JP2004504742A - データ伝送方法 - Google Patents
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Abstract
本発明によれば複数のセンサ(PIC1,PIC2)のデータがデータバス(6)を介して制御装置(1)へ伝送される。この場合、センサ(PIC1,PIC2)においてデータ関連値が求められ、各センサ(6)のデータ関連値はバス(6)へ加えられる。その際、少なくとも1つのセンサ(PIC1,PIC2)のただ1つの最大値だけが制御装置(1)へ伝送される。
Description
【0001】
本発明は、複数のセンサのデータをたとえばロボットなどで使用される制御装置へ伝送する方法に関する。この場合、センサたとえば衝突センサや触覚センサないしは接触センサなどからのデータがロボットの制御装置へ伝送され、ロボットが物体と接触したか否かに関する情報をそのロボットに与える。
【0002】
一般に衝突とは、ロボットの残りの知覚によって避けるべきイベントを表すものであることから、そのような衝突通報は安全性に関連する重要な情報を成しており、それらの情報を迅速に伝送するのが望ましい。人間の周囲でロボットを使用する場合には殊に、安全性の理由から迅速かつ確実な伝送が優先事項である。
【0003】
さらに、衝突の発生した詳細な場所もしくは個所を知ることも重要となる可能性がある。この理由からロボットは非常に多くのセンサをもっていることが多いが、ここで不利であるのは、多くの手間ないしはコストをかけることでしか確実かつ迅速な伝送が保証されないことである。
【0004】
この場合、センサで用いられるマイクロコントローラにかかるコストも、センサおよび場合によっては制御装置の送受信装置にかかるコストつまり一般にドライバモジュールとして市販されている通信回線用のコネクション装置にかかるコストも算入しなければならない。この理由からたいていの公知のシステムではマイクロコントローラ用に安価なドライバモジュールが使用され、その際、センサデータの安全かつ迅速な伝送を保証するため各センサが制御ユニットと個別に結線されている。
【0005】
これに対する代案として個々のセンサをバスシステムを介して制御装置と接続することができるが、この種のバスシステムは実際にはほとんど利用されていない。それというのも高い速度要求ゆえに非常に高価な接続コンポーネントを使用しなければならないからであり、その結果、このような解決手法を広いフィールドでの動作に適用するにはコストが著しくかかってしまう。
【0006】
したがって本発明の課題は、複数のセンサのデータを制御装置へ伝送するための方法およびこの方法を実施するための回路において、発生したイベントたとえば衝突に関する情報データを確実かつ高速に伝送できるよう構成することにある。
【0007】
本発明によればこの課題は、方法に関しては請求項1の特徴部分に記載の構成より、装置に関しては請求項5の特徴部分に記載の構成により解決される。
【0008】
本発明によれば、安価なコストの送受信装置つまりドライバコンポーネント等の接続コンポーネントと安価なコストのマイクロコントローラを備えたセンサを利用することができ、さらにこれに加えて複雑でコストのかかるケーブル配線も単一の線によって回避できる。
【0009】
さらに本発明による方法を利用することにより、コストのかかる高速のバスシステムの代わりにそれよりも低速の安価なバスシステムを用いることができる。この場合、他のあまり重要でない情報に対してバスにおいて優位状態を得た最も重要な情報の伝送によって、それらの情報を十分な速度と確実性を伴って制御装置に供給して、それに対応するリアクションをとらせることができる。
【0010】
本発明の有利な実施形態によればデータバスはただ1つの論理的なデータ線として構成されており、このデータ線を介してすべてのセンサが受信側でも送信側でも制御装置と通信する。有利にはこの論理的な単一のデータ線を物理的に2線システムとして構成することができ、その場合、2つの線の間の差分電圧が論理的なデータ線として機能するので、この構成によって有利には著しく障害に強いデータ伝送を保証できるようになる。
【0011】
本発明の1つの有利な実施形態によれば各センサは自身の個々のデータ関連値たとえば衝突の際に検出された圧力値を、各センサの送信出力側および接続コンポーネントを介して互いに同期してバスへ加え始める。これと同時に各センサはバスにつながっているそれらの受信入力側によって、相応の信号をモニタリングする。
【0012】
当然ながらこのような同期合わせを相応のプロトコルを介して行うことができる。一例としてはこれをスタートビットたとえば負のクロック側縁を用いて行うことができ、そのスタートビットがバスのところでモニタリングしているすべてのセンサによって検出される。あるいはたとえばPCの形態をとる制御装置を介して同期合わせを行うことができ、この制御装置はバスに対し特別な制御ビットまたは制御信号を発生する。
【0013】
本発明の有利な実施形態によればセンサは自身の個々のデータ関連値を制御装置の問い合わせに応じてはじめてバスへ加え始め、つまり特定の信号または信号列たとえば決められた情報をもつバイトに応じてはじめてバスへ加え始める。
【0014】
本発明の有利な実施形態では「0」優位のバスとして構成されているバスに対し、各センサはそのデータ関連値をたとえばバイトの形態で送信し、この送信はセンサの受信側がバスにおいて「0」を検出し、その送信側にこれとは異なる値すなわち「1」が加わるまで続けられる。この方式によれば重要性の低い値をもつセンサが相前後して遮断されていき、これは1つのセンサまたは最も重要な等しい値をもつ複数のセンサが残るまで続けられる。
【0015】
センサにおける値が正の2進数たとえば1つのバイトとしてコーディングされバスが「0」優位に構成されているならば、最も重要な値に優位性を与えるためにそれらの値を反転する必要がある。もちろんデータ関連値を負のコーディングでセンサまたはそれらのマイクロコントローラに格納したり、あるいは「1」優位の特性をもつバスシステムを用いることも考えられる。
【0016】
データ関連値の伝送後、有利には衝突の場所や個所を判別する目的で別の情報としてたとえば次のバイトとして、最重要値をもつ1つまたは複数のセンサの一義的なIDがPCへ伝送される。この場合、最も重要なただ1つのセンサを決めるためデータ関連値について説明したのと同じ方式に従いID値の伝送を行うことができる。この目的でID値は有利にはセンサの存在場所の重要性に従い降順または昇順で各センサに割り当てられており、その結果、最も重要な圧力値をもつ最も重要なID値つまりは最も重要な個所がやはりバスにおいて優位状態を得てバスを通されることになり、それが制御装置へ伝送されるようになる。
【0017】
このようにして有利には、安価な電子コンポーネントおよび安価なケーブル配線を利用しているにもかかわらず最も重要なイベントたとえば衝突時の最も重要な圧力を、迅速かつ確実に制御装置へ伝送できるようになる。
【0018】
本発明のさらに別の実施形態によればセンサの複数の圧力値またはすべての圧力値をそれらの重要性の順序で制御装置へ伝送することができる。この場合、それぞれ最高のデータ関連値をもつセンサは制御装置へそれを伝送した後に遮断され、これはたとえばそのセンサがデータ関連値を「0」にセットし、他のセンサがデータ関連値を伝送するための先行のステップを繰り返すことによって行われる。
【0019】
これをPCにおいてまえもって定められた閾値に依存して繰り返し行うことができ、これはその閾値を下回ったときにデータ伝送またはセンサの問い合わせが中止されるまで続けられ、その際、閾値を「0」にセットしたならば、すべてのセンサの問い合わせも可能となる。
【0020】
新たな衝突が発生したときには、センサもしくはそれらのマイクロコントローラ自身が「0」にセットされた値を新たな検出値で上書きすることができ、その際、センサもしくはそれらの値のリセットは特別な信号たとえば特定のバイトを制御信号からセンサへ伝送することにより行われる。
【0021】
本発明の特別な実施形態によれば制御装置はたとえば規則的な間隔でまたは問い合わせに応じて、バスを介してセンサと通信可能であるかを検査することができる。この場合、センサは制御装置による問い合わせに応じてデータたとえばセンサのセルフテスト信号をバスへ送出し、この信号が制御装置により評価される。このようにしてセンサの故障や伝送区間のエラーなどの障害を全自動で検出することができ、各センサごとに一義的な値を伝送することにより付加的に位置特定することもできる。
【0022】
もちろん、センサもしくはそれらのマイクロコントローラがそのセンサの場所における衝突の強さと特定の関連パラメータとに依存して、データ関連値を線形または非線形に発生させるよう構成することも考えられる。この目的は特定の個所における衝突の圧力の強さの重要性を、異なる場所で感度が異なることを考慮するなど相応の要求に対しできるかぎり最適に整合させることである。
【0023】
従属請求項には本発明の有利な実施形態が示されている。
【0024】
次に、図面に示された実施例を参照しながら本発明について説明する。
【0025】
図1は本発明による回路の基本回路図であり、図2は図1による回路の通信プロトコルを示すダイアグラムである。
【0026】
図1による基本回路図には、2つのセンサPIC1とPIC2がバス6を介してたとえばPCの形態をとる制御装置1と通信する様子が描かれている。もちろんこのバス6にPIC1とPIC2について描かれたかたちでさらに別のセンサを接続可能であるが、以下では回路ならびに伝送方法の説明にあたりセンサPIC1,PIC2の機能および制御装置1との共働についてのみ言及する。
【0027】
図1の基本回路図ではバス6は論理的なデータ線として描かれているが、当然ながらこの論理的な1つのデータ線を物理的には様々な実施形態で実現可能であり、たとえばアースに対し電圧差をもつ単線式ライン、2つの線の間で電圧差をもつ2線式ライン、CANバスなどによって実現可能である。
【0028】
図1による回路はたとえばロボットのために利用可能することができ、その目的はそのロボットのセンサPIC1,PIC2たとえば接触衝突センサや触覚センサとたとえばPCの形態をとるそのロボットの制御装置1との通信を可能にすることである。
【0029】
この基本回路図に描かれているように制御装置1およびセンサPIC1,PIC2の受信入力側RXはバス6とダイレクトに接続されており、バス6は抵抗7を介して(たとえば5Vの)エネルギー供給源と接続されている。
【0030】
これに対し制御装置1およびセンサPIC1,PIC2の送信出力側TXは接続コンポーネント3:5,11:13,17;19を介してバスにアクセスする。これらの接続コンポーネントはそれぞれ1つのトランジスタ(5,13,19)たとえばMOSFETを有しており、その制御入力側たとえばゲートはそれぞれインバータ3,11,17を介して制御装置1もしくはセンサPIC1,PIC2の送信出力側TXと接続されている。
【0031】
この場合、インバータ3,11,17による反転によって、出力側TXに正の信号が生じたときつまり論理値「1」のときにバス6にも論理値「1」を加えることができるようになる。この実施例においてこのことが必要とされる理由は、図示されているトランジスタ5,13,19のトランジスタ回路の場合、それらの制御入力側たとえばゲートまたはベースに論理値「1」が加わったときにゲート・ソース区間もしくはコレクタ・エミッタ区間が導通し、それによってバス6がアース9へと導かれつまり論理値「0」になるからである。
【0032】
トランジスタ5,13,19およびそれらの接続の結果として生じるこのような反転動作を相殺する目的で、トランジスタ5,13,19の制御入力側の手前にインバータ3,11,17が接続されており、その結果、このような二重否定によりトランジスタ5,13,19の否定がなくなり、バス6に制御装置1もしくはセンサPIC1,PIC2の出力側TXと同じ信号が加わるようになる。
【0033】
当然ながら接続コンポーネント3;5もしくは11;13もしくは17;19のこのような方式は、送信側(TX)でも受信側(RX)でも使用可能な公知のドライバモジュールに関する一例にすぎない。
【0034】
ここに描かれている基本回路図の場合には「0」優位のバスであって、つまり論理値「0」つまり低レベルが論理値「1」つまり高レベルよりも優勢である。それというのもただ1個所しかアース9と接続されなくてもバス全体は低レベルに移行するからである。
【0035】
制御装置1および通常それぞれ1つのマイクロコントローラを有するセンサPIC1,PIC2の入力側は、それらの受信入力側RXにおいてバス6と接続されており、これによりバス6のそのつどの状態が制御装置1によってもセンサPIC1,PIC2によっても受信もしくは検出される。
【0036】
このようにすることで実現されるのは、制御装置1とセンサPIC1またはPIC2とが送信された信号たとえば論理値「0」を相互に受信し合うだけでなく、センサたとえばPICまたはPIC2も他のセンサたとえばPIC2またはPIC1の信号を受信することである。これによりセンサPIC1またはPIC2はたとえば、他のセンサPIC2またはPIC1が論理値「0」をバス6に加えたか否かを判定できるようになる。
【0037】
次に、図2に示されている通信プロトコルを参照しながら図1による回路の動作について説明する。
【0038】
PIC1,PIC2からそこで検出されたイベントもしくはそれらの値たとえばロボットの衝突の圧力値を制御装置1へ伝送すべきとき、たとえばセンサのマイクロコントローラのレジスタ内に存在するセンサのデータが、個々の接続コンポーネント11;13もしくは17;19を介してバス6へ加えられる。
【0039】
センサPIC1,PIC2は衝突の圧力値を有しており、最も重要な値すなわち最大圧力値が優位となって通すことができるようにすべきであるので、センサに含まれている値もしくは圧力値は送信前にたとえばマイクロコントローラにおいてNOT演算され、もしくは1byte伝送であればFF(2進数の1111 1111)とEXOR結合される。
【0040】
その結果、たとえば圧力値63(これは10進数表記、2進数表記の0011 1111に対応)に関して、図2の最上列に矩形信号として表されているNOT演算された値1100 0000が生じる。センサPIC2の圧力値72(これは10進数表記、2進数表記の0100 1000に対応)は、図2のまん中の列に矩形信号として示されているように1011 0111となる。
【0041】
たとえばセンサPIC1とセンサPIC2から制御装置1への情報伝送の同期合わせのために用いられるスタート信号(論理値「0」もしくは負または正の側縁)に続いて、同時にセンサPIC1とPIC2の個々の圧力値がビットごとに7−6−5−4−3−2−1−0の順序でバス6へ供給される。
【0042】
前述のとおりバス6は「0」優位であるので、センサPIC1またはPIC2の論理値「0」が優位となり、最初の論理値「0」たとえばセンサPIC2のビット6が優位となってバス6に生じることになる。この論理値「0」は制御装置1によってだけでなく他のセンサPIC2よっても、あるいはバスにつながっているさらに別の残りのセンサによっても、それらの受信入力側RXを介して検出される。
【0043】
この値(論理値「0」)が個々のセンサの出力側TXにおいてその時点で送信されているビット値とは異なる場合には、そのセンサは送信を中止する。入力側RXが「0」であり出力側TXがそれとは異なる値であるこのような事例を検出するためのこの種のロジックは、たとえばゲートによってあるいはマイクロコントローラのマイクロプログラムとして実現できる。したがって図2に示した実施例の場合にはセンサPIC1が送信を中止するけれども、このことは図面ではわからない。なぜならば図面を見やすくする理由でセンサPIC1とPIC2に記憶されている圧力値が論理的に描かれており、出力側TXもしくはバス6に生じている信号は描かれていないからである。
【0044】
センサPIC1がビット6の伝送中に送信を中止した後、センサPIC2の後続のビット5〜0をセンサPIC1に含まれている値とは無関係に、バス6を介して制御装置1もしくはその入力側RXへ伝送することができる。
【0045】
したがって回路に任意に多くのセンサが設けられていても1つまたは複数のセンサのうち最大の値つまり最も重要な値が優位となって生じることになる。この場合、複数のセンサにおける最大値が同一状態で生じることも考えられ、その結果として本発明に従い高速かつ確実に制御装置1へ伝送される最大値もしくは最重要値が生じていることはわかるけれども、どのセンサにその値が存在しているのかはわからない。このためその時点ではこの種の値の発生した個所または場所はわからない。しかしながらこのことは簡単なやり方で、圧力値の伝送に続いてセンサに対し一義的なID値たとえばやはり1byte形式のIDを伝送することによって可能となる。この場合も最大圧力値について述べたのと同様、特定のID値たとえば最大のID値だけが優位となって生じる。
【0046】
やはりスタートビットを用いてもう一度同期合わせ可能なこの伝送後、制御装置1は最も重要な値だけでなくそれが発生した場所もしくは個所も知ることになる。この目的でIDの問い合わせまたは共通の問い合わせ「圧力値とID」を、いずれのセンサももはや送信しなくなるまで繰り返すことができる。
【0047】
ここで必要とされるのは、それぞれ最上位のIDつまりはやはり最も重要な値をもつセンサはその値を制御装置1へ伝送した後では遮断され、もしくは以降のID問い合わせにおいてはもはや送信しないことである。
【0048】
これはたとえば、センサPIC2のデータ関連値とIDが制御装置1へ伝送された後、そのデータ関連値を最小値(たとえば0000 0000、それを反転した1111 1111など)にセットすることにより行うことができる。これによって次のデータ問い合わせにあたり、データ関連値に関してつまりはバス上の優位性に関してこのセンサは他のものよりも上まわらず、その結果、(他のセンサPIC1)の次に高い値が優位となって制御装置1に到達することになる。その際、センサはバスのところにあるその受信入力側RXで持続的に「モニタリングする」ことにより、優位性を得るのに成功したことつまりは自身のデータ関連値(DR値)および場合によってはID値を首尾よく伝送できたことを判定可能であり、それによってそのセンサは(それに続く遮断もしくはレジスタのゼロセットのために)、バス6において他のセンサに対し自分だけが優位性を得たことを知るようになる。
【0049】
このことをバス6に接続された3つのセンサおよび同期伝送による例に基づき詳しく説明する。
【0050】
制御装置1による最初の問い合わせ:
センサ1:
DR値:0000 0110 反転値:1111 1001 送信値:1111 1001
ID値:0000 0101 反転値:1111 1010 送信値:1111 1010
このセンサは送信にあたりバス6において優位性を得る。バス6における値はこのセンサが送信したい値と一致する。したがってこのセンサはこの伝送の「勝者」だったことを知る。この伝送後、このセンサはそのデータ関連値(DR値)を0000 0000にセットする。
【0051】
センサ2:
DR値:0000 0101 反転値:1111 1010 送信値:1111 1011
ID値:0000 0110 反転値:1111 1001 送信値:1111 1111
このセンサはDR値が低すぎたことを検知する。そしてこのセンサはDR値のビット1(右から2番目、センサ1も参照)以降はバス6から撤退し、「1」もしくは(11...)だけを殊に共通のID値のために送信する。
【0052】
センサ3:
DR値:0000 0101 反転値:1111 1010 送信値:1111 1011
ID値:0000 0100 反転値:1111 1011 送信値:1111 1111
このセンサはDR値が低すぎたことを検知する。そしてこのセンサはDR値のビット1以降はバス6から撤退し、「1」だけを殊に共通のID値のために送信する。
【0053】
PCもしくは制御装置1において受信された値:
DR値:1111 1001 反転値:0000 0110=センサ1の圧力値
ID値:1111 1010 反転値:0000 0101=センサ1のID値
2番目に重要な値の問い合わせ:
センサ1:
DR値:0000 0000 反転値:1111 1111 送信値:1111 1111
ID値:0000 0101 反転値:1111 1010 送信値:1111 1111
このセンサは(リセットされた)DR値が低すぎたことを検知する。そしてこのセンサはDR値のビット2(右から3番目、センサ2と3も参照)以降はバス6から撤退し、「1」だけを殊に共通のID値のために送信する。
【0054】
センサ2:
DR値:0000 0101 反転値:1111 1010 送信値:1111 1010
ID値:0000 0110 反転値:1111 1001 送信値:1111 1001
このセンサは送信にあたりバス6において優位性を得る。バス6における値はこのセンサが送信したい値と一致する。したがってこのセンサはこの伝送の「勝者」だったことを知る。この伝送後、このセンサはそのデータ関連値(DR値)を0000 0000にセットする。
【0055】
センサ3:
DR値:0000 0101 反転値:1111 1010 送信値:1111 1010
ID値:0000 0100 反転値:1111 1011 送信値:1111 1011
このセンサは自身のDR値が送信を成功させるのに十分高かったことを検知する。つまりこのセンサは他のいずれのセンサもそれよりも高いデータ関連値をもっていないことを知る。しかしそれにもかかわらず、他のセンサが等しいDR値をもっている可能性がある(この例の場合)。この状況を解消する目的でID値が伝送される。その際にこのセンサは、同じDR値をもつ他のセンサの方がもっと強い優位性をもつIDを有していることを検出する。したがってこのセンサはIDのビット1以降はバス6から撤退し、「1」だけを送信する。
【0056】
PCもしくは制御装置1において受信された値:
DR値:1111 1010 反転値:0000 0101=センサ2の圧力値
ID値:1111 1001 反転値:0000 0110=センサ2のID値
3番目に重要な値の問い合わせ:
センサ1:
DR値:0000 0000 反転値:1111 1111 送信値:1111 1111
ID値:0000 0101 反転値:1111 1010 送信値:1111 1111
このセンサは(リセットされた)DR値が低すぎたことを検知する。そしてこのセンサはDR値のビット2(右から3番目、センサ3も参照)以降はバス6から撤退し、「1」だけを殊に共通のID値のために送信する。
【0057】
センサ2:
DR値:0000 0000 反転値:1111 1111 送信値:1111 1111
ID値:0000 0110 反転値:1111 1001 送信値:1111 1111
このセンサは(リセットされた)DR値が低すぎたことを検知する。そしてこのセンサはDR値のビット2(右から3番目、センサ3も参照)以降はバス6から撤退し、「1」だけを殊に共通のID値のために送信する。
【0058】
センサ3:
DR値:0000 0101 反転値:1111 1010 送信値:1111 1010
ID値:0000 0100 反転値:1111 1011 送信値:1111 1011
このセンサは送信にあたりバス6において優位性を得る。バス6における値はこのセンサが送信したい値と一致する。したがってこのセンサはこの伝送の「勝者」だったことを知る。この伝送後、このセンサはそのデータ関連値(DR値)を0000 0000にセットする。
【0059】
PCもしくは制御装置1において受信された値:
DR値:1111 1010 反転値:0000 0101=センサ3の圧力値
ID値:1111 1011 反転値:0000 0100=センサ3のID値
4番目に重要な値の問い合わせ:
センサ1:
DR値:0000 0000 反転値:1111 1111 送信値:1111 1111
ID値:0000 0101 反転値:1111 1010 送信値:1111 1011
すべてのセンサは自身が可能なかぎり最高のDR値をもっていることを検知するが、他のいくつのセンサが同じ値をもっているかは知らない。IDの送信にあたり最も強いIDをもつセンサが優位となる。このセンサはIDのビット1以降になって、他のセンサの方が強い(つまりもっと強いIDを有している)ことを検知し、それ以降は「1」だけを送信する。
【0060】
センサ2:
DR値:0000 0000 反転値:1111 1111 送信値:1111 1111
ID値:0000 0110 反転値:1111 1001 送信値:1111 1001
すべてのセンサは自身が可能なかぎり最高のDR値をもっていることを検知するが、他のいくつのセンサが同じ値をもっているかは知らない。IDの送信にあたり最も強いIDをもつセンサが優位となる。このセンサは自身のIDがバスにおいて優位性を得たことを検知する。
【0061】
センサ3:
DR値:0000 0000 反転値:1111 1111 送信値:1111 1111
ID値:0000 0100 反転値:1111 1011 送信値:1111 1011
すべてのセンサは自身が可能なかぎり最高のDR値をもっていることを検知するが、他のいくつのセンサが同じ値をもっているかは知らない。IDの送信にあたり最も強いIDをもつセンサが優位となる。このセンサはIDのビット1以降になって、他のセンサの方が強い(つまりもっと強いIDを有している)ことを検知し、それ以降は「1」だけを送信する。
【0062】
PCもしくは制御装置1において受信された値:
DR値:1111 1111 反転値:0000 0000=最小のDR値
ID値:1111 1001 反転値:0000 0110=センサ2のID値
PCはセンサ2のIDが2度目の送信を行ったことを検知する。このことはデータ関連値からも識別できる。なぜならば可能なかぎり小さいDR値(0000 0000)が圧力測定の結果となるはずがないからである。そのためこのことを見分けることができるようにする目的で、測定された圧力に対しては必ず「1」を加えることができる。
【0063】
その際、ID伝送を圧力値の伝送と同様、制御装置1の問い合わせに応じて行うようにすることができ、たとえばビット、負または正のクロック側縁、特別なバイトなどの形態のスタート信号の伝送により行うことができる。
【0064】
さらにたとえば次のようにすることも可能である。すなわちセンサPIC1,PIC2等が、少なくとも1つのセンサPIC1,PIC2が衝突を検出するとただちに自発的に送信を開始し、残りのセンサによりスタートビットとして検出される負のクロック側縁または低レベル信号をバス6に供給し、それによってバス6につながっているすべてのセンサPIC1,PIC2等が時間的に同期してそれらがもっている圧力値を伝送し始めるようになる。当然ながら、そもそも衝突を検出したセンサだけが送信を開始するように構成してもよい。
【0065】
本発明の有利な実施形態によれば、新たに同期合わせをせずにID伝送が行われる。この場合、DR値つまり圧力値伝送のための同期合わせが利用され、ID伝送の開始前に規定の遅延時間が設けられる。典型的にはセンサPIC1,PIC2は一例として、制御装置1から送信されたスタートビット(Ts)たとえば送信された最初のバイトの時点を測定し、DR値をその後の規定の時点にそのようにして同期合わせして(同時に)伝送することにより応答する(Ts+T1)。それ以降、センサPIC1,PIC2は同期合わせが不要となり、規定された遅延(Ts+T1+T2)を伴ってそれらのID値を送信する。したがってDR値の伝送とID値の伝送との間で新たな同期合わせは必要ない。とはいえセンサのタイムベースが悪い場合にはセンサは規定時間待機し、その後、ID値の伝送の同期合わせのためスタートビットの送信を始めることができる。この場合、センサがスタートビットの発生についてバス6をモニタリングする待機プロセスを中止することができ、したがって(新たな)同期合わせを達成することができる。
【0066】
センサPIC1,PIC2と制御装置1との間で本発明に従って高速にデータ伝送を行うために有利であるのは、市販されている低コストのコンポーネント(大量生産品たとえば Philips の RS485 またはCANドライバ )を利用することである。
【0067】
公知の好適な規格RS232によってデータ伝送を行うことができる。この場合、ただ1つの論理的なデータ線を備えた低コストのバスシステムおよび一般的な接続コンポーネントもしくはバスドライバモジュールを利用して、バスにつながった複数のセンサをたとえばワイヤードAND方式に従い制御装置1と接続できるようになる。たとえばデータプロトコルとして制御装置1の側で慣用のRS232プロトコルを使用することができ、したがって有利にはこのシステムを数多くの既存のPCもしくはRS232を装備した他の機器にプロトコルコンバータを用いずに(とはいえ場合によってはレベルコンバータを用いて)接続可能となる。
【0068】
同様に、この回路においてたとえばマイクロコントローラを備えた低コストのセンサを利用することができる。それというのも、最も重要な値がまずはじめに単独でバスにおいて優位となりつまりはそれが制御装置1へ伝送されるようにした本発明の方式によって、回路を低コストで実現したにもかかわらず十分な高速性と確実性が保証されるからである。
【0069】
当然ながらこのシステムの場合には最小のケーブル配線の手間と最も安価な電子モジュールで、センサたとえばマイクロコントローラのレジスタのリセット、センサPIC1,PIC2の較正などその他の機能を実現することもできる。
【0070】
制御装置1の要求に応じてたとえば特別なバイト(もちろん要求バイトごとに異なる)の伝送によりセンサPIC1,PIC2のリセットをトリガすることができるし、さらに他の特別なバイトの伝送により(たとえばタイムベースおよび/またはセンサ感度ないしはセンサにおいて圧力値を計算する数学関数の)較正プロセスなどをトリガすることができる。
【0071】
さらにシステム全体の機能に関するテストも可能であり、その場合、衝突なく圧力値および/または一義的なID値が制御装置1へ伝送され、そのようにしてすべてのセンサPIC1,PIC2等および伝送区間の機能をチェックすることができる。
【0072】
センサPIC1,PIC2の価値を個々の用途に可能なかぎり最適に整合させる目的でさらに考えられるのは、ID値をセンサの場所ないしは個所の重要性に従いたとえば降順に配分するだけでなく、センサPIC1,PIC2等において検出された衝突値も設定可能な関連値と線形または非線形の関数で結合することであり、そのようにすることで衝突に対する圧力値がその関連値と関数と本来のセンサ値に依存して生じるようになり、その後、これが制御装置1へ伝送される。
【0073】
本発明によれば、特定のセンサを所期のようにそのセンサのIDの伝送により応答させることも可能である。この場合、制御装置1はまずはじめにコマンド(たとえば「自己情報を送れ」)を送信し、その後、要求されたセンサのIDが送信される一方、他のすべてのセンサはこの伝送には関与しない。
【0074】
さらにこの装置および方法に「セルフモード」を統合させることも可能であり、それによれば特定のイベント(たとえば0 0000 0000 0000 0000)が発生したときに他のすべての伝送に対して優位性をもつ(たとえばRS232プロトコルの)ブレーク信号が送信される。この場合、各センサごとにリアクション閾値を設けることができ、これは制御装置1によりセット可能である。センサが「セルフ通報モード」に切り替えられた後、あるセンサにおいてこのリアクション閾値(データ関連閾値)を上まわると、そのセンサは自分自身で(制御装置1による要求がなくても)たとえば0000 0000を送信する。複数のセンサが同時に送信したとしても、やはり0000 0000あるいはもっと長い周期が結果として発生し、そのような長い周期も制御装置1によって識別可能である(たとえばRS232プロトコルによるブレーク信号)。センサがそれらの受信入力側RXを介して0000 0000を受信すると、それらnセンサは既述の通常の通信モードに戻る。したがって制御装置1が1つのセンサあるいは接続されているすべてのセンサの値(たとえば衝突圧力)を持続的に問い合わせる必要がなく、シリアルインタフェース(RS232)に信号が到来するのを待っていればよい。制御装置1がこのような信号を受け取ると、この制御装置は既述の方式により最も強いもしくは最も重要な圧力値について問い合わせる。この場合、制御装置1はこの「セルフモード」を早めに中止することもでき、その際にはたとえばそれ自身が0000 0000を送信する。
【0075】
また、まえもって設定可能な特定の期間にわたり問い合わせされなかったセンサがいっそう長い0周期によってそのことを気づかせるように構成することも可能である。その場合、この信号は他のプロセスとは無関係に制御装置1によりブレーク信号として受信される。
【0076】
ロボットおよび衝突についてこれまで説明してきた方法によれば、本発明によるデータ伝送方式に従いそれらの重要性に依存して最も低コストの実現手法で、少なくとも最も重要な値を十分な速度と確実性を伴い制御装置1において後続処理のために得ることができるようになる。
【0077】
当然ながら本発明による方法ならびに回路は図示の実施例に限定されるものではなく以下のような様々な適用分野で利用することができる。すなわち複数の物体が互いに相対的に運動を実行したり間隔を設定したり衝突を避けたりするようなところや、たとえば地震、風速等を測定してそれらのデータを中央制御装置へ伝送するための定置システムにおいても利用することができる。
【0078】
その際に有利には、センサデータ相互間の重要性もしくは関連性についての既述の競合および送信中のセンサもしくはバスに接続されているセンサの(その競合に依存しそれに従うダイナミックな)最重要値の優位性獲得によって、慣用のシステムよりもそれらの情報をいっそう高速に得ることができるようになり、その結果、有利には比較的低速で単純かつ低コストの伝送用システム(バスシステム、接続コンポーネント、センサ等)を利用できるようになる。本発明の意味においてはセンサとは非常に広い範囲で捉えられるべきものであってたとえば、少なくとも1つの受信入力側RXと少なくとも1つの送信出力側TXを備えた入力装置をも含むものである。
【0079】
ここではっきりと述べておくと、本発明によればバスに接続されているすべてのセンサのうち最も強いデータ関連値が(センサ)値の同期合わせされたもしくは同時の伝送にあたり優位性を獲得し、そのデータ関連値にデータ値が含まれており、あるいはそのデータ関連値はデータ値とパラメータ関数とに依存するものである。したがって伝送にあたり重要性もしくは優先度はデータ自体に依存しており、このことは本発明によればデータの可変またはダイナミックな重要性もしくは優先度と捉えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による回路の基本回路図である。
【図2】図2は図1による回路の通信プロトコルを示すダイアグラムである。
本発明は、複数のセンサのデータをたとえばロボットなどで使用される制御装置へ伝送する方法に関する。この場合、センサたとえば衝突センサや触覚センサないしは接触センサなどからのデータがロボットの制御装置へ伝送され、ロボットが物体と接触したか否かに関する情報をそのロボットに与える。
【0002】
一般に衝突とは、ロボットの残りの知覚によって避けるべきイベントを表すものであることから、そのような衝突通報は安全性に関連する重要な情報を成しており、それらの情報を迅速に伝送するのが望ましい。人間の周囲でロボットを使用する場合には殊に、安全性の理由から迅速かつ確実な伝送が優先事項である。
【0003】
さらに、衝突の発生した詳細な場所もしくは個所を知ることも重要となる可能性がある。この理由からロボットは非常に多くのセンサをもっていることが多いが、ここで不利であるのは、多くの手間ないしはコストをかけることでしか確実かつ迅速な伝送が保証されないことである。
【0004】
この場合、センサで用いられるマイクロコントローラにかかるコストも、センサおよび場合によっては制御装置の送受信装置にかかるコストつまり一般にドライバモジュールとして市販されている通信回線用のコネクション装置にかかるコストも算入しなければならない。この理由からたいていの公知のシステムではマイクロコントローラ用に安価なドライバモジュールが使用され、その際、センサデータの安全かつ迅速な伝送を保証するため各センサが制御ユニットと個別に結線されている。
【0005】
これに対する代案として個々のセンサをバスシステムを介して制御装置と接続することができるが、この種のバスシステムは実際にはほとんど利用されていない。それというのも高い速度要求ゆえに非常に高価な接続コンポーネントを使用しなければならないからであり、その結果、このような解決手法を広いフィールドでの動作に適用するにはコストが著しくかかってしまう。
【0006】
したがって本発明の課題は、複数のセンサのデータを制御装置へ伝送するための方法およびこの方法を実施するための回路において、発生したイベントたとえば衝突に関する情報データを確実かつ高速に伝送できるよう構成することにある。
【0007】
本発明によればこの課題は、方法に関しては請求項1の特徴部分に記載の構成より、装置に関しては請求項5の特徴部分に記載の構成により解決される。
【0008】
本発明によれば、安価なコストの送受信装置つまりドライバコンポーネント等の接続コンポーネントと安価なコストのマイクロコントローラを備えたセンサを利用することができ、さらにこれに加えて複雑でコストのかかるケーブル配線も単一の線によって回避できる。
【0009】
さらに本発明による方法を利用することにより、コストのかかる高速のバスシステムの代わりにそれよりも低速の安価なバスシステムを用いることができる。この場合、他のあまり重要でない情報に対してバスにおいて優位状態を得た最も重要な情報の伝送によって、それらの情報を十分な速度と確実性を伴って制御装置に供給して、それに対応するリアクションをとらせることができる。
【0010】
本発明の有利な実施形態によればデータバスはただ1つの論理的なデータ線として構成されており、このデータ線を介してすべてのセンサが受信側でも送信側でも制御装置と通信する。有利にはこの論理的な単一のデータ線を物理的に2線システムとして構成することができ、その場合、2つの線の間の差分電圧が論理的なデータ線として機能するので、この構成によって有利には著しく障害に強いデータ伝送を保証できるようになる。
【0011】
本発明の1つの有利な実施形態によれば各センサは自身の個々のデータ関連値たとえば衝突の際に検出された圧力値を、各センサの送信出力側および接続コンポーネントを介して互いに同期してバスへ加え始める。これと同時に各センサはバスにつながっているそれらの受信入力側によって、相応の信号をモニタリングする。
【0012】
当然ながらこのような同期合わせを相応のプロトコルを介して行うことができる。一例としてはこれをスタートビットたとえば負のクロック側縁を用いて行うことができ、そのスタートビットがバスのところでモニタリングしているすべてのセンサによって検出される。あるいはたとえばPCの形態をとる制御装置を介して同期合わせを行うことができ、この制御装置はバスに対し特別な制御ビットまたは制御信号を発生する。
【0013】
本発明の有利な実施形態によればセンサは自身の個々のデータ関連値を制御装置の問い合わせに応じてはじめてバスへ加え始め、つまり特定の信号または信号列たとえば決められた情報をもつバイトに応じてはじめてバスへ加え始める。
【0014】
本発明の有利な実施形態では「0」優位のバスとして構成されているバスに対し、各センサはそのデータ関連値をたとえばバイトの形態で送信し、この送信はセンサの受信側がバスにおいて「0」を検出し、その送信側にこれとは異なる値すなわち「1」が加わるまで続けられる。この方式によれば重要性の低い値をもつセンサが相前後して遮断されていき、これは1つのセンサまたは最も重要な等しい値をもつ複数のセンサが残るまで続けられる。
【0015】
センサにおける値が正の2進数たとえば1つのバイトとしてコーディングされバスが「0」優位に構成されているならば、最も重要な値に優位性を与えるためにそれらの値を反転する必要がある。もちろんデータ関連値を負のコーディングでセンサまたはそれらのマイクロコントローラに格納したり、あるいは「1」優位の特性をもつバスシステムを用いることも考えられる。
【0016】
データ関連値の伝送後、有利には衝突の場所や個所を判別する目的で別の情報としてたとえば次のバイトとして、最重要値をもつ1つまたは複数のセンサの一義的なIDがPCへ伝送される。この場合、最も重要なただ1つのセンサを決めるためデータ関連値について説明したのと同じ方式に従いID値の伝送を行うことができる。この目的でID値は有利にはセンサの存在場所の重要性に従い降順または昇順で各センサに割り当てられており、その結果、最も重要な圧力値をもつ最も重要なID値つまりは最も重要な個所がやはりバスにおいて優位状態を得てバスを通されることになり、それが制御装置へ伝送されるようになる。
【0017】
このようにして有利には、安価な電子コンポーネントおよび安価なケーブル配線を利用しているにもかかわらず最も重要なイベントたとえば衝突時の最も重要な圧力を、迅速かつ確実に制御装置へ伝送できるようになる。
【0018】
本発明のさらに別の実施形態によればセンサの複数の圧力値またはすべての圧力値をそれらの重要性の順序で制御装置へ伝送することができる。この場合、それぞれ最高のデータ関連値をもつセンサは制御装置へそれを伝送した後に遮断され、これはたとえばそのセンサがデータ関連値を「0」にセットし、他のセンサがデータ関連値を伝送するための先行のステップを繰り返すことによって行われる。
【0019】
これをPCにおいてまえもって定められた閾値に依存して繰り返し行うことができ、これはその閾値を下回ったときにデータ伝送またはセンサの問い合わせが中止されるまで続けられ、その際、閾値を「0」にセットしたならば、すべてのセンサの問い合わせも可能となる。
【0020】
新たな衝突が発生したときには、センサもしくはそれらのマイクロコントローラ自身が「0」にセットされた値を新たな検出値で上書きすることができ、その際、センサもしくはそれらの値のリセットは特別な信号たとえば特定のバイトを制御信号からセンサへ伝送することにより行われる。
【0021】
本発明の特別な実施形態によれば制御装置はたとえば規則的な間隔でまたは問い合わせに応じて、バスを介してセンサと通信可能であるかを検査することができる。この場合、センサは制御装置による問い合わせに応じてデータたとえばセンサのセルフテスト信号をバスへ送出し、この信号が制御装置により評価される。このようにしてセンサの故障や伝送区間のエラーなどの障害を全自動で検出することができ、各センサごとに一義的な値を伝送することにより付加的に位置特定することもできる。
【0022】
もちろん、センサもしくはそれらのマイクロコントローラがそのセンサの場所における衝突の強さと特定の関連パラメータとに依存して、データ関連値を線形または非線形に発生させるよう構成することも考えられる。この目的は特定の個所における衝突の圧力の強さの重要性を、異なる場所で感度が異なることを考慮するなど相応の要求に対しできるかぎり最適に整合させることである。
【0023】
従属請求項には本発明の有利な実施形態が示されている。
【0024】
次に、図面に示された実施例を参照しながら本発明について説明する。
【0025】
図1は本発明による回路の基本回路図であり、図2は図1による回路の通信プロトコルを示すダイアグラムである。
【0026】
図1による基本回路図には、2つのセンサPIC1とPIC2がバス6を介してたとえばPCの形態をとる制御装置1と通信する様子が描かれている。もちろんこのバス6にPIC1とPIC2について描かれたかたちでさらに別のセンサを接続可能であるが、以下では回路ならびに伝送方法の説明にあたりセンサPIC1,PIC2の機能および制御装置1との共働についてのみ言及する。
【0027】
図1の基本回路図ではバス6は論理的なデータ線として描かれているが、当然ながらこの論理的な1つのデータ線を物理的には様々な実施形態で実現可能であり、たとえばアースに対し電圧差をもつ単線式ライン、2つの線の間で電圧差をもつ2線式ライン、CANバスなどによって実現可能である。
【0028】
図1による回路はたとえばロボットのために利用可能することができ、その目的はそのロボットのセンサPIC1,PIC2たとえば接触衝突センサや触覚センサとたとえばPCの形態をとるそのロボットの制御装置1との通信を可能にすることである。
【0029】
この基本回路図に描かれているように制御装置1およびセンサPIC1,PIC2の受信入力側RXはバス6とダイレクトに接続されており、バス6は抵抗7を介して(たとえば5Vの)エネルギー供給源と接続されている。
【0030】
これに対し制御装置1およびセンサPIC1,PIC2の送信出力側TXは接続コンポーネント3:5,11:13,17;19を介してバスにアクセスする。これらの接続コンポーネントはそれぞれ1つのトランジスタ(5,13,19)たとえばMOSFETを有しており、その制御入力側たとえばゲートはそれぞれインバータ3,11,17を介して制御装置1もしくはセンサPIC1,PIC2の送信出力側TXと接続されている。
【0031】
この場合、インバータ3,11,17による反転によって、出力側TXに正の信号が生じたときつまり論理値「1」のときにバス6にも論理値「1」を加えることができるようになる。この実施例においてこのことが必要とされる理由は、図示されているトランジスタ5,13,19のトランジスタ回路の場合、それらの制御入力側たとえばゲートまたはベースに論理値「1」が加わったときにゲート・ソース区間もしくはコレクタ・エミッタ区間が導通し、それによってバス6がアース9へと導かれつまり論理値「0」になるからである。
【0032】
トランジスタ5,13,19およびそれらの接続の結果として生じるこのような反転動作を相殺する目的で、トランジスタ5,13,19の制御入力側の手前にインバータ3,11,17が接続されており、その結果、このような二重否定によりトランジスタ5,13,19の否定がなくなり、バス6に制御装置1もしくはセンサPIC1,PIC2の出力側TXと同じ信号が加わるようになる。
【0033】
当然ながら接続コンポーネント3;5もしくは11;13もしくは17;19のこのような方式は、送信側(TX)でも受信側(RX)でも使用可能な公知のドライバモジュールに関する一例にすぎない。
【0034】
ここに描かれている基本回路図の場合には「0」優位のバスであって、つまり論理値「0」つまり低レベルが論理値「1」つまり高レベルよりも優勢である。それというのもただ1個所しかアース9と接続されなくてもバス全体は低レベルに移行するからである。
【0035】
制御装置1および通常それぞれ1つのマイクロコントローラを有するセンサPIC1,PIC2の入力側は、それらの受信入力側RXにおいてバス6と接続されており、これによりバス6のそのつどの状態が制御装置1によってもセンサPIC1,PIC2によっても受信もしくは検出される。
【0036】
このようにすることで実現されるのは、制御装置1とセンサPIC1またはPIC2とが送信された信号たとえば論理値「0」を相互に受信し合うだけでなく、センサたとえばPICまたはPIC2も他のセンサたとえばPIC2またはPIC1の信号を受信することである。これによりセンサPIC1またはPIC2はたとえば、他のセンサPIC2またはPIC1が論理値「0」をバス6に加えたか否かを判定できるようになる。
【0037】
次に、図2に示されている通信プロトコルを参照しながら図1による回路の動作について説明する。
【0038】
PIC1,PIC2からそこで検出されたイベントもしくはそれらの値たとえばロボットの衝突の圧力値を制御装置1へ伝送すべきとき、たとえばセンサのマイクロコントローラのレジスタ内に存在するセンサのデータが、個々の接続コンポーネント11;13もしくは17;19を介してバス6へ加えられる。
【0039】
センサPIC1,PIC2は衝突の圧力値を有しており、最も重要な値すなわち最大圧力値が優位となって通すことができるようにすべきであるので、センサに含まれている値もしくは圧力値は送信前にたとえばマイクロコントローラにおいてNOT演算され、もしくは1byte伝送であればFF(2進数の1111 1111)とEXOR結合される。
【0040】
その結果、たとえば圧力値63(これは10進数表記、2進数表記の0011 1111に対応)に関して、図2の最上列に矩形信号として表されているNOT演算された値1100 0000が生じる。センサPIC2の圧力値72(これは10進数表記、2進数表記の0100 1000に対応)は、図2のまん中の列に矩形信号として示されているように1011 0111となる。
【0041】
たとえばセンサPIC1とセンサPIC2から制御装置1への情報伝送の同期合わせのために用いられるスタート信号(論理値「0」もしくは負または正の側縁)に続いて、同時にセンサPIC1とPIC2の個々の圧力値がビットごとに7−6−5−4−3−2−1−0の順序でバス6へ供給される。
【0042】
前述のとおりバス6は「0」優位であるので、センサPIC1またはPIC2の論理値「0」が優位となり、最初の論理値「0」たとえばセンサPIC2のビット6が優位となってバス6に生じることになる。この論理値「0」は制御装置1によってだけでなく他のセンサPIC2よっても、あるいはバスにつながっているさらに別の残りのセンサによっても、それらの受信入力側RXを介して検出される。
【0043】
この値(論理値「0」)が個々のセンサの出力側TXにおいてその時点で送信されているビット値とは異なる場合には、そのセンサは送信を中止する。入力側RXが「0」であり出力側TXがそれとは異なる値であるこのような事例を検出するためのこの種のロジックは、たとえばゲートによってあるいはマイクロコントローラのマイクロプログラムとして実現できる。したがって図2に示した実施例の場合にはセンサPIC1が送信を中止するけれども、このことは図面ではわからない。なぜならば図面を見やすくする理由でセンサPIC1とPIC2に記憶されている圧力値が論理的に描かれており、出力側TXもしくはバス6に生じている信号は描かれていないからである。
【0044】
センサPIC1がビット6の伝送中に送信を中止した後、センサPIC2の後続のビット5〜0をセンサPIC1に含まれている値とは無関係に、バス6を介して制御装置1もしくはその入力側RXへ伝送することができる。
【0045】
したがって回路に任意に多くのセンサが設けられていても1つまたは複数のセンサのうち最大の値つまり最も重要な値が優位となって生じることになる。この場合、複数のセンサにおける最大値が同一状態で生じることも考えられ、その結果として本発明に従い高速かつ確実に制御装置1へ伝送される最大値もしくは最重要値が生じていることはわかるけれども、どのセンサにその値が存在しているのかはわからない。このためその時点ではこの種の値の発生した個所または場所はわからない。しかしながらこのことは簡単なやり方で、圧力値の伝送に続いてセンサに対し一義的なID値たとえばやはり1byte形式のIDを伝送することによって可能となる。この場合も最大圧力値について述べたのと同様、特定のID値たとえば最大のID値だけが優位となって生じる。
【0046】
やはりスタートビットを用いてもう一度同期合わせ可能なこの伝送後、制御装置1は最も重要な値だけでなくそれが発生した場所もしくは個所も知ることになる。この目的でIDの問い合わせまたは共通の問い合わせ「圧力値とID」を、いずれのセンサももはや送信しなくなるまで繰り返すことができる。
【0047】
ここで必要とされるのは、それぞれ最上位のIDつまりはやはり最も重要な値をもつセンサはその値を制御装置1へ伝送した後では遮断され、もしくは以降のID問い合わせにおいてはもはや送信しないことである。
【0048】
これはたとえば、センサPIC2のデータ関連値とIDが制御装置1へ伝送された後、そのデータ関連値を最小値(たとえば0000 0000、それを反転した1111 1111など)にセットすることにより行うことができる。これによって次のデータ問い合わせにあたり、データ関連値に関してつまりはバス上の優位性に関してこのセンサは他のものよりも上まわらず、その結果、(他のセンサPIC1)の次に高い値が優位となって制御装置1に到達することになる。その際、センサはバスのところにあるその受信入力側RXで持続的に「モニタリングする」ことにより、優位性を得るのに成功したことつまりは自身のデータ関連値(DR値)および場合によってはID値を首尾よく伝送できたことを判定可能であり、それによってそのセンサは(それに続く遮断もしくはレジスタのゼロセットのために)、バス6において他のセンサに対し自分だけが優位性を得たことを知るようになる。
【0049】
このことをバス6に接続された3つのセンサおよび同期伝送による例に基づき詳しく説明する。
【0050】
制御装置1による最初の問い合わせ:
センサ1:
DR値:0000 0110 反転値:1111 1001 送信値:1111 1001
ID値:0000 0101 反転値:1111 1010 送信値:1111 1010
このセンサは送信にあたりバス6において優位性を得る。バス6における値はこのセンサが送信したい値と一致する。したがってこのセンサはこの伝送の「勝者」だったことを知る。この伝送後、このセンサはそのデータ関連値(DR値)を0000 0000にセットする。
【0051】
センサ2:
DR値:0000 0101 反転値:1111 1010 送信値:1111 1011
ID値:0000 0110 反転値:1111 1001 送信値:1111 1111
このセンサはDR値が低すぎたことを検知する。そしてこのセンサはDR値のビット1(右から2番目、センサ1も参照)以降はバス6から撤退し、「1」もしくは(11...)だけを殊に共通のID値のために送信する。
【0052】
センサ3:
DR値:0000 0101 反転値:1111 1010 送信値:1111 1011
ID値:0000 0100 反転値:1111 1011 送信値:1111 1111
このセンサはDR値が低すぎたことを検知する。そしてこのセンサはDR値のビット1以降はバス6から撤退し、「1」だけを殊に共通のID値のために送信する。
【0053】
PCもしくは制御装置1において受信された値:
DR値:1111 1001 反転値:0000 0110=センサ1の圧力値
ID値:1111 1010 反転値:0000 0101=センサ1のID値
2番目に重要な値の問い合わせ:
センサ1:
DR値:0000 0000 反転値:1111 1111 送信値:1111 1111
ID値:0000 0101 反転値:1111 1010 送信値:1111 1111
このセンサは(リセットされた)DR値が低すぎたことを検知する。そしてこのセンサはDR値のビット2(右から3番目、センサ2と3も参照)以降はバス6から撤退し、「1」だけを殊に共通のID値のために送信する。
【0054】
センサ2:
DR値:0000 0101 反転値:1111 1010 送信値:1111 1010
ID値:0000 0110 反転値:1111 1001 送信値:1111 1001
このセンサは送信にあたりバス6において優位性を得る。バス6における値はこのセンサが送信したい値と一致する。したがってこのセンサはこの伝送の「勝者」だったことを知る。この伝送後、このセンサはそのデータ関連値(DR値)を0000 0000にセットする。
【0055】
センサ3:
DR値:0000 0101 反転値:1111 1010 送信値:1111 1010
ID値:0000 0100 反転値:1111 1011 送信値:1111 1011
このセンサは自身のDR値が送信を成功させるのに十分高かったことを検知する。つまりこのセンサは他のいずれのセンサもそれよりも高いデータ関連値をもっていないことを知る。しかしそれにもかかわらず、他のセンサが等しいDR値をもっている可能性がある(この例の場合)。この状況を解消する目的でID値が伝送される。その際にこのセンサは、同じDR値をもつ他のセンサの方がもっと強い優位性をもつIDを有していることを検出する。したがってこのセンサはIDのビット1以降はバス6から撤退し、「1」だけを送信する。
【0056】
PCもしくは制御装置1において受信された値:
DR値:1111 1010 反転値:0000 0101=センサ2の圧力値
ID値:1111 1001 反転値:0000 0110=センサ2のID値
3番目に重要な値の問い合わせ:
センサ1:
DR値:0000 0000 反転値:1111 1111 送信値:1111 1111
ID値:0000 0101 反転値:1111 1010 送信値:1111 1111
このセンサは(リセットされた)DR値が低すぎたことを検知する。そしてこのセンサはDR値のビット2(右から3番目、センサ3も参照)以降はバス6から撤退し、「1」だけを殊に共通のID値のために送信する。
【0057】
センサ2:
DR値:0000 0000 反転値:1111 1111 送信値:1111 1111
ID値:0000 0110 反転値:1111 1001 送信値:1111 1111
このセンサは(リセットされた)DR値が低すぎたことを検知する。そしてこのセンサはDR値のビット2(右から3番目、センサ3も参照)以降はバス6から撤退し、「1」だけを殊に共通のID値のために送信する。
【0058】
センサ3:
DR値:0000 0101 反転値:1111 1010 送信値:1111 1010
ID値:0000 0100 反転値:1111 1011 送信値:1111 1011
このセンサは送信にあたりバス6において優位性を得る。バス6における値はこのセンサが送信したい値と一致する。したがってこのセンサはこの伝送の「勝者」だったことを知る。この伝送後、このセンサはそのデータ関連値(DR値)を0000 0000にセットする。
【0059】
PCもしくは制御装置1において受信された値:
DR値:1111 1010 反転値:0000 0101=センサ3の圧力値
ID値:1111 1011 反転値:0000 0100=センサ3のID値
4番目に重要な値の問い合わせ:
センサ1:
DR値:0000 0000 反転値:1111 1111 送信値:1111 1111
ID値:0000 0101 反転値:1111 1010 送信値:1111 1011
すべてのセンサは自身が可能なかぎり最高のDR値をもっていることを検知するが、他のいくつのセンサが同じ値をもっているかは知らない。IDの送信にあたり最も強いIDをもつセンサが優位となる。このセンサはIDのビット1以降になって、他のセンサの方が強い(つまりもっと強いIDを有している)ことを検知し、それ以降は「1」だけを送信する。
【0060】
センサ2:
DR値:0000 0000 反転値:1111 1111 送信値:1111 1111
ID値:0000 0110 反転値:1111 1001 送信値:1111 1001
すべてのセンサは自身が可能なかぎり最高のDR値をもっていることを検知するが、他のいくつのセンサが同じ値をもっているかは知らない。IDの送信にあたり最も強いIDをもつセンサが優位となる。このセンサは自身のIDがバスにおいて優位性を得たことを検知する。
【0061】
センサ3:
DR値:0000 0000 反転値:1111 1111 送信値:1111 1111
ID値:0000 0100 反転値:1111 1011 送信値:1111 1011
すべてのセンサは自身が可能なかぎり最高のDR値をもっていることを検知するが、他のいくつのセンサが同じ値をもっているかは知らない。IDの送信にあたり最も強いIDをもつセンサが優位となる。このセンサはIDのビット1以降になって、他のセンサの方が強い(つまりもっと強いIDを有している)ことを検知し、それ以降は「1」だけを送信する。
【0062】
PCもしくは制御装置1において受信された値:
DR値:1111 1111 反転値:0000 0000=最小のDR値
ID値:1111 1001 反転値:0000 0110=センサ2のID値
PCはセンサ2のIDが2度目の送信を行ったことを検知する。このことはデータ関連値からも識別できる。なぜならば可能なかぎり小さいDR値(0000 0000)が圧力測定の結果となるはずがないからである。そのためこのことを見分けることができるようにする目的で、測定された圧力に対しては必ず「1」を加えることができる。
【0063】
その際、ID伝送を圧力値の伝送と同様、制御装置1の問い合わせに応じて行うようにすることができ、たとえばビット、負または正のクロック側縁、特別なバイトなどの形態のスタート信号の伝送により行うことができる。
【0064】
さらにたとえば次のようにすることも可能である。すなわちセンサPIC1,PIC2等が、少なくとも1つのセンサPIC1,PIC2が衝突を検出するとただちに自発的に送信を開始し、残りのセンサによりスタートビットとして検出される負のクロック側縁または低レベル信号をバス6に供給し、それによってバス6につながっているすべてのセンサPIC1,PIC2等が時間的に同期してそれらがもっている圧力値を伝送し始めるようになる。当然ながら、そもそも衝突を検出したセンサだけが送信を開始するように構成してもよい。
【0065】
本発明の有利な実施形態によれば、新たに同期合わせをせずにID伝送が行われる。この場合、DR値つまり圧力値伝送のための同期合わせが利用され、ID伝送の開始前に規定の遅延時間が設けられる。典型的にはセンサPIC1,PIC2は一例として、制御装置1から送信されたスタートビット(Ts)たとえば送信された最初のバイトの時点を測定し、DR値をその後の規定の時点にそのようにして同期合わせして(同時に)伝送することにより応答する(Ts+T1)。それ以降、センサPIC1,PIC2は同期合わせが不要となり、規定された遅延(Ts+T1+T2)を伴ってそれらのID値を送信する。したがってDR値の伝送とID値の伝送との間で新たな同期合わせは必要ない。とはいえセンサのタイムベースが悪い場合にはセンサは規定時間待機し、その後、ID値の伝送の同期合わせのためスタートビットの送信を始めることができる。この場合、センサがスタートビットの発生についてバス6をモニタリングする待機プロセスを中止することができ、したがって(新たな)同期合わせを達成することができる。
【0066】
センサPIC1,PIC2と制御装置1との間で本発明に従って高速にデータ伝送を行うために有利であるのは、市販されている低コストのコンポーネント(大量生産品たとえば Philips の RS485 またはCANドライバ )を利用することである。
【0067】
公知の好適な規格RS232によってデータ伝送を行うことができる。この場合、ただ1つの論理的なデータ線を備えた低コストのバスシステムおよび一般的な接続コンポーネントもしくはバスドライバモジュールを利用して、バスにつながった複数のセンサをたとえばワイヤードAND方式に従い制御装置1と接続できるようになる。たとえばデータプロトコルとして制御装置1の側で慣用のRS232プロトコルを使用することができ、したがって有利にはこのシステムを数多くの既存のPCもしくはRS232を装備した他の機器にプロトコルコンバータを用いずに(とはいえ場合によってはレベルコンバータを用いて)接続可能となる。
【0068】
同様に、この回路においてたとえばマイクロコントローラを備えた低コストのセンサを利用することができる。それというのも、最も重要な値がまずはじめに単独でバスにおいて優位となりつまりはそれが制御装置1へ伝送されるようにした本発明の方式によって、回路を低コストで実現したにもかかわらず十分な高速性と確実性が保証されるからである。
【0069】
当然ながらこのシステムの場合には最小のケーブル配線の手間と最も安価な電子モジュールで、センサたとえばマイクロコントローラのレジスタのリセット、センサPIC1,PIC2の較正などその他の機能を実現することもできる。
【0070】
制御装置1の要求に応じてたとえば特別なバイト(もちろん要求バイトごとに異なる)の伝送によりセンサPIC1,PIC2のリセットをトリガすることができるし、さらに他の特別なバイトの伝送により(たとえばタイムベースおよび/またはセンサ感度ないしはセンサにおいて圧力値を計算する数学関数の)較正プロセスなどをトリガすることができる。
【0071】
さらにシステム全体の機能に関するテストも可能であり、その場合、衝突なく圧力値および/または一義的なID値が制御装置1へ伝送され、そのようにしてすべてのセンサPIC1,PIC2等および伝送区間の機能をチェックすることができる。
【0072】
センサPIC1,PIC2の価値を個々の用途に可能なかぎり最適に整合させる目的でさらに考えられるのは、ID値をセンサの場所ないしは個所の重要性に従いたとえば降順に配分するだけでなく、センサPIC1,PIC2等において検出された衝突値も設定可能な関連値と線形または非線形の関数で結合することであり、そのようにすることで衝突に対する圧力値がその関連値と関数と本来のセンサ値に依存して生じるようになり、その後、これが制御装置1へ伝送される。
【0073】
本発明によれば、特定のセンサを所期のようにそのセンサのIDの伝送により応答させることも可能である。この場合、制御装置1はまずはじめにコマンド(たとえば「自己情報を送れ」)を送信し、その後、要求されたセンサのIDが送信される一方、他のすべてのセンサはこの伝送には関与しない。
【0074】
さらにこの装置および方法に「セルフモード」を統合させることも可能であり、それによれば特定のイベント(たとえば0 0000 0000 0000 0000)が発生したときに他のすべての伝送に対して優位性をもつ(たとえばRS232プロトコルの)ブレーク信号が送信される。この場合、各センサごとにリアクション閾値を設けることができ、これは制御装置1によりセット可能である。センサが「セルフ通報モード」に切り替えられた後、あるセンサにおいてこのリアクション閾値(データ関連閾値)を上まわると、そのセンサは自分自身で(制御装置1による要求がなくても)たとえば0000 0000を送信する。複数のセンサが同時に送信したとしても、やはり0000 0000あるいはもっと長い周期が結果として発生し、そのような長い周期も制御装置1によって識別可能である(たとえばRS232プロトコルによるブレーク信号)。センサがそれらの受信入力側RXを介して0000 0000を受信すると、それらnセンサは既述の通常の通信モードに戻る。したがって制御装置1が1つのセンサあるいは接続されているすべてのセンサの値(たとえば衝突圧力)を持続的に問い合わせる必要がなく、シリアルインタフェース(RS232)に信号が到来するのを待っていればよい。制御装置1がこのような信号を受け取ると、この制御装置は既述の方式により最も強いもしくは最も重要な圧力値について問い合わせる。この場合、制御装置1はこの「セルフモード」を早めに中止することもでき、その際にはたとえばそれ自身が0000 0000を送信する。
【0075】
また、まえもって設定可能な特定の期間にわたり問い合わせされなかったセンサがいっそう長い0周期によってそのことを気づかせるように構成することも可能である。その場合、この信号は他のプロセスとは無関係に制御装置1によりブレーク信号として受信される。
【0076】
ロボットおよび衝突についてこれまで説明してきた方法によれば、本発明によるデータ伝送方式に従いそれらの重要性に依存して最も低コストの実現手法で、少なくとも最も重要な値を十分な速度と確実性を伴い制御装置1において後続処理のために得ることができるようになる。
【0077】
当然ながら本発明による方法ならびに回路は図示の実施例に限定されるものではなく以下のような様々な適用分野で利用することができる。すなわち複数の物体が互いに相対的に運動を実行したり間隔を設定したり衝突を避けたりするようなところや、たとえば地震、風速等を測定してそれらのデータを中央制御装置へ伝送するための定置システムにおいても利用することができる。
【0078】
その際に有利には、センサデータ相互間の重要性もしくは関連性についての既述の競合および送信中のセンサもしくはバスに接続されているセンサの(その競合に依存しそれに従うダイナミックな)最重要値の優位性獲得によって、慣用のシステムよりもそれらの情報をいっそう高速に得ることができるようになり、その結果、有利には比較的低速で単純かつ低コストの伝送用システム(バスシステム、接続コンポーネント、センサ等)を利用できるようになる。本発明の意味においてはセンサとは非常に広い範囲で捉えられるべきものであってたとえば、少なくとも1つの受信入力側RXと少なくとも1つの送信出力側TXを備えた入力装置をも含むものである。
【0079】
ここではっきりと述べておくと、本発明によればバスに接続されているすべてのセンサのうち最も強いデータ関連値が(センサ)値の同期合わせされたもしくは同時の伝送にあたり優位性を獲得し、そのデータ関連値にデータ値が含まれており、あるいはそのデータ関連値はデータ値とパラメータ関数とに依存するものである。したがって伝送にあたり重要性もしくは優先度はデータ自体に依存しており、このことは本発明によればデータの可変またはダイナミックな重要性もしくは優先度と捉えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による回路の基本回路図である。
【図2】図2は図1による回路の通信プロトコルを示すダイアグラムである。
Claims (11)
- データバス(6)を介して制御装置(1)へ複数のセンサ(PIC1,PIC2)のデータを伝送する方法において、
a)センサ(PIC1,PIC2)内でデータ関連値を求め、
b)センサ(PIC1,PIC2)のデータ関連値をバス(6)へ加え、
c)センサ(PIC1,PIC2)のうち最大のデータ関連値だけを制御装置(1)へ伝送することを特徴とする、
データを伝送する方法。 - センサ(PIC1,PIC2)のデータ関連値を、センサ(PIC1,PIC2)においてイベントが検出されたとき、および/または制御装置(1)または他のセンサ(PIC1,PIC2)の問い合わせに応じてバス(6)へ加える、請求項1記載の方法。
- 前記ステップc)に続いて、
d)少なくとも1つのセンサ(PIC1,PIC2)のID値をバス(6)へ加え、ただ1つの最も重要なID値だけを制御装置(1)へ伝送する、請求項1または2記載の方法。 - 制御装置(1)に伝送された値が所定の閾値を下回るまで前記のステップa)からd)を反復し、ID値の伝送されたセンサ(PIC1,PIC2)は送信を中止する、請求項3記載の方法。
- 複数のセンサ(PIC1,PIC2)とデータバス(6)と制御装置(1)が設けられている、請求項1から4のいずれか1項記載の方法を実施するための回路において、
センサはデータバス(6)を介してワイヤードAND方式で制御装置(1)と接続されていて、1つのセンサ(PIC1,PIC2)の1つのデータだけが優位性を得ることを特徴とする回路。 - 前記センサ(PIC1,PIC2)は、接続コンポーネント(3:5,11:13,17;19)を介してバス(6)と接続された送信出力側(TX)と受信入力側(RX)と制御装置を有しており、該制御装置は送信出力側(TX)と受信入力側(RX)とで信号が異なれば送信出力側(TX)に中性の信号(論理値「1」)を割り当てる、請求項5記載の回路。
- 前記バス(6)はただ1つの論理的なデータ線を有する、請求項5または6記載の回路。
- 前記バス(6)は「0」が優位または「1」が優位となるよう、またはワイヤードORとして構成されている、請求項5から7のいずれか1項記載の回路。
- 前記バス(6)は電気的にCANバスとして構成されている、請求項5から8のいずれか1項記載の回路。
- 各センサ(PIC1,PIC2)は制御装置(1)に伝送可能な一義的なID値を有する、請求項5から9のいずれか1項記載の回路。
- 前記制御装置(1)はRS232互換として構成されている、請求項5から10のいずれか1項記載の回路。
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