JP2004505160A - 溶融スプレー硬化剤粉末およびそれから作製された粉末コーティング組成物 - Google Patents

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Abstract

アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、ブラシル酸および前記酸の無水物からなる群より選択される硬化剤の粒子を含む粉末。

Description

【0001】
(発明の背景)
粉末コーティング組成物(水や有機溶剤を含まない乾燥コーティング)は、(1)熱硬化性ベース樹脂、硬化剤(架橋剤とも呼ばれる)およびその他添加剤、これらに限られるものではないが、顔料、接着調節剤、流れ調節剤、脱ガス剤、紫外線安定化剤または吸収剤、滑剤、触媒、耐擦傷剤等を乾燥ブレンドまたは混合し、(2)この混合物を、例えば、二軸押出し機中で、ベース樹脂の架橋が生じないような条件下で溶融および混練し、(3)押出し物を研削または粉砕して粉末を作製し、(4)サイズに基づいて粉末を分級して粉末コーティング組成物を作製することにより作製することができる。このようにして作製された粉末コーティング組成物は、静電スプレー法または流動床浸漬プロセスにより、電気器具、自動車部品等のような基材へ適用して、ベークすると、コーティングフィルムを与えることができる。乾燥ブレンドを作製する様々な成分もまた、ブレンドまたは混合プロセスを改善するために、乾燥ブレンドまたは混合の前に研削または粉砕してもよい。
【0002】
EP第678564号には、粒子が所定のサイズを有し、表面に外添剤のある、バインダー樹脂と硬化剤の粒子を含む処方済み粉末コーティング組成物が開示されている。
【0003】
WO第98/36011号には、平均粒度が50マイクロメートル未満のポリエステル粒子が開示されている。ポリエステル粒子は、均一に着色され球状で、d90−d10/d50が2.5未満またはこれに等しい一頂粒度分布を有するものと教示されている。粒子は200℃未満で溶融して、連続コーティングを形成することができる。
【0004】
米国特許第5,708,039号には、粒子を形成する成分を超臨界流体で溶解し、スプレーすることにより作製され、粉末コーティング粒子の約96体積%のサイズが約20マイクロメートル以下である、ほぼ球状の粒子で、指定された粒度の処方済み粉末コーティング組成物が開示されている。
【0005】
米国特許第5,498,479号には、特定の粒度要件を備え、粒子表面に付着した外添剤を有する粉末コーティング組成物が開示されている。
【0006】
EP第687714号には、平均粒子直径が20〜50マイクロメートルで、粒度分布の標準偏差が20マイクロメートル以下である処方済み粉末コーティング組成物が開示されている。粉末コーティングは研削の後分級することにより篩選別される。
【0007】
米国特許第5,468,813号には、硬化剤の粒子の平均粒度が0.3〜7マイクロメートルの粉末コーティング組成物が開示されている。粒度が20マイクロメートル以上の硬化剤粒子は、硬化剤全粒子の10重量%以下となる。硬化剤の特性は、硬化剤を研削することにより粒度を調整して得られる。その特許には、平均粒度が7マイクロメートルを超えると、バインダー樹脂および硬化剤の混合状態が不良となり、良好な平滑性を備えたコーティングフィルムはもう得られないことが開示されている。
【0008】
米国特許第5455290号には、フィラーとしてケイ酸カルシウムを含み、平均サイズが5〜149マイクロメートルの微粒子の形態の高溶融ポリカルボン酸無水物を含有する熱硬化性エポキシ樹脂ベースの粉末組成物が開示されている。無水物架橋剤は特定のサイズを有するが、粒度分布は広く、粒子は球状ではない。その特許には、どのようにして粒子を作製するか教示されていない。
【0009】
WO第92/00342号には、ポリマー、硬化剤および任意の着色剤の溶融混合物を形成し、溶融物を液滴に霧化して冷却し、固体粉末粒子を形成する熱硬化性粉末コーティング組成物の作製方法が開示されている。その特許出願には、回転霧化、2−流体霧化等により作製された球状粒子の粒度分布は狭いことが開示されている。
【0010】
スプレー乾燥、溶融スプレー(噴射造粒)および霧化についての概略は、サイズ減少およびサイズ拡大、20章、20−80および20−81、R.L.Snow,T.Allen,B.J.Ennis,J.D.Litster、ペリーの化学工学ハンドブック、第7版、R.H.Perry,D.W.Green,J.O.Maloney編、McGraw−Hill、ニューヨーク、1997年、およびその参考文献にある。
【0011】
一般的なグリシジルメタクリレート(GMA)アクリル粒子コーティング組成物は、グリシジル官能性架橋性ベース樹脂と、少なくとも2個のカルボン酸基を含有する酸官能性架橋剤である硬化剤と、1種類以上の上述の添加剤とを含有している。一般的な酸官能性架橋剤としては、特に、ドデカン二酸(DDDA)およびその無水物が挙げられる。
【0012】
DDDAフレークは、溶融DDDAをチル回転ドラムにコートし、ブレードでそこから擦り取るチルロールフレーカーを用いて商業的に製造されている。フレーカーブレードの摩耗によって、ファイバーが小さくなり、得られるDDDAフレーク中にブレード粒子がトラップされる恐れがある。かかるフレークを用いて、粉末コーティング組成物を作製すると、許容できないほど粗く、擦傷のあるなコーティング仕上げとなり、自動車のクリアコート用途には特に問題である。
【0013】
DDDAのフレーク(およびその他硬化剤の結晶)は、角があり、凹凸の不規則な小さな粒子へと研削またはミリングされることがあり、粉末コーティング組成物の作製における乾燥ブレンドまたは混合工程中、ベース樹脂との混合またはブレンドが効率的に成されない。かかる粒子はまた、粉末コーティング組成物の作製における押出し工程中、分散が効率的に成されず、その結果、押出し機を操作するのにエネルギーを効率的に用いることができず、押出し機のサイクル時間が増え、研削する前の押出し物が不均一となる。
【0014】
硬化剤、およびコーティング組成物を作製するのに用いられる添加剤の各々は、粉末コーティング組成物を作製するために、互いおよびベース樹脂と乾燥混合またはブレンドされる前に、別個に研削されることが多い。一般的に、かかる組成物は、液体添加剤を含有することはできず、限られた流出性、平滑性、光沢および「画像の明確性」(DOI)を有する最終コーティングを生成する。
【0015】
業界では、フレーカーを用いて作製されず、角や凹凸がなく、不規則でなく、粉末コーティング組成物生成の乾燥ブレンドまたは混合中に効率的に混合またはブレンドでき、粉末コーティング組成物生成の押出し工程中に効率的に分散でき、良好な流出性、平滑性、光沢およびDOIをコーティングに与え、液体添加剤を組み込むことができ、架橋剤と添加剤の両方を含有する単一粒子のマスターバッチを生成することのできる硬化剤粒子が求められている。本発明はこれらのニーズを満足させるものである。
【0016】
(発明の概要)
最も広いその態様において、本発明は、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、ブラシル酸および前記酸の無水物からなる群より選択される少なくとも1種類の化合物の実質的に球状の粒子を含む粉末であって、前記粒子の粒度分布が
d90−d10  <  1.90
d50
であり、
d50は、粒子の50%がd50の値より大きいかまたは小さい直径を有する粒子直径であり、
d90は、粒子の90%がd90の値より小さい直径を有する粒子直径であり、
d10は粒子の10%がd10の値より小さい直径を有する粒子直径であり、
d50は8〜30マイクロメートル、好ましくは10〜25マイクロメートル、最も好ましくは10〜20マイクロメートルである粉末である。
【0017】
第2の態様において、本発明は、上記の硬化剤粉末と架橋性ベース樹脂とを含む粉末コーティング組成物である。
【0018】
第3の態様において、本発明は、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、ブラシル酸および前記酸の無水物からなる群より選択される少なくとも1種類の化合物を含む溶融硬化剤を、ノズルからの溶融化合物を壁のあるチャンバーにスプレーして、前記硬化剤の液滴を含むスプレーを形成する工程を有し、前記チャンバーは、前記液滴が前記チャンバーの壁に接触する前に固化できるようなサイズである、硬化剤粉末を製造する方法である。
【0019】
本発明の球状粒子はフレーカーを用いずに作製されるため、フレーカーブレード材料による汚染を受けない。
【0020】
本発明の球状粒子は、研削またはジェットミリングにより生成される角のある凹凸で不規則な粒子よりも、粉末コーティング組成物の生成における乾燥ブレンド工程中、より効率的に混合またはブレンドされる。
【0021】
本発明の球状粒子は、粉末コーティング組成物の生成における押出し工程中に不規則な粒子よりもより効率的に分散され、押出し機の操作に必要とされるエネルギーを減じ、押出しのサイクル時間を減じ、研削前により均一な押出し物を与える。
【0022】
本発明の球状粒子を含有する粉末コーティング組成物は、ベーキングおよび冷却後、不規則粒子を用いて作製された比較の組成物で得られるよりも、良好な流出性、良好な平滑性、良好な光沢および良好な画像明確性(DOI)を備えた最終コーティングを与える。
【0023】
本発明によって、液体材料でコートされた別個の担体粒子を必要とせずに、液体材料をコーティング組成物に組み込むことができる。
【0024】
本発明によれば、硬化剤と添加剤の両方を含有する単一粒子のいわゆるマスターバッチを生成して、硬化剤と各添加剤を別個に研削する必要性を排除し、その結果、粉末コーティング組成物を作製するのに用いる製造プロセスにおいて省エネおよび費用削減となる。
【0025】
(発明の詳細な説明)
本発明の硬化剤粉末は、「噴射造粒」または「流体霧化」とも呼ばれる溶融スプレーにより生成することができる。この生成方法によって、組成物のコーティング特性を破壊したり大幅に減じることなく粉末コーティング組成物に添加することのできない液体のような材料を硬化剤粉末に組み込むことができる。先行技術によれば、液体であるアクリル流れ調節剤は、通常、コロイドシリカ粒子に吸着されて、粉末コーティング組成物をゴム化、粘着または凝集させることなく、容易に添加することができる。しかしながら、コロイドシリカが存在すると、着色されていない透明なコーティングを曇らせたり濁らせたりして、自動車用途にとって望ましくない結果となる。これとは対照的に、本発明によれば、例えば、10重量%の液体アクリル流れ調節剤を、直接、本発明の硬化剤粉末の球状粒子へ組み込むことができる。得られた粒子を用いると、コーティング組成物中にコロイドシリカ担体を必要とせず、透明なコーティングが曇る可能性が排除される。その他の添加剤もまた硬化剤粉末に組み込んで、粉末コーティング組成物に容易に組み込まれるマスターバッチを与えて、最終コーティングを大きく改善することもできる。
【0026】
本発明の硬化剤粒子の溶融スプレーは、溶融硬化剤液体の液滴を収集チャンバー(または塔)へスプレーし、その液滴が収集チャンバーの壁と接触する前に球状粒子へと硬化させることからなる。大きな粒子の噴射造粒の基本については、ペリーの化学工学ハンドブックに教示されている。噴射造粒は、単一流体、またはより好ましくは2−流体ノズルを用いて行われる。かかるノズルは、スプレーシステム社(米国、イリノイ州、ウィートン)のような会社より市販されている。収集チャンバーは、霧化される材料の特性に従ったサイズとし、粒子が収集チャンバーの表面と接触する前に粒子の温度が融点より下がるようにする。通常、収集チャンバーは、固体粒子を収集チャンバーおよび/または2−流体ノズルで用いられる空気、窒素またはその他のガスから固体粒子を分離するために、ガス/固体分離器またはサイクロンに取り付けられる。
【0027】
図面を参照すると、図1に代表的な溶融スプレー装置の単位操作を示すブロック図を示す。容器2中の硬化剤(「CA」)フレークは、ライン4により溶融タンク6へと供給されて、そこでCAは溶融および攪拌される。CAを溶融するのに用いるヒータの種類は重要ではない。通常、外部加熱ジャケットを用いる。溶融タンク6の内部は図示されていない攪拌器である。溶融CAは加熱ライン8により、加熱された容積式ポンプ10へと供給されて、加熱ライン12を通過して溶融CAをスプレーノズル14へ送る。スプレーノズル14は2−流体ノズル(対流体ノズルとも呼ばれる)であってもよく、加熱された空気36は溶融CA38と、図2Aに示すように内部か、あるいは図2Bに示すように外部で混合される。圧縮空気源16を用いて、流量計および流量ゲージ18を通して、インラインヒータ20へ空気を送り、そこで空気は加熱される。加熱空気はスプレーノズル14へと導入される。スプレーノズル14は、図示されていない溶融CAのスプレーを収集チャンバー24へ導入する。チャンバーは、通常、円錐の形状であるが、形状は重要ではない。円錐形状を用いる場合、前から後ろまでの円錐の長さは、円錐開口部の直径の少なくとも3倍でなければならない。円錐の後ろには、サイクロン26があり、収集チャンバーにおいてガスから形成されたCA粒子を分離するのに用いられる。ガスはライン28を通してフィルタ30に送られた後、これらのガスは空気中に放出される。収集チャンバー中で形成されサイクロン中で分離されたCA粒子はライン32を通って収集バッグ34に送られる。
【0028】
以下のプロセスパラメータが、本発明による硬化剤粉末を得るために重要である。
【0029】
供給温度での溶融供給材料の粘度:溶融タンク6中の溶融CAの粘度は100センチポイズ(cP)未満またはこれに等しくなければならない。例えば、溶融DDDAの150Cでの粘度は約12〜15cPであり、DDDAポリ無水物の100Cでの粘度は約77cPである。
【0030】
溶融粘度は、以下のプロトコルを用いて溶融スプレーの前に判断することができる。SC4−18/13R能動カップおよびスピンドルを備えたブルックフィールドLVF粘度計をVWR型番1136循環熱油浴に接続する。粉末試料を、切断スピンドルを含む熱試料カップに充填する。余分の粉末を加えて、試料が溶融する際の体積変化を補う。カップ側壁との接触を避けながら慎重に浸漬させた熱電対により試料温度をモニターする。試料が温度に達し、2分間保持されたら、熱電対を外し、スピンドルを接続し、6、12、30および60RPMで粘度測定を行う。結果をセンチポイズで記録する。
【0031】
溶融供給材料の温度:(これは、スプレーノズル14の前の供給タンク6および供給ライン8および12中の材料の温度である。)供給材料の温度は、供給材料の融点より少なくとも20度高くなければならない。しかしながら、溶融供給材料の温度は、供給物の分解(例えば、脱炭酸)、退色等の生じる温度より高くてはいけない。この温度の上限は、用いる特定の酸または無水物供給物に応じて異なる。通常、溶融供給物温度は、退色の問題を避けるために融点より75度以上高くてはいけない。退色は、生じる場合は分解より低い温度で成される。
【0032】
ノズルでの空気温度:ノズル14での空気の温度は、一般的に、溶融供給材料の温度より約35〜135度高くなければならない。通常、溶融供給材料の温度より40〜75度高いのが好ましい。
【0033】
ノズルでのエアフローレート:ノズル14でのエアフローレートは、一般的に、約350〜500scfh(1時間当たりの標準立方フィート)でなければならない。d50範囲の下端、すなわち約10ミクロンで粒子を生成するには、420〜490scfhが好ましい。350〜400scfhでは20〜30ミクロン範囲の粒子が生成される。約350scfhより低いと、許容できないほど大きく、球でない粒子が生成され、約500scfhを超えるフローでは許容できないほど小さな粒子が生成される。エアフローレートは流量計および流量ゲージ18を用いて調整される。
【0034】
本発明の粉末コーティング組成物は、アクリル樹脂(架橋性ベース樹脂)、本発明の硬化剤粉末を含有しており、また1種類以上の添加剤を含有していてもよい。添加剤は、硬化剤粒子に組み込んでもよいし、粉末コーティング組成物の製造中に別個に添加してもよい。
【0035】
粉末コーティング組成物にとって好ましいGMA−アクリル樹脂(架橋性ベース樹脂)は、アルキルアクリレートおよび/またはアルキルメタクリレートと、グリシジルメタクリレートおよび/またはグリシジルアクリレートおよびスチレンのようなオレフィンモノマーとのコポリマーである。グリシジル−官能性アクリル樹脂(いわゆるGMAアクリル樹脂)は、例えば、アンダーソン開発社(三井東圧化学社の子会社)よりALMATEX(例えば、PD−7610、PD−6190、PD−7690等)という商品名で市販されている。
【0036】
酸官能性架橋剤は、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、ブラシル酸および前記酸の無水物からなる群より選択される。
【0037】
粉末コーティング組成物に組み込むのに好適な添加剤としては、接着調節剤、滑剤、酸化防止剤、光安定化剤(紫外線吸収剤)、顔料、染料、処理助剤、流れ調節剤、脱ガス剤、硬化剤触媒およびブロッキング防止剤が挙げられる。酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール、亜リン酸塩およびプロピオン酸塩が例示されるがこれに限られるものではない。酸化防止剤は粉末の約0.01〜約2.0重量パーセントの量で用いられる。光安定化剤およびUV吸収剤としては、ヒンダードアミン化合物、ベンゾフェノン安定化剤、サリチル酸塩、ベンゾトリアゾール等が挙げられるがこれらに限られるものではない。ブロッキング防止剤(乾燥フロー剤)としては、ヒュームドシリカ、クレイ、タルク、ヒュームドアルミナおよび沈殿シリカが例示される。流れ調節剤は、コーティングの流出性やレベリングを改善するために、一般的に、低分子量アクリル樹脂である。Modaflow2100(ソルティア社(米国、ミズーリ州、セントルイス))およびResiflowP−67(イーストロンケミカル社(米国、ケンタッキー州、カルベールシティ))が例示される。脱ガス剤としては、ベンゾインのような化合物が挙げられる。接着調節剤としては、エピクロロヒドリン−ビスフェノール縮合物およびトリグリシジルイソシアヌレートのようなエポキシ樹脂が挙げられる。顔料は無機または有機である。硬化剤触媒としては、様々な有機錫誘導体、イミダゾール、トリフェニルホスフィン、第3級アミン、テトラアルキルアンモニウム塩等が挙げられる。
【0038】
本発明の噴射造粒マスターバッチ粒子に含めるのに好適な添加剤としては、上述したのと同じ化合物が挙げられる。固体添加剤は、溶融スプレーの前に溶融硬化剤に含めるために溶融できるものでなければならない。液体添加剤は、溶融スプレーの前に溶融硬化剤に直接組み込んでもよい。
【0039】
本発明による硬化剤粉末組成物は、粒子形状およびサイズ分布について次のようにして評価することができる。粒度および粒度分布は、ホリバ社型番LA−500またはLA−910粒度アナライザーを用いて求める。試料、一般的に2〜3mgを、0.03gのSilwet(登録商標)7614湿潤剤(ソルティア社の登録商標)と共に10mLの脱イオン水と混合する。試料混合物を、Misonix XL超音波処理器で1分間(ダイアル設定=4)分散し、上記の水/湿潤剤の混合物を充填したアナライザーセルに入れる。1つの試料につき最低2回の測定を行って、d50、d90、d10についての値を得る。
【0040】
これとは別に、日立S4000電界放射走査型電子顕微鏡(SEM)において、試料をカーボン台に分散し、この試料に元素の金をスパッタコーティングした後、SEM装置により二次電子画像を集めることにより、走査型電子顕微鏡分析のために試料を調製する。SEM画像を目視で検査して、存在する場合には球でない粒子の数を見積もり、粒子の真球度(実質的に球の形状となる粒子)を見積もる。
【0041】
粉末コーティング組成物は、業界に周知のプロセスにより作製することができる。最も一般的なプロセスは、原材料を混合し、混合物を適切な押出し装置により押出し、冷却して押出し物を研削または粉砕して、研削混合物を分級して適切な粒度を集めるものである。
【0042】
粉末コーティング組成物のコートされる表面への適用は、特定の方法に限定されるものではないが、静電スプレー法、流動浸漬法等をはじめとする公知の通常の適用技術が挙げられる。
【0043】
(実施例)
以下の実施例において、溶融スプレーは、Jノズル本体、流動カップ100150SS、完全円形スプレーパターンの開放ソリッドエアキャップ、内径”、長さ5/8”の管を備えたスプレーシステムズ社(米国、イリノイ州、ウィートン)製2−流動ノズルを用いて実施された。
【0044】
(実施例1)
液体流れ調節剤のドデカン二酸への添加
50lb.の袋のドデカン二酸(DDDA)フレークをステンレス鋼溶融タンクに充填し、空気を排除するために窒素掃引下で157℃のプロセス温度まで徐々に上げた。10wt.%のModaflow2100(液体アクリル流れ調節剤、ソルティア社の登録商標)をタンクに加え混合させた。タンクからの溶融供給物をTuthill型番DXS1.3ポンプを用いて2−流体スプレーノズルへポンピングした。2−流体スプレーノズルを第2の流体として加熱空気を用いる。スプレーノズルでの条件は次の通りであった。
− 空気温度=232℃
− 空気圧力=30〜40psi
− エアフロー=350scfh(1時間当たりの標準立方フィート)
− 液体フロー(溶融供給混合物)=50〜60pph(1時間当たりのポンド)
スプレーノズルに残った溶融供給物をサイクロンに集め、生成物を走査型電子顕微鏡(SEM)および試験の前の粒度分析により分析した。生成物は白色の自由流動性粉末である。平均粒度、d50=21.5マイクロメートル、[d90−d10]/d50=1.45である。アルパインピンミルでDDDAを研削することにより得られる凹凸のある角形粒子とは対照的に、粒子は球状である。
【0045】
フロー制御剤を含有する粉体DDDAの試験:
成分 重量、グラム
参考処方(噴射造粒されていないDDDA):
Almatex PD−7610 1092.0
DDDAフレーク 230.0
Modaflow 2000 20.3
ベンゾイン 13.2
試験処方:(本発明に従って噴射造粒されたDDDA):
Almatex PD−7610 709.8
10%のModaflow 2100
を含む噴射造粒されたDDDA(21um
粒度) 85.9
噴射造粒されたDDDA、フロー添加剤なし、
(25.8um) 63.6
ベンゾイン 8.6
【0046】
Almatex PD−7610は自動車業界においてクリアコート用途に一般的に用いられている標準的なGMAアクリル樹脂であり、アンダーソン開発社(ミシガン州、アドリアン)の登録商標である。Modaflow2000は自由流動性粉末を作製するために、コロイドシリカに吸着された液体アクリル流れ調節剤であり、ソルティア社の登録商標である。
【0047】
乾燥ブレンドをそれぞれMixaco商標ブレンダーで30分間にわたって2回予備混合し、26:1のプリズム16mm二軸押出し機により125℃で押出し、バンタムミルで低温研削し、63マイクロメートルのスクリーンで篩い分けした。集めた生成物を黒色の含水ベースコートがコートされたパネル上に静電スプレーし、150℃で30分間ベークした。いくつかのコーティング厚さの平滑性および外観についてBYKウェーブスキャン計器を用いて試験した。
【0048】
試験データ:単一のフィルム厚さの比較
  
参考処方: 8.7  5.1 14.8
(3.4ミルのフィルム厚さ)
流れ調節剤を入れた微粒子DDDA: 9.4 3.5 6.1
(3.8ミルのフィルム厚さ)
【0049】
R値は、SおよびL値から計算し、みかん膚または表面粗さの尺度である。R=10は完全に平滑である。S値は短波長での平滑度の尺度であり、低い値の方が良い。L値は長波長での平滑度の尺度であり、低い値の方が良い。
【0050】
表面平滑度および目視外観の点で、流れ調節剤を含有する微粒子DDDAを用いると、流れ調節剤を別個に添加したフレークDDDAを用いるよりも遥かに良い。
【0051】
実施例2
ドデカン二酸の噴射造粒(添加剤なし)
160lb.のDDDAフレークをステンレス鋼溶融タンクに多段で充填し、空気を排除するために窒素掃引下で157℃のプロセス温度まで徐々に上げた。タンクからの溶融供給物をTuthill型番DXS1.3ポンプを用いて2−流体スプレーノズルへポンピングした。2−流体スプレーノズルを第2の流体として加熱空気を用いる。スプレーノズルでの条件は次の通りであった。
− 空気温度=205℃
− 空気圧力=105psi
− エアフロー=420scfh
− 液体フロー(溶融供給混合物)=25.7pph
【0052】
スプレーノズルに残った溶融供給物をサイクロンに集め、生成物をSEMおよび試験の前の粒度分析により分析した。生成物は白色の自由流動性粉末である。平均粒度、d50=10.2um、[d90−d10]/d50=1.25である。粒子は球である。
【0053】
実施例3
ドデカンジポリ無水物の噴射造粒の例証(添加剤なし)
5lb.のドデカンジポリ無水物粉末をステンレス鋼溶融タンクに充填し、空気を排除するためにN掃引下で112Cのプロセス温度まで徐々に上げた。タンクからの溶融供給物をTuthill型番DXS1.3ポンプを用いて2−流体スプレーノズルへポンピングした。2−流体スプレーノズルを第2の流体として加熱空気を用いる。スプレーノズルでの条件は次の通りであった。
− 空気温度=177C
− 空気圧力=100psi
− エアフロー=480〜490scfh
− 液体フロー(溶融供給混合物)=23.0pph
【0054】
スプレーノズルに残った溶融供給物をサイクロンに集め、生成物をSEMおよび試験の前の粒度分析により分析した。生成物は白色の自由流動性粉末である。平均粒度、d50=17.4um、[d90−d10]/d50=1.67である。粒子は実質的に球である。
【図面の簡単な説明】
図面は3つある。
【図1】
本発明の粉末を生成する溶融スプレー装置のブロック図である。
【図2A】
本発明の粉末を生成するのに用いるスプレーノズルの断面図である。
【図2B】
本発明の粉末を生成するのに用いるスプレーノズルの断面図である。
【図3A】
従来技術のプロセスにより作製されたDDDA粒子の走査電子顕微鏡写真である。
【図3B】
本発明に従って作製されたDDDA粒子の走査電子顕微鏡写真である。

Claims (4)

  1. アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、ブラシル酸および前記酸の無水物からなる群より選択される少なくとも1種類の化合物の実質的に球状の粒子を含む粉末であって、前記粒子の粒度分布が
    d90−d10  <  1.90
    d50
    であり、
    式中、d50は、粒子の50%がd50の値より大きいかまたは小さい直径を有する粒子直径であり、
    d90は、粒子の90%がd90の値より小さい直径を有する粒子直径であり、
    d10は粒子の10%がd10の値より小さい直径を有する粒子直径であり、
    d50は8〜30マイクロメートルであることを特徴とする粉末。
  2. 前記粒子がさらに、流れ調節剤、顔料、脱ガス剤、接着調節剤、滑剤および紫外線吸収剤からなる群より選択される添加剤を含むことを特徴とする請求項1記載の粉末。
  3. アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、ブラシル酸および前記酸の無水物からなる群より選択される化合物を含む実質的に球状の粒子の粉末を製造する方法であって、前記方法はノズルからの溶融化合物を壁のあるチャンバーにスプレーして、前記化合物の液滴を含むスプレーを形成する工程を有し、前記チャンバーは、前記液滴が前記チャンバーの壁に接触する前に固化できるようなサイズであることを特徴とする方法。
  4. 架橋性ベース樹脂と請求項1記載の粉末を含むことを特徴とする粉末コーティング組成物。
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