JP2004501822A - 冷ガス発生器 - Google Patents
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Abstract
本発明は、圧力下にあるガス(2)で充填されているリザーバ(1)を有する、エアバックシステムのための冷ガス発生器に関する。この冷ガス発生器は、静止状態において薄壁の密閉ディスク(4)を用いて圧力密閉式で閉鎖されているガス流出開口部(3)を有する。密閉ディスク(4)は、この密閉ディスク(4)上に作用するガス圧力に対してサポート装置(5)を用いて支持されている。サポート装置(5)に影響を及ぼすための作動装置(6)が設けられていて、サポート装置(5)は、密閉ディスク(4)に隣接する圧力プレート(7)と、圧力プレート(7)を密閉ディスク(4)と共に支持するサポートレバー(8)とを含んでいる。圧力プレート(7)とサポートレバー(8)とが互いに別々に形成されている。サポートレバー(8)は圧力方向で力を受け止め且つ圧力方向に対して横方向では力から免れているように旋回可能に軸受位置(9)に備えられている。作動装置(6)は、サポートレバー(8)に対して軸受位置(9)を中心に旋回させるように作用する。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
【0001】
本発明は、請求項1の前提部に記載した構成を有する、エアバックシステムのための冷ガス発生器に関する。
【0002】
周知の冷ガス発生器はリザーバを有し、このリザーバ内にはエアバックを必要に応じて膨張させるために周囲温度で高圧下にあるガスが蓄えられている。ガス流出開口部は静止状態(非活動状態)において気密に閉鎖されていて、その結果、ガス圧力が冷ガス発生器の耐用年数に渡って保持され得る。事故の際に作動される制御装置はパルスを生成し、このパルスは、ガス流出開口部を開放するために作動装置を操作する。それにより、リザーバ内に貯蔵されているガスが、ガス流出開口部及び対応する導管経路を通じ、折り畳まれているエアバック内に流入する。エアバックが膨張され、この際、ガスは、同時に生じる体積増加により、所望の充填圧力へと緩和される。自動車両構造における軽量化構造に関する願望、並びに、場合により多数のエアバック及び冷ガス発生器を有する安全措置の改善に関する願望は、エアバック及び冷ガス発生器が小さく軽量で且つ確実に実施されなくてはならないという要求を導く。小さな構成サイズはリザーバ内のガスのリザーブ圧力を高くし、このことは、特にガス流出開口部及び作動装置の領域に複雑な要求を導くことになる。一方で、ガス流出開口部の閉鎖部(蓋)は、この閉鎖部が高ガス圧力に耐え、この際、拡散プロセスを考慮しても永続的に気密であるように構成されなくてはならない。更に、作動機構は、意図しない誤作動が回避されていて、できるだけ僅かなエネルギー消費で制御される作動が行われ得るように創作されなくてはならない。
【0003】
そのためにドイツ特許出願公開第19540618号明細書から様々な装置が知られていて、これらの装置では、ガス流出開口部が気密なフォイルで閉鎖されている。この気密なフォイルは、それ自体ではガス充填物の圧縮力に耐えることができないように寸法決定されている。支持装置が、静止状態において、この密閉フォイルに作用するガス圧力に対してこの密閉フォイルを支持する。この際、この支持装置は、密閉フォイルに隣接する圧力プレート及びサポート要素を有する。着火式チャージが必要に応じて支持装置に作用し、そのサポート作用が取り除かれる。この際、印加するガス圧力が密閉フォイルを破壊し、その結果、蓄えられているガスがエアバック内にこのエアバックを充填するために漏れ出し得る。この刊行物には支持装置の様々な実施形態が示されていて、これらの実施形態では、支持装置がワンピース(一体部品)で実施されていて、着火式チャージにより、そのサポート作用が取り除かれるように塑性変形される。高ガス圧力に対して密閉フォイルを支持するためにサポート装置は対応的に強く堅固に寸法決定されていなくてはならない。その結果、その塑性変形のために、着火式チャージにより提供すべきエネルギー需要が高くなっている。そのためのバリエーションでは圧力プレートがトグルレバーにより支持されていて、そのトグルリンクには角度がつけられていて、このトグルリンクの方は着火式チャージに対して支持されている。作動のためには先ず着火式チャージがトグルリンクを印加するガス圧力に対して打ちのめす必要があり、このことは高いエネルギー消費を要求する。着火式チャージにおけるトグルリンクの永続的な支持は、僅かな取付許容差が意図しない密閉フォイルの破断を導くということに関し、整備作業及び検査作業を妨げる。他のバリエーションでは、サポート要素を有するサポートプレートがワンピースで形成されている。ガス流出開口部を開放するために、着火式チャージは側方でこのサポートプレートに作用し、この際、サポート装置は旋回運動を実施する。この旋回運動により、圧力プレートにおいて作動器側のエッジは、作動が行われる以前に、密閉フォイル及び印加するガス圧力に対して持ち上げられなくてはならない。このためにも、対応して高いエネルギー需要が要求されている。示されたこれらの実施形態は、支持装置及び作動装置の領域内の許容差に対して敏感であり、僅かなずれが意図しないフォイルの破断を導くことになる。
【0004】
本発明の基礎を成す課題は、改善された信頼性と軽減された操作エネルギーを有する冷ガス発生器を提供することである。
【0005】
この課題は、請求項1に記載した特徴を有する冷ガス発生器によって解決される。
【0006】
そのために、ガス流出開口部を、密閉ディスクを用いて圧力密閉式で閉鎖すること、及び、この密閉ディスクを、静止状態(非活動状態)において、この密閉ディスクに隣接する圧力プレートとこの圧力プレートとは別に形成されているサポートレバーとから成るサポート装置を用いて支持することが提案される。サポートレバーは、軸受位置において旋回可能であり、圧力方向で力を受け止め且つ圧力方向に対して横方向では力から免れているように備えられている。付属の作動装置は、この作動装置が作動の場合にサポートレバーをその軸受位置を中心に旋回させるように形成されている。この配置により、作動装置は静止状態においてサポート装置により負荷されていない。作動装置の取付許容差がサポート装置のサポート作用に影響を及ぼすことはない。上述のサポートレバーの備え付け及び操作により、サポートレバーの操作が圧力プレートを持ち上げる或いは印加するガス圧力に対して密閉ディスクを持ち上げることはない。操作のためには、発生する摩擦力を克服するための僅かなエネルギーレベルだけが要求される。その結果、作動装置は小さく維持され得て、このことは特に着火式チャージを使用する際に重量と空間の節約の他に有害物質の放出の軽減をも導く。この際、サポートレバーの旋回可能な端部は、有利には丸み(湾曲部)を有し、その半径は特に軸受位置から旋回可能な端部までの間隔にほぼ対応する。それにより、サポートレバーは所定の旋回経路を実施することができ、この旋回経路においてサポート作用は変わらずに残っている。このことは、サポートレバーのための許容範囲の大きな位置許容差を、そのサポート作用を損なうことなく可能とし、意図しない誤作動の回避に貢献する。有利には圧力プレートにも対応的に丸みのつけられた凹部が設けられていて、この凹部内に、サポートレバーにおける丸みのつけられた旋回可能な端部が係合する。それにより、確実な案内と確実な互いの調整が提供されている。
【0007】
静ガス圧力は、閉鎖された開口部に対し、その開口部面に対して垂直に作用する。それ故、開口部面に対して垂直に位置し且つ開口部の面重心点に位置する開口部軸線は、作用する圧縮力のベクトルの和の位置と方向付けをも示すことになる。ガス流出開口部の開口部軸線上に軸受位置を配設することにより、圧縮力のベクトルの和は軸受位置上に向かい、それにより、サポート装置の非対称の負荷が回避されていて、このことは、作動エネルギー需要の軽減に寄与する。更に、同様に、軸ジャーナルとしてのサポートレバーの軸受位置の構成が寄与し、それにより、発生する摩擦力、及びその結果、要求される操作エネルギーが小さく維持されている。
【0008】
合目的な構成では圧力プレートが開口部軸線に関して半径方向で遊びをほぼ伴わずにガス流出開口部内に嵌め込まれている。それにより、半径方向における圧力プレートの遊びに起因する運動性、及びそれと同時に、反応しやすい密閉ディスクを危険にさらしてしまうことが回避されている。この際、ガス流出開口部と圧力プレートは、有利には、各々、ほぼ軸線平行な周壁を有し、それにより、圧力プレートは、定義されている軸方向経路を介し、横転を回避しながら案内されている。このことは、精密に定義可能である作動経過に寄与する。横転運動の回避により、静止状態においても、圧力プレートにおいてある程度の軸方向位置許容差が許され、密閉ディスクの意図しない破裂が懸念される必要はない。更に、圧力プレートはその比較的大きな厚さと隙間のない嵌め込みによりある程度の密閉作用を施す。特に、密閉ディスクと圧力プレートが平面で接続する場合、ガス拡散による非密閉性が回避されていて、その理由は、密閉ディスクが圧力プレートの周壁に沿って単に線状に薄壁で形成されているためである。つまり、対応的に高いガス拡散率を有する密閉ディスクの薄壁構成の領域は極めて小さく維持されている。更に、この構成により、密閉ディスクにおいて精密に定義された線状の目標破壊位置が得られ、この際、作動時には圧力プレートが対応的に結合されている密閉ディスク部分と共に吹き飛ばされる。その結果、今や開放したガス流出開口部は、対応して予測可能な気流特性を伴う精密に定義された幾何学的構成を有する。それにより、冷ガス発生器と、充填すべきエアバックとが、改善された精密性で構成的に互いにマッチされ、このことはシステムの稼動安全性に寄与する。気流特性を精密に適合するために、ガスの気流経路内、及び特にガス流出開口部のリザーバ側には気流絞りが設けられている。この配置構成により、静止状態において、完全な静圧力がガス流出開口部上に作用し、このことは密閉ディスクの精密な破裂を可能とする。ガス流出開口部が開放した後、気流経過が生じ、この気流経過では、気流絞りにより、減少された動ガス圧力が生じる。従って、特にリザーバ内のガスとしてのヘリウムと関連し、一連の長所が達成可能である。ヘリウムは傑出した流れ特性(流動性)を有し、この流れ特性は、対応する長さの導管を介してエアバックをリザーバにつなぐことを可能にする。それにより、エアバックから隔たった位置にリザーバを位置決めすることが可能であり、このことはエアバックシステムの取付柔軟性を改善する。ヘリウムでは圧力と温度に対する依存性が小さいことにより、リザーバの充填圧力は、一方では低い周囲温度でエアバックの確実な充填が可能とされていて、他方では例えば集中的な日光照射の際にガス圧力が過剰に増加しないように選択され得て、それにより、高温時のエアバックの過剰負荷が回避されている。更に、ヘリウムで充填されたエアバックは傑出した減衰特性を有し、それにより、保護すべき人物に対する衝撃荷重、特にHICファクタ(head injury criterion、頭部損傷ファクタ)が減少可能である。この際、気流絞りは、エアバックの衝撃的な膨張、それと同時に、起こり得るエアバック材料の過剰負荷を防止する。
【0009】
有利な構成において、特にワンピース(一体部品)で実施されているケーシングが設けられていて、このケーシング内に、ガス流出開口部、サポート装置、場合により気流絞りも配設されている。このケーシングは、合目的にはリザーバと気密に溶接されている。それにより、良好に管理可能な製造プロセスにおいて、個々の部品の互いの正確な方向付けと支持が可能である。ケーシングをワンピースで構成することにより、発生する大きな力のために起こり得るずれ現象が回避されている。コスト節約の方式ではケーシングが例えば前取付の後に初めてリザーバに溶接され得る。
【0010】
有利には、サポートレバーは、開口部軸線に対して角度のつけられた爪レバーを有し、この際、作動装置は、開口部軸線或いは軸受位置に対して軸線平行で側方にずらされて爪レバー上に作用するように配設されている。この爪レバーにより、旋回可能な端部を圧力方向に対して横方向に操作するために操作方向が開口部軸線に対して平行に与えられているように偏向装置が提供されている。それにより、作動装置も開口部軸線に対して平行に配設されていて、それにより、冷ガス発生器における全体として長尺のスリムな構成形状が可能である。このことは、自動車両の狭い箇所においても、対応する冷ガス発生器の汎用的な配置可能性に寄与する。このスリムな構成形状は、受部内で縦方向移動できるように案内されている衝撃ピストンを有する作動装置によって支援される。このピストンの縦方向の移動可能性により、旋回又は回転可能なシステムに対し、スリムな構成形状が選択され得る。この際、衝撃ピストンは、有利には受部内でクランプリングによって保持されている。このクランプリングは、取付援助部として作用し、衝撃ピストンをその静止位置に保持し、サポートレバーによる支持が要求されていることはない。高いエネルギー密度、それと同時に、僅かなスペース需要及び僅かな重量需要を生成するために、衝撃ピストンの操作には着火式駆動チャージ(発射薬)が設けられている。この駆動チャージは、衝撃ピストンと共に受部内に保持されていて、保持リングにより滑り出しから保護されている。この保持リングは合目的には弾性で実施されていて、それにより、この保持リングは駆動チャージの着火時にパッキングとして作用し得る。スペース需要を更に現象するために、衝撃ピストンは、ピストンスカートとピストン底部とで部分的に包囲されている内側のピストン空間を形成する。このピストン空間内に着火式駆動チャージが突出し、その結果、全体としてコンパクトな構成方式が得られている。
【0011】
衝撃ピストン、また爪レバーは、合目的には、静止状態で互いに角度のつけられている各々1つの平坦なストップ面を有する。爪レバーの傾けられたストップ面に対して衝撃ピストンが衝突する場合、この爪レバーは、両方のストップ面が平坦の状態で互いに隣接するまで旋回運動を実施する。この状態で爪レバーの回転運動は制動され、その結果、爪レバーは定義された位置に留まり、ガスの流出に悪影響を及ぼすことはない。他の合目的な構成では、衝撃ピストンが湾曲したストップ面を有し、この湾曲したストップ面は、旋回する爪レバーと関連してこの爪レバー上で進行し得る。それにより、全体として、発生する摩擦損失が軽減され、このことは、エネルギー需要の更なる節約、それと共に作動装置の小型化に寄与する。この際、衝撃ピストンのストップ面をピストン面よりも小さく形成することは合目的である。比較的大きなピストン面により、高いピストン力が達成可能であり、それに対して小さくされたストップ面は、場合により、対応する空間的な状況において、サポートレバー或いは爪レバーの運動性を改善させ得る。
【0012】
次に、図面に基づき、本発明の実施形態を更に詳細に説明する。
【0013】
図1には、部分図として、リザーバ1を有する冷ガス発生器が示されていて、リザーバ1は、充填バルブ42を介し、高圧下にあるガス2で充填されている。ガス2はヘリウムであるが、他の適切なガスであってもよい。冷ガス発生器はガス流出開口部3を有し、このガス流出開口部3は密閉ディスク4により気密に閉鎖されている。密閉ディスク4は、印加するガス圧力に対し、サポート装置5によって支持されている。作動装置6が設けられていて、この作動装置6は、密閉ディスク4の支持作用が取り除かれるように、必要に応じてサポート装置5に作用する。この際、ガス2の圧力により密閉ディスク4が破壊され、その結果、ガス2はガス流出開口部3を通じて非図示のエアバック内にこのエアバックを充填するために流入し得る。サポート装置5は、密閉ディスク4に隣接する圧力プレート7と、この圧力プレート7を密閉ディスク4と共に支持するサポートレバー8とを含み、このサポートレバー8の方は、軸受位置9に対して支持されている。ガス流出開口部3とサポート装置5は、ワンピース(一体部品)のケーシング20内に設けられていて、このケーシング20は、リング形状の溶接継目43に沿ってリザーバ1と気密に溶接されている。
【0014】
図2には、拡大図として、図1による冷ガス発生器において、ガス流出開口部3の領域内の詳細が示されていて、このガス流出開口部3は中心にその開口部軸線14を有する。圧力プレート7は、開口部軸線14に関して半径方向で遊びを伴わずにガス流出開口部3内に嵌め込まれていて、この際、双方、開口部軸線14に対し、軸線平行に延びる周壁16、17を有する。圧力プレート7は、密閉ディスク4と平面で接続されていて、それにより、少なくとも近似的に遊びを伴わないガス流出開口部3内への圧力プレート7の嵌め込みと共に、密閉ディスク4にはリング形状に延びる目標破壊位置35が形成されている。ガス流出開口部3のリザーバ側には、中央に絞り穿孔34を有する絞りプレート33の形式の気流ドラム19が設けられている。閉鎖されているガス流出開口部3上に作用するガス圧縮力は開口部軸線14に沿って推移し、開口部軸線14上には軸ジャーナル15の形式の軸受位置9が位置している。サポートレバー8は、開口部軸線14の方向で軸ジャーナル15に対して支持されていて、この際、その旋回可能な端部10は、開口部軸線14に対して横向きには力が加わっていない状態であり、作動装置6(図1)によって矢印36の方向に旋回可能である。また、圧力プレート7が片側だけのジョイント式で備えられていて、比較可能なサポート装置5によって偏心的に対向して保持されているという実施形態も合目的であり得る。サポートレバー8の旋回可能な端部10には丸みがつけられていて、この端部10は、対応的に丸みのつけられている圧力プレート7の凹部13内に係合する。ワンピースのケーシング20には4つの流出開口部37が設けられていて、これらの流出開口部37を介し、作動の場合にはガス2(図1)が充填すべきエアバックへと導かれる。
【0015】
図3には、図1による冷ガス発生器において、作動装置6の領域に関する他の部分図が示されている。作動装置6は受部22を有し、この受部22内には衝撃ピストン23が操作方向39に縦方向移動できるように案内されている。この衝撃ピストン23は、周回するクランプリング24を用い、その受部22内で滑りによる位置ずれに対して保持されている。衝撃ピストン23は、そのピストンスカート27とそのピストン底部28を用い、内側に位置するピストン空間29を形成し、このピストン空間29内には着火式駆動チャージ(発射薬)25が突出している。駆動チャージ25は、弾性保持リング26により受部22内で密閉保持されている。作動装置6において衝撃ピストン23の反対側の端部には、着火式駆動チャージ25を必要に応じて着火するための電気接続コンタクト41が設けられている。受部22は固定プレート40に保持されていて、この固定プレート40の方はケーシング20に固定されている。ケーシング20内には、サポートレバー8が、矢印38で示唆されていて開口部軸線14(図2)に沿ってサポートレバー8上に作用する圧縮力が軸受位置9上に作用するように、軸受位置9において旋回可能に備えられていて、この際、開口部軸線14に対して垂直に旋回方向36(図2)に力成分が示されることはない。矢印38で示されている圧縮力は、ほぼ中央でサポートレバー8の旋回可能な端部10上に作用し、この端部10は、軸受位置9に対する旋回可能な端部10からの間隔にほぼ対応する半径12を有する丸み(湾曲部)11を備えている。旋回可能な端部10の反対側で、サポートレバー8は、圧力方向(圧縮方向)38に対して角度のつけられた爪レバー21を有し、この爪レバー21に対し、必要に応じて作動装置6が作用する。また、作動装置6が旋回可能な端部10に直接的に側方で作用するように配置されているという配置構成も合目的であり得る。同様に、爪レバー21が角度をつけられずに形成されていることも合目的であり得て、この場合、作動装置6はその操作方向39で圧力方向38に対して角度を成して配置されている。図示されている実施形態において、操作方向39は、圧力方向38或いは開口部軸線14(図2)に対して軸線平行に位置し、それに対して側方にずらされていて、それにより、軸受位置9を中心に操作方向39で爪レバー21に加わり得るピストン力にレバーアームが続いてゆく。爪レバー21は、平坦なストップ面31を用い、静止位置において実質的に力を伴わずに衝撃ピストン23の湾曲したストップ面30に隣接している。ピストン側のストップ面30の湾曲により、このストップ面30は、作動の場合、平坦なストップ面31において進行してゆく。この際、作動の場合にサポートレバー8の自由な運動性を支援するために、ストップ面30は、双方向矢印32によって示唆されているピストン面よりも小さい。
【0016】
図4には、図3による装置の変形例が示されていて、そこでは衝撃ピストン23が静止位置で示されていて、爪レバー21に対して間隔を置いている。爪レバー21と衝撃ピストン23は、各々、互いに角度を成して配置されている平坦なストップ面30、31を有する。図5では、図4による装置が作動された状態で示されていて、そこでは衝撃ピストン23がその操作方向39で着火式駆動チャージ25の着火により前方に押し出されている。それにより、サポートレバー8は矢印36の方向に旋回運動を実施し、この際、両方の接触面30、31は互いに同一面上に位置し、サポートレバー8の更なる回転が制動されている。ガス2の圧力により、圧力プレート7は密閉ディスク4の一部分と共にガス流出開口部から押し出され、この際、密閉ディスク4は、リング形状の目標破壊位置35に沿って切断されている。ガス2は、矢印18によって示されている気流経路に沿い、ガス流出開口部3、並びに、ケーシング20に配設されている2つの流出開口部37を通じ、非図示のエアバックへと漏れ出す。ガス2の気流経路18内には、図示されている実施形態ではガス流出開口部3のリザーバ側に位置し、示唆されている気流絞り19が配設されている。また、流出開口部37を気流絞り19として形成すること、又は、1つ又は複数の別個の気流絞り19をエアバックへの非図示の供給導管内に配設することも合目的であり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】
冷ガス発生器をその主要な構成要素を用いて示す概観図である。
【図2】
ガス流出開口部の詳細を示す、図1の部分拡大図である。
【図3】
作動装置の詳細を示す、図1の部分拡大図である。
【図4】
図1及び3による作動装置の変形例を示す図であり、ここでは衝撃ピストンが平坦なストップ面を有する。
【図5】
図4による装置を示す図であり、ここでは作動装置が操作されていて、ガス流出開口部が開放している。
本発明は、請求項1の前提部に記載した構成を有する、エアバックシステムのための冷ガス発生器に関する。
【0002】
周知の冷ガス発生器はリザーバを有し、このリザーバ内にはエアバックを必要に応じて膨張させるために周囲温度で高圧下にあるガスが蓄えられている。ガス流出開口部は静止状態(非活動状態)において気密に閉鎖されていて、その結果、ガス圧力が冷ガス発生器の耐用年数に渡って保持され得る。事故の際に作動される制御装置はパルスを生成し、このパルスは、ガス流出開口部を開放するために作動装置を操作する。それにより、リザーバ内に貯蔵されているガスが、ガス流出開口部及び対応する導管経路を通じ、折り畳まれているエアバック内に流入する。エアバックが膨張され、この際、ガスは、同時に生じる体積増加により、所望の充填圧力へと緩和される。自動車両構造における軽量化構造に関する願望、並びに、場合により多数のエアバック及び冷ガス発生器を有する安全措置の改善に関する願望は、エアバック及び冷ガス発生器が小さく軽量で且つ確実に実施されなくてはならないという要求を導く。小さな構成サイズはリザーバ内のガスのリザーブ圧力を高くし、このことは、特にガス流出開口部及び作動装置の領域に複雑な要求を導くことになる。一方で、ガス流出開口部の閉鎖部(蓋)は、この閉鎖部が高ガス圧力に耐え、この際、拡散プロセスを考慮しても永続的に気密であるように構成されなくてはならない。更に、作動機構は、意図しない誤作動が回避されていて、できるだけ僅かなエネルギー消費で制御される作動が行われ得るように創作されなくてはならない。
【0003】
そのためにドイツ特許出願公開第19540618号明細書から様々な装置が知られていて、これらの装置では、ガス流出開口部が気密なフォイルで閉鎖されている。この気密なフォイルは、それ自体ではガス充填物の圧縮力に耐えることができないように寸法決定されている。支持装置が、静止状態において、この密閉フォイルに作用するガス圧力に対してこの密閉フォイルを支持する。この際、この支持装置は、密閉フォイルに隣接する圧力プレート及びサポート要素を有する。着火式チャージが必要に応じて支持装置に作用し、そのサポート作用が取り除かれる。この際、印加するガス圧力が密閉フォイルを破壊し、その結果、蓄えられているガスがエアバック内にこのエアバックを充填するために漏れ出し得る。この刊行物には支持装置の様々な実施形態が示されていて、これらの実施形態では、支持装置がワンピース(一体部品)で実施されていて、着火式チャージにより、そのサポート作用が取り除かれるように塑性変形される。高ガス圧力に対して密閉フォイルを支持するためにサポート装置は対応的に強く堅固に寸法決定されていなくてはならない。その結果、その塑性変形のために、着火式チャージにより提供すべきエネルギー需要が高くなっている。そのためのバリエーションでは圧力プレートがトグルレバーにより支持されていて、そのトグルリンクには角度がつけられていて、このトグルリンクの方は着火式チャージに対して支持されている。作動のためには先ず着火式チャージがトグルリンクを印加するガス圧力に対して打ちのめす必要があり、このことは高いエネルギー消費を要求する。着火式チャージにおけるトグルリンクの永続的な支持は、僅かな取付許容差が意図しない密閉フォイルの破断を導くということに関し、整備作業及び検査作業を妨げる。他のバリエーションでは、サポート要素を有するサポートプレートがワンピースで形成されている。ガス流出開口部を開放するために、着火式チャージは側方でこのサポートプレートに作用し、この際、サポート装置は旋回運動を実施する。この旋回運動により、圧力プレートにおいて作動器側のエッジは、作動が行われる以前に、密閉フォイル及び印加するガス圧力に対して持ち上げられなくてはならない。このためにも、対応して高いエネルギー需要が要求されている。示されたこれらの実施形態は、支持装置及び作動装置の領域内の許容差に対して敏感であり、僅かなずれが意図しないフォイルの破断を導くことになる。
【0004】
本発明の基礎を成す課題は、改善された信頼性と軽減された操作エネルギーを有する冷ガス発生器を提供することである。
【0005】
この課題は、請求項1に記載した特徴を有する冷ガス発生器によって解決される。
【0006】
そのために、ガス流出開口部を、密閉ディスクを用いて圧力密閉式で閉鎖すること、及び、この密閉ディスクを、静止状態(非活動状態)において、この密閉ディスクに隣接する圧力プレートとこの圧力プレートとは別に形成されているサポートレバーとから成るサポート装置を用いて支持することが提案される。サポートレバーは、軸受位置において旋回可能であり、圧力方向で力を受け止め且つ圧力方向に対して横方向では力から免れているように備えられている。付属の作動装置は、この作動装置が作動の場合にサポートレバーをその軸受位置を中心に旋回させるように形成されている。この配置により、作動装置は静止状態においてサポート装置により負荷されていない。作動装置の取付許容差がサポート装置のサポート作用に影響を及ぼすことはない。上述のサポートレバーの備え付け及び操作により、サポートレバーの操作が圧力プレートを持ち上げる或いは印加するガス圧力に対して密閉ディスクを持ち上げることはない。操作のためには、発生する摩擦力を克服するための僅かなエネルギーレベルだけが要求される。その結果、作動装置は小さく維持され得て、このことは特に着火式チャージを使用する際に重量と空間の節約の他に有害物質の放出の軽減をも導く。この際、サポートレバーの旋回可能な端部は、有利には丸み(湾曲部)を有し、その半径は特に軸受位置から旋回可能な端部までの間隔にほぼ対応する。それにより、サポートレバーは所定の旋回経路を実施することができ、この旋回経路においてサポート作用は変わらずに残っている。このことは、サポートレバーのための許容範囲の大きな位置許容差を、そのサポート作用を損なうことなく可能とし、意図しない誤作動の回避に貢献する。有利には圧力プレートにも対応的に丸みのつけられた凹部が設けられていて、この凹部内に、サポートレバーにおける丸みのつけられた旋回可能な端部が係合する。それにより、確実な案内と確実な互いの調整が提供されている。
【0007】
静ガス圧力は、閉鎖された開口部に対し、その開口部面に対して垂直に作用する。それ故、開口部面に対して垂直に位置し且つ開口部の面重心点に位置する開口部軸線は、作用する圧縮力のベクトルの和の位置と方向付けをも示すことになる。ガス流出開口部の開口部軸線上に軸受位置を配設することにより、圧縮力のベクトルの和は軸受位置上に向かい、それにより、サポート装置の非対称の負荷が回避されていて、このことは、作動エネルギー需要の軽減に寄与する。更に、同様に、軸ジャーナルとしてのサポートレバーの軸受位置の構成が寄与し、それにより、発生する摩擦力、及びその結果、要求される操作エネルギーが小さく維持されている。
【0008】
合目的な構成では圧力プレートが開口部軸線に関して半径方向で遊びをほぼ伴わずにガス流出開口部内に嵌め込まれている。それにより、半径方向における圧力プレートの遊びに起因する運動性、及びそれと同時に、反応しやすい密閉ディスクを危険にさらしてしまうことが回避されている。この際、ガス流出開口部と圧力プレートは、有利には、各々、ほぼ軸線平行な周壁を有し、それにより、圧力プレートは、定義されている軸方向経路を介し、横転を回避しながら案内されている。このことは、精密に定義可能である作動経過に寄与する。横転運動の回避により、静止状態においても、圧力プレートにおいてある程度の軸方向位置許容差が許され、密閉ディスクの意図しない破裂が懸念される必要はない。更に、圧力プレートはその比較的大きな厚さと隙間のない嵌め込みによりある程度の密閉作用を施す。特に、密閉ディスクと圧力プレートが平面で接続する場合、ガス拡散による非密閉性が回避されていて、その理由は、密閉ディスクが圧力プレートの周壁に沿って単に線状に薄壁で形成されているためである。つまり、対応的に高いガス拡散率を有する密閉ディスクの薄壁構成の領域は極めて小さく維持されている。更に、この構成により、密閉ディスクにおいて精密に定義された線状の目標破壊位置が得られ、この際、作動時には圧力プレートが対応的に結合されている密閉ディスク部分と共に吹き飛ばされる。その結果、今や開放したガス流出開口部は、対応して予測可能な気流特性を伴う精密に定義された幾何学的構成を有する。それにより、冷ガス発生器と、充填すべきエアバックとが、改善された精密性で構成的に互いにマッチされ、このことはシステムの稼動安全性に寄与する。気流特性を精密に適合するために、ガスの気流経路内、及び特にガス流出開口部のリザーバ側には気流絞りが設けられている。この配置構成により、静止状態において、完全な静圧力がガス流出開口部上に作用し、このことは密閉ディスクの精密な破裂を可能とする。ガス流出開口部が開放した後、気流経過が生じ、この気流経過では、気流絞りにより、減少された動ガス圧力が生じる。従って、特にリザーバ内のガスとしてのヘリウムと関連し、一連の長所が達成可能である。ヘリウムは傑出した流れ特性(流動性)を有し、この流れ特性は、対応する長さの導管を介してエアバックをリザーバにつなぐことを可能にする。それにより、エアバックから隔たった位置にリザーバを位置決めすることが可能であり、このことはエアバックシステムの取付柔軟性を改善する。ヘリウムでは圧力と温度に対する依存性が小さいことにより、リザーバの充填圧力は、一方では低い周囲温度でエアバックの確実な充填が可能とされていて、他方では例えば集中的な日光照射の際にガス圧力が過剰に増加しないように選択され得て、それにより、高温時のエアバックの過剰負荷が回避されている。更に、ヘリウムで充填されたエアバックは傑出した減衰特性を有し、それにより、保護すべき人物に対する衝撃荷重、特にHICファクタ(head injury criterion、頭部損傷ファクタ)が減少可能である。この際、気流絞りは、エアバックの衝撃的な膨張、それと同時に、起こり得るエアバック材料の過剰負荷を防止する。
【0009】
有利な構成において、特にワンピース(一体部品)で実施されているケーシングが設けられていて、このケーシング内に、ガス流出開口部、サポート装置、場合により気流絞りも配設されている。このケーシングは、合目的にはリザーバと気密に溶接されている。それにより、良好に管理可能な製造プロセスにおいて、個々の部品の互いの正確な方向付けと支持が可能である。ケーシングをワンピースで構成することにより、発生する大きな力のために起こり得るずれ現象が回避されている。コスト節約の方式ではケーシングが例えば前取付の後に初めてリザーバに溶接され得る。
【0010】
有利には、サポートレバーは、開口部軸線に対して角度のつけられた爪レバーを有し、この際、作動装置は、開口部軸線或いは軸受位置に対して軸線平行で側方にずらされて爪レバー上に作用するように配設されている。この爪レバーにより、旋回可能な端部を圧力方向に対して横方向に操作するために操作方向が開口部軸線に対して平行に与えられているように偏向装置が提供されている。それにより、作動装置も開口部軸線に対して平行に配設されていて、それにより、冷ガス発生器における全体として長尺のスリムな構成形状が可能である。このことは、自動車両の狭い箇所においても、対応する冷ガス発生器の汎用的な配置可能性に寄与する。このスリムな構成形状は、受部内で縦方向移動できるように案内されている衝撃ピストンを有する作動装置によって支援される。このピストンの縦方向の移動可能性により、旋回又は回転可能なシステムに対し、スリムな構成形状が選択され得る。この際、衝撃ピストンは、有利には受部内でクランプリングによって保持されている。このクランプリングは、取付援助部として作用し、衝撃ピストンをその静止位置に保持し、サポートレバーによる支持が要求されていることはない。高いエネルギー密度、それと同時に、僅かなスペース需要及び僅かな重量需要を生成するために、衝撃ピストンの操作には着火式駆動チャージ(発射薬)が設けられている。この駆動チャージは、衝撃ピストンと共に受部内に保持されていて、保持リングにより滑り出しから保護されている。この保持リングは合目的には弾性で実施されていて、それにより、この保持リングは駆動チャージの着火時にパッキングとして作用し得る。スペース需要を更に現象するために、衝撃ピストンは、ピストンスカートとピストン底部とで部分的に包囲されている内側のピストン空間を形成する。このピストン空間内に着火式駆動チャージが突出し、その結果、全体としてコンパクトな構成方式が得られている。
【0011】
衝撃ピストン、また爪レバーは、合目的には、静止状態で互いに角度のつけられている各々1つの平坦なストップ面を有する。爪レバーの傾けられたストップ面に対して衝撃ピストンが衝突する場合、この爪レバーは、両方のストップ面が平坦の状態で互いに隣接するまで旋回運動を実施する。この状態で爪レバーの回転運動は制動され、その結果、爪レバーは定義された位置に留まり、ガスの流出に悪影響を及ぼすことはない。他の合目的な構成では、衝撃ピストンが湾曲したストップ面を有し、この湾曲したストップ面は、旋回する爪レバーと関連してこの爪レバー上で進行し得る。それにより、全体として、発生する摩擦損失が軽減され、このことは、エネルギー需要の更なる節約、それと共に作動装置の小型化に寄与する。この際、衝撃ピストンのストップ面をピストン面よりも小さく形成することは合目的である。比較的大きなピストン面により、高いピストン力が達成可能であり、それに対して小さくされたストップ面は、場合により、対応する空間的な状況において、サポートレバー或いは爪レバーの運動性を改善させ得る。
【0012】
次に、図面に基づき、本発明の実施形態を更に詳細に説明する。
【0013】
図1には、部分図として、リザーバ1を有する冷ガス発生器が示されていて、リザーバ1は、充填バルブ42を介し、高圧下にあるガス2で充填されている。ガス2はヘリウムであるが、他の適切なガスであってもよい。冷ガス発生器はガス流出開口部3を有し、このガス流出開口部3は密閉ディスク4により気密に閉鎖されている。密閉ディスク4は、印加するガス圧力に対し、サポート装置5によって支持されている。作動装置6が設けられていて、この作動装置6は、密閉ディスク4の支持作用が取り除かれるように、必要に応じてサポート装置5に作用する。この際、ガス2の圧力により密閉ディスク4が破壊され、その結果、ガス2はガス流出開口部3を通じて非図示のエアバック内にこのエアバックを充填するために流入し得る。サポート装置5は、密閉ディスク4に隣接する圧力プレート7と、この圧力プレート7を密閉ディスク4と共に支持するサポートレバー8とを含み、このサポートレバー8の方は、軸受位置9に対して支持されている。ガス流出開口部3とサポート装置5は、ワンピース(一体部品)のケーシング20内に設けられていて、このケーシング20は、リング形状の溶接継目43に沿ってリザーバ1と気密に溶接されている。
【0014】
図2には、拡大図として、図1による冷ガス発生器において、ガス流出開口部3の領域内の詳細が示されていて、このガス流出開口部3は中心にその開口部軸線14を有する。圧力プレート7は、開口部軸線14に関して半径方向で遊びを伴わずにガス流出開口部3内に嵌め込まれていて、この際、双方、開口部軸線14に対し、軸線平行に延びる周壁16、17を有する。圧力プレート7は、密閉ディスク4と平面で接続されていて、それにより、少なくとも近似的に遊びを伴わないガス流出開口部3内への圧力プレート7の嵌め込みと共に、密閉ディスク4にはリング形状に延びる目標破壊位置35が形成されている。ガス流出開口部3のリザーバ側には、中央に絞り穿孔34を有する絞りプレート33の形式の気流ドラム19が設けられている。閉鎖されているガス流出開口部3上に作用するガス圧縮力は開口部軸線14に沿って推移し、開口部軸線14上には軸ジャーナル15の形式の軸受位置9が位置している。サポートレバー8は、開口部軸線14の方向で軸ジャーナル15に対して支持されていて、この際、その旋回可能な端部10は、開口部軸線14に対して横向きには力が加わっていない状態であり、作動装置6(図1)によって矢印36の方向に旋回可能である。また、圧力プレート7が片側だけのジョイント式で備えられていて、比較可能なサポート装置5によって偏心的に対向して保持されているという実施形態も合目的であり得る。サポートレバー8の旋回可能な端部10には丸みがつけられていて、この端部10は、対応的に丸みのつけられている圧力プレート7の凹部13内に係合する。ワンピースのケーシング20には4つの流出開口部37が設けられていて、これらの流出開口部37を介し、作動の場合にはガス2(図1)が充填すべきエアバックへと導かれる。
【0015】
図3には、図1による冷ガス発生器において、作動装置6の領域に関する他の部分図が示されている。作動装置6は受部22を有し、この受部22内には衝撃ピストン23が操作方向39に縦方向移動できるように案内されている。この衝撃ピストン23は、周回するクランプリング24を用い、その受部22内で滑りによる位置ずれに対して保持されている。衝撃ピストン23は、そのピストンスカート27とそのピストン底部28を用い、内側に位置するピストン空間29を形成し、このピストン空間29内には着火式駆動チャージ(発射薬)25が突出している。駆動チャージ25は、弾性保持リング26により受部22内で密閉保持されている。作動装置6において衝撃ピストン23の反対側の端部には、着火式駆動チャージ25を必要に応じて着火するための電気接続コンタクト41が設けられている。受部22は固定プレート40に保持されていて、この固定プレート40の方はケーシング20に固定されている。ケーシング20内には、サポートレバー8が、矢印38で示唆されていて開口部軸線14(図2)に沿ってサポートレバー8上に作用する圧縮力が軸受位置9上に作用するように、軸受位置9において旋回可能に備えられていて、この際、開口部軸線14に対して垂直に旋回方向36(図2)に力成分が示されることはない。矢印38で示されている圧縮力は、ほぼ中央でサポートレバー8の旋回可能な端部10上に作用し、この端部10は、軸受位置9に対する旋回可能な端部10からの間隔にほぼ対応する半径12を有する丸み(湾曲部)11を備えている。旋回可能な端部10の反対側で、サポートレバー8は、圧力方向(圧縮方向)38に対して角度のつけられた爪レバー21を有し、この爪レバー21に対し、必要に応じて作動装置6が作用する。また、作動装置6が旋回可能な端部10に直接的に側方で作用するように配置されているという配置構成も合目的であり得る。同様に、爪レバー21が角度をつけられずに形成されていることも合目的であり得て、この場合、作動装置6はその操作方向39で圧力方向38に対して角度を成して配置されている。図示されている実施形態において、操作方向39は、圧力方向38或いは開口部軸線14(図2)に対して軸線平行に位置し、それに対して側方にずらされていて、それにより、軸受位置9を中心に操作方向39で爪レバー21に加わり得るピストン力にレバーアームが続いてゆく。爪レバー21は、平坦なストップ面31を用い、静止位置において実質的に力を伴わずに衝撃ピストン23の湾曲したストップ面30に隣接している。ピストン側のストップ面30の湾曲により、このストップ面30は、作動の場合、平坦なストップ面31において進行してゆく。この際、作動の場合にサポートレバー8の自由な運動性を支援するために、ストップ面30は、双方向矢印32によって示唆されているピストン面よりも小さい。
【0016】
図4には、図3による装置の変形例が示されていて、そこでは衝撃ピストン23が静止位置で示されていて、爪レバー21に対して間隔を置いている。爪レバー21と衝撃ピストン23は、各々、互いに角度を成して配置されている平坦なストップ面30、31を有する。図5では、図4による装置が作動された状態で示されていて、そこでは衝撃ピストン23がその操作方向39で着火式駆動チャージ25の着火により前方に押し出されている。それにより、サポートレバー8は矢印36の方向に旋回運動を実施し、この際、両方の接触面30、31は互いに同一面上に位置し、サポートレバー8の更なる回転が制動されている。ガス2の圧力により、圧力プレート7は密閉ディスク4の一部分と共にガス流出開口部から押し出され、この際、密閉ディスク4は、リング形状の目標破壊位置35に沿って切断されている。ガス2は、矢印18によって示されている気流経路に沿い、ガス流出開口部3、並びに、ケーシング20に配設されている2つの流出開口部37を通じ、非図示のエアバックへと漏れ出す。ガス2の気流経路18内には、図示されている実施形態ではガス流出開口部3のリザーバ側に位置し、示唆されている気流絞り19が配設されている。また、流出開口部37を気流絞り19として形成すること、又は、1つ又は複数の別個の気流絞り19をエアバックへの非図示の供給導管内に配設することも合目的であり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】
冷ガス発生器をその主要な構成要素を用いて示す概観図である。
【図2】
ガス流出開口部の詳細を示す、図1の部分拡大図である。
【図3】
作動装置の詳細を示す、図1の部分拡大図である。
【図4】
図1及び3による作動装置の変形例を示す図であり、ここでは衝撃ピストンが平坦なストップ面を有する。
【図5】
図4による装置を示す図であり、ここでは作動装置が操作されていて、ガス流出開口部が開放している。
Claims (21)
- 圧力下にあるガス(2)で充填されているリザーバ(1)と、静止状態において薄壁の密閉ディスク(4)を用いて圧力密閉式で閉鎖されているガス流出開口部(3)と、密閉ディスク(4)上に作用するガス圧力に対して密閉ディスク(4)を支持するためのサポート装置(5)と、サポート装置(5)に影響を及ぼすための作動装置(6)とを有する、エアバックシステムのための冷ガス発生器であって、サポート装置(5)が、密閉ディスク(4)に隣接する圧力プレート(7)と、圧力プレート(7)を密閉ディスク(4)と共に支持するサポートレバー(8)とを含んでいる前記冷ガス発生器において、
圧力プレート(7)とサポートレバー(8)とが互いに別々に形成されていること、サポートレバー(8)が圧力方向で力を受け止め且つ圧力方向に対して横方向では力から免れているように旋回可能に軸受位置(9)に備えられていること、及び、作動装置(6)が、サポートレバー(8)に対して軸受位置(9)を中心に旋回させるように作用することを特徴とする冷ガス発生器。 - サポートレバー(8)がその旋回可能な端部(10)において丸み(11)を有し、この丸み(11)の半径(12)が特に軸受位置(9)から旋回可能な端部(10)までの間隔にほぼ対応することを特徴とする、請求項1に記載の冷ガス発生器。
- 旋回可能な端部(10)が、対応的に丸みのつけられている圧力プレート(7)の凹部(13)内に係合することを特徴とする、請求項2に記載の冷ガス発生器。
- 軸受位置(9)がガス流出開口部(3)の開口部軸線(14)上に位置することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷ガス発生器。
- 軸受位置(9)が軸ジャーナル(15)によって形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の冷ガス発生器。
- 圧力プレート(7)が開口部軸線(14)に関して半径方向で十分なほど遊びを伴わずにガス流出開口部(3)内に嵌め込まれていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の冷ガス発生器。
- ガス流出開口部(3)と圧力プレート(7)がほぼ軸線平行な周壁(16、17)を有することを特徴とする、請求項6に記載の冷ガス発生器。
- 密閉ディスク(4)と圧力プレート(7)が平面で互いに接続されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の冷ガス発生器。
- ガス(2)の気流経路(18)内、及び特にガス流出開口部(3)のリザーバ側には気流絞り(19)が設けられていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の冷ガス発生器。
- ガス流出開口部(3)とサポート装置(5)とが有利にはワンピースのケーシング(20)内に設けられていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の冷ガス発生器。
- ケーシング(20)がリザーバ(1)と気密に溶接されていることを特徴とする、請求項10に記載の冷ガス発生器。
- サポートレバー(8)が、開口部軸線(14)に対して角度のつけられた爪レバー(21)を有すること、及び、作動装置(6)が、開口部軸線(14)に対して軸線平行で側方にずらされて爪レバー(21)上に作用するように配設されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の冷ガス発生器。
- 作動装置(6)が、受部(22)内で縦方向移動できるように案内されていてサポートレバー(8)上に作用する衝撃ピストン(23)を有することを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の冷ガス発生器。
- 衝撃ピストン(23)が受部(22)内でクランプリング(24)によって保持されていることを特徴とする、請求項13に記載の冷ガス発生器。
- 衝撃ピストン(23)が、受部(22)内に配設されている着火式駆動チャージ(25)によって操作可能であることを特徴とする、請求項13または14に記載の冷ガス発生器。
- 着火式駆動チャージ(25)が、特に弾性で実施されている保持リング(26)により保持されていることを特徴とする、請求項15に記載の冷ガス発生器。
- 衝撃ピストン(23)が、ピストンスカート(27)とピストン底部(28)とで部分的に包囲されている内側のピストン空間(29)を形成し、このピストン空間(29)内に着火式駆動チャージ(25)が突出していることを特徴とする、請求項15又は16に記載の冷ガス発生器。
- 衝撃ピストン(23)と爪レバー(21)が、静止状態で互いに角度のつけられている各々1つの平坦なストップ面(30、31)を有することを特徴とする、請求項12〜17のいずれか一項に記載の冷ガス発生器。
- 衝撃ピストン(23)が、爪レバー(21)上で進行可能な湾曲されたストップ面(30)を有することを特徴とする、請求項12〜17のいずれか一項に記載の冷ガス発生器。
- 衝撃ピストン(23)のストップ面(30)がピストン面(32)よりも小さいことを特徴とする、請求項18又は19に記載の冷ガス発生器。
- ガス(2)がヘリウムであることを特徴とする、請求項1〜20のいずれか一項に記載の冷ガス発生器。
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