JP2004359400A - 紙葉類の積載収容装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、紙葉類を一枚ずつ安定して積載収容することの出来る紙葉類の積載収容装置を提供する。
【解決手段】一対のガイドレール3,4と対向する位置のリフトテーブル7の両側方7cにガイドレール3,4へ向けてそれぞれ摩擦手段30,31を突設し、リフトテーブル7により紙葉類10を溝3a,4a内から脱出させる際に、紙葉類10を摩擦手段30,31に摺接させてリフトテーブル7上から紙葉類10が移動することを阻止するようにした。
【選択図】 図4
【解決手段】一対のガイドレール3,4と対向する位置のリフトテーブル7の両側方7cにガイドレール3,4へ向けてそれぞれ摩擦手段30,31を突設し、リフトテーブル7により紙葉類10を溝3a,4a内から脱出させる際に、紙葉類10を摩擦手段30,31に摺接させてリフトテーブル7上から紙葉類10が移動することを阻止するようにした。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、紙幣、債券、あるいは証券等の紙葉類を多数枚積載収容する紙葉類の積載収容装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、紙葉類である紙幣の真偽を判別し、真券と見做された紙幣を収容する紙幣処理装置では、真券を積載収容するための装置として紙葉類の積載収容装置が使用されている。
【0003】
なお、上述した紙幣処理装置では紙幣投入口から投入された投入紙幣は、紙幣搬送路に沿って搬送され、その間に紙幣真偽判別部によりその真偽が判別される。
【0004】
そして、投入紙幣が偽券と見做されると、当該紙幣は紙幣投入口へ返却され、また真券と見做されると、さらに紙幣搬送路の下流へ搬送されて、紙葉類の積載収容装置であるスタッカ内に蓄積収容される。
【0005】
図9は従来の紙葉類の積載収容装置1を示す要部断面図である。
【0006】
この積載収容装置1は、図示せぬ紙幣投入口内に投入され、真券と見做された紙葉類である投入紙幣10を図面の上下方向へ向け多数枚積載収容するスタッカ2と、このスタッカ2の開口部2aの周縁に配設され、投入紙幣10を当該開口部2aに案内する断面コの字形状の一対のガイド溝3a,4aを有するガイドレール3,4と、この一対のガイドレール3,4の上面3b,4bにコイルバネ5を介し圧接するスタッカープレート6と、前記一対のガイドレール3,4のガイド溝3a,4a内に両端部が案内されて搬送された投入紙幣10をスッタッカ2内に押し込むリフトテーブル7とから構成されている。
【0007】
なお、このリフトテーブル7は、その下面に配設された図示せぬパンタグラフ状のリンク機構からなる周知の昇降手段により所定のタイミングでスタッカ2内へ向け昇降するように構成されている。
【0008】
そして、図示せぬ紙幣搬送手段を介し一対のガイドレール3,4のガイド溝3a.4a内に嵌挿された投入紙幣10の両端部は、昇降手段によるリフトテーブル7の昇降作用によって、一対のガイドレール3,4のガイド溝3a.4aから上方へ脱出し、その後、スタッカープレート6とガイドレール3,4の上面3b,4bとの間に挟持されてスタッカ2内に積載収容される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の紙葉類の積載収容装置1によると、図10で示すように、リフトテーブル7が矢印のように上動すると、それにより一対のガイドレール3,4のガイド溝3a.4a内に案内された投入紙幣10が上方へ押し上げられるが、その際、投入紙幣10の両端部10a,10bはリフトテーブル7の両側縁7a,7bと一対のガイド溝3a,4aの開口部上縁3c,4cとに摺接して摩擦接触する。
【0010】
その際、投入紙幣10の両端部10a,10bのコンディション、即ち、汚れや皺の有無等により、投入紙幣10の両端部10a,10bのうちいずれか一方の端部の摩擦係数が他方の端部の摩擦係数よりも大きくなる場合がある。
【0011】
例えば、投入紙幣10の両端部10a,10bのうち、端部10bの摩擦係数が他方の端部10aよりも大きい場合は、図11で示すように、投入紙幣10の一方の端部10aのみが、一方のガイドレール3の上縁3b上に抜け出るが、他方の端部10bはガイド溝4aの開口部上縁4cに引き止められて当該ガイド溝4a内に残されたままになる虞がある。
【0012】
その後、図12で示すように、リフトテーブル7が図示せぬ昇降手段により初期位置に復帰した後であっても、投入紙幣10の一端10bは依然としてガイドレール4のガイド溝4a内に残されたままとなるので、次に投入された紙幣が一対のガイドレール3,4のガイド溝3a.4a内に案内されると、その紙幣とガイドレール4のガイド溝4a内に残されたままの投入紙幣10の一端10bとが衝突し、これによりガイドレール3,4で紙ジャムが発生し紙幣処理装置が使用できなくなる重大な問題が発生する。
【0013】
この発明は、上述した事情に鑑み、紙葉類を一枚ずつ安定して積載収容することの出来る紙葉類の積載収容装置を提供することを目的する。
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、この発明では、所定の間隔を設けて配設され、紙葉類の端部を案内するガイド溝が形成された一対のガイドレールと、該一対のガイドレール間に出没するリフトテーブルと、前記紙葉類を収容するスタッカとを少なくとも具え、前記一対のガイドレールのガイド溝内に案内された紙葉類を前記リフトテーブルを介し前記一対のガイド溝から脱出させ、前記スタッカ内に積載収容するようにした紙葉類の積載収容装置において、前記一対のガイドレールと対向する位置の前記リフトテーブルの両側方に前記ガイドレールへ向けて摩擦手段を突設し、該リフトテーブルにより前記紙葉類を前記溝内から脱出させる際に、前記紙葉類を前記摩擦手段に摺接させて前記リフトテーブルから前記紙葉類が移動することを阻止するようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る紙葉類の積載収容装置の一実施例を詳述する。
【0015】
図1はこの発明に係る紙葉類の積載収容装置20を示す要部断面図で、図9と同一部分を同一符号で示す。
【0016】
この紙葉類の積載収容装置20では、リフトテーブル7の両側方であって、各ガイドレール3,4と対向する位置にそれぞれ同一構造をした一対の摩擦手段30、31が配設されている。
【0017】
この摩擦手段30,31は、図1のAA断面で示す図2のように、リフトテーブル7の両側方7cにそれぞれ一箇所づつ配設されている。
【0018】
この摩擦手段30,31は一方の摩擦手段31を例にとって説明すると、図2のBB拡大断面で示す図3のように、リフトテーブル7の下面7a突設された突起7bに嵌着する弾性体のゴムからなる舌片状の弾性部材33から構成されている。なお、この弾性部材33の先端33aは図2に示すように円弧形状に形成され、さらにその先端33aは、それぞれ対向するガイドレール4(3)へ向けリフトテーブル7の両側方7cから若干突出するように配設されている。
【0019】
また、この摩擦手段30,31が配設された位置のリフトテーブル上面7dには、一体に突起7eが突設され、紙葉類である投入紙幣10が一対のガイド溝3a,4a内に案内された際に、当該紙幣10と摩擦手段30,31の各弾性部材33とが接触して紙ジャムを起こさないようにしている。なお、図3で符号7fは弾性部材33の下面を支えるリブであり、符号7gは切り欠である。
【0020】
次に、上述した紙葉類の積載収容装置20の作用を説明し、併せて構成をより詳細に説明する。なお、一対の摩擦手段30,31の作用は全く同一なので、一方の摩擦手段31の作用を代表して説明し、他方の摩擦手段30の作用の説明を省略する。
【0021】
図3と同一部分を同一符号で示す図4に示すように、リフトテーブル7が矢印のように上動すると、それにより一対のガイドレール3,4のガイド溝3a.4a内に案内された投入紙幣10が上方へ押し上げられる。
【0022】
その際、投入紙幣10の両端部10a(10b)は湾曲して、その下面が摩擦手段31(30)を構成する舌片状の弾性部材33の先端33aに摺接し、同時に当該弾性部材33の先端33aを湾曲させてその接触面積を増大させる。
【0023】
このように摩擦手段31を構成する舌片状の弾性部材33の先端33aが湾曲して投入紙幣10の端部10aとの接触面積を増大させると、当該弾性部材33の先端33aと投入紙幣10の端部10aとの摩擦力が増大し、この結果、投入紙幣10とガイド溝4aの開口部上縁4cとの接触による摩擦力よりも弾性部材33と投入紙幣10の端部10bとの摩擦力の方が極めて大きくなる。
【0024】
このためリフトテーブル7に載置された投入紙幣10は、ガイド溝4aの開口部上縁4cとの接触による摩擦力により引っ張られて、その位置を動くことはなく安定して上動し、投入紙幣10の両端部10a,10bは図5で示すように一対のガイドレール3,4の各上面3b,4bに抜け出すこととなる。
【0025】
従って、図6に示すようにリフトテーブル7が図示せぬ周知の昇降手段を介して初期位置に復帰すると、投入紙幣10は、一対のガイドレール3,4の各上面3b,4bとスタッカープレート6の間に挟持され、スタッカ2内に収容されることとなる。
【0026】
従って、次に続く投入紙幣はスムーズに一対のガイドレール3,4のガイド溝3a.4a内に案内され、その前に投入された投入紙幣10と衝突して紙ジャムを起こすことはない。
【0027】
その後、後に続く投入紙幣はリフトテーブル7の前記と同様の作用によって、一対のガイドレール3,4の各上面3b,4bとスタッカープレート6の下面に位置決め収容された前記投入紙幣10との間に挟持され、スタッカ2内に安定して収容されることとなる。
【0028】
なお、上記実施例では、図2に示すように、摩擦手段30,31をリフトテーブル7の両端部にそれぞれ一箇所づつ配設するようにしたが、この発明は上記実施例に限定されることなく、図2と同一部分を同一符号で示す図7のように、摩擦手段30,31をリフトテーブル7の両側方7cにそれぞれ複数箇所配設するようにしても良い。
【0029】
また、上記実施例では、摩擦手段30,31をリフトテーブル7の両側方7cにそれぞれ一箇所、あるいは複数箇所設けるようにしたが、この発明は上記実施例に限定されることなく、図2と同一部分を同一符号で示す図8のように、摩擦手段31(30)を構成する舌片状の弾性部材33をリフトテーブル7の両側方7cに沿って長く設置するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係る紙葉類の積載収容装置を示す要部断面図。
【図2】図2は図1のAA断面図。
【図3】図3は図2のBB断面図。
【図4】図4はこの発明に係る紙葉類の積載収容装置の作用を示す要部破断面図。
【図5】図5はこの発明に係る紙葉類の積載収容装置の作用を示す要部破断面図。
【図6】図6はこの発明に係る積載収容装置の作用を示す要部破断面図。
【図7】図7はこの発明に係る積載収容装置の他の実施例を示す図1のAA断面図。
【図8】図8はこの発明に係る積載収容装置の他の実施例を示す図1のAA断面図。
【図9】図9は従来の紙葉類の積載収容装置を示す要部断面図。
【図10】図10は従来の積載収容装置の作用を示す要部断面図。
【図11】図11は従来の積載収容装置の作用を示す要部断面図。
【図12】図12は従来の積載収容装置の作用を示す要部断面図。
【符号の説明】
2…スタッカ
3,4…ガイドレール
3a,4a…ガイド溝
7…リフトテーブル
7c…側方
7e…突起
10…紙葉類
20…紙葉類の積載収容装置
30,31…摩擦手段
33…弾性部材
【発明の属する技術分野】
この発明は、紙幣、債券、あるいは証券等の紙葉類を多数枚積載収容する紙葉類の積載収容装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、紙葉類である紙幣の真偽を判別し、真券と見做された紙幣を収容する紙幣処理装置では、真券を積載収容するための装置として紙葉類の積載収容装置が使用されている。
【0003】
なお、上述した紙幣処理装置では紙幣投入口から投入された投入紙幣は、紙幣搬送路に沿って搬送され、その間に紙幣真偽判別部によりその真偽が判別される。
【0004】
そして、投入紙幣が偽券と見做されると、当該紙幣は紙幣投入口へ返却され、また真券と見做されると、さらに紙幣搬送路の下流へ搬送されて、紙葉類の積載収容装置であるスタッカ内に蓄積収容される。
【0005】
図9は従来の紙葉類の積載収容装置1を示す要部断面図である。
【0006】
この積載収容装置1は、図示せぬ紙幣投入口内に投入され、真券と見做された紙葉類である投入紙幣10を図面の上下方向へ向け多数枚積載収容するスタッカ2と、このスタッカ2の開口部2aの周縁に配設され、投入紙幣10を当該開口部2aに案内する断面コの字形状の一対のガイド溝3a,4aを有するガイドレール3,4と、この一対のガイドレール3,4の上面3b,4bにコイルバネ5を介し圧接するスタッカープレート6と、前記一対のガイドレール3,4のガイド溝3a,4a内に両端部が案内されて搬送された投入紙幣10をスッタッカ2内に押し込むリフトテーブル7とから構成されている。
【0007】
なお、このリフトテーブル7は、その下面に配設された図示せぬパンタグラフ状のリンク機構からなる周知の昇降手段により所定のタイミングでスタッカ2内へ向け昇降するように構成されている。
【0008】
そして、図示せぬ紙幣搬送手段を介し一対のガイドレール3,4のガイド溝3a.4a内に嵌挿された投入紙幣10の両端部は、昇降手段によるリフトテーブル7の昇降作用によって、一対のガイドレール3,4のガイド溝3a.4aから上方へ脱出し、その後、スタッカープレート6とガイドレール3,4の上面3b,4bとの間に挟持されてスタッカ2内に積載収容される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の紙葉類の積載収容装置1によると、図10で示すように、リフトテーブル7が矢印のように上動すると、それにより一対のガイドレール3,4のガイド溝3a.4a内に案内された投入紙幣10が上方へ押し上げられるが、その際、投入紙幣10の両端部10a,10bはリフトテーブル7の両側縁7a,7bと一対のガイド溝3a,4aの開口部上縁3c,4cとに摺接して摩擦接触する。
【0010】
その際、投入紙幣10の両端部10a,10bのコンディション、即ち、汚れや皺の有無等により、投入紙幣10の両端部10a,10bのうちいずれか一方の端部の摩擦係数が他方の端部の摩擦係数よりも大きくなる場合がある。
【0011】
例えば、投入紙幣10の両端部10a,10bのうち、端部10bの摩擦係数が他方の端部10aよりも大きい場合は、図11で示すように、投入紙幣10の一方の端部10aのみが、一方のガイドレール3の上縁3b上に抜け出るが、他方の端部10bはガイド溝4aの開口部上縁4cに引き止められて当該ガイド溝4a内に残されたままになる虞がある。
【0012】
その後、図12で示すように、リフトテーブル7が図示せぬ昇降手段により初期位置に復帰した後であっても、投入紙幣10の一端10bは依然としてガイドレール4のガイド溝4a内に残されたままとなるので、次に投入された紙幣が一対のガイドレール3,4のガイド溝3a.4a内に案内されると、その紙幣とガイドレール4のガイド溝4a内に残されたままの投入紙幣10の一端10bとが衝突し、これによりガイドレール3,4で紙ジャムが発生し紙幣処理装置が使用できなくなる重大な問題が発生する。
【0013】
この発明は、上述した事情に鑑み、紙葉類を一枚ずつ安定して積載収容することの出来る紙葉類の積載収容装置を提供することを目的する。
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、この発明では、所定の間隔を設けて配設され、紙葉類の端部を案内するガイド溝が形成された一対のガイドレールと、該一対のガイドレール間に出没するリフトテーブルと、前記紙葉類を収容するスタッカとを少なくとも具え、前記一対のガイドレールのガイド溝内に案内された紙葉類を前記リフトテーブルを介し前記一対のガイド溝から脱出させ、前記スタッカ内に積載収容するようにした紙葉類の積載収容装置において、前記一対のガイドレールと対向する位置の前記リフトテーブルの両側方に前記ガイドレールへ向けて摩擦手段を突設し、該リフトテーブルにより前記紙葉類を前記溝内から脱出させる際に、前記紙葉類を前記摩擦手段に摺接させて前記リフトテーブルから前記紙葉類が移動することを阻止するようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る紙葉類の積載収容装置の一実施例を詳述する。
【0015】
図1はこの発明に係る紙葉類の積載収容装置20を示す要部断面図で、図9と同一部分を同一符号で示す。
【0016】
この紙葉類の積載収容装置20では、リフトテーブル7の両側方であって、各ガイドレール3,4と対向する位置にそれぞれ同一構造をした一対の摩擦手段30、31が配設されている。
【0017】
この摩擦手段30,31は、図1のAA断面で示す図2のように、リフトテーブル7の両側方7cにそれぞれ一箇所づつ配設されている。
【0018】
この摩擦手段30,31は一方の摩擦手段31を例にとって説明すると、図2のBB拡大断面で示す図3のように、リフトテーブル7の下面7a突設された突起7bに嵌着する弾性体のゴムからなる舌片状の弾性部材33から構成されている。なお、この弾性部材33の先端33aは図2に示すように円弧形状に形成され、さらにその先端33aは、それぞれ対向するガイドレール4(3)へ向けリフトテーブル7の両側方7cから若干突出するように配設されている。
【0019】
また、この摩擦手段30,31が配設された位置のリフトテーブル上面7dには、一体に突起7eが突設され、紙葉類である投入紙幣10が一対のガイド溝3a,4a内に案内された際に、当該紙幣10と摩擦手段30,31の各弾性部材33とが接触して紙ジャムを起こさないようにしている。なお、図3で符号7fは弾性部材33の下面を支えるリブであり、符号7gは切り欠である。
【0020】
次に、上述した紙葉類の積載収容装置20の作用を説明し、併せて構成をより詳細に説明する。なお、一対の摩擦手段30,31の作用は全く同一なので、一方の摩擦手段31の作用を代表して説明し、他方の摩擦手段30の作用の説明を省略する。
【0021】
図3と同一部分を同一符号で示す図4に示すように、リフトテーブル7が矢印のように上動すると、それにより一対のガイドレール3,4のガイド溝3a.4a内に案内された投入紙幣10が上方へ押し上げられる。
【0022】
その際、投入紙幣10の両端部10a(10b)は湾曲して、その下面が摩擦手段31(30)を構成する舌片状の弾性部材33の先端33aに摺接し、同時に当該弾性部材33の先端33aを湾曲させてその接触面積を増大させる。
【0023】
このように摩擦手段31を構成する舌片状の弾性部材33の先端33aが湾曲して投入紙幣10の端部10aとの接触面積を増大させると、当該弾性部材33の先端33aと投入紙幣10の端部10aとの摩擦力が増大し、この結果、投入紙幣10とガイド溝4aの開口部上縁4cとの接触による摩擦力よりも弾性部材33と投入紙幣10の端部10bとの摩擦力の方が極めて大きくなる。
【0024】
このためリフトテーブル7に載置された投入紙幣10は、ガイド溝4aの開口部上縁4cとの接触による摩擦力により引っ張られて、その位置を動くことはなく安定して上動し、投入紙幣10の両端部10a,10bは図5で示すように一対のガイドレール3,4の各上面3b,4bに抜け出すこととなる。
【0025】
従って、図6に示すようにリフトテーブル7が図示せぬ周知の昇降手段を介して初期位置に復帰すると、投入紙幣10は、一対のガイドレール3,4の各上面3b,4bとスタッカープレート6の間に挟持され、スタッカ2内に収容されることとなる。
【0026】
従って、次に続く投入紙幣はスムーズに一対のガイドレール3,4のガイド溝3a.4a内に案内され、その前に投入された投入紙幣10と衝突して紙ジャムを起こすことはない。
【0027】
その後、後に続く投入紙幣はリフトテーブル7の前記と同様の作用によって、一対のガイドレール3,4の各上面3b,4bとスタッカープレート6の下面に位置決め収容された前記投入紙幣10との間に挟持され、スタッカ2内に安定して収容されることとなる。
【0028】
なお、上記実施例では、図2に示すように、摩擦手段30,31をリフトテーブル7の両端部にそれぞれ一箇所づつ配設するようにしたが、この発明は上記実施例に限定されることなく、図2と同一部分を同一符号で示す図7のように、摩擦手段30,31をリフトテーブル7の両側方7cにそれぞれ複数箇所配設するようにしても良い。
【0029】
また、上記実施例では、摩擦手段30,31をリフトテーブル7の両側方7cにそれぞれ一箇所、あるいは複数箇所設けるようにしたが、この発明は上記実施例に限定されることなく、図2と同一部分を同一符号で示す図8のように、摩擦手段31(30)を構成する舌片状の弾性部材33をリフトテーブル7の両側方7cに沿って長く設置するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係る紙葉類の積載収容装置を示す要部断面図。
【図2】図2は図1のAA断面図。
【図3】図3は図2のBB断面図。
【図4】図4はこの発明に係る紙葉類の積載収容装置の作用を示す要部破断面図。
【図5】図5はこの発明に係る紙葉類の積載収容装置の作用を示す要部破断面図。
【図6】図6はこの発明に係る積載収容装置の作用を示す要部破断面図。
【図7】図7はこの発明に係る積載収容装置の他の実施例を示す図1のAA断面図。
【図8】図8はこの発明に係る積載収容装置の他の実施例を示す図1のAA断面図。
【図9】図9は従来の紙葉類の積載収容装置を示す要部断面図。
【図10】図10は従来の積載収容装置の作用を示す要部断面図。
【図11】図11は従来の積載収容装置の作用を示す要部断面図。
【図12】図12は従来の積載収容装置の作用を示す要部断面図。
【符号の説明】
2…スタッカ
3,4…ガイドレール
3a,4a…ガイド溝
7…リフトテーブル
7c…側方
7e…突起
10…紙葉類
20…紙葉類の積載収容装置
30,31…摩擦手段
33…弾性部材
Claims (6)
- 所定の間隔を設けて配設され、紙葉類の端部を案内するガイド溝が形成された一対のガイドレールと、該一対のガイドレール間に出没するリフトテーブルと、前記紙葉類を収容するスタッカとを少なくとも具え、前記一対のガイドレールのガイド溝内に案内された紙葉類を前記リフトテーブルを介し前記一対のガイド溝から脱出させ、前記スタッカ内に積載収容するようにした紙葉類の積載収容装置において、
前記一対のガイドレールと対向する位置の前記リフトテーブルの両側方に前記ガイドレールへ向けて摩擦手段を突設し、該リフトテーブルにより前記紙葉類を前記溝内から脱出させる際に、前記紙葉類を前記摩擦手段に摺接させて前記リフトテーブルから前記紙葉類が移動することを阻止するようにしたことを特徴とする紙葉類の積載収容装置。 - 前記摩擦手段は弾性体のゴムからなる舌片状の弾性部材であることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類の積載収容装置。
- 前記摩擦手段は弾性体のゴムからなる舌片状の弾性部材と、該弾性部材に対応する位置の前記リフトテーブル上面に突設された突起であることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類の積載収容装置
- 前記摩擦手段は前記リフトテーブルの両側方にそれぞれ一箇所づつ配設されていることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類の積載収容装置。
- 前記摩擦手段は前記リフトテーブルの両側方に複数箇所配設されていることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類の積載収容装置。
- 前記摩擦手段は前記リフトテーブルの両側方に沿って配設されていることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類の積載収容装置。
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