JP2004501705A - シールスリーブ - Google Patents
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- D06F39/12—Casings; Tubs
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Abstract
シールスリーブ(10)は、家庭用機器における接続部、特に洗濯機における洗濯槽と前側ケーシング壁との間もしくは洗濯槽上側部分とカバー枠体との間の接続部をシールするために用いられており、このシールスリーブ(10)は、実質的に環状の締め付けエレメント(11)で固定可能である。この場合、締め付けエレメント(11)は、シールスリーブ(10)の、固定すべき区分(隆起部9)の内部に一体成形可能である。
Description
【0001】
本発明は、家庭用機器における接続部、特に洗濯機における外側ドラムと前側ケーシング壁との間もしくは洗濯槽上側部分とカバー枠体との間の接続部をシールするためのシールスリーブであって、該シールスリーブが、実質的に環状の締め付けエレメントで固定可能である形式のものに関する。
【0002】
洗濯機または洗濯乾燥機の場合、正面出し入れ式洗濯機における外側ドラムと前側ケーシング壁との間もしくは上側出し入れ式洗濯機における洗濯槽上側部分とカバー枠体との間の適当なシールを保証することが重要である。このために一般的には、スリーブの周囲に取り付けられた公知の締め付けエレメントまたは締め付け兼ねじ留めエレメントを用いて固定することができるシールスリーブが使用される。
【0003】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第2403705号明細書によれば、洗濯ドラムが支承されている、洗濯機の洗濯槽と、ケーシング壁もしくは出し入れドアとの間に密な接続部を形成するシールスリーブが公知である。この場合、シールスリーブは洗濯槽に、シールスリーブが環状の保持ばねまたは固定ばねで洗濯槽の壁の外側面に対して押し付けられることによって固定されている。
【0004】
公知のシールスリーブの欠点は、シールスリーブの固定のために高い組付けコストが必要であり、さらに、外側から取付け可能でかつ目に見える締め付けエレメントによって、接続部の幾何学的形状の自由な構成が不可能であるということである。
【0005】
したがって本発明の課題は、冒頭で述べた形式のシールスリーブを改良して、すなわち、上述の欠点が避けられ、これにより視覚的印象が改善されるばかりでなく組付けコストが低減され、さらに、シールスリーブの固定すべき区分の形状が非常に多様に構成され得るようなものを提供することである。
【0006】
この課題は本発明によれば、締め付けエレメントが、シールスリーブの固定すべき区分の内部に一体成形可能であることによって解決される。これにより、現場での組付けコストが著しく低減され、さらに、シールスリーブの形状が非常に多様に構成され得る。しかも有利には、締め付けエレメントは外から見えないようになっている。
【0007】
有利な形式では、シールスリーブはその内部に、環状の通路を有している。この環状の通路は、少なくとも1つの細溝によって、シールスリーブの外側表面に接続されている。これにより、締め付けエレメントがシールスリーブ内で定置にかつ確実に保持されていて、しかもいつでも外側から締め付けエレメントにアクセスできることが保証される。
【0008】
特に有利には、締め付けエレメントは、シールスリーブを家庭用機器内に組み付ける前に、シールスリーブ内に予め組み付けられていてよい。これにより、シールスリーブを使用する際の組付けの手間が、さらに一層減少され得る。
【0009】
さらに、製作過程を簡略にするために、シールスリーブを射出成形によって形成することが有利である。
【0010】
有利な形式で、射出成形時に既に締め付けエレメントがスリーブの中に埋め込むようになっていれば、締め付けエレメントをシールスリーブ内に予め組み付ける手間が省かれる。
【0011】
シールスリーブの隆起部が、前側ケーシング壁の、ドア開口を制限している端部の、実質的に環状の湾曲した縁部領域に係合するように構成されていれば、従来使用されていた洗濯機部分に極めて良好に適合されたシールスリーブが提供されるという利点が得られる。
【0012】
本発明の他の詳細、特徴および利点は、図示の実施例による以下の説明から明らかになる。
【0013】
図1は、正面出し入れ式洗濯機のドア領域を鉛直に断面した図であり、
図2は、本発明によるシールスリーブの固定領域の第1実施例による、図1の一部を拡大して示した図であり、
図3は、本発明によるシールスリーブの第2実施例による、図1のII部分を拡大して示した図である。
【0014】
図1の正面出し入れ式洗濯機のドア領域の断面図には、丸窓付きドア1が示されている。この丸窓付きドア1は、ポット状のガラス窓2を有しており、このポット状のガラス窓2は、枠体3内に固定されている。ドア1の縁部領域の内側には、ドアの閉じた位置においてシールリップ4,5が接触している。これらのシールリップ4,5は、洗濯機の、ドアの右側に位置する内室から外へ水が流出することを防止している。
【0015】
ドア1は、図示されていないヒンジを介して、洗濯機のケーシング6の窓開口に固定されている。このケーシング6は、窓の縁部領域7において、前方へ丸められた金属薄板カラー8を有している。この金属薄板カラー8に、スリーブ10の外側隆起部9が被せ填められている。この隆起部9内に挿入された締め付けエレメント、例えば環状のコイルばねが、隆起部9を金属薄板カラー8の喉部に対して締め付けている。
【0016】
図2および図3は、シールスリーブ10の隆起部9の断面を拡大して示した図である。この隆起部9はその内部に、環状の通路12を有している。この通路12は、図2では1つの細溝13を介して、もしくは図3では互いに対して垂直に配置された2つの細溝13および14を介して、シールスリーブ10の隆起部9の外側表面に接続されている。環状の通路12内には、実質的に環状の締め付けエレメント11が一体成形されている。シールスリーブ10の隆起部9内には、ほぼ四分円弧形の切欠が一体成形されている。この切欠内に、ケーシング壁7の前側の部分の、ドア開口を制限している縁部の、実質的に環状の巻き上げられたカラー8が挿入されている。
【0017】
図3による実施例では、前側ケーシング壁6の窓・縁部領域7が、チューリップ形に中へ湾曲した、ただ1つの細い縁部を有している。この実施例では、この縁部領域を覆うために、さらに、縁部領域7を覆う環状のリップ16が設けられている。
【0018】
シールスリーブ10の製作は、一般的に射出成形法によって行われる。この場合、相応の型を構成し、この型に高圧下で、後で軟弾性的に硬化する液状の弾性的な材料(例えばラバー)を射出成形する。これにより、シールスリーブ10の、細部に至るまで正確な、予め規定された形が構成できる。
【0019】
締め付けエレメント11をシールスリーブ10の内部に一体成形するためには、原則として、2つの可能性が存在する。1つの可能性によれば、後で形成される通路12および少なくとも1つの細溝13または14のための、相応のコアを備えた型を形成し、次いで射出成形材料の硬化後に、締め付けエレメント11を、細溝13または14を介して、シールスリーブ10の隆起部9の内部に形成された環状の通路12内に挿入することが可能である。
【0020】
これに対して選択的に、環状の締め付けエレメント11を、環状の連続したリブを介してまたは環状型の個別のポイントに設けられたウェブを介して、予め射出成形型内に固定しておいてもよい。この場合、次いで行われる射出成形時に、締め付けエレメント11を包囲するように射出成形し、それによって締め付けエレメント11とシールスリーブ10とはただ1つの構成部材を形成し、通路12内への締め付けエレメント11の挿入は、もはや必要ではなくなる。個別のウェブを使用する場合、射出成形後のシールスリーブ10の隆起部9は、通路12をシールスリーブ10の外側に接続するための一貫した細溝13を有しておらず、保持ウェブの形に対応する複数の個別の貫通開口を有している。
【0021】
円形の複数のリブを射出成形型内で使用することは、締め付けエレメント11をより良好に保持するために役立つ。そのような場合、射出成形後にシールスリーブ10の隆起部9内には、円形の複数のリブに応じて、複数の環状の細溝13,14が生ぜしめられる。
【0022】
締め付けエレメント11としては、原則として、弾性的に自動的に対象物に追従して締め付ける(nachspannend)環状の構造体は全て、例えば比較的高い張力を有するテンションワイヤまたはラバーベルトも、使用することができる。もちろん、「ウォームスプリング」(Wurmfeder)とも呼ばれるコイルばねの使用が、特に有利である。なぜなら、このコイルばねはそのばね力を、長い運転時間の後でも維持していて、したがって、確実なシールを保証するからである。注意すべきは、コイルばねを射出成形で直接埋め込む際に、前もってコイルばねに適切な被覆部材を取りつける必要があることである。なぜならそのようにしない場合、射出成形時にスリーブ10の材料が各ばね巻条の間に達し、これにより、ばね力が減少されるもしくは完全に絶たれるおそれがあるからである。
【0023】
上述の実施例は、前側ケーシング壁6の、ドア開口を制限している縁部区分7の、実質的に環状の湾曲したカラー8の一般的な実施例に適合されている。これらの実施例では、既に射出成形時に射出成形で一緒に埋め込まれた、または射出成形後に通路12内に予め組み付けられた締め付けエレメント11を備えた隆起部9は、その四分円弧形の切欠で、相応に成形されたカラー8に被せられているだけである。次いで、締め付けエレメント11のばね力によって、シールスリーブ10の隆起部9は、永久的にこのカラー8に対して押し付けられる。これにより、シールスリーブ10が滑って外れることが防止される。
【0024】
しかしながら、本発明は前述した実施例に限られるものではなく、単純な方形から複雑に構成された隆起形状に至るまで、考えられ得るあらゆる幾何学的形状を包括するものである。シールスリーブの固定すべき区分は、締め付けエレメントをその内部に収容するだけの十分な厚さを有してさえいればよい。したがって、本発明の対象は、シールスリーブが用いられるほとんど全ての領域で使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
正面出し入れ式洗濯機のドア領域を鉛直に断面した図である。
【図2】
本発明によるシールスリーブの固定領域の第1実施例による、図1の一部を拡大して示した図である。
【図3】
本発明によるシールスリーブの第2実施例による、図1のII部分を拡大して示した図である。
本発明は、家庭用機器における接続部、特に洗濯機における外側ドラムと前側ケーシング壁との間もしくは洗濯槽上側部分とカバー枠体との間の接続部をシールするためのシールスリーブであって、該シールスリーブが、実質的に環状の締め付けエレメントで固定可能である形式のものに関する。
【0002】
洗濯機または洗濯乾燥機の場合、正面出し入れ式洗濯機における外側ドラムと前側ケーシング壁との間もしくは上側出し入れ式洗濯機における洗濯槽上側部分とカバー枠体との間の適当なシールを保証することが重要である。このために一般的には、スリーブの周囲に取り付けられた公知の締め付けエレメントまたは締め付け兼ねじ留めエレメントを用いて固定することができるシールスリーブが使用される。
【0003】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第2403705号明細書によれば、洗濯ドラムが支承されている、洗濯機の洗濯槽と、ケーシング壁もしくは出し入れドアとの間に密な接続部を形成するシールスリーブが公知である。この場合、シールスリーブは洗濯槽に、シールスリーブが環状の保持ばねまたは固定ばねで洗濯槽の壁の外側面に対して押し付けられることによって固定されている。
【0004】
公知のシールスリーブの欠点は、シールスリーブの固定のために高い組付けコストが必要であり、さらに、外側から取付け可能でかつ目に見える締め付けエレメントによって、接続部の幾何学的形状の自由な構成が不可能であるということである。
【0005】
したがって本発明の課題は、冒頭で述べた形式のシールスリーブを改良して、すなわち、上述の欠点が避けられ、これにより視覚的印象が改善されるばかりでなく組付けコストが低減され、さらに、シールスリーブの固定すべき区分の形状が非常に多様に構成され得るようなものを提供することである。
【0006】
この課題は本発明によれば、締め付けエレメントが、シールスリーブの固定すべき区分の内部に一体成形可能であることによって解決される。これにより、現場での組付けコストが著しく低減され、さらに、シールスリーブの形状が非常に多様に構成され得る。しかも有利には、締め付けエレメントは外から見えないようになっている。
【0007】
有利な形式では、シールスリーブはその内部に、環状の通路を有している。この環状の通路は、少なくとも1つの細溝によって、シールスリーブの外側表面に接続されている。これにより、締め付けエレメントがシールスリーブ内で定置にかつ確実に保持されていて、しかもいつでも外側から締め付けエレメントにアクセスできることが保証される。
【0008】
特に有利には、締め付けエレメントは、シールスリーブを家庭用機器内に組み付ける前に、シールスリーブ内に予め組み付けられていてよい。これにより、シールスリーブを使用する際の組付けの手間が、さらに一層減少され得る。
【0009】
さらに、製作過程を簡略にするために、シールスリーブを射出成形によって形成することが有利である。
【0010】
有利な形式で、射出成形時に既に締め付けエレメントがスリーブの中に埋め込むようになっていれば、締め付けエレメントをシールスリーブ内に予め組み付ける手間が省かれる。
【0011】
シールスリーブの隆起部が、前側ケーシング壁の、ドア開口を制限している端部の、実質的に環状の湾曲した縁部領域に係合するように構成されていれば、従来使用されていた洗濯機部分に極めて良好に適合されたシールスリーブが提供されるという利点が得られる。
【0012】
本発明の他の詳細、特徴および利点は、図示の実施例による以下の説明から明らかになる。
【0013】
図1は、正面出し入れ式洗濯機のドア領域を鉛直に断面した図であり、
図2は、本発明によるシールスリーブの固定領域の第1実施例による、図1の一部を拡大して示した図であり、
図3は、本発明によるシールスリーブの第2実施例による、図1のII部分を拡大して示した図である。
【0014】
図1の正面出し入れ式洗濯機のドア領域の断面図には、丸窓付きドア1が示されている。この丸窓付きドア1は、ポット状のガラス窓2を有しており、このポット状のガラス窓2は、枠体3内に固定されている。ドア1の縁部領域の内側には、ドアの閉じた位置においてシールリップ4,5が接触している。これらのシールリップ4,5は、洗濯機の、ドアの右側に位置する内室から外へ水が流出することを防止している。
【0015】
ドア1は、図示されていないヒンジを介して、洗濯機のケーシング6の窓開口に固定されている。このケーシング6は、窓の縁部領域7において、前方へ丸められた金属薄板カラー8を有している。この金属薄板カラー8に、スリーブ10の外側隆起部9が被せ填められている。この隆起部9内に挿入された締め付けエレメント、例えば環状のコイルばねが、隆起部9を金属薄板カラー8の喉部に対して締め付けている。
【0016】
図2および図3は、シールスリーブ10の隆起部9の断面を拡大して示した図である。この隆起部9はその内部に、環状の通路12を有している。この通路12は、図2では1つの細溝13を介して、もしくは図3では互いに対して垂直に配置された2つの細溝13および14を介して、シールスリーブ10の隆起部9の外側表面に接続されている。環状の通路12内には、実質的に環状の締め付けエレメント11が一体成形されている。シールスリーブ10の隆起部9内には、ほぼ四分円弧形の切欠が一体成形されている。この切欠内に、ケーシング壁7の前側の部分の、ドア開口を制限している縁部の、実質的に環状の巻き上げられたカラー8が挿入されている。
【0017】
図3による実施例では、前側ケーシング壁6の窓・縁部領域7が、チューリップ形に中へ湾曲した、ただ1つの細い縁部を有している。この実施例では、この縁部領域を覆うために、さらに、縁部領域7を覆う環状のリップ16が設けられている。
【0018】
シールスリーブ10の製作は、一般的に射出成形法によって行われる。この場合、相応の型を構成し、この型に高圧下で、後で軟弾性的に硬化する液状の弾性的な材料(例えばラバー)を射出成形する。これにより、シールスリーブ10の、細部に至るまで正確な、予め規定された形が構成できる。
【0019】
締め付けエレメント11をシールスリーブ10の内部に一体成形するためには、原則として、2つの可能性が存在する。1つの可能性によれば、後で形成される通路12および少なくとも1つの細溝13または14のための、相応のコアを備えた型を形成し、次いで射出成形材料の硬化後に、締め付けエレメント11を、細溝13または14を介して、シールスリーブ10の隆起部9の内部に形成された環状の通路12内に挿入することが可能である。
【0020】
これに対して選択的に、環状の締め付けエレメント11を、環状の連続したリブを介してまたは環状型の個別のポイントに設けられたウェブを介して、予め射出成形型内に固定しておいてもよい。この場合、次いで行われる射出成形時に、締め付けエレメント11を包囲するように射出成形し、それによって締め付けエレメント11とシールスリーブ10とはただ1つの構成部材を形成し、通路12内への締め付けエレメント11の挿入は、もはや必要ではなくなる。個別のウェブを使用する場合、射出成形後のシールスリーブ10の隆起部9は、通路12をシールスリーブ10の外側に接続するための一貫した細溝13を有しておらず、保持ウェブの形に対応する複数の個別の貫通開口を有している。
【0021】
円形の複数のリブを射出成形型内で使用することは、締め付けエレメント11をより良好に保持するために役立つ。そのような場合、射出成形後にシールスリーブ10の隆起部9内には、円形の複数のリブに応じて、複数の環状の細溝13,14が生ぜしめられる。
【0022】
締め付けエレメント11としては、原則として、弾性的に自動的に対象物に追従して締め付ける(nachspannend)環状の構造体は全て、例えば比較的高い張力を有するテンションワイヤまたはラバーベルトも、使用することができる。もちろん、「ウォームスプリング」(Wurmfeder)とも呼ばれるコイルばねの使用が、特に有利である。なぜなら、このコイルばねはそのばね力を、長い運転時間の後でも維持していて、したがって、確実なシールを保証するからである。注意すべきは、コイルばねを射出成形で直接埋め込む際に、前もってコイルばねに適切な被覆部材を取りつける必要があることである。なぜならそのようにしない場合、射出成形時にスリーブ10の材料が各ばね巻条の間に達し、これにより、ばね力が減少されるもしくは完全に絶たれるおそれがあるからである。
【0023】
上述の実施例は、前側ケーシング壁6の、ドア開口を制限している縁部区分7の、実質的に環状の湾曲したカラー8の一般的な実施例に適合されている。これらの実施例では、既に射出成形時に射出成形で一緒に埋め込まれた、または射出成形後に通路12内に予め組み付けられた締め付けエレメント11を備えた隆起部9は、その四分円弧形の切欠で、相応に成形されたカラー8に被せられているだけである。次いで、締め付けエレメント11のばね力によって、シールスリーブ10の隆起部9は、永久的にこのカラー8に対して押し付けられる。これにより、シールスリーブ10が滑って外れることが防止される。
【0024】
しかしながら、本発明は前述した実施例に限られるものではなく、単純な方形から複雑に構成された隆起形状に至るまで、考えられ得るあらゆる幾何学的形状を包括するものである。シールスリーブの固定すべき区分は、締め付けエレメントをその内部に収容するだけの十分な厚さを有してさえいればよい。したがって、本発明の対象は、シールスリーブが用いられるほとんど全ての領域で使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
正面出し入れ式洗濯機のドア領域を鉛直に断面した図である。
【図2】
本発明によるシールスリーブの固定領域の第1実施例による、図1の一部を拡大して示した図である。
【図3】
本発明によるシールスリーブの第2実施例による、図1のII部分を拡大して示した図である。
Claims (8)
- 家庭用機器における接続部、特に洗濯機における外側ドラムと前側ケーシング壁(6)との間もしくは洗濯槽上側部分とカバー枠体との間の接続部をシールするためのシールスリーブ(10)であって、該シールスリーブ(10)が、実質的に環状の締め付けエレメント(11)で固定可能である形式のものにおいて、締め付けエレメント(11)が、シールスリーブ(10)の固定すべき区分(9)の内部に、一体成形可能であることを特徴とする、シールスリーブ。
- シールスリーブ(10)が、環状の通路(12)を有しており、該環状の通路(12)が、少なくとも1つの細溝(13)によって、シールスリーブ(10)の外側表面に接続されていて、締め付けエレメント(11)の収容に適している、請求項1記載のシールスリーブ。
- 締め付けエレメント(11)が、シールスリーブ(10)を家庭用機器内に組み付ける前に、シールスリーブ(10)内に予め組み付けられている、請求項1または2記載のシールスリーブ。
- シールスリーブが、射出成形によって形成される、請求項1から3までのいずれか1項記載のシールスリーブ。
- 締め付けエレメント(11)が、自動的に弾性的に対象物に追従して締め付けることができるように構成されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のシールスリーブ。
- 一体成形された締め付けエレメント(11)が、コイルばねである、請求項1から5までのいずれか1項記載のシールスリーブ。
- 締め付けエレメント(11)が、シールスリーブ(10)の射出成形時に射出成形によって既に包囲される、請求項4から6までのいずれか1項記載のシールスリーブ。
- 一体成形された締め付けエレメント(11)を備えた、シールスリーブ(10)の隆起部(9)が、前側ケーシング壁(6)の、ドア開口を制限している縁部の、実質的に環状の湾曲したカラー(8)に係合するように構成されている、請求項1から7までのいずれか1項記載のシールスリーブ。
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