切板34にボルト98、ワッシャ100及びナット102でもってボルト締めされる。第1のフランジ板96と仕切板34との間にはシムを用いる必要がないと考えられる。それから、第2のフランジ板104が必要に応じてシム106を介装して隣接する仕切板34にボルト締めされる。
【0023】
それから、ロータ14が180°回転させられ、第2のバスケット36’が空の区画室32’内に降下させられる(図6b)。そして、第1のバスケット36と同様に、2つのフランジ板(84)のうちの第1のフランジ板96がシムを用いないで隣接する仕切板34にボルト締めされる。それから、ロータ14が動かされて、区画室32’に隣接する空の区画室32”が12:00の時計位置とされる。そして、第3のバスケット36”が所定の位置に降下させられ、第2のバスケット36’のボルト締めしていない第2のフランジ板104に、必要に応じてシム106が介装され、第2のバスケット36’の第2のフランジ板104と第3のバスケット36”の第1のフランジ板96とがそれらの間に配置されている仕切板34にボルト締めされる。第1及び第2のバスケットと同様に、ロータ14に取り付けようとする第3のバスケット36”の第1のフランジ板96はシムを用いないで取り付けられる。
【0024】
それから、第1のバスケット36に隣接する2つ以上のバスケット(図示せず)を取り付けるために、ロータ14が再びほぼ180°回転させられる。この方法によりバスケット36を取り付けることは、ロータ14をバランスし続けるのに役に立つ。この手順は、すべてのバスケット36が取り付けられるまで続けられる。この手順中において、隣接するバスケットが取り付けられたときにボルト締めを再びする必要があり、上述した順序からはずれることがあることを理解すべきである。
【0025】
次に、例えば、区画室の数に依存して、取付け工程の終りでひとつ又は2つの空の区画室が残る。ひとつの残った空の区画室32(図6c)は12:00の時計位置に位置され、各隣接するフルの、すなわち装填済の区画室32’,32”内のバスケット36,36”を空の区画室32と共通の仕切板34に取り付けるボルト98及びナット102が取り除かれる。そして、バスケットアセンブリ36がひとつの残った区画室32内に降下させられ、このひとつの残った区画室32内のバスケットアセンブリ36の第1のフランジ板96と、これに隣接する装填済の区画室32’内のバスケットアセンブリ36’の第2フランジ板104とが共用した共通の仕切板34にボルト締めされる。もし必要ならば、ひとつ又はそれ以上のシム106が、ひとつの残った区画室32内のバスケットアセンブリ36の第2のフランジ板104と、共有した共通の仕切板34との間に挿入され、ひとつの残った区画室32内のバスケットアセンブリ36の第2のフランジ板104と、これに隣接する装填済の区画室32”内のバスケットアセンブリ36”の第1のフランジ板96とが共有した共通の仕切板34にボルト締めされる。
【0026】
次に、もし2つの空の区画室が残った場合には(図6d)、2つの隣接する空の区画室32,32’のうちの第1の区画室32が12:00の時計位置に位置され、これらの空の区画室に隣接する各装填済の区画室32”,32”’内のバスケット36”,36”’を空の区画室32,32’のひとつと共通する仕切板34に取り付けているボルト98及びナット102が取り除かれる。そして、バスケットアセンブリ36が第1の区画室32内に降下させられる。この降下されたバスケットアセンブリの第1のフランジ板は、もし隣接する区画室が空の場合には第1の区画室の側部の仕切板にボルト締めされ(図6dでは、第1の区画室32内に降下されたバスケットアセンブリ36の第1のフランジ板96に隣接する区画室32”が空ではなくてバスケットアセンブリ36”がすでに装填されているので、区画室32’を第1の区画室とした場合において説明すると、この第1の区画室32’内に降下させられたバスケットアセンブリ36’の第1のフランジ板96が、隣接する区画室32が空であるので第1の区画室32’の仕切板34にボルト締めされる)、又はもし隣接する区画室32”が装填されている場合には、第1の区画室32内のバスケットアセンブリ36の第1のフランジ板96と、隣接する装填済の区画室32”内のバスケットアセンブリ36”の第2のフランジ板104とがボルト98及びナット102によりボルト締めされる。それから、第2の区画室32’が12:00の時計位置となる位置にロータ14が回転させられ、バスケットアセンブリ36’が第2の区画室32’内に降下させられる。それから、もし必要ならば、ひとつ又はそれ以上のシム106が第1の区画室32内のバスケットアセンブリ36の第2のフランジ板104と共通の仕切板34との間に挿入され、第1の区画室32内のバスケットアセンブリ36の第2のフランジ板104と第2の区画室32’内のバスケットアセンブリ36’の第1のフランジ板96とが共通の仕切板34にボルト締めされる。それから、もし必要ならば、ひとつ又はそれ以上のシム106が第2の区画室32’内のバスケットアセンブリ36’の第2のフランジ板104と仕切板34との間に挿入される。それから、第2の区画室内のバスケットアセンブリの第2のフランジ板は、もし隣接する区画室が空の場合には第2の区画室の仕切板にボルト締めされ(図6dでは、第2の区画室32’内のバスケットアセンブリ36’の第2のフランジ板104に隣接する区画室32”’が空ではなくてバスケットアセンブリ36”’がすでに装填されているので、区画室32を第2の区画室とした場合において説明すると、この第2の区画室32内のバスケットアセンブリ36の第2のフランジ板104が、隣接する区画室32’が空であるので、第2の区画室32の仕切板34にボルト締めされる)、又はもし隣接する区画室32”’が装填されている場合には、第2の区画室32’内のバスケットアセンブリ36’の第2のフランジ板104と、隣接する装填済みの区画室32”’内のバスケットアセンブリ36”’の第1のフランジ板96とが共有した共通の仕切板34にボルト締めされる。
【0027】
第2の方法(溶接)を用いて熱交換バスケット36を取り付けるためには、まず、空の区画室32が12:00の時計位置に位置され、第1のバスケット36が所定位置に降下させられる(図7a)。それから、2つのフランジ板(84)のうちの第1のフランジ板96が12:00の時計位置付近の隣接する仕切板34に溶接108される。第1のフランジ板96と仕切板34との間にはシムを用いる必要がないと考えられる。それから、第2のフランジ板104が必要に応じてシム106を介装して隣接する仕切板34に溶接110される。
【0028】
それから、ロータ14が180°回転させられ、第2のバスケット36’が空の区画室32’内に降下させられる(図7b)。そして、第1のバスケット36と同様に、2つのフランジ板(84)のうちの第1のフランジ板96がシムを用いないで隣接する仕切板34に溶接112され、また2つのフランジ板(84)のうちの第2のフランジ板104が必要に応じてシム106を介装して隣接する仕切板34に溶接114される。それから、ロータ14が動かされて、区画室32’に隣接する空の区画室32”が12:00の時計位置に位置される。そして、第3のバスケット36”が所定位置に降下させられ、2つのフランジ板(84)のうちの第1のフランジ板96がシムを用いないで隣接する仕切板34に溶接116され、また2つのフランジ板(84)のうちの第2のフランジ板104が必要に応じてシム196を介装して隣接する仕切板34に溶接118される。
【0029】
それから、第1のバスケット36に隣接する2つ以上のバスケット(図示せず)を取り付けるために、ロータ14が再びほぼ180°回転させられる。この方法によりバスケット36を取り付けることは、ロータ14をバランスし続けるのに役に立つ。この手順は、すべてのバスケットが取り付けられるまで続けられる。ロータの寸法、バスケットの寸法及びロータ内のバスケットの形状に基づき、上述した順序からはずれることもできる。
【0030】
第3の方法(一方のフランジは溶接及び他方のフランジはボルト締め)を用いて熱交換バスケット36を取り付けるためには、まず、空の区画室32が12:00の時計位置に位置され、第1のバスケット36が所定位置に降下させられる(図8a)。それから、2つのフランジ板(84)のうちの第1のフランジ板120が12:00の時計位置付近の隣接する仕切板34に溶接122される。第1のフランジ板120と仕切板34との間にはシムを用いる必要がないと考える。それから、ロータ14が回転させられて、第1のバスケット36が11:00の時計位置に向かって動かされる。そして、第2のバスケット36’が所定位置に降下させられ、その第1のフランジ板124が1:00の時計位置に向かった隣接する仕切板34に溶接125される。これは、第1のバスケット36の第2のフランジ板126と第2のバスケット36’の第2のフランジ板128とを締結しないで残す。したがって、これらのフランジ板126,128は、それらの間に配置された仕切板34に、ボルト130、ナット132、ワッシャ134、及びシム136を用いて締結される。
【0031】
それから、ロータ14は180°回転させられ、第3及び第4のバスケット36”,36”’が第1及び第2のバスケット36,36’と同一の方法でロータ14に取り付けられる(図8b)。この手順は、すべてのバスケットが取り付けられるまで繰り返される。ロータの寸法、バスケットの寸法、及びロータ内のバスケット形状に基づき、上述した順序からはずれることもできる。
【0032】
以上好適な実施例を図示し詳述してきたけれども、種々の変形及び置換が本発明の精神及び範囲から逸脱することなしに上記実施例になすことができるものである。したがって、本発明は例示及び非限定の方法により詳述されていることを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
水平回転再生式空気予熱器の概略斜視図である。
【図2】
従来技術のフルセクタ熱交換バスケットの斜視図であって、熱交換板は取り除かれている。
【図3】
2つの隣接する区画室内に取り付けられている図2の従来技術の一対のフルセクタ熱交換バスケットを有するロータの外側部分の平面図である。
【図4】
本発明によるフルセクタ熱交換バスケットの斜視図であって、熱交換板は取り除かれている。
【図5】
図4のサイドシェルとフランジ板との拡大平面図であって、それらの間の溶接接続を示す。
【図6】
図6a、図6b、図6c、及び図6dは、それぞれ、図1のロータの外側部分の4つの区域の平面図であって、ボルト締めによる本発明による熱交換バスケットの設置を示す。
【図7】
図7a及び図7bは、それぞれ、図1のロータの外側部分の2つの区域の平面図であって、溶接による本発明による熱交換バスケットの設置を示す。
【図8】
図8a及び図8bは、それぞれ、図1のロータの外側部分の2つの区域の平面図であって、ボルト締め及び溶接による本発明による熱交換バスケットの設置を示す。
【発明の背景】
本発明は、一般には、回転再生式熱交換器に関する。より詳細には、本発明は回転再生式熱交換器用の、熱吸収材料を収容している熱交換バスケットに関する。
【0002】
回転再生式熱交換器は、例えば煙道ガス流れのような一方の高温ガス流れから例えば燃焼用空気流れのような他方の低温ガス流れに熱を伝達せしめるために用いられている。ロータは熱吸収材料の質量体を収容し、この質量体は最初に高温ガス流れ用通路内に位置させられて、熱が熱吸収材料により吸収される。それから、ロータが回転すると、加熱された熱吸収材料が低温ガス流れ用通路内に入り、熱が熱吸収材料から低温ガス流れに伝達される。
【0003】
例えば回転再生式空気予熱器のような典型的な回転式熱交換器においては、円筒形のロータは、垂直な中央ロータポストに取り付けられていると共に、ロータポストからロータの外周シェルにまで延びている複数の半径方向隔壁又は仕切板により複数のセクタ形区画室に分割されている。これらのセクタ形区画室は、熱交換バスケットで装填され、これらの熱交換バスケットは一般には積重した板様要素から成る熱吸収材料の質量体を収容している。
【0004】
フルセクタ熱交換バスケットを有する多くの水平回転式熱交換器においては、バスケットは成形フランジによりロータに取り付けられている。この成形フランジは、90°よりも少ない開先角度に曲げられていると共に、バスケットの側部に取り付けられている一方の端部分とシェルバーにボルト締めされている他方の端部分とを有する。このような成形フランジは、ロータが回転すると高曲げ応力及び疲れ荷重にさらされ、したがってその後破壊して寿命が短い。このような成形フランジ設計の本質は、熱伝達表面のための前面面積の最適化ができないことにある。フルセクタ熱交換バスケットをその関連するガセット及びフィラーピースと一緒に取り付けることは、新規のロータの製作又は既存のロータの改修において非常に時間を費やすものである。
【0005】
【発明の概要】
簡単に述べれば、好適な形の本発明は、ロータを複数のセクタ形区画室に分割する複数の仕切板を有する回転再生式熱交換器用の熱伝達要素バスケットアセンブリにある。このバスケットアセンブリは、バスケット骨組内に配置されている熱吸収材料を包含する。バスケット骨組は、対向して配置されている第1及び第2のサイドシェルと、これらのサイドシェルを間隔を置いた関係で保持する手段とを包含する。そして、第1及び第2の実質的に平らなフランジ板の内側端部分が第1及び第2のサイドシェルの外側端部分にそれぞれ取り付けられている。第1及び第2のフランジ板の外側端部分は、隣接する仕切板に取り付けられて、バスケットアセンブリをロータ内に取り付ける。
【0006】
仕切板は互いに選択した角度をなして、複数の実質的に同一の区画室を形成する。バスケットアセンブリの第1及び第2のサイドシェルは、それらの間に角度を限定する。これら第1及び第2のサイドシェルにより限定された角度は、仕切板の角度と実質的に等しい。
【0007】
第1及び第2のフランジ板の内側端部分は、第1及び第2のサイドシェルの外側端部分にそれぞれ溶接される。第1及び第2のフランジ板の外側端部分は、3つの方法で仕切板に取り付けることができる。すなわち、各フランジ板の外側端部分及び各仕切板の外側端部分の各々は、少なくともひとつの開口を有することができる。そして、各フランジ板の外側端部分は溶接により隣接する仕切板に取り付けることができる。各バスケットアセンブリの第1及び第2のフランジ板の一方はナット及びボルトにより仕切板に取り付けることができ、これに対し、他方のフランジ板は溶接により仕切板に取り付けることができる。
【0008】
本発明の目的は、回転再生式熱交換器用の新規で改良した熱伝達要素バスケットアセンブリを提供することにある。
【0009】
また、本発明の目的は、このような独創的な熱伝達要素バスケットを回転再生式熱交換器のロータ内に取り付ける方法であって、取付け及び取外しに融通性を与える方法を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的及び利点は、図面及び下記の説明から明らかになるであろう。
【0011】
本発明は、添付図面を参照することにより当業者にとって良く理解することができ、またその種々の目的及び利点が明らかになるであろう。
【0012】
【好適な実施例の詳細な説明】
図面の図1は、典型的な2区画型の水平式空気予熱器10を一部切断して示す斜視図であって、ハウジング12を示し、このハウジング内においてロータ14は駆動シャフト又はポスト16に取り付けられている。ハウジングは、流体流れを通させないセクタ板18及び20の手段により煙道ガス側セクタ部22と空気側セクタ部24とに分割されている。図1に示したセクタ板18及び20と対応するセクタ板が、また、ハウジング12の底部に設置されているものである。高温の煙道ガスは、矢印26により示されているように空気予熱器10内に入り、煙道ガス側セクタ部22を通して流れて熱をロータ14内の熱伝達表面に伝達せしめる。この熱を伝達されて高温となった熱伝達表面がそれから空気側セクタ部24を通して回転すると、熱が矢印28により示されるようにハウジング12の底部からロータを通して流れる空気に伝達される。
【0013】
ロータ14は、シェル30を有して、複数の仕切板34により複数のパイ状区画室32に分割され、これらの各区画室は少なくともひとつの熱交換バスケット36を収容する。図1に示されているように、各区画室の2枚の仕切板34は鈍角38を限定する。
【0014】
図2は、従来技術の成形フランジ付きの単一のフルセクタ熱伝達要素バスケット40を示し、熱伝達板は取り除かれている。これらの各フルセクタバスケット40は、各区画室内に要求されるバスケットの数を少なくするように開発されている。幾つかの例においては、10個ほど又はそれ以上のバスケットが単一のフルバスケットに置き換えられている。これは、バスケット交換のために大きな労力の節約を生じせしめる。
【0015】
従来技術の成形フランジ付きバスケット40は、典型的に、対向して配置されている2つのサイドシェル42を包含し、これらのサイドシェルはそれらの内側端でバスケットノーズ44によりまたそれらの外側端でバスケットカバー46により結合されている。そして、複数の圧力板48がバスケット40を横方向に横切って延びていると共に、複数のバスケットバー50がバスケット40を長手方向に横切って延び、これによりバスケット40に追加の機械的一体性を与えている。成形フランジ52は、各サイドシェル42の外側端から長手方向に延びている。熱交換材料53(図3)は、バスケット40内に配置される。
【0016】
図3を参照するに、バスケット40は12:00の時計位置にある空のロータ区画室32内に装填される。バスケット40は、成形フランジ52が仕切板34に溶接されているシェルバーアセンブリ54上に載るまで所定位置に降下させられる。各成形フランジ52は、この成形フランジ52及びシェルバーアセンブリ54の開口を通して延びるボルト56と球状ワッシャ58とによりシェルバーアセンブリ54に取り付けられて、ナット60と係合し、このナットはシェルバーアセンブリの一部分であるナットケージ62内に収容される。そして、ガセット64及びフィラーピース66が仕切板34の両側部の各々でシェルバーアセンブリ54に溶接されて、バスケット40まわりの空気/ガス流れバイパス区域を減少せしめている。
【0017】
成形フランジ52の長手方向延長部分70と成形フランジ52の横方向延長レッグ72との間の角度68は、75°と86.25°の間で変えることができる。レッグ72の長さ74は、4インチ(10.16cm)以上とすることができる。この構成は、レッグ72上の荷重のためにボルト締め接続部に非常に高い応力を生じせしめる。
【0018】
レッグ72の長さ74と角度68とは、フィラーピースにより封鎖しなければならないバイパス区域の大きさを決定する。もし例えば、角度68が86.25°及び長さ74が4インチ(10.16cm)である場合には、各区画室の総バイパス区域はほぼ244平方インチである。このバイパス区域は熱交換材料を収容することができないので、バイパス区域の大きさは熱効率の著しい減少及び圧力降下の著しい増加を表すものである。
【0019】
次に図4及び図5を参照するに、本発明による熱交換バスケット36は対向して配置された2つのサイドシェル76を包含し、これらのサイドシェルはそれらの内側端でバスケットノーズ78によりまたそれらの外側端でバスケットカバー80により結合されている。そして、複数の圧力板82がバスケット36を横方向に延びていると共に、複数のバスケットバー83がバスケット36を長手方向に横切って延び、これによりバスケット36に追加の機械的に一体性を与えている。平らなフランジ板84は、各サイドシェル76の外側端から長手方向に延びている。
【0020】
バスケット36は、バスケット36の2つのサイドシェル76間に限定されている角度86が、小さい公称隙間のみを残して区画室32を形成する2つの仕切板34間に限定されている角度38(図1)と実質的に同じであるように構成されている。フランジ板84の内側端部分88は、完全溶込み溶接90によりサイドシェル76に溶接されている。フランジ板84の外側端部分92は複数の穴94を有し、これらの穴はバスケット36をロータ14に取り付けるために用いることができる。
【0021】
熱交換バスケット36をロータ14に取り付けるために、3つの異なる方法を用いることができる。第1の方法においては、フランジ板84は、このフランジ板84の穴94を用いることにより、ロータ14にボルト締めされる。第2の方法においては、フランジ板84はロータ14に溶接される。第3の方法においては、一方のフランジ板84はロータ14にボルト締めされ、他方のフランジ板84はロータ14に溶接される。これら3つの方法のうち第1の方法が、最も長い取付け時間を必要とする。しかしながら、熱交換バスケット36を取り外すことが必要とされた場合には、この第1の方法は最も短い取外し時間を必要とする。第2の方法は、最も短い取付け時間を必要とするが、しかし最も長い取外し時間を必要とする。そして、予想されるように、第3の方法による取付け時間は第1の方法による取付け時間より短いが第2の方法による取付け時間よりも長く、また第3の方法による取外し時間は第1の方法による取外し時間よりも長いが第2の方法による取外し時間よりも短い。
【0022】
第1の方法(ボルト締め)を用いて熱交換バスケット36を取り付けるためには、空の区画室32が12:00の時計位置に位置させられ、第1のバスケット36が所定位置に降下させられる(図6a)。それから、2つのフランジ板(84)のうちの第1のフランジ板96が、12:00の時計位置付近の隣接する仕切板34にボルト98、ワッシャ100及びナット102でもってボルト締めされる。第1のフランジ板96と仕切板34との間にはシムを用いる必要がないと考えられる。それから、第2のフランジ板104が必要に応じてシム106を介装して隣接する仕切板34にボルト締めされる。
【0023】
それから、ロータ14が180°回転させられ、第2のバスケット36’が空の区画室32’内に降下させられる(図6b)。そして、第1のバスケット36と同様に、2つのフランジ板(84)のうちの第1のフランジ板96がシムを用いないで隣接する仕切板34にボルト締めされる。それから、ロータ14が動かされて、区画室32’に隣接する空の区画室32”が12:00の時計位置とされる。そして、第3のバスケット36”が所定の位置に降下させられ、第2のバスケット36’のボルト締めしていない第2のフランジ板104に、必要に応じてシム106が介装され、第2のバスケット36’の第2のフランジ板104と第3のバスケット36”の第1のフランジ板96とがそれらの間に配置されている仕切板34にボルト締めされる。第1及び第2のバスケットと同様に、ロータ14に取り付けようとする第3のバスケット36”の第1のフランジ板96はシムを用いないで取り付けられる。
【0024】
それから、第1のバスケット36に隣接する2つ以上のバスケット(図示せず)を取り付けるために、ロータ14が再びほぼ180°回転させられる。この方法によりバスケット36を取り付けることは、ロータ14をバランスし続けるのに役に立つ。この手順は、すべてのバスケット36が取り付けられるまで続けられる。この手順中において、隣接するバスケットが取り付けられたときにボルト締めを再びする必要があり、上述した順序からはずれることがあることを理解すべきである。
【0025】
次に、例えば、区画室の数に依存して、取付け工程の終りでひとつ又は2つの空の区画室が残る。ひとつの残った空の区画室32(図6c)は12:00の時計位置に位置され、各隣接するフルの、すなわち装填済の区画室32’,32”内のバスケット36,36”を空の区画室32と共通の仕切板34に取り付けるボルト98及びナット102が取り除かれる。そして、バスケットアセンブリ36がひとつの残った区画室32内に降下させられ、このひとつの残った区画室32内のバスケットアセンブリ36の第1のフランジ板96と、これに隣接する装填済の区画室32’内のバスケットアセンブリ36’の第2フランジ板104とが共用した共通の仕切板34にボルト締めされる。もし必要ならば、ひとつ又はそれ以上のシム106が、ひとつの残った区画室32内のバスケットアセンブリ36の第2のフランジ板104と、共有した共通の仕切板34との間に挿入され、ひとつの残った区画室32内のバスケットアセンブリ36の第2のフランジ板104と、これに隣接する装填済の区画室32”内のバスケットアセンブリ36”の第1のフランジ板96とが共有した共通の仕切板34にボルト締めされる。
【0026】
次に、もし2つの空の区画室が残った場合には(図6d)、2つの隣接する空の区画室32,32’のうちの第1の区画室32が12:00の時計位置に位置され、これらの空の区画室に隣接する各装填済の区画室32”,32”’内のバスケット36”,36”’を空の区画室32,32’のひとつと共通する仕切板34に取り付けているボルト98及びナット102が取り除かれる。そして、バスケットアセンブリ36が第1の区画室32内に降下させられる。この降下されたバスケットアセンブリの第1のフランジ板は、もし隣接する区画室が空の場合には第1の区画室の側部の仕切板にボルト締めされ(図6dでは、第1の区画室32内に降下されたバスケットアセンブリ36の第1のフランジ板96に隣接する区画室32”が空ではなくてバスケットアセンブリ36”がすでに装填されているので、区画室32’を第1の区画室とした場合において説明すると、この第1の区画室32’内に降下させられたバスケットアセンブリ36’の第1のフランジ板96が、隣接する区画室32が空であるので第1の区画室32’の仕切板34にボルト締めされる)、又はもし隣接する区画室32”が装填されている場合には、第1の区画室32内のバスケットアセンブリ36の第1のフランジ板96と、隣接する装填済の区画室32”内のバスケットアセンブリ36”の第2のフランジ板104とがボルト98及びナット102によりボルト締めされる。それから、第2の区画室32’が12:00の時計位置となる位置にロータ14が回転させられ、バスケットアセンブリ36’が第2の区画室32’内に降下させられる。それから、もし必要ならば、ひとつ又はそれ以上のシム106が第1の区画室32内のバスケットアセンブリ36の第2のフランジ板104と共通の仕切板34との間に挿入され、第1の区画室32内のバスケットアセンブリ36の第2のフランジ板104と第2の区画室32’内のバスケットアセンブリ36’の第1のフランジ板96とが共通の仕切板34にボルト締めされる。それから、もし必要ならば、ひとつ又はそれ以上のシム106が第2の区画室32’内のバスケットアセンブリ36’の第2のフランジ板104と仕切板34との間に挿入される。それから、第2の区画室内のバスケットアセンブリの第2のフランジ板は、もし隣接する区画室が空の場合には第2の区画室の仕切板にボルト締めされ(図6dでは、第2の区画室32’内のバスケットアセンブリ36’の第2のフランジ板104に隣接する区画室32”’が空ではなくてバスケットアセンブリ36”’がすでに装填されているので、区画室32を第2の区画室とした場合において説明すると、この第2の区画室32内のバスケットアセンブリ36の第2のフランジ板104が、隣接する区画室32’が空であるので、第2の区画室32の仕切板34にボルト締めされる)、又はもし隣接する区画室32”’が装填されている場合には、第2の区画室32’内のバスケットアセンブリ36’の第2のフランジ板104と、隣接する装填済みの区画室32”’内のバスケットアセンブリ36”’の第1のフランジ板96とが共有した共通の仕切板34にボルト締めされる。
【0027】
第2の方法(溶接)を用いて熱交換バスケット36を取り付けるためには、まず、空の区画室32が12:00の時計位置に位置され、第1のバスケット36が所定位置に降下させられる(図7a)。それから、2つのフランジ板(84)のうちの第1のフランジ板96が12:00の時計位置付近の隣接する仕切板34に溶接108される。第1のフランジ板96と仕切板34との間にはシムを用いる必要がないと考えられる。それから、第2のフランジ板104が必要に応じてシム106を介装して隣接する仕切板34に溶接110される。
【0028】
それから、ロータ14が180°回転させられ、第2のバスケット36’が空の区画室32’内に降下させられる(図7b)。そして、第1のバスケット36と同様に、2つのフランジ板(84)のうちの第1のフランジ板96がシムを用いないで隣接する仕切板34に溶接112され、また2つのフランジ板(84)のうちの第2のフランジ板104が必要に応じてシム106を介装して隣接する仕切板34に溶接114される。それから、ロータ14が動かされて、区画室32’に隣接する空の区画室32”が12:00の時計位置に位置される。そして、第3のバスケット36”が所定位置に降下させられ、2つのフランジ板(84)のうちの第1のフランジ板96がシムを用いないで隣接する仕切板34に溶接116され、また2つのフランジ板(84)のうちの第2のフランジ板104が必要に応じてシム196を介装して隣接する仕切板34に溶接118される。
【0029】
それから、第1のバスケット36に隣接する2つ以上のバスケット(図示せず)を取り付けるために、ロータ14が再びほぼ180°回転させられる。この方法によりバスケット36を取り付けることは、ロータ14をバランスし続けるのに役に立つ。この手順は、すべてのバスケットが取り付けられるまで続けられる。ロータの寸法、バスケットの寸法及びロータ内のバスケットの形状に基づき、上述した順序からはずれることもできる。
【0030】
第3の方法(一方のフランジは溶接及び他方のフランジはボルト締め)を用いて熱交換バスケット36を取り付けるためには、まず、空の区画室32が12:00の時計位置に位置され、第1のバスケット36が所定位置に降下させられる(図8a)。それから、2つのフランジ板(84)のうちの第1のフランジ板120が12:00の時計位置付近の隣接する仕切板34に溶接122される。第1のフランジ板120と仕切板34との間にはシムを用いる必要がないと考える。それから、ロータ14が回転させられて、第1のバスケット36が11:00の時計位置に向かって動かされる。そして、第2のバスケット36’が所定位置に降下させられ、その第1のフランジ板124が1:00の時計位置に向かった隣接する仕切板34に溶接125される。これは、第1のバスケット36の第2のフランジ板126と第2のバスケット36’の第2のフランジ板128とを締結しないで残す。したがって、これらのフランジ板126,128は、それらの間に配置された仕切板34に、ボルト130、ナット132、ワッシャ134、及びシム136を用いて締結される。
【0031】
それから、ロータ14は180°回転させられ、第3及び第4のバスケット36”,36”’が第1及び第2のバスケット36,36’と同一の方法でロータ14に取り付けられる(図8b)。この手順は、すべてのバスケットが取り付けられるまで繰り返される。ロータの寸法、バスケットの寸法、及びロータ内のバスケット形状に基づき、上述した順序からはずれることもできる。
【0032】
以上好適な実施例を図示し詳述してきたけれども、種々の変形及び置換が本発明の精神及び範囲から逸脱することなしに上記実施例になすことができるものである。したがって、本発明は例示及び非限定の方法により詳述されていることを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
水平回転再生式空気予熱器の概略斜視図である。
【図2】
従来技術のフルセクタ熱交換バスケットの斜視図であって、熱交換板は取り除かれている。
【図3】
2つの隣接する区画室内に取り付けられている図2の従来技術の一対のフルセクタ熱交換バスケットを有するロータの外側部分の平面図である。
【図4】
本発明によるフルセクタ熱交換バスケットの斜視図であって、熱交換板は取り除かれている。
【図5】
図4のサイドシェルとフランジ板との拡大平面図であって、それらの間の溶接接続を示す。
【図6】
図6a、図6b、図6c、及び図6dは、それぞれ、図1のロータの外側部分の4つの区域の平面図であって、ボルト締めによる本発明による熱交換バスケットの設置を示す。
【図7】
図7a及び図7bは、それぞれ、図1のロータの外側部分の2つの区域の平面図であって、溶接による本発明による熱交換バスケットの設置を示す。
【図8】
図8a及び図8bは、それぞれ、図1のロータの外側部分の2つの区域の平面図であって、ボルト締め及び溶接による本発明による熱交換バスケットの設置を示す。
Claims (14)
- 複数の仕切板を有し、これらの各仕切板が隣接する他の仕切板との間に角度を限定している回転再生式熱交換器用の熱伝達要素バスケットアセンブリにおいて、
バスケットの対向する両側に配置されている第1及び第2のサイドシェルとこれらの第1及び第2のサイドシェルを間隔を置いた関係で取り付ける手段とを包含し、前記第1及び第2のサイドシェルの各々が対向して配置されている内側及び外側端部分を有しているバスケット骨組と、
このバスケット骨組内に配置されている熱吸収手段と、
第1及び第2のフランジ板と、
を包含し、これら第1及び第2のフランジ板の各々が、実質的に平らな形状であると共に、対向して配置されている内側及び外側端部分を有し、前記第1及び第2のフランジ板の内側端部分がそれぞれ前記第1及び第2のサイドシェルの外側端部分に取り付けられ、また前記第1及び第2のフランジ板の外側端部分が前記仕切板に取り付けられるようにされている熱伝達要素バスケットアセンブリ。 - 請求項1記載の熱伝達要素バスケットアセンブリにおいて、前記第1及び第2のフランジ板の外側端部分が少なくともひとつの開口を有している熱伝達要素バスケットアセンブリ。
- 請求項1記載の熱伝達要素バスケットアセンブリにおいて、前記第1及び第2のフランジ板の内側端部分がそれぞれ前記第1及び第2のサイドシェルの外側端部分に溶接されている熱伝達要素バスケットアセンブリ。
- 請求項1記載の熱伝達要素バスケットアセンブリにおいて、前記第1及び第2のサイドシェルがそれらの間に角度を限定し、前記第1及び第2のサイドシェルにより限定された前記角度が2つの隣接する前記仕切板により限定されている角度と実質的に等しい熱伝達要素バスケットアセンブリ。
- 回転再生式熱交換器用のロータアセンブリであって、
内側端から外側端にまで半径方向に延びてロータ内を複数のセクタ形区画室に分割し、かつ外側端部分を有している複数の仕切板と、
前記区画室の各々の中に配置されている熱伝達要素バスケットアセンブリとを包含し、これらの各バスケットアセンブリが、
第1及び第2の半径方向に延びているサイドシェルを包含し、これら第1及び第2のサイドシェルの各々が外側端部分を有しているバスケット骨組と、
このバスケット骨組内に配置されている熱吸収手段と、
第1及び第2の実質的に平らなフランジ板と、
を包含し、これら第1及び第2のフランジ板の各々が内側及び外側端部分を有し、前記第1及び第2のフランジ板の内側端部分がそれぞれ前記第1及び第2のサイドシェルの外側端部分に取り付けられ、また前記第1及び第2のフランジ板の外側端部分が隣接する前記仕切板に取り付けられているロータアセンブリ。 - 請求項5記載のロータアセンブリにおいて、前記第1及び第2のフランジ板の内側端部分がそれぞれ前記第1及び第2のサイドシェルの外側端部分に溶接されているロータアセンブリ。
- 請求項5記載のロータアセンブリにおいて、前記仕切板が隣接する他の仕切板に対して選択した角度であり、前記第1及び第2のサイドシェルがそれらの間に角度を限定し、前記第1及び第2のサイドシェルにより限定された前記角度が前記仕切板の角度と実質的に等しいロータアセンブリ。
- 請求項5記載のロータアセンブリにおいて、更に、複数のボルト及びナットを包含し、また前記第1及び第2のフランジ板の各々の外側端部分及び前記仕切板の各々の外側端部分とが少なくともひとつの開口を有し、前記第1及び第2のフランジ板の各々が隣接する前記仕切板に少なくともひとつの前記ボルトにより取り付けられ、前記ボルトが前記フランジ板及び隣接する前記仕切板の各開口を通して延びてひとつの前記ナットと係合するロータアセンブリ。
- 請求項5記載のロータアセンブリにおいて、更に、複数の溶接を包含し、前記第1及び第2のフランジ板の外側端部分が隣接する前記仕切板にひとつの前記溶接により取り付けられているロータアセンブリ。
- 請求項5記載のロータアセンブリにおいて、更に、複数のボルト及びナットと複数の溶接とを包含し、前記バスケットアセンブリの各々の第1及び第2のフランジ板の一方の外側端部分及び隣接する前記仕切板の外側端部分が少なくともひとつの開口を有し、ひとつの前記ボルトが前記一方のフランジ板の開口及び前記隣接する仕切板の開口の各々を通して延びてひとつの前記ナットと係合して前記一方のフランジ板を前記隣接する仕切板に取り付け、また前記バスケットアセンブリの各々の第1及び第2のフランジ板の他方の外側端部分が隣接する前記仕切板にひとつの前記溶接により取り付けられているロータアセンブリ。
- 水平回転再生式熱交換器用ロータアセンブリの熱伝達要素バスケットアセンブリを取り付ける方法であって、ロータが内側端から外側端にまで半径方向に延びて前記ロータを複数のセクタ形区画室に分割する複数の仕切板を包含し、これら仕切板の各々が外側端部分を有し、各バスケットアセンブリが第1及び第2の半径方向に延びるサイドシェルと第1及び第2の実質的に平らなフランジ板とを有するバスケット骨組を包含し、前記第1及び第2のサイドシェルの各々が外側端部分を有し、前記第1及び第2のフランジ板の各々が内側及び外側端部分を有し、前記第1及び第2のフランジ板の内側端部分がそれぞれ前記第1及び第2のサイドシェルの外側端部分に取り付けられているものにおいて、
a.ひとつの空の区画室を12:00の時計位置に位置させる段階と、
b.バスケットアセンブリを前記空の区画室内に降下する段階と、
c.この降下したバスケットアセンブリの第1のフランジ板をこれに隣接する前記仕切板にボルト締めする段階と、
d.必要に応じて、ひとつ又はそれ以上のシムを前記降下したバスケットアセンブリの第2のフランジ板とこれに隣接する前記仕切板との間に挿入する段階と、
e.前記第2のフランジ板を前記隣接する仕切板にボルト締めする段階と、
f.前記ロータをほぼ180°回転させて、2つの隣接する空の区画室の一方、すなわち第1の区画室を12:00の時計位置に位置させ、前記第1の区画室と他方、すなわち第2の区画室とが共通の仕切板を共有すると共に、これら第1及び第2の区画室の各々がこの共通の仕切板と対向して配置された側部の仕切板を有するものとする段階と、
g.バスケットアセンブリを前記第1の区画室内に降下する段階と、
h.この降下したバスケットアセンブリの第1のフランジ板を前記第1の区画室の側部の仕切板にボルト締めする段階と、
i.前記ロータを回転させて、前記第2の区画室を12:00の時計位置に位置させる段階と、
j.バスケットアセンブリを前記第2の区画室内に降下する段階と、
k.必要に応じて、ひとつ又はそれ以上のシムを前記第1の区画室内のバスケットアセンブリの第2のフランジ板と前記共通の仕切板との間に挿入する段階と、
l.前記第1の区画室内のバスケットアセンブリの第2のフランジ板と、前記第2の区画室内のバスケットアセンブリの第1のフランジ板とを、前記共通の仕切板にボルト締めする段階と、
m.空の区画室のすべてがその中にバスケットアセンブリが取り付けられるまで、前記段階f−lを繰り返す段階と、
を包含する方法。 - 請求項11記載の方法において、前記段階mが、更に、
1.前記ロータをほぼ180°回転させ、ひとつの残った空の区画室を12:00の時計位置に位置させて、後述する段階2−6を行うか、又は2つの残った空の区画室の一方、すなわち第1の区画室を12:00の時計位置に位置させて、後述する段階7−16を行い、前記ひとつの残った空の区画室がこれに隣接しかつ各々が内部に取り付けたバスケットアセンブリを有している装填済の区画室と共通の仕切板を共有し、また前記第1の区画室と他方、すなわち第2の区画室とが共通の仕切板を共有すると共に、これら第1及び第2の区画室の各々がこの共通の仕切板と対向して配置された側部の仕切板を有し、前記第1及び第2の区画室の一方又は両方の側部の仕切板がこれに隣接しかつ内部に取り付けたバスケットアセンブリを有している装填済の区画室と共有した共通の仕切板であるものとする段階と、
2.前記隣接する装填済の区画室内のバスケットアセンブリを前記共通の仕切板に取り付けているボルトを取り除く段階と、
3.バスケットアセンブリを前記ひとつ残った区画室内に降下する段階と、
4.前記ひとつの残った区画室内のバスケットアセンブリの第1のフランジ板と、前記隣接する装填済の区画室のバスケットアセンブリの第2のフランジ板とを、前記共通した共通の仕切板にボルト締めする段階と、
5.必要に応じて、ひとつ又はそれ以上のシムを、前記ひとつの残った区画室内のバスケットアセンブリの第2のフランジ板と前記共有した共通の仕切板との間に挿入する段階と、
6.前記ひとつの残った区画室のバスケットアセンブリの第2のフランジ板と、前記隣接する装填済の区画室内のバスケットアセンブリの第1のフランジ板とを、前記共有した共通の仕切板にボルト締めする段階と、
7.前記隣接する装填済の区画室内のバスケットアセンブリを前記共通の仕切板に取り付けているボルトを取り除く段階と、
8.バスケットアセンブリを前記第1の区画室内に降下する段階と、
9.この降下したバスケットアセンブリの第1のフランジ板を、もし隣接する区画室が空の場合には前記第1の区画室の側部の仕切板にボルト締めし、又はもし隣接する区画室が装填されている場合には、前記第1の区画室内のバスケットアセンブリの第1のフランジ板と、前記隣接する装填済の区画室内のバスケットアセンブリの第2のフランジ板とを、前記共有した共通の仕切板にボルト締めする段階と、
10.前記ロータを回転させて、前記第2の区画室を12:00の時計位置に位置させる段階と、
11.バスケットアセンブリを前記第2の区画室内に降下する段階と、
12.必要に応じて、ひとつ又はそれ以上のシムを、前記第1の区画室内のバスケットアセンブリの第2のフランジ板と前記共有の仕切板との間に挿入する段階と、
13.前記第1の区画室内のバスケットアセンブリの第2のフランジ板と、前記第2の区画室内のバスケットアセンブリの第1のフランジ板とを、前記共通の仕切板にボルト締めする段階と、
14.必要に応じて、ひとつ又はそれ以上のシムを、前記第2の区画室内のバスケットアセンブリの第2のフランジ板と前記側部の仕切板との間に挿入する段階と、
15.前記第2の区画室内のバスケットアセンブリの第2のフランジ板を、もし隣接する区画室が空の場合には前記第2の区画室の側部の仕切板にボルト締めし、又はもし隣接する区画室が装填されている場合には、前記第2の区画室内のバスケットアセンブリの第2のフランジ板と、前記隣接する装填済の区画室内のバスケットアセンブリの第1のフランジ板とを、前記共有した共通の仕切板にボルト締めする段階と、
16.空の区画室のすべてがその内部にバスケットアセンブリが取り付けられるまで、前記段階1−15を繰り返す段階と、
を包含する方法。 - 水平回転再生式熱交換器用ロータアセンブリの熱伝達要素バスケットアセンブリを取り付ける方法であって、ロータが内側端から外側端にまで半径方向に延びて前記ロータを複数のセクタ形区画室に分割する複数の仕切板を包含し、これら仕切板の各々が外側端部分を有し、各バスケットアセンブリが第1及び第2の半径方向に延びるサイドシェルと第1及び第2の実質的に平らなフランジ板とを有するバスケット骨組を包含し、前記第1及び第2のサイドシェルの各々が外側端部分を有し、前記第1及び第2のフランジ板の各々が内側及び外側端部分を有し、前記第1及び第2のフランジ板の内側端部分がそれぞれ前記第1及び第2のサイドシェルの外側端部分に取り付けられているものにおいて、
a.ひとつの空の区画室を12:00の時計位置に位置させる段階と、
b.バスケットアセンブリを前記空の区画室内に降下する段階と、
c.この降下したバスケットアセンブリの第1のフランジ板をこれに隣接する前記仕切板に溶接する段階と、
d.必要に応じて、ひとつ又はそれ以上のシムを前記降下したバスケットアセンブリの第2のフランジ板とこれに隣接する前記仕切板との間に挿入する段階と、
e.前記第2のフランジ板を前記隣接する仕切板に溶接する段階と、
f.前記ロータをほぼ180°回転させて、2つの隣接する空の区画室の一方、すなわち第1の区画室を12:00の時計位置に位置させ、前記第1の区画室と他方、すなわち第2の区画室とが共通の仕切板を共有すると共に、これら第1及び第2の区画室の各々がこの共通の仕切板と対向して配置された側部の仕切板を有するものとする段階と、
g.バスケットアセンブリを前記第1の区画室内に降下する段階と、
h.この降下したバスケットアセンブリの第1のフランジ板を前記第1の区画室の側部の仕切板に溶接する段階と、
i.必要に応じて、ひとつ又はそれ以上のシムを前記降下したバスケットアセンブリの第2のフランジ板と前記共通の仕切板との間に挿入する段階と、
j.前記第2のフランジ板を前記共通の仕切板に溶接する段階と、
k.前記ロータをほぼ180°回転させて、前記第2の区画室を12:00の時計位置に位置させる段階と、
l.バスケットアセンブリを前記第2の区画室内に降下する段階と、
m.この降下したバスケットアセンブリの第1のフランジ板を前記共通の仕切板に溶接する段階と、
n.必要に応じて、ひとつ又はそれ以上のシムを前記降下したバスケットアセンブリの第2のフランジ板と前記第2の区画室の側部の仕切板との間に挿入する段階と、
o.前記第2のフランジ板を前記第2の区画室の側部の仕切板に溶接する段階と、
p.空の区画室のすべてがその内部にバスケットアセンブリが取り付けられるまで、又はひとつのみの空の区画室が残るまで前記段階f−oを繰り返し、ひとつの空の区画室が残った場合には、前記ロータをほぼ180°回転させて、前記ひとつの残った区画室を12:00の時計位置に位置させる段階と、
q.バスケットアセンブリを前記ひとつの残った区画室内に降下する段階と、
r.この降下したバスケットアセンブリの第1のフランジ板を前記ひとつの残った区画室の側部の仕切板に溶接する段階と、
t.必要に応じて、ひとつ又はそれ以上のシムを前記降下したバスケットアセンブリの第2のフランジ板と前記側部の仕切板との間に挿入する段階と、
u.前記第2のフランジ板を前記側部の仕切板に溶接する段階と、
を包含する方法。 - 水平回転再生式熱交換器用ロータアセンブリの熱伝達要素バスケットアセンブリを取り付ける方法であって、ロータが内側端から外側端にまで半径方向に延びて前記ロータを複数のセクタ形区画室に分割する複数の仕切板を包含し、これら仕切板の各々が外側端部分を有し、各バスケットアセンブリが第1及び第2の半径方向に延びるサイドシェルと第1及び第2の実質的に平らなフランジ板とを有するバスケット骨組を包含し、前記第1及び第2のサイドシェルの各々が外側端部分を有し、前記第1及び第2のフランジ板の各々が内側及び外側端部分を有し、前記第1及び第2のフランジ板の内側端部分がそれぞれ前記第1及び第2のサイドシェルの外側端部分に取り付けられているものにおいて、
a.2つの隣接する空の区画室の一方、すなわち第1の区画室を12:00の時計位置に位置させ、前記第1の区画室と他方、すなわち第2の区画室とが共通の仕切板を共有する共にそれぞれこの共通の仕切板と対向して配置された側部の仕切板を有するものとする段階と、
b.バスケットアセンブリを前記第1の区画室内に降下する段階と、
c.この降下したバスケットアセンブリの第1のフランジ板を前記第1の区画室の側部の仕切板に溶接する段階と、
d.前記ロータを回転させて、前記第2の区画室を12:00の時計位置に位置させる段階と、
e.バスケットアセンブリを前記第2の区画室内に降下する段階と、
f.この降下したバスケットアセンブリの第2のフランジ板を前記第2の区画室の側部の仕切板に溶接する段階と、
g.必要に応じて、ひとつ又はそれ以上のシムを前記第1の区画室内のバスケットアセンブリの第2のフランジ板と前記共通の仕切板との間に挿入する段階と、
h.必要に応じて、ひとつ又はそれ以上のシムを前記第2の区画室内のバスケットアセンブリの第1のフランジ板と前記共通の仕切板との間に挿入する段階と、
i.前記第1の区画室内のバスケットアセンブリの第2のフランジ板と、前記第2の区画室内のバスケットアセンブリの第1のフランジ板とを、前記共通の仕切板にボルト締めする段階と、
f.前記ロータをほぼ180°回転させる段階と、
p.空の区画室のすべてがその内部にバスケットアセンブリが取り付けられるまで、前記段階a−iを繰り返す段階と、
を包含する方法。
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