JP2004363582A - 半導体レーザー素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】きれいな劈開面を有する半導体レーザー素子を提供する。
【解決手段】レーザー共振層130、共振層上下部のクラッド層122、141を含む多重の半導体物質層によるメサ構造物の上部に電流注入リッジ141a及び電流注入リッジ両側の力分散リッジ141bがメサ構造物の表面から突出形成されている構造を有する半導体レーザー素子であり、電流注入リッジ141a及びその両側の力分散リッジ141bは、クリービング時のスクライビングフォースを噴射させ、きれいな劈開面を得られるようにする。また、フリップチップボンディングの時の力の分散により電流注入リッジの損傷が防止される。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体レーザー素子に系り、詳しくは滑らかな劈開面を有するレーザー素子に関する。
半導体レーザーは、光通信などのような通信分野やコンパクトディスクプレーヤー(CDP)やデジタル多機能ディスクプレーヤー(DVDP)などのような装置でデータの送信やデータの記録及び読取のための手段として広く使われている。
このように半導体レーザー素子が広く使われる理由は、限定された空間内でレーザー光の発振特性を維持でき、小型化が可能で何よりもレーザー発振のための臨界電流値が小さいからである。半導体レーザーを使える産業分野が増え、より小さな臨界電流値を有する半導体レーザー素子に対する要求が増加しつつある。すなわち、低電流発振が可能で長期間の寿命動作試験にパスする優秀な特性を有する半導体レーザー素子に対する必要性が増加している。
このようなレーザー素子の動作電力を低くし、かつ出力を高めるためにはレーザー発振層に対して直角で滑らかな光出射面が求められる。この光出射面は、鏡面または劈開面と呼ばれて、食刻またはスクライビングによって形成される。
乾式エッチングによる光出射面は非常に荒くて光損失が多くて再現性が低い。しかし、スクライビングによる劈開面は相対的に光損失が少ない利点を有する。GaNなどのような窒化物半導体レーザー素子は劈開面を光出射面として利用する。しかし、サファイア基板の上に成長されたGaNは、基板と異なる結晶方向を有しているから、スクライビングによる滑らかな劈開面の形成が技術的に難しく、低い収率を示す。
まず、従来の窒化物半導体レーザー素子の概略的構造を説明する。
図1を参照すれば、サファイア基板10上に第1及び第2領域R1,R2に分けられるn−GaN下部コンタクト層12が積層されている。このような下部コンタクト層12上に多重層の半導体物質層がメサ構造体として存在する。すなわち、第1領域R1上で、n−GaN下部コンタクト層12の上面にn−GaN/AlGaN下部クラッド層24、n−GaN下部導波層26、InGaN活性層28、p−GaN上部導波層30、p−GaN/AlGaN上部クラッド層32が順次に積層されている。ここで、n−及びp−GaN/AlGaN下部及び上部クラッド層24,32の屈折率はn−及びp−GaN下部及び上部導波層26,30より小さく、n−及びp−GaN下部及び上部導波層26,30の屈折率は活性層28の屈折率より小さい。前記メサ構造物で、p−GaN/AlGaN上部クラッド層32の上部の中間部分にはリッジウエーブガイド構造を提供する所定幅の突き出されたリッジ32aが形成されていて、リッジ32aの頂上面にはp−GaN上部コンタクト層34が形成されている。前記p−GaN/AlGaN上部クラッド層32の上にはコンタクト孔36aを有するパッシベーション層としての埋め込み層36が形成されている。前記埋め込み層36のコンタクト孔36aは、前記リッジ32aの上面に形成された上部コンタクト層34の頂上部分に対応して、コンタクト孔36aの端部分は上部コンタクト層34上面の縁部分に重なっている。
前記埋め込み層36上にはp型上部電極38が形成されていて、p型電極38は前記埋め込み層36のコンタクト孔36aを通じて前記上部コンタクト層34に接触される。前記下部コンタクト層12で、第1領域R1より低い第2領域R2にはn型下部電極37が形成されている。
このような上部クラッド層32に設けられたリッジウエーブガイド構造は、活性層28に注入される電流を制限して、活性層28でのレーザー発振のための共振領域幅を制限して横モードを安定化させ、そして動作電流を低くできる。
このような一般的な窒化物半導体レーザー素子の製造過程は、サファイア基板に多層構造のGaN系半導体物質層を形成した後、乾式エッチングにより電流注入領域に対応するリッジを形成し、そしてn−GaN下部コンタクト層の露出と、共振面を形成させるためのn−GaN下部コンタクト層上部のメサ構造物とが形成される。このようなメサ構造物は、サファイアなどの基板上にアレイの形態に製造され、最終的にスクライビングなどによって単位素子で分離する。
図2は、n−GaNコンタクト層12上に二つの単位素子に対応する二つのメサ構造物が形成されている構造を示す。二つのメサ構造物は、連結部分40により相互連結されていて、これらは前記連結部分上を横切る一つのリッジ32aを共有する形態を有する。このようなメサ構造物は、その下部を支持する基板とともに前記連結部分40を横切るスクライビングラインA−A’に沿って単位素子として分離される。
前述したように、基板のスクライビングにより単位素子が分離され、分離された部分にレーザー光が出射する劈開面が形成される。サファイア基板の上に形成されたGaN層のc−結晶面は、サファイアのc−結晶面に対して約30度ずれている。このように、サファイア基板の結晶面とGaNの結晶面とが互いにずれているから、レーザー発振層に垂直にきれいな劈開面を形成しにくい。
レーザー発振層に垂直できれいな劈開面をGaN半導体物質層に形成するためには、まずサファイア基板の劈開面が正確にスクライビングによって分離されなければならず、この時にサファイア基板で多重のGaN半導体物質層によりメサ構造物の下部からその上部のリッジにまでスクライビングフォースが伝達される時、メサ構造物の特定部位にスクライビングフォースが集中されず、均等に分布されるべきである。
従来技術を利用して形成された光出射面、すなわち半導体物質層の劈開面を観察して見ると、再現性が低いことがわかる。すなわち、等しいスクライビング条件下で行っても、チップ(単位レーザー素子)ごとに相異なる形状の劈開面を有して、光出射に影響している。このため発振層に垂直できれいな劈開面を有するレーザー素子の収率は約65%位である。
光出射面が不良なレーザー素子を分析して見れば、スクライビングの時、サファイア基板から伝えられて来るスクライビングフォースがメサ構造物に伝えられ、クリービングの進行過程で、図3に示したように、メサ構造物の下部の角(点線領域)にスクライビングフォースが集中してしまうことでこの部分にクラックが形成され、このクラックが光出射面まで伝えられている。
また、他の不良の一形態は、ELOG(Epitaxial Lateral Overgrowth、特許文献1参照)によって形成されたGaN合体部でのクラックである。これは、図4に図示されたように、サファイア基板から伝えられて来るスクライビングフォースがGaNに伝達しながらGaNの合体部でクラックが発生される。このように形成されたクラックがメサ構造物上部のリッジウエーブガイドに伝えられながら(点線領域)、劈開面にデコボコした不規則的な表面を形成する。
以上のようなクラック及びこれによる不規則的な表面を有する劈開面は、結局光出力低下をもたらして、動作電流を高めるようになる。
米国特許第6,348,108号明細書
本発明の目的は、良質のレーザー出射面を有するレーザー素子を提供することである。
また本発明の他の目的は、動作電流が低く、レーザー発振効率を高めた半導体レーザー素子を提供することである。
前記目的を果たすための本発明は、基板上にレーザー共振層、共振層上下部のクラッド層を含む多重の半導体物質層によるメサ構造物が形成されている半導体レーザー素子において、前記メサ構造物の下部に形成された湾曲した弧形角部と、前記メサ構造物の上部に前記メサ構造物の表面から突出して形成された電流注入リッジと、前記メサ構造物の上に形成され、前記電流注入リッジの頂上面に対応する位置にコンタクト孔を具備するパッシベーション層と、を有することを特徴とする半導体レーザー素子である。
前記目的を果たすための他の本発明は、基板上にレーザー共振層、共振層上下部のクラッド層を含む多重の半導体物質層によるメサ構造物が形成されている半導体レーザー素子において、前記メサ構造物の下部に形成された湾曲した弧形角部と、前記メサ構造物の上部に形成された電流注入リッジと、前記電流注入リッジ両側でメサ構造物の表面から突出して形成された力分散リッジと、前記メサ構造物の上に形成され、前記電流注入リッジの頂上面に対応する位置にコンタクト孔を具備するパッシベーション層と、を有することを特徴とする半導体レーザー素子である。
前記本発明のレーザー素子において、前記の上下部クラッド層それぞれはp−GaN/AlGaN及びn−GaN/AlGaN層であることが望ましい。
前記共振層は、前記下部クラッド層上に積層され、前記下部クラッド層より屈折率が大きい下部導波層と前記下部導波層上に積層され、レーザー光が生成される活性層及び前記活性層上に積層される上部導波層を含む。
前記上下部導波層は、前記活性層より屈折率が小さいことが望ましく、特にGaN系列のIII−V族化合物の半導体層であることが望ましい。
前記活性層は、InAlGa1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、かつx+y≦1)であるGaN系列のIII−V族窒化物化合物半導体層でありうる。前記リッジは、前記上部クラッド層に形成され、中央の電流注入リッジの上面に第2化合物半導体層が形成され、望ましくは第2化合物半導体層はp−GaN系列のIII−V族窒化物半導体層であることが望ましい。
前記第1化合物半導体基板は上面にn型電極をさらに具備し、前記基板はガリウムナイトライドによる半導体物質層が形成されたサファイア基板またはフリースタンディングガリウムナイトライド基板であることが望ましい。
また、前記本発明において、前記メサ構造物はその両側面が前記基板に対して傾いていて、前記基板の方向にその幅が広がりつつある構造を有するのが望ましい。
また、前記本発明において、前記力分散リッジは前記メサ構造体の両縁に形成されることが望ましい。
本発明によれば、メサ構造体の下部に湾曲された角部が形成されている。このような構造によれば、スクライビング方法によって発振層に垂直で非常にきれいな断面だけでなく、高い収率を得られる。このようなきれいな断面によればレーザー発振効率が高くなり、したがってレーザー素子の動作電流を低くすることができる。さらに、メサ構造体の上部、電流注入リッジの両側の力分散リッジが設けら力分散リッジは、クリービングの際、スクライビングフォースの分散だけではなくレーザー素子のフリップチップボンディングの時、電流注入リッジに加えられる荷重を分散してリッジの損傷を防止する。
図5は本発明の実施例による半導体レーザー素子を示した図面であり、図6はn−GaNコンタクト層上に二つの単位レーザー素子に対応する二つのメサ構造物が形成されている構造を示す図面である。
本発明の実施例による半導体レーザー素子は、基板100と、基板の上面に成長された下部物質層120、共振層130及び上部物質層140を具備する。
下部物質層120は、基板100表面に成長されてエッチング工程による段差を有する下部コンタクト層としての第1化合物半導体層121と、第1化合物半導体層121の上面に積層される下部クラッド層122を含む。第1化合物半導体層121の段差が形成された部分にはn型下部電極153が位置する。
前記基板100はサファイア基板またはフリースタンディングGaN基板が主に利用され、第1化合物半導体層121はn−GaN系列のIII−V族窒化物化合物半導体層で形成するものの、特にn−GaN層で形成するのが望ましい。しかし、これに限定されず、レーザー発振(レイジング)が可能なIII−V族の他の化合物半導体層でありうる。下部クラッド層122は、所定の屈折率を有するn−GaN/AlGaN層であることが望ましいが、レイジングが可能な他の化合物半導体層でありうる。
前記共振層130は、前記下部クラッド層122の上面に順に下部導波層131、活性層132及び上部導波層133が積層された構造を有する。上下部導波層131,133は、活性層132より屈折率が小さい物質で形成することが望ましく、なかでもGaN系列のIII−V族化合物半導体層で形成するのがより望ましい。したがって、例えば、下部導波層131はn−GaN層で、上部導波層133はp−GaN層で形成する。
活性層132は、レイジングが起きる物質層ならどんな物質層でも使え、望ましくは臨界電流値が小さくて横モード特性が安定したレーザー光を発進できる物質層を使う。活性層132として、InAlGa1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、かつx+y≦1)であるGaN系列のIII−V族窒化物化合物半導体層を使うのが望ましい。ここで、前記活性層は多重量子ウェルまたは単一量子ウェルの中でいずれか一つの構造を有することができ、このような活性層の構造は本発明の技術的範囲を制限しない。
上部物質層140は、本発明の特徴の一要素として上部導波層133の上面に積層され、中央部に電流注入リッジ141a及びその両側の力分散リッジ141b,141bが突き出されるように形成されている上部クラッド層141を含む。前記電流注入リッジ141aの上面にオーム接点層として積層される第2化合物半導体層142を含む。上部クラッド層141は、下部クラッド層122がn型化合物半導体層ならp型化合物半導体層で形成し、下部クラッド層122がp型化合物半導体層ならn型化合物半導体層で形成する。すなわち、下部クラッド層122がn−GaN/AlGaN層なら上部クラッド層141はp−GaN/AlGaNで形成する。第2化合物半導体層142も同じように第1化合物半導体層121がn型化合物半導体層ならp型化合物半導体層で形成し、第1化合物半導体層121がn−GaNに形成されれば第2化合物半導体層142はp−GaNで形成する。前記リッジ141a,141b上にはパッシベーション層151が形成されて、パッシベーション層151には中央の電流注入リッジ141aに対応するコンタクト孔151Aが形成されていて、この上にp型上部電極152が形成されている。
前述のような構造を有する本発明によるレーザー素子で、共振層130、上部物質層140そして下部物質層120の下部クラッド層122がメサ構造内に存在する。このようなメサ構造体の下部は、本発明の他の特徴により鋭い角ではない緩やかに湾曲された弧形角部121aを有する。
メサ構造体の下部に形成された湾曲された、この弧形角部121aは、図6に図示されたようにB−B’線に沿って単位素子を分離する時に加えられるスクライビングフォースの集中を防止する機能を有する。
本発明によるレーザー素子は、図5及び図6に図示されたように、電流注入リッジ141aの両側に力分散リッジ141aが形成されていて、またメサ構造体の下部に力分散のための湾曲された弧形角部が形成される構造を有する。ここで、前記力分散リッジは電流注入リッジと平行で、これを中心に対称的に形成されてその幅は電流注入リッジ141aと同じか大きいことが望ましい。このように形成された力分散リッジ141aは、前述のようにスクライビングフォースにより形成されるGaN結晶の合体部のクラックが電流注入リッジに集中されることを防止する役目をする。すなわち、合体部クラックがメサ構造体で垂直方向に伝えるようにすることで、このクラックが電流注入リッジに進行することを防止して光出射断面に影響を与えないようにする。
図7は本発明によるレーザー素子でメサ構造体の下部構造を示す走査電子写真(SEM)であり、図8はメサ構造体で中央の電流注入リッジ部分を示した走査電子写真である。
図7で示したように、メサ構造体の下部に湾曲された角部が形成されていて、この部分でクラック集中による不規則的な表面屈曲がない滑らかな劈開面が観察される。これは図3に示した従来レーザー素子での不規則な劈開面と対照的である。
図8で示したように、メサ構造体の上部に中央の電流注入リッジが設けられ、その両側に力分散リッジが設けられているため、合体部からのクラックが基板に対して垂直で進行することで中央のリッジ部分は滑らかな劈開面を有するのが観察される。
このような本発明は図面に図示された実施例を参照に説明されたが、これは例示的なことに過ぎず、当該分野での当業者なら多様な変形及び均等な他の実施例が可能であるという点を理解するだろう。したがって、本発明の真正な技術的保護範囲は特許請求範囲に限って決まらなければならない。
前記のような本発明は、レーザーダイオード、特にメサ構造物を有するGaNレーザーダイオードに適用される。
従来の半導体レーザー素子の概略的断面図である。 従来の半導体レーザー素子を製造する過程の中で単位レーザー素子が分離しない状態の基板を示す概略的平面図である。 従来の半導体レーザー素子のメサ構造体の劈開面で段差を有した不規則な表面を示すSEM写真である。 従来の半導体レーザー素子の劈開面で段差を有した不規則な表面が上部のリッジまで伝えたことを示すSEM写真である。 本発明による半導体レーザー素子の概略的断面図である。 本発明による半導体レーザー素子を製造する過程の中で単位レーザー素子が分離しない状態の基板を示す概略的平面図である。 本発明による半導体レーザー素子のメサ構造体の下部構造を示すSEM写真である。 本発明による半導体レーザー素子でメサ構造体上部に形成されたリッジであり、段差が伝えられず、下部で垂直にすぐ進行されてきれいな劈開面を示すSEM写真である。
符号の説明
100…基板、
100…前記基板、
120…下部物質層、
121…化合物半導体層、
121a…弧形角部、
122…下部クラッド層、
130…共振層、
130…前記共振層、
131…下部導波層、
132…活性層、
133…上部導波層、
140…上部物質層、
141…上部クラッド層、
141a…電流注入リッジ、
141b…力分散リッジ、
142…化合物半導体層、
151A…コンタクト孔、
151…パッシベーション層、
152…型上部電極、
153…型下部電極。

Claims (16)

  1. 基板上にレーザー共振層、共振層上下部のクラッド層を含む多重の半導体物質層によるメサ構造物が形成されている半導体レーザー素子において、
    前記メサ構造物の下部に形成された湾曲した弧形角部と、
    前記メサ構造物の上部に前記メサ構造物の表面から突出して形成された電流注入リッジと、
    前記メサ構造物の上に形成され、前記電流注入リッジの頂上面に対応する位置にコンタクト孔を具備するパッシベーション層と、
    を有することを特徴とする半導体レーザー素子。
  2. 前記上下部クラッド層は、それぞれp−GaN/AlGaN及びn−GaN/AlGaN層であることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザー素子。
  3. 前記共振層は、
    前記下部クラッド層上に積層され、前記下部クラッド層より屈折率が大きい下部導波層と、
    前記下部導波層上に積層され、レーザー光が生成される活性層と、
    前記活性層上に積層される上部導波層と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザー素子。
  4. 前記上下部導波層は、前記活性層より屈折率が小さく、GaN系列のIII−V族化合物半導体層であることを特徴とする請求項3に記載の半導体レーザー素子。
  5. 前記活性層は、InAlGa1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、かつx+y≦1)であるGaN系列のIII−V族窒化物化合物半導体層であることを特徴とする請求項3に記載の半導体レーザー素子。
  6. 前記電流注入リッジは、前記上部クラッド層に形成され、中央の電流注入リッジの上面に第2化合物半導体層が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の半導体レーザー素子。
  7. 前記第2化合物半導体層は、p−GaN系列のIII−V族窒化物半導体層であることを特徴とする請求項6に記載の半導体レーザー素子。
  8. 前記基板は、上面にn型電極をさらに具備し、ガリウムナイトライドによる半導体物質層が形成されたサファイア基板またはフリースタンディングガリウムナイトライド基板であることを特徴とする請求項3に記載の半導体レーザー素子。
  9. 基板上にレーザー共振層、共振層上下部のクラッド層を含む多重の半導体物質層によるメサ構造物が形成されている半導体レーザー素子において、
    前記メサ構造物の下部に形成された湾曲した弧形角部と、
    前記メサ構造物の上部に形成された電流注入リッジと、
    前記電流注入リッジ両側でメサ構造物の表面から突出して形成された力分散リッジと、
    前記メサ構造物の上に形成され、前記電流注入リッジの頂上面に対応する位置にコンタクト孔を具備するパッシベーション層と、
    を有することを特徴とする半導体レーザー素子。
  10. 前記上下部クラッド層は、それぞれp−GaN/AlGaN及びn−GaN/AlGaN層であることを特徴とする請求項9に記載の半導体レーザー素子。
  11. 前記共振層は、
    前記下部クラッド層上に積層され、前記下部クラッド層より屈折率が大きい下部導波層と、
    前記下部導波層上に積層され、レーザー光が生成される活性層と、
    前記活性層上に積層される上部導波層と、を含むことを特徴とする請求項9に記載の半導体レーザー素子。
  12. 前記上下部導波層は、前記活性層より屈折率が小さく、GaN系列のIII−V族化合物半導体層であることを特徴とする請求項11に記載の半導体レーザー素子。
  13. 前記活性層は、InAlGa1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、かつx+y≦1)であるGaN系列のIII−V族窒化物化合物半導体層であることを特徴とする請求項11に記載の半導体レーザー素子。
  14. 前記電流注入リッジは、前記上部クラッド層に形成され、中央の電流注入リッジの上面に第2化合物半導体層が形成されることを特徴とする請求項11に記載の半導体レーザー素子。
  15. 前記第2化合物半導体層は、p−GaN系列のIII−V族窒化物半導体層であることを特徴とする請求項14に記載の半導体レーザー素子。
  16. 前記基板は、上面にn型電極をさらに具備し、ガリウムナイトライドによる半導体物質層が形成されたサファイア基板またはフリースタンディングガリウムナイトライド基板であることを特徴とする請求項11に記載の半導体レーザー素子。
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