JP2007315504A - 作動ピンを有したアクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数を抑えて簡便に構成できる作動ピンを有したアクチュエータを提供すること。
【解決手段】アクチュエータ40は、アクチュエータ本体41と作動ピン60とを備える。アクチュエータ本体41は、内圧上昇時のガスを吐出可能な吐出口49を有したケース42と、ケース42に取り付けるキャップ56と、を備える。作動ピン60は、ピン本体61と、ピン本体61の外周面側に配置されて分離可能にピン本体61に連結される係止部66と、を備える。作動ピン60は、キャップ56のケース42への取付時、ピン本体61の端面63を吐出口49に対向させて、ピン本体61をキャップ56の開口58aから突出させ、かつ、係止部67を、キャップ56の開口58aのケース側周縁58bに係止させた状態として作動方向Pへ移動するピン本体61と分離可能に、キャップ56とケース42との間に保持させて、アクチュエータ本体41に配設されている。
【選択図】図4
【解決手段】アクチュエータ40は、アクチュエータ本体41と作動ピン60とを備える。アクチュエータ本体41は、内圧上昇時のガスを吐出可能な吐出口49を有したケース42と、ケース42に取り付けるキャップ56と、を備える。作動ピン60は、ピン本体61と、ピン本体61の外周面側に配置されて分離可能にピン本体61に連結される係止部66と、を備える。作動ピン60は、キャップ56のケース42への取付時、ピン本体61の端面63を吐出口49に対向させて、ピン本体61をキャップ56の開口58aから突出させ、かつ、係止部67を、キャップ56の開口58aのケース側周縁58bに係止させた状態として作動方向Pへ移動するピン本体61と分離可能に、キャップ56とケース42との間に保持させて、アクチュエータ本体41に配設されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、作動時、アクチュエータ本体内の内圧を上昇させて、アクチュエータ本体から突出する作動ピンを、作動ピンの軸方向に沿いかつアクチュエータ本体から離れる方向の作動方向に移動させる構成の作動ピンを有したアクチュエータに関し、作動時に瞬時に作動ピンを作動させる必要のある、例えば、車両に搭載されるエアバッグ装置のエアバッグ内の内圧制御やエアバッグの形状制御等に利用できるアクチュエータに関する。
従来、この種のアクチュエータとしては、例えば、作動時、アクチュエータ内の内圧を高めて、作動ピンを作動方向に移動させ、作動ピンに係止させていたベルトを開放させて、そして、ベルトの先端に連結させているエアバッグの周壁の位置規制を解除し、エアバッグの形状を制御するアクチュエータがある(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2002−211348号公報
特開2004−262427号公報
しかし、従来の作動ピンを移動させるアクチュエータでは、作動ピンを移動可能に保持し、かつ、移動完了後にも作動ピンを保持する構造を採用していたことから、作動ピンを保持する構造に部品点数が多く必要となり、簡便に構成できなかった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、部品点数を抑えて簡便に構成できる作動ピンを有したアクチュエータを提供することを目的とする。
本発明に係るアクチュエータは、作動時、アクチュエータ本体内の内圧を上昇させて、アクチュエータ本体から突出する作動ピンを、作動ピンの軸方向に沿いかつアクチュエータ本体から離れる方向の作動方向に移動させる構成の作動ピンを有したアクチュエータであって、
作動ピンが、作動方向に移動可能なピン本体と、ピン本体の外周面側に配置されて、分離可能にピン本体に連結される係止部と、を備えて構成され、
アクチュエータ本体が、内圧上昇時のガスを吐出可能としてピン本体の作動方向と逆方向となるピン本体の端面側の外径寸法より小さな内径寸法で開口する吐出口を有したケースと、吐出口の周縁を覆うようにケースに取り付けられて、ピン本体を突出可能な開口を有したキャップと、を備えて構成され、
作動ピンが、キャップのケースへの取付時、ピン本体における作動方向と逆方向となる端面を吐出口に対向させるとともに、ピン本体をキャップの開口から突出させ、かつ、係止部を、キャップの開口のケース側周縁に係止させた状態として作動方向へ移動するピン本体と分離可能に、キャップとケースとの間に保持させて、アクチュエータ本体に配設されていることを特徴とする。
作動ピンが、作動方向に移動可能なピン本体と、ピン本体の外周面側に配置されて、分離可能にピン本体に連結される係止部と、を備えて構成され、
アクチュエータ本体が、内圧上昇時のガスを吐出可能としてピン本体の作動方向と逆方向となるピン本体の端面側の外径寸法より小さな内径寸法で開口する吐出口を有したケースと、吐出口の周縁を覆うようにケースに取り付けられて、ピン本体を突出可能な開口を有したキャップと、を備えて構成され、
作動ピンが、キャップのケースへの取付時、ピン本体における作動方向と逆方向となる端面を吐出口に対向させるとともに、ピン本体をキャップの開口から突出させ、かつ、係止部を、キャップの開口のケース側周縁に係止させた状態として作動方向へ移動するピン本体と分離可能に、キャップとケースとの間に保持させて、アクチュエータ本体に配設されていることを特徴とする。
本発明に係るアクチュエータでは、作動時、ケース内のガスの内圧が高まって、吐出口から吐出されるガスが、ピン本体の端面を押すことから、係止部がキャップの開口のケース側周縁に係止されてアクチュエータ本体に保持された状態として、ピン本体が、係止部と分離され、その軸方向に沿って、アクチュエータ本体から放出されるように、その軸方向に移動し、すなわち、作動方向に移動する。
そして、本発明に係るアクチュエータでは、作動時、係止部から分離させてピン本体を作動方向に移動させる構成であり、移動後のピン本体を保持する構成でなく、また、係止部も、移動を考慮することなく、アクチュエータ本体におけるキャップの開口のケース側周縁に係止させればよい構成であり、係止部とピン本体とからなる作動ピンを保持する部品が、ケースとキャップとの二部品で構成でき、さらに、ケースとキャップとの構造に、移動後のピン本体を保持する強度を考慮しなくとも良く、係止部とピン本体とからなる作動ピンを保持する部品点数を低減できる。
したがって、本発明に係るアクチュエータでは、部品点数を抑えて簡便に構成できる。
そして、係止部は、吐出口側となるピン本体の端面側における外周面の周方向に沿った全周から突出するフランジ部から、構成することが望ましい。
このような構成では、係止部としてのフランジ部が、アクチュエータの作動時におけるピン本体との分離時、キャップの開口のケース側周縁の全周にわたって係止された状態から、ピン本体との連結箇所であるピン本体の外周面の周方向の全周(フランジ部の付け根部位)を分離させる状態となって、分離後のピン本体の移動方向を、フランジ部のピン本体から突出する方向と直交する方向に、すなわち、ピン本体の作動方向であるピン本体の軸方向に、一致させ易くなり、作動方向へ移動させるピン本体の移動動作をアクチュエータ毎に容易に安定させることができる。
また、フランジ部は、ピン本体における吐出口側となる端面側に配設されているため、ピン本体の全長に対して、キャップの開口から突出するピン本体の長さの割合を、大きくすることができ、そして逆に、作動前のアクチュエータ本体内に収納しておくピン本体の長さを短くでき、アクチュエータ本体の長さ寸法を小さくできて、アクチュエータ本体をコンパクトに構成できる。
この場合、フランジ部とピン本体とを備えた作動ピンは、一体成形されて形成されていることが望ましい。このような構成では、ピン本体からフランジ部にわたるエリアが、一体成形されて、フランジ部をピン本体と別体で組み付ける場合に比べて、アクチュエータ毎のフランジ部とピン本体との分離状態のバラツキを抑えることができる。
また、フランジ部とピン本体とを備えた作動ピンを、一体成形して形成する場合には、フランジ部におけるピン本体の外周面側の付け根部位に、薄肉の応力集中部を、配設させることが望ましい。このような構成では、アクチュエータの作動時、容易に応力集中部が破断し、ピン本体を、円滑にフランジ部から分離させて、アクチュエータ本体から放出させることができる。そして、応力集中部は、作動ピンの一体成形時、成形型の型面により、容易に賦形することができる。
さらにまた、作動ピンは、合成樹脂から形成する構成とすれば、型成形により容易に製造でき、かつ、軽量に構成できる。
さらに、ピン本体は、吐出口と対向する端面を平面とすることが望ましい。このような構成では、吐出口側の端面を凹ませる構造とする場合に比べて、吐出口から吐出されるガスが高圧であっても、ピン本体の端面部位が破損することなく、ピン本体をアクチュエータ本体から放出させることができる。
同様に、ピン本体は、少なくとも吐出口と対向する端面側を、中実の構造とすることが望ましい。すなわち、このような構成では、ピン本体の吐出口と対向する端面側を中空構造とする場合に比べて、吐出口から吐出されるガスが高圧であっても、ピン本体の端面部位が破損することなく、ピン本体をアクチュエータ本体から放出させることができる。
そして、ピン本体は、吐出口と対向する端面側の外径寸法を吐出口の内径寸法より大きくするように形成しておけば、吐出口からのガスを、係止部に当てることなく、効率的に、吐出口と対向するピン本体の端面に当てることができて、ピン本体の係止部との分離を円滑に行うことができる。
また、作動ピンは、係止部をキャップとケースとの間で挟持させて、アクチュエータ本体に配設することが望ましい。このような構成では、作動前の係止部が、キャップとケースとの間で挟持されて、ピン本体の作動方向やその逆方向へ、あるいは、ピン本体の軸直交方向への移動を規制されることから、作動前の作動ピンをずれ移動させることなくアクチュエータ本体に保持させることができる。
さらに、この場合、係止部が、ピン本体の外周面の周方向に沿った全周から突出して形成されているフランジ部から構成すれば、ケースとキャップとの間でフランジ部が安定して挟持され、アクチュエータの作動前において、フランジ部を周方向の全周から突出させているピン本体も、安定してアクチュエータ本体に保持可能となる。また、フランジ部が、その周方向の全周にわたってケースとキャップとに挟持されることから、ケース側を、ピン本体の端面とフランジ部とを利用した作動ピンの端部全体でシールすることが可能となり、吐出口から吐出させるガスを発生させるためのガス発生器として、作動信号の入力により火薬を点火させるスクイブを利用し、スクイブの火薬の燃焼ガスを、ピン本体を移動させるガスに利用する場合、作動ピンを利用したシール構造により、スクイブの火薬の湿気等による変質を防止可能となる。さらに、このようなフランジ部とピン本体とを備えた作動ピンを一体成形する構成としている場合には、フランジ部をピン本体と別体で組み付ける場合に比べて、一層、ケース側のシール性を良好にすることも可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態のアクチュエータ40(図2,3参照)は、図1に示すように、ステアリングホイールWに搭載されるエアバッグ装置Mに配設されている。アクチュエータ40は、エアバッグ装置Mのインフレーター8(図2,3参照)とともに、制御装置70(図1参照)によって、作動を制御されるように構成されている。
この制御装置70は、座席SEに着座した運転者(乗員)Dの体格や着座位置を検知可能な乗員検知センサ、例えば、ステアリングホイールWと運転者Dとの距離を検知可能な位置検知センサ71や運転者Dの重量を検知可能な重量検知センサ72と電気的に接続されるとともに、車両の加速度や加速の方向等を検知可能な衝突検知センサ73と電気的に接続され、これらの位置検知センサ71や重量検知センサ72、あるいは、衝突検知センサ73からの電気信号を入力させて、インフレーター8を作動させるとともに、アクチュエータ40を作動させる。そして、実施形態の場合、アクチュエータ40は、エアバッグ装置Mの作動時におけるエアバッグ18の膨張時、エアバッグ18の内圧を抑制可能に、エアバッグ18内に流入した膨張用ガスをエアバッグ18外へ排気させて、好適な膨張モードでエアバッグ18を膨張させるように、制御装置70に制御されて、作動する。
また、エアバッグ装置Mは、図1,2に示すように、ステアリングホイールWの中央のボス部Bにおける上部に配置されている。ステアリングホイールWは、操舵時に把持するリング部Rと、中央に配置されて図示しないステアリングシャフトに連結されるボス部Bと、ボス部Bとリング部Rとを連結する図示しない所定数のスポーク部と、を備えて構成されている。また、ステアリングホイールWは、構成部品上では、エアバッグ装置Mとステアリングホイール本体1とから構成されている。
さらに、ステアリングホイール本体1は、リング部Rやボス部B等の各部を連結するように配置されるアルミニウム合金等からなる芯金2と、リング部Rや図示しないスポーク部の部位の芯金2を被覆する合成樹脂製の被覆層3と、ボス部Bの下部に配置される合成樹脂製のロアカバー4と、を備えて構成されている。
そして、エアバッグ装置Mは、図2に示すように、折り畳まれて収納されるエアバッグ18と、エアバッグ18に膨張用ガスを供給するインフレーター8と、エアバッグ18とインフレーター8とを収納して保持するバッグホルダ10と、バッグホルダ10の側壁部12に保持されて、折り畳まれたエアバッグ18の上方を覆うパッド14と、を備えて構成されている。
インフレーター8は、上部に膨張用ガスを吐出する複数のガス吐出口8bを備えた略円柱状の本体部8aと、本体部8aの外周面から突出して配置される略四角板状のフランジ部8cと、を備えて構成されている。フランジ部8cには、後述するリテーナ6から突出するボルト6a(図3参照)を挿通させるための図示しない挿通孔が、形成されている。
リテーナ6は、略四角環状体の板金製として、四隅に、下方へ突出するボルト6aを備えて構成されている。このリテーナ6の各ボルト6aは、エアバッグ18の内周面側における流入用開口19の周縁やバッグホルダ10を経て、インフレーター8のフランジ部8cから突出している。そして、各ボルト6aにナット7を締結することにより、エアバッグ18とインフレーター8とが、リテーナ6を利用して、バッグホルダ10に取り付けられている。
バッグホルダ10は、略四角板状の底壁部11と、底壁部11の周縁から上下に延びる側壁部12と、を備えて構成されている。底壁部11における中央付近には、円形に開口してインフレーター8の本体部8aを下方から上方へ挿通可能な挿通孔11aが、形成されている。挿通孔11aの周縁には、リテーナ6の各ボルト6aを挿通させる4つの図示しない挿通孔が、形成されている。また、底壁部11における挿通孔11aの前方側には、アクチュエータ40の作動ピン60(ピン本体61)に係止されるベルト25を挿通させるための挿通孔11bが形成されている。
また、底壁部11の下面側には、図2〜4に示すように、アクチュエータ40を保持する取付ブラケット27と、アクチュエータ40の作動時に放出されるピン本体61を一旦受け止めるための止めブロック32と、が取付固定されている。
バッグホルダ10の側壁部12には、パッド14の側壁部16がリベット13止めされるとともに、ステアリングホイール本体1の芯金2側に取付固定される図示しないブラケットが形成されている。
パッド14は、オレフィン系熱可塑性エラストマー等の合成樹脂から形成されて、図2に示すように、ボス部Bの上部側を覆う天井壁部15と、天井壁部15の外周縁から下方に延びる略四角筒形状の側壁部16と、を備えて構成されている。天井壁部15における側壁部16の内側部位は、折り畳まれたエアバッグ18を覆う部位として構成され、その部位には、エアバッグ18の膨張時に押されて前後両側に開く二枚の扉部15aが配設されている。側壁部16は、既述したように、リベット13を利用して、バッグホルダ10の側壁部12に取り付けられている。
エアバッグ18は、図1の二点鎖線に示すように、膨張用ガスを流入させて袋状に膨張する形状として、図2,図8のAに示すように、膨張用ガスを流入させる流入用開口19を開口させている。流入用開口19は、インフレーター8の本体部8aを下方から挿入させて、インフレーター8のガス吐出口8bから吐出される膨張用ガスを、エアバッグ18内に流入させるための部位となる。また、流入用開口19の周縁には、リテーナ6に形成されたボルト6aを挿通させる取付孔20が4個形成されている(図8のA参照)。また、図8に示すように、流入用開口19の前方となる部位には、円形に開口した排気孔22が、形成されている。排気孔22と流入用開口19との間には、排気孔22の後方近傍と、流入用開口19の前方近傍と、の2箇所に、ベルト25を挿通可能に左右方向に沿って形成されるスリット状の挿通孔21A,21Bが、形成されている。
エアバッグ18の外周面側の排気孔22の周縁には、図8に示すように、流入用開口19から離れる側に、排気孔22を塞ぎ可能なフラップ24が、結合されている。フラップ24は、エアバッグ18と同様にポリエステル等の可撓性を有した織布から形成されて、エアバッグ18への結合部位をヒンジ部24aとして、排気孔22から流出しようとする膨張用ガスに押されて開き可能に配設されている。
フラップ24には、ベルト25の先端25aが連結されている。ベルト25は、可撓性を有したポリエステル等の布材から形成され、フラップ24のヒンジ部24aから先端24bへ向かう方向で延長されるように配設され、流入用開口19側の端部には、円筒状の連結部25bが形成されている。連結部25bには、図3,4に示すように、アクチュエータ40の作動前の状態で、作動ピン60が挿入されている。そして、連結部25bに作動ピン60が係止された状態で、エアバッグ18が膨張する場合には、フラップ24の先端24b側が、挿通孔21A,21Bを挿通するベルト25に押えられて、図8のAに示すように、フラップ24が排気孔22を塞ぎ、その状態で、エアバッグ18が膨張することとなる。一方、アクチュエータ40が作動して、連結部25bから作動ピン60が抜けた状態で、エアバッグ18が膨張する場合には、排気孔22から流出しようとする膨張用ガスにフラップ24が押され、ベルト25を挿通孔21A,21Bにおいて抜き移動させつつ、図8のBに示すように、フラップ24が開いて排気孔22を開口させることから、排気孔22からエアバッグ18外へ膨張用ガスが流出し、エアバッグ18の内圧を抑制することができる。
なお、ベルト25の係止を解除するようなアクチュエータ40の作動は、制御装置70が、位置検知センサ71からの信号により、運転者DがステアリングホイールWに接近しすぎていることを検知していたり、あるいは、重量検知センサ72からの信号により、運転者Dが小柄であることを検知している場合において、エアバッグ装置Mの作動時と同時、若しくは、適宜、若干遅らせて、エアバッグ18の内圧を低減させるように、制御装置70が、作動させることとなる。
アクチュエータ40は、図3〜5に示すように、アクチュエータ本体41とアクチュエータ本体41から突出する作動ピン60とを備えて構成されている。作動ピン60は、アクチュエータ40の作動時に、その軸方向に沿いかつアクチュエータ本体41から離れる方向(作動方向P)に移動し、ピン本体61が、アクチュエータ本体41から放出されるように離脱することとなる。
作動ピン60は、図3〜6に示すように、作動方向Pに移動可能なピン本体61と、ピン本体61の外周面側に配置されて、分離可能にピン本体61に連結される係止部66としてのフランジ部67と、を備えて構成されている。作動ピン60は、ポリアセタールやABS樹脂等の合成樹脂材料から射出成形されて一体的に形成されている。
ピン本体61は、先端部61aの端面62の周縁に面取りされた形状に賦形されているだけの中実の円柱状として構成され、元部61b側の外周面の周方向に沿う全周から、円板状のフランジ部67を突出させている。元部61b側の端面63は、平面としている。また、実施形態の場合、フランジ部67は、元部61b側の端面63近傍から突出されるとともに、ピン本体61の外周面側の付け根部位に、薄肉の応力集中部68を配設させている。応力集中部68は、貫通することなく、ピン本体61の周方向の全周に沿って端面63側へ凹む環状溝68aから形成されている。
アクチュエータ本体41は、スクイブ51を内部に設けた金属製のケース42と、ケース42に取り付けられる金属製のキャップ56と、を備えて構成されている。また、ケース42の周囲には、キャップ56がねじ構造でケース42に取り付けられることから、その緩み止めのための金属製の止めリング53と撓み可能なゴム製のOリング54とが、配設されている。
ケース42は、略円筒状の周壁部43と、周壁部43の端面側を塞ぐ天井壁部48と、を備えて構成されている。周壁部43の天井壁部48と対向する側の端部には、スクイブ51が嵌め込まれて、スクイブ51のターミナル51aが露出している。スクイブ51は、アクチュエータ40の作動時に、制御装置70からの電気信号を入力して、点火され、内蔵されている火薬を燃焼させて、ケース42内で燃焼ガスGを発生させることとなる。
周壁部43の外周側には、天井壁部48側に二種類の雄ねじ45,46が螺刻され、天井壁部48から離れた端部側に、突条44が突設されている。天井壁部48側の雄ねじ45は、キャップ56を螺合させるものであり、突条44側の雄ねじ46は、止めリング53を螺合させるものである。天井壁部48には、ピン本体61におけるフランジ部67から突出する元部61bを収納する凹部48aが設けられるとともに、その中央に、円形に開口した吐出口49が形成されている。
そして、アクチュエータ40の作動時に、スクイブ51が制御装置70によって点火されれば、発生させた燃焼ガスGを吐出口49からケース42外へ吐出させることとなる。
また、吐出口49の内径寸法d0(図5参照)は、スクイブ51からの燃焼ガスGを吐出口49から吐出させる際、フランジ部67に当てることなく、ピン本体61の端面63に効率的に当てるように、端面63の外径寸法D0(図6参照)より小さくしている。さらに、吐出口49をピン本体61の端面63の中心と一致させて、天井壁部48における凹部48aの周縁の先端面48bとキャップ56の天井壁部58における開口58aのケース側周縁58bとでフランジ部67を挟持可能に、天井壁部48の先端面48bの外径寸法D1(図5参照)は、フランジ部67の外径寸法D2(図7参照)と略等しくしている。
キャップ56は、略円筒状の周壁部57と、周壁部57を塞ぐ天井壁部58と、を備えて構成されている。周壁部57の内周側には、ケース42の雄ねじ45に螺合する雌ねじ57aが螺刻されている。また、天井壁部58の中央には、ピン本体61を挿通可能に、ピン本体61の外径寸法D0(図6参照)より僅かに大きな内径寸法d1(図5参照)の円形の開口58aが、配設されている。そして、開口58aが、ピン本体61の外径寸法D0より僅かに大きな内径寸法d1としていることから、ピン本体61を開口58aから突出させた状態で、フランジ部67は、天井壁部58の開口58aのケース側周縁58bに係止可能となる。
アクチュエータ40の組み立ては、ケース42内にスクイブ51を配設させた状態で、ケース42に対して、Oリング54を嵌めるとともに、雄ねじ46を利用して止めリング53を締め付け、そして、天井壁部48に作動ピン60のフランジ部67を当接させつつ、さらに、開口58aにピン本体61を挿通させて、雄ねじ45を利用してキャップ56をケース42に締め付けて、フランジ部67をケース42とキャップ56との天井壁部48,58相互で挟持すれば、組み立てが完了することとなる。
そして、アクチュエータ40を、取付ブラケット27に取り付けて、取付ブラケット27をバッグホルダ10に取り付ける、あるいは、バッグホルダ10に取付済みの取付ブラケット27に、アクチュエータ40を取り付けることとなる。なお、アクチュエータ40は、取付ブラケット27に取り付けられた際、アクチュエータ本体41から突出するピン本体61の先端部61aの外周面が、取付ブラケット27の支持壁30に設けられた支持孔30aの内周面で支持され、かつ、元部61b側の外周面が、取付ブラケット27の支持壁29に設けられた凹部29aの内周面で支持されることとなる。また、止めリング53の一部が、取付ブラケット27の取付基部28に設けられた嵌合孔28aに嵌合されることとなる。
そして、バッグホルダ10に対し、リテーナ6を入れて折り畳まれたエアバッグ18とインフレーター8とを、ナット7止めして組み付けるとともに、パッド14をリベット13止めして、エアバッグ装置Mを組み立てて、車両に取付済みのステアリングホイール本体1にエアバッグ装置Mを取り付けることとなる。なお、エアバッグ装置Mの車両への取付時には、インフレーター8とアクチュエータ40のスクイブ51とに、制御装置70に電気的に接続される所定のリード線を結線することとなる。また、エアバッグ18から延びるベルト25の取り扱いは、エアバッグ装置Mの組み立て時、図3,4に示すように、ベルト25の連結部25b側を、バッグホルダ10の挿通孔11bと取付ブラケット27の取付基部28に設けられた挿通孔28bとに挿通させて、ピン本体61をくるむように縫合して、連結部25bを形成するとともに、連結部25bをピン本体61に対して連結させる。あるいは、アクチュエータ40を取付ブラケット27への取付時に、ピン本体61を予め形成しておいた連結部25bに挿入させて、アクチュエータ40を取付ブラケット27に取り付け、取付ブラケット27のバッグホルダ10への取り付けとともに、エアバッグ装置Mを組み立てるように構成してもよい。
そして、制御装置70によってアクチュエータ40が作動されると、図4のA,Bに示すように、スクイブ51が点火されて内部の火薬を燃焼させて、燃焼ガスGによりケース42内の内圧が高まり、そして、吐出口49から吐出される燃焼ガスGが、ピン本体61の端面63を押す。この時、係止部66としてのフランジ部67がキャップ56とケース42との天井壁部58,48相互に挟持された状態として移動しないことから、ピン本体61が、フランジ部67と分離され、その軸方向に沿ってアクチュエータ本体41から放出されるように、その軸方向に移動し、すなわち、作動方向Pに移動して、アクチュエータ本体41から離脱し、止めブロック32に当たる。すると、実施形態の場合、作動ピン60のピン本体61がベルト25の連結部25bから抜けて、作動ピン60がベルト25の係止を解除することから、図4のB,図8のBに示すように、ベルト25に連結されていたフラップ24が、エアバッグ18の排気孔22を開口し、排気孔22から膨張用ガスが排気されることとなる。
そして、実施形態のアクチュエータ40では、作動時、係止部66としてのフランジ部67がキャップ56の開口58aのケース側周縁58bに係止されてアクチュエータ本体41に保持された状態として、係止部66としてのフランジ部67から分離させてピン本体61を作動方向Pに移動させる構成であり、移動後のピン本体61を保持する構成でない。また、実施形態のアクチュエータ40では、フランジ部67も、移動を考慮することなく、アクチュエータ本体41におけるキャップ56の開口58aのケース側周縁58bに係止させればよい構成である。そのため、実施形態のアクチュエータ40では、係止部66とピン本体61とからなる作動ピン60を保持する部品が、ケース42とキャップ56との二部品で構成でき、さらに、ケース42とキャップ56との構造に、移動後のピン本体61を保持する強度を考慮しなくとも良く、係止部66とピン本体61とからなる作動ピン60を保持する部品点数を低減できる。
したがって、実施形態のアクチュエータ40では、部品点数を抑えて簡便に構成できる。
そして、実施形態では、ピン本体61が、吐出口49と対向する端面63側の外径寸法D0を吐出口49の内径寸法d0より大きくするように形成しており、吐出口49からの燃焼ガスGを、係止部66としてのフランジ部67に当てることなく、効率的に、吐出口49と対向するピン本体61の端面63に当てることができて、ピン本体61のフランジ部67との分離を円滑に行うことができる。
また、実施形態では、作動ピン60が、係止部66としてのフランジ部67をキャップ56の天井壁部58における開口58aのケース側周縁58bとケース42の天井壁部48の先端面48bとの間で挟持させて、アクチュエータ本体41に配設されており、アクチュエータ40の作動前のフランジ部67が、キャップ56とケース42との間で挟持されて、ピン本体61の作動方向Pやその逆方向へ、あるいは、ピン本体61の軸直交方向への移動を規制されることから、作動前の作動ピン60をずれ移動させることなくアクチュエータ本体41に保持させることができる。
また、実施形態の場合、係止部66は、吐出口49側となるピン本体61の端面63側における外周面の周方向に沿った全周から突出するフランジ部67から構成されている。
そのため、実施形態のアクチュエータ40では、ケース42とキャップ56との間で挟持されるフランジ部67が、ピン本体61の外周面の周方向に沿った全周から突出して形成されており、安定して挟持され、アクチュエータ40の作動前において、フランジ部67を周方向の全周から突出させているピン本体61も、安定してアクチュエータ本体41に保持可能となる。
また、フランジ部67が、その周方向の全周にわたってケース42とキャップ56との天井壁部48,58相互に挟持されることから、ケース42側を、吐出口49を覆うピン本体61の端面63だけでなく、フランジ部67も利用した作動ピン60の端部60a全体でシールすることが可能となり、吐出口49から吐出させるガスを発生させるためのガス発生器として、作動信号の入力により火薬を点火させるスクイブ51を利用し、スクイブ51の火薬の燃焼ガスGを、ピン本体61を移動させるガスに利用する場合、作動ピン60のフランジ部67側の端部60a全体を利用したシール構造により、スクイブ51の火薬の湿気等による変質を防止可能となる。そして、ケース42の吐出口49に対向するように、ピン本体61の端面63の中心を配設させており、ケース42内の内圧上昇時、ガス漏れを生じさせること無く、アクチュエータ40の作動当初、ピン本体61の端面63の中央に、的確に、吐出される燃焼ガスGの圧力を作用させることができる。
さらに、フランジ部67は、ピン本体61における吐出口49側となる端面63側に配設されているため、ピン本体61の全長に対して、キャップ56の開口58aから突出するピン本体61の長さの割合を、大きくすることができ、そして逆に、作動前のアクチュエータ本体41内に収納しておくピン本体61の長さを短くでき、アクチュエータ本体41の長さ寸法を小さくできて、アクチュエータ本体41をコンパクトに構成できる。
なお、フランジ部67は、キャップ56の開口58aのケース側周縁58bで係止されるようにキャップ56とケース42との間で保持させていれば、必ずしも、ケース42とキャップ56との間で挟持されていなくとも良い。そしてこの場合でも、係止部66としてのフランジ部67が、ピン本体61の外周面の周方向に沿った全周から突出して形成されていれば、アクチュエータ40の作動時におけるピン本体61との分離時、キャップ56の開口58aのケース側周縁58bの全周にわたって係止されている状態から、ピン本体61との連結箇所であるピン本体61の外周面の周方向の全周(フランジ部67の付け根部位)を分離させる状態となって、分離後のピン本体61の移動方向を、フランジ部67のピン本体61から突出する方向と直交する方向に、すなわち、ピン本体61の作動方向Pであるピン本体61の軸方向に、一致させ易くなり、作動方向Pへ移動させるピン本体61の移動動作をアクチュエータ40毎に容易に安定させることができる。
そしてさらに、実施形態の場合、フランジ部67とピン本体61とを備えた作動ピン60が、一体成形されて形成されており、ピン本体61からフランジ部67にわたるエリアが、一体成形されて、フランジ部67をピン本体61と別体で組み付ける場合に比べて、アクチュエータ40毎のフランジ部67とピン本体61との分離状態のバラツキを抑えて安定させることができ、また、ケース42側のシール性を良好にすることもできる。
さらに、実施形態の作動ピン60では、フランジ部67におけるピン本体61の外周面側の付け根部位に、薄肉の応力集中部68を、配設させている。そのため、実施形態のアクチュエータ40では、作動時、容易に応力集中部68が破断し、ピン本体61を、円滑にフランジ部67から分離させて、アクチュエータ本体41から放出させることができる。そして、応力集中部68は、作動ピン60の一体成形時、成形型の型面により、容易に賦形することができる。なお、この点を考慮しなければ、図9,10に示すピン本体61Aのように、応力集中部68を構成する環状溝68aを、配設しない構成としても良い。ちなみに、この場合でも、フランジ部67とピン本体61Aとの境界部位となるフランジ部67の付け根部位には、鋭角的な凹部が形成されており、応力集中が生じ易い。
なお、本願の作動ピンを一体成形する構成は、合成樹脂材料を使用する場合ばかりでなく、金属材料を利用するダイカスト鋳造等の鋳造を含むものである。但し、作動ピン60を、合成樹脂から形成する構成とすれば、型成形により容易に製造できるとともに、軽量に構成できる。
さらに、実施形態の場合、ピン本体61は、吐出口49に対向する端面63を平面として、中実の構造としている。このような構成では、ピン本体61を中空構造としたり、あるいは、吐出口49側の端面63を凹ませる構造とする場合に比べて、吐出口49から吐出される燃焼ガスGが高圧であっても、ピン本体61の端面63部位を破損させることなく、ピン本体61をアクチュエータ本体41から放出させることができる。ちなみに、ピン本体61の少なくとも端面63側となる元部61b側を中空構造としたり、あるいは、吐出口49側の端面63を凹ませて構成した場合には、ピン本体61の元部61b側に割れ等が発生し、作動方向Pへの移動速度が遅くなる、あるいは、ベルト25の連結部25bからピン本体61の全体が抜けない等の作動不良を発生させる場合がある。
なお、実施形態のアクチュエータ40では、作動時、係止(保持)していたベルト25等の係止部材(保持部材)の係止を解除(保持を解除)するように、作動ピン60を作動方向Pに移動させる場合を示したが、他に、作動時における作動ピン60の作動方向Pへの移動時、ピン本体61の先端部61a側を、所定の受け止め部材に当てて、その受け止め部材を移動させてるように構成してもよい。この場合、先端部61a側には、端面62だけでなく、受け止め部材との当接状態を良好にできるように、外周側に突出する押圧部を設けてもよい。
また、実施形態では、ピン本体61として、吐出口49と対向させる端面63側をフランジ部67から僅かに(0.5mm程度)突出させたものを例示したが、図6の括弧書きのように、端面63とフランジ部67とを面一としても良い。
40…アクチュエータ、
41…アクチュエータ本体、
42…ケース、
49…吐出口、
56…キャップ、
58a…開口、
58b…ケース側周縁、
60…作動ピン、
61…ピン本体、
66…係止部、
67…フランジ部、
68…応力集中部、
P…作動方向。
41…アクチュエータ本体、
42…ケース、
49…吐出口、
56…キャップ、
58a…開口、
58b…ケース側周縁、
60…作動ピン、
61…ピン本体、
66…係止部、
67…フランジ部、
68…応力集中部、
P…作動方向。
Claims (9)
- 作動時、アクチュエータ本体内の内圧を上昇させて、前記アクチュエータ本体から突出する作動ピンを、該作動ピンの軸方向に沿いかつ前記アクチュエータ本体から離れる方向の作動方向に移動させる構成の作動ピンを有したアクチュエータであって、
前記作動ピンが、作動方向に移動可能なピン本体と、前記ピン本体の外周面側に配置されて、分離可能に前記ピン本体に連結される係止部と、を備えて構成され、
前記アクチュエータ本体が、内圧上昇時のガスを吐出可能に開口する吐出口を有したケースと、前記吐出口の周縁を覆うように前記ケースに取り付けられて、前記ピン本体を突出可能な開口を有したキャップと、を備えて構成され、
前記作動ピンが、前記キャップの前記ケースへの取付時、前記ピン本体における作動方向と逆方向となる端面を前記吐出口に対向させるとともに、前記ピン本体を前記キャップの開口から突出させ、かつ、前記係止部を、前記キャップの開口のケース側周縁に係止させた状態として作動方向へ移動する前記ピン本体と分離可能に、前記キャップと前記ケースとの間に保持させて、前記アクチュエータ本体に配設されていることを特徴とする作動ピンを有したアクチュエータ。 - 前記係止部が、前記吐出口側となる前記ピン本体の端面側における外周面の周方向に沿った全周から突出するフランジ部から、構成されていることを特徴とする請求項1に記載の作動ピンを有したアクチュエータ。
- 前記フランジ部と前記ピン本体とを備えた前記作動ピンが、一体成形されて形成されていることを特徴とする請求項2に記載の作動ピンを有したアクチュエータ。
- 前記フランジ部における前記ピン本体の外周面側の付け根部位に、薄肉の応力集中部が、配設されていることを特徴とする請求項3に記載の作動ピンを有したアクチュエータ。
- 前記作動ピンが、合成樹脂から形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の作動ピンを有したアクチュエータ。
- 前記ピン本体が、前記吐出口と対向する端面を平面としていることを特徴とする請求項1若しくは請求項5のいずれか1項に記載の作動ピンを有したアクチュエータ。
- 前記ピン本体が、少なくとも前記吐出口と対向する端面側を、中実の構造としていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の作動ピンを有したアクチュエータ。
- 前記ピン本体が、前記吐出口と対向する端面側の外径寸法を前記吐出口の内径寸法より大きくするように形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の作動ピンを有したアクチュエータ。
- 前記係止部が、前記キャップと前記ケースとの間で挟持されて、前記作動ピンが、前記アクチュエータ本体に配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の作動ピンを有したアクチュエータ。
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JP2006146110A JP2007315504A (ja) | 2006-05-26 | 2006-05-26 | 作動ピンを有したアクチュエータ |
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JP2006146110A Withdrawn JP2007315504A (ja) | 2006-05-26 | 2006-05-26 | 作動ピンを有したアクチュエータ |
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---|---|---|---|---|
JP2009293785A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Toyoda Gosei Co Ltd | 作動ピンを有したアクチュエータ |
JP2011195044A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Toyoda Gosei Co Ltd | エアバッグ装置用アクチュエータ |
WO2023181924A1 (ja) * | 2022-03-25 | 2023-09-28 | 日本化薬株式会社 | 係止具 |
-
2006
- 2006-05-26 JP JP2006146110A patent/JP2007315504A/ja not_active Withdrawn
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